JP2587072B2 - フラップつき衛生ナプキン - Google Patents

フラップつき衛生ナプキン

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JP2587072B2 JP62300302A JP30030287A JP2587072B2 JP 2587072 B2 JP2587072 B2 JP 2587072B2 JP 62300302 A JP62300302 A JP 62300302A JP 30030287 A JP30030287 A JP 30030287A JP 2587072 B2 JP2587072 B2 JP 2587072B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は体液を吸収する吸収製品に関するものであ
り、特に身体の会陰部分に装着され、使用者が身につけ
た下着の股部分に付着することによつて固定されるよう
にした製品に関するものである。このような製品は、衛
生ナプキン、パンテイーシールド、パンテイーライナー
および成人用失禁パツドとして広く用いられる。
使用者の下着に付着する吸収製品における最近の進歩
は、製品の確実な固定および使用者の身体および衣類の
汚れにする問題の解決に向けられている。たとえば米国
特許第4,608,047号は、縦方向の端の各々から延びるフ
ラツプをもつた中心吸収要素から成る衛生ナプキンを示
している。使用者にはナプキンの吸収要素は使用者の下
着の内側股部分に置かれる。ナプキンの衣類に面する側
の感圧性接着線を用いてナプキンを下着の所望の位置に
固定する。それから端フラツプを股部分の周りに折りた
たみ、下着の外側股部分に重なり合うようにする。フラ
ツプの一つまたは両方に感圧接着剤が配設され、フラツ
プが互いに重なり合うときナプキンは確実に下着の股部
分を包囲する。
吸収製品のこの種の構造はいくつかの利点をもつてい
る。フラツプに液体不透過性材料を用いることによつ
て、下着の汚れはい防止される。なぜならば下着の股部
分が液体不透過性障壁によつて包囲されるからである。
フラツプが付加的にその身体に面する側に吸収材料を含
み、液が下着の股部分の端周囲へ浸透するのをおくらせ
ることもできる。その上、フラツプが柔軟な材料からつ
くられる場合、それらを使用者の下着の大きさに合わせ
て適当に折りたたむことができる。吸収製品のからだに
ぴつたり合う特性は、製品にしわが寄るのを遅らせ、製
品の固定の不安定化を遅くする。
上記の吸収製品の変形として、フラツプを中心吸収要
素から延びる距離をより短くして、フラツプを下着の外
側股部分周囲に折りたたんだときフラツプが概ね互いに
重なり合わないようにしたものがある。この特徴をもつ
フラツプを有する衛生ナプキンは、たとえば米国特許第
4,285,343号および第4,589,879号に示されている。これ
らのナプキンは、ナプキンの中心吸収要素を接着剤によ
つて固定し、それからフラツプを下着の股部分の端の周
囲に折りたたみ、フラツプを下着の外側股部分に接着剤
によつて固定することによつて装着される。フラツプは
重ならずに個々に接着剤で固定される。したがつてこれ
らの衛生ナプキンには中心吸収要素の衣類に面する側お
よび各フラツプの衣類に面する側に感圧接着剤が配設さ
れている。
吸収製品を、製品を使用者の下着に付着するための感
圧接着剤と共に製造するとき、その接着剤を保護レリー
スストリツプでおおうのが便利である。レリースストリ
ツプは製品の使用直前に剥離され、製品、包装および貯
蔵中に、接着剤が汚れたり目的以外に付着したりしない
ように保護するはたらきをする。中心吸収要素とフラツ
プの各々に接着剤を有するフラツプつき吸収製品のデザ
インにおける一般的知恵は、米国特許第4,285,343号お
よび第4,589,876号に示されるように、接着剤の各領域
上に個々のレリースストリツプを置くことである。しか
しながらこれは、使用しようとするときに、使用者につ
いて厄介なプロセスとなる。使用者は、フラツプない先
行技術の吸収製品には１枚のレリースストリツプがある
だけなのに比して、３枚のレリースストリツプを全部剥
がして製品の使用準備をしなければならない。ストリツ
プを剥がしてゆくときに、ストリツプが除去されたため
にフラツプが不適切に互いにくつつき合つたり、製品の
別の部にくつついたりしないように注意しなければなら
ない。特に、一つのフラツプのレリースストリツプを剥
がすときに、使用者はもう一つのフラツプが中心吸収要
素の露出した接着剤上に偶然折り重なり、そこにくつつ
いたりしないように、注意深く製品を取り扱わなければ
ならない。このようなアクシデントのために、特にもう
一つのフラツプ上の露出した接着剤が中心吸収要素上の
接着剤と接触するならば、その製品は使えなくなつてし
まうことがある。好ましくない粘着の問題が回避された
場合でも、使用者は３枚のレリースストリツプを除去し
なければならないという問題は残る。
使用者の問題に加えて、３枚のレリースストリツプの
使用は、レリースストリツプ料の無駄である。３枚のス
トリツプの問題を処理する一つの便利な方法は、吸収製
品の衣類に面する側全体を３接着領域全てをおおう一枚
の大きなレリースストリツプでおおうことである。しか
しこのような手段は、レリースストリツプ材料のより一
層の無駄であり、レリースストリツプを製品の衣類に面
する側から引つぱり上げて行くときに、より一層ひどい
偶発的粘着の問題をひき起こすことがある。この引張る
動作は、フラツプをも上方へ引張り、フラツプが下方
へ、中心吸収要素の接着剤上へ折りたたまれやすい位置
になる。
本発明の原理によると、中心吸収要素の衣類に面する
側および端フラツプの一つのまたは両方の衣類に面する
側に接着剤を配置した、端フラツプつきの吸収製品が提
供される。保護レリースストリツプは、一面が中心吸収
要素上の接着剤をおおうように置かれる。端フラツプ
は、端フラツプ上の接着剤がレリースストリツプの他面
と接するように、レリースストリツプ上にたたまれる。
この吸収製品はレリースストリツプ材料を節約し、レリ
ースストリツプを除去し易くし、目的外粘着の問題を減
らす。
第１図および第２図には、本発明の原理したがつてつ
くられた衛生ナプキン10が示される。ナプキン10には、
縦方向に延びる端および横方向に延びる端11および13を
有する中心に位置する吸収要素12がある。吸収要素12は
体液を吸収する製品に用いられる公知の吸収材料、たと
えば、木材パルプ、再生セルロースまたは綿繊維のよう
なセルロース繊維のような疎に結合した吸収性親水性材
料から成る。このような繊維を化学的または物理的に変
性してもよいし、吸収要素がこのような繊維をその他の
天然および合成材料、たとえば親水性フオーム、親水性
ポリマー等と組み合わせて含んでもよい。
木材パルプは、主として安価で、入手し易いという理
由から、すぐれた材料であることが多い。吸収要素は、
集合体となつて体液を吸収する材料の層から成つてもよ
い。たとえば一番外側の層（身体に最も近い）は弾力の
ある、比較的非吸収性の液体透過性材料である。このよ
うな材料は心地良さと順応性を与え、体液を、このよう
な液を保持する下層、たとえば木材パルプに向ける。こ
のような外側層として有用な材料は、約8.5デニール
で、長さ約1.5インチ（約3.8cm）の中空ポリエステル繊
維である。
液体透過性カバー材料16が吸収要素12をおおつてい
る。このカバーは、たとえばセルロース不織布、再生セ
ルロール、ポリエステルまたはその他の合成ポリマーを
含む、衛生ナプキンを用いられる公知のカバー材料のい
ずれかから成る。その他に、液体を通過させる隙間をも
つ、それによつて液体等加勢になつているポリマー繊維
またはフイルムも用いられる。すぐれたカバー材料は、
熱接着性ポリエステル／ポリエチレン複合繊維から成る
布である。
吸収要素12は、液体不透過性材料のＣ形ラツプ14に包
まれ、それに粘着させられる。得体不透過性材料はポリ
エチレンのボート14を形成し、これはエマルション接着
剤によつて吸収要素に付着する。ポリエチレンのボート
14の目的は液体閉じ込めである、これによつて体液は衣
類に面する側および吸収要素の端から使用者の下着を汚
す恐れのある外側位置へ移動しない。
カバー材料16は、吸収要素の縦方向の端を超えて延び
るＣ形ラツプとなつて吸収要素およびポリエチレンボー
トを包囲する。カバーは端11,13でシールされ、その端
および縦方向で、体液不透過性障壁18と接着する。障壁
18は、体液が使用者の下着に通過するのを阻止するため
にとりつけられる。障壁18は、ラツプ14と同様、ポリエ
チレン、ポリプロピレンまたはセロフアンのような重合
フイルムであつてもよいし、普通は液体透過性材料であ
るものを処理して不透過性にした、撥水紙のようもので
あつてもよい。カバー16および障壁18が熱接着性材料か
らつくられている場合は、カバー16はその両端におい
て、障壁18に好都合にヒートシールされる。
ナプキン10の中心に、液体不透過性材料から成るシー
ト状の障壁材料20が置かれる。その障壁材料20は、障壁
18と同じ或いは同様の障壁材料から成る。吸収材料層26
が障壁材料20の身体に面する側に積層される。吸収材料
層26をもつた障壁材料20は、障壁18とカバーをつけたポ
リエチレンボートとの間に位置し、正しい位置で付着さ
れ、フラツプ22および24が障壁18の縦方向の端から外に
延びる。以下の説明から明らかになるように、フラツプ
22および24は、使用者の下着の外側股部分をおおうこと
ができるだけ十分に延ばされる。フラツプ22および24は
二つの主要目的のためにとりつけられる。すなわち使用
者の下着を、吸収要素12の縦方向の端から漏れる液体か
らより完全に守ること、および吸収要素12を定位置にし
つかり固定し、下着の股部分が使用者の動きにつれて動
くとき要素12を下着の股部分と共に動かせるような付着
システムとしてはたらくこと、である。
吸収材料層26は、セルロース繊維からつくられたティ
シユー、布等のような材料の薄い吸収層を含んで成る。
この材料は、要素12から漏れる液体が吸収されるよう
に、そしてフラツプを通過して身体または使用者の衣類
に流れるのが阻止されるように配設される。吸収材料層
26はフラツプの身体に面する側おおおうので、それは使
用者の下着の股部分にある程度の心地良さをも与える。
このような材料は安全手段として配設され、漏れた液を
保有しさえすればよいので、それは非常に吸収性である
必要はなく、実際、疎水性材料を含む毛管もしくは気泡
性物質から成る。すなわち、有用な材料は、中間ポリエ
ステル繊維および熱接着性ポリエステル／ポリエチレン
複合繊維から成る0.5oz/yd2（17g/m2）の布である。こ
のような複合繊維はポリエチレンのシースによつて包囲
されたポリエステルコアから成る繊維である。それは親
水性繊維から成つていないとはいえ、そのような材料は
少量の漏出液体を保有するのに十分に微細な毛管構造か
ら成り、したがつて安全手段として意図する目的のため
には十分に「吸収性」である。
吸収材料層26および障壁材料20が両方共、上記のよう
に熱塑性材料から成るとき、ナプキン10はヒートシーリ
ングによつて都合良く集成される。フラツプの吸収層表
面は、これと向かい合つたカバー16の縦方向の端に熱に
よつてシールされ、フラツプの障壁材料20はこれと向か
い合つた障壁18の端にヒートシールされる。好ましくは
実施態様において、障壁18および障壁材料20は1.5ミリ
（約0.038mm）のエンボスされたポリエチレンのシート
から成る。
障壁18の衣類に面する表面に、ナプキンを下着の内側
股部分に付着させるため配設された縦方向に延びる感圧
接着手段30がある。このような接着手段は縦方向に延び
る線の形で図示されているが、点、四角または横方向の
線のような種々のパターンも適していることは当然であ
る。用いられる接着剤は、アクリレート接着剤のような
水を基礎にした接着剤（たとえば増粘剤と組み合わせて
用いられる酢酸ビニル/2−エチルヘキシルアクリレート
コポリマー）を含む多数の感圧接着剤のいづれかであ
る。これの代りに、接着剤は感圧性速硬性ホツトメルト
接着剤、たとえばフラー社（H.B.Fuller Co.）製フラー
6680から成つてもよい。接着手段は両面テープから成つ
てもよい。
フラツプ22,24の衣類に面する側（すなわち層26によ
つておおわれる側と反対側）に感圧接着手段32を配設す
る。これらの接着手段はフラツプを下着の外側股部分に
付着させるためのものである。それらは接着手段30と同
様の種々の形および同様に種々の材料で形成される。
本発明の原理にしたがうと、保護レリースストリツプ
28が接着手段30をおおう。このストリツプは使用前に接
着手段が汚れたり目的外の付着をおこすことを防止する
ためのものである。レリースストリツプ28は、使用前は
剥がれずにとどまるのに十分な郷土をもつて接着手段に
粘着し、ナプキンを使用するときには容易に剥がすこと
ができる、適当なシート様材料からつくられる。特に有
用な材料は半漂白したクラフト紙で、その接着剤と接触
する側はシリコーン処理をして接着手段30からの剥離を
容易にする。その他の有用な材料としては58ポンド（約
26.3Kg）／連、または35ポンド（約15.9Kg）／連のカレ
ンダー紙がある。
レリースストリツプ28はフラツプ22および24上の接着
手段も保護する。第１図に示すように、フラツプは折り
たたまれ、接着手段30と接触する側と反対側のレリース
ストリツプに粘着する。レリースストリツプ28の両側が
接着手段と接触するから、レリースストリツプの両側が
シリコーン処理され、接着手段30および32から容易に剥
がれるようにしてある。ナプキンの３つの接着領域を保
護するための単一のレリースストリツプを使用すること
は、そのナプキンに必要なレリースストリツプ材料の量
を節約し、使用者は１枚のレリースストリツプを処分し
さえすればよく、フラツプを重ね合わせてたたまれた、
包装の簡単なコンパクトをナプキンを形成し、使用準備
が容易で、偶発的粘着を阻止する。これらは第3a−3c図
を参照することによつてより完全に理解される。
第１図のナプキン10の使用直前に、使用者はレリース
ストリツプ28の一端29をつかみ、レリースストリツプを
障壁18上の接着手段30から矢印の方向に剥がし始める。
レリースストリツプの剥離が、フラツプがレリーススト
リツプをおおつているナプキン中心部分に達したとき、
剥がれつつあるレリースストリツプの上方への動きが、
第3a図に示されように、フラツプの端22および24をもち
上げ、たたまれていたそれらは開き始める。
剥離過程が第3b図に示すように続くとき、レリースス
トリツプ28の上方への動きは、それまでたたまれていた
フラツプ22および24をもち上げ、拡げ続ける。第3b図に
見られるように、図示した段階まで剥離を続けると、フ
ラツプ22および24上の接着手段32があらわれ始めた。
第3c図では、剥離を、ナプキンの中心フラツプ領域を
通り越して続け、フラツプ22および24は拡がつて開いた
位置になる。その後レリースストリツプ28は接着手段30
から完全に剥がされ、ナプキンは使用者の下着につける
準備ができたことになる。これは、接着手段30を使用者
の下着の内側部分に接着させ、フラツプ22および24を股
部分の端をおおつてたたみ、接着手段32を下着の外側股
部分に粘着させることによつて実現する。これは米国特
許第4,608,047号により詳しく記載されている。
第4a図および第4b図を参照すると、本発明の原理にし
たがい、ここに参考として引用される米国特許第4,608,
047号の教示を用いてつくられた衛生ナプキン110の平面
図が示される。第4a図はナプキン110の衣類に面する側
を示し、それは体液不透過性障壁118によつて完全にお
おわれている。破線112によつて輪郭を描かれたナプキ
ンの中心吸収要素領域およびフラツプ122および124のこ
の側は、適当な形に拡がつた障壁118でおおわれる。そ
の障壁は第１図の障壁18のために適した材料のいずれか
から成る。接着手段130は障壁の中心部分に位置し、接
着手段132はフラツプ122および124の各々に位置する。
ナプキン110の吸収要素の下、吸収要素と障壁118との
間に、第１図の層26としての使用に適した材料から成る
薄い吸収材料層がある。この吸収材料層は吸収要素領域
を越えて、フラツプ122および124と同一の広がりになる
まで拡がる。こうして吸収材料層は障壁118とほぼ同じ
形をとる。
ナプキン110の体に面する側において、吸収要素およ
び薄い吸収材料層両方を、第4b図のフラツプ122および1
24上に見える液体透過性カバー材料116がおおつてい
る。カバー材料116は第１図のカバー16に適した同じ材
料から成る。薄層吸収材料のように、カバー材料116は
フラツプ122および124と同一の広がりをもつ。薄い吸収
層およびそれをおおうカバー材料116はこうして、吸収
要素の側面から漏れる体液を捕捉するフラツプの身体に
面する側上の材料層を構成する。カバー材料116のため
の熱塑性材料を、フラツプ122および124のための熱塑性
障壁と組み合わせて用いると、ナプキン110全体を安定
化させ、ナプキンの周辺でヒートシールすることができ
る。
第4b図は、レリースストリツプ128を、一面が接着手
段130と接触するように置いたナプキン110を示す。フラ
ツプ122および124はレリースストリツプ128の他の面上
に折りたたまれ、接着手段132はレリースストリツプと
接触する。レリースストリツプ128を第3a図−第3c図に
示す方法で剥離するとき、フラツプ122および124はこれ
らの図面を示したような方法で拡がる。
第5a図および第5b図は本発明の原理にしたがつてつく
られたパンテイーライナー40を示す。ライナーは、ポリ
エチレンシートと、二成分可融性繊維およびレーヨンの
目のあらいブレンドとのラミネートから成る。ポリエチ
レン側は第5a図の上を向いた側であり、目のあらいブレ
ンドからなる側は第5b図の52によつて示される。ポリエ
チレンシートは１〜５ミル（約0.025〜0.127mm）の範囲
の厚さで、１〜1.5ミリ（約0.025〜0.038mm）の範囲の
厚さがより好ましい。目のあらいブレンドは、80％ポリ
エステル／ポリエチレン〔たとえばエンカ繊維（Enka f
ibers）〕と20％レーヨンとのブレンドである。ブレン
ドはほんの数層の繊維の厚さで、たとえば約１−２オン
ス／平方ヤード（約33.9〜67.8g/m2）の重さを有し、ラ
イナーの身体に面する側にソフトな感触および外観を与
える。所望ならば身体に面する側をより大きい吸収特性
をもつ親水性材料によつて構成し、ライナーの側面が少
量の体液を捕捉し、保有することができるようにする。
第5a図に示されるように、接着手段の２本線46がパン
テイーライナーの衣類に面する側に位置する。ライナー
の中心領域からフラツプ42および44が延び、その各々に
は、フラツプの遠位端近くに固着された接着手段の線48
がある。本発明の原理にしたがい、レリースストリツプ
50がパンテイーライナーの中心領域に配設され、接着剤
の線46を保護的に剥離可能におおう。フラツプ42および
44はレリースストリツプ50上に折りたたまれ、接着剤の
線48は、第5b図に示されるように、レリースストリツプ
50の上を向いた側に剥離可能に付着する。このように１
枚のレリースストリツプの使用のおかげでパンテイーラ
イナーはコンパクトな包装に形成され、使用時までその
形で保存される。このパンテイーライナーは、「改良パ
ンテイープロテクター」と題する、本願出願人による米
国特許出願第071018,259号に、完全に記されている。
第6a図〜第6d図を参照すると、第4a図および第4b図の
ナプキンに似ているが、一つのフラツプ上にだけ接着手
段132がある衛生ナプキンが示される。ナプキンの中心
吸収要素領域の近くに、そして障壁118上に、二重トラ
ツクの位置のホツトメルト接着剤の二本の線130が配設
される。レリースストリツプ128が接着剤の線130をおお
う。第6a図に示されるように、ナプキンの中心吸収要素
領域の両側から二枚のフラツプまたはサイドパネル12
2′および124′が延びる。サイドパネル122′はナプキ
ンの中心吸収要素領域から、より小さいサイドパネル12
4′に比べてより遠方まで延びる。サイドパネル122′に
は、その末端近くの、パネルの衣類に面する（障壁）側
に、一重トラツクの配置のホツトメルト接着剤の１本の
線132が配設される。
ナプキンは本発明の原理による折りたたまれた状態で
第6b図および第6c図に示される。大きいサイドパネル12
2′が先ず最初にレリースストリツプ128上にたたまれ、
その接着剤トラツク132がレリースストリツプに粘着す
る。小さいサイドパネル124′がその後大きいパネル上
にゆるくたたまれる。第6c図は、折りたたまれた状態の
ナプキンの中心を通る横断面図であり、これは中心吸収
パツド112上の種々の接着剤トラツクおよびサイドパネ
ルの順序を示す。
第6d図は、使用者の下着の股部分140に使用するよう
に置いたときの第6a−第6c図のナプキンを示す。レリー
スストリツプ128を除去した後、二重トラツク配置の接
着剤130を下着の内側股分に粘着させることによつて吸
収パツドを正しく位置におく。それから小さいサイドパ
ネル124′を、下着の一端をおおつて下着の外側股部分
に折りたたむ。最後に大きいサイドパネルが下着の他端
をおおつて下りたたまれ、一重トラツク配置のの接着剤
132によつて小さいサイドパネルの外側に固定される。
こうして下着の股部分は、ナプキンの二つのサイドパネ
ルがそれを巻くことによつて完全に保護される。二つの
サイドパネルはしわが寄つたり、下着の動きと連動した
りしない、なぜならばそれらは下着に粘着していないか
らである。その代り、二つのサイドパネルは、使用者お
よび下着の動きおよび位置によつて、下着の外側股部分
に沿つてわづかに動く。吸収パツド112は、接着剤トラ
ツク130によつてあるべき位置に固定されるから、目的
とする正しい位置からずれることはない。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の原理にしたがつてつくられた衛生ナプ
キンを示す斜視図である。 第２図は第１図の衛生ナプキンの線２−２沿つて切つた
横断面図である。 第3a−3c図は第１図の衛生ナプキンからレリースストリ
ツプを剥がす段階的プロセスを示す斜視図である。 第4a図および第4b図は本発明の第二の実施態様を説明す
る平面図である。 第5a図および第5b図は本発明の原理にしたがつてつくら
れたパンテイーシールドを説明する斜視図である。 第6a−6d図は本発明のまた別の実施態様を説明するもの
で、第6a,第6b図は平面図、第6c,6d図は横断面図であ
る。 10……ナプキン、11,13……端、12……吸収要素、14…
…ボート、16……カバー材料、18……障壁、20……障壁
材料、22,24……フラツプ、26……吸収材料層、28……
レリースストリツプ、30,32……感圧接着手段、110……
ナプキン、122,124……フラツプ、130,132……感圧接着
手段、40……パンテイライナー、42,44……フラツプ、4
6……接着手段の線、48……接着剤の線、50……レリー
スストリツプ、113……接着手段、122′,124′……サイ
ドパネル、130……接着剤の線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デボラ・ジーン・パー アメリカ合衆国、08536 ニユージヤー ジイ州、プレインスボロ、ハンターズ グレン ドライブ 2504

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】向かい合う２つの末端および縦方向の２つ
    の端をもつ吸収製品であつて、 身体に面する側と衣類に面する側とを有する中心吸収要
    素と、 吸収要素の衣類に面する側に置かれ、吸収要素と向かい
    合う要素に面する側と衣類に面する側とを有する液体不
    透過性障壁材料シートと、 製品の縦方向の端からそれぞれ延び、身体に面する側と
    衣類に面する側とをもつ一対のフラツプと、 障壁材料の衣類に面する側および上記フラツプの少なく
    とも一つの衣類に面する側に配設された接着手段と、 障壁材料の接着手段をおおう第一の側、および第二の側
    を有するレリースストリツプあつて、接着手段を配設さ
    れたフラツプが上記ストリツプ上に折りたたまれ、上記
    フラツプの接着手段がレリースストリツプの第二の面に
    接触するようになるレリースストリツプと、 を備えた吸収製品。
  2. 【請求項２】吸収要素の身体に面する側に置かれたカバ
    ーをさらに備えた特許請求の範囲第１項記載の吸収製
    品。
  3. 【請求項３】フラツプの身体に面する側におおう吸収材
    料層をさらに備えた特許請求の範囲第２項記載の吸収製
    品。
  4. 【請求項４】接着手段が両方のフラツプの衣類に面する
    側に配設される特許請求の範囲第１項記載の吸収製品。
  5. 【請求項５】レリースストリツプが、吸着手段を上記レ
    リースストリツプから容易に除去できるような材料から
    成る特許請求の範囲第４項記載の吸収製品。
  6. 【請求項６】レリースストリツプが、両面をシリコンで
    処理したクラフト紙またはカレンダー紙である特許請求
    の範囲第５項記載の吸収製品。
  7. 【請求項７】上記一対のフラツプは第一および第二のフ
    ラツプから成り、第一のフラツプのその対応する縦方向
    の端から延びる距離が、第二のフラツプのその対応する
    縦方向の端から延ひる距離より大きい特許請求の範囲第
    １項記載の吸収製品。
  8. 【請求項８】上記接着手段が、障壁材料の衣類に面する
    側におよび第一のフラツプ上の延びた端近くにあり、上
    記レリースストリツプの第一の側が障壁材料にある接着
    手段と、第二の側が第一のフラツプにある接着手段と接
    触する特許請求の範囲第７項記載の吸収製品。
  9. 【請求項９】上記第一および第二のフラツプの組み合わ
    せた長さが吸収要素の縦方向の端の間の距離を越える特
    許請求の範囲第８項記載の吸収製品。
  10. 【請求項１０】向かい合つた２つの末端および縦方向の
    ２つの端を有する吸収製品であつて、 身体に面する側と衣類に面する側とを有する吸収要素
    と、 吸収要素の衣類に面する側に置かれ、衣類に面する表面
    をもち、吸収製品の縦方向の端から延びるフラツプを有
    する液体不透過性障壁材料シートと、 吸収要素の身体に面する側に置かれた液体透過性カバー
    であつて、上記シートのフラツプと概ね同じ広がりをも
    つ吸収製品の縦方向の端から延びるフラツプを有するカ
    バーと、 上記シートの吸収要素と反対側の衣類に面する表面、上
    記シートの上記フラツプの衣類に面する表面に配設され
    た接着手段と、 上記シートの衣類に面する表面上に置かれ、吸収要素と
    反対側の接着手段をおおう第一の側を有するレリースス
    トリツプであつて、フラツプがレリースストリツプ上に
    折りたたまれてフラツプ上の接着手段がレリースストリ
    ツプの第二の側に向かい合うレリースストリツプと、を
    備えた吸収製品。
  11. 【請求項１１】上記障壁材料シートおよびカバーが熱塑
    性材料から成り、上記シートおよびカバーがそれらの周
    辺において互いに熱によつてシールされる特許請求の範
    囲第10項記載の吸収製品。
  12. 【請求項１２】上記障壁材料シートの吸収要素に面する
    側に配設され、上記障壁材料フラツプを含む障壁材料と
    概ね同じ広がりをもつ吸収材料層を含んで成る特許請求
    の範囲第11項記載の吸収製品。
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