JP2588664B2 - アクティブマトリックス液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリックス液晶表示装置

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JP2588664B2
JP2588664B2 JP4175792A JP4175792A JP2588664B2 JP 2588664 B2 JP2588664 B2 JP 2588664B2 JP 4175792 A JP4175792 A JP 4175792A JP 4175792 A JP4175792 A JP 4175792A JP 2588664 B2 JP2588664 B2 JP 2588664B2
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佳朗 三上
祐二 森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平面ディスプレイ素子に
係わり、特に大容量TFTアクティブマトリックス液晶
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、薄膜トランジスタ素子(以
下、TFTと略記する)をスイッチング素子として用い
たアクティブマトリックス液晶表示装置について、多く
の研究、開発がなされている。TFTを備えたアクティ
ブマトリックス液晶表示装置は、第1の基板とこれに対
向する第2の基板との間に液晶材料が挾持されたもので
ある。第1の基板は、ガラス基板上に複数の走査電極
と、複数の信号電極が行列方向に設けられたもので、こ
れら走査電極と信号電極によって区切られた各画素に
は、TFT素子および表示電極がそれぞれ配されてい
る。そして、TFT素子は、走査電極、信号電極、およ
び表示電極と、それぞれ接続されている。また、第2の
基板には対向電極が形成されている。そして、TFTと
しては多結晶シリコン(以下、p−Siと略記する)を
用いたp−Si TFTが有望視されている。p−Si
TFTは、アモルファスSi薄膜トランジスタに比べ
て電荷移動度が約30cm2/Vと高いので、大面積、高
解像度の液晶ディスプレイを実現するために有用であ
る。また電荷移動度が高いため、液晶表示パネル部の駆
動用周辺回路をTFTを用いて同一基板上に構成するこ
とができ、ディスプレイのコンパクト化、低コスト化に
も有効である。
【0003】このようなp−Si TFTの製造方法に
ついては、プロシーディングス オブ 1988 イン
ターナショナル ディスプレイ リサーチ コンファレ
ンス215〜219頁に報告がなされている。この方法
は、活性層としてp−Si薄膜を形成するために、まず
減圧CVD法を用いて基板温度500℃で成膜した後、
窒素雰囲気中に600℃で焼成することにより、結晶性
を向上させたSi薄膜を形成する。そして、パターン化
した該p−Si層上に、ゲート絶縁膜、ゲートSi層、
層間絶縁用SiO2層、走査電極、信号電極および表示
電極等を順次形成する。これらの形成は、常圧CVD
法、減圧CVD法等により、成膜、パターニングを繰り
返し行うことによってできる。このようにして、高移動
度のp−Si TFTを作製し、これを用いたTFT−
LCDを実現することができる。
【0004】また、大型のディスプレイを製造する手法
としては、プロシーディングス オブ 1991 イン
ターナショナル ディスプレイ リサーチ コンファレ
ンス227〜230頁に、印刷技術を応用することによ
り40インチ以上の対角サイズの基板上に安い装置コス
ト、高い生産性でレジストパターンを形成できることが
開示されている。しかも、これにより形成できるパター
ンの細線幅は、最小3μmであり、このパターニング技
術と上記のp−Si TFT製造プロセスを組み合わせ
て、シフトレジスタ回路や、8×8マトリクスの液晶表
示装置を作製する試みがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記p
−Si TFT製造プロセス中における最高温度は60
0℃程度とガラス基板を用いたプロセス温度としては高
いものである。そして、高温度での焼成後のガラス基板
は温度を下げても基板寸法が焼成前と変化することが知
られており、この変化に伴って、ガラス基板上のパター
ン寸法が変形し、画素の配列ピッチが変化するという問
題があった。この結果、パターン化したp−Si層上に
ゲートSi層以後の各層を重ね合わせた際に各層の位置
がずれてしまい、とりわけ大面積基板上では、このずれ
がより顕著なものとなるという問題があった。また、印
刷技術を応用してパターニングを行う方法においては、
3μm程度の細線が形成できるものの、印刷技術はフォ
トマスク技術と異なり、多数のパターンを重ね合わせる
層間合わせ技術が特に問題となっていた。すなわち、重
ね合わせが大きく外れ、例えばTFTのゲート電極と走
査電極、TFTのドレイン電極と信号電極、TFTのソ
ース電極と表示電極とのいずれか1つでも重ならない
と、接続不良により画素として動作することができず、
欠陥となってしまう恐れがあった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、p−Si TFTを用いて大面積の液晶表示装置を
構成する際に、層間合わせ精度が低くても、十分な表示
特性を得ることができるようにしたアクティブマトリッ
クス液晶表示装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載のアクティブマトリックス液
晶表示装置は、透明絶縁基板上に、複数の走査電極と複
数の信号電極が行列方向に配され、これら走査電極と信
号電極によって区切られた各画素に、少なくともp−S
i層およびこれに直交するゲート電極からなるTFT
と、表示電極が設けられ、ゲート電極を挟んで一端側の
p−Si層と信号電極とが接続され、他端側のp−Si
層と表示電極とが接続され、かつゲート電極と走査電極
とが接続された第1の基板に対して、絶縁基板上に対向
電極が設けられた第2の基板が対向配置され、これら基
板間に液晶材料が挾持されたアクティブマトリックス液
晶表示装置であって、上記p−Si層の形状が、上記走
査電極と平行な帯状で、その走査電極方向の長さが一画
素の一辺を形成する走査電極の長さの5/7より大き
く、かつ上記p−Si層と上記信号電極とを接続しうる
非絶縁部分の大きさが行列方向ともに一画素の一辺を形
成する走査電極の長さの2/7以上となるようにしたも
のである。また請求項2に記載のアクティブマトリック
ス液晶表示装置は、透明絶縁基板上に、複数の走査電極
と複数の信号電極が行列方向に配され、これら走査電極
と信号電極によって区切られた各画素に、少なくともp
−Si層およびこれに直交するゲート電極からなるTF
Tと、表示電極が設けられ、ゲート電極を挟んで一端側
のp−Si層と信号電極とが接続され、他端側のp−S
i層と表示電極とが接続され、かつゲート電極と走査電
極とが接続された第1の基板に対して、絶縁基板上に対
向電極が設けられた第2の基板が対向配置され、これら
基板間に液晶材料が挾持されたアクティブマトリックス
液晶表示装置であって、上記p−Si層の形状が、上記
走査電極と平行な帯状で、その走査電極方向の長さが一
画素の一辺を形成する走査電極の長さの5/7より大き
く、かつ上記ゲート電極と上記走査電極とを接続しうる
非絶縁部分の大きさが行列方向ともに一画素の一辺を形
成する走査電極の長さの2/7以上となるようにしたも
のである。また請求項3に記載のアクティブマトリック
ス液晶表示装置は、請求項2の装置において、p−Si
層と信号電極とを接続しうる非絶縁部分の大きさが行列
方向ともに一画素の一辺を形成する走査電極の長さの2
/7以上となるようにしたものである。また請求項4に
記載のアクティブマトリックス液晶表示装置は、請求項
1〜3の装置において、上記p−Si層と上記ゲート電
極との交差部分よりも外方の該ゲート電極の長さが、一
画素の一辺を形成する走査電極の長さの1/7以上とな
るようにしたものである。また請求項5に記載のアクテ
ィブマトリックス液晶表示装置は、請求項1〜4の装置
において、p−Si層と表示電極とを接続しうる非絶縁
部分の大きさが行列方向ともに一画素の一辺を形成する
走査電極の長さの2/7以上となるようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】本発明のアクティブマトリックス液晶表示装置
は、p−Si層の形状が上記走査電極と平行な帯状で、
その走査電極方向の長さが一画素の一辺を形成する走査
電極の長さの5/7より大きいものである。したがっ
て、液晶表示装置の製造工程における、基板の変形によ
るパターンずれや、基板上のパターンとマスク上のパタ
ーンとの重ね合せの際に起こるずれであって、行列方向
ともに一画素の一辺を形成する走査電極の長さの1/7
より小さいずれによる寸法変化に対して、TFTの形
状、あるいはTFTと走査電極、信号電極、表示電極と
のそれぞれの接続を確保することができる。このことに
より接続不良による画素欠陥を防止することができる。
そして、p−Si層とゲート電極との交差部分よりも外
方の該ゲート電極の長さを、一画素の一辺を形成する走
査電極の長さの1/7以上とすることによって、上記と
同様の寸法変化に対して、TFTのp−Si層とゲート
電極との交差を確保することができる。また、p−Si
層と信号電極とを接続しうる非絶縁部分の大きさを行列
方向ともに一画素の一辺を形成する走査電極の長さの2
/7以上とすることによって、上記と同様の寸法変化に
対して、p−Si層と信号電極との接続を確保すること
ができる。また、ゲート電極と走査電極とを接続しうる
非絶縁部分の大きさを行列方向ともに一画素の一辺を形
成する走査電極の長さの2/7以上とすることによっ
て、上記と同様の寸法変化に対して、ゲート電極と走査
電極との接続を確保することができる。さらに、p−S
i層と表示電極とを接続しうる非絶縁部分の大きさを行
列方向ともに一画素の一辺を形成する走査電極の長さの
2/7以上とすることによって、上記と同様の寸法変化
に対して、p−Si層と表示電極との接続を確保するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明のアクティブマ
トリックス液晶表示装置を詳しく説明する。図1は本発
明の液晶表示装置の実施例の第1の基板を示したもの
で、一画素に相当する部分を示した平面模式図である。
図中符号1は透明絶縁基板、2はp−Si層、3はゲー
ト電極、5は走査電極、6は信号電極、7は表示電極で
ある。この例の第1の基板は、透明絶縁基板1上に複数
の走査電極5と、複数の信号電極6が行列方向(本実施
例においてはxy方向と表す)に配され、これら走査電
極5と信号電極6とによって区切られた各画素に、スイ
ッチ素子としてp−Si層2、ゲート電極3からなるT
FT、および表示電極7が設けられたものである。この
画素において走査電極5方向をx方向、信号電極6方向
をy方向とし、一画素の一辺を形成する走査電極5の長
さをPxと表す。
【0010】p−Si層2は、絶縁基板1上にp−Si
層をx方向に平行な帯状に形成してなるものである。そ
して、そのx方向の長さ(図中Lで示す)はPxの5/
7より大きく形成されている。Y方向の幅は任意に設定
することができる。また、p−Si層2は、一端部が信
号電極6の中心線よりも外方に位置し、その外方部分2
aのx方向の長さがほぼPxの1/7となるように形成
されている。そして、p−Si層2の中央部上には、ゲ
ート絶縁膜3aおよびゲートSi層3bからなるゲート
電極3が、このp−Si層2と直交するように形成され
ている。このゲート電極3は、そのY方向の長さがPx
の4/7より大きく形成されるとともに、一端部がSi
層2との交差部分3cよりも外方に位置し、その外方の
ゲート電極の長さ3dがPxの1/7以上となるように
形成されている。また、ゲート電極3の他端部が走査電
極5の中心線よりも外方に位置し、その外方部分3eの
長さがPxの1/7以上となるように形成されている。
また、ゲート電極3を挟むp−Si層2の両側部分に
は、燐イオンなどの不純物がドープされ、ドレインおよ
びソースとなる不純物ドープ層11a、12aがそれぞ
れ形成されており、TFTが構成されている。
【0011】このような透明絶縁基板1上に形成された
TFT上には第1の層間絶縁膜4が形成されており、こ
の第1の層間絶縁膜4のゲート電極3上、ドレインとな
る不純物ドープ層11a上、およびソースとなる不純物
ドープ層12a上に、それぞれゲート電極接続開口部1
0、ドレイン電極接続開口部11、およびソース電極接
続開口部12が開口されている。すなわち、これらの開
口部は、開口部内に形成された電極と電極とを接続しう
る非絶縁部分となっている。そして、これらゲート電極
接続開口部10、ドレイン電極接続開口部11、および
ソース電極接続開口部12はいずれも、x方向およびy
方向の幅がそれぞれPxの2/7以上の大きさに形成さ
れている。また、これらの開口部は好ましくは四角形に
形成される。そして、ゲート電極接続開口部10は、そ
のほぼ中央部でゲート電極3と走査電極5とが接続され
るように配され、また、ドレイン電極接続開口部11
は、そのほぼ中央部でp−Si層2と信号電極6とが接
続されるように配されている。さらに、ソース電極接続
開口部12は、p−Si層2の他端部から少なくともP
xの1/7の長さの内方部分2bが、この開口部内に位
置するように配されている。また、この開口部12の、
少なくともゲート電極側の端部に、表示電極7形成さ
れ、ここでp−Si層2と表示電極7とが接続されてい
る。また、走査電極5と信号電極6の交差部分では、こ
れらの電極間に第2の層間絶縁膜13が形成され、これ
によって両電極は絶縁されている。
【0012】このような第1の基板は例えば以下のよう
にして製造することができる。図2および図3はこの基
板の製造プロセスを工程順に示したもので、図2(a)
〜(f)は平面模式図で、図3(a)〜(f)は図2中
のA−A線に沿う断面図である。
【0013】まず、ガラス基板等の透明絶縁基板1上
に、減圧CVD法により基板温度550℃で非結晶Si
膜を形成し、続いて600℃で5時間以上焼成してこれ
を結晶化させる。得られたp−Si層2上に、レジスト
を塗布した後、マスクを用いて露光、レジスト現像を行
ってレジストパターンを形成し、ドライエッチングによ
り帯状のp−Si層2を形成する。〔図2(a)および
図3(a)〕 次に、ゲート絶縁膜3aとしてSiO2膜を常圧CVD
法により形成し、さらにその上に減圧CVD法によりゲ
ートSi層3bを形成する。続いて、ゲート絶縁膜3a
およびゲートSi層3bを、フォト、エッチ工程により
パターニングしてゲート電極3を形成する。〔図2
(b)および図3(b)〕 次いで、イオン打ち込み法により、燐イオン(P)を打
ち込み、さらに熱処理を施して、ドレインおよびソース
の燐ドープ層11a,12aを形成するとともに、ゲー
ト電極3を低抵抗化させる。〔図3(c)〕
【0014】この後、第1の層間絶縁膜4として燐化ガ
ラス膜を形成し、フォト、エッチ工程にてパターニング
することにより、ゲート電極接続開口部10、ドレイン
電極接続開口部11、ソース電極接続開口部12を形成
する。〔図2(c)および図3(d)〕 次にAl、Ta、あるいはITO等の導電性材料薄膜を
スパッタ法や、電子線蒸着法を用いて形成した後、パタ
ーニングを行って走査電極5を形成する。〔図2
(d)〕 続いて、走査電極5上であって、この後に形成される信
号電極6との交差部に第2の層間絶縁膜13として、S
iO2や、隣化ガラスなどを、スパッタ法やCVD法、
あるいはSOG(スピンオングラス)法により塗布し、
これを焼成する。このとき、SOG法を用いると、塗布
する際に印刷法を用いて予め必要な部分にのみ薄膜を形
成することができるので、エッチングによるパターニン
グが不要となり、工程を簡略化することができる。
【0015】次に、Al、Ta、あるいはITO等の導
電性材料薄膜をスパッタ法や、電子線蒸着法を用いて形
成した後、パターニングを行って信号電極6を形成す
る。〔図2(e)および図3(e)〕 この後、ITO等の透明導電性薄膜を形成し、パターニ
ングを行って表示電極7を形成する。〔図2(f)およ
び図3(f)〕 このようにして第1の基板が得られる。そして、この第
1の基板と、他の絶縁基板上に対向電極を設けた第2の
基板とを対向配置させ、これらの基板間に液晶を挾持せ
しめてアクティブマトリックス液晶表示装置を構成する
ことができる。尚、上記の工程において、パターニング
におけるレジストパターン形成の際には、フォトマスク
とフォトレジストの組み合わせて形成する方法の他に、
印刷法により直接基板上にレジストパターンを形成する
こともでき、印刷法によればパターニング工程の生産性
の点で有利である。
【0016】このような本実施例における第1の基板
は、その製造工程中、基板の変形が起こったり、パター
ニングの際に基板上のパターンとマスク上のパターンと
の重ね合せがずれても、TFTの形状、あるいはTFT
と走査電極5、信号電極6、表示電極7とのそれぞれの
接続を確保することができる。すなわち、TFTを構成
するp−Si層2とゲート電極3との交差は、x、y両
方向とも図1中Mgdで示す範囲内のずれに対して確保
される。また、p−Si層2と信号電極6との接続は、
ドレイン電極接続開口部11内のずれに対して確保され
る。すなわちx方向、y方向において、それぞれ図1中
WSIOx、WSIOYで示す範囲内のずれに対して確保
される。同様に、ゲート電極3と走査電極5との接続
は、ゲート電極接続開口部10内のずれに対して確保さ
れ、p−Si層2と表示電極7との接続は、ソース電極
接続開口部12内のずれに対して確保される。さらにp
−Si層2は、隣接する画素に設けられた他のp−Si
層2との離間を確保する必要があるが、これらの離間が
確保されるp−Si層2のずれの範囲は、各p−Si層
について図1中Msで示す範囲内である。したがって、
p−Si層2のx方向の長さLをPxの5/7とすると
き、Ms=1/2WSIOxとなるので、LをPxの5
/7より大きくした時に、上記の各ずれの許容範囲を最
大とすることができ、各接続部あるいは交差部において
Pxの1/7より小さいずれに対して接続不良を防止す
ることができる。尚、各画素のp−Si層2は、同一の
パターニング工程により同時に形成されるものであるの
で、隣接する画素のp−Si層2が接近する程度は、他
のパターニング工程によって生じるずれよりも小さいも
のである。したがって、Ms<1/2WSIOxとする
ことができる。この場合、Lは5/7よりも大きく、か
つPxよりも小さくすればよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアクティブ
マトリックス液晶表示装置は、透明絶縁基板上に、複数
の走査電極と複数の信号電極が行列方向に配され、これ
ら走査電極と信号電極によって区切られた各画素に、p
−Si層およびこれに直交するゲート電極からなるTF
Tと、表示電極が設けられ、ゲート電極を挟んで一端側
のp−Si層と信号電極とが接続され、他端側のp−S
i層と表示電極とが接続され、かつゲート電極と走査電
極とが接続された第1の基板に対して、絶縁基板上に対
向電極が設けられた第2の基板が対向配置され、これら
基板間に液晶材料が挾持されたアクティブマトリックス
液晶表示装置であって、上記p−Si層の形状が、上記
走査電極と平行な帯状で、その走査電極方向の長さが一
画素の一辺を形成する走査電極の長さの5/7より大き
く、かつ上記p−Si層と上記信号電極とを接続しうる
非絶縁部分の大きさが行列方向ともに一画素の一辺を形
成する走査電極の長さの2/7以上となるようにしたも
のである。
【0018】したがって、液晶表示装置の製造工程にお
ける、基板の変形によるパターンずれや、基板上のパタ
ーンとマスク上のパターンとの重ね合せの際に起こるず
れであって、行列方向ともに一画素の一辺を形成する走
査電極の長さの1/7より小さいずれによる寸法変化に
対して、TFTの形状、あるいはTFTと走査電極、信
号電極、表示電極とのそれぞれの接続、およびp−Si
層と信号電極との接続を確保することができる。よって
アクティブマトリックス液晶表示装置の画素部におい
て、信頼性の高い表示電極への配線と、高コントラスト
比など良好な表示特性を同時に実現することができる。
【0019】また本発明のアクティブマトリックス液晶
表示装置によれば、ゲート電極と走査電極とを接続しう
る非絶縁部分の大きさを行列方向ともに一画素の一辺を
形成する走査電極の長さの2/7以上とすることによっ
て、上記と同様の寸法変化に対して、ゲート電極と走査
電極との接続を確保することができる。また、p−Si
層とゲート電極との交差部分よりも外方の該ゲート電極
の長さを、一画素の一辺を形成する走査電極の長さの1
/7以上とすることによって、上記と同様の寸法変化に
対して、TFTのp−Si層とゲート電極との交差を確
保することができ、p−Si層と表示電極とを接続しう
る非絶縁部分の大きさを行列方向ともに一画素の一辺を
形成する走査電極の長さの2/7以上とすることによっ
て、上記と同様の寸法変化に対して、p−Si層と表示
電極との接続を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶表示装置の実施例の第1の基板
を示す平面模式図である。
【図2】 図1の第1の基板の製造工程を工程順に示す
平面模式図である。
【図3】 図1の第1の基板の製造工程を工程順に示す
断面模式図である。
【符号の説明】
1 透明絶縁基板 2 多結晶シリコン層 3 ゲート電極 5 走査電極 6 信号電極 7 表示電極 10 ゲート電極接続開口部(非絶縁部分) 11 ドレイン電極接続開口部(非絶縁部分) 12 ソース電極接続開口部(非絶縁部分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−162771(JP,A) 特開 平2−247619(JP,A) 特開 平2−242229(JP,A) 特開 平2−245739(JP,A) 特開 平1−243033(JP,A) 特開 昭64−68969(JP,A) 特開 昭64−51663(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明絶縁基板上に、複数の走査電極と複
    数の信号電極が行列方向に配され、これら走査電極と信
    号電極によって区切られた各画素に、少なくとも多結晶
    シリコン層およびこれに直交するゲート電極からなる薄
    膜トランジスタ素子と、表示電極が設けられ、ゲート電
    極を挟んで一端側の多結晶シリコン層と信号電極とが接
    続され、他端側の多結晶シリコン層と表示電極とが接続
    され、かつゲート電極と走査電極とが接続された第1の
    基板に対して、絶縁基板上に対向電極が設けられた第2
    の基板が対向配置され、これら基板間に液晶材料が挾持
    されたアクティブマトリックス液晶表示装置であって、 上記多結晶シリコン層の形状が、上記走査電極と平行な
    帯状で、その走査電極方向の長さが一画素の一辺を形成
    する走査電極の長さの5/7より大きく、かつ上記多結
    晶シリコン層と上記信号電極とを接続しうる非絶縁部分
    の大きさが行列方向ともに一画素の一辺を形成する走査
    電極の長さの2/7以上であることを特徴とするアクテ
    ィブマトリックス液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 透明絶縁基板上に、複数の走査電極と複
    数の信号電極が行列方向に配され、これら走査電極と信
    号電極によって区切られた各画素に、少なくとも多結晶
    シリコン層およびこれに直交するゲート電極からなる薄
    膜トランジスタ素子と、表示電極が設けられ、ゲート電
    極を挟んで一端側の多結晶シリコン層と信号電極とが接
    続され、他端側の多結晶シリコン層と表示電極とが接続
    され、かつゲート電極と走査電極とが接続された第1の
    基板に対して、絶縁基板上に対向電極が設けられた第2
    の基板が対向配置され、これら基板間に液晶材料が挾持
    されたアクティブマトリックス液晶表示装置であって、 上記多結晶シリコン層の形状が、上記走査電極と平行な
    帯状で、その走査電極方向の長さが一画素の一辺を形成
    する走査電極の長さの5/7より大きく、かつ上記ゲー
    ト電極と上記走査電極とを接続しうる非絶縁部分の大き
    さが行列方向ともに一画素の一辺を形成する走査電極の
    長さの2/7以上であることを特徴とするアクティブマ
    トリックス液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 上記多結晶シリコン層と上記信号電極と
    を接続しうる非絶縁部分の大きさが行列方向ともに一画
    素の一辺を形成する走査電極の長さの2/7以上である
    ことを特徴とする請求項2記載のアクティブマトリック
    ス液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 上記多結晶シリコン層と上記ゲート電極
    との交差部分よりも外方の該ゲート電極の長さが、一画
    素の一辺を形成する走査電極の長さの1/7以上である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の アク
    ティブマトリックス液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 上記多結晶シリコン層と上記表示電極と
    を接続しうる非絶縁部分の大きさが行列方向ともに一画
    素の一辺を形成する走査電極の長さの2/7以上である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアク
    ティブマトリックス液晶表示装置。
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