JP2588389B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2588389B2
JP2588389B2 JP61192274A JP19227486A JP2588389B2 JP 2588389 B2 JP2588389 B2 JP 2588389B2 JP 61192274 A JP61192274 A JP 61192274A JP 19227486 A JP19227486 A JP 19227486A JP 2588389 B2 JP2588389 B2 JP 2588389B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、パチンコ機の遊技盤に配された入賞口に入
る入賞球としてのパチンコ球に対して供給される賞品球
の数を切り換えることができるパチンコ機に関する。
(従来の技術) 従来、パチンコ機の遊技盤に配された入賞口に入賞球
としてのパチンコ球が飛び込んだとき、その入賞球に対
して供給される賞品球としてのパチンコ球の数は一定で
ある。このほかに、入賞口毎に供給される賞品球の数を
異ならせたものがある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の一方のパチンコ機の場合、入賞球で対にする賞
品球の数が一定であることは、入賞球が入賞口に入り易
くするか、または入り難くするかだけの遊技性を遊技者
に提供しているものであつて、他方のパチンコ機では、
入賞口毎の賞品球の数は固定的に設定されているので、
それなりの遊技性を持ち合わせているが、その単調さを
改良する必要がある。
そこで本発明は、上記問題点を解決するためになされ
たものであつて、入賞口の開口部を遮断したり開放した
りする開動部材を備えた構造のパチンコ機において、入
賞口に入る入賞球が作り出す入賞条件に応じて供給され
る賞品球の数を切り換えることによつて、入賞確率が高
い入賞状態に対して賞品球の数を少なく供給し、一方、
入賞確率が低い入賞状態に対して多く供給することから
新たな遊技性を提供すると共に遊技者と遊技管理者との
間に利益の調和を持たせたパチンコ機を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明の特徴は、遊技盤に
設けられている普通の入賞口と、遊技盤に設けられ、前
記普通の入賞口とは異なり、パチンコ球を検出するため
の検出スイッチが設けられている入賞口と、該検出スイ
ッチが設けられている入賞口に入賞し、前記検出スイッ
チによって検出された入賞球数を計数し、その計数値を
格納するための制御カウンタと、検出スイッチが設けら
れている入賞口および普通の入賞口への入賞球を1球づ
つ送り出すための入賞球送出装置と、該入賞球送出装置
によって送り出された入賞球の各々に対して所定数の賞
品球を払出すための賞品球払出手段と、前記入賞球送出
装置によって送り出された各入賞球、および、前記制御
カウンタに格納されている計数値に基いて、前記賞品球
払出手段によって払出される賞品球を、前記普通の入賞
口への入賞に対する払出数と、前記検出スイッチが設け
られている入賞口への入賞に対する払出数とで互いに異
ならせるための駆動制御手段と、を設けたことである。
(作用) このような構成により、本願発明は、まずパチンコ球
の入賞時、制御カウンタが検出スイッチが設けらている
入賞口への入賞球数のみをカウントする一方、普通の入
賞口への入賞球数をカウントせず、検出スイッチが設け
られている入賞口および普通の入賞口への入賞球は、制
御カウンタによってカウントされたか否かにかかわら
ず、入賞球送出装置によって1球づつ送り出され、送り
出された入賞救の各々に対し、賞品球払出手段が賞品球
を払出す。
ここで普通の入賞口への入賞球数は制御カウンタによ
ってカウントされていないので、制御カウンタに格納さ
れている計数値が「0」であり、そのために駆動制御手
段は動作しないことから、賞品球払出手段は、入賞球が
入賞球送出装置で1球づつ送り出された時点で、その入
賞球に対して所定数の賞品球を払出す。
他方、検出スイッチが設けられている入賞口への入賞
球数は制御カウンタによってカウントされるので、制御
カウンタに格納されている計数値と、入賞球送出装置に
よって送り出された各入賞球とに基き、駆動制御手段が
検出スイッチが設けられている入賞口への入賞球に対
し、賞品球払出手段によって払出される賞品数を、検出
スイッチが設けられている入賞口への入賞数「n」回分
だけ、普通の入賞口への入賞に対する払出数とは異なら
せて払出させるので、入賞球の検出手段を入賞口に設け
なくてもよく、また入賞球を分別するための手段と、賞
品球の払出数が互いに異なる複数種類の賞品球払出手段
とを設けなくてよい。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1図において、1は本発明に係るパチンコ機
の遊技盤であり、この遊技盤1上には球発射装置(図示
略)により発射されたパチンコ球を誘導する誘導レール
2が固着されており、遊技盤1の誘導レール2の外方部
分はパチンコ球が打込まれない非遊技部3とされ、遊技
盤1の誘導レール2に囲まれるその内方部分はパチンコ
球が打込まれる遊技部4とされている。
非遊技部3の両肩には表示ランプ5,5,…が配設されて
いる。
遊技部4には、その両側に表示ランプ6,6が配設さ
れ、さらにその内方にはランプ付風車7,7と、パチンコ
球入賞の都度一定量の賞品球を払出すためのみの普通の
入賞口8,8と、普通の入賞口としても機能しかつ通称チ
ユーリツプという役物が付加されたランプ付入賞口9,9
と、入賞装置としてのセンター役物10と、センター役物
補助ユニツト11と、何れの入賞口にも入賞しなかつたパ
チンコ球を回収する外れ口12とが配設されている。
補助ユニツト11は第1始動入賞口13,13と第2始動入
賞口14とカバー15とを備えており、本実施例における検
出スイッチが設けられている入賞口としての始動入賞口
13,14は普通の入賞口としての機能の他、センター役物1
0に関連した特別の機能も有するものである。カバー15
はケース状をなして3つの始動入賞口13,14全てにかぶ
さるように遊技部4上に固着されている。このカバー15
の上部には各始動入賞口13,14にパチンコ球を導く球入
口(図示略)が開設され、各球入口の上方には障害釘16
が2本ずつ打設されている。尚、この障害釘16は遊技部
4上に多数存在するもので、ここでは、図示を省略して
いる。
センター役物10は第2図に示すようにそのボデイ17が
前板部18とケース部19とから構成されており、遊技部4
の略中央に穿設された役物取付け孔(図示略)に表面側
からケース部19側が挿入され、かつ前板部18が遊技部4
上にねじ止めされて該遊技部4上に固着されている。
前板部18には検出スイッチが設けられている入賞口と
しての天穴入賞口20が開設されており、かつその下方に
は10カウント表示器21とデモ用ランプ22,22とが横方向
に並設されると共に、これらにその上方からかぶさるよ
うに飾り取付け板23が前側に突設されている。10カウン
ト表示器21はLEDにより7セグメント構成で後述する10
カウント値を数字で表示するものである。飾り取付け板
23には図示しない飾り板が設着剤などで取付けられるよ
うになつている。前板部18の両側部にはデモ用ランプ2
4,24が設けられている。
ケース部19の正面側は開口されており、その開口部25
の下部には普通の入賞口としての所定の入賞口26と他の
入賞口27,27とが横一列に並列されている。これらの入
賞口26,27,27は、普通の入賞口としての機能を有する
他、センター役物10に関連する特別の機能を有してい
る。開口部25の下部周縁には、各入賞口26,27,27を仕切
る仕切り板28,28を備える飾り取付け板29が前側に突出
するように立設されており、この飾り取付け板29には図
示しない飾り板が接着剤などで取付けられるようになつ
ている。
飾り取付け板23の上板部30及び側板部31,31は開口部2
5の上方において廂状に位置し、飾り取付け板29の各端
部32は開口部25の各側縁においての真中辺に位置してお
り、開口部25は、これらの飾り取付け板23,29により、
その各側縁における飾り取付け板23の上板部30及び側板
部31,31と飾り取付け板29の各端部32との間の部分(以
下、この部分を球入口部33という。)を除いて囲繞さ
れ、その囲まれている部分からのパチンコ機の侵入が阻
止されるようになつている。
各球入口部33の前方には開動部材としての案内羽根34
が設けられており、各案内羽根34はそれぞれ各球入口部
33を開閉するものである。すなわち、案内羽根34は飾り
取付け板29の端部32の上の方においてその中間部が軸支
されているものであり、35はその支軸となる駆動するた
めにソレノイド(第9図)に連結されたシヤフトであつ
て、このシヤフト35に固着され、これと一体になつて第
2図中の矢印A−A′方向に回動可能とされている。案
内羽根34はそのA′方向の回動で第2図に示す状態に及
びA方向の回動で起立状態になるようにされており、通
常はこの起立状態となるようにされ、該状態では、球入
口部33沿いに延在して、一端が飾り取付け板23の側板部
31下端とパチンコ球1個も通過できない狭い間隔を置い
て該側板部31下端の近傍に位置し、かつ他端部が飾付け
板29の端部32の内側に接触して位置し、開口部25をパチ
ンコ球に対して遮断し開口部25へのパチンコ球の侵入を
阻止する閉状態であつて、第2図に示す状態では、前記
一端部が前記他端部よりも若干上になる傾斜状をなし
て、該一端部が開口部25の外側であつてパチンコ球の流
れる領域へ張出し、かつ該他端部側が開口部25の内側に
張出すように延在して、該一端部及び他端部が飾り取付
け板23の側板部31下端部から、パチンコ球1個は勿論の
こと複数が上下に並んでまとまつて通過できるくらい離
れ、前記一端部側からパチンコ球を拾えば、これを前記
他端部側へ流して開口部25内に案内すると共に、拾わな
かつたパチンコ球であつてもその球入口部33からの開口
部25内への飛入を許容する開状態である。
開口部25内の入賞口26,27,27の上方には役継続回数表
示器26が設けられており、この役継続回数表示器36は、
8個のLED36−1〜36−8を横一列に備え、これらのLED
36−1〜36−8を役継続回数に応じて一つずつ増加点灯
させてゆくようになつているものである。開口部25内の
残りの部分には窓枠部37が設けられており、この窓枠部
37は、開口部25の上縁、両球入口部33,33及び役継続回
数表示器36の上縁からケース部19の内方であつてかつ奥
方に引込むように形成されており、その内周は窓部38と
されている。窓枠部37の両側部にはデモ用LED39,39,…
が嵌着されている。
第1図に戻り、遊技盤1の下部で、その左側には、後
で詳しく述べる7個賞球回数表示器57が取り付けられ、
右側には13個賞球回数表示器58が取り付けられ、さらに
この上部はタイマ59が取り付けられている。
第3図は、遊技盤1の背面を示しており、天穴入賞口
20からは分岐して両側にパチンコ球が落下していく通路
53を形成し、入賞球検出手段としての通過検出スイツチ
53a,53aを通つて入賞口8,8と共通の通路53を通り、セー
フ玉寄せ部79(第5図)に落下するようになつている。
入賞口26は、後述するが案内羽根34,34が開いた状態の
ときに、通過したパチンコ球を検出できる特定球検出手
段としての継続球検出スイツチ54を通つて、入賞口26の
両側に位置している入賞口27,27からの通路53と合流
し、入賞口26,27,27を通過したパチンコ球の数を検出す
る10カウントスイツチ55を通つて同じくセーフ玉寄せ部
79(第5図)に落下するようになつている。第1始動入
賞口13,13および第2始動入賞口14のそれぞれには、同
様して、パチンコ球の通過を検出できるように、さらに
入賞球検出手段としての始動球検出スイッチ56,56,56が
取り付けられてセーフ玉寄せ部79(第5図)に落下する
ようになっている。
これにより通過検出スイッチ53aおよび始動球検出ス
イッチ56が設けられている入賞口13,14,20および普通の
入賞口8,9,26,27への入賞球は、通路53を経てセーフ玉
寄せ部79に集合することになる。
また本実施例では通過検出スイッチ53aおよび始動球
検出スイッチ56は、制御カウンタとしてのCPU(第9図
参照)97に対し、入出力制御装置98を介して接続されて
いるので、検出スイッチ53a,56が設けられている各入賞
口13,14,20への入賞時には、その検出信号が各検出スイ
ッチ53a,56から入出力制御装置98を通してCPU97に入力
される。
これによりCPU97は、検出スイッチ53a,56が設けられ
ている入賞口13,14,20への入賞球数を順次計数すること
ができる(後述〜第12図参照)。
上記のような遊技盤1の構成によつてパチンコ球が入
賞口に入賞球として入り、遊技者へ賞品球を各入賞球に
対して払出すための賞品球払出手段としての賞球供給装
置の構造について説明すると、第4図は、パチンコ機の
裏側を示しており、第3図が遊技盤1の直ぐ裏側を示し
ているのに対して、第4図は、パチンコ機の本体の裏側
と、本体にヒンジによつて開閉できるようになつている
裏蓋60とを示している。本体の上部にはパチンコ球が収
納される貯溜タンク61が位置し、この貯溜タンク61から
は平行に二条の供給樋62が形成されて、裏蓋60が閉じら
れた時、同じく平行の誘導路63に連通するようになつて
いる。蛇行状の誘導路63から下の部分は、パチンコ球が
一時貯溜できるように賞球ケース64になつており、第5
図に示すように誘導路63から賞球ケース64の間の箇所に
は切欠部65が形成されて、この切欠部65にパチンコ球の
通過を規制する流入規制部材66が偏平状の機構部67の回
動動作によつて進退自在になつている。機構部67には、
上記のほかに、その回動によつて上下動する上リンク棒
68が軸支され、その上端部は回動する回動部材69に軸支
されている。また、通常、誘導路63内に突き出るように
樋鍵70が回動自在に軸支されて、誘導路63内にパチンコ
球がないときは、樋鍵70が左旋回して回動部材69が右旋
回しないようにしている。さらに、上記した回動部材69
の軸支箇所から、図面上で右上部にはピン71が埋め込ま
れて、このピン71が、回動ピン72を中心に回動する三角
辺73に形成された長孔74に嵌まり込んでいる。三角辺73
には、突起75が形成されて、回動部材69の回動によつて
突起75が賞球制御スイツチ76を開閉するようになつてい
る。
機構部67には、さらに上記した上リンク棒68とは反対
方向に向けて機構部67の回動によつて上下動する下リン
ク棒77が軸支されている。下リンク棒77の下端部は、回
動自在に軸支されている水平棒78の一端部と軸支され、
その他端部はセーフ玉寄せ79から下方に形成された落下
通路80に臨んでいる。セーフ玉寄せ部79からの出口に
は、パチンコ球の自重に応じて回動するレバー81が軸支
され、その回動によつて、上記の水平棒78を固定位置に
したり解除したりする鍵機構82が落下通路80に沿つて各
所に軸支されている。
本実施例では平行棒78、セーフ球寄せ部79、落下通路
80、レバー81および鍵機構82は入賞球送出装置を構成し
ている。この入賞球送出装置は、各入賞球を、各検出ス
イッチ53a,56の設置有無にかかわらず、セーフ球寄せ部
79に一旦集合させたのち、水平棒78、落下通路80、レバ
ー81および鍵機構82によって、1球づつ送り出すための
ものである。
流入規制部材66の下部には、上端部が軸支され上記の
機構部67によつて作動する流出規制部材83が位置して、
賞球ケース64内のパチンコ球を一時貯溜できるようにな
つている。流出規制部材83は第5図の矢印Aによつて示
す箇所を裏から見た状態である第6図に示すように、そ
の先端部材に二箇所の段差部84a,84bが形成されて、こ
の縦断面を第7図に示すように、賞球ケース64のうち賞
球貯溜室85内のパチンコ球は段差部84aによつて支えら
れ、賞球貯溜室86のパチンコ球は賞球貯溜室85のものよ
りも一個分だけ下を段差部84bによつて支えて、下方に
延びる賞球放出通路87に落下しないようになつている。
一方の、賞球貯溜室86には、第7図に示すように、停止
窓88が開いており、この停止窓88の内部に対して、軸支
されたストツプ部材89の爪部90が進退自在するようにな
つている。この進退動は第8図に示すように摺動部材91
がソレノイド92の励磁によつて押し上げられた時、摺動
部材91の先端がストツプ部材89の下端傾斜部93に摺接し
て爪部90が停止窓88に入り込み、そしてソレノイド92の
解磁によつて爪部90は停止窓88から離れる。
本実施例ではCPU97による入賞口13,14,20への入賞球
数は計数値が「0」の場合、第7図に示すように、ソレ
ノイド92は解磁状態のままになるので、ストップ部材89
は直立位置に保持される一方、上記計数値が「0」でな
い場合、ソレノイド92は励磁され、第8図に示すように
ストップ部材89が傾動されることによって、爪部90が停
止窓88に入り込む。このようにして、上記した流出規制
部材83と連動することにより、例えば、第7図および第
8図に示すように上記した第5図に示す機構部67を動作
させて流出規制部材83の各段差部84a,84bを各賞球貯溜
室85,86内のパチンコ球の一番下に当てることによつ
て、パチンコ球を貯溜する。このとき、ストツプ部材89
の爪部90は、停止窓88から離れている。そして、第7図
に示すように賞品球としてのパチンコ球のうち、7個を
賞球放出通路87に落下させるときは、ソレノイド92を励
磁させて、ストツプ部材89の爪部90を停止窓88内に挿入
し、賞球貯溜室86内の一番下にあるパチンコ球と、その
上のものとの間に入れる。次に、第5図に示すように、
セーフ玉寄せ部79から入賞球としてのパチンコ球が落下
して水平棒78に当り、その自重によつて水平棒78は矢印
Bの方向に回動するので、その動作は下リンク棒77によ
つて機構部67を回動させ、流入規制部材66を切欠部65に
挿入して、それより上流側のパチンコ球を停止させる一
方、流出規制部材83を回動させ、賞球貯溜室86の1個の
パチンコ球と、賞球貯溜室85の6個のパチンコ球とが賞
球放出通路87に落下する。この時、水平棒78が所定の角
度に下降回動すると三角片73は回動部材69によつて左旋
回するので、その突起75は賞球制御スイツチ76への押圧
を解除することになる。したがつて、賞球制御スイツチ
76に対して、入賞球が落下してこないときには三角片73
の突起75が押圧していることになる。13個のパチンコ球
を落下させるときは、ストツプ部材89の爪部90を停止窓
88から離して、流出規制部材83を回動させれば第7図に
示す13個の全てのパチンコ球が落下するようになつてい
る。
次に上記構成のパチンコ球を動作させるための回路構
成を述べる。この構成は、本出願人がすでに提出済の実
願昭61−40467号の明細書に添付されている第12図の回
路構成図に類似しており、この回路構成の中で表示モー
ド切換回路135と、LED表示色選択回路137と、タツチ回
路140および停止指令スイツチ10とを除いて、第9図に
示すように通過スイツチ回路53bおよび通過スイツチ53a
と、賞球制御スイツチ76と、賞球制御スイツチ回路94
と、ソレノイド92と、賞球ソレノイド駆動回路95とを加
えた内容である。したがつて、この回路構成の説明は、
本考案に係わる箇所の説明だけに留める。また本発明の
出願前に公知な特開昭60−29168号公報・第2頁右上欄
第19行〜同頁左下欄第3行、第6頁右上欄第20行〜同頁
左下欄第2行および同公報・第2図には検出スイッチ
(入賞スイッチ11,12)から発生されたパチンコ球の検
出信号がCPU(制御回路14)に入力され、これにより入
賞球を検出する旨が記載されている。
本実施例において、ストップ部材89、摺動部材91およ
びソレノイド92は駆動制御手段を構成し、この駆動制御
手段は、各検出スイッチ53a,56から入出力制御装置98を
通して、CPU97で計数された各入賞口13,14,20、すなわ
ち検出スイッチが設けられている入賞口への入賞球数
と、水平棒78、落下通路80、レバー81および鍵機構82に
よって、1球づつ送り出された入賞球とに基いて、本来
払出される「13球」とは異なる数、「7球」の賞品球
を、賞球払出装置から払出されるためのものである。
さらに入賞口26,27への入賞数は10カウントスイッチ5
5によって検出され、さらに入賞口26への入賞球は継続
球検出スイッチ54にも検出される。
しかしながら10カウントスイッチ55は周知のようにセ
ンター役物10への入賞球数を制限するためのものであっ
て、賞品球の払出数を限定するものではなく、また他方
の継続球検出スイッチ54にあっては、周知のようにセン
ター役物10の動作制御に関するものである。
したがって本実施例ではいずれのスイッチ54,55も賞
品球払出数の制御には無関係で、そのために入賞口26,2
7への入賞に対し、普通の入賞口への入賞処理が施され
ることは明らかである。このうち、賞球制御スイツチ76
が閉成されると、この信号は賞球制御スイツチ回路94に
よつて信号波形を整えて、入出力制御装置98に伝送され
る。そして、賞球制御ス イツチ76の閉成に応じて、賞球ソレノイド駆動回路95か
ら第7図および第8図に示すようにソレノイド92を駆動
するようになつている。通過スイツチ回路53aの閉成に
伴い信号波形を整えて伝送するようになつている。
上記構成によつてなるパチンコ機は第1図に示すよう
に遊技盤1上に遊技者がパチンコ球を打ち放つことによ
つて、そのパチンコ球が天穴入賞口20、入賞口8,8、ラ
ンプ付入賞口9,9、第1始動入賞口13、第2始動入賞口1
4、入賞口26および入賞口27のいずれかに入ることによ
つて、上記した賞球供給装置が賞品球としての所定数の
パチンコ球を遊技者に供給するようになつている。
このパチンコ機の入賞動作のうち本発明における動作
を一例として入賞確率増化手段として示す第10図と第11
図、および賞球制御手段として示す第12図をもとにして
説明する。
なお第10図〜第12図は、第9図に示す入出力制御装置
98に接続されている各回路の制御手の一部を示してお
り、この手順はPROM99に格納され、またCPU97は、上記
報知タイマを含む複数種類のタイマ(いずれも図示省
力)をハードウエアまたはソフトウエアによって備えて
いる。
まず、第10図に示すように電源が「オン」にされるこ
とによつて、RAM、バフア等のクリアおよび各スイツチ
がチエツクされる。即ち初期設定され、そして、第1始
動入賞口13,13、および第2始動入賞口14のいずれにも
入賞球が入らない場合、案内羽根34,34、表示ランプ5,6
等は駆動されない。そして、上記した入賞口のうちのい
ずれかに入賞球としてパチンコ球が入ると、その処理を
始める。第10図〜第12図に示す流れ図の始めから終りま
では所定の処理時間が設定されており、したがつて、何
も発生しない時は第10図の「リセツトスタート」から開
始して第10図の「出力ポートセツト」までは、所定の処
理時間よりも早く到達するので、その残りの時間は「割
り込み待ち」によつて処理時間に到るまて時間消費にあ
てられる。また、入賞口に入賞球が入つたことによつ
て、処理が行なわれ、この処理が所定の処理時間以内の
時も、同じく、「割り込み待ち」によつて残りの時間は
所定の処理時間になるまで時間消費することになる。
第1の具体例として、第1始動入賞口13,13のいずれ
かに入賞球が入つた時、それに対応する始動球検出スイ
ツチ56,56によつて入賞球の通過が検出された後、第9
図に示すようにソレノイド96が励磁されて案内羽根34,3
4が0.5秒間開放する。これを小役という。また、第2始
動入賞口14に入賞球が入つた時、同じようにして、案内
羽根34,34が0.75秒間の開放を2回行なう。この小役と
中役とのいずれかの間において、入賞口27,27,26のいず
れかに入賞球が入ることによつて、この入賞球毎に7個
の賞品球を供給することである。ただし、入賞口26への
入賞については特別な意味を持つので、後で詳しく述べ
ることにする。また、第1始動入賞口13,13または第2
始動入賞口14のいずれかに入つた入賞球自体にも7個の
賞品球を供給することを例にとる。この制御は、まず、
第10図に示すように、「小、中役始動」であるから
「小、中役モードセツト」によつて、案内羽根34,34の
開放を上記した小役または中役のいずれかの時間に設定
し、そして第10図のから第11図のに移る。そして、
「役動作処理」によつて、案内羽根34,34を上記した小
役または中役のいずれかの時間だけ開放して、第11図の
から第10図のに移り、表示ランプ5,6等の点灯をし
た後、「賞球制御処理」を行なう。この「賞品球制御処
理」は第12図に詳しく示すように、初めに始動球検出ス
イツチ56,56,56のいずれかによって、検出スイッチが設
けられている入賞口への入賞球の通過が検出されたの
で、7球の賞品球の払出しであるから、CPU97はその入
賞球数として「1」を加算し、そして案内羽根34,34が
開いて入賞口26,27,27に入賞すれば、10カウントスイッ
チ55がその通過を検出するので、さらに7球の賞品球の
払出しであるから、CPU97はその入賞球数「1」を加算
する。
第12図に示すように「ソレノイドONか?」によってソ
レノイド92の出力が作動中か否かを判定して、それが解
磁のとき、CPU97は検出スイッチが設けられている入賞
口への入賞球数を判定する。
そして7球の賞品球の払出しの場合、CPU97によって
計数された入賞球数は「零」ではないので、7球の賞品
球の払出しを行うために第12図に示す「制御スイッチON
か?」で賞球制御スイッチ76の作動のチェックを行な
う。
ここで言えることは、CPU97によって計数された入賞
球数が「零」にならない限り7球の賞品球の払出しが、
後述する賞球払出装置による13球の賞品球の払出しより
も優先して行なわれるのである。
なおCPU97は、検出スイッチ53a,56が設けられている
各入賞口13,14,20への入賞球数のみをカウントする一
方、検出スイッチ53a,56が設けられていない普通の入賞
口へ入賞球数をカウントせず、上述した各入賞口13,14,
20への入賞時には、その検出信号が各検出スイッチ53a,
56から入出力制御装置98を通してCPU97に入力される。
通過検出スイッチ53aおよび始動球検出スイッチ56が
設けられている入賞口13,14,20と、普通の入賞口8,9,2
6,27とへの入賞球は、CPU97によってカウントされたか
否かにかかわらず、すべて入賞球送出装置78〜82によっ
て1球づつ送り出され、送り出された入賞球の各々に対
し、賞球供給装置が賞品球を払出す。
そして普通の入賞口8,9,26,27への入賞球数はCPU97に
よってカウントされないので、CPU97に格納されている
計数値が「0」であり、そのために駆動制御手段89,91,
92は動作しないことから、賞球供給装置は、入賞球が入
賞球送出装置で1球づつ送り出された時点で、その入賞
球に対しては所定数の賞品球を払出す。
他方、検出スイッチ53a,56が設けられている各入賞口
13,14,20への入賞球数はCPU97によってカウントされる
ので、CPU97に格納されている計数値と、入賞球送出装
置によって送り出された各入賞球とに基づき、駆動制御
手段89,91,92が検出スイッチ53a,56が設けられている各
入賞口13,14,20への入賞球に対し、賞球供給装置によっ
て払出される賞品球を、検出スイッチ53a,56が設けられ
ている各入賞口13,14,20への入賞球数「n」回分だけ、
普通の入賞口への入賞に対する払出数とは異ならせて払
出させる。13個の賞品球が供給されるのは、「制御カウ
ンタ」の内容が零であって、こつセーフ玉寄せ部に入賞
球がある場合である。この後、「制御スイツチONか?」
の判定で、「オン」ではない場合は、セーフ玉寄せ部79
から水平棒78の端部に入賞球が落下して水平棒78が、賞
球制御スイツチ76が閉成する角度になるまで下降回路し
ていないことである。賞球制御スイッチ76が「オン」の
とき、上記報知タイマがスタートされると同時に7球の
賞品球の払出しを行なう動作に入るので「制御カウンタ
を−1する」のところで、上述したようにCPU97によっ
て加算された入賞球数から「1」を引く。そして、同じ
く7個賞球回数表示器57のセツトと、「ランプ表示およ
び効果音セツト」をした後、「ソレノイドONセツト」に
よつてソレノイド92の励磁を行なう。この時、「制御ス
イツチOFFか?」では賞球制御スイツチ76がまだ「ON」
のままであるか判定する。すなわち、7個の賞品球の供
給をするために、上記したように、セーフ玉寄せ部79か
ら入賞球が落下して水平棒78の端部を下降回動させ、所
定角度になつたところで、三角片73の突起75が賞球制御
スイツチ76から離れて、開成状態「制御スイツチON」と
なるからである。なお、賞球制御スイツチ76は常閉接続
されていることになる。そして、「制御スイツチ1秒以
上ONか?」では、通常、7個の賞品球の供給は賞球供給
装置の構造上1秒以内で終了することができるので、第
10図に示す「動作音セツト」に移り「出力ポートセツ
ト」によつて全ての表示灯,効果音等の出力が設定され
る。
「制御スイツチ1秒以上ONか?」のところで、「1秒
以上」のときは、異常な状態であるからさらにソレノイ
ド92が引き続き5秒間励磁されているか判定される。こ
れは、ソレノイド92の故障防止と同時に賞球供給操作に
よつて行なわれる賞品球の供給に問題があつたことを検
知するもので、「ソレノイド5秒セツト済みか?」によ
つて、「セツト済み」でなければ、5秒間のタイマをセ
ツトした後「異常音セツト」を行なう。「セツト済み」
であれば、5秒を経過したかどうか判定し、5秒経過し
ていなければ、時間の測定を行ない、5秒経過後は、ソ
レノイド92が焼き切れる可能性があるためにソレノイド
92を強制的に解磁する。
次に、所定の処理時間内において、「ソレノイドONか
?」のところで、ソレノイド92を出力判定し、励磁して
いる時は、7個賞品球の供給の作動励磁状態になつたこ
とであるから第7図に示すようにストツプ部材89の爪部
90が賞球貯溜室86の停止窓88内にはいり込んだ状態であ
る。そして、7個の賞品球の供給を表示するために7個
賞球回数表示器57に回数を表示するためのセツトと、所
定の7個賞球用の表示ランプ点灯のセツトと、効果音の
セツトと、をした後、「ソレノイドONセツト」によつて
ソレノイド92の励磁を行なう。この時、「制御スイツチ
OFFか?」では賞球制御スイツチ76は、水平棒78が所定
角度以上に下降回動しているとので、すでに、「オン」
であるから「制御スイツチ1秒以上ONか?」のところ
で、1秒以内の正常な状態として第10図の「動作音セツ
ト」に移り、「出力ポートセツト」によつて表示灯、効
果音等、そして、7個賞球回数表示器57の表示が指示さ
れる。水平棒78は、さらに下降回動し、流出規制部材83
が回動して賞球貯溜室86内のパチンコ球を6個残して、
その1個と、賞球貯溜室85内の6個と共に7個の賞品球
が賞球放出通路87に落下して、それを遊技者に供給す
る。供給後は水平棒78は元の位置まで上昇回動するため
賞球制御スイツチ76は元の通り閉成状態になる。「制御
スイツチOFFか?」の判断でOFFの状態であればランプお
よび効果音をリセツトして「ソレノイドOFFタイマーク
リア」する。
第2の具体例として、上記した小役、中役の間に入賞
球が入賞口26に入つた時大役となつて、案内羽根34,34
が0.75秒毎に18回の開閉動作をする。この間の合計時間
はタイマ59に記録される。しかし、この18回の開閉動作
の間に10カウントスイツチ55によつて10個の入賞球の検
出がなされたときは、案内羽根34,34の開閉回数が18回
以内であつても大役は終了する。なお、大役の間に、入
賞球が入賞口26に入り、再び大役が出たときは、上記の
ような案内羽根34,34の開閉動作が繰返えされるが、こ
れは、継続球検出スイツチ54によつて検出され、この継
続回数は8回まである。上記したような大役の間で、案
内羽根34,34の開閉回数が18回の開閉動作中の9回まで
に10カウントスイッチ55で検出された入賞球に対しても
7個の賞品球を供給し、10以上になると10カウントスイ
ッチ55で検出された入賞球に対しては、13個の賞品球を
供給する例である。この制御は第10図に示すように、
「大役始動」として、継続球検出スイツチ54によつて入
賞球を検出し、役継続回数表示器36に継続回数を表示す
る。次に「大役モードセツト」によつて、案内羽根34,3
4の18回開閉動作を指示して第10図のから第11図の
に移る。10カウントスイツチ55によつて検出した入賞球
の数は、まだ10個以下として「大役出力処理」によつて
案内羽根34,34の18回開閉動作を開始し、第11図のか
ら第10図のに移り、表示ランプ5,6等の点灯をした
後、「賞球制御処理」を行なう。
第12図に示す「賞品球制御処理」では「案内羽根開閉
回数≧10回」で案内羽根34,34の開閉回数が、まだ9回
以下として、7球の賞品球を払出すために、10カウント
スイッチ55によって入賞球の通過を検出し、それをCPU9
7の計数値に「1」を加算して、上述した第1の具体例
に記述したと同様に7球の賞品球を払出す。大役の間、
案内羽根34,34の開閉動作が続けられ、開閉動作が9回
までに入賞口26,27,27に入った入賞球に対して、7球の
賞品球が払出される。
案内羽根34,34の開閉動作が10回目から18回までの間
に入賞口26,27,27のいずれかに入賞球があると、第12図
に示すように、「大役」であつて、そして「ソレノイド
ONか?」によってソレノイド92を出力判定し、解磁状態
になっておればCPU97の上記計数値が「零」でなくと
も、新たな7球賞品球の払出しはとりあえず中断して13
球の賞品球の払出しを優先して行なうため「ソレノイド
OFFタイマークリア」によってソレノイド92の解磁を行
ない、図示が省略された13球の賞品球の払出しのために
ランプおよび効果音のセットとともに7球賞品球回数表
示器57に表示する。
そして上述した7球賞品球の払出しと同じように水平
棒78の下降回動によって、流出規制部材83が回動して賞
品球貯溜室85,86内の13球の賞品球を賞品球放出通路87
に落下して、遊技者に払出す。
大役の間に入賞球が所定の入賞口26に入ったとき、継
続している案内羽根34,34の18回開閉動作が終了する
と、直ち新たな次の18回開閉動作が行われる。
この継続した案内羽根34,34の18回開閉動作中、はじ
めの9回の間に所定の入賞口26を含む27,27に入った入
賞球に対して7球の賞品球が払出され、10回目からは13
球の賞品球が払出される。
当然ながら他の入賞口27,27への入賞球によってCPU97
にカウントアップされた7球賞品球の払出しも行なわれ
る。
第3の具体例として、上述した大役の間に所定の入賞
口26に入賞球が入ることによって、再度、案内羽根34,3
4が18回開閉動作を繰返す。しかしこの継続回数は8回
までであることは上述した通りである。
継続回路が4回までは7球の賞品球の払出しあり、こ
の4回まではその回数を記憶しつつ、そして記憶するこ
とと同時に、7球の賞品球を払出す。
継続回数が5回目以上になるとCPU97の上記計数値は
そのままにして7球賞品球の払出しを一時中断し13球の
賞品球を優先して払出しを続け、上述したように案内羽
根34,34が18開閉動作を終了するか、10カウントスイッ
チ55によって10球の入賞球が入賞口26,27,27のいずれか
を通過したことを検出するか、継続球検出スイッチ54が
所定の入賞口26への8球の入賞球の通過を検出するかの
いずれかによって、いわゆる大役が終了した後、上述し
たように記憶しておいた7球の賞品球の払出しの回数分
だけ、新ためて一括して、賞品球を払出す例である。
この制御は第10図に示すように「大役始動」として、
所定の入賞口26への入賞球の検出を継続球検出スイッチ
54によって行ない、役継続回数表示器36に継続回数を表
示する。
つぎに「大役モードセット」によって、案内羽根34,3
4の18開閉動作の繰返し動作を指示して、第10図のAか
ら第11図のAに移る。
10カウントスイッチ55によって検出した入賞球数はま
た10球以下として「大役出力処理」によって案内羽根3
4,34の18回開閉動作を繰り返して、第11図のBから第10
図のBに移り、表示ランプなどの点灯をした後「賞品球
制御処理」を行なう。第12図に示す「賞品球制御処理」
では、まず「大役」であって「継続回数≧5回か?」の
判定では継続回数が4回以下の場合、所定の入賞口26が
入賞球の通過を検出するための継続球検出スイッチ54に
よってCPU97の上記計数値「1」を加算し「ソレノイドO
Nか?」以降の7球賞品球の払出処理を行なう。継続回
数が5回以上の場合は、10カウントスイッチ55の「制御
カウンタ」への信号を停止させて、入賞口26,27,27への
入賞球に対しては13個の賞品球を供給する。そして、継
続回数4回目迄に入賞口26,27,27に入賞した入賞球の10
カウントスイッチ55の検出により「10カウントスイッチ
による制御カウンタアップ」し、および入賞口20へ入賞
した入賞球のスイッチ53aの検出により「通過スイッチ
による制御カウンタアップ」し、入賞口13,14に入賞し
た入賞球のスイツチ56の検出により「始動球検出スイツ
チによる制御カウンタアップ」して、CPU97の上記計数
値に「1」を加算した和を「制御カウンタゼロか?」の
ところで「零」であるか否かを判定し、「零」でないの
でCPU97にカウントされている7球賞品球の払出回数分
を「制御カウンタを−1する」のところで、計測しCPU
の上記計数値が「零」になるまで、7球賞品球の払出し
を行なう。当然ながら、他の入賞口27,27への入賞球に
よってCPU97にカウントされた7賞品球の払出しも行な
われる。
なお、上記した三具体例のほかに、第3図に示すよう
に、他の具体例として、天穴入賞口20に入る入賞球を通
過スイツチ53a,53aによつて検出して、第12図に示すよ
うに「通過スイツチによる制御カウンタアツプ」として
賞球制御処理に組み込むことによつて7個または13個の
賞品球の変換が行なわれる。
なお、上記した三具体例は、本発明の一部を開示した
だけであつて第12図に鎖線によつて示した流れ図の箇所
を別な構成にすれば多くの異なつた賞品球の数の変換を
行なうことができる。
また、第11図に示す流れ図には、「大役終了」にもか
かわらず「10カウント数=0か?」の判定に対して10カ
ウント数が零、すなわち、10カウントスイツチ55が故障
したり引き抜くような不正行為を防止するために計数が
不能になつた場合の判断をする機能を備えている。
さらに、本実施例では、案内羽根34,34を設けて、セ
ンター役物10に形成した、入賞口26に入賞球が入ること
によつて「大役」としたが、図柄等の識別情報を可変表
示させる可変表示器をセンター役物10に取り付けて、入
賞口26に入賞球が入つた時、可変表示器の可変を停止さ
せ、その時の識別情報が「当り」の時、「大役」と設定
してもよい。この時、使用する可変表示器は、周知の装
置として、リーフ式表示器、ドラム式表示器、およびLE
Dからなる表示器を一個または複数個備えるものであ
る。このようにすれば、さらに新たな遊技性を提供でき
る。
上記した各具体例に示した動作を実行する際、第1始
動入賞口13,13、第2始動入賞口14または他の入賞口、
周知の障害釘16を操作し、入賞球が入り易くして入賞確
率を増大させる。このように入賞確率を高くして7個の
賞品球の供給回数を多くし、一方、入賞確率を低くして
13個の賞品球の供給を行なう。また、7個の賞品数の供
給を13個よりも優先して供給したり、逆に13個を7個よ
りも優先して供給することができる。このことから遊技
性が増大し、しかも遊技者と遊技管理者との間には、利
益の片寄りはない。
(発明の効果) このように本願発明は検出スイッチが設けられている
入賞口にのみ特定検出手段(たとえばセンサ,スイッ
チ)を設け、その検出スイッチが設けられている入賞口
への検出球数のみを制御カウンタで計数するだけで、賞
品球払出手段によって払出される賞品球数を、駆動制御
手段によって複数種類で払出す構成であることから、 賞品球数を複数種類で払出すため、 I 入賞口のすべてではなく、一部のみにセンサなど、
パチンコ球の検出手段を設ければよい。
II 各入賞口への入賞球を賞品球の払出数に対応させて
分別しなくてよい。
III 賞品球の払出数の種別に対応させて賞品球払出手
段を設けなくてよい。
上記Iから、パチンコ球の検出手段の設置数の増大を
抑止するとともに、その周辺機器および配線を省略で
き、上記IIから、入賞球の回収用球通路を各入賞口への
入賞球に対応させて複数系統設けなくてもよく、さらに
上記IIIから、各入賞口への入賞球に対応させて賞品球
払出手段を複数系統設けなくてなよくなる。
とくに上記II,IIIから、既存の賞品球払出手段に駆動
制御手段を付加、いいかえれば既存のパチンコ機をわず
かに改造するだけで、専用の払出機構および入賞球通路
などを新たに設けることなく、複数種類の賞品球数を払
出せる。
そのため本願発明は、部品点数の増大が抑止され、構
成の簡素化を容易に図れるので、構成の複雑化を抑止す
ることにより、その組付作業および保守作業の能率低下
が容易に抑止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のパチンコ機の正面図、 第2図は、入賞装置を示す正面図、 第3図は、第1図に示す遊技盤の背面を示す正面図、 第4図は、第1図のパチンコ機の裏蓋を開いた状態を示
す正面図、 第5図は、第4図の裏蓋に形成された賞球供給装置を示
した拡大縦断面図、 第6図は、第5図に矢印Aで示す箇所の背面を示した縦
断面図、 第7図は、第6図に矢印C−Cで示す略縦断面図、 第8図は、第7図に示すパチンコ球を落下させた状態を
示す略縦断面図、 第9図は、本発明のパチンコ機を作動させるための回路
構成図、 第10図は、本発明のパチンコ機の入賞確率増大化手段と
して、その動作の一部を示す流れ図、 第11図は、第10図に続くパチンコ機の一部を示す流れ
図、 第12図は、賞球制御手段を示す流れ図である。 1……遊技盤 8,9,13,14,20,26,27……入賞口(入賞口,ランプ付入賞
口、第1始動入賞口,第2始動入賞口,天穴入賞口,入
賞口,入賞口) 10……入賞装置(センター役物) 25……開口部 34……開動部材(案内羽根) 53a,56……入賞球検出手段(通過検出スイツチ,始動球
検出スイツチ) 54……特定球検出手段(継続球検出スイツチ) 64,66,67,76,83,92……賞球供給装置(賞球ケース,流
入規制部材,機構部,賞球制御スイツチ,流出規制部
材,ソレノイド)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤に設けられている普通の入賞口と、 遊技盤に設けられ、前記普通の入賞口とは異なり、パチ
    ンコ球を検出するための検出スイッチが設けられている
    入賞口と、 該検出スイッチが設けられている入賞口に入賞し、前記
    検出スイッチによって検出された入賞球数を計数し、そ
    の計数値を格納するための制御カウンタと、 検出スイッチが設けられている入賞口および普通の入賞
    口への入賞球を1球づつ送り出すための入賞球送出装置
    と、 該入賞球送出装置によって送り出された入賞球の各々に
    対して所定数の賞品球を払出すための賞品球払出手段
    と、 前記入賞球送出装置によって送り出された各入賞球、お
    よび、前記制御カウンタに格納されている計数値に基い
    て、前記賞品球払出手段によって払出される賞品球を、
    前記普通の入賞口への入賞に対する払出数と、前記検出
    スイッチが設けられている入賞口への入賞に対する払出
    数とで互いに異ならせるための駆動制御手段と、 を設けたことを特徴とするパチンコ機。
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