JP2578651B2 - Σ△変調形a/d変換器用d/a変換器 - Google Patents

Σ△変調形a/d変換器用d/a変換器

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JP2578651B2 JP24790188A JP24790188A JP2578651B2 JP 2578651 B2 JP2578651 B2 JP 2578651B2 JP 24790188 A JP24790188 A JP 24790188A JP 24790188 A JP24790188 A JP 24790188A JP 2578651 B2 JP2578651 B2 JP 2578651B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はΣΔ変調形A/D変換器に用いるD/A変換器に関
し、更に詳しくは変換精度を向上させることができるΣ
Δ変調形A/D変換器用D/A変換器に関する。
[従来の技術] アナログ信号をディジタル信号に変えるのに、A/D変
換器が用いられるが、近年ΣΔ変調形A/D変換器が注目
をあびている。第3図はこのΣΔ変調形A/D変換器の原
理構成図である。アナログ入力Ainは演算器1を経て積
分器2に入り、アナログ積分される。この積分器2の出
力は1ビットA/D変換器3によりディジタルデータに変
換される。このA/D変換器3の出力の一部は1ビットD/A
変換器4によりアナログ信号に戻された後、演算器1の
負入力に入る。そして、この帰還により積分器2は入力
Ainと帰還信号との差分を積分することになる。
以上説明した演算器1,積分器2,1ビットA/D変換器3及
び1ビットD/A変換器4とで構成された回路はΣΔ変調
回路(ΣΔモジュレータ)と呼ばれる。
一方、1ビットA/D変換器3の出力には高周波数域に
かたよったノイズが重畳されている。そこで、続くディ
ジタルフィルタ5によりこのノイズ除去を行った後、デ
ータはレジスタ6にはいる。このレジスタ6にはf/N
(fは動作クロック周波数,Nはデシメーションファク
タ)のクロックにより分周され、出力される。このレジ
スタ6(デシメータと呼ばれる)の出力が図に示すA/D
変換器の出力になる。つまり、時系列データ列(アナロ
グ入力)…Di,Di+1,…と係数列…ai,ai+1,…との積…ai
Di,ai+1Di+1,…の和を求めると、フィルタリングされた
ことになりノイズ除去が行え、この和をデシメーション
ファクタNで分周することにより、所望のA/D変換デー
タが得られることになる。
このようなΣΔ変調形A/D変換器は、アナログ入力Ain
の周波数に比較して十分に高い周波数を動作クロックと
して用いることにより、従来のA/D変換器には必要であ
ったサンプルホールド回路が不要になる他、D/A変換器
が1ビットですむ等の特長をもっている。
ここで、積分器2のゲインをHとすると、第3図に示
す回路の伝達関数Dout/Ainは次式で表される。
Dout/Ain=H/(1+H) 上式より、この種のA/D変換器は、積分器2のゲイン
を十分大きくとることにより、アナログ入力はそのまま
出力されるのに比較し、ノイズを極めて圧縮することが
できることが分かる。
第4図はディジタルフィルタ部の構成例を示す図であ
る。第3図と同一のものは、同一の符号を付して示す。
ここで、ΣΔ変調部(第3図の構成要素1〜4まで)に
ついては、ΣΔモジュレータ10として簡略化して示す。
ディジタルフィルタ5は、図に示すように、周波数f
の動作クロック(以下単に動作クロックCKという)を受
けるアドレスカウンタ5a,該アドレスカウンタ5aの出力
をアドレス信号として受ける係数ROM5b,該係数ROM5bの
出力(複数ビット)とΣΔモジュレータ10出力(1ビッ
ト)を受け、係数データの各ビット毎にΣΔモジュレー
タ10の出力との排他的論理和をとる排他的論理回路5c,
該排他的論理和回路5cの出力を受けるアダー(加算器)
5d及び該加算器5dの出力を受けるレジスタ5eより構成さ
れている。レジスタ5eは動作クロックCKにより駆動さ
れ、その出力の一部は加算器5dにフィードバックされて
いる。そして、その出力はレジスタ6に入っている。
このように構成されたディジタルフィルタの動作は、
概略以下のとおりである。つまり、ΣΔモジュレータ10
の出力と係数ROM5bとの論理和を加算器5dに入れ、動作
クロックCKにより順次レジスタ5eに保持されていた前の
データと加算する。この動作を必要回数だけ繰返し、繰
り返した結果(データの累算値)をデシメータ6により
デシメーションすることにより、所望の係数データが得
られるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ΣΔ変調形A/D変換器は、従来の積分形のA/D変換器等
に比較して高速動作が可能等のメリットがあるが、その
反面以下に示すような不具合も有している。第3図につ
いて説明したように、ΣΔ変調形A/D変換器ではA/D変換
器3及びD/A変換器4は1ビットの簡単な構成のもので
ある。このなかで、特にD/A変換器4がΣΔ変調形A/D変
換器の精度に大きな影響を与える。このD/A変換器にお
いては、その振幅はそれ程問題とならないが、出力波形
の時間軸方向については極めて高精度である必要があ
る。特に、そのスイッチング波形の品質(立ち上がりと
立ち下がりの遅れ時間の差,立ち上がりと立ち下がりの
スロープの差等)がA/D変換の精度に大きな影響を与え
る。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は高精度のΣΔ変調形A/D変換を行うこと
ができるΣΔ変調形A/D変換器用D/A変換器を実現するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 前記した課題を解決する本発明は、アナログ入力をΣ
Δ変調回路によりΣΔ変調し、その変調信号をデシメー
ションフィルタを通して出力を得るようにしたΣΔ変調
形A/D変換器に用いるD/A変換器であって、D/A変換器の
変換結果が“1"である期間内に前記D/A変換器の出力に
必ず立ち上がりと立ち下がりが含まれるようにタイミン
グコントローラにより、前記D/A変換器をリセットする
ように構成したことを特徴としている。
[作用] D/A変換器の変換結果が“1"である期間内に、D/A変換
器の出力に必ず立ち上がりと立ち下がりが含まれるよう
する。これにより、立ち上がりと立ち下がりの不揃いに
よる変換誤差が原理的に発生しないようにする。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。図において、11はアナログ入力Ain,オフセット電圧
Voff及びD/A変換器からのフィードバック信号を受ける
第1積分器、12は該第1積分器11の出力を受ける第2積
分器である。第1積分器11は、入力抵抗R1を介してアナ
ログ入力Ainを、入力抵抗R5を介してオフセット電圧Vof
fを、入力抵抗R4を介してD/A変換器からのフィードバッ
ク信号をそれぞれ入力している。U1はオペアンプ、C1は
オペアンプU1の入出力間に接続された積分コンデンサ、
R2は該コンデンサと直列に接続された帰還抵抗である。
第2積分器12は、入力抵抗R3,オペアンプU2及び積分コ
ンデンサC2より構成されている。
13は第2積分器12の出力を基準値(ここでは0V)と比
較するコンパレータである。このコンパレータ13はアナ
ログ信号を“1"と“0"の2値データに変換するA/D変換
器の役目をする。14は前記コンパレータ13の出力をその
D入力に動作クロックφをクロック入力に受けるDタ
イプのフリップフロップである。該フリップフロップ14
のQ出力はこの回路のディジタル出力Dout′として出力
される。このフリップフロップ14はコンパレータ13(A/
D変換器)の出力を受けて、入力ディジタル信号をアナ
ログ信号に変えるD/A変換器の役目をする。
15はフリップフロップ14に与えるクリア(リセット)
信号を発生するタイミングコントローラである。該タイ
ミングコントローラ15は、2相の動作クロックφ0
を受けるDタイプのフリップフロップ15a,動作クロック
φを反転するインバータ15b及びフリップフロップ15a
のQ出力Dφ0,インバータ15bの出力を受けるナンドゲ
ート15cより構成されている。タイミングコントローラ1
5に入るクロックの内、φはD入力に、φはクロッ
ク入力にそれぞれ入っている。なお、φは前記フリッ
プフロップ14の動作クロックとしても機能している。こ
のように構成された回路の動作を第2図に示すタイミン
グチャートを参照しながら説明すれば、以下のとおりで
ある。
タイミングコントローラ15に入力される動作クロック
φ0はそれぞれ第2図(イ),(ロ)に示すような
ものであるとする。フリップフロップ15aは、φをφ
の立ち上がりでラッチする形になるので、フリップフ
ロップ15aのQ出力Dφは第2図(ハ)に示すような
ものとなる。この出力Dφはナンドゲート15cの一方
の入力に入る。一方、動作クロックφはインバータ15
bにより反転された後、ナンドゲート15cの他方の入力に
入る。この結果、該ナンドゲート15cの出力は第3図
(ニ)に示すようなものとなる。
この信号をフリップフロップ14のクリア信号▲
▼として用いる。従って、フリップフロップ(D/A変換
器)14の変換結果が“1"である場合には、クリア信号▲
▼がフリップフロップ14のクリア入力に入る度に
リセットされ、フリップフロップ14のQ出力は第2図
(ホ)に示すようにクリア信号▲▼が“0"の時に
リセットされて“0"になり、クリア信号▲▼が
“1"に戻り次の変換期間の始まりのタイミングで再び元
の“1"に戻る。この結果、D/A変換の期間内に必ず信号
の立ち上がりと立ち下がりが含まれることになり、第1
積分器11に入力される信号のデューティ比率が常に一定
となるので、高精度のA/D変換が可能となる。なお、本
発明で用いたようなD/A変換器のリセット(クリア)を
行わないものとすると、D/A変換器の出力は第3図
(ヘ)に示すように期間T1では完全な形状であるのに対
し、次の期間T2では誤差込みとなり、エッジの誤差がラ
ンダムに発生してノイズになる結果、A/D変換精度が落
ちてしまうことになる。本発明では、このようなエッジ
の誤差がランダムに発生することはない。常に正確なA/
D変換を行うことができる。
上述の説明では、クリア信号を発生するために2相の
動作クロックφ0において倍速のクロックを用いた
が、モノマルチで作るか又はディレイラインを用いて作
るようにしてもよい。
[発明の効果] 以上、詳細に説明したように、本発明によればD/A変
換器の変換結果が“1"である場合にD/A変換器の出力を
リセットするようにしてD/A変換期間内に必ず立ち上が
りと立ち下がりが含まれるようすることにより、立ち上
がりと立ち下がりによる不揃いによる誤差を除去するこ
とができ、高精度のΣΔ変調形A/D変換器を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図、第2
図は各部の動作を示すタイミングチャート、第3図はΣ
Δ変調形A/D変換器の原理構成図、第4図はディジタル
フィルタの構成例を示す図である。 11……第1積分器、12……第2積分器 13……コンパレータ、14……フリップフロップ 15……タイミングコントローラ 15a……フリップフロップ 15b……インバータ、15c……ナンドゲート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ入力をΣΔ変調回路によりΣΔ変
    調し、その変調信号をデシメーションフィルタを通して
    出力を得るようにしたΣΔ変調形A/D変換器に用いるD/A
    変換器であって、 D/A変換器の変換結果が“1"である期間内に前記D/A変換
    器の出力に必ず立ち上がりと立ち下がりが含まれるよう
    にタイミングコントローラにより、前記D/A変換器をリ
    セットするように構成した ことを特徴とするΣΔ変調形A/D変換器用D/A変換器。
JP24790188A 1988-09-30 1988-09-30 Σ△変調形a/d変換器用d/a変換器 Expired - Lifetime JP2578651B2 (ja)

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