JP2578610B2 - 除虫テープカセット - Google Patents

除虫テープカセット

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JP2578610B2 JP23709987A JP23709987A JP2578610B2 JP 2578610 B2 JP2578610 B2 JP 2578610B2 JP 23709987 A JP23709987 A JP 23709987A JP 23709987 A JP23709987 A JP 23709987A JP 2578610 B2 JP2578610 B2 JP 2578610B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えば殺虫剤、忌避剤、駆虫剤、防虫剤等
の除虫剤成分を加熱装置等の手段で加熱揮発させること
により、蚊、その他の害虫による被害を防ぐ時に用いる
ものであって、所定の除虫剤等を長尺のテープ表面及び
/又は内部に設けた除虫テープを内蔵させた除虫テープ
カセットに関するものである。
【従来技術とその問題点】
従来より、蚊等の害虫を駆除する為の装置として各種
タイプのものが提案されている。 そして、最近に至り、所定の殺虫剤成分をテープ上に
設けた除虫テープを走行させ、この除虫テープの走行経
路の所定位置でこの除虫テープをサーマルヘッドで加熱
し、除虫テープの殺虫剤成分を揮発させ、もって蚊等の
害虫を駆除するタイプのものが注目されている。 この為、このようなタイプの装置に用いる除虫テープ
を内蔵した除虫テープカセットは、その取り扱いが簡便
なことより、研究開発が進められている。 しかしながら、これまでの各種の除虫テープカセット
を検討してみるには、幾つかの問題点が未解決のままで
ある。 これら未解決の問題点のうちの一つとして、除虫テー
プに設けられている殺虫剤成分がカセット側に移行し、
カセットのケース本体が変色したり、劣化したり、又、
殺虫剤成分が除虫テープよりそれだけ少なくなることか
ら、除虫効果もそれだけ低下するといった欠点がある。
【問題点を解決するための手段】
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであり、
除虫剤を設けたテープを内蔵させたカセットであって、
カセット内のテープのエッジ一部が当接して該テープの
エッジ残部と該カセットとの間に隙間を形成するよう突
部をカセットの内面に設けた除虫テープカセットを提供
するものである。
【実施例】
第1図〜第4図は本発明に係る除虫テープカセットの
1実施例を示すもので、第1図はカセットの上ハーフを
除去した状態での平面図、第2図は正面図、第3図は第
1図中III−III線の断面図、第4図は第1図中IV−IV線
の断面図である。 各図中、1は例えば2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジターシャルブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール等の紫外線吸収剤を添加した不透明な6
ナイロン樹脂を用いて成型手段で構成したカセットケー
ス本体であり、このカセットケース本体1は下ハーフ2
と上ハーフ3とから構成されている。 下ハーフ2は、衝合部を設けた束壁部4と底板部5と
から構成されている。 そして、この底板部5の所定位置には、カセットを加
熱装置に装填した場合、加熱装置側の巻取側リールディ
スク挿入用の孔6が形成されている。 尚、本実施例にあっては、6ナイロン製のリング状の
巻取側リール7に対応して孔6が形成されているのみで
はなく、6ナイロン製のリング状の供給側リール8に対
応して孔9が形成されている。 但し、この孔9は孔6のように大きな径のものではな
く、巻取側リールディスクはこの孔9に挿入できない。
そして、この孔9は形成されてなくてもよい。 10a,10bは、孔9の周囲において断面略D形状に形成
され、かつ、その全体外形が略円筒形状となるように構
成した供給側リール8の位置規制用の立設壁である。従
って、供給側リール8をこの立設壁10a,10bに配設する
と、供給側リール8はこの立設壁10a,10bを軸芯とする
如く回転可能なものになる。 11a,11b,11c,11dは、この立設壁10a,10bの周囲から外
側に放射状に延びる如く設けられたリブである。 12a,12b,12c,12dは、孔6の部分から外側に放射状に
延びる如く設けられたリブである。 13は、供給側リール8に巻回されている除虫テープ14
の巻回量を外部から認識できるようにする為の紫外線吸
収剤を含有する透明材で構成した覗窓である。 15,16は、供給側リール8から巻取側リール7に至る
除虫テープ14の走行経路の所定位置に設けられたガイド
ローラ等の6ナイロン製のテープガイドである。 17は供給側の位置にあるテープガイド15に対して弾接
するよう設けられたステンレス製の板バネであり、この
板バネ17は自身の力でテープガイド15に添設されている
除虫テープ14の殺虫剤層塗布面に対して圧接されている
から、走行する除虫テープ14に対しバックテンションの
作用を発揮することになり、除虫テープ14の走行性を良
くしている。さらに、このカセットを加熱装置に装填し
た際、テープガイド15と16との間において加熱装置のサ
ーマルヘッド18が侵入し、このサーマルヘッド18の熱で
除虫テープ14の殺虫剤成分が揮発させられるようになる
のであるが、この板バネ17によって除虫テープ14はテー
プガイド15に押圧されているから、テープガイド15と供
給側リール8との間にある部分の除虫テープ14から殺虫
剤成分がサーマルヘッド18側の位置にある除虫テープ14
に移行しにくいようになっている。すなわち、サーマル
ヘッド18によって、これに対応する位置の除虫テープ14
からは殺虫剤成分がなくなる為、その手前側にある位置
から殺虫剤成分が移行する傾向にあるが、板バネ17の押
圧力によって殺虫剤成分はあたかも川の水が堰き止めら
れたかの如く作用を受けて移行しにくくなっている。 19は、テープガイド15と16との間の位置における加熱
装置のサーマルヘッド18に対応して設けられた送風用の
孔である。 20は、カセットを加熱装置に装填した際、この加熱装
置のサーマルヘッド18とカセット側のテープガイド16と
の間の位置における除虫テープ14の走行経路において設
けられた加熱装置のキャプスタン21の侵入孔、22は加熱
装置のピンチローラ23侵入用の窓、24はサーマルヘッド
18侵入用の窓である。 25a,25b,25c,25d(25bは図示せず)は、リブ11a,11b,
11c,11dに対向して上ハーフ3に設けられた同様にリ
ブ、26a,26b,26c,26d(26b,26cは図示せず)は、リブ12
a,12b,12c,12dに対向して上ハーフ3に設けられた同様
なリブである。 27は、孔19に対向する上ハーフ3の部分に設けられた
切欠部である。 28は、下ハーフ2に設けた覗窓13と同様に紫外線吸収
剤を含有する透明材で構成した覗窓である。 上記のように構成させた除虫テープカセットを加熱装
置に装填し、スイッチをオンにすると、サーマルヘッド
18による加熱後、加熱装置側のピンチローラ23とキャプ
スタン21との協働によって間に挟まれた除虫テープ14は
供給側リール8からテープガイド15を経由してテープガ
イド16側に走行させられるようになり、又、巻取側リー
ルディスクの回転によって巻取側リール7が回転するの
で、除虫テープ14は供給側リール8から巻取側リール7
に徐々に走行する。 この除虫テープ14の走行途中において、除虫テープ14
はサーマルヘッド18からの熱を受け、これによって除虫
テープ14に設けられている殺虫剤成分は揮発し、下ハー
フ2の下方から送られてくる風が孔19を通り抜けるの
で、これによって揮発した殺虫剤成分は切欠部27を通り
抜けて空気中に揮散し、除虫効果が得られるようにな
る。 そして、上記実施例にあっては、カセットケース本体
1が紫外線吸収剤を含有する樹脂で構成されたから、内
部に紫外線が侵入しにくいものであり、従って除虫テー
プ14の殺虫剤成分の分解は全くないといってよいくらい
であるから、品質低下の恐れがない。 特に、除虫テープ14は、殺虫剤マットのように1個が
1日分といった程度ではなく、1〜2個月位は連続使用
できるようになっているから、これまでの除虫テープカ
セットの場合には長期の使用後は殺虫剤成分が分解して
殺虫効果が大幅に低下する傾向であったものの、上記実
施例の如く構成させることによって殺虫効果の低下とい
った除虫テープカセットの欠点を解決できたのである。 又、上記実施例にあっては、カセットをポリアミド系
樹脂で構成したから、除虫テープ14からカセット側にア
レスリン、d−アレスリン、プラレスリン、ピレスロイ
ド等のような殺虫剤成分の移行が極めて少なく、除虫テ
ープ14から殺虫剤成分の消失が少ないから、使用に際し
ては除虫テープ14に設けた殺虫剤成分を最大効果的に使
用でき、除虫効果に優れている。 又、ポリアミド系樹脂は殺虫剤成分に対する耐久性に
も富んでおり、除虫テープカセットを構成する素材とし
て極めて好ましいものである。 又、上記実施例にあっては、カセットケース本体1の
内面側にリブ11a,11b,11c,11d,25a,25b,25c,25dを設け
ているから、供給側リール8に巻回されている除虫テー
プ14とカセットケース本体1の内面との接触面積は小さ
く、従って除虫テープ14に設けられている除虫剤成分が
カセットケース本体1側に移行しにくいものとなってい
る。 しかも、このリブ11a,11b,11c,11d,25a,25b,25c,25d
を設けておくことにより除虫テープ14の走行に際しての
摩擦抵抗が小さくなり、除虫テープ14の走行性が良いの
みでなく、接触摩擦による温度上昇は小さく、よって加
熱装置のサーマルヘッド18で加熱される前においてあら
かじめ熱せられていることがないから、供給側位置にあ
る除虫テープ14から殺虫剤成分が揮散することが少な
く、サーマルヘッド18の近傍の部分のみで集中的に殺虫
剤成分の揮発が行なわれる。 又、リブ11a,11b,11c,11d,12a,12b,12c,12d,25a,25b,
25c,25d,26a,26b,26c,26dを設けたことによってカセッ
トケース本体1の機械的強度向上にもなっており、リブ
11a,11b,…は著しく大きな効果を発揮している。 又、加熱装置のサーマルヘッド18で除虫テープ14が加
熱される段階の前において、除虫テープ14は板バネ17で
強く押圧されていることから、サーマルヘッド18で加熱
された結果殺虫剤成分が除虫テープ14より揮発していく
のであるが、この時テープガイド15側にある殺虫剤成分
がサーマルヘッド18側に移行しようとしても移行しにく
くなっており、サーマルヘッド18の加熱による殺虫剤成
分の揮発量が一定のものに制御されるようになる。 しかも、板バネ17は上記のような効果を奏するのみで
なく、除虫テープ14の走行性を向上させるようになり、
従って殺虫剤成分のサーマルヘッド18による揮発量が一
定のものに制御されるようになる。 尚、上記実施例にあっては除虫テープ14が接触する下
ハーフ2、上ハーフ3、供給側リール8、巻取側リール
7、テープガイド15,16を含むカセットケース本体1全
体をポリアミド系樹脂で構成した場合を説明したが、供
給側リールにリールフランジ(図示せず)が設けられた
タイプのものを内蔵させた除虫テープカセットの場合に
は、この供給側リール、特にリールフランジのみをポリ
アミド系樹脂で構成させれば、下ハーフ2及び上ハーフ
3等をポリアミド系樹脂以外の樹脂で構成していても、
除虫テープ14から殺虫剤成分のテープカセット側への移
行は少なく、又、下ハーフ2や上ハーフ3等のカセット
ケース本体1をポリアミド系樹脂以外の樹脂で構成した
場合に、このカセットケース本体1の内面側表面にポリ
アミド系樹脂シートを介在させたり、あるいはポリアミ
ド系樹脂塗料を塗布してポリアミド系樹脂層を設けるよ
うにしても、除虫テープ14からカセットケース本体1側
に殺虫剤成分は移行しにくいものである。 そして、リブ11a,11b,11c,11d,25a,25b,25c,25dの部
分のみをポリアミド系樹脂で構成しても、除虫テープ14
からカセットケース本体1側に殺虫剤成分の移行はより
少ないものである。 又、上記実施例においては、紫外線遮蔽材を構成する
材料として2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジター
シャルブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ルといった非重合性の紫外線吸収剤を用いた場合である
が、その他にも2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキ
シベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノンあるいは2,2′−ジヒドロキシ−4−
n−オクチルオキシベンゾフェノンといった非重合性の
紫外線吸収剤を用いてもよく、又、2−ヒドロキシ−4
−(2−メタクリロキシ)ブトキシベンゾフェノン、2,
2′−ジヒドロキシ−4−(2−メタクリロキシ)ブト
キシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メト
キシ−4′−(2−メタクリロキシ)ブトキシベンゾフ
ェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジ[(2−メタ
クリロキシ)ブトキシ]ベンゾフェノンといった重合可
能な紫外線吸収剤を用いてもよい。 又、上記実施例においては、カセットケース本体をポ
リアミド系樹脂と紫外線吸収剤との混合物を用いて成型
した場合で述べたが、紫外線吸収剤を含んでいない樹脂
を用いてカセットケース本体1の成型後に、このカセッ
トケース本体1の外表面に紫外線吸収剤含有塗料を塗布
し、紫外線吸収剤層を表面に設けるようにしてもよいも
のである。 又、上記実施例においては、供給側リール8に巻回さ
れている除虫テープ14の残量を視認できるようにする
為、下ハーフ2及び上ハーフ3に覗窓13,28を設けた例
で説明したが、これは上ハーフ3側にのみ覗窓を設けた
ものでもよく、又、下ハーフ2及び上ハーフ3が透明材
料で構成されれば全体が覗窓となるから、特別に覗窓を
構成しなくてもよく、又、このような覗窓は巻取側リー
ル7は対応した部分にのみ設けても、差引計算すること
で未使用の除虫テープ残量を知ることができるようにな
る。 又、上記実施例では、供給側リール8及び巻取側リー
ル7に対応して下ハーフ2及び上ハーフ3の内面にリブ
を設けた場合で説明したが、除虫テープ14から殺虫剤成
分のカセットケース本体1側への移行は主として供給側
リール8の部分で起きるものであるから、リブは供給側
リール8に対応して設けただけでも大きな効果が奏され
るものであり、又、除虫テープカセットは下ハーフ2の
側が通常下になるように置かれるものであるから、リブ
は下ハーフ2の側に設けたのみでも大きな効果が奏され
る。 尚、除虫テープ14に介在させられる除虫剤としては、
前述したアレスリンの他に、例えば3−アリル−2−メ
チルシクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イルd−
シス/トランス−クリサンテマート、d−3−アリル−
2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イ
ルd−トランス−クリサンテマート、3−アリル−2−
メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イルd
−トランス−クリサンテマート、2−メチル−4−オキ
ソ−3−(2−プロピニル)シクロペンタ−2−エニル
−クリサンテマート、N−(3,4,5,6−テトライドロフ
タリミド)−メチルdl−シス/トランス−クリサンテマ
ート、5−ベンジル−3−フリルメチルd−シス/トラ
ンス−クリサンテマート、5−(2−プロパルギル)−
3−フリルメチル−クリサンテマート、3−フェノキシ
ベンジル−2,2−ジメチル−3−(2′,2′−ジクロ
ロ)ビニルシクロプロパンカルボキシレート、3−フェ
ノキシベンジルd−シス/トランス−クリサンテマー
ト、α−シアノフェノキシベンジルイソプロピル−4−
クロロフェニルアセテート、(S)−α−シアノ−3−
フェノキシベンジル(1R,シス)−3−(2,2−ジクロロ
ビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ
ート、(R,S)−α−シアノ−1−フェノキシベンジル
(1R,1S)−シス/トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト、α−シアノ−3−フェノキシベンジル−2−シス/
トランス−クリサンテマート、1−エチニル−2−メチ
ル−2−ペンテニル−シス/トランス−クリサンテマー
ト、3−アリル−2−メチル−シクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イル−2,2,3,3−テトラメチルシクロ
プロパンカルボキシレート、1−エチニル−2−メチル
−2−ペンテニル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロ
パンカルボキシレート、1−エチニル−2−メチル−2
−ペンテニル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビ
ニル)シクロプロパン−1−カルボキシレート、[(ペ
ンタフルオロフェニル)−メチル]−1R,3R−3−(2,2
−ジクロロエチニル)−2,2−ジメチル−シクロプロパ
ンカルボキシレート、(S)−2−メチル−4−オキソ
−3−(2−プロピニル)シクロペンタ−2−エニル
(1R)シス/トランス−クリサンテマートのような殺虫
剤、ジエチルトルアミド、ジメチルフタレート、ジブチ
ルフタレート、レツバー111(吉富製薬製)等のテトラ
ヒドロフルフラール誘導体、レツバー333(吉富製薬
製)等のイソシンコメロン酸エステル類、オクタンジオ
ール(2−エチル−1,3−ヘキサンジオール)、2−ブ
チル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、ジヘキサ
メチレンカルボキサイドのような忌避剤、ショウノウ、
ナフタリンのような防虫剤、その他各種の駆虫剤を適宜
用いることができるものであって、又、これらのみに限
られるものでもなく、そしてこれら除虫剤の他にも天然
香料又は人工香料のような各種の芳香剤、消臭剤、殺菌
剤、色材等各種の添加材を必要に応じて介在させてもよ
い。
【効果】
本発明に係る除虫テープカセットは、除虫剤を設けた
テープを内蔵させたカセットであって、カセット内のテ
ープのエッジ一部が当接して該テープのエッジ残部と該
カセットとの間に隙間を形成するよう突部をカセットの
内面に設けたので、除虫テープに設けられている除虫剤
がカセット側に移行しにくくなっており、使用されてい
ないのに除虫テープの除虫剤が除虫テープから大幅に消
失してしまっているといった欠点は解決されており、従
ってこの除虫テープカセットが長期にわたって保存され
ていても不良品に低下しにくいものであり、又、除虫テ
ープとカセットとの間の走行摩擦は小さいから走行摩擦
に基ずく熱によって除虫剤が揮散減少せしめられてしま
うといった欠点も起きにくいものであり、又、除虫テー
プの走行摩擦抵抗は小さいから除虫テープの走行性が良
く、サーマルヘッドで揮発せしめられる除虫剤の制御が
良好に行なえ、除虫効果に優れており、さらにはカセッ
トの機械的強度も向上する等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明に係る除虫テープカセットの1
実施例を示すもので、第1図はカセットの上ハーフ除去
状態での平面図、第2図は正面図、第3図は第1図中II
I−III線の断面図、第4図は第1図中IV−IV線の断面図
である。 1……カセットケース本体、2……下ハーフ、3……上
ハーフ、6……孔、7……巻取側リール、8……供給側
リール、11a,11b,11c,11d,12a,12b,12c,12d,25a,25b,25
c,25d,26a,26b,26c,26d……リブ、13,28……覗窓、14…
…除虫テープ、15,16……テープガイド、17……板バ
ネ、18……サーマルヘッド。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】除虫剤を設けたテープを内蔵させたカセッ
    トであって、カセット内のテープのエッジ一部が当接し
    て該テープのエッジ残部と該カセットとの間に隙間を形
    成するよう突部をカセットの内面に設けたことを特徴と
    する除虫テープカセット。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の除虫テープカ
    セットにおいて、カセットの内面に設けた突部がリブで
    あるもの。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項又は第2項記載の除
    虫テープカセットにおいて、カセットの内面に設けた突
    部が略放射状に構成されたもの。
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