JP2576101Y2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP2576101Y2
JP2576101Y2 JP1991043521U JP4352191U JP2576101Y2 JP 2576101 Y2 JP2576101 Y2 JP 2576101Y2 JP 1991043521 U JP1991043521 U JP 1991043521U JP 4352191 U JP4352191 U JP 4352191U JP 2576101 Y2 JP2576101 Y2 JP 2576101Y2
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magnet
reed switch
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outer tub
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修司 堀田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドラム式洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来例として、フレーム内に配設された
外槽と、この外槽内に回転自在に支承された洗濯ドラム
と、前記外槽の上部及びドラムに設けられた衣類の投入
口と、前記ドラムの回転駆動用モ−タと、前記ドラムの
駆動プ−リに止着された磁石と、前記外槽とドラムの各
投入口が合致した時に、前記磁石に近接対向する位置に
設けられ、前記磁石を近接すると作動するリードスイッ
チとを備え、前記リードスイッチが作動した時に、前記
ドラムの回転を停止させるドラム式洗濯機が、特公昭5
5−488398号公報(D06F37/40)に示さ
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来例にあっては、磁
石の磁力の違い等により、リードスイッチの作動タイミ
ングが不均一となり、設計段階で調整してあっても、市
場に出す機種によっては正確に定位値に停止できないも
のが生じる問題がある。
【0004】また、ドラムを定位値に停止させる際に、
ドラムをゆっくりと回転させてはいるが、例えば、磁石
がリードスイッチに対し、回転当初遠い位置にあった場
合、磁石がリードスイッチを作動させるまでにドラムに
加速がついて、正確に定位値停止させることができない
問題がある。
【0005】本考案は、ドラム式洗濯機の改良に関し、
斯かる問題点を解消するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のドラム式洗濯機
は、外槽内に回転自在に支承されたドラムと、前記外槽
の上部及びドラムに夫々設けられた衣類の投入口と、前
記ドラムの回転駆動用モータと、前記ドラム又はこのド
ラムに連動して回転する回転体に止着された磁石と、こ
の磁石に近接対向する位置に設けられ、前記磁石が近接
すると作動する2個のリードスイッチと、前記モータの
回転を阻止する制動手段と、前記各リードスイッチが作
動する毎に前記モータを逆転させることにより、前記磁
石を前記各リードスイッチ間で往復させる制動手段とを
備え、前記外槽とドラムの各投入口が合致した時に、前
記磁石が前記2個のリードスイッチの中点に位置する
成とし、更に、前記制動手段が、前記往復動作の間、前
記一方のリードスイッチが作動してから他方のリードス
イッチが作動するまでの時間を計測し、その後に一方の
リードスイッチが作動してから前記計測した時間の半分
が経過した時点で前記制動手段を作動させる構成とした
ものである。
【0007】前記制動手段としては、ドラムやモ−タを
機械的にロックするものや、モ−タを電気的に制動する
ものがあり、少なくとも1つの方式を採用すればよい。
【0008】
【作用】即ち、磁力の低下等によって各リードスイッチ
の作動タイミングがずれても、相対的にずれるわけだか
ら、一方のリードスイッチが作動してから他方のリード
スイッチが作動するまでの時間は、磁石の磁力に影響さ
れない。そこで、この時間を計測し、その後に一方のリ
ードスイッチが作動してから前記時間の半分が経過した
時点でドラムを停止させる。
【0009】また、この定位値停止制御を、磁石がリー
ドスイッチ間を往復している間に行うようにしたので、
例えば、磁石がリードスイッチに対し、回転当初遠い位
置にあって、磁石が一方のリードスイッチを作動させる
までにドラムに加速がついても、往復動作させる間にそ
の加速は衰えて、ドラムの回転数が安定する。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を各図面に基づいて説明す
る。
【0011】図1乃至図9において、1は板金製のフレ
−ム、2は合成樹脂にて横軸ドラム形状に形成された外
槽、3は前記フレーム1の下部を支持する合成樹脂製の
基台、4はこの基台の底部に設けられた開口部5を開閉
するための遮蔽板、6・・は前記外槽2を前記フレ−ム
1の上部から弾性的に吊り下げ支持するための4組の上
部支持体、7・・は前記外槽2の下部と前記基台3との
間に配設された下部支持体、8は前記外槽2の上部を上
方に角筒状に突出させることにより一体形成された筒体
であり、これにより前記外槽2上部に衣類投入口B9が
形成されている。
【0012】10は前記フレ−ム1の上端に固定された
合成樹脂製の上面板であり、その中央部に凹所11が形
成されて、ここに衣類投入口A12が開設されている。
13は前記衣類投入口A12を開閉するために、前記凹
所11の後縁に枢支された上蓋、14は前記上蓋13の
開放を阻止するための上蓋ロック装置、15・・は前記
上面板10に配設されたキーボードであり、洗濯プログ
ラムの選択キーや、プログラムを一時的に停止させるた
めの一時停止キーや、前記上蓋ロック装置14を解除す
るための上蓋開放キー等が配列されている。16は蛇腹
状のゴムパッキンであり、これにより前記衣類投入口A
9と投入口B12とが水密的に接続されている。
【0013】前記外槽2はその前面壁2aのみ別体に形
成され、この前面壁2aは前記外槽2の前面開口から後
述するドラムを収納した後に止着される。17は前記前
面壁2aの中央部に形成された導出開口、18は前記前
面壁2aの外面に形成された送風ダクトであり、前記導
出開口17を取り囲むように涙滴状に形成されている。
【0014】19は前記送風ダクト18における前記導
出開口17と対向する壁面に固定されたドラム前部軸受
け、20は前記送風ダクト18内に配設されたシ−ズヒ
−タA、21〜23は前記ヒ−タA20を前記乾燥ダク
ト18内に固定するための固定金具A〜Cであり、片面
が開放する円筒形状を成し、閉塞端部が前記乾燥ダクト
18内に位置するように、前記壁面の外側から嵌合固定
され、この閉塞端部にヒ−タA20が固定される。24
は前記固定金具C23に、その開放端部から挿入固定さ
れた負特性サ−ミスタA、25は前記前面壁2aの内面
に、前記導出開口17を取り囲むように形成された環状
溝A、26は前記前面壁2aの1/2の高さ位置に開設
された溢水口、27は前記前面壁2aに一体形成され、
前記溢水口26からの溢水を導出するための溢水室であ
る。
【0015】28は前記前面壁2aの下部に一体形成さ
れたエア−トラップであり、前記上面板10の裏面側に
固定された水位センサ−29に圧力ホース29aを介し
て接続されている。30は前記前面壁2aの溢水レベル
よりも上方の位置に一体に形成された循環ダクトであ
り、循環口31を介して前記外槽2内と連通している。
33は前記循環ダクト30に配設された送風ファン、3
4は前記送風ファン33の送風出口と前記送風ダクト1
8の導入口部とを接続する接続管である。
【0016】35は前記外槽2の底部における端寄りに
設けられた排水口部、36はこの排水口部35からの排
水を機外に導出するための排水ホースであり、この排水
ホース36には前記溢水室27の底部が溢水ホース37
を介して接続されている。38は前記排水口部35を開
閉するための排水電動弁であり、周知の如く、排水モー
タ39の回転力でワイヤ−を巻き取ることにより弁を開
放し、モ−タの回転力を断つことにより、弁が図示しな
いスプリングの付勢で閉塞状態に復帰する。
【0017】40は、前記外槽2の内周壁における前記
排水口部35から最も遠い壁面の約1/3の高さ位置に
形成された段部、41はこの段部40上に載置固定され
た給水筒であり、載置状態において下方を臨むよう下面
に沿って多数の散水孔42・・が形成されている。更
に、前記給水筒41の一端は閉塞され、他端43は前記
外槽の前面壁2aから突出されている。また、この他端
42にはネジ切りが施されてあり、前記前面壁2aから
突出された後にナット44で固定される。45は前記給
水筒40の止め金である。
【0018】46は前記フレ−ム1の後方上部に固定さ
れた二連式の給水電磁弁装置であり、一方の給水弁A4
6aは仕上げ剤投入容器47に接続されている。また、
この仕上げ剤投入容器47は、蛇腹ホ−ス48を介して
前記筒体8に形成された接続口部49に接続されてい
る。即ち、前記給水弁A46aからの水は、前記仕上げ
剤投入容器47を介して前記外槽2内に供給されるの
で、前記仕上げ剤投入容器47内に貯留されている柔軟
剤等の仕上げ剤が、水と共に外槽2内に投入される。ま
た、前記仕上げ剤投入容器47内には、図示しないが、
投入された仕上げ剤をバイパスするための水路を有して
おり、適宜切り替え手段により切り替えられて、前記給
水弁A46aからの水を、仕上げ剤を回避して前記外槽
2内に供給することもできる。
【0019】50は前記給水弁A46aからの水の一部
を前記乾燥ダクト18内に導入すべく、前記給水弁A4
6aと乾燥ダクト18との間に接続された分岐ホースA
であり、このホースA50からの水により、前記ヒ−タ
A20を冷却して火災事故を未然に防止すると共にヒ−
タA20についたホコリを洗い流す。尚、給水中は、前
記ヒ−タA20に通電されることは絶対にないので、ヒ
−タA20の通電中に水をかけてしまうことはない。
【0020】51は前記給水弁A46aからの水の一部
を前記溢水室27内に上方から導入すべく、前記給水弁
A46aと溢水室27との間に接続された分岐ホースB
である。
【0021】他方の給水弁B46bは給水ホースB52
を介して前記給水筒41に接続されている。この給水筒
41からの水は、前記外槽2の壁面及び底部を膜状に流
れ、前記排水口部35に至る。
【0022】更に、この給水ホースB52からは分岐ホ
ースB53が分岐され、この分岐ホースB53の先端
は、前記前面壁2aの中央上部に設けられたノズル54
に接続されている。このノズル54からの水は後述する
ドラムに向けて噴射される。
【0023】55は前記外槽2の内底部に配設されたシ
−ズヒ−タB、56、57はこのヒ−タB55を固定す
るための固定金具D、Eであり、前記固定金具A〜C2
1〜23と同形状のもので、この内、固定金具D56
は、前記給水筒41に対し、前記排水口部35よりも更
に離間した位置に設けられ、内部に負特性サ−ミスタB
58が配設されている。
【0024】59〜61は前記外槽2の底部に前記給水
筒41から前記固定金具D56に至るまでの流路を遮る
ように平行に立設された3本の立壁であり、これによ
り、前記給水筒41から前記固定金具D56に向かう水
を、図9矢印の如く前記排水口部35の方向に導く。こ
の立壁59〜61の高さは、高いほど良いが、前記ヒ−
タB55の熱で焼損しない程度にすることが必要であ
る。
【0025】62は前記外槽2の後面壁の中心部に固定
されたドラム後部軸受けである。
【0026】さて、63は前記外槽2内に回転自在に支
持された合成樹脂製のドラムであり、前面開放型胴部6
4と、前記胴部64の前面側に装着された流体バランサ
65と、該バランサ65の前面側に固定された端板66
とで構成されている。
【0027】67・・は前記胴部64の内周面に沿って
120度毎に膨出形成された断面三角状のバッフル、6
8・・は前記胴部64の周囲に多数穿設された透孔、6
9・・は前記胴部64の内周面に沿って一体に多数立設
された横リブAである。
【0028】前記端板66の中央部には、前記導入開口
17に対向される吸入口部70が形成され、この吸入口
部70の中心部に支軸71が固定されている。72は前
記胴部64の後面板の中心部に固定された十字状の補強
用アングル、73はこのアングル72の中心部に固定さ
れた支軸、74は前記端板66に前記吸入口部70を取
り囲むように形成された環状溝Bであり、前記外槽2の
環状溝A25に対し遊嵌され、これにより、前記導出開
口17と吸入口部70との間にラビリンス効果によるシ
−ル構造が形成されている。
【0029】そして、乾燥時には乾燥風が、前記送風フ
ァン33−接続管34−送風ダクト18−吸入口部70
−ドラム63内−循環口31−循環ダクト30−送風フ
ァン33−・・と循環する。また、この乾燥時には、前
記給水弁B46bが駆動されて、前記外槽2の周壁から
前記排水口部35にかけて、水が膜状に流れており、こ
の水膜に熱交換後の乾燥風が触れることにより、冷却さ
れ、除湿される。
【0030】この時、前記立壁59〜61により、前記
固定金具D56(サ−ミスタC58)は水膜の圏外に位
置する。
【0031】75は前記ドラム63の周面に形成された
衣類投入口C、76はこの投入口C75を開閉すべく、
前記ドラム63の周面に沿ってスライド可能に設けられ
た合成樹脂製蓋体、77はこの蓋体76の一側縁部と前
記投入口C75の口縁との間に形成された係脱機構、7
8は前記蓋体76の上面中央部に一体に凹設された貯留
部で、予め洗剤を貯留しておく所である。
【0032】そして、前記ドラム63は、その支軸7
1、73でもって、前記ドラム前部軸受け19及びドラ
ム後部軸受け62に回動自在に支持される。更に、前記
支軸62は、前記外槽2の後面壁から突出されて、ここ
に駆動プ−リ79が固定されている。80は前記外槽2
の外底部に固定された三相誘導モ−タであり、前記駆動
プ−リ79に対し、小プ−リ81及びベルト82を介し
て連結されている。そして、前記誘導モ−タ80は後述
するがインバ−タによって駆動されて、洗濯、乾燥時に
は低速で回転され、脱水時には高速で回転される。
【0033】83は前記ドラム63が回転しないように
固定するためのドラムロック装置であり、以下の通り構
成されている。
【0034】即ち、84は前記小プ−リ81に一体形成
された歯車、85、85はその一端側に前記歯車84に
係止する爪86が形成された係止レバ−であり、その中
央部が枢支されていると共に、前記一端側は、バネ87
により、前記歯車84との係止状態を解除する方向に回
動付勢されている。88は前記係止レバ−85の他端側
に、連結線89及びスプリング90を介して連結された
トルクモ−タであり、前記連結線89を巻き取ることに
より、前記係止レバ−85を、前記バネ87の付勢力に
抗して回動して、前記爪86を歯車84に係止させる。
爪86が係止すると、前記歯車84が回転しなくなるか
ら、この歯車84に連動する前記ドラム63がロックさ
れる。
【0035】また、前記トルクモ−タ88をOFFする
と、前記バネ87の付勢力で、爪86が歯車84から外
れて、ドラム63のロックが解除される。
【0036】91、92は前記外槽2における同一円周
上に近接して取着されたリードスイッチ、93は前記駆
動プ−リ79における前記磁石91、92と近接対向す
る位置に配設された磁石であり、リードスイッチ91、
92は、前記駆動プ−リ79の回転に伴い、前記磁石9
3が近接した時に閉成し、離間すれば開成する。また、
予め前記リードスイッチ91、92の中間地点(図5P
点)に前記磁石93が位置した状態で、前記投入口C7
5と投入口B9とが合致するように設定されている。
【0037】94は前記外槽2の過度の揺動を検知する
ための異常振動検知レバ−である。
【0038】次に、本実施例の洗濯・脱水・乾燥機の制
御機構を図11及び図12に基づいて説明する。
【0039】95は制御の中心となるマイクロコンピュ
−タ(例えば三洋電機株式会社製LC6523型、以下
マイコンと称す)であり、その構成は周知の如く、CP
U96(central processing un
it)、RAM97(random access m
emory)、ROM98(readonly mem
ory)、タイマ−99、システムバス100及び入出
力装置101、102から構成される。
【0040】前記CPU96は、制御部103と演算部
104とから構成され、前記制御部103は、命令の取
り出し及び実行を行い、前記演算部104は、命令の実
行段階において、制御部103からの制御信号によって
入力機器やメモリから与えられるデ−タに対し、二進加
算、論理演算、増減、比較等の演算処理を行う。前記R
AM97は、機器に関するデータを記憶するためのもの
であり、前記ROM98は、予め機器を動かすための手
段や判断のための条件の設定、各種情報の処理をするた
めのルール等を読み込ませておくものである。
【0041】そして、前記マイコン95には、各種操作
キー群から構成される入力キ−回路105、前記水位セ
ンサ−29、異常振動検知用マイクロスイッチ106、
前記リ−ドスイッチ91、92、異常発泡検知回路10
7、第1温度検知回路108、第2温度検知回路109
からの信号が入力され、マイコン95は、これらの情報
に基づいて前記モ−タ80の回転駆動用インバ−タ回路
110、前記給水電磁弁A46a、前記給水電磁弁B4
6b、前記排水弁用モ−タ39、前記送風ファン33、
前記ヒ−タA20、前記ヒ−タB55、ブザ−鳴動回路
111、各種発光ダイオ−ド(LED)群から構成され
る表示装置112、前記上蓋ロック装置14、前記ドラ
ムロック装置83に駆動信号を夫々送出する。113は
前記各負荷を駆動するドライバ回路である。
【0042】前記インバ−タ回路110は、従来周知の
構成であるので、説明を省略するが、直流電圧を所定周
期のパルスに変換し、モ−タ80に印加するものであ
る。モ−タ80の回転数は、印加される電圧の周波数に
比例するから、前記マイコン95は、このインバ−タ回
路110の周波数を変化させることにより、前記モ−タ
80の回転数を自由に変えることができる。
【0043】前記水位センサ−29も従来周知の構造で
あるのでその詳細な説明は省略するが、要するに、前記
外槽2内の水位変化によるエア−トラップ28内の圧力
変化に応動して、磁性体をコイル内に出入りさせて該コ
イルのインダクタンスを変化させ、更に、このコイルの
インダクタンス変化を発振回路の発振周波数変化として
取り出し、前記マイコン95に入力するものである。
【0044】前記マイコン95は、このパルス信号の発
振周波数を判別することにより、槽内の水位を連続的且
つ広範囲に検出する。
【0045】前記第1温度検知回路108は、前記送風
ダクト18内の温度TAを検出するためのもので(送風
ダクト18は前記外槽2内に連通しているので、結果的
に外槽2内への入口の温度を検知することになる)、図
13の通り、定電圧VREFを、前記サ−ミスタA24
の抵抗値RTHと抵抗R2とで分圧することによって決
定される電圧VR2を、前記マイコン95に入力し、マ
イコン95は入力された電圧値を、内蔵のA/D変換器
により変換して、前記ROM98内に記憶している基準
値と比較し、温度TAを検知する。R1は電流制限用抵
抗である。
【0046】また、前記第2温度検知回路109も、前
記第1温度検知回路108と同様であり(但し、各種抵
抗値は適宜異ならせてある)、前記サ−ミスタB58の
抵抗値変化で前記ヒ−タB55近傍の温度TBを検知し
(洗浄時にあっては、洗浄水温、乾燥時にあっては外槽
内の温度即ち排気温度)を検知する。
【0047】而して、本実施例の洗濯機は、前記マイコ
ン95の制御の下に、洗い−中間脱水−第1すすぎ−中
間脱水−第2すすぎ−最終脱水−乾燥の各工程を順次実
行する。
【0048】そして、洗濯工程時には、前記モ−タ80
により、前記ドラム63が低速(約50r.p.m)で
繰り返し反転され、ドラム63内の洗濯物が前記バッフ
ルにかき上げられては上方から下方へ落下する所謂たた
き洗いが行われると同時に、前記横リブA69・・によ
り擦り洗われる。更に、この間、洗濯水が前記ヒ−タB
55により加熱されて、洗浄効率の向上が図られてい
る。
【0049】また、脱水工程時には、前記モ−タ80に
より、前記ドラム63が高速(約800r.p.m)で
一方向回転されて、ドラム63内の洗濯物が遠心力で脱
水される。
【0050】乾燥工程時の動作は図14及び図15の通
りである。
【0051】即ち、乾燥工程時には、前記モ−タ80に
より、前記ドラム63が15秒ON−1秒OFFという
周期で、繰り返し低速反転されると共に、前記送風ダク
ト18、吸入口部70からドラム63内に、前記ヒ−タ
A20で加熱された乾燥風が導入されて、ドラム63内
の洗濯物と熱交換が行われる(S−1)。
【0052】また、この間、前記給水弁B46bが駆動
されて、前記外槽2の周壁及び底部に沿って、膜状に除
湿水が流されており、熱交換後の乾燥風は、この水で除
湿されて、再び前記ヒータA20で加熱される(S−
2)。
【0053】同時に、前記ノズル54からドラム63に
水が噴射されて、ドラム表面にも水膜が形成され、この
水膜によっても乾燥風が除湿される。この噴射水は、前
記流体バランサ65をも冷却して、バランサ65内部の
熱膨張を抑制する。
【0054】更に、前記マイコン95は、前記第1及び
第2温度検知回路108、109からの信号に基づい
て、熱交換前の乾燥風の温度であるTAと熱交換後の温
度であるTBの測定を開始する(S−3)。
【0055】この際、前記サ−ミスタB58は、前記立
壁59〜61により保護されて、除湿水の影響を受けに
くいので、安定した温度検知が行われる。
【0056】乾燥が終わり頃になると、乾燥風に水分が
ほとんど含まれなくなり、温度TBが変化するので、温
度TAと温度TBとの差に基づいて乾燥状態を知ること
ができる(S−4)。
【0057】この乾燥終了検知動作は、前記ドラム63
が右回転している時の15秒間の内、後期の4秒間(1
0秒〜14秒)にのみ行われる(S−5)〜(S−
8)。即ち、ドラム63が反転すると、外槽2内の乾燥
風の流れが乱れて、その乱れが、前記乾燥ダクト18内
にも影響し、サ−ミスタA24(第1温度検知回路10
8)による温度検知デ−タにバラツキが生じ、検知精度
が低下するが、このように、空気が乱れる前に検知する
ことにより、安定した温度検知を行うことができる。
【0058】さて、プログラムの終了後、又はプログラ
ム中前記上蓋ロック装置14が解除操作されると、前記
マイコン95は、衣類を取り出しやすいように、前記ド
ラム63の投入口C75が前記投入口B9に合致した位
置(定位値)にドラム63を停止させてから、前記上蓋
13の開放を可能にする。
【0059】以下、このドラム63を定位値に停止させ
るための定位値停止動作を、図5及び図16に基づいて
説明する。
【0060】ドラム63を定位値に停止させる段階に入
ると、前記マイコン95は、前記ドラム63を極低速で
左方向に回転させ、前記リードスイッチ91がONする
と、モ−タ80を逆転し、前記リードスイッチ92がO
Nすると再びモ−タ80を逆転し、前記リードスイッチ
91がONすると再びモ−タ80を逆転し、以下、リー
ドスイッチ91が最初にONしてから、リードスイッチ
91−リードスイッチ92間を3往復させる(S−1
0)。そして、3往復目の往時間T1(リードスイッチ
91からリードスイッチ92に至るまでの時間)と3往
復目の復時間T2(リードスイッチ92からリードスイ
ッチ91に至るまでの時間)とを測定し、前記RAM9
7内に記憶させる(S−11)(S−12)。
【0061】次に、前記リードスイッチ91とリードス
イッチ92のON状態を調べるが、この場合、リードス
イッチ91を起点に3往復させたのだからリードスイッ
チ91のみがONしているはずであり、その場合は前記
時間T1の半分の時間だけ右回転させた時点(S−1
3)で、前記モ−タ80を直流制動(モ−タに半波を印
加すること)により停止させ(S−15)、更に、前記
ドラムロック装置83を作動させる(S−15)。
【0062】こうして、ドラム63は、リードスイッチ
91とリードスイッチ92との中点、即ち前記投入口B
9と投入口C75とが合致した位置で停止する。
【0063】尚、前記ドラムロック装置83により完全
にドラム63がロックされるまでの間、前記モ−タ80
は直流制動が働いているものの、この直流制動はモ−タ
80を完全に静止させるものではなく微小ずつながらも
ドラム63が回転することがある。そこで、本実施例で
はドラムロック装置83が完全にロックするまでに、前
記リードスイッチ92のみがONすると、今度は前記ド
ラム63を前記時間T2の半分の時間だけ左回転させて
(S−16)、再び直流制動、ドラムロック装置作動を
行う。以下、ドラム63が所定位置でロックされるまで
この動作が繰り返される(たいていの場合は初回のロッ
ク動作で終了する)。
【0064】また、このドラムの定位値停止制御におい
て、時間T1、T2の測定の前にリードスイッチ91−
リードスイッチ92間を2往復させるのは、当初、リー
ドスイッチ91がONするまでドラム63を回転させた
際に、磁石93がリードスイッチ91から遠い位置にあ
ると、ドラム63に加速がついて正確な測定ができなイ
からである。2往復させる間にドラム63の回転を安定
させる。
【0065】また、時間T1と時間T2を夫々測定した
のは、ドラム63内に衣類の片寄りにより右回転と左回
転とでドラム63の回転数が若干異なるからである。
【0066】
【考案の効果】本考案のドラム式洗濯機にあっては、リ
ードスイッチの作動タイミングのばらつきや、回転当初
における磁石とリードスイッチとの距離に関係なく、ド
ラムを正確に定位置に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のドラム式洗濯乾燥機の概略斜視図であ
る。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のC−C断面図である。
【図6】外槽内の除湿水路部の斜視図である。
【図7】同じく分解斜視図である。
【図8】同じく断面図である。
【図9】外槽の平面図である。
【図10】外槽底面部の平面図である。
【図11】制御機構のブロック回路図である。
【図12】マイコンの構成図である。
【図13】温度検知回路図である。
【図14】乾燥動作を示すフローチャートである。
【図15】乾燥終了検知動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】ドラムの低位置停止動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
2 外槽 9 衣類投入口B 63 ドラム 75 衣類投入口C 79 駆動プ−リ(回転体) 80 モ−タ 83 ドラムロック装置(制動手段) 91、92 リードスイッチ 93 磁石 95 マイクロコンピュ−タ(制御手段、制動手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽内に回転自在に支承されたドラム
    と、前記外槽の上部及びドラムに夫々設けられた衣類の
    投入口と、前記ドラムの回転駆動用モータと、前記ドラ
    ム又はこのドラムに連動して回転する回転体に止着され
    た磁石と、この磁石に近接対向する位置に設けられ、前
    記磁石が近接すると作動する2個のリードスイッチと、
    前記モータの回転を阻止する制動手段と、前記各リード
    スイッチが作動する毎に前記モータを逆転させることに
    より、前記磁石を前記各リードスイッチ間で往復させる
    制動手段とを備え、前記外槽とドラムの各投入口が合致
    した時に、前記磁石が前記2個のリードスイッチの中点
    に位置する構成とし、更に、前記制動手段が、前記往復
    動作の間、前記一方のリードスイッチが作動してから他
    方のリードスイッチが作動するまでの時間を計測し、そ
    の後に一方のリードスイッチが作動してから前記計測し
    時間の半分が経過した時点で前記制動手段を作動させ
    構成としたことを特徴とするドラム式洗濯機。
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JPS5548839B2 (ja) * 1973-03-20 1980-12-08
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