JP2586152Y2 - 透光性足場板 - Google Patents

透光性足場板

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JP2586152Y2
JP2586152Y2 JP1992074742U JP7474292U JP2586152Y2 JP 2586152 Y2 JP2586152 Y2 JP 2586152Y2 JP 1992074742 U JP1992074742 U JP 1992074742U JP 7474292 U JP7474292 U JP 7474292U JP 2586152 Y2 JP2586152 Y2 JP 2586152Y2
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walking plate
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勝己 田中
正晴 三輪
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Kobe Steel Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築、土木、造船及び
プラント等の分野において構築物の組み立て及び解体作
業を行なう際に現場作業者の歩行路及び作業床として使
用される透光性足場板に関し、特に歩行面に開口部が設
けられており閉空間内で人工照明等を用いて作業を行な
う場合の足場板として好適の透光性足場板に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の透光性足場板を示す斜視
図、図7は同じくその角部を示す拡大図である。
【0003】この足場板は、中空の部材により枠状に組
み立てられた四方枠22と、この四方枠22を補強する
中桟26と、四方枠22の枠内側に設けられている溝部
25の面上に配設されたエキスパンドメタル23とによ
り構成されている。
【0004】エキスパンドメタル23は薄板鋼板等に機
械加工を施して相互に平行なスリット(切れ目)を千鳥
状に形成し、前記スリットに直交する方向に引張力を加
えて前記薄板鋼板等を変形させ、前記スリットの部分を
菱形に開口したものである。エキスパンドメタル23の
開口面積は、薄板鋼板等の厚さ、前記スリットの長さ及
び引張力等により決定される。このエキスパンドメタル
23は、四方枠22の溝部25及び中桟26にスポット
溶接されて固定されている。
【0005】なお、四方枠22の側部には長さ方向に延
出する補強リブ21が設けられている。また、この種の
足場板には、必要に応じて、長さ方向の両端部に床付補
強板28を接合したり、又はパイプ等に係止するための
床付フック27等を固定することもある。
【0006】この種の足場板は、エキスパンドメタル2
3の開口部の開口面積が比較的大きく透光性があるた
め、例えば地下工事等のように閉空間内で人工照明を用
いて作業を行う場合の足場板として適している。また、
歩行面であるエキスパンドメタル23が平滑でないた
め、ノンスリップ効果(スリップを抑制する効果)もあ
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の足場には、以下に示す問題点がある。即ち、前
述の如くエキスパンドメタルは薄板鋼板等にスリットを
設け、その後引張力を加えることにより形成されている
が、菱形開口部の形状が不均一になりやすく、品質安定
性が満足できるものではない。また、スポット溶接によ
りエキスパンドメタルを四方枠及び中桟に溶接するが、
形状的に溶接しにくく、溶接不良が発生しやすい。更
に、エキスパンドメタルの剛性が十分でなく、局部荷重
が加えられた場合に菱形開口部の角部から亀裂が入りや
すい。特に、エキスパンドメタルが鉄製である場合に
は、長期間使用すると腐食のためにエキスパンドメタル
の強度が低下し、局部荷重が加えられたときに開口部が
連絡して大きな穴が開くという虞れがある。更にまた、
長期間に亘って使用すると、四方枠及び中桟から離れた
部分のエキスパンドメタルが局部的に窪み、歩行面に高
低差ができて歩行しにくくなるという欠点もある。更に
また、四方枠及び中桟の組み立て並びに溶接作業が必要
であり、製造工程が複雑であるという難点もある。
【0008】本考案はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、製造が容易であり、強度が高くて変形及び
破損を抑制できると共にノンスリップ効果が高く、透光
性が良好な透光性足場板を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係る透光性足場
板は、開口部が配列して設けられている平板状の歩行板
部と、この歩行板部上に突出し前記歩行板部の長さ方向
に沿う直線上に設けられて前記開口部により分断された
突起リブと、前記歩行板部の幅方向の両側に前記長さ方
向に延出して配設された枠体と、前記歩行板部の下側に
前記枠体に平行に配設された中骨とを有し、前記歩行板
部、前記突起リブ、前記枠体及び前記中骨はアルミニウ
ムにより一体的に形成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案においては、歩行板部、突起リブ、枠体
及び中骨がアルミニウム(アルミニウム合金を含む)か
らなり、例えば押出加工により一体的に形成されてい
る。そして、前記歩行板部には光を通過させるための開
口部が設けられており、前記枠体及び前記中骨は前記歩
行板部に加えられた荷重を支える強度部材として作用す
る。また、前記歩行板部上には、ノンスリップ性の向上
を目的として、前記突起リブが設けられている。この場
合に、突起リブが連続しているとノンスリップ性が低く
なるが、本考案においては突起リブが前記開口部により
分断されているため、良好なノンスリップ性を得ること
ができる。
【0011】従って、本考案に係る透光性足場は、透光
性が良好であると共に、歩行板部の変形、破損及び腐食
等を回避することができる。また、歩行板部、突起リ
ブ、枠体及び中骨が一体的に形成されているため、これ
らを溶接する必要がなく、製造が容易である。
【0012】なお、前記開口部は例えば打ち抜きプレス
等により形成するが、このとき面板の一部をバーリング
加工して開口部の縁部に下方に突出する開口部補強リブ
を設けることにより、比較的容易に歩行板部の強度をよ
り一層向上させることができる。このため、開口部の縁
部にはバーリング加工により形成されて下方に突出する
開口部補強リブを設けることが好ましい。
【0013】
【実施例】次に、本考案の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0014】図1は本考案の実施例に係る透光性足場板
を示す斜視図、図2(a)は同じくその全体を示す平面
図、図2(b)は同じくその側面図である。また、図3
は同じくその透光性足場板の長さ方向の端部を示す平面
図、図4は同じくその断面図である。
【0015】本実施例に係る透光性足場板は、歩行板部
3、枠体1、中骨2及び突起リブ4がアルミニウムの押
出加工により一体的に形成されている。歩行板部3には
矩形の開口部6が格子状に配列して設けられており、各
開口部6の縁部には下方に突出する開口部補強リブ7が
設けられている。また、各突起リブ4は、相互に平行の
直線上に沿って設けられており、開口部6により分断さ
れている。
【0016】歩行板部3の幅方向の両端部に配設された
枠体1は、角筒状の部材であり、その下部には、図4に
示すように、滑り止め防止用のビード10を取り付ける
ためのT字型の溝5が設けられている。
【0017】また、中骨2は、歩行板部3の下側にその
長さ方向に延出して設けられた板状の部材であり、透光
性を可及的に向上させるためにその厚さ(歩行板部3の
幅方向の厚さ)は薄く形成されている。これらの枠体1
及び中骨2は、いずれも歩行板部3に荷重が加えられた
ときに歩行板部3を支持する強度部材である。
【0018】更に、この透光性足場板には、歩行板部3
をその長さ方向に3等分する位置に、枠体1と中骨2と
の間及び中骨2間を連絡する補強板8が接合されてい
る。更にまた、この透光性足場板の長さ方向の両端部に
は小口板9が接合されている。
【0019】本実施例に係る透光性足場板は、通常、そ
の長手方向に歩行するように設置して使用する。また、
この足場板を幅方向(短辺方向)に連続させて配置し、
作業スペース又は歩行スペースを広範囲に設けるように
してもよい。更に、本実施例に係る透光性足場を高所に
設置する場合は、例えば仮設パイプ等を組み立てて、こ
の仮設パイプの水平パイプが図2(b)に示す支持点1
1の下に位置するように設置する。
【0020】本実施例においては、歩行面である歩行板
部3に開口部6が設けられているため、透光性が良好あ
り、地下工事等のように自然光が入らない閉空間等にお
いて使用するのに適している。また、通気性も良好であ
るため、作業環境を快適に且つ安全に維持することがで
きる。
【0021】更に、本実施例に係る透光性足場は、歩行
板部3、枠体1、中骨2及び突起リブ4がアルミニウム
により一体的に形成されており、これらを溶接する必要
がないため、製造が容易であると共に品質が安定してお
り、強度等のばらつきが小さい。また、一体押出加工に
より形成されているため、直進性が優れていると共に剛
性が高く、歩行面の平坦度が高いと共に、捻れが生じに
くいという利点もある。更に、開口部の縁部に開口部補
強リブ7が設けられていると共に、歩行板部1の下方に
中骨2が設けられているため、局部荷重による歩行板部
3の変形及び波うちを回避できる。更にまた、歩行板部
3に開口部6が設けられているため、雪及び塵等が歩行
板部3上に堆積しにくい。更にまた、歩行板部3上には
スパイク状に突起リブ4が設けられているため、ノンス
リップ効果が高く、雨、雪、砂及び塵等が歩行板上に載
っていても、スリップを抑制できる。
【0022】更にまた、本実施例に係る透光性足場板
は、アルミニウムにより形成されていると共に、歩行板
部3に開口部6が設けられているため、軽量であり、持
ち運び、取り付け及び取り外し等の作業が容易である。
【0023】次に、本実施例に係る透光性足場板の製造
方法について説明する。
【0024】先ず、図5に示すように、アルミニウムの
一体押出成形により、枠体1、中骨2、歩行板部3及び
突起リブ4を有する押出材を得る。次に、この押出材を
プレス加工して、図3に示すように、歩行板部3に所望
の開口部6よりも小さいサイズの小窓6aを開口する。
そして、この小窓6aの四隅に放射状にスリット7bを
設け、バーリング加工によりスリット7b間の板片を直
角に下方に折り曲げて、補強リブ7を形成すると共に、
所望の大きさの開口部6を形成する。この開口部6によ
り突起リブ4が分断される。なお、開口部6の四隅を円
弧状にすると、この開口部6の四隅に局部荷重による応
力が集中してクラック割れが発生することを回避でき
る。従って、開口部6の角部は、曲率が2〜3mmの円
弧状に形成することが好ましい。
【0025】次いで、この押出材に小口板9及び補強板
8を溶接することにより、本実施例に係る透光性足場板
が完成する。この場合に、例えば、補強板8は、図4に
矢印で示す部分を溶接して歩行板部3、枠体1及び中骨
2に固定する。
【0026】なお、透光率を上げるためには、歩行板部
3の下方に中骨2がない領域に開口部6を打ち抜きプレ
ス又は機械加工により矩形に形成し、開口部6間の間隔
3a,3bを可及的に小さくすることが好ましい。ま
た、歩行板部3上に置いたものが開口部6を通って下方
に落下することを回避するために、開口部6の大きさ
は、例えば一辺が30mm以下とすることが好ましい。
【0027】更に、上述の実施例においては歩行板部に
開口部が格子状に配列されている場合について説明した
が、開口部を千鳥状に配置してもよい。これにより、ノ
ンスリップ性がより一層向上する。また、補強板8を中
骨2間及び中骨2と枠体1との間に溶接する替わりに、
帯板を枠体1及び中骨2の下部に溶接することにより足
場板を補強してもよい。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る透光性
足場板は、歩行板部、枠体、中骨及び突起リブがアルミ
ニウムにより一体的に形成されており、前記歩行板部に
は前記突起リブを分断するようにして開口部が設けられ
ているから、強度が高く、破損及び変形を抑制できると
共にノンスリップ性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る透光性足場板を示す斜視
図である。
【図2】(a)は本考案の実施例に係る透光性足場板を
示す平面図、(b)は同じくその側面図である。
【図3】同じくその長さ方向の端部を示す平面図であ
る。
【図4】同じくその断面図である。
【図5】同じくその製造方法を示す断面図である。
【図6】従来の透光性足場板を示す斜視図である。
【図7】同じくその角部を示す拡大図である。
【符号の説明】
1;枠体 2;中骨 3;歩行板部 4;突起リブ 6;開口部 7;開口部補強リブ 8;補強板 9;小口板 22;四方枠 23;エキスパンドメタル 26;中桟
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−154548(JP,U) 実開 昭58−168638(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 5/08 E04G 21/32

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部が配列して設けられている平板状
    の歩行板部と、この歩行板部上に突出し前記歩行板部の
    長さ方向に沿う直線上に設けられて前記開口部により分
    断された突起リブと、前記歩行板部の幅方向の両側に前
    記長さ方向に延出して配設された枠体と、前記歩行板部
    の下側に前記枠体に平行に配設された中骨とを有し、前
    記歩行板部、前記突起リブ、前記枠体及び前記中骨はア
    ルミニウムにより一体的に形成されていることを特徴と
    する透光性足場板。
  2. 【請求項2】 前記開口部の縁部に、バーリング加工に
    より形成されて下方に突出する開口部補強リブを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の透光性足場板。
JP1992074742U 1992-10-27 1992-10-27 透光性足場板 Expired - Fee Related JP2586152Y2 (ja)

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JPH0640193U JPH0640193U (ja) 1994-05-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168638U (ja) * 1982-05-08 1983-11-10 古河アルミニウム工業株式会社 金属製足場板
JPS60154548U (ja) * 1984-03-26 1985-10-15 安全索道株式会社 踏板

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