JP2585878B2 - コネクタ端子の二重係止機構 - Google Patents

コネクタ端子の二重係止機構

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JP2585878B2
JP2585878B2 JP3088291A JP8829191A JP2585878B2 JP 2585878 B2 JP2585878 B2 JP 2585878B2 JP 3088291 A JP3088291 A JP 3088291A JP 8829191 A JP8829191 A JP 8829191A JP 2585878 B2 JP2585878 B2 JP 2585878B2
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剛也 三輪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタにおける接触
端子の後抜けを二重に阻止するための、二重係止機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】図8において、コネクタハウジングfの
一方の側面から後述する端子挿通孔eと交叉する方向に
係止用リテーナb用の孔gが設けられている。上下2段
に複数の端子挿通孔aを設けられたリテーナbは両端に
仮係止突起c1 を突設した可撓係止片cと本係止突起d
1 を突設した可撓係止片dがそれぞれ連設されている。
【0003】図9において、リテーナb用の孔gの一対
の相対する内壁側面の一方には前記リテーナbの仮係止
突起c1 と係合する仮係合突起(図示せず)が設けら
れ、他方には本係止突起d1 と係合する本係合突起(図
示せず)がそれぞれ設けられている。端子収容室eの前
端開口部には、接触端子hの前抜けを防止する突壁e1
が設けられ、底壁には接触端子hの第1肩部h1 と係合
する可撓係止片iが接触端子hの挿入方向に向けて連設
されて、接触端子hを端子収容室eに収容する係止手段
を構成している。
【0004】接触端子hは相手端子に挿入する電気接触
部h2 と電線接続部h3 からなる雄端子として形成され
ている。リテーナbによるコネクタ端子の二重係止は、
図9に示すように、先ずコネクタハウジングfの孔gに
リテーナbを挿入して可撓係止片cの仮係止突起c1
孔gの内壁側面の仮係合突起と係合させて仮係止の状態
として、収容室eに接触端子hを挿入し可撓係止片iの
先端にて接触端子hの第1肩部h1 が係止される。次い
で、コネクタハウジングfと仮係止状態のリテーナbを
j方向に圧入してリテーナbの両端に設けられた可撓係
止片dの本係止突起d1 と孔gの相対する内側面の本係
合突起と係合させて本係止の状態とする(図10参
照)。この時リテーナbの挿通孔aの端部b1 は接触端
子hの第2肩部h4 に当接して後抜け方向に対して接触
端子hは二重に係止される。
【0005】近年、部品の高密度化実装が要求されコネ
クタにおいても小型化が求められている。この一貫とし
てコネクタハウジングを延長方向に短縮しようとする場
合、コネクタハウジングの基幹となる接触端子部を短縮
しようとすることになる。ところが、図9の接触端子h
の第2肩部h4 から電線接続部h3 の端までの長さm 1
と第1肩部h1 から電気接触部h2 の先端までの長さm
2 は強度上或いは電気接触抵抗の保持上どうしても短縮
出来ない。従って、接触端子hの第2肩部h4 から第1
肩部h1 までの長さm3 のみが短縮出来る可能性を残し
ている。しかし図9に示すように可撓係止片iは接触端
子hを挿入するときには下方に撓み、正しい位置に収ま
った時先端で接触端子hの肩部を正しく係止する機能を
保持するためには、どうしても或る長さが必要であり、
これ以上にm3 の長さを短縮することは不可能であっ
た。従って、コネクタハウジングの基幹となる接触端子
部をこれ以上短縮することは難しくひいてはコネクタの
短縮が不可能であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、接触端子の後抜けを二重に阻止するコネクタに
おいて、延長方向の長さを短縮し小型化したコネクタ端
子の二重係止機構を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】ハウジングの端子収容室
に装着される接触端子を、ハウジング内に設けた可撓係
止片とともに、ハウジングに設けたリテーナ用の孔に挿
入したリテーナによって係止することにより、該接触端
子の後抜けを二重に阻止するようにしたコネクタにおい
て、前記端子収容室の壁に可撓係止片を接触端子の挿入
方向と対向する方向に向けて設けると共に、リテーナ用
の孔を該可撓係止片の係合突起の近傍に端子収容室と交
叉する方向に設け、該接触端子の電気接触部と電線接続
部との間に並設した接触端子の肩部に対し該可撓係止片
およびリテーナをそれぞれ当接させて係止するようにし
た構成とした。
【0008】
【作用】ハウジング内に収容される接触端子の後抜けを
二重に阻止するコネクタの長さを短縮し小型化するた
め、接触端子の後抜けを防止しかつ接触端子を端子収容
室に係止する手段として端子収容室の壁に接触端子の挿
入方向と対向する方向に向けて可撓係止片を設けた。従
って、此の可撓係止片にて係止される接触端子の第1肩
部とリテーナにて係止される第2肩部間の水平距離が短
縮され(可撓係止片のアームの長さが付加されず)その
分接触端子を短くすることが出来、二重係止コネクタを
小型化することが達成できた。
【0009】
【実施例】図1は本発明による実施例の分解斜視図であ
り、図2は本発明による実施例の分解断面図である。図
3は可撓係止片6の拡大斜視図である。図4はリテーナ
1がハウジング2に仮係止状態に係合された状態の縦断
面図であり、図5はリテーナ1がハウジング2に本係止
状態に係合された状態の縦断面図である。図1におい
て、二重係止コネクタAは係止用リテーナ1及びハウジ
ング2から構成され、コネクタハウジング2の一方の側
面から後述する端子収容室3と交叉する方向にリテーナ
1用の孔4が設けられている。上下2段に複数の端子挿
通孔1cを設けられたリテーナ1は両端に仮係止突起1
1 を突設した可撓係止片1aと本係止突起1b1 を突
設した可撓係止片1bがそれぞれ連設されている。
【0010】図2において、上下段各々に複数の端子収
容室3を設けたハウジング2には端子収容室3と交叉す
る方向にリテーナ1用の孔4が設けられるとともに、該
孔4の一対の相対する内壁側面の一方には前記リテーナ
1の仮係止突起1a1 と係合する仮係合突起4aがもう
けられ他方には本係止突起1b1 と係合する本係合突起
4bがそれぞれ設けられている(図6,図7参照)。端
子収容室3の前端開口部には、接触端子5の前抜けを防
止する突壁3aが設けられ、底壁には、前端に係止端面
6aを形成し上面が後方に向かって傾斜した傾斜部6c
を設けた係合突起6bを先端に突設した可撓係止片6が
支点6dを前方にして接触端子5の挿入方向と対向する
方向に向けて連設され、接触端子5を端子収容室3に収
容する際接触端子5の第1肩部5aと前記係止端面6a
が係合して係止手段を構成している(図2,図3参
照)。
【0011】図2において、接触端子5は相手端子に挿
入する電気接触部5cと電線接続部5dからなる雄端子
として形成されている。リテーナ1によるコネクタ端子
の二重係止は、図2に示すように、先ずハウジング2の
孔4にリテーナ1を挿入して可撓係止片1aの仮係止突
起1a1 を孔4の相対する内側面の仮係合突起4aと係
合させて仮係止の状態として(図6参照)、収容室3に
接触端子5を挿入すると接触端子5のテーパー部5eに
より可撓係止片6の係合突起6bの傾斜部6cが下方に
変位させられて可撓係止片6の先端の係合突起6bの係
合端面6aにて接触端子5の第1肩部5aが後抜け方向
に対して係止される(図4,図6参照)。次いで、ハウ
ジング2と仮係止状態のリテーナ1をD方向に圧入して
リテーナ1の両端に設けられた可撓係止片1bの本係止
突起1b1 と孔4の相対する内側面の本係合突起4bと
係合させて本係止の状態とする(図5,図7参照)。こ
の時リテーナ1の挿通孔1cの端縁1c1 は接触端子5
の第2肩部5bに当接して後抜け方向に対して接触端子
5は二重に係止される(図5参照)。
【0012】上記のように構成されているので、可撓係
止片6を接触端子5の挿入方向と対向する方向に連設す
ることにより、接触端子5の二重係止に必要な2箇所の
係止作用点である可撓係止片6の係合突起6bの係合端
面6aとリテーナ1の端縁1c1 との水平距離は係合突
起6bの前後方向の厚さM3 だけに縮小出来る(図2,
図3参照)。従って、図2の接触端子5の可撓係止片6
の係合端面6aに対向する第1肩部5aとリテーナ1の
挿通孔1cの端縁1c1 と対向する第2肩部5bとの間
隔M3 は従来例の接触端子hの第2肩部h4 から第1肩
部h1 までの長さm3 (可撓係止片iのアームの長さも
加算されている)の略半分に短縮することが出来る。即
ち接触端子5の第2肩部5bから電気接続部5dの端縁
までの長さM1 は従来例の第2肩部h4 から電線接続部
3 の端縁までの長さm1 とほぼ等しく、接触端子5の
第1肩部5aから電気接触部5cの先端までの長さM2
は従来例の第1肩部h1 から電線接触部h2 の先端まで
の長さm2 とほぼ等しいいが接触端子5の全長であるM
1 ,M2 及びM3 の和は、従来例の接触端子hの全長で
あるm1 ,m2 及びm3 の和よりM3 の短縮分だけ短く
なる(図2,図9参照)。 従って、本実施例の接触端
子を装着したコネクタハウジングの全長は短縮すること
が出来る。
【0013】尚、本実施例では、接触端子を雄型の例で
説明したが、雌型の接触端子であっても良い。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記したように構成したので、
接触端子の後抜けを二重に阻止するコネクタにおいて、
延長方向の長さを短縮したコネクタ端子の二重係止機構
を提供出来るのでより小型のコネクタを製作出来ること
を特長とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の二重係止コネクタの分解斜視
図である。
【図2】本発明による実施例の分解断面図である。
【図3】可撓係止片の拡大斜視図である。
【図4】リテーナがハウジングに仮係止状態に係合され
た状態の縦断面図である。
【図5】リテーナがハウジングに本係止状態に係合され
た状態の縦断面図である。
【図6】仮係止状態における可撓係止片の作動図であ
る。
【図7】仮係止状態における可撓係止片の作動図であ
る。
【図8】従来例の二重係止コネクタの分解斜視図であ
る。
【図9】従来例の分解断面図である。
【図10】従来例のリテーナがハウジングに本係止状態
に係合された状態の縦断面図である。
【符号の説明】
A 二重係止コネクタ 1 リテーナ 2 ハウジング 3 収容室 4 孔 5 接触端子 6 可撓係止片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの端子収容室に装着される接
    触端子を、ハウジング内に設けた可撓係止片とともに、
    ハウジングに設けたリテーナ用の孔に挿入したリテーナ
    によって係止することにより、該接触端子の後抜けを二
    重に阻止するようにしたコネクタにおいて、前記端子収
    容室の壁に可撓係止片を接触端子の挿入方向と対向する
    方向に向けて設けると共に、リテーナ用の孔を該可撓係
    止片の係合突起の近傍に端子収容室と交叉する方向に設
    け、該接触端子の電気接触部と電線接続部との間に並設
    した接触端子の肩部に対し該可撓係止片およびリテーナ
    をそれぞれ当接させて係止するようにしたことを特徴と
    するコネクタ端子の二重係止機構。
JP3088291A 1991-04-19 1991-04-19 コネクタ端子の二重係止機構 Expired - Lifetime JP2585878B2 (ja)

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