JP2588228B2 - 流体圧縮機 - Google Patents

流体圧縮機

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はたとえば冷凍サイクルの冷媒ガスを圧縮する
流体圧縮機に関する。
(従来の技術) 本出願人がこの出願の前に出願した特願昭62-191565
号のものでは第3図に示すようなタイプの流体圧縮機を
提供した。
すなわち,このタイプの流体圧縮機1は,密閉ケース
2内に設けたロータ3とステータ4とからなるモータ5
の駆動によりロータ3に固定されたシリンダ6を回転さ
せるもので,このシリンダ6内にはシリンダ6の軸心l1
に対して偏心量eを有するピストン7が軸支されてい
る。更に,このピストン7の外周には螺旋状の溝8が設
けられ,この溝8にはシリンダ6の内面にその外周端縁
を接する連続した螺旋状のブレード9が設けられてい
る。そして,吸込チューブ10を取付けた吸込孔11からシ
リンダ6内の低圧側に冷凍サイクル中の被圧縮流体を吸
込む。
さらに,このような流体圧縮機は上記シリンダ6の回
転により上記ピストン7の外周とシリンダ6の内面との
間において螺旋状のブレード9によって形成される空
間,すなわち,動作室12に閉じ込められる流体をピスト
ン7の一端側から他端側に移送する。このとき,各動作
室12…の容積は移送手前側13から移送側14にかけて徐々
に小さく形成されているので,シリンダ6内に取入れら
れた流体は移送されるうちに徐々に圧縮される。そし
て,シリンダ6の上記移送側14では圧縮された流体を密
閉ケース2内の高圧室15に吐出する。そして,密閉ケー
ス2内に吐出された圧縮後の高圧な流体が吐出チューブ
16を取付けた吐出孔17から吐出し冷凍サイクル中へ戻さ
れる。
ところで,このようなタイプの流体圧縮機1では,シ
リンダ6の位置決め固定はシリンダ6の両端を密閉ケー
ス内に固着された軸受部材18,19に嵌合することによっ
てなされているが,この軸受部材18,19の主な作用とし
ては以下の2つが挙げられる。すなわち,1つは,シリン
ダ固定したロータ3をステータ4のほぼ中心に保持する
ことであり,他の1つは,ピストン7をシリンダ6内に
各軸心l1,l2が偏心量eを保つようにピストン7を配置
することである。
このうち,ロータ3をステータ4のほぼ中心に保持す
る場合に,その精度は比較的粗い精度(たとえば0.1mm
〜0.2mm内程度)でよいが,この程度の精度であれば1
つの軸受部材のみでも維持することはできる。したがっ
て,ロータ3の保持には2つの軸受18,19のうちどちら
か一方の軸受は特に必要不可欠であるというわけではな
く,この場合には片持ちでもよい。しかし,ピストン7
をシリンダ6に配置する場合にはかなりの高精度(たと
えばμオーダー)の精度が要求されるが,上記ピストン
7やシリンダ6は軸方向に長い形状であるため撓みの発
生等を考慮するとピストン7やシリンダ6は両持ち,す
なわち,これらの軸方向の両端を軸受部材が支持してい
ることが望ましい。
したがって,これらのことから軸受部材18,19はピス
トン7とシリンダ6を両持ちで支持することは必要だ
が,必ずしも両方の軸受部材18,19が共に密閉ケース2
に固着されている必要はないといえる。
また,両軸受部材18,19が固着されている従来の圧縮
機では両軸受部材18,19の調芯が難しく組立作業が困難
だった。そして,調芯が充分に行なわれていない場合に
は,各部材が接触し合っていわゆる“かじり”が生じた
り,あるいは圧力損失を考慮して被圧縮流体の入力圧を
高めに設定しなければならなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように従来の流体圧縮機においては,シリン
ダとピストンを軸支する軸受部材が2つ共密閉ケース内
に固着されていた。しかし,軸受部材の作用を考えると
必ずしも2つの軸受部材が固着されていなければならな
いというわけではなかった。また,両軸受部材を共に固
着する場合にはこれらの調芯が難しく,“かじり”の発
生,や被圧縮流体の入力圧を高めに設定する必要がある
などの問題があった。
本発明の目的とするところは,両軸受部材間の調芯の
必要がなく,ひいては性能に優れ,信頼性の高い流体圧
縮機を提供することにある。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段及び作用) 上記目的を達成するために本発明は,シリンダに嵌合
する2つの軸受部材のうち一方の軸受部材をシリンダの
軸方向に平行移動可能とするとともに回転しないように
支持したことにある。
こうすることによって本発明は,両軸受部材間の調芯
を必要としない構造にしたことにある。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本発明の第1の実施例について
のものである。両図は冷凍サイクルに使用する冷媒ガス
用の密閉型圧縮機20を示している。この圧縮機20は密閉
ケース21内に電動要素22と圧縮要素23とが組み込まれて
いる。ここで,上記密閉ケース21は大径ケース21aと小
径ケース21bとを組合わせてなるものである。電動要素2
2は密閉ケース21の内壁面に取着固定したステータ24
と,このステータ24の内側に配置されるロータ25とから
なる。なお,第1図および第2図においてはステータ24
とロータ25の巻線等を一部省略している。
上記圧縮要素23は上記ロータ25に固定される円筒状の
シリンダ26の内部にピストン27を偏心して配置してな
り,このピストン27はシリンダ26の内面に対して内転す
るようになっている。また,この内転状態を確保するた
めにシリンダ26の内壁に中心方向側に向けて突出するピ
ン26aを設け,ピストン27にはそのピン26aを嵌挿する孔
27aを設けてこの孔27aにピン26aを嵌挿する状態で進退
する係合関係を確保する手段を採用してある。さらに,
このピストン27の外周部には後述するようにブレード28
が巻装されている。
上記ピストン27とシリンダ26はそれぞれ軸受け部材3
1,32に対して軸支されている。このうち,一端側の軸受
部材31は密閉ケース21の端壁内面に固着されており,ピ
ストン27は端部に形成した一方の軸部33をこの軸受部材
31の軸受孔34に回転自在に嵌挿させている。また,他端
側の軸受部材32はケース21の端壁側の端面32aのほぼ同
心円上に2つの突起32b,32bを設け,この突起32b,32bを
保持具35に固定された板ばね36の2つの長孔37a,37aに
挿通し,更に上記端面32aを板ばね36に当接させた状態
で取付けられている。そして,ピストン27の他方の軸部
38が上記軸受部材32の軸受孔39に回転自在に嵌挿されて
いる。上記板ばね36は,第2図に示すように矩形状板体
の図中の上下を切欠してほぼH型にしたもので,その中
央部の左右にはそれぞれ透孔状の上記長孔37a,37aを設
けている。さらに,この板ばね36の中央部の上下にはそ
れぞれ真円状の透孔40a,40bが設けられており,一方の
透孔40aは軸受部材32を取付けたときに軸受部材32の吐
出孔41に対向する。そして,この板ばね36は軸受部材32
側に凸な円弧状に湾曲しており,上記軸受部材32を一方
の軸受部材31と同軸となるようにするとともに密閉ケー
ス21の中央に向けて付勢する。さらに,この板ばね36を
固定する保持具35は,取付具42,42によって密閉ケース2
1に取付られ,その上下の折曲部43,43を上記板ばね36の
上下の切欠部に係合させている。つまり,他方の軸受部
材32は密閉ケース21に直接には固着されておらず,上記
板ばね36を介して密閉ケース21に固定されている。
また,シリンダ26はその両端部分を軸受部材31,32の
軸受周面部44,45に嵌合して軸支してある。そして,こ
のシリンダ26は両軸受部材31,32に対して回転自在であ
る。
さらに,第1図で示すようにこのシリンダ26(および
ロータ25)の中心軸とピストン27の中心軸とはeだけず
れ偏心している。すなわち,シリンダ26の中心軸l1は上
記ピストン27の回転中心軸l2に対してeだけ偏心して取
り付けられている。また,シリンダ26の中心軸は上記ロ
ータ25の回転中心軸l1に一致させて設けられている。
さらに,ピストン27はその外周部にブレード28を巻装
するための螺旋状の溝46が形成されている。この螺旋状
の溝46は連続して形成されており,溝46のピッチは他方
端側が順次小さくなるように形成されている。そして,
この螺旋状の溝46には外周端縁が上記シリンダ26の内面
に密着して転接するように形成した螺旋状のブレード28
が出入り自在に嵌め込まれている。また,溝46の幅はブ
レード28の厚さに合せてある。さらに,このブレード28
はたとえばフッ素樹脂などの弾性材料によって形成し,
その弾性を利用してピストン27の螺旋状の溝46にねじ込
むようにして嵌め込むようになっている。
そして,上記一端側の軸受部材31にはピストン27の外
周部にあるブレード28の部分に連通する吸込み孔47が形
成されており,また,この吸込み孔47には冷凍サイクル
における吸込みチューブ48が接続されている。さらに,
他端側の軸受部材32には上記板ばね36の透孔40aに対向
するとともに密閉ケース21内に連通する吐出孔41が形成
されている。ここで,上記一方の軸受部材31はシリンダ
26の軸方向吸込側に位置し,他方の軸受部材32は同じく
軸方向吐出側に位置している。また,密閉ケース21には
吐出チューブ50が接続されている。
さらに,第1図中の51は上記螺旋状の溝46の底部空間
52と密閉ケース21内,すなわち高圧側とを連通する通路
である。
次に,上記構成よりなる圧縮機20の作用を説明する。
電動要素22を作動させることによりロータ25が回転し,
これと一体のシリンダ26も回転する。そして,このシリ
ンダ26の内面に転接するブレード28付のピストン27も回
転する。このピストン27の中心軸l2は上記シリンダ26の
回転中心軸l1に対してeだけ偏心して取り付けられてお
り,シリンダ26の中心軸は上記ロータ25の回転中心軸l1
に一致させて設けられている。そして,ピストン27は偏
心した状態でシリンダ26の内面を転接する。また,この
相対的な回転運動は上述したピン26aと孔27bとからなる
規制手段によって確保される。
このためにピストン27の溝46に嵌め込まれた螺旋状の
ブレード28はそのピストン27とともに回転しながらシリ
ンダ26の偏心回転運動に追従して溝40を出入りする。そ
して,螺旋状のブレード28はシリンダ26の内周面に常に
密着した状態で転接するとともに,ブレード28の外周端
縁はシリンダ26の内面に対して常に密着して円滑に追従
する。したがって,このブレード28を境とする動作室53
相互の仕切り状態が確保される。このように,シリンダ
26の内周面とピストン27の外周面との間の空間を螺旋状
のブレード28が仕切り各ブレード28のピッチ間には密閉
される動作室53を形成する。この仕切られた各動作室53
はある種の三ヶ月形状をしている。つまり,この動作室
53を円周方向について説明すれば,仕切られる動作室45
はシリンダ26とピストン27が接する位置から始まって次
第に間隙が大きくなり再び小さくなって接する位置にな
る。そして,螺旋状のブレード28のピッチは他方端側,
つまり,移送側が次第に小さくなるように設定され動作
室53は移送側に移るに従って容積を小さくしている。
そして,上記吸込みチューブ48から吸込み孔47を通じ
てシリンダ26内に流入した冷媒ガスはその動作室53に入
り,閉じ込められて移送されるときに圧縮される。この
圧縮された冷媒ガスは吐出孔41を通じて密閉ケース21内
に吐出し,吐出チューブ50を通じて冷凍サイクル中に戻
される。
このような構造の圧縮機では,上記軸受部材32は突起
32b,32bが上記板ばね36の長孔37a,37aの長軸方向に沿う
とともにこの長孔37a,37a内で移動可能である。したが
って,軸受部材32およびこれに嵌合されたシリンダ26,
ピストン27等は一端側の軸受部材31側を支点として第2
図中に直交座標Aで示すX方向に一定範囲で移動可能で
ある。また,上記板ばね36はその切欠部36a,36aにおい
て保持具35との間の間隙35a,35aを介して上下に移動可
能である。そして,この板ばね36上下方向への移動は一
方の切欠部36aが保持具35に当接するまでの範囲で可能
である。さらに,この板ばね36の長孔37a,37aの端軸の
長さと,上記突起32b,32bの直径とはほぼ一致している
から板ばね36の上下方向への移動に上記軸受部材32は追
従する。したがって,上記軸受部材32は軸受部材31側を
支点として第2図中に直交座標Aで示すY方向に一定範
位で移動可能である。さらに,上記軸受部材32はその突
起32b,32b上記長孔37a,37aに挿通し2点で支持されてい
るから,軸受部材32はその軸芯回りに回転できない。
したがって,この流体圧縮機は,その組み立てにあた
って両軸受を調芯する必要がなく,組立が容易である。
また,このような構造にすることにより両軸受部材3
1,32間に自動調芯性が生じるため,両軸受部材31,32に
圧縮力およびこれに伴う応力などが発生することがなく
信頼性が高い。
また,上記自動調芯性により両軸受部材によって支持
されるロータ25,シリンダ26,およびピストン27等の位置
公差のばらつきを吸収できるため部品精度に対する要求
が緩やかになり,これによってコスト安となる。
また,軸受部材31,32,シリンダ26,ピストン27等を板
ばね36の付勢を利用して保持しているため,上記各部材
の保持のためにボルト等の締結部品を必要としない。し
たがって,工数およびコストが低減する。
なお,本実施例では他端側の軸受部材32の保持に板ば
ね36を用いているが,本発明はこれに限定されるもので
はなく,例えば,ばね力を有しない板状部材を成型して
利用してもよい。この場合も本実施例のように板ばね36
を用いたときとほぼ同様の作用が得られる。
また,本実施例ではシリンダ26の内壁に設けたピン27
aをピストン27に設けた孔26aに嵌挿することでシリンダ
26とピストン27との相対的な回転運動を確保している。
そして,このような回転力伝達構造をシリンダ内に設け
ることにより,回転力伝達の際の機械音が圧縮機の外部
に漏れにくく低騒音であるとともに,装置が小型化す
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は,シリンダに嵌合する2
つの軸受部材のうち一方の軸受部材をシリンダの軸方向
および径方向に平行移動可能とするとともに回転しない
ように支持したものである。そして,本発明は両軸受部
材間の調芯を必要としない構造としたものである。
したがって,本発明は圧縮機の組み立てにあたって両
軸受を調芯する必要がなく,組立が容易になるという効
果がある。
また,両軸受部材間に自動調芯性が生じるため,両軸
受部材に圧縮力およびこれに伴う応力などが発生するこ
とがなく信頼性が高いという効果がある。
また,上記自動調芯性により両軸受部材によって支持
されるロータ,シリンダ,およびピストン等の位置公差
のばらつきを吸収できるため部品精度に対する要求が緩
やかになりコスト安となるという効果がある。
また,ロータ,シリンダ,およびピストン等の各部材
の保持のためにボルト等の締結部品を必要とせず,工数
およびコストが低減するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示すもので,
第1図は圧縮機の側断面図,第2図は小径ケースを取り
外して吐出側から見た状態を示す正面図,第3図は従来
例を示す側断面図である。 20……圧縮機,26……シリンダ,27……ピストン,28……
ブレード,31,32……軸受部材,46……溝。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダと,このシリンダの内部に偏心し
    て配置されそのシリンダに対して相対運動を行なうピス
    トンと,このピストンの外周に形成された螺旋状の溝
    と,この溝に摺動して出入り自在に嵌め込まれ外周端縁
    が上記シリンダの内面に密着して接する螺旋状のブレー
    ドとからなり,被圧縮流体をシリンダの軸方向吸込側か
    ら吐出側へ移送しながら圧縮する流体圧縮機において,
    上記シリンダに嵌合する2つの軸受部材のうち一方の軸
    受部材をシリンダの軸方向および径方向に平行移動可能
    とするとともに回転しないように支持したことを特徴と
    する流体圧縮機。
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