JP2575165Y2 - 回転アクチュエータの連結構造 - Google Patents

回転アクチュエータの連結構造

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JP2575165Y2
JP2575165Y2 JP1992039241U JP3924192U JP2575165Y2 JP 2575165 Y2 JP2575165 Y2 JP 2575165Y2 JP 1992039241 U JP1992039241 U JP 1992039241U JP 3924192 U JP3924192 U JP 3924192U JP 2575165 Y2 JP2575165 Y2 JP 2575165Y2
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JP
Japan
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connecting member
rotary actuator
drive shaft
insertion hole
control rod
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JP1992039241U
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JPH0591919U (ja
Inventor
耕一郎 佐藤
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、減衰力可変型液圧緩
衝器のコントロールロッド等回転軸の先端部を回転アク
チュエータの駆動軸先端部に連結する回転アクチュエー
タの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等において使用される減衰
力可変型液圧緩衝器には、例えば実開昭60−6971
1号公報に記載されたものがある。この液圧緩衝器に適
用される連結構造では、図3に示すように、ピストンロ
ッド20の中心穴20a内に挿入されたコントロールロ
ッド21(回転軸)の先端部に、中心部を通り径方向に
延在する平板状部21aを形成し、該平板状部21aに
嵌合する係合溝22aを回転アクチュエータ23の駆動
軸22の先端部に形成して、コントロールロッド21と
駆動軸22とを同心に連結していた。
【0003】また、他の連結構造としては、図4に示す
ように、連結部材24を使用してコントロールロッド2
1と駆動軸22とを同心に連結するものがある。この液
圧緩衝器では、図5及び図6(1)、(2)に詳細を示
すように、駆動軸22より大径の円柱状素材の一端部
に、駆動軸22の先端部に形成された係合溝22aに嵌
合する平板状部24a、他端側に円柱部24bをそれぞ
れ形成する一方、平板状部24aに固定窓部25、円柱
部24bの中心部に、基端24c及び前記固定窓部25
に開口する挿入穴部26をそれぞれ形成して、前記連結
部材24を構成し、該連結部材24の固定は挿入穴部2
6を通して挿入されたコントロールロッド21の先端部
21aを固定窓部25に加締め嵌合させて行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
連結構造では、コントロールロッド21は駆動軸22よ
り小径の断面円形棒状に形成されている。このため、コ
ントロールロッド21の先端部に形成された平板状部2
1aの両側端は駆動軸22の先端部に形成された係合溝
22aの両側開口部より引込んだ状態となる。また、2
面幅加工によりコントロールロッド21の先端部に平板
状部21aを精度良く形成することは容易でなく、平板
状部21aと係合溝22aとの隙間が大きくなる。従っ
て、前記間隙によるコントロールロッド21と駆動軸2
2との回転方向でのバックラッシ量が大きくなってしま
い、駆動軸22の回転方向を変更した時、コントロール
ロッド21の回転角度に大きな誤差を生じ、その結果、
所望の減衰力値のばらつきが大きくなった。
【0005】また、後者の連結構造では、円柱状素材の
先端部の両側面を大幅に切削加工して平板状部24aを
形成する必要があり、しかも精度良く形成しなければな
らないから、連結部材24が高価なものとなる。また、
連結部材24が駆動力を受ける強度材で構成されてお
り、ロッド挿入穴部26が形成された円柱部24bを有
するものであるから、連結部材24の重量が重くなり、
軽量化が図れなかった。
【0006】この考案は上記後者の連結構造が有する課
題を解決するためになしたもので、連結部材の改良によ
り軽量化と製作コストの低減が図れる回転アクチュエー
タの連結構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、連結部材を、回転アクチュエータの駆
動軸先端部に形成された係合溝に嵌合する平板で構成
し、該連結部材に、同一直線上で互い違いに両表面側に
膨出した複数の円弧状湾曲片部を形成して、連結部材の
一端に開口する挿入穴部を構成する一方、前記連結部材
の他端部に固定窓部を形成し、該固定窓部に、前記挿入
穴部を通して挿入された回転軸先端部を固定したもので
ある。
【0008】
【作用】上記の構成により、連結部材の係合溝との嵌合
部は厚み寸法精度が高い平板部分であるから、連結部材
と係合溝との隙間は少なくなる。また、平板に形成され
た複数の円弧状湾曲片部からなる挿入穴部を使用して、
回転軸に連結部材が従来と同様に連結される。
【0009】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面により説明
する。
【0010】図1は回転アクチュエータの連結構造を示
す一部破断の斜視図、図2(1)は図1の要部正面図、
図2(2)は(1)のA−A線に沿う側断面図である。
これらの図において1は連結部材、2はコントロールロ
ッド(回転軸)である。
【0011】連結部材1は、図示しない回転アクチュエ
ータの駆動軸先端部に形成された係合溝に嵌合してその
両側開口部から突出する厚さ及び幅をもった平板で構成
されている。
【0012】この連結部材1には、その一端1aに開口
する挿入穴部3を構成するように同一直線上で互い違い
に両表面側に膨出した複数の円弧状湾曲片部4、5が形
成されている。
【0013】前記連結部材1の他端部1bには、前記駆
動軸先端部の係合溝に嵌合させ易くするテーパ面を先端
側に有する先端係合部6と、前記挿入穴部3に連続する
固定窓部7とが形成されている。
【0014】固定窓部7には、挿入穴部3を通して挿入
されたコントロールロッド2の先端部2aが加締め嵌合
されて固定されている。つまり、コントロールロッド2
の先端部には、連結部材1の両表面側からの加締めによ
って、固定窓部7に嵌合する拡大係合部2aが形成さ
れ、該拡大係合部2aの両側面が当接する前記固定窓部
7の両側面7aは、拡大係合部2aの回り止め及びロッ
ド挿入穴部3側への抜け止めに有効な形状、例えば凹円
弧面や、挿入穴部3とは反対側に拡大するテーパ面等に
形成されている。
【0015】以上の構成において、連結部材1の製作
時、駆動軸先端部の係合溝に嵌合してその両側開口部か
ら突出する厚さ及び幅をもった平板素材を準備し、この
平板素材に対して先端係合部6のテーパ面を切削加工等
により、固定窓部7を打抜き加工等により、円弧状湾曲
片部4、5を塑性加工によりそれぞれ形成する。
【0016】連結部材1の装着使用時、挿入穴部3を通
して固定窓部7にコントロールロッド2の先端部を挿入
した後、連結部材1の両表面側からの加締めによりコン
トロールロッド2の先端部に拡大係合部2aを形成し
て、固定窓部7に嵌合固定する。次いで、連結部材1の
先端係合部6に駆動軸先端部の係合溝に嵌合させ、コン
トロールロッド2と前記駆動軸とを同心に連結した状態
で、回転アクチュエータをピストンロッド8と一体的に
固定する。
【0017】このように組み立てられた連結構造におい
て、連結部材1の先端係合部6は平板を使用するため従
来の2面幅加工による場合に比べて極めて厚さ寸法精度
が良いから、該先端係合部6と駆動軸先端部の係合溝と
の隙間は少ない。また、先端係合部6が係合溝の両側開
口部から突出しており、該係合溝を構成する駆動軸の外
周面側開口端が先端係合部6に当接する。従って、前記
隙間によるコントロールロッド2と駆動軸との回転方向
でのバックラッシ量は小さく、このため駆動軸の回転方
向を変更した時にコントロールロッド2の回転角度に生
じる誤差が小さくなると共に、係合溝の全長を一杯に使
ってコントロールロッド2に回転力が有効に伝達され
る。
【0018】
【考案の効果】以上の通りこの考案は、連結部材を、回
転アクチュエータの駆動軸先端部に形成された係合溝に
嵌合する平板で構成し、該連結部材に、同一直線上で互
い違いに両表面側に膨出した複数の円弧状湾曲片部を形
成して、連結部材の一端に開口する挿入穴部を構成する
一方、前記連結部材の他端部に固定窓部を形成し、該固
定窓部に、前記挿入穴部を通して挿入された回転軸先端
部を固定しており、平板の高い厚さ寸法精度を利用して
連結部材を駆動軸先端部の係合溝内に少ない隙間で嵌合
させることができるから、連結部材と駆動軸との回転方
向でのバックラッシ量を低減させて駆動軸の回転方向を
変更した時の回転軸の回転角度の誤差を小さくすること
ができ、このため回転軸の位置決め精度の向上が図れる
と共に、係合溝の全長を一杯に使って回転軸に回転力を
有効に伝達できる。
【0019】また、連結部材を平板で構成して、従来の
ような切削加工による平板状部の形成を不要にすると共
に、挿入穴部を構成する円弧状湾曲片部を塑性加工によ
り容易に形成できるから、連結部材の製作が容易に低コ
ストで行えると共に、連結部材の軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の回転アクチュエータの連
結構造を示す一部破断の斜視図である。
【図2】(1) 図1の要部正面図である。 (2) (1)のA−A線に沿う側断面図である。
【図3】従来例の回転アクチュエータの連結構造を示す
断面図である。
【図4】他の従来例の回転アクチュエータの連結構造を
示す一部破断の正面図である。
【図5】図4の詳細を示す一部破断の斜視図である。
【図6】(1) 図5の正面図である。 (2) (1)のB−B線に沿う側断面図である。
【符号の説明】
1 連結部材 1a 一端 1b 他端部 2 コントロールロッド(回転軸) 2a 先端部(拡大係合部) 3 挿入穴部 4、5 円弧状湾曲片部 7 固定窓部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結部材を、回転アクチュエータの駆動
    軸先端部に形成された係合溝に嵌合する平板で構成し、
    該連結部材に、同一直線上で互い違いに両表面側に膨出
    した複数の円弧状湾曲片部を形成して、連結部材の一端
    に開口する挿入穴部を構成する一方、前記連結部材の他
    端部に固定窓部を形成し、該固定窓部に、前記挿入穴部
    を通して挿入された回転軸先端部を固定したことを特徴
    とする回転アクチュエータの連結構造。
JP1992039241U 1992-05-18 1992-05-18 回転アクチュエータの連結構造 Expired - Lifetime JP2575165Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0591919U JPH0591919U (ja) 1993-12-14
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JP2583416Y2 (ja) * 1993-10-08 1998-10-22 日本ミクロコーティング株式会社 爪磨き用具

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JPH0591919U (ja) 1993-12-14

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