JP2582733B2 - エチレンポリマー組成物と、その製造方法 - Google Patents
エチレンポリマー組成物と、その製造方法Info
- Publication number
- JP2582733B2 JP2582733B2 JP62500281A JP50028187A JP2582733B2 JP 2582733 B2 JP2582733 B2 JP 2582733B2 JP 62500281 A JP62500281 A JP 62500281A JP 50028187 A JP50028187 A JP 50028187A JP 2582733 B2 JP2582733 B2 JP 2582733B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- ethylene
- mol
- olefin
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L23/04—Homopolymers or copolymers of ethene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L23/04—Homopolymers or copolymers of ethene
- C08L23/08—Copolymers of ethene
- C08L23/0807—Copolymers of ethene with unsaturated hydrocarbons only containing more than three carbon atoms
- C08L23/0815—Copolymers of ethene with aliphatic 1-olefins
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
- C08F8/50—Partial depolymerisation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L23/10—Homopolymers or copolymers of propene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2800/00—Copolymer characterised by the proportions of the comonomers expressed
- C08F2800/10—Copolymer characterised by the proportions of the comonomers expressed as molar percentages
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2810/00—Chemical modification of a polymer
- C08F2810/10—Chemical modification of a polymer including a reactive processing step which leads, inter alia, to morphological and/or rheological modifications, e.g. visbreaking
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L23/18—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms
- C08L23/20—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms having four to nine carbon atoms
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 本発明はエチレン系変性ポリマー組成物に関するもの
であり、特に、偏光検査で表面欠陥を示さないフィルム
を得るためのエチレン系変性ポリマー組成物に関するも
のである。
であり、特に、偏光検査で表面欠陥を示さないフィルム
を得るためのエチレン系変性ポリマー組成物に関するも
のである。
従来の技術 エチレンをラジカル開始剤の存在下で高圧・高温下で
重合することは公知であり、この方法で得られるポリマ
ーはラジカル重合低密度ポリエチレンといわれる。この
ポリマーは流動指数は良いがパイプ被覆材に要求される
延伸性と引裂き強度の点では並である。反対に、押出吹
込成形の場合には良好なバブル安定性を得ることがで
き、加工性に優れている。この「加工性」は押し出した
物が早期に破壊(「溶融破壊」)せず、しかも押出成形
動力が小さいということが定義される。
重合することは公知であり、この方法で得られるポリマ
ーはラジカル重合低密度ポリエチレンといわれる。この
ポリマーは流動指数は良いがパイプ被覆材に要求される
延伸性と引裂き強度の点では並である。反対に、押出吹
込成形の場合には良好なバブル安定性を得ることがで
き、加工性に優れている。この「加工性」は押し出した
物が早期に破壊(「溶融破壊」)せず、しかも押出成形
動力が小さいということが定義される。
延伸性および引裂き強度はエチレンと炭素数が3〜12
の少なくとも1種のα−オレフィン(例えば、プロピレ
ンやブテン−1)とをチーグラー型触媒系の存在下で共
重合させることで実質的に向上させることができるが、
そうして得られた共重合体は押出吹込成形時にバブルが
不安定になり、バブルに孔ができた時に自然に大きくな
るという傾向があり、押し出物が早期に破壊する傾向が
ある。
の少なくとも1種のα−オレフィン(例えば、プロピレ
ンやブテン−1)とをチーグラー型触媒系の存在下で共
重合させることで実質的に向上させることができるが、
そうして得られた共重合体は押出吹込成形時にバブルが
不安定になり、バブルに孔ができた時に自然に大きくな
るという傾向があり、押し出物が早期に破壊する傾向が
ある。
フランス特許第2,519,077号には、測定した極限粘度
が分子量分布から計算した極限粘度の1.5〜10倍である
点に特徴がある炭素数が3〜12の少なくとも1種のα−
オレフィンを0.5〜10モル%有するエチレンとα−オレ
フィンとの変性共重合体が記載されている。この変性共
重合体は共重合体1kg当たり少なくとも1種のラジカル
開始剤を0.01〜1ミリモル存在させた状態で共重合体を
成形機(押出機等)中に220〜320℃の温度で5〜200秒
間維持して得られる。この方法で得られる変性共重合体
は完全に可溶性で、トリクロルベンゼン、キシレン等の
ポリオレフィンの従来の溶媒で抽出できるが、この変性
共重合体から押出吹込成形で作ったフィルムには大きな
欠点がある。すなわち、偏光で検査するとゲル化した微
粒子が存在するという表面欠陥が明らかに見られる。こ
の欠陥は従来の溶媒による簡単な可溶性検査や抽出検査
では検出できず、高性能分析装置を用いないと検出でき
ない。しかも、ラジカル開始材を共重合体1kg当たり1
ミリモル以上の使用すると、ゲル(すなわち通常の溶媒
では抽出できない微粒子)が生じ、このゲルの量が多い
ため、この方法で作った変性共重合体は押出しブロー成
形では使用できず、また、フィルムに加工できたとして
も、実際には使用できない。
が分子量分布から計算した極限粘度の1.5〜10倍である
点に特徴がある炭素数が3〜12の少なくとも1種のα−
オレフィンを0.5〜10モル%有するエチレンとα−オレ
フィンとの変性共重合体が記載されている。この変性共
重合体は共重合体1kg当たり少なくとも1種のラジカル
開始剤を0.01〜1ミリモル存在させた状態で共重合体を
成形機(押出機等)中に220〜320℃の温度で5〜200秒
間維持して得られる。この方法で得られる変性共重合体
は完全に可溶性で、トリクロルベンゼン、キシレン等の
ポリオレフィンの従来の溶媒で抽出できるが、この変性
共重合体から押出吹込成形で作ったフィルムには大きな
欠点がある。すなわち、偏光で検査するとゲル化した微
粒子が存在するという表面欠陥が明らかに見られる。こ
の欠陥は従来の溶媒による簡単な可溶性検査や抽出検査
では検出できず、高性能分析装置を用いないと検出でき
ない。しかも、ラジカル開始材を共重合体1kg当たり1
ミリモル以上の使用すると、ゲル(すなわち通常の溶媒
では抽出できない微粒子)が生じ、このゲルの量が多い
ため、この方法で作った変性共重合体は押出しブロー成
形では使用できず、また、フィルムに加工できたとして
も、実際には使用できない。
発明が解決しようとする課題 本発明者は、偏光検査で表面欠陥を示さないフィルム
を得ることが可能な変性ポリマーを得るための条件を見
出した。従って、本発明の目的は改良された特性を有す
る変性ポリマーを提供することにある。
を得ることが可能な変性ポリマーを得るための条件を見
出した。従って、本発明の目的は改良された特性を有す
る変性ポリマーを提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明の第1の対象は下記a)およびb)を含む、測
定で得られる極限粘度が分子量分布から計算で得られる
極限粘度の1.5〜100倍であることを特徴とするエチレン
の変性ポリマー組成物にある: a)少なくとも80モル%がエチレンに由来する単位で、
20モル%以下が炭素数が3〜12の少なくとも1種のα−
オレフィンに由来する単位である少なくとも1種のエチ
レン系ポリマー:90〜99.8重量%と、 b)少なくとも90モル%が炭素数が3〜12の少なくとも
1種のα−オレフィンに由来する単位で、10モル%以下
がエチレンに由来する単位である少なくとも1種の第2
ポリマー:0.2〜10重量%。
定で得られる極限粘度が分子量分布から計算で得られる
極限粘度の1.5〜100倍であることを特徴とするエチレン
の変性ポリマー組成物にある: a)少なくとも80モル%がエチレンに由来する単位で、
20モル%以下が炭素数が3〜12の少なくとも1種のα−
オレフィンに由来する単位である少なくとも1種のエチ
レン系ポリマー:90〜99.8重量%と、 b)少なくとも90モル%が炭素数が3〜12の少なくとも
1種のα−オレフィンに由来する単位で、10モル%以下
がエチレンに由来する単位である少なくとも1種の第2
ポリマー:0.2〜10重量%。
本発明のエチレン系変性ポリマーは変性前のエチレン
系ポリマーに比較して分子量は略同じであるが、粘度は
高くなり、流動指数は低くなる。
系ポリマーに比較して分子量は略同じであるが、粘度は
高くなり、流動指数は低くなる。
第2ポリマー(b)はポリプロピレン、特にアイソタ
クチックポリプロピレン、ポリブデン−1、ポリ(4−
メチル−1−ペンテン)、ポリデセン−1、エチレンを
10モル%以下含む(プロピレン−エチレン)共重合体、
(ブテン−1−エチレン)共重合体、(プロピレン/ブ
テン−1/エチレン)共重合体、または(プロピレン−ブ
テン−1)共重合体にすることができる。
クチックポリプロピレン、ポリブデン−1、ポリ(4−
メチル−1−ペンテン)、ポリデセン−1、エチレンを
10モル%以下含む(プロピレン−エチレン)共重合体、
(ブテン−1−エチレン)共重合体、(プロピレン/ブ
テン−1/エチレン)共重合体、または(プロピレン−ブ
テン−1)共重合体にすることができる。
本発明の第2の対象は、少なくとも90モル%が炭素数
が3〜12の少なくとも1種のα−オレフィンに由来する
単位で、10モル%以下がエチレンに由来する単位である
少なくとも1種の第2ポリマー(B)100重量部中に、
0.02〜10重量部の少なくとも1種のラジカル重合開始剤
を加え、得られた分散物を、少なくとも80モル%がエチ
レンに由来する単位で、20モル%以下が炭素数が3〜12
の少なくとも1種のα−オレフィンに由来する単位であ
る少なくとも1種のエチレン系ポリマー(A)に加えて
エチレン系ポリマー(A)と第2ポリマー(B)とから
なる混合物を作り、この混合物中での第2ポリマー
(B)の割合を0.2〜10重量%とし、この混合物をエチ
レン系ポリマー(A)の融点より高い温度で、この温度
でのラジカル重合開始剤の半減期の10分の1以上の時間
の間変性することを特徴とする、測定で得られる極限粘
度が分子量分布から計算で得られる極限粘度の1.5〜100
倍であるエチレン系変性ポリマー組成物の製造方法にあ
る。
が3〜12の少なくとも1種のα−オレフィンに由来する
単位で、10モル%以下がエチレンに由来する単位である
少なくとも1種の第2ポリマー(B)100重量部中に、
0.02〜10重量部の少なくとも1種のラジカル重合開始剤
を加え、得られた分散物を、少なくとも80モル%がエチ
レンに由来する単位で、20モル%以下が炭素数が3〜12
の少なくとも1種のα−オレフィンに由来する単位であ
る少なくとも1種のエチレン系ポリマー(A)に加えて
エチレン系ポリマー(A)と第2ポリマー(B)とから
なる混合物を作り、この混合物中での第2ポリマー
(B)の割合を0.2〜10重量%とし、この混合物をエチ
レン系ポリマー(A)の融点より高い温度で、この温度
でのラジカル重合開始剤の半減期の10分の1以上の時間
の間変性することを特徴とする、測定で得られる極限粘
度が分子量分布から計算で得られる極限粘度の1.5〜100
倍であるエチレン系変性ポリマー組成物の製造方法にあ
る。
「測定で得られる極限粘度η0 m」および「分子量分布
から計算で得られる極限粘度η0 c」とは上記フランス特
許第2,519,007号(=EP 83521=特公昭68−34362号公
報)で定義のものである。簡単にいえば、「測定で得ら
れる極限粘度η0 m」とは通常の粘度測定装置で得られる
粘度曲線で剪断勾配をゼロに外ソウした時のいわゆる固
有粘度であり、「分子量分布から計算で得られる極限粘
度η0 c」とはゲル透過クロマトグラフ(GPC)等で求め
た分子量分布から計算で得られる粘度の剪断勾配ゼロの
粘度である。詳細は上記特公昭68−34362号公報を参照
されたい。
から計算で得られる極限粘度η0 c」とは上記フランス特
許第2,519,007号(=EP 83521=特公昭68−34362号公
報)で定義のものである。簡単にいえば、「測定で得ら
れる極限粘度η0 m」とは通常の粘度測定装置で得られる
粘度曲線で剪断勾配をゼロに外ソウした時のいわゆる固
有粘度であり、「分子量分布から計算で得られる極限粘
度η0 c」とはゲル透過クロマトグラフ(GPC)等で求め
た分子量分布から計算で得られる粘度の剪断勾配ゼロの
粘度である。詳細は上記特公昭68−34362号公報を参照
されたい。
発明の実施の形態 エチレン系ポリマー(A)自体は周知のものであり、
例えば、周期率表のIVB〜IVB族の遷移金属を主成分とし
た少なくとも1種の触媒と水素化物および/または周期
率表のIA〜IIIA族金属の有機金属誘導体を含む少なくと
も1つの活性化剤とを含むチーグラー型触媒系の存在下
でのエチレンの重合またはエチレンと炭素数が3〜12の
少なくとも1種のα−オレフィンとの共重合で得られ
る。この(共)重合は20〜200℃の温度で1〜200バール
の圧力で気相(流動床または撹拌床)で炭素数が少なく
とも6である不活性な液体炭化水素の溶液相または懸濁
液相で行われる。この(共)重合は温度160〜350℃、圧
力200〜2500バールで重合反応器中での触媒系の滞在時
間を2〜100秒にして行うこともできる。この(共)重
合は2モル%以下の割合の移動剤、例えば水素の存在下
で行うこともできる。エチレン系ポリマー(A)の密度
は一般に0.90〜0.97である。
例えば、周期率表のIVB〜IVB族の遷移金属を主成分とし
た少なくとも1種の触媒と水素化物および/または周期
率表のIA〜IIIA族金属の有機金属誘導体を含む少なくと
も1つの活性化剤とを含むチーグラー型触媒系の存在下
でのエチレンの重合またはエチレンと炭素数が3〜12の
少なくとも1種のα−オレフィンとの共重合で得られ
る。この(共)重合は20〜200℃の温度で1〜200バール
の圧力で気相(流動床または撹拌床)で炭素数が少なく
とも6である不活性な液体炭化水素の溶液相または懸濁
液相で行われる。この(共)重合は温度160〜350℃、圧
力200〜2500バールで重合反応器中での触媒系の滞在時
間を2〜100秒にして行うこともできる。この(共)重
合は2モル%以下の割合の移動剤、例えば水素の存在下
で行うこともできる。エチレン系ポリマー(A)の密度
は一般に0.90〜0.97である。
本発明方法に適したラジカル重合開始剤としては下記
のものを挙げることができる: 1)ペルオキシド、ペルエステル、ヒドロペルオキシド
等の過酸化物、 2)2,2′−アゾビス(アセトキシプロパン)、2,2′ア
ゾビス(2−アセトキシ−4−メチルペンタン)、1,
1′−アゾビス(1−フォルルオキシシクロヘキサン)
等の2,2′−アゾビス(アシルオキシアルカン)等のジ
アゾ化合物、 3)2,3−ジフェニル−2,3−ジメチルブタン(一般にビ
スクミルといわれる)または、3,4−ジフェニル−3,4−
ジメチルヘキサン等のジアリールジアルキルアルカンを
含む不安定な炭素−炭素結合を有する炭化水素。
のものを挙げることができる: 1)ペルオキシド、ペルエステル、ヒドロペルオキシド
等の過酸化物、 2)2,2′−アゾビス(アセトキシプロパン)、2,2′ア
ゾビス(2−アセトキシ−4−メチルペンタン)、1,
1′−アゾビス(1−フォルルオキシシクロヘキサン)
等の2,2′−アゾビス(アシルオキシアルカン)等のジ
アゾ化合物、 3)2,3−ジフェニル−2,3−ジメチルブタン(一般にビ
スクミルといわれる)または、3,4−ジフェニル−3,4−
ジメチルヘキサン等のジアリールジアルキルアルカンを
含む不安定な炭素−炭素結合を有する炭化水素。
ラジカル重合開始剤を第2ポリマー(B)中へ分散す
る方法は、各成分の物理状態および/またはエチレン系
ポリマー(A)と開始剤とを分散させるための装置の条
件に応じて選択する。第2ポリマー(B)の加熱が必要
な場合にはラジカル重合開始剤が分解しないか、ほとん
ど変質しない温度で撹拌するのが好ましい。
る方法は、各成分の物理状態および/またはエチレン系
ポリマー(A)と開始剤とを分散させるための装置の条
件に応じて選択する。第2ポリマー(B)の加熱が必要
な場合にはラジカル重合開始剤が分解しないか、ほとん
ど変質しない温度で撹拌するのが好ましい。
第2ポリマー(B)中にラジカル重合開始剤を分布さ
せた分散物(以下、ラジカル重合開始剤分酸物)は、変
性装置、例えば混合機、1軸押出機または2軸押出機等
の成形機でエチレン系ポリマー(A)中に添加するのが
好ましい。
せた分散物(以下、ラジカル重合開始剤分酸物)は、変
性装置、例えば混合機、1軸押出機または2軸押出機等
の成形機でエチレン系ポリマー(A)中に添加するのが
好ましい。
エチレン系ポリマー(A)と第2ポリマー(B)との
接触は不連続に行うことができる。すなわち、粒径が1
〜500μmの粉末または細粒の形をしたエチレン系ポリ
マー(A)をラジカル重合開始剤を分散させた分散物と
一緒に変性機へ導入するか、ラジカル重合開始剤分散物
を粉末または細粒のエチレン系ポリマー(A)中に予め
混合、均質化して得られる均質混合物を変成機へ導入す
ることもできる。
接触は不連続に行うことができる。すなわち、粒径が1
〜500μmの粉末または細粒の形をしたエチレン系ポリ
マー(A)をラジカル重合開始剤を分散させた分散物と
一緒に変性機へ導入するか、ラジカル重合開始剤分散物
を粉末または細粒のエチレン系ポリマー(A)中に予め
混合、均質化して得られる均質混合物を変成機へ導入す
ることもできる。
エチレン系ポリマー(A)を予め単離しないで、エチ
レン系ポリマー(A)と第2ポリマー(B)との接触を
連続的に行うこともできる。この場合には重合装置の低
圧分離器から取り出したポリマーを主押出機に供給し、
ラジカル重合開始剤分散物を供給する第2押出機を主押
出機に横から取付け、この第2押出機で分散物を加熱し
た後、主押出機へ導入し、そこでエチレン系ポリマー
(A)と混合する。押出機の少なくとも一方は2軸押出
機であるのが好ましい。第2押出機を歯車ポンプに代え
ることもできる。主押出機から押し出された変性ポリマ
ーは未変性のポリマーと同じ方法で加工することができ
る。
レン系ポリマー(A)と第2ポリマー(B)との接触を
連続的に行うこともできる。この場合には重合装置の低
圧分離器から取り出したポリマーを主押出機に供給し、
ラジカル重合開始剤分散物を供給する第2押出機を主押
出機に横から取付け、この第2押出機で分散物を加熱し
た後、主押出機へ導入し、そこでエチレン系ポリマー
(A)と混合する。押出機の少なくとも一方は2軸押出
機であるのが好ましい。第2押出機を歯車ポンプに代え
ることもできる。主押出機から押し出された変性ポリマ
ーは未変性のポリマーと同じ方法で加工することができ
る。
ラジカル重合開始剤は第2ポリマー(B)100重量部
当たり0.02〜10重量部添加するのが好ましく、この量は
エチレン系ポリマー(A)の変成率とラジカル重合開始
剤の分子量とに応じて選択する。この量が100重量部当
たり10重量部を越えると均質化が困難になる。
当たり0.02〜10重量部添加するのが好ましく、この量は
エチレン系ポリマー(A)の変成率とラジカル重合開始
剤の分子量とに応じて選択する。この量が100重量部当
たり10重量部を越えると均質化が困難になる。
本発明の変性ポリマーは変性前のポリマーに比較して
以下の特性を有している: 1)流度指数IF2(ASTM D1238−73規格で190℃、2.16kg
荷重下で測定)が大巾に減少する。
以下の特性を有している: 1)流度指数IF2(ASTM D1238−73規格で190℃、2.16kg
荷重下で測定)が大巾に減少する。
2)上記規格で21.6kgと2.16kg下とで測定した時の流度
指数の比(RIF)が大巾に増加する。
指数の比(RIF)が大巾に増加する。
3)流動指数IF2は減少するが、成形性は少なくとも同
じであり、応用例によっては向上する。
じであり、応用例によっては向上する。
本発明の変性ポリマーは従来の押出ブロー成形または
フラットダイを用いた押出成形で厚さ7〜500μmのフ
ィルムに成形することができる。このフィルムの耐衝撃
性は明確に向上し、偏光検査でのゲル化微粒子の存在は
全く見られない。
フラットダイを用いた押出成形で厚さ7〜500μmのフ
ィルムに成形することができる。このフィルムの耐衝撃
性は明確に向上し、偏光検査でのゲル化微粒子の存在は
全く見られない。
フィルムで用いる場合、流動指数IF2が0.5〜10dg/分
のエチレン系ポリマー(A)を用いるのが好ましく、流
動指数は一般に0.05〜4dg/分であるのが好ましい。
のエチレン系ポリマー(A)を用いるのが好ましく、流
動指数は一般に0.05〜4dg/分であるのが好ましい。
本発明方法では流動指数がより高い10〜1000dg/分の
ポリマーに変性することもできるが、本発明の変性ポリ
マーの流動指数は一般に0.5〜150dg/分である。この変
性ポリマーは射出成形品に適している。この場合、驚く
べきことに、本発明の変性ポリマーの射出性能(実施例
参照)は、量と流動指数が同じ場合、未変性のエチレン
系ポリマー(A)より向上する。特に、同じ流量でポリ
マーを射出した場合の射出温度が大幅に低下する。これ
は本発明の別の利点である。
ポリマーに変性することもできるが、本発明の変性ポリ
マーの流動指数は一般に0.5〜150dg/分である。この変
性ポリマーは射出成形品に適している。この場合、驚く
べきことに、本発明の変性ポリマーの射出性能(実施例
参照)は、量と流動指数が同じ場合、未変性のエチレン
系ポリマー(A)より向上する。特に、同じ流量でポリ
マーを射出した場合の射出温度が大幅に低下する。これ
は本発明の別の利点である。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明の下記実
施例に限定されるものではない。
施例に限定されるものではない。
実施例1〜16 A1〜A6はエチレン/α−オレフィン共重合体であり、
その主要特性(種類、α−オレフィンの含有量、密度
ρ、流動指数IF2。流動指数比RIF)は第1表に示してあ
る。この表には各共重合体を用いて押出ブロー成形によ
って得られた厚さ50μmのフィルムの衝撃強度RI(ASTM
D1709規格に従って測定、グラムで表示)も示してあ
る。ポリマーA7はエチレンのホモポリマーである。
その主要特性(種類、α−オレフィンの含有量、密度
ρ、流動指数IF2。流動指数比RIF)は第1表に示してあ
る。この表には各共重合体を用いて押出ブロー成形によ
って得られた厚さ50μmのフィルムの衝撃強度RI(ASTM
D1709規格に従って測定、グラムで表示)も示してあ
る。ポリマーA7はエチレンのホモポリマーである。
第2ポリマー(B)としては下記のものを使用した: 1)商標「ノルソプリル(NORSOPRYL)FM6020」で市販
のアイソタクチックプリプロピレン(以下、B1) 2)商標「ヴィトロン(VITRON)1200S」で市販のエチ
レンを約2モル%を含むブテン−1/エチレン共重合体
(以下、B2) ラジカル開始剤(I)としては下記の1つを使用す
る: 1)2,2−アゾビス(アセトキシプロパン)(半減期:27
0℃で1分、215℃で1時間)(以下、I1) 2)2.2−アゾビス(2−アセトキシ−4−メチルペン
タン)(半減期:260℃で1分、179℃で1時間)(以
下、I2) 3)1,1−アゾビス(1−フォルミロキシ−シクロヘキ
サン)(半減期:260℃で1分、189℃で1時間)(以
下、I3) 4)2,3−ジフェニル−2,3−ジメチルブタン(すなわち
ビスクミル)(半減期:300℃で2分、230℃で1時間)
(以下、I4) ラジカル開始剤の分散は、2軸混練機中で溶融状態の
第2ポリマー(B)中へ開始剤の半減期の10分の1より
短い時間(ベンゼンの0.1重量%溶液のエンタルピー差
分析で測定)だけ、分散に適した温度で行った。押出機
の出口で分散物をペレットにした。得られた分散物P1〜
P8の組成は第2表に示してある(重量%)。
のアイソタクチックプリプロピレン(以下、B1) 2)商標「ヴィトロン(VITRON)1200S」で市販のエチ
レンを約2モル%を含むブテン−1/エチレン共重合体
(以下、B2) ラジカル開始剤(I)としては下記の1つを使用す
る: 1)2,2−アゾビス(アセトキシプロパン)(半減期:27
0℃で1分、215℃で1時間)(以下、I1) 2)2.2−アゾビス(2−アセトキシ−4−メチルペン
タン)(半減期:260℃で1分、179℃で1時間)(以
下、I2) 3)1,1−アゾビス(1−フォルミロキシ−シクロヘキ
サン)(半減期:260℃で1分、189℃で1時間)(以
下、I3) 4)2,3−ジフェニル−2,3−ジメチルブタン(すなわち
ビスクミル)(半減期:300℃で2分、230℃で1時間)
(以下、I4) ラジカル開始剤の分散は、2軸混練機中で溶融状態の
第2ポリマー(B)中へ開始剤の半減期の10分の1より
短い時間(ベンゼンの0.1重量%溶液のエンタルピー差
分析で測定)だけ、分散に適した温度で行った。押出機
の出口で分散物をペレットにした。得られた分散物P1〜
P8の組成は第2表に示してある(重量%)。
エチレン系ポリマー(A)と、第2ポリマー(B)中
にラジカル開始剤を分散させた分散物P1〜P8との乾燥混
合物を単軸押出機の供給口から導入した。各実施例での
(B)/(A)の重量比は第3表に示してある(パーセ
ントで表示)。
にラジカル開始剤を分散させた分散物P1〜P8との乾燥混
合物を単軸押出機の供給口から導入した。各実施例での
(B)/(A)の重量比は第3表に示してある(パーセ
ントで表示)。
押出機の温度(材料の出口温度)は250〜290℃であ
る。押出機内での接触時間は240秒である。押出された
変性ポリマーをペレット化し、このペレットについて下
記の測定をした。
る。押出機内での接触時間は240秒である。押出された
変性ポリマーをペレット化し、このペレットについて下
記の測定をした。
1)フランス国特許第1,462,343号に記載の流動計で190
℃で測定した極限粘度(ポアズで表示) 2)η0 m/η0 cの比 3)ASTM D1238−73規格で2.16kgの荷重で測定した流動
指数IF2(dg/分で表示) 4)21.6kgおよび2.16kgの荷重下での流動指数比(RI
F) 得られた数値は第3表に示した。このペレットを用い
て押出ブロー成形で厚さ50μmのフィルムを成形し、得
られたフィルムについてASTM D1790−67規格で耐衝撃性
(RI)を測定した(第3表にグラムで表示) 実施例17〜20(比較例) ラジカル開始剤を入れずにエチレン系ポリマー(A)
と第2ポリマー(B)とからなる組成物を単軸押出機で
混合した。各実施例での重合割合は第4表に%で示して
ある。また得られた組成物について行った測定結果も示
してある。
℃で測定した極限粘度(ポアズで表示) 2)η0 m/η0 cの比 3)ASTM D1238−73規格で2.16kgの荷重で測定した流動
指数IF2(dg/分で表示) 4)21.6kgおよび2.16kgの荷重下での流動指数比(RI
F) 得られた数値は第3表に示した。このペレットを用い
て押出ブロー成形で厚さ50μmのフィルムを成形し、得
られたフィルムについてASTM D1790−67規格で耐衝撃性
(RI)を測定した(第3表にグラムで表示) 実施例17〜20(比較例) ラジカル開始剤を入れずにエチレン系ポリマー(A)
と第2ポリマー(B)とからなる組成物を単軸押出機で
混合した。各実施例での重合割合は第4表に%で示して
ある。また得られた組成物について行った測定結果も示
してある。
実施例21〜23 ここではポリマーA6を使用した(ポリマーA6の主要特
性は第1表に示してある。比較例21はこのポリマーA6の
みの場合)。
性は第1表に示してある。比較例21はこのポリマーA6の
みの場合)。
このポリマーA6を実施例1〜16の操作条件で分散物P2
を用いて変性した。各実施例での(B1)/(A6)の重量
比(パーセントで表示)は第5表に示した。得られた変
性ポリマーについて下記を測定した。
を用いて変性した。各実施例での(B1)/(A6)の重量
比(パーセントで表示)は第5表に示した。得られた変
性ポリマーについて下記を測定した。
1)上記定義の流動指数IF2および流動指数比RIF 2)ASTM D−1329規格で測定した射出能力INJ(水平プ
レスと温度50℃の螺旋金型とを使用)。この射出能力は
230℃で材料を射出した時に得られる螺旋の長さ(mmで
表示)である。
レスと温度50℃の螺旋金型とを使用)。この射出能力は
230℃で材料を射出した時に得られる螺旋の長さ(mmで
表示)である。
3)ASTM D638−80規格で測定した流動限界での歪み(C
SE)(daN/cm2で表示) 4)衝撃強度(IMP)(質量10kgの物体を速度4.4m/秒で
厚さ1.7mmのサンプルに落下させ、ロザンドプレシジョ
ン(ROSAND PRECISION)衝撃計を用いて23℃で測定(ジ
ュールで表示)。
SE)(daN/cm2で表示) 4)衝撃強度(IMP)(質量10kgの物体を速度4.4m/秒で
厚さ1.7mmのサンプルに落下させ、ロザンドプレシジョ
ン(ROSAND PRECISION)衝撃計を用いて23℃で測定(ジ
ュールで表示)。
実施例24〜26 エチレンのホモポリマーA7を使用した(A7の主要特性
は第1表に示してある。比較例24はA7のみの場合)。
は第1表に示してある。比較例24はA7のみの場合)。
このポリマーA7を実施例1〜16に記載の条件で分散物
P2を用いて変性させた。各実施例での重量比(B1)/
(A7)は第5表に示した(パーセントで表示)。得られ
た変性ポリマーについて実施例21〜23と同じ条件で流動
指数IF2と射出能力INJとを測定した。得られた結果を第
5表に示す。
P2を用いて変性させた。各実施例での重量比(B1)/
(A7)は第5表に示した(パーセントで表示)。得られ
た変性ポリマーについて実施例21〜23と同じ条件で流動
指数IF2と射出能力INJとを測定した。得られた結果を第
5表に示す。
実施例28 アルミニウムフィルムに連続コーティングした。
実施例1〜16の条件でポリマーA6を分散物P25重量%
を用いて変性させた(変性ポリマーの流動指数IF2は6
度/分)。
を用いて変性させた(変性ポリマーの流動指数IF2は6
度/分)。
変性ポリマーを平らなダイから押出成形したフィルム
にした。ダイ出口での材料温度は約310℃である。得ら
れたフィルムを100m/分の速度でボビンから繰り出され
るアルミニウムシート上に連続的に積層した(約35g/
m2)。
にした。ダイ出口での材料温度は約310℃である。得ら
れたフィルムを100m/分の速度でボビンから繰り出され
るアルミニウムシート上に連続的に積層した(約35g/
m2)。
ASTM D903−49規格(サンプルの幅は15mm)で測定し
た積層物の剥離強度は504gであった。
た積層物の剥離強度は504gであった。
実施例29(比較例) ラジカル重合法で得られた密度および流動指数が同じ
エチレンポリマーを実施例28と同じ条件でアルミニウム
フィルム上にコーティングした。
エチレンポリマーを実施例28と同じ条件でアルミニウム
フィルム上にコーティングした。
剥離強度を測定したところ234gであった。
Claims (7)
- 【請求項1】下記a)およびb): a)少なくとも80モル%がエチレンに由来する単位で、
20モル%以下が炭素数が3〜12の少なくとも1種のα−
オレフィンに由来する単位である少なくとも1種のエチ
レン系ポリマー:90〜99.8重量%と、 b)少なくとも90モル%が炭素数が3〜12の少なくとも
1種のα−オレフィンに由来する単位で、10モル%以下
がエチレンに由来する単位である少なくとも1種の第2
ポリマー:0.2〜10重量%と、 とを含む、測定で得られる極限粘度が分子量分布から計
算で得られる極限粘度の1.5〜100倍であることを特徴と
するエチレン系変性ポリマーの組成物。 - 【請求項2】b)の第2ポリマーがポリプロピレンであ
る請求の範囲第1項に記載の組成物。 - 【請求項3】b)のポリマーがポリ(1−ブテン−エチ
レン)である請求の範囲第1項に記載の組成物。 - 【請求項4】少なくとも90モル%が炭素数が3〜12の少
なくとも1種のα−オレフィンに由来する単位で、10モ
ル%以下がエチレンに由来する単位である少なくとも1
種の第2ポリマー(B)100重量部中に、0.02〜10重量
部の少なくとも1種のラジカル重合開始剤を加え、 得られた分散物を、少なくとも80モル%でエチレンに由
来する単位で、20モル%以下が炭素数が3〜12の1種の
α−オレフィンに由来する単位である少なくとも1種の
エチレン系ポリマー(A)に加えてエチレン系ポリマー
(A)と第2ポリマー(B)とからなる混合物を作り、
この混合物中での第2ポリマー(B)の割合を0.2〜10
重量%とし、 この混合物をエチレン系ポリマー(A)の融点より高い
温度で、この温度でのラジカル重合開始剤の半減期の10
分の1以上の時間接触させて変成することを特徴とす
る、測定で得られる極限粘度が分子量分布から計算で得
られる極限粘度の1.5〜100倍であるエチレン系変性ポリ
マー組成物の製造方法。 - 【請求項5】第2ポリマー(B)とエチレン系ポリマー
(A)との接触を成形機中で行う請求の範囲第4項に記
載の方法。 - 【請求項6】ラジカル重合開始剤を過酸化化合物、ジア
ゾ化合物、不安定な炭素−炭素結合を有する炭化水素か
らなる群の中から選択する請求の範囲第4または5に記
載の方法。 - 【請求項7】ジアゾ化合物が2,2′−アゾビス(アシル
オキシアルカン)である請求の範囲第6項に記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR85/19117 | 1985-12-24 | ||
FR8519117A FR2592051B1 (fr) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | Compositions de polymeres de l'ethylene, un procede pour leur preparation et leur application a l'obtention d'articles industriels |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63502992A JPS63502992A (ja) | 1988-11-02 |
JP2582733B2 true JP2582733B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=9326122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62500281A Expired - Lifetime JP2582733B2 (ja) | 1985-12-24 | 1986-12-19 | エチレンポリマー組成物と、その製造方法 |
Country Status (16)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4861834A (ja) |
EP (1) | EP0231699B1 (ja) |
JP (1) | JP2582733B2 (ja) |
KR (1) | KR0124127B1 (ja) |
AT (1) | ATE50270T1 (ja) |
AU (1) | AU6770787A (ja) |
BR (1) | BR8607057A (ja) |
CA (1) | CA1289287C (ja) |
DE (1) | DE3668896D1 (ja) |
ES (1) | ES2013996B3 (ja) |
FI (1) | FI88803C (ja) |
FR (1) | FR2592051B1 (ja) |
IN (1) | IN167900B (ja) |
NO (1) | NO873468L (ja) |
PT (1) | PT84012B (ja) |
WO (1) | WO1987003888A1 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3642266A1 (de) * | 1986-12-11 | 1987-04-23 | Rauer Kurt | Abbau von polyethylen mittels radikalbildner |
FR2614897B1 (fr) * | 1987-05-07 | 1991-12-20 | Charbonnages Ste Chimique | Compositions thermoplastiques, contenant un polymere modifie d'ethylene et un polymere d'une olefine en c3-c12, leur procede de preparation et leur application a l'obtention d'articles industriels |
FR2680370B1 (fr) * | 1991-08-14 | 1993-11-05 | Enichem Polymeres France Sa | Procede pour le greffage dans la ligne d'acides et anhydrides d'acides carboxyliques insatures sur des polymeres de l'ethylene et installation pour la mise en óoeuvre de ce procede. |
US5210142A (en) * | 1992-02-13 | 1993-05-11 | The Dow Chemical Company | Reduction of melt fracture in linear polyethylene |
US5594074A (en) * | 1995-02-21 | 1997-01-14 | Shell Oil Company | Process for improving processability of ultra low melt viscosity polymer |
US5795941A (en) * | 1995-10-03 | 1998-08-18 | The Dow Chemical Company | Crosslinkable bimodal polyolefin compositions |
BR9707298A (pt) * | 1996-01-22 | 1999-07-20 | Dow Chemical Co | Mistura polimérica processo para produzir um artigo moldado e artigo moldado |
US6506842B1 (en) | 1997-01-29 | 2003-01-14 | Dupont Dow Elastomers L.L.C. | Rheology-modified thermoplastic elastomer compositions and articles fabricated therefrom |
US6147179A (en) * | 1997-06-25 | 2000-11-14 | Eastman Chemical Company | Monolayer film |
US6204335B1 (en) | 1997-09-12 | 2001-03-20 | Eastman Chemical Company | Compositions of linear ultra low density polyethylene and propylene polymers and films therefrom |
US6197887B1 (en) | 1997-09-12 | 2001-03-06 | Eastman Chemical Company | Compositions having particular utility as stretch wrap cling film |
US6070394A (en) * | 1997-09-12 | 2000-06-06 | Eastman Chemical Company | Lownoise stretch wrapping process |
US6153702A (en) | 1997-09-12 | 2000-11-28 | Eastman Chemical Company | Polymers, and novel compositions and films therefrom |
US6548600B2 (en) * | 2000-09-22 | 2003-04-15 | Dupont Dow Elastomers L.L.C. | Thermoplastic elastomer compositions rheology-modified using peroxides and free radical coagents |
US7338994B2 (en) * | 2002-10-01 | 2008-03-04 | Dow Global Technologies Inc. | Rheology-modified thermoplastic elastomer compositions for extruded profiles |
ITMI20030629A1 (it) * | 2003-03-31 | 2004-10-01 | Polimeri Europa Spa | Composizione elastomerica per l'isolamento di cavi elettrici. |
WO2012106401A1 (en) | 2011-02-04 | 2012-08-09 | Dow Global Technologies Llc | Cross-linkable polyolefin composition for formed textured skin applications |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5571738A (en) * | 1978-11-24 | 1980-05-30 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Thermoplastic elastomer |
FR2508047B1 (fr) * | 1981-06-22 | 1985-10-11 | Bp Chimie Sa | Procede de traitement de polyethylene de basse densite lineaire par des peroxydes organiques, generateurs de radicaux libres |
FR2519007B1 (fr) * | 1981-12-24 | 1985-12-27 | Charbonnages Ste Chimique | Copolymeres modifies de l'ethylene et d'au moins une a-olefine et procede pour leur preparation |
JPS58210949A (ja) * | 1982-06-02 | 1983-12-08 | Showa Denko Kk | 耐衝撃性ポリプロピレン組成物の製造方法 |
JPS5941342A (ja) * | 1982-09-01 | 1984-03-07 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 成形用樹脂組成物 |
JPS59202244A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-16 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリオレフイン樹脂組成物 |
US4535125A (en) * | 1983-10-13 | 1985-08-13 | Shell Oil Company | High flow propylene polymer compositions |
US4565847A (en) * | 1984-01-04 | 1986-01-21 | Mobil Oil Corporation | Blends of LLDPE, PP and EPDM or EPR for films of improved stiffness, tear and impact strength |
FR2562546B1 (fr) * | 1984-04-09 | 1987-01-23 | Bp Chimie Sa | Procede de traitement de polyethylene de basse densite lineaire destine a la fabrication par extrusion de corps creux, tubes et gaines |
CA1236613A (en) * | 1985-06-27 | 1988-05-10 | Chun S. Wong | Process for the grafting of monomers onto polyolefins |
CA1249383A (en) * | 1985-06-27 | 1989-01-24 | Liqui-Box Canada Inc. | Blends of polyolefins with polymers containing reactive agents |
-
1985
- 1985-12-24 FR FR8519117A patent/FR2592051B1/fr not_active Expired
-
1986
- 1986-12-17 IN IN1108/DEL/86A patent/IN167900B/en unknown
- 1986-12-19 AU AU67707/87A patent/AU6770787A/en not_active Abandoned
- 1986-12-19 EP EP86402857A patent/EP0231699B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1986-12-19 US US07/097,587 patent/US4861834A/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-12-19 KR KR1019870700765A patent/KR0124127B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1986-12-19 AT AT86402857T patent/ATE50270T1/de not_active IP Right Cessation
- 1986-12-19 WO PCT/FR1986/000438 patent/WO1987003888A1/fr active IP Right Grant
- 1986-12-19 JP JP62500281A patent/JP2582733B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1986-12-19 DE DE8686402857T patent/DE3668896D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1986-12-19 BR BR8607057A patent/BR8607057A/pt not_active IP Right Cessation
- 1986-12-19 ES ES86402857T patent/ES2013996B3/es not_active Expired - Lifetime
- 1986-12-23 CA CA000526176A patent/CA1289287C/fr not_active Expired - Lifetime
- 1986-12-23 PT PT84012A patent/PT84012B/pt unknown
-
1987
- 1987-08-18 NO NO873468A patent/NO873468L/no unknown
- 1987-08-24 FI FI873649A patent/FI88803C/fi not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2592051A1 (fr) | 1987-06-26 |
JPS63502992A (ja) | 1988-11-02 |
KR880700843A (ko) | 1988-04-12 |
US4861834A (en) | 1989-08-29 |
FI873649A0 (fi) | 1987-08-24 |
AU6770787A (en) | 1987-07-15 |
ATE50270T1 (de) | 1990-02-15 |
PT84012A (fr) | 1987-01-01 |
ES2013996B3 (es) | 1990-06-16 |
WO1987003888A1 (fr) | 1987-07-02 |
NO873468D0 (no) | 1987-08-18 |
EP0231699A1 (fr) | 1987-08-12 |
FI873649A (fi) | 1987-08-24 |
FR2592051B1 (fr) | 1988-10-14 |
BR8607057A (pt) | 1988-02-23 |
FI88803B (fi) | 1993-03-31 |
CA1289287C (fr) | 1991-09-17 |
FI88803C (fi) | 1993-07-12 |
DE3668896D1 (de) | 1990-03-15 |
EP0231699B1 (fr) | 1990-02-07 |
NO873468L (no) | 1987-10-16 |
PT84012B (pt) | 1989-07-31 |
IN167900B (ja) | 1991-01-05 |
KR0124127B1 (ko) | 1997-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2582733B2 (ja) | エチレンポリマー組成物と、その製造方法 | |
RU2138524C1 (ru) | Концентрат, пригодный для получения функционализированных полиолефинов, способ получения концентрата, способы функционализации гомополимеров и сополимеров олефинов, функционализированный полиолефин | |
CA1189221A (en) | High impact visbroken polymeric blends | |
TW588059B (en) | Rheology modification of elastomers | |
US3663663A (en) | Polyolefin-ethylene/ester copolymer blend compositions | |
CA1193376A (en) | Production of polyolefin copolymer | |
KR910005680B1 (ko) | 변성 초고분자량 폴리올레핀 제조방법 | |
EP0173572B1 (en) | Graft-modified ultrahigh-molecular-weight polyethylene and process for producing same | |
EP0294253B1 (fr) | Compositions thermoplastiques, leur procédé de préparation et leur application à l'obtention d'articles industriels | |
US20050228133A1 (en) | Polyolefin-based adhesive resins | |
JPS6411062B2 (ja) | ||
JP5659900B2 (ja) | 変性プロピレン重合体 | |
EP0161774A1 (en) | Modification of LLDPE by peroxide treatment | |
AU2017343628B2 (en) | Method to produce functionalized ethylene-based polymers | |
CN117964847A (zh) | 一种均质、高粘接强度的乙烯-丙烯共接枝马来酸酐聚合物的组成及其制备方法 | |
JPH08269253A (ja) | 改質されたポリオレフィン樹脂組成物 | |
JPS6187740A (ja) | ポリオレフインブレンド物 | |
JPS608308A (ja) | エチレンと少なくとも1種のα−オレフインとの変性コポリマ−並びにその製法 | |
JPH0687993A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH07308967A (ja) | 成形体溶着物の製造方法 | |
JPH0687985A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物およびそれに含有される相溶化剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |