JP2583799Y2 - バックホウの旋回台構造 - Google Patents

バックホウの旋回台構造

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JP2583799Y2 JP3169893U JP3169893U JP2583799Y2 JP 2583799 Y2 JP2583799 Y2 JP 2583799Y2 JP 3169893 U JP3169893 U JP 3169893U JP 3169893 U JP3169893 U JP 3169893U JP 2583799 Y2 JP2583799 Y2 JP 2583799Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、比較的小型のバックホ
ウの旋回台構造に係り、詳しくは、スイングブラケット
の支持部位での油圧ホースの配策をコンパクトにまとめ
ながら、簡素な構造で必要強度を確保させる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公昭58−30848号公報
で示されるもののように、厚肉板材で成る底板にループ
状の立設ブラケットを固着し、その立設ブラケット前部
に固着された支持板と旋回台前部とでスイングブラケッ
トの支承部が構成されるとともに、立設ブラケットから
横側方に張出させた軸受けブラケットと底板とを補強リ
ブを介して一体化してスイングシリンダの枢着部を構成
して旋回フレームを構成する構造のものが知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記構造では、旋回台
として特に強度の必要な箇所を効果的に補強できるもの
であはあるが、補強部材といった比較的小規模な部材を
多数溶着させる煩雑な構造であるとともに、掘削作業装
置からの油圧ホース群の旋回台への配策構成が別途必要
であり、比較的複雑な構造の割りには旋回フレームと掘
削作業装置との連結部分が大袈裟になってまとまりの芳
しくない構造に思え、改善の余地があるように見受けら
れる。本考案の目的は、シンプルな構造で油圧ホースの
配策構成も含められるものとしながら強度十分な旋回台
を得る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本考案は、走行機台に対して旋回自在とするための旋回
支持部を備えた底板部材と、底板部材の前方突出部と対
を成してスイングブラケットを左右揺動自在に支持する
ための支承部を備えたベース板と、ベース板と底板部材
とを連結する左右の縦壁とで旋回フレームを構成し、左
右のうちの一方の縦壁を、この縦壁が配置される側にお
ける底板部材の後部に形成されたスイングシリンダ枢着
用の枢支部まで延設するとともに、左右の縦壁と底板部
材とベース板とで掘削作業装置側と旋回台側とに亘る油
圧ホース群の配策用空間を形成し、かつ、左右の縦壁夫
々の前端縁を後向き凹入状に形成してあることを特徴構
成とする。
【0005】
【作用】上記特徴構成によると、底板部材とベース板と
左右の縦壁とで箱断面形状を有した旋回フレームが構成
され、旋回支持部、スイングブラケットの支承部、スイ
ングシリンダ枢着用枢支部といった特に強度の必要な箇
所を強度十分なものにできるようになる。加えて、旋回
台と掘削作業装置とに亘る油圧ホース群を、ベース板と
底板部材とを連結一体化する左右の縦壁間の空間を通し
て配策できるようになり、従来のように油圧ホース群の
配策構成を別途備える必要がない。
【0006】又、掘削作業装置を斜めに向けるべくスイ
ングブラケットを揺動させると、左右縦壁間で油圧ホー
ス群も左右に屈曲するが、縦壁の前端縁を後向き凹入状
に形成してあるからホース群がその凹入部分に逃げ変位
できる。従って、縦壁前端部でホースが擦れるとか折曲
がったりする不都合が生じないようにしながら、極力左
右縦壁の前端部の左右間隔が詰めらて必要な強度が確保
し易くなる。これにより、例えば縦壁前端を直線形状と
して左右間隔を明ける手段に比べて、縦壁の板厚を下げ
て旋回フレームを軽量化する、といったことが可能にな
る。そして、以上の作用を発揮しながら、基本的には底
板部材、ベース板、左右縦壁といった少ない部材による
簡単な構造で旋回台の基礎となる旋回フレームを構成で
きる。
【0007】
【考案の効果】従って、基本設計の見直しによる構造工
夫により、シンプルな構造としながら場所を取らずに油
圧ホース群を配策し得る旋回フレームが構成でき、合理
的で軽量化可能な旋回台を提供できた。
【0008】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に小型のバックホウが示され、1は掘削作
業装置、2はクローラ走行装置、3は走行機台、4は旋
回台、5は操縦塔、6はボンネットである。掘削作業装
置1は、ブーム7、アーム8、バケット9、ブームシリ
ンダ7c、アームシリンダ8c、バケットシリンダ9c
等を備えて構成され、スイングブラケット10を介して
上下軸心P回りで揺動可能に旋回台4に取付けられてい
る。
【0009】図2、図3に示すように、旋回台4は、厚
板材で構成される旋回フレームFに、左右のエンジンフ
レーム11,12や薄板材のプレス成形による左右の枠
フレーム13,14等の多数の部材を取付けて構成され
ている。旋回フレームFは、走行機台3に対して旋回自
在とするための大孔(旋回支持部に相当)22を備えた
底板部材15と、底板部材15の前方突出部15aと対
を成してスイングブラケット10を左右揺動自在に支持
するための支承部16aを備えたベース板16と、ベー
ス板16と底板部材15とを連結する左右の縦壁17,
18とで構成されている。左右の縦壁17,18はベー
ス板16部位の後方では高さが低められ、かつ、平面視
で略ハ字状をなすように配置されるとともに、右縦壁1
8は、底板部材15の右後部に形成されたスイングシリ
ンダ10c枢着用の枢支部19を迂回してこれの後側に
回込むまで延設されており、強度を高めてある。
【0010】掘削作業装置1の各シリンダ7c,8c,
9cの給排用油圧ホース、及びサービス用油圧ホースで
成る油圧ホース群Hはボックス形状のブーム7内部から
旋回台4の配策用空間20に架け渡される。すなわち、
左右の縦壁17,18と底板部材15とベース板16と
で油圧ホース群配策用空間20を形成し、左右縦壁1
7,18間の出入口21とスイングブラケット10内部
とを通して配管してあるとともに、左右の縦壁17,1
8夫々の前端縁17e,18eを後向き凹入状である円
弧形状にカットしてある。そして、油圧ホース群Hは操
縦塔5内の制御弁群Bに接続される。
【0011】例えば、スイングシリンダ10cを作動さ
せてスイングブラケット10を右側に揺動すると油圧ホ
ース群Hも上下軸心P付近で右に屈曲変位して全体的に
若干右側に変位するが、丁度、右縦壁18前端の円弧カ
ット部分に油圧ホース群Hが入込むようにしてあり、こ
れによって左右縦壁17,18前端の左右間隔を極力狭
めるようにしてある。
【0012】図4にブームシリンダ7cの旋回台側端部
の構造が示され、23はシリンダケース、24はピスト
ンロッド、25はクッションピン、26は給排油路、2
7はチェック弁28を介して給排油路26と油室29と
を連通するバイパス路、30は絞りである。シリンダの
縮小変位限界では、クッションピン25が給排油路26
先端のクッション室31に挿入されてのオイルロックに
よるクッション機能が働くのであり、クッションピン2
5外径とクッション室31内径との差を小さくして効き
を良くしてある。但し、そうすると伸張作動に伴うクッ
ションピン25のクッション室31からの抜出時のショ
ックが大きくなるため、伸び側で作用するチェック弁2
8と絞り30とでそのショックを緩和させてある。
【0013】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの側面図
【図2】旋回台の構造を示す平面図
【図3】旋回フレーム前部の断面図
【図4】ブームシリンダ基端の内部構造を示す断面図
【符号の説明】
15 底板部材 15a 前方突出部 16 ベース板 16a 支承部 17,18 縦壁 17e,18e 前端縁 19 枢支部 22 旋回支持部 F 旋回フレーム H 油圧ホース群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/00 E02F 3/36

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機台に対して旋回自在とするための
    旋回支持部(22)を備えた底板部材(15)と、該底
    板部材(15)の前方突出部(15a)と対を成してス
    イングブラケットを左右揺動自在に支持するための支承
    部(16a)を備えたベース板(16)と、該ベース板
    (16)と前記底板部材(15)とを連結する左右の縦
    壁(17),(18)とで旋回フレーム(F)を構成
    し、 前記左右のうちの一方の縦壁(18)を、この縦壁(1
    8)が配置される側における前記底板部材(15)の後
    部に形成されたスイングシリンダ枢着用の枢支部(1
    9)まで延設するとともに、前記左右の縦壁(17),
    (18)と前記底板部材(15)と前記ベース板(1
    6)とで掘削作業装置側と旋回台側とに亘る油圧ホース
    群(H)の配策用空間を形成し、かつ、前記左右の縦壁
    (17),(18)夫々の前端縁(17e),(18
    e)を後向き凹入状に形成してあるバックホウの旋回台
    構造。
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