JP2584353B2 - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JP2584353B2
JP2584353B2 JP3032932A JP3293291A JP2584353B2 JP 2584353 B2 JP2584353 B2 JP 2584353B2 JP 3032932 A JP3032932 A JP 3032932A JP 3293291 A JP3293291 A JP 3293291A JP 2584353 B2 JP2584353 B2 JP 2584353B2
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    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホトダイオードとバイポ
ーラICとを一体化した光半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】受光素子と周辺回路とを一体化してモノ
リシックに形成した光半導体装置は、受光素子と回路素
子とを別個に作ってハイブリッドIC化したものと異な
り、コストダウンが期待でき、また、外部電磁界による
雑音に対して強いというメリットを持つ。
【0003】このような光半導体装置の従来の構造とし
て、例えば特開平1−205564号公報に記載された
ものが公知である。これを図8に示す。同図において、
(1)はP型の半導体基板、(2)はP型のエピタキシ
ャル層、(3)はN型のエピタキシャル層、(4)はP
+型分離領域、(5)はN+型拡散領域、(6)はN+
埋め込み層、(7)はP型ベース領域、(8)はN+
エミッタ領域である。ホトダイオード()はP型エピ
タキシャル層(2)とN型エピタキシャル層(3)との
PN接合で形成し、N+型拡散領域(5)をカソード取
出し、分離領域(4)をアノード取出しとしたものであ
る。NPNトランジスタ(10)はP型エピタキシャル
層(2)とN型エピタキシャル層(3)との境界に埋め
込み層(6)を設け、N型エピタキシャル層(3)をコ
レクタとしたものである。そして、基板(1)からのオ
ートドープ層(11)によって加速電界を形成し、空乏
層より深部の領域で発生したキャリアの移動を容易にし
たものである。
【0004】斯る装置は、ホトダイオード()部分の
みに選択的に光が当るようにパッシベーションされ、そ
して光信号の波長が通過できる樹脂にてモールドされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パッケ
ージを通過した光は、エピタキシャル層のシリコン表面
でかなりの量が反射し、光電流に寄与できない欠点があ
る。その反射量はシリコンの表面を被覆する膜の膜厚と
材質に大きく左右される。例えばシリコン表面をシリコ
ン酸化膜が覆い、その表面をシリコン酸化膜と同じ屈折
率を持つエポキシ樹脂で封止した場合、シリコン表面で
の反射量は光の干渉を考慮せずに済むので次式で表すこ
とができる。
【0006】
【数1】
【0007】即ち、16.4%の光が無効になるのであ
る。このような反射を低減する手段として、シリコン表
面に屈折率の異なる材料を付着して反射防止とする手段
がある。しかしながら、IC内にホトダイオードを組み
込むことから、前記反射防止用の手段を講じることは、
プロセスの複雑化を招く欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記反射防止手
段を効率良くIC内に組み込むことを目的として成さ
れ、基板(24)上のエピタキシャル層(25)(2
6)を分離して形成した複数の島領域(28)(29)
(30)と、第1の島領域(28)の表面に形成したホ
トダイオード(21)の一方の電極取り出し領域となる
拡散領域(34)と、拡散領域(34)を覆うように付
着した反射防止膜(36)と、第2の島領域(29)に
形成した容量素子(22)の下部電極領域(37)と、
反射防止膜(36)と同時形成した容量素子(22)の
誘電体薄膜(38)と、容量素子(22)の上部電極
(39)と、第3の島領域(30)に形成したNPNト
ランジスタ(23)とを具備することにより、上記目的
を達成したものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、ホトダイオード(21)の反
射防止膜(36)と容量素子(22)の誘電体薄膜(3
8)とを共用化することによって、追加工程無しにバイ
ポーラIC内へホトダイオード(21)の反射防止膜
(36)を内蔵することができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1はホトダイオード(21)と容
量素子(22)、およびNPNトランジスタ(23)と
を組み込んだICの断面図である。同図において、(2
4)はP型の単結晶シリコン半導体基板、(25)は基
板(24)上に気相成長法によりノンドープで積層した
厚さ15〜20μの第1のエピタキシャル層、(26)
は第1のエピタキシャル層(25)上に気相成長法によ
りリン(P)ドープで積層した厚さ4〜6μの第2のエ
ピタキシャル層である。基板(24)は一般的なバイポ
ーラICのものより不純物濃度が低い40〜60Ω・c
mの比抵抗のものを用い、第1のエピタキシャル層(2
5)はノンドープで積層することにより、積層時で10
00Ω・cm以上、拡散領域を形成するための熱処理を
与えた後の完成時で200〜1500Ω・cmの比抵抗
を有する。第2のエピタキシャル層(26)は、リン
(P)を1015〜1016cm-3程ドープすることによ
り、0.5〜3.0Ω・cmの比抵抗を有する。
【0011】第1と第2のエピタキシャル層(25)
(26)は、両者を完全に貫通するP +型分離領域(
)によってホトダイオード(21)を形成する第1の
島領域(28)と、容量素子(22)を形成する第2の
島領域(29)と、NPNトランジスタ(23)を形成
する第3の島領域(30)とに電気的に分離される。こ
の分離領域(27)は、基板(24)表面から上下方向
に拡散した第1の分離領域(31)と、第1と第2のエ
ピタキシャル層(25)(26)の境界から上下方向に
拡散した第2の分離領域(32)と、第2のエピタキシ
ャル層(26)表面から形成した第3の分離領域(3
3)から成り、3者が連結することで第1と第2のエピ
タキシャル層(25)(26)を島状に分離する。
【0012】ホトダイオード(21)部の第2のエピタ
キシャル層(26)表面には、ホトダイオード(21
のカソード取出しとなるN+型拡散領域(34)を形成
する。N+型拡散領域(34)を第1の島領域の略全面
に拡大すると、カソードの取出し直列抵抗を低減でき
る。N+型拡散領域(34)上の酸化膜(35)は部分
的に開口され、この開口部を覆うようにしてシリコン表
面に直に接触する反射防止膜(36)を形成する。反射
防止膜(36)は膜厚800〜1000Åのシリコン窒
化膜(SiN)から成る。
【0013】容量素子(22)を形成する第2の島領域
(29)の表面には、容量素子(22)の一方の電極と
なるN+型の下部電極領域(37)を形成する。下部電
極領域(37)の表面は酸化膜(35)が除去され、表
面を覆うようにして容量素子(22)の誘電体薄膜(3
8)を形成する。誘電体薄膜(38)はホトダイオード
21)の反射防止膜(36)と共通の工程で形成さ
れ、材質、膜厚が共通である。誘電体薄膜(38)の上
部には下部電極領域(37)と対向するようにAlから
成る上部電極(39)を形成する。尚、(40)は第1
と第2のエピタキシャル層(25)(26)の境界部に
埋め込まれたN+型埋め込み層である。
【0014】NPNトランジスタ(23)部の第1と第
2のエピタキシャル層(25)(26)の境界部には、
+型の埋め込み層(41)が埋め込まれている。埋め
込み層(41)上方の第2のエピタキシャル層(26)
表面には、NPNトランジスタ(23)のP型のベース
領域(42)、N+型のエミッタ領域(43)、および
+型のコレクタコンタクト領域(44)を形成する。
【0015】ホトダイオード(21)の反射防止膜(3
6)と容量素子(22)の誘電体薄膜(38)とは再び
シリコン酸化膜(45)で覆われ、これらの酸化膜(3
5)(45)を貫通するコンタクトホールを介して、各
拡散領域上に1stAlによる電極配線(46)がコン
タクトする。容量素子(22)の上部電極(39)は前
記1stAlによるものである。ホトダイオード(
)においては、分離領域(27)の表面にカソード電
極(図示せず)が配設され、N+型拡散領域(34)の
反射防止膜(36)を除去した部分にカソード電極(図
示せず)が配設される。
【0016】前記1stAl上はポリイミド系絶縁膜に
よる層間絶縁膜(47)が被覆し、その上に2ndAl
層、ポリイミド系のジャケット・コート(48)が覆
う。ホトダイオード(21)上の層間絶縁膜(47)と
ジャケット・コート(48)は光入射のために除去され
る。1stAlや2ndAlによって各素子が電気接続
され、ホトダイオード(21)が光信号入力部を、NP
Nトランジスタ(23)が他の素子と共に信号処理回路
を構成する。そして、全体がシリコン酸化膜(45)と
同じ屈折率を有するエポキシ樹脂にてモールドされる。
【0017】次にホトダイオード(21)の作用を説明
する。ホトダイオード(21)は、カソード電極に+5
Vの如きVCC電位を、アノード電極にGND電位を印加
した逆バイアス状態で動作させる。このような逆バイア
スを与えると、ホトダイオード(21)の第1と第2の
エピタキシャル層(25)(26)の境界から空乏層が
拡がり、第1のエピタキシャル層(25)が高比抵抗層
であることから特に第1のエピタキシャル層(25)中
に大きく拡がる。その空乏層は基板(24)に達するま
で容易に拡がり、厚さ20〜25μの極めて厚い空乏層
を得ることができる。そのため、ホトダイオード(
)の接合容量を低減し、高速応答を可能にする。
【0018】尚、本願においても、各拡散領域の熱処理
によって基板(24)中の不純物(ボロン)が第1のエ
ピタキシャル層(25)中に拡散されてP型のオートド
ープ層を形成する。しかしながら、ノンドープ層に重畳
するので不純物濃度はそれ程高くならずに済み、基板
(24)として40〜60Ω・cmの比較的低不純物濃
度のものを用いるとこの効果が倍増される。そのため、
熱拡散によるオートドープ層は空乏層の拡がりを阻害せ
ず、この点でも厚い空乏層を得ることができる。
【0019】さらに、第1のエピタキシャル層(25)
をノンドープで積層すると、エピタキシャル成長工程
中、エピタキシャル層は基板(24)や第1の分離領域
(31)から飛散したボロン(B)がシリコン原子と再
結合して堆積したり、外界からの予期せぬ不純物(主と
してボロン)の侵入によって、イントリシック層に極め
て近いP型層となり得る。しかしながら、N型反転する
ことはまずあり得ないので、N型の第2のエピタキシャ
ル層(26)を形成することにより空乏層形成に適した
PIN接合又はPN接合を容易に形成できる。
【0020】また、第1のエピタキシャル層(25)の
厚み以上の厚い空乏層が得られるので、入射光の吸収効
率が高く、その分だけホトダイオード(21)の深部で
発生するキャリア(空乏層外生成キャリア)の割合も減
少し、ホトダイオード(21)の高速化か図れる。ま
た、光入射によって発生したキャリアは、アノード側で
は低抵抗の分離領域(27)を介してアノード電極に達
するので、ホトダイオード(21)の直列抵抗を小さく
できる。カソード側は全面を覆うように形成したN+
拡散領域(34)で回収するので、直列抵抗を小さくで
きる。
【0021】次にホトダイオード(21)の反射防止膜
(36)を説明する。上記実施例においては、ホトダイ
オード(21)の表面が反射防止膜(36)で覆われ、
その上を同じ屈折率を有するシリコン酸化膜(45)と
エポキシ樹脂が覆うことになる。反射防止膜(36)は
光の波長に対して干渉を生じるような厚みであるので、
反射光量Rの算出式は(2)式の如くになる。但し、n
0=シリコン酸化膜の屈折率(=1.42)、n1=シリ
コン窒化膜の屈折率(=2.0)、n2=シリコンの屈
折率(=3.42)である。
【0022】
【数2】
【0023】(2)式において、波長λ=850nmの
光が垂直に入射したとすると、反射防止膜(36)の膜
厚が450Åのとき反射光量R=11%、900Åのと
き反射光量R=2.2%となる。従って反射防止膜(3
6)の膜厚を900Å前後とすることにより、反射光量
を低減し、ホトダイオード(21)の光電流変換効率を
向上できる。
【0024】一方、反射防止膜(36)と材料を共用す
る容量素子(22)にあっては、誘電体薄膜(38)を
膜厚900Å程のシリコン窒化膜にできるので、耐圧と
容量密度のバランスがとれた容量素子(22)とするこ
とができる。図1の構造は以下の製造方法によって達成
することができる。先ずP型基板(24)の表面を熱酸
化して酸化膜を形成し、酸化膜をホトエッチングして選
択マスクとする。そして基板(24)表面に分離領域
27)の第1の分離領域(31)を形成するボロン
(B)を拡散する(図3)。
【0025】次いで選択マスクとして用いた酸化膜を全
て除去した後、基板(24)をエピタキシャル成長装置
のサセプタ上に配置し、ランプ加熱によって基板(2
4)に1140℃程度の高温を与えると共に反応管内に
SiH2Cl2ガスとH2ガスを導入することにより、ノ
ンドープの第1のエピタキシャル層(25)を15〜2
0μ成長させる。この様にノンドープで成長させると、
全工程が終了した完成時で200〜1500Ω・cmの
高比抵抗層に形成できる(図4)。
【0026】次いで第1のエピタキシャル層(25)表
面を熱酸化して選択マスクを形成し、NPNトランジス
タ(23)のN+型埋め込み層(41)と容量素子(
)のN+型埋め込み層(40)を形成するアンチモン
を拡散する(図5)。この熱処理で第1の分離領域(3
1)も少し拡散される。次いで選択マスクを変更し、分
離領域(27)の第2の分離領域(32)を形成するボ
ロン(B)を拡散する。そして酸化膜付けを行ないなが
ら基板(24)全体に熱処理を与え、第1と第2の分離
領域(31)(32)を拡散することにより両者を連結
する。本工程で第1の分離領域(31)は8〜10μ、
第2の分離領域(32)は6〜8μ拡散される(図
6)。その後、酸化膜を除去して第1のエピタキシャル
層(25)の上に膜厚4〜6μのリンドープの第2のエ
ピタキシャル層(26)を形成する。
【0027】次いで第2のエピタキシャル層(26)表
面を熱酸化して選択マスクを形成し、分離領域(27
の第3の分離領域(33)を形成するボロン(B)を拡
散し、熱処理を加えて第2と第3の分離領域(32)
(33)を連結する。この工程で第2の分離領域(3
2)は上方向へ4〜5μ、第3の分離領域(33)は1
〜3μ拡散される。そしてベース拡散を行なって第3の
島領域(30)にNPNトランジスタ(23)のベース
領域(42)を形成する(図6)。尚、分離領域(
)の第3の分離領域(33)とベース領域(42)と
を同時形成しても良い。
【0028】次いでエミッタ拡散を行なって第3の島領
域(30)にNPNトランジスタ(23)のエミッタ領
域(43)とコレクタコンタクト領域(44)を、第2
の島領域(29)に容量素子(22)の下部電極領域
(37)を、第1の島領域(28)にホトダイオード
21)のN+型拡散領域(34)を形成する(図
7)。 次いでN+型拡散領域(34)と下部電極領域
(37)上の酸化膜(35)を除去し、CVD法によっ
て上記膜厚のシリコン窒化膜(SixNy)を堆積し、
ホトエッチングすることでホトダイオード(21)の反
射防止膜(36)と容量素子(22)の誘電体薄膜(3
8)とを形成する(図8)。
【0029】その後、酸化膜(45)の形成、コンタク
トホールの形成、Alの堆積とホトエッチングによる1
stAlの電極(46)の形成、層間絶縁膜(47)と
2ndAl電極の形成、およびパッシベーション被膜
(48)の形成によって図1の構造となる。本発明のホ
トダイオード(21)部の構造は上記実施例に限られた
ものでは無い。例えば単層エピタキシャル構造とし、N
+型拡散領域(34)に代ってベース拡散によるP型領
域を形成したものでも良い。
【0030】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明によればホ
トダイオード(21)に反射防止膜(36)を形成する
ことによって、反射光量を低減できるので、光−電流変
換効率を最大にできる利点を有する。さらに、ホトダイ
オード(21)の反射防止膜(36)を容量素子(
)の誘電体薄膜(38)と同時形成したので、工程を
共用化でき、低コスト化できる利点をも有する。
【0031】さらに上記実施例のようにノンドープの第
1のエピタキシャル層(25)とすることにより、空乏
層を第1のエピタキシャル層(25)中に極めて厚く拡
げることができる。そのため接合容量を小さく、光吸収
率を向上して空乏層外生成キャリアの発生を抑えること
ができるので、応答速度が極めて速いホトダイオード
21)を提供できる利点を有する。
【0032】さらに、高濃度低抵抗の分離領域(27
が基板(24)にまて到達しているので、ホトダイオー
ド(21)の直列抵抗を著しく低減できる他、分離領域
27)がホトダイオード(21)とNPNトランジス
タ(23)等とを完全に分離しているので、寄生効果等
を防止できる利点を有する。さらに、ノンドープで積層
することにより、不純物濃度の制御が不要であるので、
高比抵抗層が容易に得られる利点を有する他、エピタキ
シャル成長装置を多量のボロン(B)で汚染しないの
で、装置の保守が容易である、他機種とのラインの共用
化ができるという利点を有する。
【0033】さらに、膜厚の厚い第1のエピタキシャル
層(25)を第1と第2の分離領域(31)(32)で
分離するので、第2の分離領域(32)を浅くできその
分だけ横方向拡散も少なくて済む。そのため、第2の分
離領域(32)とN+型埋め込み層(41)との耐圧が
大きくとれ、NPNトランジスタ(23)の微細化にも
寄与できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光半導体装置を説明するための断面図
である。
【図2】図1の製造方法を説明する第1の図面である。
【図3】図1の製造方法を説明する第2の図面である。
【図4】図1の製造方法を説明する第3の図面である。
【図5】図1の製造方法を説明する第4の図面である。
【図6】図1の製造方法を説明する第5の図面である。
【図7】図1の製造方法を説明する第6の図面である。
【図8】図1の製造方法を説明する第7の図面である。
【図9】従来例を示す断面図である。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の表面に形成したエピタキシャル層と、 前記エピタキシャル層を複数の島領域に形成する一導電
    型の分離領域と、 第1の島領域のエピタキシャル層表面に形成したホトダ
    イオードの一方の取り出し領域となる拡散領域と、 前記ホトダイオードを形成する領域のエピタキシャル層
    表面を被覆する反射防止膜と、 第2の島領域のエピタキシャル層表面に形成した容量素
    子の下部電極領域と、 前記下部電極領域の表面を被覆する前記ホトダイオード
    の反射防止膜と同一材料から成る誘電体薄膜と、 前記下部電極領域と対向するように前記誘電体薄膜上に
    形成した容量素子の上部電極と、 第3の島領域のエピタキシャル層表面に形成した一導電
    型のベース領域と、 前記ベース領域の表面に形成した逆導電型のエミッタ領
    域とを具備することを特徴とする光半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記反射防止膜はシリコン窒化膜である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ホトダイオードの拡散領域と前記容
    量素子の下部電極領域は前記エミッタ領域の形成と同時
    的に行われたことを特徴とする請求項1記載の光半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 光信号が波長λ=850〜900nmの
    赤外光であることを特徴とする請求項1記載の光半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 一導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の表面に積層した高比抵抗の第1のエピ
    タキシャル層と、 前記第1のエピタキシャル層の表面に積層した逆導電型
    の第2のエピタキシャル層と、 前記第1と第2のエピタキシャル層を貫通して複数の島
    領域を形成する一導電型の分離領域と、 第1の島領域の第2のエピタキシャル層表面に形成した
    ホトダイオードの取り出し領域となる拡散領域と、 前記ホトダイオードを形成する領域の第2のエピタキシ
    ャル層表面を被覆する反射防止膜と、 第2の島領域の第2のエピタキシャル層表面に形成した
    容量素子の下部電極領域と、 前記下部電極領域の表面を被覆する前記ホトダイオード
    の反射防止膜と同一材料から成る誘電体薄膜と、 前記下部電極領域と対向するように前記誘電体薄膜上に
    形成した容量素子の上部電極と、 第3の島領域の第2のエピタキシャル層表面に形成した
    一導電型のベース領域と、 前記ベース領域の表面に形成した逆導電型のエミッタ領
    域とを具備することを特徴とする光半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板は比抵抗が40〜60Ω
    ・cmであることを特徴とする請求項記載の半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1のエピタキシャル層は比抵抗が
    200〜1500Ω・cmであることを特徴とする請求
    記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のエピタキシャル層はノンドー
    プで積層したものであることを特徴とする請求項記載
    の半導体装置。
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