JP2584747Y2 - 作業車輌の操向機構 - Google Patents

作業車輌の操向機構

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JP2584747Y2
JP2584747Y2 JP1991035027U JP3502791U JP2584747Y2 JP 2584747 Y2 JP2584747 Y2 JP 2584747Y2 JP 1991035027 U JP1991035027 U JP 1991035027U JP 3502791 U JP3502791 U JP 3502791U JP 2584747 Y2 JP2584747 Y2 JP 2584747Y2
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JP
Japan
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wheels
steering
degrees
steering lever
turned
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JP1991035027U
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JPH04128982U (ja
Inventor
悦郎 大西
幸徳 木村
英明 野口
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高所作業車の如く、狭
い場所において急旋回しながら作業を行う車輌の操向機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から高所作業車において、4輪を駆
動し、該4輪を操向の為に回動する技術は公知とされて
いるのである。例えば実開平2−33730号公報に記
載の技術の如くである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来から高所作業車に
おいては、各々の駆動操向輪を別々に操向回動可能と
し、前2輪のみで操向操作する「前輪モード」と、前2
輪と後2輪を同位相方向に操向回動する「斜行モード」
を可能としていたのである。本考案はこの中の「前輪モ
ード」において、従来はステアリングレバーの回動操作
に対して、前輪のみを操向回動するので、後輪も駆動す
べく構成している場合には、或る一定角度例えば37度
以上に操向回動すると横転する可能性があるので、一定
角度以上にステアリングレバーを回動しても、前2輪の
操向回動角度はそれ以上には成らないように構成してい
たのである。故に、「前輪モード」の場合には急旋回が
出来ないという不具合いがあったのである。本考案にお
いては、「前輪モード」の場合において、一定角度であ
る37度以上にステアリングレバーが傾動操作された場
合には、より急旋回が必要であるので、後2輪を逆位相
方向に操向回動させることにより、急旋回を可能とした
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】次に該課題を解決する手
段を説明する。4輪式作業車輌の4輪を駆動可能とし、
1本のステアリングレバー7の前後左右360度の操作
により、該ステアリングレバー7の傾動方向に機体を進
行させる構成において、ステアリングレバー7が直進方
向から、一定角度まで傾動する間は前2輪のみを操向回
動し、後輪は直進状態で駆動し、該一定角度以上にステ
アリングレバー7が回動された場合には、後2輪を前2
輪と逆位相に操向回動し、更に、前記ステアリングレバ
ー7を左右90度方向に傾動することにより、前2輪は
共にステアリングレバー7の傾動した方向と同じ方向
の、直進方向から90度方向に向いて駆動回転され、後
2輪は共にステアリングレバー7の傾動した方向と逆の
方向の、直進方向から90度方向に向いて駆動回転さ
れ、前2輪と後2輪は左右の全く180度逆の方向を向
いた状態で駆動回転することにより、走行台車12の中
心位置で芯地旋回すべく構成したものである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。図5・図6において示す
如く、「前輪モード」の場合において、ステアリングレ
バー7の傾動角度が、直進方向に対して左右37度以内
の場合には、操向駆動輪2・3の中の前2輪のみが左右
に操向回動するのである。そして該左右37度の範囲を
超えて、ステアリングレバー7が回動操作されると、操
向駆動輪2・3が37度以上回動されるに連れて、後2
輪が逆の位相方向に37度以上の角度で傾動されるので
ある。これにより、作業車輌はより小さな旋回半径で旋
回することが可能となるのである。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は作業車輌のう
ち高所作業車を示す側面図、図2は同じく高所作業車の
走行台車12の部分を示す平面図、図3は4輪駆動操向
車輪の操作機構を示す平面図、図4は操作ボックスBの
平面図、図5は前2輪と後2輪を逆位相で操向回動した
状態の平面図、図6はステアリングレバー7の傾動方向
を示す平面図である。
【0007】高所作業車は、上部の作業台11と下部の
走行台車12との間をシザースリンク13により連結し
ている。該シザースリンク13は昇降シリンダ14の伸
縮により昇降すべく構成されている。該作業台11の部
分に操作ボックスBとフットスイッチ5が設けられてお
り、該操作ボックスBに設けられた操向モード切換スイ
ッチ6を切り換えて、フットスイッチ5を踏むことによ
り、操向駆動輪2・2・3・3が「前輪モード」と「斜
行モード」の初期設定位置に設定回動される。その後に
ステアリングレバー7を所望の方向に、360度回転す
ることにより、機体がその方向に種々の操向モードで操
向される。
【0008】図2において説明する。走行台車12に
は、下部操作ボックスCとバッテリーと、該バッテリー
により駆動される直流モータと、該直流モータにより駆
動される油圧ポンプが配置されている。該油圧ポンプか
らの圧油により、各操向駆動輪2・2・3・3に配置さ
れた油圧モータが駆動されて、操向駆動輪2・2・3・
3を駆動回転するのである。そして、前2輪2・2と後
2輪3・3とは、それぞれ1対として操向回動される。
【0009】即ち、操向シリンダ15により、タイロッ
ド1を介して前2輪2・2が操向回動され、操向シリン
ダ17の伸縮によりタイロッド4を介して、後2輪3・
3が同じ方向に操向回動される。そして該前2輪2・2
の操向回動位置を操向位置センサ16により検出し、ま
た後2輪3・3の操向回動位置を操向位置センサ18に
より検出する。図4においては、操作ボックスB・Cの
表面の平面図が開示されている。該操作ボックスBに
は、作業台昇降操作レバー8とステアリングレバー7と
操向モード切換スイッチ6が配置されている。そして、
操向モード切換スイッチ6により操向モードを変更する
と、操向モード表示装置30に表示されるべく構成して
いる。
【0010】通常のステアリングレバー7の傾動によ
り、図6に示す如く、直進方向に対して左右37度の範
囲内に、ステアリングレバー7が傾動された場合には、
図2の状態から、前2輪2・2のみが同位相で左右に3
7度の範囲内に回動するのである。そして、従来は、3
7度以上のステアリングレバー7が回動された場合に
は、危険であるので、前2輪2・2の操向回動角はそれ
以上には成らないように構成していたのである。しか
し、本考案においては、ステアリングレバー7の37度
以上の回動に対して、前2輪2・2も回動するが、それ
だけでは、横転等の危険性があるので、後2輪3・3を
逆位相方向に回動すべく構成したものである。最大限度
であるステアリングレバー7を左右の90度方向に回動
した場合には、前2輪は共にステアリングレバー7の傾
動した方向と同じ方向の、直進方向から90度方向に向
いて駆動回転され、後2輪は共にステアリングレバー7
の傾動した方向と逆の方向の、直進方向から90度方向
に向いて駆動回転され、前2輪と後2輪は左右の全く1
80度逆の方向を向いた状態で駆動回転することによ
り、走行台車12の中心位置で芯地旋回することとなる
のである。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第1に、「前輪モー
ド」の操向の場合において、一定角度である直進方向に
対して左右37度の範囲以上に傾動された場合には、後
2輪を逆位相方向に操向回動することにより、機体を横
転することなく、急旋回することが可能となったもので
ある。第2に、ステアリングレバー7を左右の90度方
向に傾動することにより、前2輪はステアリングレバー
7の傾動した方向と同じ方向の、直進方向から90度方
向に向いて駆動回転され、後2輪はステアリングレバー
7の傾動した方向と逆の方向の、直進方向から90度方
向に向いて駆動回転され、前2輪2・2と後2輪3・3
は全く180度逆の方向に走行されるので、走行台車1
2の中心位置で芯地旋回が可能となったので、芯地旋回
のための切換操作具が一切不要であり、1本のステアリ
ングレバー7の傾動操作のみで、芯地旋回操作を行うこ
とが出来るようになったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車輌のうち高所作業車を示す側面図であ
る。
【図2】同じく高所作業車の走行台車12の部分を示す
平面図である。
【図3】4輪駆動操向車輪の操作機構を示す平面図であ
る。
【図4】操作ボックスBの平面図である。
【図5】前2輪と後2輪を逆位相で操向回動した状態の
平面図である。
【図6】ステアリングレバー7の傾動方向を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 タイロッド 2 前2輪 3 後2輪 4 タイロッド 5 フットスイッチ 6 操向モード切換スイッチ 7 ステアリングレバー 8 作業台昇降操作レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−146757(JP,A) 特開 昭63−49589(JP,A) 実開 平4−109682(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 7/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4輪式作業車輌の4輪を駆動可能とし、
    1本のステアリングレバー7の前後左右360度の操作
    により、該ステアリングレバー7の傾動方向に機体を進
    行させる構成において、ステアリングレバー7が直進方
    向から、一定角度まで傾動する間は前2輪のみを操向回
    動し、後輪は直進状態で駆動し、該一定角度以上にステ
    アリングレバー7が回動された場合には、後2輪を前2
    輪と逆位相に操向回動し、更に、前記ステアリングレバ
    ー7を左右90度方向に傾動することにより、前2輪は
    共にステアリングレバー7の傾動した方向と同じ方向
    の、直進方向から90度方向に向いて駆動回転され、後
    2輪は共にステアリングレバー7の傾動した方向と逆の
    方向の、直進方向から90度方向に向いて駆動回転さ
    れ、前2輪と後2輪は左右の全く180度逆の方向を向
    いた状態で駆動回転することにより、走行台車12の中
    心位置で芯地旋回すべく構成したことを特徴とする作業
    車輌の操向機構。
JP1991035027U 1991-05-17 1991-05-17 作業車輌の操向機構 Expired - Lifetime JP2584747Y2 (ja)

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JPH04128982U JPH04128982U (ja) 1992-11-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09315335A (ja) * 1996-05-30 1997-12-09 Toyota Auto Body Co Ltd 台 車
JP6812868B2 (ja) * 2017-03-22 2021-01-13 株式会社豊田自動織機 産業車両

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JPS60146757A (ja) * 1984-01-11 1985-08-02 Agency Of Ind Science & Technol 全方向移動台車
JPS6349589A (ja) * 1986-08-18 1988-03-02 Kubota Ltd 作業車のパワ−ステアリング装置
JP2505498Y2 (ja) * 1991-03-11 1996-07-31 セイレイ工業株式会社 高所作業車の操向機構

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JPH04128982U (ja) 1992-11-25

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