JP2578029B2 - 刃物台 - Google Patents

刃物台

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JP2578029B2
JP2578029B2 JP18023091A JP18023091A JP2578029B2 JP 2578029 B2 JP2578029 B2 JP 2578029B2 JP 18023091 A JP18023091 A JP 18023091A JP 18023091 A JP18023091 A JP 18023091A JP 2578029 B2 JP2578029 B2 JP 2578029B2
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JP
Japan
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turret
bevel gear
clamping
main body
gear
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JP18023091A
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JPH054103A (ja
Inventor
秀男 柚原
敏雄 各務
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OOKUMA KK
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OOKUMA KK
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械例えば旋盤等に
用いるタレット刃物台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、旋盤用刃物台は図4に示すように
刃物台本体101に、クランプ用シリンダ102に嵌挿
されるピストン103を一体に有する旋回軸104を回
転及び軸方向移動可能に設け、旋回軸の先端同心にタレ
ット105を固着し、本体101とタレット105に一
対のクラウンギャー形クラッチ106を設け、シリンダ
102の後室に圧油を供給してクラッチ106の係合を
外したのち、駆動モータ107によりタレット105を
旋回し、電磁切換弁108を切換えて圧油をシリンダ1
02の前室に供給してクラッチ106を係合させ、クラ
ンプを行うのが普通であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた旋
盤用刃物台は、高価なクラッチと油圧機構及び旋回駆動
機構が必要で、機構が複雑なだけコスト高になり、応答
性も悪くなって動作が遅くなるという問題点を有してい
た。本発明は従来の技術の有するこれらの問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは構造が簡
単かつ動作が速いタレット刃物台を提供しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の刃物台は、タレット旋回軸に噛み合い推力が
タレット引込方向になるように第1傘歯車を設け、該第
1傘歯車と噛み合う二個の第2傘歯車を刃物台本体に回
転可能に設け、該第2傘歯車に受動側ギヤーが同心に固
着されるセルフロック作用を有する減速器の駆動側ギヤ
ーを有する二個の駆動モータを前記刃物台本体に設け、
該二個の駆動モータを同時に互いに逆に起動させる時間
を設定するタイマを設けてなり、タレット割出し後駆動
モータを設定時間互いに逆起動させ第1傘歯車の推力で
タレットを引込んでクランプを行い減速器のセルフロッ
ク作用でクランプ力を維持するものである。
【0005】
【作用】第2傘歯車を同時に同一方向に回転してタレッ
トの旋回割出しを行い、割出し終了後タイマ設定時間だ
け二個の駆動モータを同時に反対方向に起動させて、第
1傘歯車に軸方向の噛み合い推力を発生させてタレット
旋回軸を引込み、タレット端面を刃物台本体端面に押圧
してクランプを行い、ウオーム・ウオームホイール等減
速器のねじれ角によるセルフロック作用でクランプ力を
維持する。
【0006】
【実施例】実施例について図1〜図3を参照して説明す
る。図1の刃物台において、刃物台本体1に水平に穿設
された穴1aに複数の軸受2を介してタレット旋回軸3
が回転可能に嵌挿され、旋回軸3の先端にタレット4が
同心に固着されている。
【0007】旋回軸3は第1傘歯車5を一体に有し、後
端にエンコーダ6が同心に固着されている。本体1には
旋回軸3に対して直角かつ対称に二個の第2傘歯車7
A,7Bが複数の軸受により回転可能に支持され、第1
傘歯車5と噛合されている。
【0008】第2傘歯車7A,7Bはウオームホイール
8A,8Bを一体に有し、このウオームホイール8A,
8Bは、図2,図3に示すように本体1に固着の二個の
モータ9A,9Bの出力軸に嵌着されるウオーム11
A,11Bと噛合され、本体のエンゴーダ6の対応位置
にタレットの旋回角を検出するセンサ12が固着されて
おり、二個のモータ9A,9Bを互いに逆起動する際の
時間を設定する図示しないタイマが設けられている。
【0009】続いて本実施例の作用について説明する。
タレット4を旋回割出しする場合は、二個のモータ9
A,9Bを出力軸側から見て同一方向に同時に回転しウ
オーム11A,11B、ウオームホイール8A,8Bの
減速器を介して第2傘歯車7A,7Bを回転し、第1傘
歯車5を介してタレット4を旋回する。そしてセンサ1
2により検出したタレットの旋回角度が指令旋回角度と
一致した位置で位置決めする。
【0010】次にクランプする場合にはこの位置決め割
出しが終わったあと、二個のモータ9A,9Bをタイマ
設定時間例えば1〜2秒だけ互いに出力軸側から見て反
対方向に同時に起動させると、ウオーム・ウオームホイ
ールの減速比により拡大された大きなトルクが第1,第
2傘歯車の噛み合い面に作用して旋回軸3を引込む方向
に推力Fが発生し、タレット4の端面を本体の端面1b
に押圧してクランプする。そしてモータに起動力が作用
しなくなった後もウオーム・ウオームホイールの捻じれ
角によるセルフロック作用で第2傘歯車の回転の戻りを
阻止してタレットをクランプし続ける。
【0011】またウオーム・ウオームホイールのセルフ
ロック作用だけでクランプの維持に不安がある場合に
は、モータ9A,9Bに発熱量が大きくならない範囲で
起動電流を流し続けて常時互いに反対方向の起動力が働
いているようにすることもできる。また二個の第2傘歯
車のうち一方にブレーキをかけ、他方の第2傘歯車駆動
用モータを設定時間だけ起動させてもタレットをクラン
プすることができる。尚、減速器はウオームとウオーム
ホイールにより構成されるものと限定されるものではな
く、例えば喰い違い軸の間に運動を伝達するスピロイド
ギヤ等セルフロック作用のある減速器であればすべて使
用することができる。またタレット4の旋回角度を検出
する回転検出器はモータ9A,9Bの一方又は両方の出
力軸に取付けるようにすることもできる。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。タレット旋回駆動用の
第2傘歯車を二個設け、この第2傘歯車をウオーム・ウ
オームホイールによる減速機構を介してそれぞれ別個の
駆動モータにより回転するようにし,タレット旋回割出
し終了後に二個の駆動モータを互いに反対方向に同時に
タイマ設定時間だけ起動ささせて、タレット回転軸を引
込み、タレット端面を刃物台本体の端面に押圧してクラ
ンプを行い、ウオーム・ウオームホイールの捻じれ角に
よるセルフロック作用でクランプ力を維持するようにし
たので、制御手段が一つになり応答性がよくなってタレ
ットの割出し及びクランプ時間の短縮が計れるととも
に、構造が簡単になって原価を大幅に低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の刃物台側面の断面図である。
【図2】図1のA−A線視図である。
【図3】図1のB−B線視図である。
【図4】従来の技術の刃物台側面の断面図である。
【符号の説明】
1 刃物台本体 3 タレット旋回軸 4 タレット 5 第1傘歯車 7A,7B 第2傘歯車 8A,8B ウオームホイール 9A,9B モータ 11A,11B ウオーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タレットの旋回割出しとクランプを行う
    刃物台において、タレット旋回軸に噛み合い推力がタレ
    ット引込方向になるように第1傘歯車を設け、該第1傘
    歯車と噛み合う二個の第2傘歯車を刃物台本体に回転可
    能に設け、該第2傘歯車に受動側ギヤーが同心に固着さ
    れるセルフロック作用を有する減速器の駆動側ギヤーを
    有する二個の駆動モータを前記刃物台本体に設け、該二
    個の駆動モータを同時に互いに逆起動させる時間を設定
    するタイマを設けてなり、タレット割出し後駆動モータ
    を設定時間互いに逆起動させ第1傘歯車の推力でタレッ
    トを引込んでクランプを行い減速器のセルフロック作用
    でクランプ力を維持することを特徴とする刃物台。
JP18023091A 1991-06-25 1991-06-25 刃物台 Expired - Lifetime JP2578029B2 (ja)

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JPH054103A JPH054103A (ja) 1993-01-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6445067B2 (ja) * 2017-03-22 2018-12-26 ファナック株式会社 工作機械
JP7026462B2 (ja) * 2017-08-28 2022-02-28 シチズン時計株式会社 タレット刃物台

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