JP2586574B2 - スピーカー装置 - Google Patents

スピーカー装置

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JP2586574B2
JP2586574B2 JP63119631A JP11963188A JP2586574B2 JP 2586574 B2 JP2586574 B2 JP 2586574B2 JP 63119631 A JP63119631 A JP 63119631A JP 11963188 A JP11963188 A JP 11963188A JP 2586574 B2 JP2586574 B2 JP 2586574B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はスピーカー装置における各部の防振対策に
関するものである。
〔従来の技術〕
本来,スピーカー装置から放射される音波は,振動系
のみから放射されるべきであり,キヤビネツトや内装の
バスレフポートあるいは内装スピーカーユニツトの各部
の共振音を多く含んだ不要輻射音は小さい方が良い。し
たがつて従来のスピーカー装置では上記各部での共振音
を消去するために種々の手段が採用されているが,その
手段は個々別々で多岐にわたつていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のスピーカー装置における各部の防振対策は以上
のように当該各部に個々別々に行なわれているため,使
用される材料の選択やその施行に手間がかかるという問
題点があつた。
この発明は上記の問題点を解消するように,不要幅射
音を発生する各部の構成材料として,高剛性でかつ内部
損失の大きい共通の防振性材料を使用することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のスピーカー装置では、Siが8〜20重量%
と,Fe,Zr,V,及びTiからなる群から選ばれた少なくとも
1種の元素,または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重
量%,及び希同類元素を0.05〜2重量%と,Na,Srの何れ
か,または合計で0.1重量%以下を含み,残部がアルミ
ニウム及び不純物からなり,第2相粒子の平均粒系が10
μm以下である防振性アルミニウム合金を用いて,バツ
フル板を含めたキヤビネツト,バスレフポート,キヤビ
テイを形成するバツクカバー,振動板の保護カバー,ホ
ーン,ポールピース部の外周に装着されたリング,ボイ
スコイルボビン,ボイスコイルボビンに設けたウエイト
リング,及びキヤビネットに重合固着させた放熱フイン
等の,スピーカー装置の各構成部品を構成したものであ
る。
また,Niが4〜10重量%と,Fe,Zr,V,及びTiからなる群
から選ばれた少なくとも1種の元素,または複数個の元
素の合計を0.05〜0.8重量%,及び希土類元素を0.05〜
2重量%とを含み,残部がアルミニウム及び不純物から
なり,第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性
アルミニウム合金を用いて,上記スピーカー装置の各構
造製品を構成したものである。
さらに,上記防振性アルミニウム合金に,さらにSnを
0.005〜0.1重量%加えた防振性アルミニウム合金を用い
て上記スピーカー装置の各構成部品を構成したものであ
る。
〔作用〕
この発明に係る防振性アルミニウム合金の構成におい
て,上記の構成のように,Alの中にSi又はNiを添加する
と,マトリクスであるAl中にSi又はNi粒子が析出し,共
晶結晶を形成する。そして,第2相であるSi又はNi粒子
の界面が振動を吸収し,減衰能を向上させる。
また,Fe,Zr,V,Ti及び希度類元素を含有させることに
より,前記共晶結晶を微細化し,減衰能をより向上させ
る。
またさらに,上記構成にNa,Srの何れかまたは両者を
加えることによりSi粒子を微細化させる。
さらにまた,上記防振性アルミニウム合金に,更にSn
を0.005〜0.1重量%を加えることにより,粒界の粘性を
増大させることで,結果的にはスピーカー装置の各構成
部品自体の内部損失を増大させてその各々からの不要輻
射音の発生を抑えられる。
〔実施例〕
以下この発明の一実施例について説明する。すなわ
ち、第1図(a)(b)において(1)は防振性アルミ
ニウム合金(Al−Ni系またはAl−Si系)で構成したこの
発明のキヤビネツト,(1a)はこれと同一の材料で構成
された正面のバツクル板,(1b)は後面を形成するバツ
クボードで,これも同一の材料で構成されている。
(2)は上記のバツフル板(1a)に気密に取付けた内装
の低音用スピーカーユニツト,(3)は高音用スピーカ
ーユニツト,(4)は上記バツフル板(1a)に設けた貫
通穴、(5)はこの貫通穴にその一端をい挿入装着させ
た内装のバスレフポートで,上記キヤビネツト(1)と
同一の防振性アルミニウム合金で構成されている。
次にこの発明のキヤビネツトおよびバスレフポートに
使用されている防振性アルミニウム合金の組成を重量百
分率で示す。
実施例(1)および(2)はAl−Si系合金,実施例
(3)および(4)はAl−Ni系合金である。
なお上記各実施例の「MM」とは希土類金属の混合物で
あるミツシユメタルであり,その組成は,La35%,Ce43
%,Nd15%,Pr4%,Sm1%,Y他2%である。
ところで上記した本発明の防振性アルミニウム合金の
減衰能の原因,及び機構は,第2相粒子とマトリツクス
の境界,結晶粒界及びセル粒界での粘性流動及びに転位
・空孔及び積層欠陥等の結晶中の微小欠陥による振動エ
ネルギーの吸収が考えられる。
そして上記減衰能Q-1は,外部から与えられた振動エ
ネルギーを熱エネルギーに変換する尺度を示し, Q-1=1/2π・ΔE/E E:振動の1サイクルの最初において振動系の有する振動
エネルギー ΔE:振動の1サイクル中に熱エネルギーに変換するエネ
ルギー で表わされる。
すなわち本発明の実施例(1)(2)で示したAl−Si
系合金は,Al中にSiを添加すると,マトリツクスであるA
l中にSi粒子が析出し,共晶結晶を形成する。そして第
2相であるSi粒子の界面が振動を吸収し,減衰能Q1を向
上させるものである。
またFe,Zr,V,Ti及び希土類元素あるいはミツシユメタ
ル等の希土類元素の混合物は,上記共晶結晶を微細化し
て結晶粒界を増加させる働きが,さらにNa,Srは,Si粒子
を微細化する働きをする。また上記実施例(2)のよう
に実施例1に更にSnを含有させると,このSnが結晶粒界
に微細に析出し,粒界どおしの粘性を増大させ,減衰能
を向上させる。
本発明の上記実施例(1)(2)における各成分の好
ましいそれぞれの範囲(重量百分率)は次の〔表1〕の
通りであり,それより多くても少なくても表1のような
問題を生ずる。
また,本発明の実施例(1)(2)のAl−Si系合金に
おいて,その結晶組織について第2相粒子(Si粒子)の
平均粒子径が10μm以下であることが必要である。即
ち,第2相粒子の平均粒径を10μm以下とすることによ
つて第2相粒子の界面を増大させ,大きい減衰能を得る
ことができる。
さらに上記平均粒子径が7μm以下であることがより
好ましく,5μm以下であることがさらに好ましい。
また,本発明の上記実施例(3)(4)のAl−Ni系合
金は,Al中にNiを添加すると,マトリツクスであるAl中
に,Ni粒子が析出し,共晶組織を形成する。
そして,第2相であるAl3Ni粒子の界面が振動を吸収
し,減衰能Q-1を向上させるものである。
またFe,Zr,V,Ti及び希土類元素あるいはミツシユメタ
ル等の希土類元素の混合物は,結晶を微細化して粒界を
増加させ減衰能Q-1を向上させる働きをする。さらに上
記実施例(4)のように,Snを含有させると,このSnが
結晶粒界に,微細に析出し,粒界どおしの粘性を増大さ
せ,減衰能Q-1を向上させる。
本発明の上記実施例(3)(4)における各成分の好
ましい範囲(重量百分率)はそれぞれ次の〔表2〕の通
りであり,それより多くても少なくても表2のような問
題を生ずる。
また本発明の上記実施例(3)(4)のAl−Ni系合金
においては,その結晶組織について第2相(Al3Ni粒
子)の平均粒子径が10μm以下であることが必要であ
る。即ち,第2相粒子の平均粒径を10μm以下とするこ
とによつて第2相粒子の界面を増大させ,大きい減衰能
を得ることができる。
なお上記平均粒子径が7μm以下であることがより好
ましく,5μm以下であることさらに好ましい。
次に発明のAl−Ni系合金,Al−Si系合金とAl(JIS呼称
5052),及びZn−Al合金(商品名:コスマールZ)との
比較を次の〔表3〕に示す。
上記〔表3〕からも明らかなように減衰能Q-1は本発
明のAl−Ni系合金,Al−Si系合金ともに,Al(JIS呼称505
2)と比較して1桁大きく,また弾性率は若干劣るがほ
ぼ問題ない範囲であるので,剛性を落とすことなくキヤ
ビネツトおよびバスレフポートの内部損失を従来品のそ
れより著しく向上させることができ,キヤビネツトおよ
びバスレフポートの構成材料としてきわめて良好である
ことがわかる。
また最近ではZn−Al合金(商品名:コスマールZ)が
注目されているが,本発明のAl−Ni系合金,Al−Si系合
金の方が減衰能が大きくとれ,伝播速度に比例する比弾
性率E/ρ(cm2/sec2)もAl−Ni系合金,Al−Bi系合金
の方が大きく,比重が小さいので軽くて剛性の高いキヤ
ビネツトおよびバスレフポートを提供できる。また上記
のZn−Al合金はAl(ADC−12)および本発明のAl−Siは
系合金,Al−Ni系合金に比べ耐食性に問題がある。
なお本発明におけるキヤビネツトの概念は図示のバツ
クボート(1b)も含まれるものとし,このバツクボード
にも同一のAl−Ni系合金,Al−Si系合金を用いることが
できるというまでもない。
以上は不要輻射音の発生源が,キヤビネツトおよびバ
スレフポートである場合についてこの発明の対策を説明
したが,その他の発生源に対する本発明の同一施策を以
下に説明する。
すなわち第2図はスピーカーユニツトにおけるポール
ピース部(6)の背部に吸音材(A)を充填させるため
のキヤビティを形成するバツクカバー(7)の構成材料
とし上記した防振性アルミニウム合金を使用し,当該バ
ツクカバーに高剛性を付与しながら,その内部損失を増
大させて,この部分からの不要振動の輻射を抑えている
ものであり,その他図中の(8)はバツキン,(9)は
上記バツクカバーの取付けねじ,(10)はマグネツト,
(11)はプレート,(12)はフレーム,(13)は振動
板,(14)はダンパーである。なお従来のバツクカバー
はアルミニウムまたは合成樹脂製であつた。
第3図(a)(b)はドーム形およびホーン形スピー
カーユニツトの振動板(13)に対し,これを覆う外力か
らの保護カバー(13)を設けたものにおいて,この保護
カバー(15)を上記した防振性アルミニウム合金で構成
して,この保護カバーを高剛性にしながらその内部損失
を増大させて,この部分からの不要振動の輻射を抑えて
いるものであり,この保護カバーは図C1のように金網状
のもの,図C2のようにパンチングメタル状のもの,図C3
のようにエキシパンドメタル状のもの,あるいは図C4
ように複数条の帯状板であつてもよい。その他図中の
(15a)は上記保護カバー(15)の周縁部の接着剤,(1
6)はヨーク,(17)はスペーサー,(18)は保護カバ
ー(15)の支持リング,(19)はイコライザー,(20)
はバツクカバーである。なお従来の保護カバーはアルミ
ニウムまたは合成樹脂製であつた。
第4図はホーン形スピーカーユニツトに使用されるホ
ーン(21)を上記した防振性アルミニウム合金で構成
し,ホーン自体の剛性を維持しながらその内部損失を増
大させて,この部分からの不要振動の輻射を抑えている
ものであり,従来のホーンにはアルミニウム,合成樹脂
あるいは木材が使用されていた。
第5図はコーン形スピーカーユニツトにおける磁気回
路のポールピース部(6)の外周に上記した防振性アル
ミニウム合金製のリング(22)を接着剤(22a)を介し
て嵌挿装着させているものであり,このリングは本来ボ
イスコイル(23)から発生する音声信号に応じた交流磁
界を吸収し,これにより悪影響を低減させるためのもの
で,従来はアルミニウムを使用しているが,本発明の場
合は上記の防振性アルミニウム合金を使用しているの
で,特別に防振効果が大きく,これにより磁気回路の振
動が抑えられ,フレーム(12)を通して放射される不要
輻射音が低減されるものである。
第6図はコーン形スピーカーユニットにおけるボイス
コイルボビン(24)を上記した防振性アルミニウム合金
で構成して,このボイスコイルボビンを高剛性にしなが
ら,その内部損失を増大させてこの部分からの不要振動
の輻射を抑え,かつその耐熱,耐湿性を向上させるよう
にしているものである。なお従来のボイスコイルボビン
には紙,アルミニウムあるいは合成樹脂が使用されてい
た。
第7図はコーン形スピーカーユニツトにおけるボイス
コイルボビン(24)の振動板側端に嵌挿接着されたウエ
イトリング(25)を,上記した防振性アルミニウム合金
で構成してその内部損失を増大させ,この部分からの不
要振動の輻射を抑えると共に,ボイスコイル(23)から
の熱放射を向上させるようにしているものである。なお
従来のウエイトリングはエチレンブタジエンゴムまたは
アルミニウムで構成されていた。
第8図は一方のスピーカーユニツトのイコライザー
(19)と他方のスピーカーユニツトのフレーム(12)お
よびこれらを取付けた共通のバツフル板(1a)とを上記
した防振性アルミニウム合金で構成し,これら全体をで
きるだけ高剛性に維持させながら,この内部損失を増大
させてこれらの部分から不要振動の輻射を抑えると共
に,成形作業およびその取付け作業の簡素化を図つてい
るものであり,また上記のイコライザーは音響レンズで
あつてもよい。なお従来のフレームはアアルミニウム,
イコライザーはアルミニウムまたは鉄製であつた。
その他第9図はキヤビネツト(1)におけるバツクボ
ード(1b)に重合固着した放熱フイン(26)を,上記し
た防振性アルミニウム合金で構成し,その内部損失を増
大させてバツクボード(1b)を含めたこの部分からの不
要振動の輻射を抑えると共に放熱性能の改善を図つてい
るものである。なお従来の放熱フインはアルミニウム製
であつた。
〔発明の効果〕
この発明のスピーカー装置は以上のように不要輻射音
を発生する,それぞれ各部の構成材料として高剛性でか
つ内部損失の大きいこの発明のAl−Ni系合金またはAl−
Si系合金である防振性アルミニウム合金を使用し,かつ
この防振性アルミニウム合金の構成を,Siが8〜20重量
%と,Fe,Zr,V,及びTiからなる群から選ばれた少なくと
も1種の元素または複数種の元素の合計を0.05〜0.8重
量%,及び希土類元素を0.05〜2重量%と,Na,Srの何れ
かまたは合計で0.1重量%以下を含み,残部がアルミニ
ウム及び不純物からなり,かつ上記の構成により第2相
粒子の平均粒径を10μm以下とすることにより,マトリ
クスであるAl中にSi粒子が析出し,共晶結晶を形成す
る。そして,第2相であるSiの界面が振動を吸収し,減
衰能を向上させる。
また,Fe,Zr,V,Ti及び希土類元素を含有させることに
より,前記共晶結晶を微細化し,減衰能をより向上させ
る。
さらに,Na,Srの何れかまたは両者を加えることによ
り,Si粒子を微細化させる。
また,上記防振性アルミニウム合金の構成を,Niが4
〜10重量%と,Fe,Zr,V,及びTiからなる群から選ばれた
少なくとも1種の元素または,複数種の元素を合計で0.
05〜0.8重量%,及び希土類元素を0.05〜2重量%を含
み,残部がアルミニウム及び不純物からなり,かつ上記
の構成により第2相粒子の平均粒径を10μm以下とする
ことにより,マトリクスであるAl中にNi粒子が析出し,
共晶結晶を形成する。そして,第2相であるNiの界面が
振動を吸収し,減衰能を向上させる。
さらに,Fe,Zr,V,Ti及び希土類元素を含有させること
により,前記共晶結晶を微細化し,減衰能をより向上さ
せる。
さらにまた,上記防振性アルミニウム合金の構成に,
さらにSnを0.005〜0.1重量%加えることにより,粒界の
粘性を増大させることで,結果的にはスピーカー装置の
各構成部品自体の内部損失を増大させ,スピーカー装置
の比弾性率,内部損失を向上させたために,所定の剛性
を維持しながら当該各部分での防振効果を大きくするこ
とができ,装置各部からの不要輻射音の発生を特に共通
の資源で効果的に抑えることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)はこの発明のスピーカー装置を示す
垂直断面図および正面図,第2図および第3図(a)
(b)はこの発明のスピーカーユニツトの要部を示す垂
直断面図,第3図C1,C2,C3,C4はこの発明の保護カバー
の平面図 第4図はこの発明のホーンの断面図,第5図
はこの発明の交流磁界吸収用リングの挿着状態を示すス
ピーカーユニツトの垂直断面図,第6図はこの発明のボ
イスコイルボビンを示すスピーカーユニツトの垂直断面
図,第7図はこの発明のウエイトリングの装着状態を示
すスピーカーユニツトの垂直断面図,第8図はこの発明
のイコライザーとフレームとの成形状態を示すスピーカ
ー装置の垂直断面図,第9図はこの発明の放熱フインの
取付け状態を示すスピーカー装置の斜視図である。 なお図中(1)はキヤビネツト,(1a)はバツフル板,
(2)はスピーカーユニツト,(5)はバスレフポー
ト,(6)はポールピース部,(7)はバツクカバー,
(12)はフレーム,(13)は振動板,(15)は保護カバ
ー,(19)はイコライザー,(21)はホーン,(22)は
リング,(23)はボイスコイル,(24)はボイスコイル
ボビン,(25)はウエイトリング,(26)は放熱フイン
である。 その他図中同一符号は同一または相当部分を示すものと
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04R 1/34 310 H04R 1/34 310 9/02 9/02 Z (72)発明者 倉持 仁一 福島県郡山市栄町2番25号 三菱電機株 式会社郡山製作所内 (56)参考文献 特開 昭55−115099(JP,A) 特開 昭59−93848(JP,A) 特開 平1−186098(JP,A) 特開 平1−256900(JP,A) 特公 昭62−54854(JP,B2)

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つのスピーカーユニットとこ
    れを取付けたバッフル板を有するキャビネットを備えた
    スピーカー装置において、バッフル板を含めた上記キャ
    ビネットを構成する材料として、 重量百分率で、 Siが8〜20重量%と、 Fe,Zr,X、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%と、 Na,Srの何れか、または合計で0.1重量%以下を含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  2. 【請求項2】少なくとも1つのスピーカーユニットとこ
    れを取付けたバッフル板を有するキャビネットを備えた
    スピーカー装置において、バッフル板を含めた上記キャ
    ビネットを構成する材料として、 重量百分率で、 Niが4〜10重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%とを含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  3. 【請求項3】少なくとも1つのスピーカユニットとこれ
    を取付けたバッフル板を有するキャビネットおよびこの
    キャビネット内に設けたバスレフポートを備えたスピー
    カー装置において、上記バスレフポートを構成する材料
    として、 重量百物率で、 Siが8〜20重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%と、 Na,Srの何れか、または合計で0.1重量%以下を含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  4. 【請求項4】少なくとも1つのスピーカーユニットとこ
    れを取付けたバッフル板を有するキャビネットおよびこ
    のキャビネット内に設けたバスレフポートを備えたスピ
    ーカー装置において、上記バスレフポートを構成する材
    料として、 重量百分率で、 Niが4〜10重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%とを含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  5. 【請求項5】スピーカーユニットにおけるキャビディを
    形成するバックカバーを構成する材料として、 重量百分率で、 Siが8〜20重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%と、 Na,Srの何れか、または合計で0.1重量%以下を含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  6. 【請求項6】スピーカーユニットにおけるキャビティを
    形成するバックカバーを構成する材料として、 重量百分率で、 Niが4〜10重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%とを含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカ装置。
  7. 【請求項7】スピーカーユニットにおける振動板の保護
    カバーを構成する材料として、 重量百分率で、 Siが8〜20重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%と、 Na,Srの何れか、または合計で0.1重量%以下を含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  8. 【請求項8】スピーカーユニットにおける振動板の保護
    カバーを構成する材料として、 重量百分率で、 Niが4〜10重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%とを含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  9. 【請求項9】スピーカーユニットにおけるホーンを構成
    する材料として、 重量百分率で、 Siが8〜20重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%、 Na,Srの何れか、または合計で0.1重量%以下を含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  10. 【請求項10】スピーカーユニットにおけるホーンを構
    成する材料として、 重量百分率で、 Niが4〜10重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%とを含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  11. 【請求項11】スピーカーユニットにおける磁気回路の
    ポールピース部の外周に装着され、ボイスコイルから発
    生する音声信号に応じた交流磁界を吸収するためのリン
    グを構成する材料として、 重量百分率で、 Siが8〜20重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%と、 Na,Srの何れか、または合計で0.1重量%以下を含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  12. 【請求項12】スピーカーユニットにおける磁気回路の
    ポールピース部の外周に装着され、ボイスコイルから発
    生する音声信号に応じた交流磁界を吸収するためのリン
    グを構成する材料として、 重量百分率で、 Niが4〜10重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素0.05〜2重量%とを含み、 残部アルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  13. 【請求項13】スピーカーユニットにおけるボイスコイ
    ルボビンを構成する材料として、 重量百分率で、 Siが8〜20重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%と、 Na,Srの何れか、または合計で0.1重量%以下を含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  14. 【請求項14】スピーカーユニットにおけるボイスコイ
    ルボビンを構成する材料として、 重量百分率で、 Niが4〜10重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%とを含み、 残部アルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  15. 【請求項15】スピーカーユニットにおけるボイスコイ
    ルボビンに設けたウエイトリングを構成する材料とし
    て、 重量百分率で、 Siが8〜20重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%と、 Na,Srの何れか、または合計で0.1重量%以下を含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  16. 【請求項16】スピーカーユニットにおけるボイスコイ
    ルボビンに設けたウエイトリングを構成する材料とし
    て、 重量百分率で、 Niが4〜10重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%とを含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  17. 【請求項17】スピーカーユニットのフレーム、イコラ
    イザー、音響レンズのうち少なくともいずれか1つとバ
    ッフル板とを、 重量百分率で、 Siが8〜20重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%と、 Na,Srの何れか、または合計で0.1重量%以下を含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金で一体成形したことを特徴とするスピーカー
    装置。
  18. 【請求項18】スピーカーユニットのフレーム、イコラ
    イザー、音響レンズのうち少なくともいずれか1つとバ
    ッフル板とを、 重量百分率で、 Niが4〜10重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%とを含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金で一体成形したことを特徴とするスピーカー
    装置。
  19. 【請求項19】スピーカーユニットを内装したキャビネ
    ットに重合固着させた放熱フィンを構成する材料とし
    て、 重量百分率で、 Siが8〜20重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%と、 Na,Srの何れか、または合計で0.1重量%以下を含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  20. 【請求項20】スピーカーユニットを内装したキャビネ
    ットに重合固着させた放熱フィンを構成する材料とし
    て、 重量百分率で、 Niが4〜10重量%と、 Fe,Zr,V、及びTiからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、または複数個の元素の合計を0.05〜0.8重量
    %、及び希土類元素を0.05〜2重量%とを含み、 残部がアルミニウム及び不純物からなり、 第2相粒子の平均粒径が10μm以下である防振性アルミ
    ニウム合金を用いたことを特徴とするスピーカー装置。
  21. 【請求項21】上記防振性アルミニウム合金の構成材料
    として、 さらにSnを0.005〜0.1重量%加えたことを特徴とする請
    求項1〜請求項20の何れかに記載のスピーカー装置。
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