JP2583604B2 - タイヤ試験機における荷重制御方法 - Google Patents

タイヤ試験機における荷重制御方法

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JP2583604B2
JP2583604B2 JP1075290A JP7529089A JP2583604B2 JP 2583604 B2 JP2583604 B2 JP 2583604B2 JP 1075290 A JP1075290 A JP 1075290A JP 7529089 A JP7529089 A JP 7529089A JP 2583604 B2 JP2583604 B2 JP 2583604B2
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潤二 芳賀
勇次 及川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、タイヤ走行試験機、タイヤユニフォーミテ
ィーマシン等のタイヤ試験機における荷重制御方法に関
する。
(従来の技術) 第2図は従来のタイヤ試験機を示し、スピンドルシャ
フトに固定された被試験タイヤ1にロードホィール2を
一定速度で前後させて押付け、その押付荷重を変化させ
ながら所定の試験を行なうようにしたものである。
試験時にはロードホィール2を被試験タイヤ1に押付
けて所定の押付荷重を与え、その押付荷重を力変換器3
により電気信号に変換した後、アンプ4、ローパスフイ
ルタ5、マルチプレクサ6、DAコンバータ7等を介して
演算装置8に測定荷重fnとして取込む。そして、この測
定荷重fnと設定荷重Fnとの差En(=Fn−fn)を求め、こ
の差Enと許容誤差Еβとの関係がEn≧β又はEn≦−βの
時には、演算装置8からインターフェース9、バッファ
リレー10、電磁開閉器11を介して低速モータ12に正逆指
令を与え、低速モータ12により減速機13、ベルト14を介
してキャリッジ15をスライディングベッド16上で前後に
摺動させて、被試験タイヤ1に対するロードホィール2
の押付荷重を調整する。即ち、En≦−βの時は、キャリ
ッジ15を被試験タイヤ1から遠ざける方向に移動させる
ように低速モータ12を回転させ、またEn≧βの時は、低
速モータ12を逆方向に回転させるのである。
この場合に低速モータ12を正逆転させるためのオン時
間Tを次の(1)式より算出すれば、差Enを0に近づけ
ることができる。
T=En/KVL ……(1) K:被試験タイヤのバネ定数 VL:キャリッジの移動速度 そして、(1)式より算出した時間Tの間、低速モー
タ12を正逆転させた後、再び差Enを求め、−β≦En≦β
となるまで制御を繰返す。
バネ定数K及び移動速度VLは、従来、被試験タイヤの
種類、設定荷重Fn、被試験タイヤ1の内圧等の条件に応
じて制御開始前にオペレータが入力していた。
なお、17は高速モータである。
(発明が解決しようとする課題) 従来の方法では、被試験タイヤ1の種類、設定荷重F
n、タイヤ内圧等の条件が変わる毎に、バネ定数Kを何
等かの方法で測定或いは推定し、オペレータが入力して
いたので、試験を行なう際の取扱いが非常に煩雑で煩わ
しかった。
また移動速度VLの値も低速モータ12の容量が小さけれ
ば、荷重により変化する。従って、バネ定数K及び速度
VLの精度によって制御の安定性、整定時間が大きく左右
されるが、これらを精度良く決定することは難かしく面
倒であった。
更に、制御中に被試験タイヤ1の内圧や設定荷重Fnを
変化させると、バネ定数K、速度VLが変化するので、入
力した値との差が大きくなり、安定した制御ができなく
なる欠点があった。
本発明は、上記従来の課題をすべて解決し、より簡単
に、より安定した制御を行なうことを目的として提供さ
れたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決し目的を達成するために、
バネ定数K、速度VLをオペレータが入力することなく、
制御中の各時点におけるバネ定数Kと速度VLの積K・VL
を自動的に算出するものである。
即ち、本発明の特徴とするところは、ロードホィール
を一定速度で前進または後進させることにより被試験タ
イヤに対する該ロードホィールの押付荷重を変化させて
試験を行うようにしたタイヤ試験機において、押付荷重
fnを設定荷重Fnに合わせるためにロードホィールの前進
または後進を駆動するモータのオン時間Tnを決定する際
に、前記設定荷重Fnと測定荷重fnの偏差En=Fn−fnを求
め、所定の比例定数Anを用いて、前記偏差Enが許容値範
囲となるようモータのオン時間TnをTn=En/Anで求める
荷重制御方法において、 前記モータのオン直前に測定された押付荷重fnと、オ
ン直後に測定された押付荷重fn+1と、及び、前記オン時
間Tnとを用いて、 An+1=|fn−fn+1|/Tn を求め、該求めた比例定数An+1を次回モータのオン時間
Tn+1と決定する際の比例定数とする点にある。
そして、前記比例定数として、最初の比例定数A1は、
モータのオン直前に押付荷重f1を測定し、該押付荷重f1
と設定荷重F1との偏差E1を求め、該偏差E1が0となるま
でモータを駆動させ、該モータへの通電時間をオン時間
T1として測定すると共に、オフ直後の押付荷重f2を測定
し、A1=|f1−f2|/T1として求めることを特徴とするも
のである。
(実施例) 以下、本発明に係る荷重制御方法の一実施例を第1図
のフローチャートに基づいて説明する。なお、タイヤ試
験機自体の構成は、従来と同じであるため、第2図を参
照する。
制御開始時には測定荷重fnと設定荷重Fnとの差Enが0
になるまで低速モータ12を正転又は逆転させる。即ち、
先ず測定荷重f1と設定荷重F1を測定し、その偏差E1(=
F1−f1)を計算する(ステップ)。そして、偏差E1
0よりも大であるか否かを判別し(ステップ)、E1
0であれば、E1=0となるまで低速モータ12を正転させ
(ステップ)、また逆にE1>0でなければ、E1=0に
なるまで低速モータ12を逆転させる(ステップ)。そ
して、E1=0になった後、低速モータ12のオン時間T1
測定荷重f2とを測定する(ステップ)。つまり、低速
モータ12のオン時間T1と低速モータ12のオン直前及びオ
フ直後の測定荷重f1,f2を測定する。
次に低速モータ12の正転時、逆転時におけるK・VL
ある比例定数AF,ABを(2)式より求める(ステップ
)。
AF=AB=|f1−f2|/T1 ……(2) ただし、ローパスフイルター5による遅れ、キャリッ
ジ15のオーバーランのため、このAF,ABは誤差を含んで
いる。
次に測定荷重f3及び設定荷重F3を測定し、その偏差E3
(=F3−f3)を計算し(ステップ)、差E3が許容誤差
±β以内であるか否かを判別し(ステップ)、許容誤
差±β以内でなければ、偏差が0よりも大であるか否か
を判別する(ステップ)。そして、E3>0であれば、
時間TF=E3/AFだけ低速モータ12を正転させ(ステップ
)、逆にE3>0でなければ、時間TB=E3/ABだけ低速
モータ12を逆転させる(ステップ)、 そして低速モータ12のオフ直後の測定荷重f4を測定し
(ステップ又は、)、比例定数AF又はABを(3)又
は(4)式で補正する。
AF=(f3−f4)/TF ……(3) AB=(f3−f4)/TB ……(4) 即ち、正転時には測定荷重f3とf4との差を求め、その
偏差を時間TFで割ってAFを補正し(ステップ)、また
逆転時には測定荷重f3とf4との偏差を時間TBで割ってAB
を補正する(ステップ)。そして、ステップ又は
によってAF,ABの補正が終わると、ステップに戻り、
以下同様の処理を繰返す。
なお、これらの一連の処理は、マイクロコンピュー
タ、マイクロプロセッサ等でソフト的に行なうが、ハー
ド構成の手段により処理しても良い。
(発明の効果) 本発明によれば、バネ定数K、速度VLを測定又は推定
し、オペレータが入力する手間を一切省くことができ、
しかも、測定又は推定する値よりも正確な値に基づいて
制御できるため、簡単で安定した制御が可能である。ま
た制御中にタイヤ内圧や設定荷重を変化させた場合で
も、それらを加味して制御できるので、非常に安定した
信頼性のある制御が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すフローチャート、第2
図はタイヤ試験機の構成図である。 1……被試験タイヤ、2……ロードホィール、3……力
変換器、8……演算装置、12……低速モータ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロードホィール(2)を一定速度で前進ま
    たは後進させることにより被試験タイヤ(1)に対する
    該ロードホィール(2)の押付荷重を変化させて試験を
    行うようにしたタイヤ試験機において、押付荷重fnを設
    定荷重Fnに合わせるためにロードホィール(2)の前進
    または後進を駆動するモータ(12)のオン時間Tnを決定
    する際に、前記設定荷重Fnと測定荷重fnの偏差En=Fn
    fnを求め、所定の比例定数Anを用いて、前記偏差Enが許
    容値範囲となるようモー(12)タのオン時間TnをTn=En
    /Anで求める荷重制御方法において、 前記モータ(12)のオン直前に測定された押付荷重f
    nと、オフ直後に測定された押付荷重fn+1と、及び、前
    記オン時間Tnとを用いて、 An+1=|fn−fn+1|/Tn を求め、該求めた比例定数An+1を次回のモータ(12)の
    オン時間Tn+1を決定する際の比例定数とすることを特徴
    とするタイヤ試験機における荷重制御方法。
  2. 【請求項2】最初の比例定数A1は、モータ(12)のオン
    直前に押付荷重f1を測定し、該押付荷重f1と設定荷重F1
    との偏差E1を求め、該偏差E1が0になるまでモータを駆
    動させ、該モータ(12)への通電時間をオン時間T1とし
    て測定すると共に、オフ直後の押付荷重f2を測定し、A1
    =|f1−f2|/T1として求めることを特徴とする請求項1
    記載のタイヤ試験機における荷重制御方法。
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