JP2588336Y2 - 配管結合構造 - Google Patents

配管結合構造

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JP2588336Y2
JP2588336Y2 JP1993022663U JP2266393U JP2588336Y2 JP 2588336 Y2 JP2588336 Y2 JP 2588336Y2 JP 1993022663 U JP1993022663 U JP 1993022663U JP 2266393 U JP2266393 U JP 2266393U JP 2588336 Y2 JP2588336 Y2 JP 2588336Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は配管結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ヒータコアにおける従来の配管結
合構造の一例を図6に示す。この配管結合構造におい
て、雄管部材1aに結合されて、雄管部材1aからエン
ジン冷却水が供給される雌管部材2aは、一端側から順
に、ヒータコアのケース4aの孔部42aに嵌挿、固定
される小径の縮径端部21a、雄管部材1aと嵌合する
中径の嵌合部22a、及び、Oリング3aに当接する大
径の拡径端部23aからなる。ここで、雌管部材2の縮
径端部21aをその嵌合部22aより更に縮径している
のは、ヒータコアのケース4aを小型化するため、及
び、雌管部材2aをケース4aに仮止めし易くするため
である。
【0003】また、この種の配管結合構造におけるの従
来例として、実公昭45−1818号は、雌管部材の嵌
合部の内周面に内向き環状突起を設け、雄管部材の嵌合
部の外周面に外向き環状突起を設けて、両部材を密接化
している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記したヒータコアに
おいて、雄管部材1aの配管引き回し自由度の向上やヒ
ータコア必要スペースの縮小を図るには、ヒータコアの
ケース4aに突設される雌管部材2aの突き出し長を短
縮することが有効である。しかしながら、このような雌
管部材2aの短縮は雌管部材2a及び雄管部材1aの軸
方向有効圧嵌寸法の縮小を招き、両部材1a、2a間の
がたの増大を招く。すなわち、両部材1a、2aの嵌合
部の内、実際に圧嵌(接合)している有効圧嵌部分の軸
方向両端の距離をL、この圧嵌部分のクリアランスをd
とすれば、両部材1a、2aの軸芯の最大ずれ角Θはt
anΘ=d/Lで定義される。
【0005】本考案は上記した事情に鑑みなされたもの
であり、がたの増加を招来することなく雌管部材の突き
出し長短縮を実現可能な配管結合構造を提供すること
を、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の配管結合構造
は、雄管部材と、前記雄管部材の嵌合部に嵌着されるO
リングと、一端側から順に、ケースの孔部に嵌挿、固定
される小径の縮径端部、前記雄管部材が圧嵌される中径
の嵌合部、及び、前記Oリングに当接する大径の拡径端
部からなる雌管部材とを具備し、前記雄管部材は、前記
嵌合部の先端から延設されて前記雌管部材の縮径端部に
圧嵌される縮径端部を有する配管結合構造において、前
記雌管部材の前記嵌合部の内周面に周方向へ等間隔に形
成された複数の内向き突起と、前記雄管部材の前記縮径
端部の外周面に周方向へ等間隔に形成された複数の外向
き突起とを備えることを特徴としている。
【0007】
【0008】
【作用及び考案の効果】雌管部材の縮径端部をその嵌合
部より縮径されると、ケースの雌管部材嵌挿用の孔部が
縮径でき、ケースを小型化できる。また、雌管部材の縮
径端部と嵌合部との間の段差によりケースへの雌管部材
の嵌入長を規定でき、ケースへの仮止め効果も促進され
る。
【0009】本考案の配管結合構造では、雄管部材の先
端部を縮径加工して小径の縮径端部としてその嵌合部よ
り延長し、この縮径端部を雌管部材の縮径端部に圧嵌し
ている。このようにすれば、両部材間の圧嵌は両嵌合部
と両縮径端部とで行われ、これにより軸方向における有
効圧嵌長が延長され、がたを低減することができる。
【0010】重要な点は、この有効圧嵌長の延長が、ケ
ースからの雌管部材の突き出し長の増大を招くことなし
に実現されることである。したがって、がたの増大を招
くことなく雌管部材の突き出し長を短縮でき、雄管部材
の配管引き回し自由度の向上やヒータコア必要スペース
の縮小を図ることができる。詳しく説明すれば、両嵌合
部の内で実際に圧嵌している有効圧嵌部分の拡径端部側
の端縁から両縮径端部の内で実際に圧嵌している有効圧
嵌部分のケース側の端縁までの軸方向距離をL’、この
圧嵌部位のクリアランスをd’とすれば、本考案の配管
結合構造における両部材の軸芯の最大ずれ角Θ’は、t
anΘ’=d’/L’で定義される。
【0011】ここで、tanΘ=Θ、tanΘ’=
Θ’、d=d’と見做せば、 Θ’/Θ=L/L’となる。 すなわち、本考案の配管結合構造では、ケースに固定さ
れる雌管部材の縮径端部も有効な圧嵌部分として機能さ
せることができるので、がたの低減、雌管部材の突き出
し長の短縮を実現することができる。
【0012】また本考案では、雄管部材の嵌合部外周面
(嵌合面)がOリング装着面を兼ねているので、Oリン
グ装着面と嵌合部の外周面との間に段差部を設ける必要
もなく、その分だけ雌管部材の突き出し長を短縮するこ
とができる。更に本考案では、後述する実施例で詳細に
説明するように、雄管部材の縮径端部の外周面に設けた
突起により、実際のクリアランスが大きくてもがたを低
減し、更に、雄管部材の縮径端部を雌管部材の縮径端部
への嵌入するのを容易化することができる。また更に、
雌管部材の嵌合部の内周面に設けた突起により、雄管部
材の嵌合部の外周面の突起により、Oリングの装着の
際、Oリングが損傷するのが防止される。
【0013】
【実施例】本考案の配管結合構造の一実施例を図1〜図
5を参照して説明する。図1に要部断面図を、図2に雄
管部材1の半断面図を、図3にその軸方向正面図を、図
4に雌管部材のの半断面図を、図5にヒータコアの要部
斜視図を示す。本実施例の配管接続構造は、雄管部材1
と、雌管部材2と、Oリング3とからなる。
【0014】雄管部材1は、アルミニウム系合金を素材
とするパイプ素材を塑性加工して形成したものであり、
その先端側から順に、縮径加工で形成された縮径端部1
1、段差部12及び嵌合部13と、軸方向圧縮及び拡径
加工で形成された鍔部14と、本体部15とからなる。
縮径端部11は嵌合部13より更に小径とされている。
そして、縮径端部11の外周面には周方向に120度づ
つ離れて突起16が径外方向への塑性変形加工により膨
設されている。また、雄管部材1の嵌合部13の軸方向
鍔部14側にはOリング3が嵌着されている。
【0015】雌管部材2は、アルミニウム系合金を素材
とする市販パイプ素材を塑性加工して形成したものであ
り、その基端側から順にヘッド(本考案でいうケース)
4の孔部に嵌挿、固定される小径の縮径端部21、中径
の嵌合部22、及び、Oリング3に当接する大径の拡径
端部23及び鍔部24からなる。更に、縮径端部21と
嵌合部22との間、及び嵌合部22と拡径端部23との
間には段差部が存在する。そして、嵌合部22の内周面
の右端部(図1における)には、径内方向への塑性変形
加工により周方向へ120度づつ離れて突起26が膨設
されている。
【0016】雌管部材2の縮径端部21は、車両用ヒー
タコア(図5参照)のヘッドの壁面に開口された孔部4
2に嵌入され、仮止めされた状態にて、加熱炉での加熱
によりろう付け固定されている。次に、両部材1、2の
嵌合状態を図1を参照しつつ説明する。雄管部材1の突
起16は雌管部材2の内周面に圧嵌されており、雌管部
材2の突起26は雄管部材1の外周面に圧嵌されてい
る。
【0017】したがって、雄管部材1のがたは、突起1
6の左端に相当する縮径端部11の開口端(図1中)と
突起26の中心との2点により規制されると見做せ、最
大がた角度Θは、tanΘ=do/Loで決定される。
ここで、doは最大クリアランス、Loは突起16の左
端と突起26の中心との間の軸方向距離とする。したが
って、本実施例では雄管部材1の縮径端部11及び段差
部材12の軸方向寸法の和だけ、従来よりもLoを増大
することができるので、がたの増大を防止しつつ、ヘッ
ド4の壁面41からの雌管部材2の突き出し長を縮小す
ることが可能となる。
【0018】次に、雄管部材1の製造について説明す
る。全長にわたり内径及び外径が同一で均一厚みのアル
ミ合金からなる薄肉パイプを、ダイス孔を有する拡径ダ
イス型と、ポンチ型とを用い、ダイス孔にパイプ素材を
配置した状態でポンチ型をパイプ素材内に挿入し、パイ
プ素材の先端部の周壁を全周にわたり拡径処理し、これ
により鍔部14に相当する径の拡径筒部をパイプ素材の
先端部材に形成する。
【0019】次にこの拡径筒部の先端を絞り加工する。
この絞り加工は、ダイス孔をもつ絞りダイス型を用い、
パイプ素材の拡径筒部のうち先端部分の周壁を絞って縮
径することにより行う。同時に、突起16も径外方向へ
の塑性変形処理により形成する。次に、雌管部材2の製
造について説明する。
【0020】雌管部材2はアルミ合金板からパイププレ
ス成形により一挙に加工する。この際、突起26に相当
する金型部分にキャビティを設けておいて、突起26を
作製する。次に、雌管部材2のろう付けについて説明す
る。雌管部材2の縮径端部21をヘッド4の孔部42に
嵌入し、縮径端部21の開口側を僅かに拡径して、仮止
めを行う。そしてこの状態でろう付け炉にてろう付けを
実施する。すなわち、ヘッド4は表面にろう材が被着さ
れたアルミ合金板からなり、ろう付け炉内でろう材が溶
解し、その後、ろう材が冷却、固化されることにより雌
管部材2がヘッド4に固定される。
【0021】なお上記各部材1、2の素材としては、他
の金属の他、樹脂などでもよい。次に、突起16、26
を設けた理由について説明する。雄管部材1の縮径端部
11の外周面に設けた突起16は、実際のクリアランス
が大きくてもがたを低減し、かつ、雄管部材1の縮径端
部11を雌管部材2の縮径端部21への嵌入を容易化
し、作業工程の自動化を容易とする。
【0022】すなわちこの実施例では、ヘッド4の孔部
42に嵌入される雌管部材2の縮径端部21に、雄管部
材1の縮径端部11を更に嵌入する二重嵌合構成を採用
している。しかし、ヘッド4の孔部42の径は寸法誤差
を有し、また、雌管部材2の縮径端部21はヘッド4に
仮止めのために変形されたりするので、嵌合部13、2
2の部分より径寸法の制御が困難となる。すなわち、雄
管部材1の縮径端部11を規定寸法で作製するとその嵌
入に力を要する場合が生じる。また、それを見越して雄
管部材1の縮径端部11を規定寸法より僅かに小さめに
作製するとがたが大きくなってしまう。雄管部材1の縮
径端部11に突起16を設けることにより、雌管部材2
の縮径端部の内径のばらつきが大きくても、突起16の
圧壊によりそれに対処するとができ、上記問題を解決す
ることができる。
【0023】なお、雌管部材2の縮径端部21の内周面
に突起を設けないのは、この部分に突起を設けると、雌
管部材2の縮径端部21を仮止めにより微小変形する際
に、突起形状が変形する不具合を回避するためである。
一方、突起26を雌管部材2の嵌合部22の内周面に設
けた理由は、雄管部材1の嵌合部13の外周面に突起を
設けると、Oリング3の装着の際、Oリング3が損傷す
る可能性が生じるためである。
【0024】また本実施例では、雄管部材1の嵌合部1
3の外周面(嵌合面)がOリング3の装着面を兼ねてい
るので、Oリング3の装着部と嵌合部13との間に段差
部を設ける必要がなく、雌管部材2の突き出し長を短縮
することができる。以下、寸法例を示す。雌管部材2の
肉厚は1mm、縮径端部21の内径は15.5mm、嵌
合部22の内径は16.5mm、拡径端部23の内径は
19.2mm、雄管部材1の肉厚は1mm、縮径端部1
1の外径は15.4mm、嵌合部13の外径は16.4
mmである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の配管結合構造を示す半断面図であ
る。
【図2】雄管部材の半断面図である。
【図3】雄管部材の正面図である。
【図4】雌管部材の断面図である。
【図5】ヒータコアの部分斜視図である。
【図6】従来の配管結合構造を示す半断面図である。
【符号の説明】
1は雄管部材、2は雌管部材、3はOリング、4はヘッ
ド(ケース)、11、21は縮径端部、13、22は嵌
合部、23は拡径端部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄管部材と、前記雄管部材の嵌合部に嵌
    着されるOリングと、一端側から順に、ケースの孔部に
    嵌挿、固定される小径の縮径端部、前記雄管部材が圧嵌
    される中径の嵌合部、及び、前記Oリングに当接する大
    径の拡径端部からなる雌管部材とを具備し、前記雄管部
    材は、前記嵌合部の先端から延設されて前記雌管部材の
    縮径端部に圧嵌される縮径端部を有する配管結合構造に
    おいて、 前記雌管部材の前記嵌合部の内周面に周方向へ等間隔に
    形成された複数の内向き突起と、 前記雄管部材の前記縮径端部の外周面に周方向へ等間隔
    に形成された複数の外向き突起と、 を備えることを特徴とする配管結合構造。
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