JP2583655B2 - 二酸化炭素を生成するための低温触媒複合体 - Google Patents

二酸化炭素を生成するための低温触媒複合体

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    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B32/00Carbon; Compounds thereof
    • C01B32/50Carbon dioxide

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 1.産業上の利用分野 本発明は、一般的に一酸化炭素および酸素を二酸化炭
素に転化させる触媒複合体に関する。更に特定すれば、
本発明に温度範囲約50〜150℃において、一酸化炭素お
よび酸素を二酸化炭素に転化させるのに効果的なチタニ
ア担体上の白金またはパラジウム触媒に関する。
2.従来の技術 二酸化炭素(CO2)レーザシステムにおいて、二酸化
炭素は活性のあるレーザ用媒体として使用されている。
この二酸化炭素は、該二酸化炭素に対して放電を行う1
組の電極をも組込んだ密封されたレーザキャビティ内に
収容されている。前記放電の適用において、CO2により
レーザ発光が生ずる。しかしながら、前記放電によっ
て、下記式(1)のように該CO2が一酸化炭素(CO)お
よび炭素原子(O)に分解される。
CO2→CO+O (1) 次いでこのように形成された酸素原子は、式(2)に
示すように互いに反応することによって、酸素分子
(O2)を形成する。
O+O→O2 (2) 上記反応は、実質上は式(3)に示されるような二酸
化炭素の一酸化炭素および酸素分子への転化である。
CO2→CO+1/2O2 (3) このようなプロセスによって形成された酸素は、レー
ザパワーの急激な消耗およびアークを含む他の不定性放
電作用をひきおこす。このため、前記酸素は除去される
ことが望ましい。この目的を達成するため、触媒を使用
する技術において、一酸化炭素および酸素の反応を促進
し、前記CO2出発物質を再生させることが実践されてい
る。このような触媒の一つに、1000℃で作用する電気的
に加熱された白金ワイヤが含まれており、例えばD.S.ス
タークとM.R.ハリスにより、出版物“密封されたCO2TEA
レーザガス内におけるCOおよびO2の白金触媒作用による
再結合(Platinum−Catalysed Recombination of CO an
d O2 in Sealed CO2 TEA LaserGases)”(J.Phys E:Sc
i Instrumu,Vol.11,1978,316〜319頁)で開示されてい
る。しかしながら、このような高温の使用は望ましくな
い。なぜなら、高温の使用は動力の増加および熱の発生
が必要となり、前記レーザキャビティおよび光学台の歪
みが生じる可能性があるためである。上記目的のために
使用されている別の触媒は、ホプカライト(Hopcalit
e)であり、例えばR.B.ギブソンらにより、出版物“密
封された外雰囲気のCO2 TEAレーザ:加熱されていない
酸化物触媒を使用したシード−ガス融和性システム(Se
ald Multiatmosphere CO2 TEA Laser:Seed−gas Compat
ible System UsingUnheated Oxide Catalyst)”(App
l.Phys.Lett.,Vol.32,No.11,1979,726〜727頁)で開示
されている。ホプカライトは、粉末状または顆粒状で提
供される酸化マンガン60%および酸化銅(I)40%の混
合物であり、ペンシルバニア州エバンス市のマイン・セ
イフティ・アプライアンス・カンパニー(Mine Safety
Appliances Company)より入手可能である。あいにく、
前記顆粒からかなり小さな微粒子が前記レーザキャビテ
ィ中に分散し光学素子を覆うため、該レーザの機能を低
下させる。更に、ホプカライトはレーザガス混合物中に
蓄えられたとき、または水の存在下において、急速に不
活性化することが見出されている。上記目的のために使
用されている別の触媒には、セラミック支持体上におけ
る貴金属の混合物が含まれ、例えば米国特許4,639,432
号において開示されている。しかしながら、このような
触媒は汚染に対して敏感であるか、または必要な活性が
欠如している。
この結果、二酸化炭素レーザの分野では、酸素を除去
する触媒、および特に酸素副生成物および一酸化炭素副
生成物を反応させて二酸化炭素を形成し、比較的低温で
効果的であり且つ容易に汚染されない触媒が必要であ
る。このような触媒は、一酸化炭素および酸素が合体し
て二酸化炭素を形成するような別の適用、または酸素が
一酸化炭素の存在下において除去されなければいけない
別の適用においてもまた望ましい。
〔発明の概要〕
本発明の一般的な目的は、一酸化炭素および酸素を反
応させて二酸化炭素を生成するための低温触媒複合体を
提供することである。この触媒複合体は、上記先行技術
の触媒の利点を全て有する一方、上記先行技術の触媒に
おける欠点を克服する。
上記本発明の一般的な目的は、チタニア担体上に担持
された白金触媒、パラジウム触媒、または白金/パラジ
ウム触媒を含み、50〜150℃の温度範囲において一酸化
炭素と酸素との反応を触媒し二酸化炭素を生成する触媒
複合体を提供することによって達成される。別の態様に
おいて、前記触媒はセリウムまたはその酸化物をも含み
得る。
本発明の更に別の態様において、上記触媒複合体は二
酸化炭素レーザシステムに組込まれる。
本発明の上記または多くの他の特徴および付随する利
点は、以下の詳細な説明を添付図面と合せて参照するこ
とによってより理解されるであろう。
〔発明の詳細な記述〕
本発明の方法において使用される触媒複合体は、チタ
ニア(TiO2)担体上に担持された白金触媒、パラジウム
触媒、または白金/パラジウム触媒を含む。この触媒複
合体は、一酸化炭素および酸素の転化により二酸化炭素
を得るために、適度な温度、即ち50〜150℃において予
期し得ない高い触媒活性を有することが見出されてい
る。チタニアは、その不活性のために通常使用されてい
るアルミナまたはシリカの担体物質とは異なり、白金お
よびパラジウムと独特な相互作用を示す。この作用は本
発明者が発見したもので、その作用の結果、COとO2との
反応の活性化エネルギーは、低温でO2モル当り5Kcalと
非常に低くなる。これら触媒複合体は、前記のような温
度の上昇または汚染によってひきおこされる先行技術の
問題を克服するため、二酸化炭素レーザシテムにおいて
特に有用である。また前記触媒複合体は、他の適用、即
ち一酸化炭素および酸素を反応させ二酸化炭素を生成す
るのに、比較的低温に維持することが必要とされる場合
または望ましい場合においても有用である。
本発明の別の態様においては、セリウムまたはCeO2
たはCe2O3のようなセリウムの酸化物を前記白金に組入
れて触媒として提供することにより、その触媒活性が非
常に高められる。
本発明の好ましい触媒複合体は、チタニアペレットに
白金、パラジウム、またはそれらの混合物を含浸させる
ことにより形成される。該ペレットには、前記触媒がペ
レット中に急速に拡散することのできる大きさ径の細孔
を有するものが選択される。本発明の触媒複合体には、
約1/16〜1/4インチ(0.16〜0.64cm)の径を有するペレ
ットが適切である。平均細孔径は約0.005〜0.04μmが
適切であり、約0.01〜0.03μmであれば好ましい。適切
なTiO2ペレットは、オハイオ州アクロンのノートンカン
パニー(Norton Company)より入手可能である。本発明
のチタニア担体は、モノリス、網目状モノリス、または
プレートのような、ペレット以外の形状でもよい。しか
しながら、ペレット形状が好ましい。
前記TiO2ペレットに、好ましくは初期ウェットネス技
術(incipient wetness technique)によって、選ばれ
た触媒の化学複合体、例えば白金、パラジウム、または
白金およびパラジウムと、水のような適切な溶媒との複
合体を含む溶液を含浸させる。上記含浸されたペレット
は、乾燥され、ヘリウム中において約200℃で加熱さ
れ、次いで約400℃の酸素流内において焼成される。テ
トラアンミン白金(II)硝酸塩〔Pt(NH3〕(NO3
およびテトラアンミンパラジウム(II)硝酸塩〔Pd
(NH3〕(NO3のような塩化物を含有しない貴金
属塩は、ヘキサクロロ白金酸H2PtCl6・6H2Oのような塩
化物を含有する貴金属錯体から形成される複合体よりも
優れた触媒機能を有する触媒複合体を生ずることが見出
されている。塩化物を含有しない貴金属塩および本発明
の前記初期ウェットネス技術を使用すれば、前記チタニ
ア担体中における均一な前記貴金属の分布が生ずる。こ
の貴金属は、好ましくは当該複合体中に約0.1〜5重量
%含まれる。ここで“含浸(impregnation)という語
は、多孔性固体の空間中に液体物質を押し入れるという
意味で使用されている。この含浸は、担体の表面積の利
用をペレット全体においておよびペレット全体を通して
最大限にする。
一方、白金およびパラジウムの両方を含む触媒複合体
は、本発明に従い、前記TiO2ペレットに白金およびパラ
ジウム塩溶液の混合物を含浸させることによって形成さ
れる。典型的な混合物は、白金1.0重量%およびパラジ
ウム1.0重量%を含み得るが、あらゆる混合比率が使用
され得る。該複合体の総金属含有量は、約2〜5重量%
の範囲であることが好ましい。
上記においては金属塩を担体中に含浸させることに説
明が集中しているが、本発明はこのようなものに制限さ
れるものではない。むしろ、本発明の方法における触媒
活性の改善は、白金またはパラジウム触媒をチタニア担
体上で使用することによって達成されるもので、触媒と
担体との間の密接な接触が得られるならば、含浸以外の
他の手段によっても達成される。
本発明の別の態様によれば、セリウムまたはその酸化
物が本発明の触媒複合体に組入れられる。このセリウム
は金属塩の形で提供され、好ましくは硝酸セリウムCe
(NO3・6H2Oのような塩化物を含まない塩の形で提
供される。セリウム塩溶液は白金塩溶液またはパラジウ
ム塩溶液と混合され、この混合物を上記のようにTiO2
に含浸させる。このセリウムは、該複合体中においてセ
リウム量約1〜2重量%を生ずるのに充分な量で提供さ
れる。セリウムは金属イオンの形で含浸溶液に提供され
ているが、その一部分または全部は後続の工程において
酸化され、Ce2Oおよび/またはCe2O3のような酸化物を
形成すると考えられている。
更に、少量のニッケル、銅、またはマンガンのような
他の金属を、本発明の複合体に、前記白金および/また
はパラジウムと共に含浸してもよい。これら他の金属と
共に含浸させることは、酸素の吸着を促進するために望
ましいものであり得る。これら金属は、典型的には該複
合体の約0.001〜0.05重量%の量で使用される。
本発明の触媒複合体は、下記例3に記載した積分流反
応器(integral flow reactor)を使用して試験され
た。試験された触媒複合体系は: (a)TiO2上のPt2.0wt%およびCe2.0wt%; (b)TiO2上のPd2.0wt%およびCe2.0wt%; (c)TiO2上のPt3.8wt%;および (d)TiO2上のPt4.4wt%を包含する。前記反応器より
出されたガスのガス分析より得られたデータを基に、以
下の式を使用して一酸化炭素および酸素の両方を消失さ
せる触媒活性を算出した: 活性=Q(Xi入口側−Xi出口側)/Vc 但し Q=触媒床を横切る流速(通常cm3/min.) Xi=モル分率(i=O2,CO) Vc=空隙量を含む触媒床容量(cm3) Fig.1および2は各触媒複合体におけるこれら結果を
示した曲線を表しており、夫々触媒床の様々な温度にお
けるO2の消失活性およびCOの消失活性を示している。Fi
g.1において“活性(activity:触媒ml当りのmlO2/mi
n)”という語は、酸素の減少量を、触媒ml当り、1分
間当りの酸素のml量として示している。同様にFig.2に
おいて“活性”とは、一酸化炭素の減少量を示してい
る。酸素および一酸化炭素の減少量は、下記式(4)に
示されるような反応物より形成される二酸化炭素量に直
接関係する。
CO+1/2O2→CO2 (4) Fig.1および2に見られるように、Pt/Ce/TiO2触媒は
約25〜200℃の温度範囲を通して最も高い活性を示して
いる。Pd/Ce/TiO2触媒はPt/Ce/TiO2触媒よりも不活性で
あり、またPd/TiO2触媒よりも不活性である。Pt/TiO2
媒は、これらの系において最も不活性である。以上の結
果は、PtおよびCeの間には、PdおよびCeの間では現れな
い独特の相乗効果のあることを示唆している。その上、
TiO2上へCeを単純に含浸させると、不活性な物質を生ず
ることが見出されている。加えて、Pt/Ce/TiO2複合体の
比活性(specific activity)は、100℃以上の温度にお
いて、本発明のPt/TiO2複合体の約2倍であることが見
出されている。これら活性増大の程度は、セリウムを組
込むことによって急激に高くなる。
アルミナ(Al2O3)は最も慣用な触媒の担体物質の一
つである。このため、ガンマアルミナ担体上にPt2.0wt
%およびCe2.0wt%を含む触媒活性を、チタニア担体上
にPt2.0wt%およびCe2.0wt%を含む本発明の触媒複合体
の触媒活性と、直接的に比較した。
前記アルミナ担体は、マサチューセッツ州レキシント
ンのグレースケミカルカンパニー(Grace Chemical Com
pany)より入手された。径3.2mmの球体として提供さ
れ、主にガンマ相アルミナより構成されていた。表面積
は、ブルナウアー、エメット、およびテラー(BET)法
によって、110m2/gと測定された。このアルミナ担体
に、下記例2に記載する初期ウェットネス技術を使用し
てPtおよびCeを含浸させた。本発明の触媒複合体は、下
記例2に記載の方法によって調製された。
これら触媒を上記のような積分流反応器で試験した。
Fig.3は各触媒のこの試験における結果を示す曲線を表
すもので、触媒床の様々な温度におけるO2の消失活性を
示している。前記チタニアペレットおよびアルミナペレ
ットは異なった粒子密度を有するため、その活性はFig.
3に示されているように、体積を基準として正規化し
た。本発明のPt/Ce/TiO2触媒は、前記Pt/Ce/Al2O3触媒
に比べて表面積が小さいにもかかわらず(34m2/g対110m
2/g)、かなり活性が大きかった。本発明のPt/Ce/TiO2
触媒が25〜100℃の間でかなりの活性を示す一方、前記P
t/Ce/Al2O3触媒は同じ温度範囲では不活性であった。セ
リウムの添加によって、比較的弱い酸素の吸収と、強い
一酸化炭素の吸収とのバランスが明らかに助成される。
更に、上記結果で示されたように、“酸素の貯蔵(oxyg
en storage)”特性はPt、Ce、およびTiO2間の化学的相
互作用に直接関係するようである。
また本発明の触媒複合体を、下記例4のように閉サイ
クルCO2横励起(TE)レーザにおいて試験した。75〜95
℃間において本発明のPt/Ce/TiO2触媒複合体で、100Hz
における106の連続ショットを超えるレーザ操作が達成
された。
本発明の方法に使用される触媒複合体は、酸素が化学
量論的必要量以下の濃度で存在するときでさえ、一酸化
炭素および酸素を反応させ二酸化炭素を生成することを
促進するのに効果的である。この効果は、本複合体が良
好な酸素の吸着剤であるという事実に因ると考えられて
いる。対照的に、公知の触媒は効果をあげるためには、
化学量論的にかなり過剰な酸素の存在が必要である。更
に、本触媒複合体は高濃度の二酸化炭素の存在下におい
て効果的である。以前使用されていた触媒は二酸化炭素
の吸着によって被毒され、効果のないものとなってい
た。こうして、本発明の触媒複合体は、二酸化炭素レー
ザシステムでの使用に非常に好適である。このレーザシ
ステムは、典型的な操作条件で二酸化炭素約20%、窒素
約20%、酸素約0.5%、および一酸化炭素約1%を含
む。下記例3では、CO2レーザガス混合物を使用した積
分流反応器における本発明の触媒複合体の挙動について
述べられており、また下記例4では、CO2レーザの操作
における本発明の触媒複合体の挙動について述べられて
いる。
本発明を実践するための例を以下に示す。
例 1 この例では、Pt/TiO2およびPd/TiO2を含む本発明の方
法に使用される触媒複合体の調製方法を説明する。
チタニア担体は、アナターゼ相90%およびルチル相10
%の混合物の1/8インチ(0.32cm)押出物を含有するペ
レットとして提供された。またこれらはオハイオ州アク
ロンのノートンカンパニーより入手された。その表面積
は、ブルナウアー、エメット、およびテラー(BET)法
によって34m2/gと測定され、また平均細孔径は73Åと算
出された。第一の触媒複合体をテトラアンミン白金(I
I)硝酸塩を使用して調製し、また第二の触媒複合体を
テトラアンミンパラジウム(II)硝酸塩を使用して調製
した。
初期ウェットネス技術を使用して、未処理の(純粋
な)テタニア(TiO2)ペレットに白金またはパラジウム
を含浸させた。このチタニアペレット比細孔容積を、水
で容積測定的に飽和容積(特定の溶媒について測定され
た細孔容積)を測定することによって決定した。この飽
和容積が知られたならば、適切な金属塩の容積測定溶液
を規定の濃度レベルで調製した。次いで、この定量溶液
を適量の未処理のチタニアペレットと混合し、該溶液を
ペレット表面および内部に物理的に吸着させた。Pt/TiO
2触媒を、TiO2ペレット5.181gおよび水1ml当り白金塩0.
234gを含む溶液1.84mlを用いて調製した。Pd/TiO2触媒
を、TiO2ペレット103.0gおよび水1ml当りパラジウム塩
0.423gを含む溶液36.7mlを用いて調製した。前記チタニ
アペレットを均一に且つ完全に飽和できるようにするた
め、溶液を少し過剰に(5%)使用した。残った溶液
を、回収および分析のために保存した。触媒複合体の調
製は、上記“湿潤状態の(wetted)”触媒複合体をフロ
ーイングエアフード内でゆっくりと乾燥し、次いで約20
0℃2時間ヘリウム流内で活性化し、更に約400℃4時間
酸素流内で焼成することによって完了された。該溶液中
の金属濃度、チタニア担体物質の飽和容積、および回収
された残留金属を考慮し、物質のバランスにより、金属
充填量を測定した。この二つの複合体では、夫々Pt3.8w
t%およびPd4.4wt%であった。
これら触媒複合体を、下記例3に記載されているよう
に、触媒活性に関して試験した。
例 2 この例では、TiO2上のPt/Ceを含む本発明の方法に使
用される触媒複合体の調製方法を説明する。含浸溶液と
してテトラアンミン白金(II)硝酸塩および硝酸セリウ
ムを含む混合物を使用し、全般的には例1記載の方法に
従った。TiO2ペレット444.6gに対して、水1ml当り白金
塩0.117gおよび水1ml当りセリウム塩0.188gを含む溶液1
58mlを使用した。この複合体を測定したところ、Pt2.0w
t%およびCe2.0wt%であった。
上記調製されたPt/Ce/TiO2触媒複合体の走査型電子顕
微鏡(SEM)像を、エダックスPV9100エネルギーディス
パーシブX線(an EDAX PV9100 Energy Dispersive X−
ray EDX)分析システムを装備したケンブリッジステレ
オスキャン(Cambridge Streoscan)250 MK 3走査型電
子顕微鏡を用いて得た。炭素の原子量までのEDX元素の
検出のためにウインドウレス検出器を用いると共に、後
方散乱検出器を用いて顕微鏡写真を得た。
該ペレットの縦断面は、ペレットの細孔内においてPt
およびCeのランダムな分布を示した。更に、チタニア収
縮(titania reduction)の程度または恐らくペレット
中の密度変化は、ペレット周辺の暗い“帯(band)”に
よって定性的に示された。
後方散乱SEM像の技術を使用して、該Pt/Ceの分布図を
得た。これら顕微鏡写真は、TiO2マトリックス内におけ
るPtおよびCe両方の樹本状結晶成長を示した。該ペレッ
ト外部のEDX分析は、かなりの量のPtおよびCeを示し
た。対照的に、触媒ペレットの最外部の周囲を除いて触
媒ペレットの暗い部分には、EDXスペクトルによって示
されるように、PtおよびCeの両方共に存在しないことが
示された。
pt、Ce、およびTiの酸化状態に関する情報は、電子分
光法(ESCA)によって得られた。この情報は、該触媒表
面で機能するレドックス(酸化/還元)についての見識
を与える。MgKαX線を備えたペルキンエルマー(Perki
n Elmer)5500ESCA/SAMを、チャンバー圧約10-9torr.で
使用した。スペクトルは、286.4eVにおける炭素ls共有
ピークと対照された。Pt4fのESCAスペクトルにおいて、
70.6eVにおけるPt7/24fピーク、および73.9eVにおけるP
t5/24fピークが金属白金に一致した。分析に適合する曲
線は、PtO(Pt+2の酸化状態)およびPtO2(Pt+4の酸化
状態)両方の存在を示した。同様に、Ce 3d ESCAスペク
トルもまた、多くのCeの酸化状態を示した。885.3eVお
よび903.6eVの両方におけるCe 3dのピークは、金属セリ
ウムに一致した。881.2eVにおいて適合したCe 3dのピー
クは、Ce2O3(Ce3+の酸化状態)に関連するが、一方89
9.5eVにおいて適合したピークは、Ce O2(Ce4+の酸化状
態)に関連する。格子酸素は一酸化炭素の触媒性酸化が
原因であると一般的に確信されているため、PtおよびCe
両方についての多くの酸化状態の存在は、これら金属が
レドックス機構に関係あり得ることを示唆している。Ti
に一致する2pESCAスペクトルは、唯一つの酸化状態を示
した。458.4eVにおけるTi2p3/2のピーク、および464.1e
VにおけるTi2p1/2のピークTiO2のTi4+酸化状態に関連し
た。
この触媒複合体を、下記例3記載のようにレーザ活性
について試験した。
例 3 この例では、COおよびO2の即時分析を組入れた積分流
反応器系を用いた本発明の触媒複合体の評価について述
べる。
例1および2のように調製された触媒複合体の夫々に
ついて、分離試験を行った。触媒複合体を低流量の触媒
試験の位置に置いた。この位置には、触媒反応器と、選
ばれた流速で触媒に対し予め決められたガス混合物を流
すための適切なガス源およびバルブとが含まれてる。こ
の反応器から出るガス流をガス分析装置に誘導した。
上記反応器は、平均0.5インチ(1.27cm)の内径およ
び15インチ(38.1cm)の長さを有する標準的な内壁パイ
レックス配管から組立てられていた。触媒ペレットをパ
イレックス球(径1/8インチ、即ち0.32cm)と共に充填
し、温度の急激な上昇を抑えるようにした。触媒周辺を
パイレックスウールの栓によって固定した。触媒床の温
度を、サブミニチュアタイプK被覆サーモカップルを用
いてモニターした。
酸素0.5%、CO1.0%、窒素17%、CO217%、および残
りがヘリウムの組成が保証されたガス混合物を、慣例の
触媒評価に使用した。水素、一酸化炭素、酸素、および
ヘリウムを含む別のガスを、触媒調整のような特別なプ
ロセスのために供給可能にした。高精度ロータメーター
(フィッシャーポーターモデル10A3555)および個別に
調整されたマスフローコントローラー(Tyran Model FC
−280)の組合せが、正確で且つ再現可能なガス流速、
および特別なガス混合物の合成を可能にした。この系の
圧力は、独立した圧力変換機/表示器によってモニター
された。即時のガス分析のために、特別に調整されたベ
ックマン工業非分散型赤外分析器(Model 868)を、CO
ガスの分析に使用し、一方ベックマン酸素分析器(Mode
l 755A)で酸素レベルをモニターした。
COおよびO2の両方を除去するための触媒活性は、前記
のように算出した。これらの結果を、前記Fig.1および
2に示す。
更に、これら触媒複合体はCO2、CO、O2、N2、および
ヘリウムのようなレーザガス混合物中に貯蔵されるとき
安定であることが見出されており、望ましくない塵埃を
形成しなかった。
例 4 この例では、本発明の方法および触媒複合体を組入れ
た二酸化炭素レーザシステムを説明する。
密封されたモジュラー横励起(TE)CO2レーザを使用
して、触媒の挙動を研究した。発振器は、横断するガス
流で予めイオン化するためにコロナ放電を使用した。モ
ジュラーアプローチは、小型の1〜3Hzソースまたは100
Hz装置の何れにもフローモジュールを簡単に付加できる
ように選択した。完成された閉サイクルモジュラーレー
ザ組立体は、簡略化パルス形成回路網(potted pulsefo
rming network)、放電モジュールおよび光学ベンチ、
サイドに固定された触媒/熱交換器セクション、および
タンジェンシャルファンから成っている。このシステム
は、D.B.コーンらにより表題“小型高反復速度CO2TEAレ
ーザ(Compact High Repetition Rate CO2TEA Laser
s)”(SPIE,1042,CO2レーザズアンドアプリケーショ
ン,1983年,63〜69頁)に記載されている。
例2記載のように調製されたPt/Ce/TiO2触媒複合体を
触媒量約60mlで使用し、100Hz反復速度で長時間に亘り
レーザの試験を行った。典型的には、該レーザを数時間
操作し、夜間は停止し、そして次の日は再操作した。こ
の試験結果は、以下のようになった: (a)反復速度100Hz (b)80mj/pulse、時間中フォールオフはない (c)ピークパワー1MW (d)総ショット数5×106 (e)触媒温度75〜95℃ (f)12C16O2または13C16O2で操作 例1記載のように調製された本発明のPt/TiO2触媒複
合体について追加試験を行った。150Hzで動作するTE二
酸化炭素レーザを使用した。本発明の触媒複合体を、該
レーザの覆い部分に位置し容量が60mlである触媒床に置
いた。触媒床を温度100〜150℃に維持した。該レーザを
9.3時間操作したところ、本質的にレーザ出力が一定で
あることおよび放電の発生中において目に見える顕著な
変化がないことから明らかなように、レーザの特性の低
下を示さなかった。
上記の説明からわかるように本発明は低温、即ち約50
〜150℃の範囲で一酸化炭素および酸素を反応させ二酸
化炭素を生成する改善された方法を提供する。こうし
て、発熱および光学素子または構造素子の歪みのような
温度の望ましくない影響が避けられる。更に、本発明の
方法に使用される触媒複合体は、低酸素濃度においてま
た高濃度の二酸化炭素の存在下において、一酸化炭素お
よび酸素を二酸化炭素に転化させるために効果的であ
る。その上、本発明に使用される触媒複合体は、二酸化
炭素レーザガス混合物において安定であり、汚染されに
くく、そして先行技術の触媒のように汚染の除去のため
の特別なプロセスを必要としない。更に、本発明の触媒
複合体は周囲の光学素子を劣化させる重要な塵埃を形成
しない。これら全ての特徴のため、本発明の触媒複合体
は密封された二酸化炭素レーザシステムでの使用に特に
好適である。しかしながら、本発明はこのようなレーザ
システムに限定されるものではない。むしろ、本発明の
方法は、50〜150℃のような低温が必要とされるまたは
このような低温が望ましい適用において、CO2およびO2
を反応させてCO2を生成するのに使用されることが意図
されている。
こうして本発明の典型的な例が記載したが、これらは
開示範囲内において典型的なものであるにすぎず、また
様々な他の選択、適応、および修飾は本発明の範囲内に
おいてなされ得ることが、当業者により注意されるべき
である。従って、本発明はここで説明した特定の例に限
定されるものではなく、特許請求の範囲によってのみ限
定されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、酸素を除去するための本発明の触媒性複合体
の活性を示す曲線を表す。 第2図は、一酸化炭素を除去するための本発明の触媒性
複合体の活性を示す曲線を表す。 第3図は、酸素を除去するための本発明の触媒性複合体
の活性を、公知の触媒の活性と比較した曲線を表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/22 H01S 3/22 Z

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】50から150℃の温度範囲において一酸化炭
    素(CO)および酸素(O2)を反応させ二酸化炭素を生成
    する方法において、前記O2が化学量論量若しくはそれ以
    下の量で存在し、前記方法が、当該COおよびO2を上記温
    度で、 (a)白金、パラジウム、およびこれらの混合物より成
    る群から選ばれる貴金属より成る触媒;および (b)上記触媒を担持するチタニア担体 より成る触媒複合体に接触させることを具備する方法で
    あって、前記触媒複合体が、 (i)0.005から0.04マイクロメータの範囲内の平均細
    孔径を有する多孔性構造の形態で前記チタニアを提供す
    ること; (ii)前記チタニア担体を、塩化物を含まない前記貴金
    属の化学錯体を含む溶液で含浸し、前記担体の全体に渡
    って前記貴金属の均一な分布を有する湿った含浸担体を
    生成すること; (iii)前記湿った含浸担体を空気中で乾燥すること; (iv)前記の乾燥した含浸担体を約200℃でヘリウム気
    流にさらし、活性化された触媒複合体を形成すること; (v)前記活性化された触媒複合体を約400℃で酸素気
    流にさらすこと; のステップより成る方法に調製され、これによって前記
    触媒複合体が前記担体の前記構造全体に渡って触媒活性
    を有し、これによって前記触媒活性が増強されることを
    具備する方法。
  2. 【請求項2】前記担体がペレット形状の担体である請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記ペレットが約1/16から1/4インチ(0.1
    6から0.64cm)の範囲内の直径を有する請求項2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】前記複合体が前記貴金属触媒約0.1〜5重
    量%を含有する請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記チタニアがアナターゼ相約90%および
    ルチル相約10%を含有する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】50から150℃の温度範囲において一酸化炭
    素(CO)および酸素(O2)を反応させ二酸化炭素を生成
    する方法において、前記O2が化学量論量若しくはそれ以
    下の量で存在し、前記方法が、当該COおよびO2を上記温
    度で、 (a)(1)白金、パラジウム、およびこれらの混合物
    より成る群から選ばれる貴金属、および(2)セリウム
    若しくはセリウムの酸化物より成る触媒;並びに (b)上記触媒を担体するチタニア担体 より成る触媒複合体に接触させることを具備する方法で
    あって、前記触媒複合体が、 (i)0.005から0.04マイクロメータの範囲内の平均細
    孔径を有する多孔性構造の形態で前記チタニアを提供す
    ること; (ii)前記チタニア担体を、塩化物を含まない前記貴金
    属の化学錯体を含む溶液で含浸し、前記担体の全体に渡
    って前記貴金属およびセリウムの均一な分布を有する湿
    った含浸担体を生成すること; (iii)前記湿った含浸担体を空気中で乾燥すること; (iv)前記の乾燥した含浸担体を約200℃でヘリウム気
    流にさらし、活性化された触媒複合体を形成すること; (v)前記活性化された触媒複合体を約400℃で酸素気
    流にさらすこと; のステップより成る方法に調製され、これによって前記
    触媒複合体が前記担体の前記構造全体に渡って触媒活性
    を有することを具備する方法。
  7. 【請求項7】前記セリウムが前記複合体の約1〜2重量
    %で存在する請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の方法であって、 (a)前記触媒が白金を含有し、前記複合体の3.8重量
    %の量で存在し、 (b)前記担体が、アナターゼ相90%およびルチル相10
    %を含有するチタニアのペレットを含有し、前記ペレッ
    トが約1/8インチ(0.32cm)の直径および73オングスト
    ロームの平均細孔径を有する方法。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の方法であって、 (a)前記触媒がパラジウムを含有し、前記複合体の4.
    4重量%の量で存在し、 (b)前記担体が、アナターゼ相90%およびルチル相10
    %を含有するチタニアのペレットを含有し、前記ペレッ
    トが約1/8インチ(0.32cm)の直径および73オングスト
    ロームの平均細孔径を有する方法。
  10. 【請求項10】請求項6に記載の方法であって、 (a)前記触媒が、前記複合体の2.0重量%の量の白金
    および前記複合体の2.0重量%の量のセリウムを含有
    し、 (b)前記担体が、アナターゼ相90%およびルチル相10
    %を含有するチタニアのペレットを含有し、前記ペレッ
    トが約1/8インチ(0.32cm)の直径および73オングスト
    ロームの平均細孔径を有する方法。 (c)前記触媒が前記担体中に含浸される方法。
  11. 【請求項11】請求項6に記載の方法であって、 (a)前記触媒が、前記複合体の2.0重量%の量のパラ
    ジウムおよび前記複合体の2.0重量%の量のセリウムを
    含有し、 (b)前記担体が、アナターゼ相90%およびルチル相10
    %を含有するチタニアのペレットを含有し、前記ペレッ
    トが約1/8インチ(0.32cm)の直径および73オングスト
    ロームの平均細孔径を有する方法。 (c)前記触媒が前記担体中に含浸される方法。
  12. 【請求項12】(a)二酸化炭素を収容するための密封
    されたキャビティと、 (b)前記二酸化炭素を励起させてレーザ放射を形成
    し、これによって一酸化炭素および酸素副生成物を生成
    する手段と、 (c)前記キャビティに伴って設置された前記一酸化炭
    素および酸素を二酸化炭素に転化させる触媒手段とを具
    備する二酸化炭素レーザシステムにおいて、 前記触媒手段が請求項1記載の方法によって、前記一酸
    化炭素および酸素と反応することを具備する当該システ
    ム。
  13. 【請求項13】前記触媒がセリウムまたはセリウムの酸
    化物を更に含有する請求項12記載の二酸化炭素レーザシ
    ステム。
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