JP2586711Y2 - サンルーフ付車両の吊り天井の張設構造 - Google Patents

サンルーフ付車両の吊り天井の張設構造

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JP2586711Y2
JP2586711Y2 JP1992012971U JP1297192U JP2586711Y2 JP 2586711 Y2 JP2586711 Y2 JP 2586711Y2 JP 1992012971 U JP1992012971 U JP 1992012971U JP 1297192 U JP1297192 U JP 1297192U JP 2586711 Y2 JP2586711 Y2 JP 2586711Y2
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賢一 黒沼
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はルーフパネルにサンルー
フを取付ける開口部を有する車両に吊り天井を張設する
ための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吊り天井の張設構造とし
て、図4に示すようにルーフパネル1の開口部2にサン
ルーフ3が取付けられ、ルーフパネル1の両側端縁の下
面に沿ってパイプ状のルーフレール4が設けられ、ルー
フパネル1及びルーフレール4の下面が可撓性を有する
幕にて形成された吊り天井6により覆われ、吊り天井6
に開口部2と略同一の大きさを有する孔7が形成され、
吊り天井6がロングワイヤ(図示せず)及びショートワ
イヤ9により張設されたものが知られている。ルーフレ
ール4の開口部2に対向する位置にはショートワイヤ9
を挿通可能な通孔4aが形成される。吊り天井6の裏面
には車両の進行方向に沿って略等間隔に設けられかつ車
幅方向に延びる複数の筒部8が形成される。吊り天井6
の孔7にかからない筒部にはロングワイヤが挿通され、
孔7にかかって左右に2分された筒部8にはショートワ
イヤ9がそれぞれ挿通される。ロングワイヤ及びショー
トワイヤ9は弾性変形可能な鋼材により形成される。ロ
ングワイヤの両端は左右のルーフレール4にそれぞれ係
止し、ショートワイヤ9は通孔4aを通って一端9aが
ルーフレール4の内面に圧接され、他端9bがルーフサ
イレンサ5cを介してルーフパネル1の開口部2の縁2
aに圧接される。またルーフレール4の下縁には吊り天
井6の外周縁を被覆して固定するオープニングトリム5
bが嵌着され、開口部2の縁2aには吊り天井6の孔7
の周縁を被覆して固定するオープニングトリム5aが嵌
着される。この吊り天井6を張設するときには、先ず天
井6の最前の筒部に挿通されたロングワイヤの両端を左
右のルーフレール4にそれぞれ係止する。次いで吊り天
井6を後方に引張りながら最前の筒部の後方の筒部8に
挿通されたショートワイヤ9を通孔4aに挿通し、ショ
ートワイヤ9の一端9aをルーフレール4の内面に圧接
し、他端9bを開口部2の縁2aに圧接して、ショート
ワイヤ9を固定する。次に吊り天井6を後方に引張りな
がら上記筒部8の後方の筒部に挿通されたロングワイヤ
を左右のルーフレール4にそれぞれ係止する。更に吊り
天井6の外周縁をオープニングトリム5bにより被覆し
てルーフレール4の下縁に固定し、吊り天井6の孔7の
周縁をオープニングトリム5aにより被覆して開口部2
の縁2aに固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記張設構造
ではショートワイヤをルーフレールの通孔に挿通した後
に、この筒部の後方の筒部に挿通されたロングワイヤを
ルーフレールに係止するために吊り天井を引張ると、シ
ョートワイヤが挿通された筒部が後方に引張られてショ
ートワイヤがずれたり又は外れる恐れがあった。
【0004】本考案の目的は、吊り天井を引張ってもシ
ョートワイヤがずれたり外れたりすることがなく、短時
間で効率良く吊り天井を張設できるサンルーフ付車両の
吊り天井の張設構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の構成を、実施例に対応する図1及び図3を用
いて説明する。本考案は、サンルーフ13用の開口部1
2を有するルーフパネル11と、ルーフパネル11の端
縁に沿って設けられ開口部12に対向する位置に通孔1
4cが形成されたルーフレール14,15と、通孔14
cに挿通され一端19aがルーフレール14,15又は
ルーフパネル11に圧接されかつ他端19bが開口部1
2の縁12aに圧接されその弾性変形により固定された
ショートワイヤ19と、開口部12を除いたルーフパネ
ル11及びルーフレール14,15の下面を覆う可撓性
を有する幕により形成されかつ裏面に設けられた筒部1
8を介してショートワイヤ19により張設される吊り天
井16とを備えたサンルーフ付車両の吊り天井の張設構
造の改良である。その特徴ある構成は、通孔14cに係
止してショートワイヤ19をその長手方向に移動不能に
する半円状の係止部19cがショートワイヤ19の略中
央を折曲げることによりショートワイヤ19に形成され
たところにある。
【0006】
【作用】吊り天井16を張設するときには、吊り天井1
6の裏面に形成された筒部18に挿通されたショートワ
イヤ19をルーフレール14,15の通孔14cに挿通
してショートワイヤ19の係止部19cを通孔14cに
係止し、ショートワイヤ19の一端19aをルーフレー
ル14,15の内面に圧接し、更に他端19bを開口部
12の縁12aに圧接する。この状態で吊り天井16を
引張ってもショートワイヤ19はその長手方向に移動し
ない。
【0007】
【実施例】次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1〜図3に示すように、車両10のルー
フパネル11には開口部12が形成され、開口部12に
はこの開口部12を閉塞するサンルーフ13が取付けら
れる。またルーフパネル11にはパイプ状のルーフレー
ル14,15がルーフパネル11の両側端縁の下面に沿
ってそれぞれ設けられる。ルーフパネル11及びルーフ
レール14,15の下面は可撓性を有する幕にて形成さ
れた吊り天井16により覆われ、この吊り天井16には
開口部12と略同一の大きさを有する孔17が形成され
る(図1及び図3)。
【0008】吊り天井16はこの例ではビニルレザーに
より形成され、この吊り天井16の裏面には車両10の
進行方向に沿って略等間隔に設けられかつ車幅方向に延
びる筒部18が形成される。筒部18は車両10の前部
より後部に向って第1〜第5筒部18a〜18d(第5
筒部は図示せず。)からなる。第1筒部18a、第4筒
部18d及び第5筒部はルーフパネル11の左側端縁か
ら右側端縁に延びて形成され、第2筒部18b及び第3
筒部18cは孔17にかかるため左右に2分されて形成
される(図3)。第1筒部18a、第4筒部18d及び
第5筒部にはロングワイヤ(図示せず)が挿通され、第
2筒部18b及び第3筒部18cにはショートワイヤ1
9が挿通される(図1及び図2)。開口部12の縁12
aはルーフパネル11を略チャンネル状に折曲げて形成
され、サンルーフ13の外周縁がウエザストリップ21
を介して当接する鉛直片12bとこの鉛直片12bの下
縁に連なる水平片12cとを有する。水平片12cの下
面には樹脂製のルーフサイレンサ22がショートワイヤ
19の他端19bにより圧接され、孔17の周縁を被覆
して固定するオープニングトリム23が嵌着される枠部
材12dが固着される。ルーフサイレンサ22の下面に
はショートワイヤ19の他端19bが着座する凹溝22
aが形成される(図1)。
【0009】ルーフレール14,15は左右対称である
ため、右側のルーフレール14についてのみ説明する。
ルーフパネル11の右側端縁にルーフドリップチャンネ
ル24を介して外側面が接合された第1レール14a
と、この第1レール14aと開口部12の間に位置し第
1レール14aにそれぞれ上縁及び下縁が接合された第
2レール14bとを有する。第2レール14bの開口部
12に対向しかつルーフサイレンサ22の凹溝22aに
対向する位置にはショートワイヤ19を挿通可能な通孔
14cが形成される。また第1及び第2レール14a,
14bの接合された下縁には吊り天井16の外周縁を被
覆して固定するオープニングトリム26が嵌着される
(図1)。ロングワイヤ及びショートワイヤ19は弾性
変形可能な鋼材により形成される。ロングワイヤは図示
しないが両端がルーフレール14,15にそれぞれ係止
し、ショートワイヤ19は通孔14cを通って一端19
aが第1レール14aの内面に圧接され、他端19bが
上述したようにルーフサイレンサ22を介してルーフパ
ネル11の開口部12の縁12aの水平片12cに圧接
される。第1レール14aの内面に圧接されるショート
ワイヤ19の一端19aは略く字状に折曲げて形成さ
れ、水平片12cに圧接される他端19bはクランク状
に折曲げて形成される(図1)。
【0010】本実施例の特徴ある構成は、通孔14cに
係止してショートワイヤ19をその長手方向に移動不能
にする半円状の係止部19cがショートワイヤ19の略
中央を折曲げることによりショートワイヤ19に形成さ
れたところにある(図1)。
【0011】このように構成された吊り天井16を張設
するときには、先ず吊り天井16の裏面に形成された第
1筒部18a、第4筒部18d及び第5筒部(図示せ
ず)にロングワイヤ(図示せず)を挿通し、第2筒部1
8b及び第3筒部18cにショートワイヤ19を挿通す
る。次いで第1筒部18aに挿通されたロングワイヤの
両端をルーフレール14,15にそれぞれ係止し、吊り
天井16を後方に引張りながら第2筒部18b及び第3
筒部18cに挿通されたショートワイヤ19を通孔14
cに挿通して係止部19cを通孔14cに係止する。こ
のときショートワイヤ19は弾性変形してその一端19
aは第1レール14aの内面に圧接され、他端19bは
ルーフサイレンサ22を介して開口部12の縁12aの
水平部12cに圧接される。次に吊り天井16を後方に
引張りながら第4筒部18d及び第5筒部に挿通された
ロングワイヤの両端をルーフレール14,15にそれぞ
れ係止する。このときショートワイヤ19は通孔14c
に係止しているので、吊り天井16を引張ってもショー
トワイヤ19はその長手方向に移動しない。この結果、
ショートワイヤ19がずれたり外れたりすることはない
ので、吊り天井16にしわが生じることはない。更に吊
り天井16の外周縁をオープニングトリム26により被
覆してルーフレール14,15の下縁に固定し、かつ吊
り天井16の孔17の周縁をオープニングトリム23に
より被覆して開口部12の縁12aに固着された枠部材
12dに固定する。
【0012】た、上記実施例ではルーフレールとして
パイプ状のものを挙げたが、これに限らずチャンネル状
又はその他の形状のものでもよい。この場合ショートワ
イヤの一端はルーフパネルの内面に圧接される。
【0013】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ル
ーフパネルの端縁に沿って設けられたルーフレールの開
口部に対向する位置に通孔を形成し、開口部を除いたル
ーフパネル及びルーフレールの下面を覆う吊り天井の裏
面に筒部を形成し、通孔及び筒部にショートワイヤを挿
通することにより吊り天井を張設し、通孔に係止してシ
ョートワイヤをその長手方向に移動不能にする半円状の
係止部をショートワイヤの略中央を折曲げることにより
ショートワイヤに形成したので、吊り天井を引張っても
ショートワイヤがずれたり外れたりすることがなく、吊
り天井にしわが発生することはない。この結果、吊り天
井の張設作業を効率良くスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例サンルーフ付車両の吊り天井の
張設構造を示す図3のA−A線断面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】そのサンルーフ及び吊り天井を含む車両の要部
斜視図。
【図4】従来例を示す図1に対応する断面図。
【符号の説明】
10 車両 11 ルーフパネル 12 開口部 12a 開口部の縁 13 サンルーフ 14,15 ルーフレール 14c 通孔 16 吊り天井 18 筒部 19 ショートワイヤ 19a ショートワイヤの一端 19b ショートワイヤの他端 19c 係止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンルーフ(13)用の開口部(12)を有する
    ルーフパネル(11)と、前記ルーフパネル(11)の端縁に沿
    って設けられ前記開口部(12)に対向する位置に通孔(14
    c)が形成されたルーフレール(14,15)と、前記通孔(14c)
    に挿通され一端(19a)が前記ルーフレール(14,15)又はル
    ーフパネル(11)に圧接されかつ他端(19b)が前記開口部
    (12)の縁(12a)に圧接されその弾性変形により固定され
    たショートワイヤ(19)と、前記開口部(12)を除いた前記
    ルーフパネル(11)及び前記ルーフレール(14,15)の下面
    を覆う可撓性を有する幕により形成されかつ裏面に設け
    られた筒部(18)を介して前記ショートワイヤ(19)により
    張設される吊り天井(16)とを備えたサンルーフ付車両の
    吊り天井の張設構造において、 前記通孔(14c)に係止して前記ショートワイヤ(19)をそ
    の長手方向に移動不能にする半円状の係止部(19c)が
    記ショートワイヤ(19)の略中央を折曲げることにより
    記ショートワイヤ(19)に形成されたことを特徴とするサ
    ンルーフ付車両の吊り天井の張設構造。
JP1992012971U 1992-02-06 1992-02-06 サンルーフ付車両の吊り天井の張設構造 Expired - Lifetime JP2586711Y2 (ja)

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