JP2587051Y2 - 読取り/書込み装置 - Google Patents

読取り/書込み装置

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JP2587051Y2
JP2587051Y2 JP1991072321U JP7232191U JP2587051Y2 JP 2587051 Y2 JP2587051 Y2 JP 2587051Y2 JP 1991072321 U JP1991072321 U JP 1991072321U JP 7232191 U JP7232191 U JP 7232191U JP 2587051 Y2 JP2587051 Y2 JP 2587051Y2
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貴代司 小川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ファクシミリ装置等に
おいて、原稿中の情報の読取り及び記録紙への情報の書
込みを行う読取り/書込み装置、特に原稿の吸引及び記
録紙の排出構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のファクシミリ装置等にお
ける読取り/書込み装置の一例を示す構成図である。
【0003】この読取り装置/書込み装置は、原稿1の
情報の読取りと記録紙2への情報の書込みとを一本のプ
ラテンローラ3で行う装置であり、該プラテンローラ3
をはさんで読取りセンサ4と印字ヘッド5とが対称の位
置に配置されている。読取りセンサ4は、原稿1上の情
報を光学的に読取る機能を有し、また印字ヘッド5は、
サーマルヘッドにより構成され、記録紙2に情報を書込
む機能を有している。プラテンローラ3は、原稿1の読
取りポイントにおいて該原稿1を押し付け、かつA方向
に送る機能を有すると共に、記録紙2への書込みポイン
トにおいて該記録紙2を押し付け、かつB方向に送る機
能を有している。
【0004】次に、動作を説明する。原稿1は読取りセ
ンサ4とプラテンローラ3とに挾まれ、その位置で該読
取りセンサ4によって読取りが行われると同時に、該プ
ラテンローラ3の回転により、A方向に1ラインづつ読
取り及び移動される。そして、この動作を繰り返す。記
録紙2は、印字ヘッド5とプラテンローラ3に挾まれ、
その位置で該印字ヘッド5によって書込みが行われると
同時に、該プラテンローラ3の回転により、B方向に1
ラインづつ書込み及び移動される。そして、この動作が
繰り返される た、前記の読取り及び書込み動作を同
時に行うことにより、原稿1の情報を読取り移動しなが
ら、記録紙2に情報を書込むことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の装置では、次のような課題があった。従来の読取り
/書込み装置では、原稿1の情報の読取りと記録紙2へ
の情報の書込みとを、1本のプラテンローラ3を用いて
行うため、紙送り機構が簡単になるという利点を有して
いる。ところが、書込み後の記録紙2をカッタを用いて
切断する構成になっていないため、構造が簡単になるも
のの、情報が書込まれた記録紙2のカットをオペレータ
の手によって行わなければならず、不利不便であった。
しかも、原稿1の自動給紙機構がないため、原稿1を1
枚づつ手差ししなければならず、使い勝手が悪いという
欠点があった。
【0006】そこで、従来の他の装置においては、原稿
1の自動給紙機構とカット機構とを設けた読取り/書込
み装置が提案されている。この種の装置では、自動給紙
機構とカット機構を持つため、使い勝手が向上する。し
かし、原稿1の自動給紙を行うためのローラと、カット
された記録紙2の排出を行うためのローラとが、それぞ
れ1本づつ設けられているため、ローラが複数個必要と
なり、構造の複雑化とコスト高になるという問題があ
り、それを解決することが困難であった。
【0007】本考案は、前記従来技術が持っていた課題
として、自動給紙機構及びカット機構を設けると、構造
が複雑になるという点について解決した読取り/書込み
装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
するために、読取り/書込み装置において、正回転によ
り、原稿を第1の排出口方向へ搬送すると共に記録紙を
第2の排出口方向へ搬送し、逆回転により、該第2の排
出口方向へ搬送された未書込み側の該記録紙を逆方向へ
引き戻す第1のローラと、前記第1のローラに対向して
設けられ、前記原稿中の情報を読取る読取りセンサと、
前記読取りセンサと反対側の前記第1のローラに対向し
て設けられ、該第1のローラによって前記第2の排出口
方向へ搬送された前記記録紙に情報を書込む印字ヘッド
と、前記第1のローラから所定距離隔てて前記第2の排
出口方向に設けられ、前記印字ヘッドによって情報の書
込まれた記録紙を切断するカッタと、前記カッタから所
定距離隔てて前記第2の排出口方向に設けられ、正回転
により、前記原稿を吸引して前記読取りセンサへ分離・
供給し、かつ該カッタによって切断された記録紙を前記
第2の排出口方向へ排出する第2のローラと、前記原稿
及び前記記録紙の搬送時に前記第1のローラ を正回転さ
せ、前記カッタによる記録紙の切断後に該第1のローラ
を逆回転させる第1の回転手段と、前記第1のローラの
回転時に、この正回転又は逆回転にかかわらず前記第2
のローラを正回転させる第2の回転手段とを、備えてい
る。
【0009】
【作用】本考案によれば、以上のように読取り/書込み
装置を構成したので、例えば、原稿の読取り時、記録紙
への書込み時、及びコピー時において、次のような作用
が行われる。 原稿を読取る場合、第1の回転手段によっ
て第1のローラが正回転し、第2の回転手段によって第
2のローラが正回転する。第2のローラ側に供給された
原稿は、該第2のローラにより吸引されて読取りセンサ
方向へ送られる。複数枚の原稿が供給された場合には、
そのうちの1枚の原稿のみが第2のローラにより分離さ
れて吸引され、読取りセンサ方向へ送られる。読取りセ
ンサ方向へ送られた原稿中の情報は、該読取りセンサに
よって読取られ、第1のローラによって第1の排出口方
向へ排出される。 記録紙へ書込む場合、第1の回転手段
によって第1のローラが正回転し、第2の回転手段によ
って第2のローラが正回転する。記録紙は、第1のロー
ラにより印字ヘッド方向へ送られて該印字ヘッドで情報
が書込まれ、カッタ方向へ送られる。書込み済みの記録
紙は、第1のローラと第2のローラとの間の所定位置で
カッタにて切断される。その後、第1の回転手段によっ
て第1のローラが逆回転し、切断された後の未書込み側
の記録紙の先端部が所定位置まで引き戻され、次の書込
み動作に備える。一方、第1のローラによる引き戻し動
作が行われている間に、切断された書込み済み記録紙
は、正回転している第2のローラによって第2の排出口
方向へ排出される。 コピーをする場合、1枚目の原稿の
情報が読取りセンサで読取られ、この読取られた情報が
印字ヘッドによって記録紙に書込まれる。このようにし
て1枚目の原稿のコピーが終了すると、記録紙が第1の
ローラと第2のローラとの間の所定位置で切断された
後、逆回転する第1のローラによって、未書込み側の記
録紙の先端部が所定位置まで引き戻され、2枚目の書込
み動作に備える。一方、第1の ローラによる引き戻し動
作が行われている間に、書込み済み記録紙は、正回転す
る第2のローラによって第2の排出口方向へ排出され
る。これと並行して、第2のローラによって2枚目の原
稿が分離・供給されて読取りセンサ方向へ搬送される。
つまり、未書込み側の記録紙の先端部を所定位置まで引
き戻す動作と、切断された書込み済み記録紙を排出する
動作と、原稿を分離・供給して読取りセンサ方向へ搬送
する動作との3動作が、並行して行われる。
【0010】
【実施例】図1は、本考案の一実施例を示すファクシミ
リ装置等の読取り/書込み装置の構成図である。
【0011】この読取り/書込み装置は、原稿11上の
情報の読取りと記録紙12への情報の書込みとを1本の
第1のローラ(例えば、プラテンローラ13を用いて
行う装置であり、該プラテンローラ13をはさんで対称
の位置に、読取りセンサ14と印字ヘッド15とが配置
されている。読取りセンサ14は、原稿11上の情報を
光学的に読取る機能を有している。印字ヘッド15は、
例えばサーマルヘッドで構成され、一端が支点軸15a
で上下動自在に軸支され、その自重によって記録紙12
をプラテンローラ13へ圧接し、該記録紙12に情報を
書込む機能を有している。プラテンローラ13は、読取
りセンサ14の読取りポイントにおいて原稿11を押し
付け、その原稿11を第1の排出口方向(例えば、A方
第1の排出口16へ送り、また印字ヘッド15の
書込みポイントにおいて記録紙12を押し付け、該記録
紙12を第2の排出口方向(例えば、B方向第2の
排出口17へ送る機能を有している。
【0012】印字ヘッド15の出口側には、該印字ヘッ
ド15によって情報の書込まれた記録紙12を切断する
カッタ18が設けられている。読取りセンサ14の入口
側及びカッタ18の出口側には、第2のローラ(例え
ば、自動原稿供給ローラ、以下これを「ADFローラ」
という)19が設けられ、その外周に該ADFローラ1
9と接触してセパレータ20とピンチローラ21が配置
されている。ADFローラ19は、原稿11の自動給紙
を行いながらA方向へ送る機能を有すると共に、カッタ
18でカットされた記録紙12をB方向へ送って排出す
るための排出ローラの機能をも有している。セパレータ
20は、原稿11が複数枚供給されると、それらを分離
して1枚の原稿11のみをプラテンローラ13側へ送る
機能を有している。ピンチローラ21は、ADFローラ
19の回転によって記録紙12を排出するときに、該記
録紙12を滑ることなくB方向へ移動させる機能を有し
ている。
【0013】図2は、図1におけるプラテンローラ13
及びADFローラ19の駆動機構の一例を示す構成図で
ある。この駆動機構では、正回転方向(以下単に「正方
向」という)R又は逆回転方向(以下単に「逆方向」と
いう)Lに回転する第1の回転手段(例えば、パルスモ
ータ30を備え、そのパルスモータ30にプラテンロ
ーラ13が直結されている。パルスモータ30には、そ
のパルスモータ30の逆回転を伝達してADFローラ1
9を正方向Rに回転させるギアからなる第1の駆動伝達
機構31が連結されると共に、該パルスモータ30の正
回転を伝達してADFローラ19を正方向Rに回転させ
るギアからなる第2の駆動伝達機構32が連結されてい
る。
【0014】第1の駆動伝達機構31には、その駆動伝
達機構31を介して正方向Rにのみ回転する第1の一方
向クラッチ33が取付けられ、さらに第2の駆動伝達機
構32には、該駆動伝達機構32を介して正方向Rにの
み回転する第2の一方向クラッチ34が取付けられてい
る。これらの第1、第2の駆動伝達機構31,32及び
第1、第2の一方向クラッチ33,34によって、第2
の回転手段が構成されている。
【0015】次に、送信(1)、受信(2)、及びコピ
ー(3)の各動作を説明する。 (1) 送信動作 原稿11を読取りセンサ14で読取って送信を行う場
合、印字ヘッド15はその支点軸15aで支持されてプ
ラテンローラ13から引き離された状態で保持される。
原稿11をADFローラ19とセパレータ20の間に挿
入し、パルスモータ30を正方向Rに回転させる。パル
スモータ30の正方向Rの回転により、プラテンローラ
13が正方向Rに回転すると共に、第2の駆動伝達機構
32を介して一方向クラッチ34により、ADFローラ
19も正方向Rに回転する。
【0016】ADFローラ19が正方向Rに回転する
と、供給された原稿11はA方向に吸引される。原稿1
1が吸引されるとき、重なって挿入された複数枚の原稿
11のうち、ADFローラ19に接している1枚の原稿
11のみがセパレータ20によって分離されて吸引され
る。ADFローラ19によって吸引された原稿11は、
プラテンローラ13と読取りセンサ14まで進み、パル
スモータ30によって正方向Rに回転しているプラテン
ローラ13により、A方向へ送られると共に、プラテン
ローラ13と読取りセンサ14に挾まれた位置で、原稿
11上の情報が読取られる。この原稿11の送りと読取
りが繰り返され、該原稿11がA方向の排出口16へ排
出される。
【0017】(2) 受信動作 印字ヘッド15によって記録紙12上に情報を印字して
受信を行う場合、印字ヘッド15とプラテンローラ13
に挾まれている記録紙12は、パルスモータ30の正方
向Rの回転により、正方向Rに回転するプラテンローラ
13によってB方向へ送られる。そして、記録紙12
は、印字ヘッド15とプラテンローラ13に挾まれた状
態で、該印字ヘッド15によって情報が書込まれる。
【0018】プラテンローラ13の回転によってB方向
へ送られた記録紙12は、カッタ18を通ってADFロ
ーラ19に達すると、パルスモータ30の正方向Rの回
転が、第2の駆動伝達機構32と一方向クラッチ34を
介して伝達されたADFローラ19の正方向Rの回転に
より、B方向へ送られる。印字ヘッド15によって記録
紙12に書込みを終了した後も、パルスモータ30は正
方向Rの回転を続け、記録紙12の記録部の端がカッタ
18のカット部に到達するまで送る。記録紙12の端が
カッタ18のカット部に到達すると、該記録紙12がカ
ッタ18によってカットされる。
【0019】その後、パルスモータ30が逆方向Lに回
転することによってプラテンローラ13も逆方向Lに回
転し、第1の駆動伝達機構31と一方向クラッチ33を
介してADFローラ19が正方向Rに回転する。プラテ
ンローラ13の逆方向Lの回転により、未使用の記録紙
12は次の受信に備えるために所定位置Cまで引き戻さ
れ、ADFローラ19の正方向Rの回転により、切り離
された記録紙12がB方向に進んで排出口17から排出
される 枚目の受信がない場合には、パルスモータ3
0の正方向Rの回転により、プラテンローラ13が正方
向Rに回転し、記録紙12の先端が待機位置Dまで送ら
れて待機状態になる。
【0020】(3) コピー動作 原稿11上の情報を読取りセンサ14で読取り、その読
取った情報を印字ヘッド15で記録紙12に印字(コピ
ー)する場合、印字ヘッド15はその支点軸15aで支
持されてその自重によってプラテンローラ13に接した
状態にある。原稿11をADFローラ19とセパレータ
20の間に挿入し、パルスモータ30を逆方向Lに回転
させる。パルスモータ30の逆方向Lの回転によってプ
ラテンローラ13が逆方向に回転すると、待機位置Dに
先端がある記録紙12は、プラテンローラ13と印字ヘ
ッド15に挾まれた書込み位置まで引き戻される。
【0021】同時に、第1の駆動伝達機構31を介して
一方向クラッチ33により、ADFローラ19が正方向
Rに回転する。このADFローラ19の正方向Rの回転
により、原稿11はA方向に吸引される。原稿11が吸
引されるとき、重なって挿入された複数枚の原稿11の
うち、ADFローラ19に接している1枚の原稿11の
みがセパレータ20で分離されて吸引される。ADFロ
ーラ19によって吸引された原稿11は、プラテンロー
ラ13と読取りセンサ14で挾まれて読取り位置まで進
む。この動作により、原稿11が読取り位置に到達する
と同時に、記録紙12が印字ヘッド15及びプラテンロ
ーラ13の書込み位置に到達する。
【0022】次に、パルスモータ30を正方向Rに回転
させると、プラテンローラ13も正方向Rに回転し、原
稿11がA方向に送られると共に、プラテンローラ13
と読取りセンサ14に挾まれた位置で、該原稿11上の
情報が読取りセンサ14で読取られる。同時に、記録紙
12は、プラテンローラ13の回転によってB方向に送
られると共に、該プラテンローラ13と印字ヘッド15
に挾まれた位置で、印字ヘッド15よって情報が書込
まれる。この動作により、原稿11の送りと読取りが繰
り返され、さらに記録紙12の送りと書込みが繰り返さ
れる。
【0023】印字ヘッド15により、記録紙12に書込
みが終了した後もパルスモータ30が正方向Rの回転を
続け、記録紙12の端がカッタ18のカット部に到達す
るまで送る。カッタ18のカット部に記録紙12の端が
到達したら、該記録紙12がカッタ18によってカット
される。その後、パルスモータ30が逆方向Lに回転す
ることにより、プラテンローラ13が逆方向に回転し、
第1の駆動伝達機構31と一方向クラッチ33を介して
ADFローラ19が正方向Rに回転する。プラテンロー
ラ13が逆方向Lに回転すると、カットされた記録紙1
2の先端が、2枚目のコピーに備えるために所定位置C
まで引き戻され、ADFローラ19の正方向Rの回転に
より、次の原稿11が引き込まれると同時に、カットさ
れた記録紙12がB方向へ進み排出口17から排出され
る。
【0024】2枚目のコピーが行われない場合には、パ
ルスモータ30の正方向Rの回転によってプラテンロー
ラ13が正方向Rに回転し、記録紙12の先端が待機位
置Dまで送られて待機状態になる。このような一連の動
作により、原稿11の情報を読取りながら、同時に記録
紙12に該原稿11の情報を書込むことができる。
【0025】以上のように、本実施例では、次のような
利点がある。 (a) 1本のADFローラ19を用いて原稿11の分
離吸引、及びカットされた記録紙12の排出を行うこと
ができるため、使い勝手がよくなる。しかも、原稿11
の分離吸引、及びカットされた記録紙12の排出を1本
のADFローラ19を用いて行うことができるため、装
置の部品点数が少なくなって構造が簡単になり、装置の
小型化が図れると共に、低コスト化が可能になる。(b) 受信動作時において、書込み済み記録紙12
は、プラテンローラ13とADFローラ19との間の所
定位置でカッタ18にて切断された後、該プラテンロー
ラ13が逆回転するので、切断された後の未使用の記録
紙12の先端が所定位置Cまで引き戻され、次の書込み
動作に備えることができる。一方、前記引き戻し動作が
行われている間に、切断された書込み済み記録紙12
は、正回転するADFローラ19によってB方向に排出
される。 このように、記録紙12の引き戻し動作を行う
ことにより、該記録紙12を無駄なく使用することがで
きる。しかも、引き戻し動作を行うことと並行して排出
動作を行うことができるので、スループットを向上させ
ることができる。 (c) コピー動作時において、1枚目の原稿11のコ
ピーが終了し、記録紙12がプラテンローラ13とAD
Fローラ19との間の所定位置で切断された後、該プラ
テンローラ13が逆回転するので、未使用の記録紙12
の先端が所定位置Cまで引き戻され、2枚目の書込み動
作に備えることができる。一方、前記引き戻し動作が行
われている間に、書込み済み記録紙12は、正回転する
ADFローラ19によってB方向に排出される。これと
並行して、ADFローラ19によって2枚目の原稿11
が分離・供給されてA方向の読取りセンサ14へ搬送さ
れる。つまり、未使用の記録紙12の先端を所定位置C
まで引き戻す動作と、切断された書込み済み記録紙12
を排出する動作と、原稿11を分離・供給して読取りセ
ンサ14へ搬送する動作との3動作を、並行して行うこ
とができる。 このように、未使用の記録紙12の先端の
引き戻し動作を行うことにより、該記録紙12を無駄な
く使用することができる。しかも、引き戻し動作を行う
ことと並行して、書込み済み記録紙12の排出動作及び
原稿11の搬送動作を行うことができるので、スループ
ットを向上させることができる。
【0026】なお、本考案は上記実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。例えば、図1では、複数枚の
原稿11をセパレータ20で分離する構成にしたが、ロ
ーラ等の他の手段を用いて複数枚の原稿11の分離を行
う構成にしてもよい。また、図2において、パルスモー
タ30を他のモータで構成したり、あるいはそのパルス
モータ30の回転力を伝達する駆動伝達機構31,32
及び一方向クラッチ33,34をプーリ等を用いた他の
駆動伝達機構で構成することもできる。さらに、上記実
施例をファクシミリ装置以外のプリンタ装置等の他の装
置に適用することも可能である。
【0027】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、第2のローラを用い、原稿の分離吸引、及びカッ
トされた記録紙の排出を行うことができるため、使い勝
手が向上する。しかも、自動給紙及びカット後の記録紙
排出を第2のローラを用いて行うことができるため、部
品点数が少なくなって構造が簡単になり、装置を小型化
できると共に低コスト化が可能になる。さらに、本考案
では、第1と第2のローラ間において書込み済み記録紙
をカッタにて切断した後、第1のローラを逆回転するよ
うにしたので、切断後の未書込み側の記録紙の先端部が
所定位置まで引き戻され、これによって記録紙を無駄な
く使用することができる。しかも、記録紙の引き戻し動
作を行うことと並行して、正回転する第2のローラによ
って切断後の書込み済み記録紙の排出や原稿の吸引を行
うことができるので、スループットを向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す読取り/書込み装置の構
成図である。
【図2】図1における駆動機構の構成図である。
【図3】従来の読取り/書込み装置の構成図である。
【符号の説明】
11 原稿 12 記録紙 13 プラテンローラ 14 読取りセンサ 15 印字ヘッド 18 カッタ 19 ADFローラ 20 セパレータ 21 ピンチローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正回転により、原稿を第1の排出口方向
    へ搬送すると共に記録紙を第2の排出口方向へ搬送し、
    逆回転により、該第2の排出口方向へ搬送された未書込
    み側の該記録紙を逆方向へ引き戻す第1のローラと、 前記第1のローラに対向して設けられ、前記原稿中の情
    報を読取る読取りセンサと、 前記読取りセンサと反対側の前記第1のローラに対向し
    て設けられ、該第1のローラによって前記第2の排出口
    方向へ搬送された前記記録紙に情報を書込む印字ヘッド
    と、 前記第1のローラから所定距離隔てて前記第2の排出口
    方向に設けられ、前記印字ヘッドによって情報の書込ま
    れた記録紙を切断するカッタと、 前記カッタから所定距離隔てて前記第2の排出口方向に
    設けられ、正回転により、前記原稿を吸引して前記読取
    りセンサへ分離・供給し、かつ該カッタによって切断さ
    れた記録紙を前記第2の排出口方向へ排出する第2のロ
    ーラと、 前記原稿及び前記記録紙の搬送時に前記第1のローラを
    正回転させ、前記カッタによる記録紙の切断後に該第1
    のローラを逆回転させる第1の回転手段と、 前記第1のローラの回転時に、この正回転又は逆回転に
    かかわらず前記第2のローラを正回転させる第2の回転
    手段とを、備えたことを特徴とする読取り/書込み装
    置。
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JPS59157359U (ja) * 1983-04-05 1984-10-22 松下電送株式会社 フアクシミリ装置

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