JP2577889Y2 - 車載装置の多重伝送システム - Google Patents

車載装置の多重伝送システム

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JP2577889Y2
JP2577889Y2 JP1992081056U JP8105692U JP2577889Y2 JP 2577889 Y2 JP2577889 Y2 JP 2577889Y2 JP 1992081056 U JP1992081056 U JP 1992081056U JP 8105692 U JP8105692 U JP 8105692U JP 2577889 Y2 JP2577889 Y2 JP 2577889Y2
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communication
switch
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JP1992081056U
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Inventor
均 嶋村
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車等に設備され
るラジオ、エアコン等の複数の車載装置のスイッチ群か
らの信号を多重化して伝送する車載装置の多重伝送シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、車両におけるラジオ、エアコン、
ステレオ等の車載装置は、スイッチパネルユニットとそ
のスイッチからの信号を受ける回路ユニットとをスペー
スの関係で、別々の場所に設け、それぞれのユニットに
通信ICを設け、そのユニット間だけで通信を行うとい
う多重通信方式をとっていた。この種の例としては例え
ば、本考案者が考案し、本願出願人が出願した実願昭6
3ー95159号があり、それは1つの車載装置を多重
化したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
ものにあっては、設計時に車両のセンターコンソールボ
ックスにスイッチパネルユニットを新たに設置したくて
もセンターコンソール周辺に複数のスイッチパネルユニ
ットが集中しておる関係上、スイッチパネルだけを設け
るスペースはあるが、新たにユニットを設けるだけのス
ペースがないのが現状である。
【0004】また、スイッチユニットと回路ユニットの
双方にマイクロコンピュータを設けているので、新たに
車載装置を設置するだけのスペースがあってもその車載
装置の多重化のためのコストが高くなるという問題点が
あった。
【0005】この考案は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、送信周波数を外付け回路によっ
て容易に変更できる通信ICを採用し、かつ余分に外付
け用の回路パターンを設けておくことによって上記問題
点を解決することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案における車載装
置の多重伝送システムは、複数の車載装置に対応して
けられた複数のスイッチと、該複数のスイッチから選択
信号を受け、これを特定のコード信号に変換して、選択
信号を発したスイッチに対応する車載装置に割り当てら
れた周波数で出力する通信IC(4)と、該通信IC
外部接続され、前記選択信号を前記通信ICに出力した
スイッチに対応する周波数に前記通信ICの送信周波数
を設定する複数の送信周波数設定回路(5、6、7)
と、該送信周波数設定回路により設定された周波数の前
記コード信号を受信し、前記コード信号に応じて作動す
る複数の車載装置(9、10、11)と、最初の前記車
載装置の数より多い送信周波数設定回路を前記通信IC
に接続するための回路パターンとを備えたものである。
【0007】
【作用】この考案による車載装置の多重伝送システム
は、車載装置を通信ICで駆動することが現在時流にな
りつつあることを踏まえて、かかる不便を解消するため
になされたもので、共通に設けられた通信ICの外付け
時定数回路の回路パターンを最初から余分に設定してお
き、新たに車載装置を搭載するときには、新たな通信I
Cを用いずに前記余計に設けられていた回路パターンに
回路素子を取付け、新たな送信周波数を設定し、それに
スイッチパネルだけを設置することにより車載装置の追
加が容易にできる。
【0008】
【実施例】以下にこの考案を図1乃至図3に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。
【0009】1はラジオ用スイッチパネル、2はカセッ
トテープデッキ用スイッチパネル、3はエアコン用スイ
ッチパネルで、それぞれは複数の機能選択用スイッチ1
a〜1d、2a〜2d、3a〜3dが設けられ、それぞ
れの機能選択用スイッチ1a〜1d、2a〜2d、3a
〜3dは、それぞれ2つの固定接点A,Bと接地された
可動接片Cとを有し、一方の固定接点Aのそれぞれは対
応する入力端子IN1,IN2,IN3,IN4のいず
れかに接続されている。また他方の固定端子Bのそれぞ
れも対応する後述のアナログスイッチ5a,6a,7a
のいずれかのゲート端子に接続されている。
【0010】4は通信用集積回路(以下、通信ICとい
う)で、複数の入力端子IN1,IN2,IN3及びI
N4と、送信周波数設定端子RI、ROと、出力端子O
UTを備えており、前記入力端子IN1にはスイッチ1
a,2a,3aが、端子IN2にはスイッチ1b,2
b,3bが、端子IN3にはスイッチ1c,2c,3c
が、端子IN4にはスイッチ1d,2d,3dがそれぞ
れ並列接続されている。また前記周波数設定端子RI,
RO間には直列接続された後述のアナログスイッチ5
a、6aまたは7aと、抵抗素子5b、6bまたは7b
とが複数組並列接続されている。
【0011】アナログスイッチ5a,6a,7aは、そ
れぞれに直列接続された送信周波数設定用の抵抗素子5
b,6b,7bを選択するためのものであり、それぞれ
に設けられたゲート端子が複数の機能選択用スイッチ1
a〜1d、2a〜2d、3a〜3dのいずれかのスイッ
チによって接地されると遮断状態から導通状態になり、
送信周波数が設定される。なお上記スイッチパネル1、
2、3と、通信IC4と、送信周波数設定回路5、6、
7とによってスイッチパネルユニット8が構成され、車
両のセンターコンソール(不図示)に設置されている。
【0012】9はラジオで、このラジオの入力段には前
記対応する機能選択用スイッチ1a,1b,1c,1d
のいずれかが選択操作されたかを示すコード信号が通信
IC4から供給されるのを解読する回路が組み込まれて
いる。なお、9aは受信用アンテナである。
【0013】10はカセットテープデッキで、前記ラジ
オの入力段に設けられたコード解読回路と同様のコード
解読回路が設けられており、前記対応する機能選択用ス
イッチ2a,2b,2c,2dのいずれかが選択操作さ
れたかを示すコード信号が通信IC4から供給されるの
を解読する回路が組み込まれている。
【0014】11はエアコン制御部で、これも前記ラジ
オの入力段に設けられたコード解読回路が設けられてお
り、前記対応する機能選択用スイッチ3a,3b,3
c,3dのいずれかが操作選択されたかを示すコード信
号が通信IC4から供給されるのを解読する回路が組み
込まれている。
【0015】次に、上記構成の作用説明をする。
【0016】例えばスイッチ1aの2つの固定接点A,
B間を可動接片Cによって短絡すると、アナログスイッ
aのゲートが接地され、抵抗素子選択され、
スイ ッチ1aに対応するコード信号が作成される。ラジ
オ9を選択するための送信周波数が通信IC4内で設定
され、かつその送信周波数でコード信号が通信IC4の
出力端子OUTから送信される。そのコード信号はラジ
オ9、カセットテープデッキ10及びエアコン制御部1
1のそれぞれに供給されるが、それぞれに設けられたコ
ード解読回路のうちのラジオ9のコード解読回路のみが
このコード信号を解読し、ラジオ9が作動する。
【0017】ここで、新たにテレビ等の車載装置のスイ
ッチパネルを追加して設けたい場合には、図4に示す
うに、予め余分に設けられた回路パターン20に所定の
大きさの抵抗素子21及びアナログスイッチ22を直列
にして設け、かつテレビ23のスイッチパネル24のス
イッチのそれぞれを通信IC4のそれぞれの入力端子I
N1〜IN4に接続し、そのスイッチとアナログスイッ
チ22のゲートとを他のものと同様にして接続すればよ
い。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれば
最初から回路パターンを余分に設けておくことによっ
て、後から新たに車載装置を接続する設計変更的な場合
にも、回路設計を新規にせずに小規模な回路変更、すな
わち電子部品の追加程度のことで済み、変更に対してこ
まめな対応ができるという効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車載装置の多重伝送回路の説明図
である。
【図2】図1におけるスイッチの解放状態の説明図であ
る。
【図3】図1におけるスイッチの短絡状態の説明図であ
る。
【図4】本考案による車載装置の多重伝送回路の作用説
明図である。
【符号の説明】
1、2、3 スイッチパネル 4 通信IC 5、6、7 送信周波数設定回路 9 ラジオ 10 カセットテープデッキ 11 エアコン制御部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車載装置に対応して設けられた複
    数のスイッチ(1a〜1d)、(2a〜2d)、(3a
    〜3d)と、該複数のスイッチから選択信号を受け、こ
    れを特定のコード信号に変換して、選択信号を発したス
    イッチに対応する車載装置に割り当てられた周波数で
    力する通信IC(4)と、該通信ICに外部接続され、
    前記選択信号を前記通信ICに出力したスイッチに対応
    する周波数に前記通信ICの送信周波数を設定する複数
    の送信周波数設定回路(5、6、7)と、該送信周波数
    設定回路により設定された周波数の前記コード信号を受
    信し、前記コード信号に応じて作動する複数の車載装置
    (9、10、11)と、最初の前記車載装置の数より多
    い送信周波数設定回路を前記通信ICに接続するための
    回路パターンとを備えた車載装置の多重伝送システム。
JP1992081056U 1992-10-30 1992-10-30 車載装置の多重伝送システム Expired - Lifetime JP2577889Y2 (ja)

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JPH0641251U JPH0641251U (ja) 1994-05-31
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JPS6232920Y2 (ja) * 1981-02-27 1987-08-22
JPS5836742A (ja) * 1981-08-26 1983-03-03 Aisin Seiki Co Ltd ステアリング操作ボードの電力および信号伝送装置
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