JP2579115B2 - インク塗工装置 - Google Patents

インク塗工装置

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JP2579115B2
JP2579115B2 JP26861393A JP26861393A JP2579115B2 JP 2579115 B2 JP2579115 B2 JP 2579115B2 JP 26861393 A JP26861393 A JP 26861393A JP 26861393 A JP26861393 A JP 26861393A JP 2579115 B2 JP2579115 B2 JP 2579115B2
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雄一郎 小塩
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Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写記録装置のイン
ク塗工装置に関し、特にエンドレスのフィルムにインク
を繰り返し塗工するインク塗工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインク塗工装置では、インク槽か
らローラ等を介してエンドレスフィルムの表面に塗工し
ている。
【0003】また、特公昭60−16917号公報に示
されたインク塗工装置は、図17に示すように、インク
槽15に複数枚の板状ヒータ14の一端を平行に浸漬さ
せ、板状ヒータ14の中のインクの毛細管現象による吸
い上げ及び吸い込みを利用し、エンドレスのフィルム1
の表面にインクを転写している。フィルム1表面に塗工
されたインクが少ない場合には、インクを吸い上げ、逆
にインクが多い場合には、板状ヒータ14が融解したイ
ンクを吸い込むことによって、常に一定量のインクをエ
ンドレスのフィルム表面に供給している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の塗工装
置は、毛細管現象による吸い上げと吸い込みのバランス
によりエンドレスフィルム1に一定量のインクを常に供
給してインクの厚さを一定にしている。しかし、エンド
レスフィルム表面のインク層は、用紙への転写の有無又
は転写のパターンによりさまざまな凹凸になっている。
このため、エンドレスフィルムに常に一定量のインクを
供給するためには、用紙への転写後に残ったエンドレス
フィルム表面の残量インクを十分に吸い込まなければな
らない。
【0005】ところが、吸い込み箇所は吸い上げのため
に毛細管現象が作用しているので、インクの吸い込みは
容易でない。
【0006】また、毛細管現象を生じさせるため板状ヒ
ータ14の隙間はある程度狭くする必要があり、これは
インクを吸い込む際には抵抗となるので、用紙への転写
量が少ないとエンドレスフィルム表面の残量インクが多
くなり十分なインクの吸い込みができない。このため、
エンドレスフィルムへのインクの供給量は過多となるか
ら、インクは厚塗りされて一定なインク層とならず、一
様な転写像が得られないという問題が生じる。
【0007】また、インクの吸い上げ口とインクの吸い
上げの上部にある加熱ローラとの隙間が、エンドレスフ
ィルム上のインクの厚みにかなり影響するので、インク
吸い上げ口と加熱ローラの機械的精度が要求されるとい
う欠点がある。
【0008】さらに、インク槽の上面が解放されている
ため、装置を傾けた際にインクを収容しているインク槽
の上面からインクが漏れ、装置内を汚し易く持ち運び性
を低くするという問題も生じる。
【0009】本発明は、上記問題点にかんがみなされた
もので、一定なインク層を形成し、機械的精度が強く要
求されず、インク漏れを防ぐことのできるインク塗工装
置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる本発明は、被転写物に熱溶融性イ
ンクを転写させるサーマルヘッドに搬送されるエンドレ
スのフィルムの表面に、インクを塗工するインク塗工装
置において、外部からインクを補充できるインク補充口
を一方に有し、毛細管現象によってインクを上方に吸い
上げ可能なインク供給路、及び、インク供給路の上端に
位置するインク供給口を他方に有するインク貯蔵槽と、
インク供給口とフィルムとの間に位置し、回転する際に
インク供給口から供給されるインクをフィルムの一面に
塗工し、回転停止の際にフィルムに塗工しないインクロ
ーラと、インクローラのフィルム搬送方向の後方に位置
し、インクローラによってフィルム表面に塗工されたイ
ンク層を平滑かつ所定の厚みに形成するインク平滑部材
とを含んでいる。
【0011】また、請求項3にかかる本発明は、被転写
物に熱溶融性インクを転写させるサーマルヘッドに搬送
されるエンドレスのフィルムの表面に、インクを塗工す
るインク塗工装置において、外部からインクを補充さ
れ、仕切壁で仕切られたインク補充口を一方に有し、イ
ンク補充口の下方に仕切壁で複数室に仕切られた主貯蔵
室を設け、毛細管現象によってインクを上方に吸い上げ
可能なインク供給路、及び、インク供給路の上端に位置
して搬送されるフィルムに近接してインクを供給するイ
ンク供給口を他方に有し、インク供給路及びインク供給
口が仕切壁で複数室に仕切られているインク貯蔵槽と、
インク供給口のフィルム搬送方向の後方に位置し、イン
ク供給口によってフィルム表面に塗工されたインク層を
平滑かつ所定の厚みに形成するインク平滑部材とを含ん
でいる。
【0012】また、請求項5にかかる本発明は、被転写
物に熱溶融性インクを転写させるサーマルヘッドに搬送
されるエンドレスのフィルムの表面に、インクを塗工す
るインク塗工装置において、外部からインクを補充さ
れ、仕切壁で仕切られたインク補充口を一方に有し、イ
ンク補充口の下方に仕切壁で複数室に仕切られた主貯蔵
室を設け、毛細管現象によってインクを上方に吸い上げ
可能なインク供給路、及び、インク供給路の上端に位置
するインク供給口を他方に有し、インク供給路及びイン
ク供給口が仕切壁で複数室に仕切られているインク貯蔵
槽と、インク供給口とフィルムとの間に位置し、回転す
る際にインク供給口から供給されるインクをフィルムの
一面に塗工し、回転停止の際にフィルムに塗工しないイ
ンクローラと、インクローラのフィルム搬送方向の後方
に位置し、インクローラによってフィルム表面に塗工さ
れたインク層を平滑かつ所定の厚みに形成するインク平
滑部材とを含んでいる。
【0013】また、請求項7にかかる本発明は、被転写
物に熱溶融性インクを転写させるサーマルヘッドに搬送
されるエンドレスのフィルムの表面に、インクを塗工す
るインク塗工装置において、外部からインクを補充でき
るインク補充口を一方に有し、毛細管現象によってイン
クを上方に吸い上げ可能なインク供給路、及び、インク
供給路の上端に位置し、搬送されるフィルムに近接して
インクを供給するインク供給口を他方に有し、インク供
給口のフィルム搬送方向の前後に位置し、インク供給口
付近の余剰インクを回収するインク回収口を複数設けて
いるインク貯蔵槽と、インク供給口のフィルム搬送方向
の後方に位置し、インク供給口によってフィルム表面に
塗工されたインク層を平滑かつ所定の厚みに形成するイ
ンク平滑部材とを含んでいる。
【0014】また、請求項9にかかる本発明は、被転写
物に熱溶融性インクを転写させるサーマルヘッドに搬送
されるエンドレスのフィルムの表面に、インクを塗工す
るインク塗工装置において、外部からインクを補充でき
るインク補充口を一方に有し、毛細管現象によってイン
クを上方に吸い上げ可能なインク供給路、及びインク供
給路の上端に位置するインク供給口とを他方に有し、後
記インクローラのフィルム搬送方向の前後及び後記イン
ク平滑部材の前に位置して後記インクローラ及び後記イ
ンク平滑部材付近の余剰インクを回収するインク回収口
を複数設けているインク貯蔵槽と、インク供給口とフィ
ルムとの間に位置し、回転する際にインク供給口から供
給されるインクをフィルムの一面に塗工し、回転停止の
際にフィルムに塗工しないインクローラと、インクロー
ラのフィルム搬送方向の後方に位置し、インクローラに
よってフィルム表面に塗工されたインク層を平滑かつ
定の厚みに形成するインク平滑部材と含んでいる。
【0015】また、請求項11にかかる本発明は、被転
写物に熱溶融性インクを転写させるサーマルヘッドに搬
送されるエンドレスのフィルムの表面に、インクを塗工
するインク塗工装置において、外部からインクを補充で
きるインク補充口を一方に有し、毛細管現象によってイ
ンクを上方に吸い上げ可能なインク供給路、及び、イン
ク供給路の上端に位置し、かつフィルム搬送方向に対し
てインク供給路より前方に配置された第1の仕切壁とイ
ンク供給路より後方に配置された第2の仕切壁とから成
るインク供給口を他方に有するインク貯蔵槽と、インク
供給口のフィルム搬送方向の後方に位置し、インク供給
口によってフィルム表面に塗工されたインク層を平滑か
所定の厚みに形成するインク平滑部材とを含み、第2
の仕切壁は、その設置高さを第1の仕切壁に比べて低く
してある。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】図1は、本発明に係るインク塗工装置を用
いた熱転写記録装置の構成図であり、図2は図1の熱転
写記録装置に使用する第1実施例のインク塗工装置の断
面図である。インク塗工装置は、インク平滑部材3,ヒ
ータ4,インクローラ5及び蓋9を有したインク貯蔵槽
7で構成されている。インク貯蔵槽7は、熱伝導性の良
いアルミニウム及びステンレス等の材料で構成され、イ
ンク補充口10を一方に設け、インク補充口10と連通
しているインク供給口6及びインク供給路6aを他方に
一体形成して構成されている。
【0018】蓋9はインク貯蔵槽7に収容されたインク
2が外部に漏れないようにするだけでなく、図示を省略
した調圧孔又は調圧弁を有してインク貯蔵槽7内の空気
圧の変化を緩和させている。
【0019】熱溶融性のインク2は、顔料、カルナウバ
ワックス、エステルワックス等から組成され、融点70
乃至75℃、粘度50乃至1000cps(90℃)の
黒色インクであり、インク貯蔵槽7に収容されてインク
貯蔵槽7の下部に設けたヒータ4によって溶融される。
インク供給口6及びインク供給路6aは、0.1ない
し1.5mmの隙間幅を有し、インク2を毛細管現象に
よって吸い上げることができる。なお、特に顕著な毛細
管現象は、0.1ないし0.8mmの隙間幅で確認され
る。
【0020】インク供給口6とフィルム1との間には、
図3に示すように、インク供給口6と0.1ないし2m
mの微妙な隙間を有し、フィルム1搬送方向と同方向に
回転可能な円筒状のインクローラ5が保持されている。
従って、インクローラ5の下側でインク供給口6との隙
間には、毛細管現象によって常にインク2が充満されて
いる。この隙間も0.1ないし0.8mmの範囲におい
て顕著な効果が認められる。
【0021】但し、上述した数値範囲の隙間ではインク
2が充満する程度であり、溢れ出すことはない。また、
インクローラ5は熱伝導性の良いステンレス又はアルミ
ニウム等のローラ(肉厚が1乃至2mmの管を使用)で
あり、表面がサンドブラストあるいはナール溝等の加工
によって粗面状にされている。このため、インクローラ
5が回転すると下側に充満するインク2を粗面によって
上側に供給し、回転を停止するとインク2の供給も停止
する。
【0022】なお、インクローラ5はフィルム1と同速
に単独駆動又はフィルム1の従動として回転制御されて
いる。
【0023】インク平滑部材3は、平滑な表面を持つ丸
棒(ステンレスあるいはアルミニウムから成る)の表面
に、0.1乃至0.5mmの線径のワイヤが隙間なく巻
かれたもので、インクローラ5のフィルム1搬送方向の
後方に位置している。更に、このインク平滑部材3は、
上記ヒータ4によって熱せられている熱伝導性の良いイ
ンク貯蔵槽7からの熱によって、インク2の融点以上の
所定の温度に保たれている。
【0024】なお、図1中の熱転写記録装置は他のロー
ラ8、プラテン11、フィードローラ12、サーマルヘ
ッド13、用紙16から構成されている。
【0025】次に、第1実施例のインク塗工装置の動作
を説明する。
【0026】図1において、エンドレスのフィルム1に
塗工されたインク2は、サーマルヘッド13によって用
紙16に転写される。転写後のフィルム1はフィードロ
ーラ12の駆動によりインク塗工装置に搬送される。転
写後のフィルム1表面のインク層1aは用紙16への転
写の有無又は転写のパターンにより様々な凹凸になって
いる。
【0027】他方、毛細管現象によってインク供給口6
に満たされたインク2は、フィルム1の搬送方向と同方
向に回転駆動もしくは従動するインクローラ5の回転に
よりフィルム1の一方の面に供給される。インクローラ
5の表面が砂目状あるいはナール溝等の粗面状であるた
め、インクローラ5によってフィルム1の表面に形成さ
れたインク層1aに、むらが生じている。そのため、供
給されたインク2が凝固しないうちにインク平滑部材3
によって、平滑かつ所定の厚みに形成される。
【0028】すなわち、むらのあるインク層1aが、ワ
イヤ間に入り込んで均一になり、フィルム1のインク平
滑部材3への巻き付け部分によりインク2の塗工厚を一
定にする。このように、インク補充口10にインク2を
補充するだけで繰り返し用紙16にインク2を転写する
ことができる。
【0029】以上から、インク供給口6のインク2は、
インクローラ5の回転によってフィルム1の表面に供給
されるため、インクローラ5が回転しない限りインク供
給口6から新たにインク2は供給されない。このため、
装置を傾けてもインク2が容易に漏れることがない。ま
た、フィルム1の表面に塗工されたインク2はインク平
滑部材3によって所定の厚さに平滑され、インク層1a
の厚さが常に一定に保持される。
【0030】図4は第2実施例を用いた熱転写記録装置
の構成図、図5は第2実施例のインク貯蔵槽の斜視図、
図6は第2実施例のインク塗工装置の断面図であり、上
述した第1実施例と共通する構成及び動作についての説
明は省略し、異なる特徴部分を説明する。
【0031】図5及び図6において、第1実施例と比較
してインクローラ5がない点で異なり、またインク貯蔵
槽7は、インク補充口10からインク供給口6までのイ
ンク流路をインク2の流動する方向と平行に5乃至10
0mmの等間隔に仕切壁6b,10bによって仕切られ
て複数室に形成されている。インク補充口10の下方
は、仕切壁10bによって複数室に仕切られた主貯蔵室
10aが設けられて大部分のインク2が収容される。
【0032】前記5乃至100mmの数値は、インク供
給口6及びインク供給路6aの隙間幅に対してのインク
2の昇り高さ及びインク2の粘度・表面張力によって決
定されたものであり、適宜選択される。
【0033】なお、等間隔に仕切ることに限定されず
に、上記数値範囲内であれば任意間隔に仕切ることもで
きる。また、第1実施例と異なりインクローラ5が設け
られていない。このためインク供給口6は、フィルム1
に近接した位置に配設され、反対側に設けられた押さえ
部材のフェルト17(又は回転ローラでもよい)と共に
フィルム1を挟持し、インク供給路6aを毛細管現象に
よって吸い上げられたインク2をフィルム1に供給す
る。
【0034】また、インク供給口6の仕切壁6bには、
僅かな段差を有してインク2が溜まり易くなっており、
フィルム1にインク2が塗工可能になっている。
【0035】次に、第2実施例の動作について説明す
る。
【0036】フィードローラ12によって搬送されたフ
ィルム1がインク供給口6に接すると、インク2がイン
ク供給路6aを毛細管現象によって昇りだし、フィルム
1の反対側に位置するフェルト17によってフィルム1
が押さえつけられ、インク供給口6に接することでフィ
ルム1の一方の面に供給される。この供給されたインク
層1aにはむらが生じているが、第1実施例と同様に凝
固前にインク平滑部材3によって平滑かつ所定の厚みに
形成される。
【0037】インク貯蔵槽7内のインク2は、インク補
充口10,主貯蔵室10a,インク供給路6a及びイン
ク供給口6が上述のごとく複数室に仕切られており、装
置を傾けた際のインク2はインク粘度・表面張力によっ
て保持されて容易に漏れることがない。
【0038】また、装置を傾けたとき、複数室に仕切ら
れているために各仕切壁6b,10bによってインク2
の流れが緩和され、仕切壁6b,10bのない場合に比
べてインク漏れに対して有利となる。さらには、複数室
に仕切ると、インク2の保持高さ(昇り高さ)が低くで
き、インク供給路6a,インク供給口6の隙間幅やイン
ク量等のマージンアップにもなる。
【0039】他の実施例としては、仕切壁6bをインク
供給路6a,インク供給口6のみに設けた構成を採用す
ることもできる。
【0040】図7は第3実施例のインク塗工装置の断面
図であり、上述した第1実施例及び前記第2実施例を組
み合わせた構成である。従って、インク貯蔵槽7は前記
第2実施例と同様に、インク補充口10からインク供給
口6までのインク流路をインク2の流動する方向と平行
に5乃至100mmの等間隔に仕切壁6b,10bによ
って仕切られて複数室に形成されている。このため、装
置を傾けた場合などは、上述した第2実施例と同様にイ
ンク2の移動を仕切壁6b,10bが緩和し、インク2
の漏れを防止する。
【0041】また、第3実施例のインクローラ5は、第
1実施例と同様の構成及び動作のインクローラ5である
ため、詳細な説明は省略するが、インクローラ5が回転
しない場合、フィルム1にインク2が供給されずにイン
ク2の漏れ防止を行う。インク平滑部材3も第1実施例
と同じ構成で同様にフィルム1のインク層1aを平滑か
つ一定の厚さに形成する。
【0042】図8は第4実施例を用いた熱転写記録装置
の構成図、図9は第4実施例のインク貯蔵槽の斜視図、
図10は第4実施例のインク塗工装置の断面図であり、
上述した第1実施例と共通する構成についての説明は省
略し、異なる特徴部分を説明する。
【0043】図9及び図10において、第4実施例は第
1実施例と比較してインクローラ5がない点で異なる。
そして、インク貯蔵槽7は、インク供給口6の前後に2
つのインク回収口18a,18bを設け、インク供給口
6付近の余剰インクを回収可能としている。インク回収
口18a,18bは、その隙間幅が0.1乃至3mmで
あり、インク供給口6と同じ高さ又は0.01乃至5m
mの段差の低い位置に設けられている。
【0044】また、インク回収口18a,18bの下方
への形状は、図11及び図12に示すように、傾斜18
cをつけてインク回収経路の開口面積を漸減させた構成
(図11参照)、溝18dをつけてインク回収経路をジ
グザグとした構成(図12参照)とし、一度回収したイ
ンク2を逆流させて漏らさないようにしている。なお、
前記傾斜18c,溝18dの形状はインク2の粘度や表
面張力等が変わった場合に対応して異なる形状・大きさ
を選択できる。
【0045】また、第1実施例と異なりインクローラ5
が設けられていない。このためインク供給口6は、上述
した第2実施例と同様に、フィルム1に近接した位置に
配設されている。そして、反対側に設けられた押さえ部
材のフェルト17(又は回転ローラでもよい)と共にフ
ィルム1を挟持して、インク供給路6aを毛細管現象に
よって吸い上げられたインク2をフィルム1に供給す
る。
【0046】次に、第4実施例の特徴的動作について説
明する。
【0047】インク供給口6から供給されたインク2が
余剰な場合、インク回収口18aによって余剰インクが
回収される(図10参照)。また、フィルム1の表面の
インク層1aがインク平滑部材3によって擦られ掻き取
られた際、余剰インクが生じるがインク回収口18bに
よって回収される。このように、インク供給口6やイン
ク平滑部材3付近で生じた余剰インク2は、インク回収
口18a,18bによって回収されるために、装置を傾
けてもインク2の漏れを容易に防止できる。
【0048】なお、インク平滑部材3の平滑動作等は第
1実施例と同様である。
【0049】図13に示した第5実施例は、上述した第
1実施例に対して前記第4実施例で述べたインク回収口
18a,18bを設けた構成であり、インクローラ5及
びインク平滑部材3の周辺の余剰インク2を回収するこ
とができる。従って、第1実施例のインクローラ5が回
転しない限りインク供給口6から新たにインク2は供給
されずに漏れを防止することに加えて、余剰インクを回
収することによる漏れの防止が図られる。
【0050】図14は第6実施例を用いた熱転写記録装
置の構成図、図15は第6実施例のインク塗工装置の断
面図、図16は同上のインク供給口付近の拡大断面図で
あり、上述した第1実施例と共通する構成についての説
明は省略し、異なる特徴部分を説明する。
【0051】図15及び図16において、第6実施例は
第1実施例と比較してインクローラ5がない点で異な
る。そして、インク貯蔵槽7は、インク供給口6を挟む
ように前後に2つの仕切壁7a,7bが設けられてい
る。第2の仕切壁7bはその設置高さが第1の仕切壁7
aに比べて、0.05乃至2mmほど低くなっている。
この0.05乃至2mmという数値は、インク供給口6
及びインク供給路6aの隙間幅に対してのインク2の昇
り高さ及びインク2の粘度・表面張力によって決定され
たものであり、適宜選択される。
【0052】また、第1実施例と異なりインクローラ5
が設けられていない。このためインク供給口6は、上述
した第2実施例と同様に、フィルム1に近接した位置に
配設されている。そして、反対側に設けられた押さえ部
材のフェルト17及び押し付け部材19(又は回転ロー
ラでもよい)と共にフィルム1を挟持して、インク供給
路6aを毛細管現象によって吸い上げられたインク2を
フィルム1に供給する。押し付け部材19は、フェルト
17を保持し、かつインク供給口6上部のフィルム1の
搬送角度を自在に変えられる。この実施例の場合、フィ
ルム1の搬送角度はフェルト17を保持する押し付け部
材19によってインク供給口6の直後で下方に変えられ
る。
【0053】次に、第6実施例の特徴的動作について説
明する。
【0054】フィードローラ12によって搬送されたフ
ィルム1がインク供給口6に接すると、インク2がイン
ク供給路6aを毛細管現象によって昇りだし、フィルム
1と第2の仕切壁7bの間にインク2が充分に供給され
る。そして、フィルム1の反対側に位置するフェルト1
7及び押し付け部材19によってフィルム1が押さえつ
けられ、インク供給口6に接することでフィルム1の一
方の面にインク2が供給される。このインク2が供給さ
れたインク層1aにはむらが生じてしまうが、第1実施
例と同様に凝固前にインク平滑部材3によって平滑かつ
所定の厚みに形成される。
【0055】第7実施例は、上述した第1,第3,第5
実施例に対してインクローラ5が、フィルム1の搬送方
向と逆方向に回転駆動される構成である。この逆回転す
ることによって、インク2にせん断力を与えることによ
ってインク2が流動しやすくなり、インク2にズリが生
じてフィルム1に供給され易くなる。
【0056】第8実施例は、上述した第1実施例乃至第
6実施例に対して、インク平滑部材3が、図示を省略す
るが例えば断面形状扇型として、その曲面に均等でかつ
微少な間隔を有する溝を、旋盤あるいは化学処理等で形
成された構成としたもので、上述した他実施例と同様の
動作を行う。
【0057】
【発明の効果】以上のように請求項1,請求項2,請求
項5,請求項6,請求項9及び請求項10にかかる本発
明によると、インク供給口とフィルムとの間に位置し、
回転する際にインク供給口から供給されるインクをフィ
ルムの一面に塗工し、回転停止の際にフィルムに塗工し
ないインクローラを設けたので、毛細管現象によって昇
ったインクをインク供給口からインクローラを回転させ
たときだけフィルムに供給することができる。
【0058】また、請求項3,請求項4,請求項5及び
請求項6にかかる本発明によると、インク貯蔵槽のイン
ク補充口,インク供給口などを仕切壁によって複数室に
仕切るようにしたので、装置を傾けたとき収容されてい
るインクの流れを緩和することができる。
【0059】また、請求項7,請求項8,請求項9及び
請求項10にかかる本発明によると、インク供給口,イ
ンク平滑部材の付近にインク回収口を設けたことによ
り、余剰インクをインク貯蔵槽へ回収することができ
る。
【0060】更に、請求項11乃至請求項13にかかる
本発明によると、第2の仕切壁はその設置高さを第1の
仕切壁に比べて低くしたので、フィルムへインクを充分
に供給することができる。
【0061】また、請求項1乃至請求項13にかかる本
発明によると、フィルムに形成されたインク層をインク
平滑部材で平滑かつ所定の厚みに形成するようにしてい
る。これにより、インク漏れを防止でき、かつ常に安定
した一定のインク層をフィルム表面に塗工できる。ま
た、一体成形のインク貯蔵槽のため機械的精度を省くこ
とができる。そして、これらの結果、熱転写記録装置の
内部などを汚すことがなく、高画質の記録が得られ、信
頼性の高い熱転写記録装置を提供できる。
【0062】更に、請求項14にかかる本発明による
と、インクローラをフィルム搬送方向と逆方向に回転さ
せるようにしたので、インクがフィルムに供給され易く
なる。
【0063】また、請求項15に係る本発明によると、
均等でかつ微少な間隔を有する溝の曲面を有するインク
平滑部材としたので、フィルム表面のインク層を均一に
形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のインク塗工装置を備えた熱転写記
録装置の構成図である。
【図2】図1の熱転写記録装置に使用する第1実施例の
インク塗工装置の断面図である。
【図3】同上のインクローラ付近の拡大断面図である。
【図4】第2実施例のインク塗工装置を備えた熱転写記
録装置の構成図である。
【図5】第2実施例のインク貯蔵槽の斜視図である。
【図6】第2実施例のインク塗工装置の断面図である。
【図7】第3実施例のインク塗工装置の断面図である。
【図8】第4実施例のインク塗工装置を備えた熱転写記
録装置の構成図である。
【図9】第4実施例のインク貯蔵槽の斜視図である。
【図10】第4実施例のインク塗工装置の断面図であ
る。
【図11】第4実施例のインク供給回収口の内部斜視図
である。
【図12】第4実施例の別の構成のインク供給回収口の
内部斜視図である。
【図13】第5実施例のインク塗工装置の断面図であ
る。
【図14】第6実施例のインク塗工装置を備えた熱転写
記録装置の構成図である。
【図15】第6実施例のインク塗工装置の断面図であ
る。
【図16】同上のインク供給口付近の拡大断面図であ
る。
【図17】従来のインク塗工装置の断面図である。
【符号の説明】
1 フィルム 1a インク層 2 インク 3 インク平滑部材 5 インクローラ 6 インク供給口 6a インク供給路 7 インク貯蔵槽 7a 第1の仕切壁 7b 第2の仕切壁 10 インク補充口 10a 主貯蔵室 18a,18b インク回収口 19 押し付け部材

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被転写物に熱溶融性インクを転写させるサ
    ーマルヘッドに搬送されるエンドレスのフィルムの表面
    に、前記インクを塗工するインク塗工装置において、外
    部から前記インクを補充できるインク補充口を一方に有
    し、毛細管現象によって前記インクを上方に吸い上げ可
    能なインク供給路、及び、前記インク供給路の上端に位
    置するインク供給口を他方に有するインク貯蔵槽と、前
    記インク供給口と前記フィルムとの間に位置し、回転す
    る際に前記インク供給口から供給されるインクを前記フ
    ィルムの一面に塗工し、回転停止の際に前記フィルムに
    塗工しないインクローラと、 前記インクローラのフィルム搬送方向の後方に位置し、
    前記インクローラによってフィルム表面に塗工されたイ
    ンク層を平滑かつ所定の厚みに形成するインク平滑部材
    とを含むインク塗工装置。
  2. 【請求項2】 前記インク供給口及びインク供給路の隙
    間幅が0.1ないし1.5mmであり、 前記インクローラと前記インク供給口との隙間が0.1
    ないし2mmであり、 前記インクローラが粗面状の外周面を有し、フィルム搬
    送方向と同方向に回転して前記外周面が回転と共にイン
    クをフィルム表面に供給し、 前記インク平滑部材が、円柱にワイヤを巻き付けられ、
    インク融点以上の温度に保たれることを特徴とする請求
    項1に記載されたインク塗工装置。
  3. 【請求項3】被転写物に熱溶融性インクを転写させるサ
    ーマルヘッドに搬送されるエンドレスのフィルムの表面
    に、前記インクを塗工するインク塗工装置において、外
    部から前記インクを補充され、仕切壁で仕切られたイン
    ク補充口を一方に有し、前記インク補充口の下方に仕切
    壁で複数室に仕切られた主貯蔵室を設け、毛細管現象に
    よって前記インクを上方に吸い上げ可能なインク供給
    路、及び、前記インク供給路の上端に位置して搬送され
    るフィルムに近接して前記インクを供給するインク供給
    口を他方に有し、前記インク供給路及びインク供給口が
    仕切壁で複数室に仕切られているインク貯蔵槽と、 前記インク供給口のフィルム搬送方向の後方に位置し、
    前記インク供給口によってフィルム表面に塗工されたイ
    ンク層を平滑かつ所定の厚みに形成するインク平滑部材
    とを含むインク塗工装置。
  4. 【請求項4】 前記インク供給口及びインク供給路の隙
    間幅が0.1ないし1.5mmであり、 前記インク補充口,主貯蔵室,インク供給路及びインク
    供給口が、5ないし100mmの任意間隔又は等間隔に
    仕切られ、 前記インク平滑部材が円柱にワイヤを巻き付けられ、イ
    ンク融点以上の温度に保たれることを特徴とする請求項
    3に記載されたインク塗工装置。
  5. 【請求項5】被転写物に熱溶融性インクを転写させるサ
    ーマルヘッドに搬送されるエンドレスのフィルムの表面
    に、前記インクを塗工するインク塗工装置において、外
    部から前記インクを補充され、仕切壁で仕切られたイン
    ク補充口を一方に有し、前記インク補充口の下方に仕切
    壁で複数室に仕切られた主貯蔵室を設け、毛細管現象に
    よって前記インクを上方に吸い上げ可能なインク供給
    路、及び、前記インク供給路の上端に位置するインク供
    給口を他方に有し、前記インク供給路及びインク供給口
    が仕切壁で複数室に仕切られているインク貯蔵槽と、前
    記インク供給口と前記フィルムとの間に位置し、回転す
    る際に前記インク供給口から供給される前記インクを前
    記フィルムの一面に塗工し、回転停止の際に前記フィル
    ムに塗工しないインクローラと、 前記インクローラのフィルム搬送方向の後方に位置し、
    前記インクローラによってフィルム表面に塗工されたイ
    ンク層を平滑かつ所定の厚みに形成するインク平滑部材
    とを含むインク塗工装置。
  6. 【請求項6】 前記インク供給口及びインク供給路の隙
    間幅が0.1ないし1.5mmであり、 前記インクローラと前記インク供給口との隙間が0.1
    ないし2mmであり、 前記インクローラが粗面状の外周面を有し、フィルム搬
    送方向と同方向に回転して前記外周面が回転と共に前記
    インクをフィルム表面に供給し、 前記インク補充口,主貯蔵室,インク供給路及びインク
    供給口が、5ないし100mmの任意間隔又は等間隔に
    仕切られ、 前記インク平滑部材が、円柱にワイヤを巻き付けられ、
    インク融点以上の温度に保たれることを特徴とする請求
    項5に記載されたインク塗工装置。
  7. 【請求項7】被転写物に熱溶融性インクを転写させるサ
    ーマルヘッドに搬送されるエンドレスのフィルムの表面
    に、前記インクを塗工するインク塗工装置において、外
    部から前記インクを補充できるインク補充口を一方に有
    し、毛細管現象によって前記インクを上方に吸い上げ可
    能なインク供給路、及び、前記インク供給路の上端に位
    置し、搬送されるフィルムに近接して前記インクを供給
    するインク供給口を他方に有し、前記インク供給口のフ
    ィルム搬送方向の前後に位置し、前記インク供給口付近
    の余剰インクを回収するインク回収口を複数設けている
    インク貯蔵槽と、 前記インク供給口のフィルム搬送方向の後方に位置し、
    前記インク供給口によってフィルム表面に塗工されたイ
    ンク層を平滑かつ所定の厚みに形成するインク平滑部材
    とを含むインク塗工装置。
  8. 【請求項8】 前記インク供給口及びインク供給路の隙
    間幅が0.1ないし1.5mmであり、 前記インク回収口が、その隙間幅を0.1ないし3mm
    とし、その設置高さが前記インク供給口に比べて同じ又
    は低く、前記インク回収口からのインク回収路が開口面
    積を漸減又は経路をジグザクに形成され、 前記インク平滑部材が、円柱にワイヤを巻き付けられ、
    インク融点以上の温度に保たれることを特徴とする請求
    項7に記載されたインク塗工装置。
  9. 【請求項9】被転写物に熱溶融性インクを転写させるサ
    ーマルヘッドに搬送されるエンドレスのフィルムの表面
    に、前記インクを塗工するインク塗工装置において、外
    部から前記インクを補充できるインク補充口を一方に有
    し、毛細管現象によって前記インクを上方に吸い上げ可
    能なインク供給路、及び前記インク供給路の上端に位置
    するインク供給口とを他方に有し、後記インクローラの
    フィルム搬送方向の前後及び後記インク平滑部材の前に
    位置して後記インクローラ及び後記インク平滑部材付近
    の余剰インクを回収するインク回収口を複数設けている
    インク貯蔵槽と、 前記インク供給口と前記フィルムとの間に位置し、回転
    する際に前記インク供給口から供給される前記インクを
    前記フィルムの一面に塗工し、回転停止の際に前記フィ
    ルムに塗工しないインクローラと、 前記インクローラのフィルム搬送方向の後方に位置し、
    前記インクローラによってフィルム表面に塗工されたイ
    ンク層を平滑かつ所定の厚みに形成するインク平滑部材
    とを含むインク塗工装置。
  10. 【請求項10】 前記インク供給口及びインク供給路の
    隙間幅が0.1ないし1.5mmであり、 前記インク回収口が、その隙間幅を0.1ないし3mm
    とし、その設置高さが前記インクローラに比べて同じ又
    は低く、前記インク回収口からのインク回収路が開口面
    積を漸減又は経路をジグザクに形成され、 前記インクローラと前記インク供給口との隙間が0.1
    ないし2mmであり、 前記インクローラが粗面状の外周面を有し、フィルム搬
    送方向と同方向に回転して前記外周面が回転と共にイン
    クをフィルム表面に供給し、 前記インク平滑部材が、円柱にワイヤを巻き付けられ、
    インク融点以上の温度に保たれることを特徴とする請求
    項9に記載されたインク塗工装置。
  11. 【請求項11】被転写物に熱溶融性インクを転写させる
    サーマルヘッドに搬送されるエンドレスのフィルムの表
    面に、前記インクを塗工するインク塗工装置において、 外部から前記インクを補充できるインク補充口を一方に
    有し、毛細管現象によって前記インクを上方に吸い上げ
    可能なインク供給路、及び、前記インク供給路の上端に
    位置し、かつフィルム搬送方向に対してインク供給路よ
    り前方に配置された第1の仕切壁とインク供給路より後
    方に配置された第2の仕切壁とから成るインク供給口を
    他方に有するインク貯蔵槽と、 前記インク供給口のフィルム搬送方向の後方に位置し、
    前記インク供給口によってフィルム表面に塗工されたイ
    ンク層を平滑かつ所定の厚みに形成するインク平滑部材
    とを含み、前記第2の仕切壁は、その設置高さが前記第
    1の仕切壁に比べて低いことを特徴とするインク塗工装
    置。
  12. 【請求項12】 前記インク供給口及びインク供給路の
    隙間幅が0.1ないし1.5mmであり、 前記第1の仕切壁の設置高さと第2の仕切壁の設置高さ
    の差が0.05乃至2mmであり、 前記インク平滑部材が円柱にワイヤを巻き付けられ、イ
    ンク融点以上の温度に保たれることを特徴とする請求項
    11に記載されたインク塗工装置。
  13. 【請求項13】 前記インク供給口上部にフィルムを押
    圧するためのフェルトと、前記フェルトを保持しかつイ
    ンク供給口上部のフィルムの搬送角度を自在に変えられ
    る押し付け部材とを有することを特徴とする請求項11
    に記載されたインク塗工装置。
  14. 【請求項14】 前記インクローラがフィルム搬送方向
    と逆方向に回転されることを特徴とする請求項2,請求
    項6又は請求項10に記載されたインク塗工装置。
  15. 【請求項15】 前記インク平滑部材が、フィルムと接
    触する曲面に均等で微少な間隔を有する溝を設け、イン
    ク融点以上の温度に保たれることを特徴とする請求項
    2,請求項4,請求項6,請求項8,請求項10,請求
    項12又は請求項14に記載されたインク塗工装置。
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