JP2589281Y2 - コネクタ装置 - Google Patents

コネクタ装置

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JP2589281Y2
JP2589281Y2 JP1992037846U JP3784692U JP2589281Y2 JP 2589281 Y2 JP2589281 Y2 JP 2589281Y2 JP 1992037846 U JP1992037846 U JP 1992037846U JP 3784692 U JP3784692 U JP 3784692U JP 2589281 Y2 JP2589281 Y2 JP 2589281Y2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コネクタ装置に関
し、例えばコンセント・プラグとに利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタ装置としては、
互いに連結可能な雌型コネクタと雄型コネクタとから構
成されたものが知られていた(例えば実公昭62-17996号
公報、実公昭62-33254号公報等)。そして、従来のコネ
クタ装置の雌型コネクタには、その雌型コネクタハウジ
ングの上面に1個の係止窓が形成されていた。対する雄
型コネクタには、その雄型コネクタハウジングの上面
に、前記係止窓にはまりこむ、片持梁状の1個の弾性係
止片が形成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のコネクタ装置では、雌型・雄型の両コネクタハウジン
グの連結状態の解除が面倒であるという第1の問題点が
あった。すなわち、従来のコネクタ装置では、その雄型
コネクタの弾性係止片を、雌型コネクタの係止窓中に押
し込みながら、両コネクタハウジングを互いに引き離さ
なければならなかった。
【0004】しかし、コンセント・プラグでは、プラグ
のブレードをコンセントの差込口から引き抜くのに、比
較的大きな力が必要となる。このため、従来のコネクタ
装置では、雄型コネクタの弾性係止片を、雌型コネクタ
の係止窓中に押し込んた状態で、両コネクタハウジング
を互いに引き離すのが、非常に困難であった。又、プラ
グのブレードが、雄型コネクタから突出していると、ブ
レードを損傷し易いという第2の問題点があった。
【0005】そこで、請求項1記載のコネクタ装置は、
上記した従来の技術の有する第1,2の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、両雌型
・雄型コネクタの連結状態の解除が容易であり、しかも
プラグ等のブレードを損傷し難くしたコネクタ装置を提
供しようとするものである。これに加え、請求項2記載
のコネクタ装置は、上記した従来の技術の有する第2の
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、プラグ等のブレードを損傷し難くしたコネクタ
装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載のコネク
タ装置は、雌型コネクタ(20)に、一端部が少なくとも開
放された中空筒形の雌型コネクタハウジング(40)と、こ
の雌型コネクタハウジング内に配置され、該雌型コネク
タハウジングの開放面に臨んだ少なくとも左右一対の差
込口(50,50)と、両差込口の内部にそれぞれ配置され、
雌型コネクタハウジング内において通電コード(60)にそ
れぞれ接続される少なくとも左右一対の雌型圧接端子(7
0,70)と、両雌型圧接端子の左右両外側にそれぞれ位置
し、前記雌型コネクタハウジングの左右の両側壁から該
左右両側壁にそれぞれ隣接した上下の両壁に向かってそ
れぞれ切り込まれた相対向する左右一対のスロット(80,
80)とを備え、前記雄型コネクタ(30)には、上記雌型コ
ネクタハウジングの開口縁部に当接する鍔部を有する中
空箱形の雄型コネクタハウジング(90)と、この雄型コネ
クタハウジングの鍔部の当接面から前記雌型コネクタハ
ウジングの両差込口に向かってそれぞれ突出し、該両差
込口を通して雌型コネクタハウジング内にそれぞれ差し
込まれ、該雌型コネクタハウジング内に配置された各雌
型圧接端子にそれぞれ接触するとともに、雄型コネクタ
ハウジング内において電源コード(100)にそれぞれ接続
される少なくとも左右一対の雄型圧入端子(110,110)
と、両雄型圧入端子の左右両外側にそれぞれ位置し、前
記鍔部の当接面から雌型コネクタハウジングの両スロッ
トに向かってそれぞれ突出し、前記雌型コネクタハウジ
ングの開口内縁に押されて互いに接近する方向にたわみ
込むとともに、雌型コネクタハウジング内において復元
して各スロットにそれぞれ係止される左右一対の可撓ア
ーム(120,120)とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載のコネクタ装置は、雄型コネ
クタ(30)の雄型コネクタハウジング(90)の両可撓アーム
(120,120)の両先端部を、両雄型圧入端子(110,110)の両
先端部よりそれぞれ長く突出させたことを特徴とする。
【0008】
【作 用】したがって、請求項1記載のコネクタ装置に
よれば、雄型コネクタハウジング(90)の左右両外側に位
置する両可撓アーム(120,120)により、それらの内側に
位置する両雄型圧入端子(110,110)をそれぞれ保護する
ことができる。一方、雌型・雄型の両コネクタ(20,30)
を相互に連結するには、雄型コネクタ(30)の両雄型圧入
端子を、雌型コネクタ(20)の各差込口(50,50)に合わせ
て差し込めばよい。
【0009】すなわち、両雄型圧入端子を各差込口に合
わせて差し込むと、両雄型圧入端子が各差込口を通し
て、雌型コネクタハウジング(40)内の各雌型圧接端子(7
0,70)にそれぞれ接触し、回路が接続される。同時に、
雄型コネクタハウジングの両可撓アームが、雌型コネク
タハウジングの開放面から内部に挿入される。その際
に、両可撓アームが、雌型コネクタハウジングの開口内
縁に押されて互いに接近する方向にたわみ込む。
【0010】さらに、両可撓アームが押し込まれると、
両可撓アームが、雌型コネクタハウジング内において復
元することで、各スロット(80,80)にそれぞれ係止さ
れ、雌型コネクタハウジング内から抜けなくなる。一
方、雌型・雄型の両コネクタの連結状態を解除するに
は、雌型コネクタハウジングの両スロットを通して、雄
型コネクタハウジングの両可撓アームを押し込めばよ
い。
【0011】両可撓アームが押し込まれると、両可撓ア
ームが各スロットから係脱する。このため、両可撓アー
ムの弾性復元力により、両可撓アームが互いに離隔する
方向に拡開しながら、雌型コネクタハウジング内から勢
いよく抜け出ることで、両コネクタの連結状態が解除さ
れる。その際に、雄型コネクタの両雄型圧入端子が、雌
型コネクタの各雌型圧接端子から離隔して両差込口から
抜け、回路が遮断される。
【0012】請求項2記載のコネクタ装置によれば、雄
型コネクタハウジング(90)の両可撓アーム(120,120)の
両先端部が、両雄型圧入端子(110,110)の両先端部より
それぞれ長く延び出しているので、両雄型圧入端子の各
先端部より、両可撓アームの各先端部が先に障害物(図
示せず)等に接触することで、両雄型圧入端子を保護す
ることができる。
【0013】
【実施例】図1〜14は、本考案の一実施例を示すもの
で、図1は、分離状態を示すコネクタ装置の要部平面図
である。図2〜8は、雌型コネクタを示すものであり、
図2はその分解平面図、図3は分解正面図、図4は分解
左側面図、図5は分解右側面図、図6は図2のA−A及
びB−B線に沿った断面図、図7は図2のC−C及びD
−D線に沿った断面図、図8は図2のE−E及びF−F
線に沿った断面図をそれぞれ示す。
【0014】図9〜13図は、雄型コネクタを示すもの
であり、図9はその分解平面図、図10は分解正面図、
図11は図9のA−A及びB−B線に沿った断面図、図
12は図9のC−C及びD−D線に沿った断面図、図1
3は図9のE−E及びF−F線に沿った断面図をそれぞ
れ示す。図14は連結状態を示すコネクタ装置の要部平
面図である。
【0015】図1,14中、10は、コネクタ装置を示す
ものであり、このコネクタ装置10は、図1に示すよう
に、大別すると、互いに連結可能な雌型コネクタ20と雄
型コネクタ30とから構成される。そして、雌型コネクタ
20は、例えばコンセントとして、又、雄型コネクタ30
は、例えばプラグとして使用される。上記雌型コネクタ
20は、大別すると、図1〜8に示すように、一端部が少
なくとも開放された中空筒形の雌型コネクタハウジング
40と、この雌型コネクタハウジング40内に配置され、該
雌型コネクタハウジング40の開放面に臨んだ少なくとも
左右一対の差込口50,50と、両差込口50の内部にそれぞ
れ配置され、雌型コネクタハウジング40内において通電
コード60にそれぞれ接続される少なくとも左右一対の雌
型圧接端子70,70と、両雌型圧接端子70の左右両外側に
それぞれ位置し、前記雌型コネクタハウジング40の左右
の両側壁41,41から該左右両側壁41にそれぞれ隣接した
上下の両壁42,42に向かってそれぞれ切り込まれた相対
向する左右一対のスロット80,80とを備える。
【0016】これに対し、前記雄型コネクタ30は、大別
すると、図9〜13に示すように、雌型コネクタハウジ
ング40の開口縁部に当接する鍔部91を有する中空箱形の
雄型コネクタハウジング90と、この雄型コネクタハウジ
ング90の鍔部91の当接面から前記雌型コネクタハウジン
グ40の両差込口50に向かってそれぞれ突出し、該両差込
口50を通して雌型コネクタハウジング40内にそれぞれ差
し込まれ、該雌型コネクタハウジング40内に配置された
各雌型圧接端子70にそれぞれ接触するとともに、雄型コ
ネクタハウジング90内において電源コード100にそれぞ
れ接続される少なくとも左右一対の雄型圧入端子110,11
0と、両雄型圧入端子110の左右両外側にそれぞれ位置
し、前記鍔部91の当接面から雌型コネクタハウジング40
の両スロット80に向かってそれぞれ突出し、前記雌型コ
ネクタハウジング40の開口内縁に押されて互いに接近す
る方向にたわみ込むとともに、雌型コネクタハウジング
40内において復元して各スロット80にそれぞれ係止され
る左右一対の可撓アーム120とを備える。
【0017】一方、前記雌型コネクタハウジング40は、
図1〜8に示すように、上下方向に押し潰れた偏平な略
角筒形を成している。より具体的には、雌型コネクタハ
ウジング40は、左右の両側壁41と、上下壁42と、開口後
面を塞ぐ後壁43とから構成されている。又、雌型コネク
タハウジング40は、図2〜8に示すように、表裏方向か
ら上下に重なり合う、図2において向かって左側に位置
する下側ケース130と、同じく右側に位置する上側ケー
ス140とから構成されている。そして、下側ケース130と
上側ケース140とは、適度な剛性を有する、例えばPO
M等の熱可塑性樹脂により個々に一体成形されている。
【0018】上記下側ケース130の合わせ面には、図2
〜8に示すように、複数の位置決め用のピン状の凸部13
1・・・が形成されている。又、他方の上側ケース140の合
わせ面には、該凸部131がはまり込む、同数の盲孔状の
凹部141・・・が形成されている。そして、下側ケース130
と上側ケース140とは、両者の凸部131と凹部141と互い
にはめ込み、両合わせ面を上下に重ね合わせた状態で、
ねじ(図示せず)等を使用して固定される。
【0019】上記下側ケース130と上側ケース140とを突
き合わせた状態の雌型コネクタハウジング40内には、図
1〜8に示すように、両雌型圧接端子70がそれぞれ収容
される中空室150と、その中空室150の左右両側にそれぞ
れ位置し、雄型コネクタハウジング90の各可撓アーム12
0がそれぞれ挿入できる角筒形の左右一対の挿入孔160,
160とが形成されている。
【0020】上記中空室150は、図1〜8に示すよう
に、開放面に面した前面が前壁151で塞がれ、この前壁1
51に左右一対の差込口50が形成されている。そして、両
差込口50の各左右両側縁には、外向きにハの字形に開い
たテーパー面51がそれぞれ形成され、雄型コネクタ30の
雄型圧入端子110を差し込み易くしている。又、雌型コ
ネクタハウジング40の後壁43には、図1〜8に示すよう
に、通電コード60が通るとともに、中空室150に連通し
たコード穴152が形成されている。
【0021】さらに、中空室150の内部は、図1〜8に
示すように、その長さの途中より絶縁壁153により左右
両側に仕切られている。より具体的には、絶縁壁153に
より仕切られた左右両室154,154は、前壁151側で分岐
し、各差込口50に個別に臨むとともに、コード穴152側
では、絶縁壁153が途中で途切れ、左右両室154が一本に
収束されている。そして、分岐した左右両室154内に
は、各差込口50にそれぞれ臨むように、左右一対の雌型
圧接端子70がそれぞれ配置されている。
【0022】前記通電コード60は、図1に示すように、
上記コード穴152を通して雌型コネクタハウジング40の
中空室150内に導入され、さらに先端部を2本に分岐さ
せ、中空室150内の左右の各室152内に配置された両雌型
圧接端子70にそれぞれ接続されている。前記各スロット
80は、図2〜8に示すように、左右の両側壁41から上下
壁42に向かって、略台形形にそれぞれ切り欠かれ、前記
各挿入孔160にそれぞれ連通している。そして、各スロ
ット80の各前縁部には、雄型コネクタハウジング90の各
可撓アーム120にそれぞれ係合する、斜め後ろ向きに傾
斜した係止縁部81がそれぞれ形成されている。
【0023】一方、前記雄型コネクタハウジング90は、
図9〜13に示すように、雌型コネクタハウジング40と
同様に、表裏方向から上下に重なり合う、図2において
向かって右側に位置する下側ケース170と、同じく左側
に位置する上側ケース180とから構成されている。そし
て、下側ケース170と上側ケース180とは、適度な剛性を
有する、例えばPOM等の熱可塑性樹脂により個々に一
体成形されている。
【0024】上記下側ケース170の合わせ面には、図
1,9〜13に示すように、複数の位置決め用のピン状
の凸部171・・・が形成されている。又、他方の上側ケース
180の合わせ面には、該凸部171がはまり込む、同数の盲
孔状の凹部181・・・が形成されている。そして、下側ケー
ス170と上側ケース180とは、両者の凸部171と凹部181と
互いにはめ込み、両合わせ面を重ね合わせた状態で、ね
じ(図示せず)等を使用して固定される。
【0025】上記下側ケース170と上側ケース180とを突
き合わせた状態の雄型コネクタハウジング90内には、図
1,9〜13に示すように、両雄型圧入端子110がそれ
ぞれ収容される中空室92が形成されている。より具体的
には、中空室92は、図1,9〜13に示すように、その
前後面が前壁93と後壁94とで塞がれている。前壁93に
は、両雄型圧入端子110がそれぞれ通る左右一対の貫通
孔95,95が形成されている。又、後壁94には、電源コー
ド100が通るとともに、中空室92に連通したコード穴96
が形成されている。
【0026】さらに、中空室92の内部は、図1,9〜1
3に示すように、その長さの途中より絶縁壁97により左
右両側に仕切られている。より具体的には、絶縁壁97に
より仕切られた左右両室98,98は、前壁93側で分岐し、
各貫通孔95に個別に臨むとともに、コード穴152側で
は、絶縁壁97が途中で途切れ、左右両室98が一本に収束
されている。そして、分岐した左右両室98内には、各雄
型圧入端子110がそれぞれ配置され、各雄型圧入端子110
の先端部は、各貫通孔95を通して両可撓アーム120の間
隔内に、両可撓アーム120とほぼ平行に突出している。
【0027】前記通電コード60は、図1に示すように、
上記コード穴152を通して雌型コネクタハウジング40の
中空室92内に導入され、さらに先端部を2本に分岐さ
せ、中空室92内の左右の各室152内に配置された左右の
雌型圧接端子70にそれぞれ接続されている。前記両可撓
アーム120は、図9〜13に示すように、雄型コネクタ
ハウジング90の鍔部91の前面から挿入方向前方に向かっ
てほぼ平行に突出している。又、両可撓アーム120は、
各雌型圧接端子70を保護させるために、両雄型圧入端子
110より長く突出させている。
【0028】そして、各可撓アーム120には、図9〜1
3に示すように、互いに背向した先端部外面からそれぞ
れ外向きに張り出すとともに、雌型コネクタハウジング
40の各スロット80にそれぞれはまり込む張出部121,121
が形成されている。尚、両張出部121の互いに背向した
左右の外側面間の距離は、雌型コネクタハウジング40の
左右の両側壁41の対向した内側面間の間隔より大きく設
定されている。又、両張出部121を除く両可撓アーム120
の互いに背向した左右の外側面間の距離は、雌型コネク
タハウジング40の左右の両側壁41の対向した内側面間の
間隔にほぼ等しく設定されている。
【0029】上記両張出部121の挿入方向後端部には、
図9に示すように、各スロット80の係止縁部81にそれぞ
れ引っ掛かる、レの字形に凹んだ係合段部122,122がそ
れぞれ形成されている。つぎに、上記した各構成を有す
る組立状態の雌型コネクタ20と雄型コネクタ30との連結
方法について以下に説明する。
【0030】まず、図1に示すように、分離状態の雌型
コネクタ20と雄型コネクタ30とを相互に連結するには、
雄型コネクタ30の両可撓アーム120を、雌型コネクタ20
の両挿入孔160の各開放面にそれぞれ合わせて挿入すれ
ばよい。両可撓アーム120を挿入すると、両可撓アーム1
20の各張出部121が、両挿入孔160の各開口内縁に押され
て、互いに接近する方向にたわみ込むことで、各張出部
121が各挿入孔160内にはまり込む。
【0031】その後、両可撓アーム120がさらに押し込
まれると、両可撓アーム120の各張出部121が各挿入孔16
0の内奥の各スロット80の位置まで進む。両可撓アーム1
20の各張出部121が、各スロット80の位置まで進むと、
両可撓アーム120が、図14に示すように、樹脂の弾性
力により復元し、両張出部121が各スロット80内にパチ
ンとそれぞれはまり込む。
【0032】その際に、両張出部121の各係合段部122
が、各スロット80の係止縁部81にそれぞれかみ合うこと
で、図14に示すように、両可撓アーム120が雌型コネ
クタ20の両挿入孔160内から抜けなくなり、雌型コネク
タハウジング40と雄型コネクタハウジング90とが相互に
連結される。又、その際に、雄型コネクタ30の両雄型圧
入端子110が、雌型コネクタ20の各差込口50を通して、
内部の各雌型圧接端子70に圧入される。このため、雌型
コネクタ20の通電コード60と、雄型コネクタ30の電源コ
ード100とが相互に導通される。
【0033】尚、雌型コネクタハウジング40と雄型コネ
クタハウジング90とが相互に連結されていることから、
雄型コネクタ30の両雄型圧入端子110が、雌型コネクタ2
0の各差込口50から不用意に抜けることがない。つぎ
に、雌型コネクタ20と雄型コネクタ30との連結状態を解
除するには、雌型コネクタ20の各スロット80を通して、
雄型コネクタ30の両可撓アーム120の各張出部121を、各
可撓アーム120の樹脂の弾性力に抗して押し込めばよ
い。
【0034】両張出部121が押し込まれると、各張出部1
21の各係合段部122が、各スロット80の係止縁部81から
それぞれ係脱する。このため、両可撓アーム120が、樹
脂の弾性復元力により、互いに離隔する方向に拡開しな
がら、雌型コネクタハウジング40の各挿入孔160内から
勢い良く抜け出て、雌型コネクタハウジング40と雄型コ
ネクタハウジング90とが相互に分離する。
【0035】又、その際に、雄型コネクタ30の両雄型圧
入端子110が、雌型コネクタ20の各差込口50から抜け
る。このため、雌型コネクタ20の通電コード60と、雄型
コネクタ30の電源コード100との導通状態が遮断され
る。尚、図面に示した実施例では、本コネクタ装置10を
単相のコンセント・プラグとして使用したが、これに限
らずに、三相、アース極付き三芯コンセント・プラグに
使用してもよいし、或いは一般の回路を接続するコネク
タ装置として利用してもよい。
【0036】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載のコネクタ装置によれば、雌型・雄型の両コネクタ
の連結状態の解除が容易で、しかも雄型コネクタの両雄
型圧入端子が損傷し難いコネクタを提供することができ
る。
【0037】これに加えて、請求項2記載のコネクタに
よれば、雄型コネクタの両雄型圧入端子の各先端部を、
雄型コネクタハウジングの両可撓アームにより保護する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分離状態を示すコネクタ装置の要部平面図であ
る。
【図2】雌型コネクタの分解平面図である。
【図3】雌型コネクタの分解正面図である。
【図4】雌型コネクタの分解左側面図である。
【図5】雌型コネクタの分解右側面図である。
【図6】雌型コネクタの図2のA−A及びB−B線に沿
った断面図である。
【図7】雌型コネクタの図2のC−C及びD−D線に沿
った断面図である。
【図8】雌型コネクタの図2のE−E及びF−F線に沿
った断面図である。
【図9】雄型コネクタの分解平面図である。
【図10】雄型コネクタの分解正面図である。
【図11】雄型コネクタの図9のA−A及びB−B線に
沿った断面図である。
【図12】雄型コネクタの図9のC−C及びD−D線に
沿った断面図である。
【図13】雄型コネクタの図9のE−E及びF−F線に
沿った断面図である。
【図14】連結状態を示すコネクタ装置の要部平面図で
ある。
【符号の説明】
10 コネクタ装置 20 雌型コネクタ 30 雄型コネクタ 40 雌型コネクタハウ
ジング 41 左右両側壁 42 上下壁 50 差込口 60 通電コード 70 雌型圧接端子 80 スロット 90 雄型コネクタハウジング 91 鍔部 100 電源コード 110 雄型圧入端子 120 可撓アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−343131(JP,A) 実開 昭58−98787(JP,U) 実開 昭63−191583(JP,U) 実開 昭64−49906(JP,U) 実開 昭62−64973(JP,U) 実開 昭61−126580(JP,U) 実開 昭59−41982(JP,U) 実公 昭62−17996(JP,Y2) 実公 昭62−33254(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/639 Z

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連結可能な雌型コネクタと雄型コ
    ネクタとから構成されたコネクタ装置において、 上記雌型コネクタには、一端部が少なくとも開放された
    中空筒形の雌型コネクタハウジングと、この雌型コネク
    タハウジング内に配置され、該雌型コネクタハウジング
    の開放面に臨んだ少なくとも左右一対の差込口と、両差
    込口の内部にそれぞれ配置され、雌型コネクタハウジン
    グ内において通電コードにそれぞれ接続される少なくと
    も左右一対の雌型圧接端子と、両雌型圧接端子の左右両
    外側にそれぞれ位置し、前記雌型コネクタハウジングの
    左右の両側壁から該左右両側壁にそれぞれ隣接した上下
    の両壁に向かってそれぞれ切り込まれた相対向する左右
    一対のスロットとを備え、 前記雄型コネクタには、上記雌型コネクタハウジングの
    開口縁部に当接する鍔部を有する中空箱形の雄型コネク
    タハウジングと、この雄型コネクタハウジングの鍔部の
    当接面から前記雌型コネクタハウジングの両差込口に向
    かってそれぞれ突出し、該両差込口を通して雌型コネク
    タハウジング内にそれぞれ差し込まれ、該雌型コネクタ
    ハウジング内に配置された各雌型圧接端子にそれぞれ接
    触するとともに、雄型コネクタハウジング内において電
    源コードにそれぞれ接続される少なくとも左右一対の雄
    型圧入端子と、両雄型圧入端子の左右両外側にそれぞれ
    位置し、前記鍔部の当接面から雌型コネクタハウジング
    の両スロットに向かってそれぞれ突出し、前記雌型コネ
    クタハウジングの開口内縁に押されて互いに接近する方
    向にたわみ込むとともに、雌型コネクタハウジング内に
    おいて復元して各スロットにそれぞれ係止される左右一
    対の可撓アームとを備えたことを特徴とするコネクタ装
    置。
  2. 【請求項2】 雄型コネクタは、その雄型コネクタハウ
    ジングの両可撓アームの両先端部を、両雄型圧入端子の
    両先端部よりそれぞれ長く突出させたことを特徴とする
    コネクタ装置。
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