JP2589001B2 - シーケンス制御と対応するsfcフローチャートのステップの表示方法 - Google Patents

シーケンス制御と対応するsfcフローチャートのステップの表示方法

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JP2589001B2
JP2589001B2 JP3082952A JP8295291A JP2589001B2 JP 2589001 B2 JP2589001 B2 JP 2589001B2 JP 3082952 A JP3082952 A JP 3082952A JP 8295291 A JP8295291 A JP 8295291A JP 2589001 B2 JP2589001 B2 JP 2589001B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシーケンス制御と対応す
るSFCフローチャートのステップ表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プログラム可能なシーケンス制御装置を
用いて行なわれる複数の作動工程のシーケンス制御は、
作動工程の変更も容易である、その他、多くの利点があ
るために、各種の技術分野の生産工場において広く実施
されるようになったことは周知のとおりである。ところ
で、プログラム可能なシーケンス制御装置を用いて行な
われる複数の作動工程のシーケンス制御方式として知ら
れているリレーラダー処理方式では修理や改造が困難な
ために、近年になってフランスで開発されたグラフセッ
ト処理方式のプログラム可能なシーケンス制御装置を始
めとして、グラフィック表現形式の言語を用いた各種の
プログラム可能なシーケンス制御装置が提案されるよう
になった。
【0003】前記したグラフィック表現形式の言語の一
つのSFC(Sequentiai FunctionChart)は、ステッ
プ、トランジション、リンクの3つの記述要素によって
表現され、各ステップはそれぞれ対応する動作回路をも
ち、また各トランジションはそれぞれ対応する遷移条件
回路をもつ。前記のステップはアクティブな論理状態と
インアクティブな論理状態とをもち、アクティブ状態
(条件成立状態)のときだけに1対1に対応するアクショ
ンの内容が実行される。また、トランジションは、ある
アクティブな論理状態のステップからリンクを介して隣
接するインアクティブな論理状態のステップへの実行処
理遷移条件を規定するもので、1対1に対応する遷移条
件は上に接続されるステップがアクティブ状態のときの
みに実行され、遷移条件の処理結果は論理値「0」また
は論理条件「1」(遷移条件成立)で示される。そして、
SFCはシーケンスの実行順序や処理内容を視覚的に表
現でき、制御状況のモニタも容易である等の利点を有す
る。
【0004】プログラム可能なシーケンス制御装置を用
いて行なわれる複数の作動工程のシーケンス制御の従来
例として、図2及び図4等を参照して物品の自動搬送シ
ステムについて説明する。図2において35は搬送の対
象にされている物品である。操作盤24に設けられてい
る起動釦7が押されることによってプログラム可能なシ
ーケンス制御装置は所定の制御動作を開始し、電力が供
給されて回転を開始したモータ14の回転軸25に固着
されている駆動プーリ26と従動プーリ28との間に巻
回されているコンベアのベルト27の図中の矢印Xの方
向への移動によって、物品35がベルト27によって所
定の位置まで搬送されると、リミットスイッチ10が動
作し、前記したリミットスイッチ10からの情報によっ
てプログラム可能なシーケンス制御装置ではモータ14
を停止させるように制御し、モータ14の停止によって
物品35は前記した所定の位置に停止状態になされる。
次いで、プッシャー29が動作して作動杆30をベルト
27上の物品35の方に前進して、前記の作動杆30の
先端に固着されている作動体31によってベルト27上
の物品をベルト27からベルト27の側方に放出する。
前記したプッシャー29の動作によって前進する作動体
31が前進限界の位置に達した時点で動作するリミット
スイッチ11からの情報によってプログラム可能なシー
ケンス制御装置はプッシャー29の作動杆30を後退さ
せて1サイクルを終了する。
【0005】プログラム可能なシーケンス制御装置を用
いて行なわれた前記した物品の自動搬送システムの1サ
イクルの動作において、プログラム可能なシーケンス制
御装置におけるデイスプレイ4(図4参照)の表示面に
は、シーケンス制御と対応するSFCフローチャートの
ステップに対応する表示部に表示が行なわれる。すなわ
ち、プログラム可能なシーケンス制御装置を含むシステ
ムの電源スイッチがオンになされた場合には、デイスプ
レイ4の表示面における表示部S1dがシステムの電源ス
イッチのオン状態によりステップS1の実行と対応して
明るい表示状態になされる。次にトランジションT1 の
ステップ遷移条件回路で起動釦7が操作されたことによ
る情報がプログラム可能なシーケンス制御装置に与えら
れることにより、ステップがステップS1からステップ
S2に移行して、プログラム可能なシーケンス制御装置
におけるデイスプレイ4(図4参照)の表示面におけるシ
ーケンス制御と対応するSFCフローチャートのステッ
プに対応する表示部S1dの表示が暗い表示の状態に戻る
と同時に、表示部S2dが暗い状態から明るい状態に変化
する。
【0006】ステップがステップS2に進んで前記した
プログラム可能なシーケンス制御装置におけるデイスプ
レイ4(図4参照)の表示面におけるシーケンス制御と対
応するSFCフローチャートのステップに対応する表示
部S2dの表示が明るい状態に変化したときに、ステップ
S2の動作回路が実行されるが、非常停止釦9と過負荷
保護手段(サーマルスイッチ)12とのインターロックが
オフの状態のときにはコンベアが起動されてベルト27
の移動が開始され、ベルト27によって物品35が搬送
されて、トランジション T2のステップ遷移条件回路に
おける所定の位置に設定されているリミットスイッチ1
0がオンの状態になされると、その情報がプログラム可
能なシーケンス制御装置に与えられることにより、ステ
ップがステップS2からステップS3に移行して、プログ
ラム可能なシーケンス制御装置におけるデイスプレイ4
(図4参照)の表示面におけるシーケンス制御と対応する
SFCフローチャートのステップに対応する表示部S2d
の表示が暗い表示の状態に戻ると同時に、表示部S3dが
暗い状態から明るい状態に変化して、コンベアのベルト
27は移動が停止する。
【0007】前記のようにステップがステップS3に進
んで前記したプログラム可能なシーケンス制御装置にお
けるデイスプレイ4(図4参照)の表示面におけるシーケ
ンス制御と対応するSFCフローチャートのステップに
対応する表示部S3dの表示が明るい状態に変化したとき
に、ステップS3の動作回路が実行されてタイマがセッ
トされ、そのタイマに設定されていた時間が経過した時
点にトランジションT3のステップ遷移条件回路におけ
るタイマの接点(ステップS3の動作回路に設けられてい
るタイマの接点)がオンの状態になされて、ステップが
ステップS3からステップS4に移行して、プログラム可
能なシーケンス制御装置におけるデイスプレイ4(図4
参照)の表示面におけるシーケンス制御と対応するSF
Cフローチャートのステップに対応する表示部S3dの表
示が暗い表示の状態に戻ると同時に表示部S4dが暗い状
態から明るい状態に変化してタイマ値がリセットされ
る。
【0008】ステップがステップS4に進んで前記した
プログラム可能なシーケンス制御装置におけるデイスプ
レイ4(図4参照)の表示面におけるシーケンス制御と対
応するSFCフローチャートのステップに対応する表示
部S4dの表示が明るい状態に変化したときに、ステップ
S4の動作回路が実行されるが、非常停止釦9と過負荷
保護手段(サーマルスイッチ)12とのインターロックが
オフの状態のときにはプッシャー29の作動杆30によ
って作動体31が前進して、ベルト27上の物品35を
ベルト27から払い出す。そして前記したプッシャー2
9の作動体31がトランジションT4のステップ遷移条
件回路における前進限のリミットスイッチ11をオンの
状態にさせるとステップがステップS4からステップS5
に移行して、プログラム可能なシーケンス制御装置にお
けるデイスプレイ4(図4参照)の表示面におけるシーケ
ンス制御と対応するSFCフローチャートのステップに
対応する表示部S4dの表示が暗い表示の状態に戻ると同
時に、表示部S5dが暗い状態から明るい状態に変化す
る。
【0009】前記のようにステップがステップS5に進
んで前記したプログラム可能なシーケンス制御装置にお
けるデイスプレイ4(図4参照)の表示面におけるシーケ
ンス制御と対応するSFCフローチャートのステップに
対応する表示部S5dの表示が明るい状態に変化したとき
に、ステップS5の動作回路が実行されてプッシャー2
9の作動杆30と作動体31とが後退して1サイクルが
終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来技術においてプログラム可能なシーケンス制御装置に
おけるデイスプレイ4(図4参照)の表示面におけるシー
ケンス制御と対応するSFCフローチャートのステップ
と対応する各表示部S1d〜S5dにおける明るい表示状態
と暗い状態とによる表示の態様が、プログラム可能なシ
ーケンス制御装置を用いて行なわれた前記した物品の自
動搬送システムにおける1サイクルの動作を構成してい
る複数の作動工程がSFCプログラムの手順どおりに進
行しているか否かの確認表示として用いられるために
は、例えば、前記したシーケンス制御と対応するSFC
フローチャートのステップS2(コンベアの起動)からス
テップS3(コンベアのベルト27の停止)に移行する条
件として、トランジションT2のステップ遷移条件回路
における所定の位置に設定されているリミットスイッチ
10がオンの状態になされることが必要である。換言す
れば、前記したシーケンス制御と対応するSFCフロー
チャートのステップS2(コンベアの起動)からステップ
S3(コンベアのベルト27の停止)に移行しない状態
は、トランジションT2のステップ遷移条件回路に設け
られているリミットスイッチ10がオンの状態になされ
ていないことが原因とされ、この場合にはトランジショ
ンT2のステップ遷移条件回路だけに故障があるという
ことになる。
【0011】しかし、前記のようにシーケンス制御と対
応するSFCフローチャートのステップS2(コンベアの
起動)からステップS3(コンベアのベルト27の停止)に
移行しない状態は、トランジションT2のステップ遷移
条件回路に設けられているリミットスイッチ10がオン
の状態になされないという前記したような原因の他に、
例えばシーケンス制御と対応するSFCフローチャート
のステップS2(コンベアの起動)における動作回路のイ
ンターロック条件である非常停止釦9のオン動作、また
は過負荷防止手段(サーマルスイッチ)12のオン動作が
行なわれている場合、あるいは例えばシーケンス制御と
対応するSFCフローチャートのステップS2(コンベア
の起動)が正常に実行中に、インターロック条件の内の
非常停止釦9がオフの状態からオンの状態に変化した場
合にも起こり得る。
【0012】ところが、既述した従来技術におけるシー
ケンス制御と対応するSFCフローチャートのステップ
の表示方法においては、デイスプレイ4の表示面におけ
る表示部S1d〜S5dの表示態様は、ステップの実行と対
応してそのステップに対応する表示部が明るい表示状態
になされ、また、ステップの不実行及びステップの終了
の際に、そのステップに対応する表示部が暗い表示状態
になされるというものであって、それぞれのステップに
おける動作回路のインターロック条件の変化を表示でき
るものではなかったので、故障の発見に誤りが生じた
り、故障の原因を発見するまでに多大の時間を費やすこ
とが生じた。
【0013】例えば、シーケンス制御と対応するSFC
フローチャートのステップS2(コンベアの起動)におい
て、このステップS2の動作回路におけるインターロッ
ク条件である非常停止釦9と過負荷防止手段(サーマル
スイッチ)12とが、ともにオフの状態であって、この
ステップS2が正常に実行していてステップS2と対応す
る表示部S2dが明るい表示状態になされている状態のと
きに、作業者が誤って非常停止釦9を押した場合を考え
ると、この場合にはステップS2の動作回路におけるイ
ンターロック条件である非常停止釦9がオンの状態にな
るために、ステップS2 の動作回路におけるインターロ
ック条件が不成立になってコンベアのベルト27は停止
してしまう。
【0014】前記の状態が生じたときに現場から離隔し
た場所に設けられているデイスプレイ4の表示面上の表
示を監視している者が、このときに明るい表示状態にな
されている表示部S2dの表示の状態が時間の経過によっ
ても次の表示部S3dに移行しないことから故障の発生に
気付いて故障の原因を探索する場合には、まずシーケン
ス制御と対応するSFCフローチャートのステップS2
(コンベアの起動)からステップS3(コンベアのベルト2
7の停止)に移行する条件のトランジションT2のステッ
プ遷移条件回路の調査を行なうことになる。しかし、調
査の結果としてトランジションT2のステップ遷移条件
回路に故障を発見できなかった場合には次にステップS
2の動作回路の調査を行なうことになるが、このように
従来技術におけるシーケンス制御と対応するSFCフロ
ーチャートのステップの表示方法においては、それぞれ
のステップにおける動作回路のインターロック条件の変
化を表示できなかったので、故障の発見に誤りが生じた
り、故障の原因を発見するまでに多大の時間を費やすこ
とが生じたのであり、それの改善が求められた。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はプログラム可能
なシーケンス制御装置を用いて行なわれる複数の作動工
程のシーケンス制御と対応するSFCフローチャートの
ステップ表示方法であって、順次の各作動工程が正常に
実行されている場合には順次の各作動工程と対応するス
テップの表示部が順次に第1の明るさの連続的な表示状
態を示し、また、実行すべき作動工程が実行されない場
合または実行すべき作動工程が正常に作動中にその作動
工程内で作動のためのインターロック条件が変化した場
合にはその作動工程と対応するステップの表示部が第1
の明るさと前記した第1の明るさとは異なる第2の明る
さとに時間軸上で繰返し変化するような表示状態を示
し、さらに、順次の各各作動工程が実行を終了した場合
または実行すべき作動工程でない場合には、その作動工
程と対応するステップの表示部が第2の明るさの連続的
な表示状態を示すように各作動工程と対応して設けられ
ているステップの表示部の表示態様を変化させるように
したシーケンス制御と対応するSFCフローチャートの
ステップ表示方法を提供する。
【0016】
【作用】プログラム可能なシーケンス制御装置を用いて
複数の作動工程のシーケンス制御と対応するSFCフロ
ーチャートのステップの表示が、順次の各作動工程が正
常に実行されている場合には順次の各作動工程と対応す
るステップの表示部が順次に第1の明るさの連続的な表
示状態によって表示され、また、実行すべき作動工程が
実行されない場合または実行すべき作動工程が正常に作
動中にその作動工程内で作動のためのインターロック条
件が変化した場合にはその作動工程と対応するステップ
の表示部が第1の明るさと前記した第1の明るさとは異
なる第2の明るさとに時間軸上で繰返し変化するような
表示状態によって表示され、さらに、順次の各各作動工
程が実行を終了した場合または実行すべき作動工程でな
い場合には、その作動工程と対応するステップの表示部
が第2の明るさの連続的な表示状態によって表示され
る。それにより、故障の発生に際して異常な個所がステ
ップの動作回路にあるのか、トランジションのステップ
遷移条件回路にあるのかを、表示部における表示態様に
より直ちに知ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明のシーケンス制御と対応するS
FCフローチャートのステップの表示方法の具体的な内
容について詳細に説明する。図1はシーケンス制御と対
応するSFCフローチャートのステップの表示方法を実
施するのに使用されるプログラム可能なシーケンス制御
装置の概略構成を示すブロック図であり、また、図2は
本発明のシーケンス制御と対応するSFCフローチャー
トのステップの表示方法を物品の自動搬送方式に適用し
た場合の物品の搬送装置部分の概略を示す斜視図、図3
はRAMテーブルのメモリマップの説明図、図4はデイ
スプレイの表示面を例示する平面図である。
【0018】図1において1はCPU(中央演算処理装
置)、2はリードオンリーメモリ(ROM)であって、
このROM2にはプログラムが記憶されている。また、
3はランダムアクセスメモリ(RAM)、4はデイスプレ
イであり、前記したROM2は信号伝送路20によって
CPUに接続されているとともに、信号伝送路22によ
ってデイスプレイ4に接続されており、また前記したR
AM3は信号伝送路21によってCPUに接続されてい
るとともに、信号伝送路23によってデイスプレイ4に
接続されている。前記したデイスプレイ4としては、例
えば陰極線管の蛍光面を表示面とするような陰極線管デ
イスプレイ装置であっても、あるいは液晶デイスプレイ
装置であっても、もしくは多数のランプを光源に用いて
表示板に設けられているパターンの所定のものを照明す
るような構成の表示装置等、その構成態様の如何を問わ
ないで使用できるが、以下の説明においては陰極線管の
蛍光面を表示面とするような陰極線管デイスプレイ装置
がデイスプレイ4として用いられているものとされてお
り、また、デイスプレイ4の表示面にはシーケンス制御
と対応するSFCフローチャートを示すパターン(図中
に図面符号S1d〜S5dやT1〜T4で例示するような図形
及びENDの表示等)が表示されるようになされてい
る。前記したCPU1には信号伝送路18によって入力
部(インターフェイス)5が接続されており、また、信号
伝送路19を介して出力部(インターフェイス)6が接続
されている。前記した入力部5には図2中に示されてい
る操作盤24に設けられている起動釦7、停止釦8、非
常停止釦9、リミットスイッチ10,11、過負荷保護
手段(サーマルスイッチ)12等による情報が入力され、
また、前記の出力部6からはモータ14に対する駆動電
力の供給と、プッシャー29の前進動作時15と後進動
作時16とに動作電力が供給されるようになされてい
る。図中の13,17はそれぞれ電源を示している。
【0019】図1中に示されている各種の押釦7〜9や
スイッチ10〜12などを備えて構成されている物品の
搬送装置部分の概略を示す図2において、操作盤24に
設けられている起動釦7が押されることによってプログ
ラム可能なシーケンス制御装置は所定の制御動作を開始
すると、図1中に示されているデイスプレイ4の表示面
の一部を拡大して示している図4のデイスプレイの表示
面には、シーケンス制御と対応するSFCフローチャー
トの順次の各ステップS1〜S5と対応する表示部S1d〜
S5dに表示が行なわれるのである。図4においてデイス
プレイ4の左隣りに図示してある2点鎖線枠32内に示
されている図形は、デイスプレイ4の表示面中に図面符
号T1〜T4で示してあるトランジションT1〜T4のステ
ップ遷移条件回路を示しているが、この2点鎖線枠32
に示されるような表示内容はデイスプレイ4とは別のデ
イスプレイ上に表示されているものである。また、図4
においてデイスプレイ4の右隣りに図示してある2点鎖
線枠33内に示されている図形は、デイスプレイ4の表
示面中に図面符号S1d〜S5dで示してある各表示部で表
示の対象にしている各ステップS1〜S5における動作回
路を示しているもので、この2点鎖線枠33に示される
ような表示内容はデイスプレイ4とは別のデイスプレイ
上に表示されているものである。
【0020】図3はデイスプレイ4における表示部の表
示の状態を定める情報の記憶に使用されるRAMテーブ
ルのメモリーマップの構成例を示しており、図中のS0
m,S1m,S2m…はシーケンス制御と対応するSFCフ
ローチャートの順次のステップS1,S2,S3…と対応
してデイスプレイ4に設定されている各ステップの表示
部S1d,S2d,S3d…における表示態様を指定するため
の情報が書込み読出される記憶領域を示している。以下
の説明において前記したRAMテーブルにおける記憶領
域のS1mに記憶される表示態様指定用の情報は、シーケ
ンス制御と対応するSFCフローチャートのステップS
1と対応してデイスプレイ4に設定されているステップ
の表示部S1dにおける表示態様を指定するための情報で
あり、また、前記したRAMテーブルにおける記憶領域
のS2mに記憶される表示態様指定用の情報は、シーケン
ス制御と対応するSFCフローチャートのステップS2
と対応してデイスプレイ4に設定されているステップの
表示部S2dにおける表示態様を指定するための情報であ
るというように、前記したRAMテーブルにおける記憶
領域やシーケンス制御と対応するSFCフローチャート
のステップ及びステップの表示部などを示す符号中で使
用されている添字の数字1,2,3…を、一般的な表現
法によりi(iは自然数)で表わした場合には、RAMテ
ーブルの記憶領域におけるSimに記憶されている表示態
様指定用の情報が、シーケンス制御と対応するSFCフ
ローチャートのステップSiと対応してデイスプレイ4
に設定されているステップの表示部Sidにおける表示態
様を指定するための情報として用いられるものされてい
る。
【0021】そして、以下の説明において前記したデイ
スプレイ4に設定されている各ステップの表示部S1d,
S2d,S3d…を一定の低輝度の状態で連続的な表示態様
にさせる場合には、そのような表示態様にされるべきス
テップの表示部と対応しているRAMテーブルの記憶領
域には「00」が書込まれるものとし、また、前記した
デイスプレイ4に設定されている各ステップの表示部S
1d,S2d,S3d…を一定の高輝度の状態で連続的な表示
態様にさせる場合には、そのような表示態様にされるべ
きステップの表示部と対応しているRAMテーブルの記
憶領域には「11」が書込まれるものとし、さらに、前
記したデイスプレイ4に設定されている各ステップの表
示部S1d,S2d,S3d…における表示態様を、一定の高
輝度の状態による表示と一定の低輝度の状態による表示
とが時間軸上で順次交互に現われるようなものにする場
合には、そのような表示態様にされるべきステップの表
示部と対応しているRAMテーブルの記憶領域には「1
0」が書込まれるものであるとされている。
【0022】前記のようにシーケンス制御と対応するS
FCフローチャートの順次のステップS1,S2,S3…
と対応してデイスプレイ4に設定されている各ステップ
の表示部S1d,S2d,S3d…における表示態様指定用の
情報がそれぞれ各記憶領域S0m,S1m,S2m…毎に書込
まれたRAMテーブルの記憶情報は、RAMテーブルか
ら読出されて、前記したデイスプレイ4に設定されてい
る各ステップの表示部S1d,S2d,S3d…における表示
態様を定めるのに使用されるが、前記のようにRAMテ
ーブルに記憶させた前記の表示態様指定用の情報は、C
PU1による他の動作制御のためにも有効に用いられう
ることはいうまでもない。
【0023】さて、プログラム可能なシーケンス制御装
置を含むシステムの電源スイッチがオンになされた場合
にCPU1では、ROM2に記憶されているプログラム
に従って動作して、既述したRAMテーブルにおけるス
テップS1に対応する記憶領域S1mの記憶内容を、それ
までの記憶内容「00」から記憶内容「11」に書換
え、また、RAMテーブルにおけるステップS1に対応
する記憶領域S1m以外の全記憶領域の記憶内容を「0
0」に書換えるとともに、RAMテーブルを参照してプ
ログラム可能なシーケンス制御装置におけるデイスプレ
イ4の表示面におけるシーケンス制御と対応するSFC
フローチャートのステップS1に対応する表示部S1dの
表示を、それまでの低輝度の状態(暗い状態)から高輝度
の状態(明るい状態)に変化させ、また、前記したシーケ
ンス制御と対応するSFCフローチャートのステップに
対応する表示部S1d以外のすべての表示部の表示状態を
低輝度の状態にして、前記した図4のデイスプレイの表
示面における表示部S1dの連続的な高輝度(明るい)の表
示状態によってシステムが動作可能であることを表示す
る。
【0024】この状態において作業者によって操作盤2
4の起動釦7、すなわち、トランジションT1 のステッ
プ遷移条件回路における起動釦7が操作されると、入力
部5では起動釦7が操作されたという情報をプログラム
可能なシーケンス制御装置におけるCPU1に与え、C
PU1ではROM2に記憶されているプログラムに従っ
て前記した起動釦7が操作されたという情報を処理し
て、シーケンス制御と対応するSFCフローチャートの
ステップをステップS1からステップS2に移行させる。
CPU1はステップS2の実行回路における非常停止釦
9と過負荷保護手段(サーマルスイッチ)12との双方が
オフの状態で、インターロック条件が成立している状態
のときにはステップS2の動作回路を実行してコンベア
を起動させ、ベルト27の移動を開始させる。CPU1
は既述したRAMテーブルにおけるステップS2に対応
する記憶領域S2mの記憶内容を、それまでの記憶内容
「00」から記憶内容「11」に書換え、また、RAM
テーブルにおけるステップS2に対応する記憶領域S2m
以外の全記憶領域の記憶内容を「00」に書換えるとと
もに、RAMテーブルを参照してプログラム可能なシー
ケンス制御装置におけるデイスプレイ4の表示面におけ
るシーケンス制御と対応するSFCフローチャートのス
テップに対応する表示部S2dの表示を、それまでの低輝
度の状態(暗い状態)から高輝度の状態(明るい状態)に変
化させるとともに、プログラム可能なシーケンス制御装
置におけるデイスプレイ4(図4参照)の表示面における
シーケンス制御と対応するSFCフローチャートのステ
ップに対応する表示部S1dの表示を、それまでの高輝度
の状態から低輝度の状態(暗い状態)に変化させる。
【0025】前記したベルト27によって物品35が搬
送されて、トランジションT2のステップ遷移条件回路
における所定の位置に設定されているリミットスイッチ
10が前記の物品35によってオンの状態になされる
と、その情報が与えられたプログラム可能なシーケンス
制御装置における入力部5では、前記したリミットスイ
ッチ10のオンの情報をプログラム可能なシーケンス制
御装置におけるCPU1に与え、CPU1ではROM2
に記憶されているプログラムに従って前記したリミット
スイッチ10のオンの情報を処理して、ステップをステ
ップS2からステップS3に移行させる。CPU1は既述
したRAMテーブルにおけるステップS3に対応する記
憶領域S3mの記憶内容を、それまでの記憶内容「00」
から記憶内容「11」に書換え、また、RAMテーブル
におけるステップS3に対応する記憶領域S3m以外の全
記憶領域の記憶内容を「00」に書換えるとともに、R
AMテーブルを参照してプログラム可能なシーケンス制
御装置におけるデイスプレイ4の表示面におけるシーケ
ンス制御と対応するSFCフローチャートのステップに
対応する表示部S2dの表示を、それまでの高輝度の状態
から低輝度の状態(暗い状態)に変化させるとともに、デ
イスプレイ4の表示部S3dの表示を低輝度の状態から高
輝度の状態に変化させ、コンベアのベルト27の移動が
停止されるように出力部6からモータ14に対する駆動
電力の供給を遮断する。
【0026】前記の説明はステップがステップS1から
ステップS2に移行したときに、ステップS2の実行回路
における非常停止釦9と過負荷保護手段(サーマルスイ
ッチ)12との双方がオフの状態であって、インターロ
ック条件が成立している状態のときの動作であったが、
シーケンス制御と対応するSFCフローチャートのステ
ップがステップS1からステップS2に進んだときに、ス
テップS2の実行回路における非常停止釦9と過負荷保
護手段(サーマルスイッチ)12との何れか一方もしくは
双方がオンの状態でインターロック条件が不成立の場合
には、CPU1は既述したRAMテーブルにおけるステ
ップS2に対応する記憶領域S2mの記憶内容を、それま
での記憶内容「00」から記憶内容「10」に書換え、
また、RAMテーブルにおけるステップS2に対応する
記憶領域S2m以外の全記憶領域の記憶内容を「00」に
書換えるとともに、RAMテーブルを参照してプログラ
ム可能なシーケンス制御装置におけるデイスプレイ4の
表示面におけるシーケンス制御と対応するSFCフロー
チャートのステップS2に対応する表示部S2dの表示状
態をそれまでの連続的な低輝度の状態から、表示部S2d
の表示状態が時間軸上で高輝度の状態と低輝度の状態と
に順次交互に変化するような表示状態に変更する。
【0027】また、SFCフローチャートのステップが
ステップS1からステップS2に移行した時点では、ステ
ップS2の実行回路における非常停止釦9と過負荷保護
手段(サーマルスイッチ)12との双方がオフの状態でイ
ンターロック条件が成立していたが、ステップS2の実
行回路が動作中に非常停止釦9と過負荷保護手段(サー
マルスイッチ)12との何れか一方または双方がオンの
状態になって、インターロック条件が不成立になったと
きの動作は次のとおりである。すなわち、シーケンス制
御と対応するSFCフローチャートのステップがステッ
プS1からステップS2に進んだときに、CPU1は既述
したRAMテーブルにおけるステップS2に対応する記
憶領域S2mの記憶内容を、それまでの記憶内容「00」
から記憶内容「11」に書換え、また、RAMテーブル
におけるステップS2に対応する記憶領域S2m以外の全
記憶領域の記憶内容を「00」に書換えるとともに、R
AMテーブルを参照してプログラム可能なシーケンス制
御装置におけるデイスプレイ4の表示面におけるシーケ
ンス制御と対応するSFCフローチャートのステップに
対応する表示部S2dの表示を、それまでの連続的な低輝
度の状態から、表示部S2dの表示状態を時間軸上で連続
的に高輝度の状態に変更するが、ステップS2の実行回
路が動作中に非常停止釦9と過負荷保護手段(サーマル
スイッチ)12との何れか一方または双方がオンの状態
になってインターロック条件が不成立になされた時点
に、CPU1は既述したRAMテーブルにおけるステッ
プS2に対応する記憶領域S2mの記憶内容を、それまで
の記憶内容「11」から記憶内容「10」に書換え、ま
た、RAMテーブルにおけるステップS2に対応する記
憶領域S2m以外の全記憶領域の記憶内容を「00」に書
換えるとともに、RAMテーブルを参照してプログラム
可能なシーケンス制御装置におけるデイスプレイ4の表
示面におけるシーケンス制御と対応するSFCフローチ
ャートのステップS2に対応する表示部S2dの表示状態
をそれまでの連続的な高輝度の状態から、表示部S2dの
表示状態が時間軸上で高輝度の状態と低輝度の状態とに
順次交互に変化するような表示状態に変更する。
【0028】このように本発明のシーケンス制御と対応
するSFCフローチャートのステップの表示方法におい
ては、シーケンス制御と対応するSFCフローチャート
のステップの実行回路における故障の場合には、そのス
テップと対応する表示部の表示態様が、表示状態が時間
軸上で高輝度の状態と低輝度の状態とに順次交互に変化
するような表示状態になされるので、故障の原因がシー
ケンス制御と対応するSFCフローチャートのステップ
の実行回路に存在しているのか、あるいはトランジショ
ンのステップ遷移条件回路に故障の原因が存在している
のかの区別が簡単明瞭に判かるのである。すなわち、ト
ランジションのステップ遷移条件回路に故障の原因が存
在しているのであれば、故障が存在しているトランジシ
ョンのステップ遷移条件回路におけるステップ遷移条件
が不成立になるために、シーケンス制御と対応するSF
Cフローチャートのステップの移行がなく、特定なステ
ップと対応している表示部が高輝度の状態で連続的な表
示状態を続行していることになるからである。前記のよ
うな各ステップの表示部における3つの表示態様による
故障の存在個所の特定は、シーケンス制御と対応するS
FCフローチャートにおける複数のステップのどのステ
ップについても同様にできることはいうまでもない。
【0029】次に、シーケンス制御と対応するSFCフ
ローチャートのステップがステップS3に進んで、前記
のステップS3に対応する表示部S3dの表示が輝度の高
い状態に変化したときに、ステップS3の動作回路が実
行されてタイマがセットされ、そのタイマに設定されて
いた時間が経過した時点にトランジションT3のステッ
プ遷移条件回路におけるタイマの接点(ステップS3の動
作回路のタイマの接点)がオンの状態になされて、ステ
ップがステップS3からステップS4に移行して、プログ
ラム可能なシーケンス制御装置におけるCPU1は、既
述したRAMテーブルにおけるステップS4に対応する
記憶領域S4mの記憶内容を、それまでの記憶内容「0
0」から記憶内容「11」に書換え、また、RAMテー
ブルにおけるステップS4に対応する記憶領域S4m以外
の全記憶領域の記憶内容を「00」に書換えるとともに
RAMテーブルを参照して、プログラム可能なシーケン
ス制御装置におけるデイスプレイ4の表示面におけるシ
ーケンス制御と対応するSFCフローチャートのステッ
プに対応する表示部S3dの表示を、それまでの高輝度の
状態から低輝度の状態(暗い状態)に変化させるととも
に、デイスプレイ4の表示部S4dの表示を低輝度の状態
から高輝度の状態に変化させると同時に、表示部S4dが
暗い状態から明るい状態に変化してタイマ値がリセット
される。
【0030】シーケンス制御と対応するSFCフローチ
ャートのステップがステップS3からステップS4に進ん
で、前記したプログラム可能なシーケンス制御装置にお
けるデイスプレイ4の表示面におけるシーケンス制御と
対応するSFCフローチャートのステップに対応する表
示部S4dの表示が低輝度の状態から高輝度の状態に変化
したとき、ステップS4の実行回路における非常停止釦
9と過負荷保護手段(サーマルスイッチ)12とのインタ
ーロックがオフの状態のときにステップS4の動作回路
が実行される場合には、CPU1の出力部6からの出力
15がプッシャー29に供給されて、プッシャー29の
作動杆30によって作動体31が前進し、ベルト27上
の物品35をベルト27から払い出す。そして前記した
プッシャー29の作動体31がトランジションT4のス
テップ遷移条件回路における前進限のリミットスイッチ
11をオンの状態にさせると、その情報がプログラム可
能なシーケンス制御装置における入力部5では、その情
報をプログラム可能なシーケンス制御装置におけるCP
U1に与え、CPU1ではROM2に記憶されているプ
ログラムに従って前記したリミットスイッチ11のオン
の情報を処理して、ステップをステップS4からステッ
プS5に移行させ、また、CPU1は既述したRAMテ
ーブルにおけるステップS5に対応する記憶領域S5mの
記憶内容を、それまでの記憶内容「00」から記憶内容
「11」に書換え、また、RAMテーブルにおけるステ
ップS5に対応する記憶領域S5m以外の全記憶領域の記
憶内容を「00」に書換えるとともにRAMテーブルを
参照して、プログラム可能なシーケンス制御装置におけ
るデイスプレイ4の表示面におけるシーケンス制御と対
応するSFCフローチャートのステップに対応する表示
部S4dの表示を、それまでの高輝度の状態から低輝度の
状態(暗い状態)に変化させるとともに、デイスプレイ4
の表示部S5dの表示を低輝度の状態から高輝度の状態に
変化させる。
【0031】前記のようにステップがステップS5に進
んで前記したプログラム可能なシーケンス制御装置にお
けるデイスプレイ4(図4参照)の表示面におけるシーケ
ンス制御と対応するSFCフローチャートのステップに
対応する表示部S5dの表示が明るい状態に変化したとき
に、ステップS5の動作回路が実行される場合には、C
PU1の出力部6からの出力16がプッシャー29に供
給されて、プッシャー29の作動杆30と作動体31が
後退して1サイクルが終了する。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように本発明のシーケンス制御と対応するSFCフロ
ーチャートのステップの表示方法は、プログラム可能な
シーケンス制御装置を用いて複数の作動工程のシーケン
ス制御と対応するSFCフローチャートのステップの表
示が、順次の各作動工程が正常に実行されている場合に
は順次の各作動工程と対応するステップの表示部が順次
に第1の明るさの連続的な表示状態によって表示され、
また、実行すべき作動工程が実行されない場合または実
行すべき作動工程が正常に作動中にその作動工程内で作
動のためのインターロック条件が変化した場合にはその
作動工程と対応するステップの表示部が第1の明るさと
前記した第1の明るさとは異なる第2の明るさとに時間
軸上で繰返し変化するような表示状態によって表示さ
れ、さらに、順次の各各作動工程が実行を終了した場合
または実行すべき作動工程でない場合には、その作動工
程と対応するステップの表示部が第2の明るさの連続的
な表示状態によって表示されるようにしているので、故
障の発生に際して異常な個所がステップの動作回路にあ
るのか、トランジションのステップ遷移条件回路にある
のかを、表示部における表示態様により直ちに知ること
ができるのであり、既述した従来技術におけるシーケン
ス制御と対応するSFCフローチャートのステップの表
示方法において、デイスプレイ4の表示面における各表
示部の表示態様が、ステップの実行と対応してそのステ
ップに対応する表示部が明るい表示状態になされ、ま
た、ステップの不実行及びステップの終了の際に、その
ステップに対応する表示部が暗い表示状態になされると
いうものであるために、それぞれのステップにおける動
作回路のインターロック条件の変化を表示することがで
きず、故障の発見に誤りが生じたり、故障の原因を発見
するまでに多大の時間を費やすことが生じていたという
問題点は本発明の表示方法によって良好に解決できる。
そして、本発明のシーケンス制御と対応するSFCフロ
ーチャートのステップの表示方法では、あるステップと
対応する表示部における一定の高い輝度での連続的な表
示状態が、そのステップの動作が正常であることを証明
していることになるために、生産現場における故障調査
の信頼度が高まり、それにより故障原因調査の範囲を限
定することができ、寸刻を争う生産ラインの停止時間を
大巾に短縮することを可能とするので、シーケンス制御
における効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシーケンス制御と対応するSFCフロ
ーチャートのステップの表示方法を実施するのに使用さ
れるプログラム可能なシーケンス制御装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明のシーケンス制御と対応するSFCフロ
ーチャートのステップの表示方法を物品の自動搬送方式
に適用した場合の物品の搬送装置部分の概略を示す斜視
図である。
【図3】RAMテーブルのメモリマップの説明図であ
る。
【図4】図4はデイスプレイの表示面を例示する平面図
である。
【符号の説明】
1 CPU(中央演算処理装置) 2 リードオンリーメモリ(ROM) 3 ランダムアクセスメモリ(RAM) 4 デイスプレイ 5 入力部 6 出力部 7 起動釦 8 停止釦 9 非常停止釦 10,11 リミットスイッチ 12 過負荷保護手段(サーマルスイッチ) 13,17 電源 14 モータ 24 操作盤 26 駆動ローラ 27 ベルト 28 従動ローラ 29 プッシャ 30 作動杆 31 作動体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム可能なシーケンス制御装置を
    用いて行なわれる複数の作動工程のシーケンス制御と対
    応するSFCフローチャートのステップ表示方法であっ
    て、順次の各作動工程が正常に実行されている場合には
    順次の各作動工程と対応するステップの表示部が順次に
    第1の明るさの連続的な表示状態を示し、また、実行す
    べき作動工程が実行されない場合または実行すべき作動
    工程が正常に作動中にその作動工程内で作動のためのイ
    ンターロック条件が変化した場合にはその作動工程と対
    応するステップの表示部が第1の明るさと前記した第1
    の明るさとは異なる第2の明るさとに時間軸上で繰返し
    変化するような表示状態を示し、さらに、順次の各各作
    動工程が実行を終了した場合または実行すべき作動工程
    でない場合には、その作動工程と対応するステップの表
    示部が第2の明るさの連続的な表示状態を示すように各
    作動工程と対応して設けられているステップの表示部の
    表示態様を変化させるようにしたシーケンス制御と対応
    するSFCフローチャートのステップ表示方法。
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