JP2574194B2 - デジタル・パルス発生装置 - Google Patents

デジタル・パルス発生装置

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JP2574194B2
JP2574194B2 JP3311602A JP31160291A JP2574194B2 JP 2574194 B2 JP2574194 B2 JP 2574194B2 JP 3311602 A JP3311602 A JP 3311602A JP 31160291 A JP31160291 A JP 31160291A JP 2574194 B2 JP2574194 B2 JP 2574194B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
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    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/18Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop
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    • H03L7/187Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between fixed numbers or the frequency divider dividing by a fixed number using means for coarse tuning the voltage controlled oscillator of the loop
    • H03L7/189Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between fixed numbers or the frequency divider dividing by a fixed number using means for coarse tuning the voltage controlled oscillator of the loop comprising a D/A converter for generating a coarse tuning voltage

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル・パルス発生
装置、特に正確なエッジ位置、優れたチャンネル対チャ
ンネルの安定性が得られ、一群のパルス内のいずれのパ
ルスに対しても正確なトリガ出力の位置決めができるデ
ジタル・パルス発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
パルス発生器は、主にアナログ回路の多くの不安定なタ
イミング・パラメータに頼っている。例えば、ヒューレ
ット・パッカード・ジャーナル1990年8月号に構成
が記載された従来のパルス発生器は、遅延及びパルス幅
のタイミング発生素子としてワンショット・マルチバイ
ブレータを使用している。このアナログ技術の使用の結
果生じる不安定なタイミング仕様は、含まれる遅延又は
パルス幅の長さに比例する公差を生じる。更に、各チャ
ンネルの公差は互いに独立しており、チャンネル対チャ
ンネル性能が、それらの個別の公差に関して付加され
る。
【0003】本発明によれば、パルス発生に関する更に
完全なデジタル手法により、制御可能な公差、特に、制
御可能なチャンネル対チャンネル公差が得られる。
【0004】パルス発生器を使用する多くは、パルス発
生器から供給される刺激信号及びそれに対する被試験素
子の応答の関係をサンプリング・オシロスコープで観察
することにより、高速デジタル素子の特性を調べことを
目的としている。サンプリング・オシロスコープは、非
常に高帯域であるが、高帯域を得ようとする結果、オシ
ロスコープがトリガされてから実際に入力信号をサンプ
ルできるまでに20〜70nsの遅延時間がある。この
遅延は、「プリトリガ時間」として知られ、サンプリン
グ・オシロスコープを、従来のパルス発生器と関連させ
て使用する場合に問題がある。その理由は、従来のパル
ス発生器では、トリガ出力信号の時間的位置を正確に制
御することができないからである。
【0005】そこで、パルス出力に対するトリガ出力信
号の時間的な前後位置を、操作者が高精度に制御できる
パルス発生器が必要とされている。
【0006】従来のパルス発生器では、一群のパルスの
終わり近くのパルスに対して正確にトリガ・パルスを位
置決めするには機能的限界がある。従来のパルス発生器
及びデジタル・サンプリング・オシロスコープで試験す
るとき、パルス発生器からのトリガ出力信号により、オ
シロスコープをトリガオフする必要があり、オシロスコ
ープのチャンネル遅延を、観察したい期間を見るために
調整する必要がある。例えば、8ビットの同期カウンタ
の折り返し(最大計数値から0に戻る)動作を観察する
ために、観察したいイベントが実際に起きる前に、25
5個のクロック・パルスを発生させてカウンタを最大値
にする。255個のパルス周期の後に、観察したイベン
トが起きる。パルス周波数が100MHzであれば、観
察したいイベントの前に、2550nsの遅延が生じ
る。しかし、この設定では、従来のパルス発生器の通常
のRMS(実効値)ジッタは、プログラムされた期間の
0.05%である。この場合、オシロスコープのジッタ
は含まないとして、1.275nsのジッタがパルス発
生器から発生する。この環境では、明かに、他の要因に
よる出力タイミングの変化を検出する性能は低下する。
【0007】パルス発生器は、それが発生するどのパル
スに対しても、仮えそのパルスが多量のパルス群の終わ
りに近くても、トリガ出力信号の位置を正確に且つ調整
可能に位置決めできることが望ましい。
【0008】従来のパルス発生器は、前方エッジの前の
遅延及びパルス幅により後方エッジの位置が決まる。こ
れらのパルス発生器では、パルスの遅延が変化すると
き、幅が一定のままであり、遅延に応じて後方エッジが
移動する。
【0009】しかし、パルス発生器は、後方エッジのタ
イミングを直接に特定できることが望ましい。
【0010】従来のパルス発生器では、周期が変化して
も、遅延及びパルス幅の割合が同じであるパルスを必要
とするとき、操作者は遅延及びパルス幅の新しい値を計
算して設定する。ある従来のパルス発生器のデューティ
比モードでは、周期が変化するときに、パルス幅を自動
的に再計算するが、遅延値は固定されたままである。
【0011】パルス発生器は、パルス幅及び位相を共に
周期全体の百分率として決めることができ、周波数が変
化しても、自動的にパルス幅及び位相の比を一定に維持
することが望ましい。
【0012】従来のパルス発生器では、その内部発振器
を外部周波数源に同期させることができるが、外部周波
数源及びトリガ入力信号が外部的に同期できる程度を除
いて、トリガ入力信号は、出力パルスに対して非同期に
なる。
【0013】そこで、外部周波数源に同期する複数のパ
ルス群の発生が開始するときを、外部信号を使用して制
御する手段が必要である。
【0014】また、パルス発生器では、速度が他のチャ
ンネルの半分であるが、それらと同期して動作する数チ
ャンネルを有することが望ましい。更に、あるチャンネ
ルをディスエーブル(非動作状態に)するが、そのチャ
ンネルが操作者が決めたレベルの直流電圧出力に保持さ
れることが望ましい。
【0015】従来のパルス発生器は、パルス出力の時間
精度を維持するために、外部測定器及び操作者による校
正調整を必要とする。
【0016】したがって、自動自己校正パルス発生器
は、操作者が出力端を校正入力端に接続するだけで校正
を行うことが望ましい。
【0017】本発明の目的は、トリガ信号に対して正確
に位置決めされたパルスを発生するデジタル・パルス発
生装置の提供にある。
【0018】本発明の他の目的は、公差、特にチャンネ
ル対チャンネルの公差を制御可能なデジタル・パルス発
生装置の提供にある。
【0019】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、パル
スを合成するデジタル・パルス発生装置であって、この
パルスの前方エッジ及び後方エッジの両方のエッジ位置
を含む所望パルス特性を特定する特定手段(10、1
2)と、この特定手段により決まる時間信号を発生する
制御可能な時間軸手段(14、62、74、76)と、
時間信号に応じて前方エッジ信号及び後方エッジ信号を
独立に発生するエッジ信号生成手段(78)と、前方エ
ッジ信号及び後方エッジ信号のタイミングを時間軸手段
の分解能よりも高い分解能で可変調整する可変調整手段
(86、88、90、92)と、調整した前方エッジ信
号及び調整した後方エッジ信号に応じて出力パルスを発
生するパルス生成手段(98)とを具えており、出力パ
ルスの分解能が時間軸手段の分解能よりも高いことを特
徴としている。よって、本発明は、トリガ出力信号に対
して、それが発生するパルスを正確に位置決めでき、操
作者が直接に後方エッジの位置を指定でき、パルス幅及
び位相の両方を周期全体の百分率として指定できる。更
に、パルス発生装置は、周波数が変化したときに、パル
ス幅の割合及びその位相を一定に保持する。また、外部
信号を使用して、外部周波数源に同期するパルス群の発
生の開始を制御する手段を有し、数チャンネルを他のチ
ャンネルの半分の速度で、且つそれらに同期して動作さ
せることができる。また、操作者は、あるチャンネルを
ディスエーブル(動作不能)にするが、そのチャンネル
の直流電圧出力を操作者の決めたレベルに維持すること
ができる。また、操作者が出力端を校正を行うための校
正入力端に接続するだけで、自動的に自己校正ができ
る。
【0020】好適な実施例では、本発明のデータ・パル
ス発生装置は、2つの周波数制御電圧源を有するトリガ
可能電圧制御発振器(VCO)、内部デジタル・アナロ
グ変換器(DAC)、及び外部時間軸との位相周波数比
較器を含む。最高オクターブ動作では、トリガ可能VC
Oの出力信号は、エッジ位置が小デジタル増加分である
「スリバ」及び微小アナログ変化分である「バーニア」
により調整される。低オクターブ動作では、パターン・
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)の内容は、トリ
ガ可能VCOの出力周波数の2のべき乗で分周するよう
に働く。RAMの内容は、直列ビット列に変換され、こ
のビット列は、最高オクターブ周期である「基準量」の
整数である精度の低いパルス幅及び周期を有する。エッ
ジ位置は、最高オクターブの場合と同様に、スリバ及び
バーニアにより調整される。基板上の高品質周波数カウ
ンタ及び長時間一定アナログ・デジタル変換器(AD
C)は、時間スレッシホールド検出器に正確に固定され
た校正入力信号と共に、自動自己校正を行う。
【0021】
【実施例】本発明のデジタル・パルス発生装置は、内部
時間軸自動モード、内部時間軸バースト・モード、内部
時間軸自動バースト・モード、外部時間軸位相ロック自
動モード、外部時間軸位相ロック・バースト・モード、
及び外部時間軸位相ロック自動バースト・モードの6つ
の動作モードを有する。いずれの自動モードでも、操作
者が指定したパラメータ、即ち指定した高電圧レベル、
低電圧レベル、トリガ・パルスに関するタイミング関
係、幅、周期及び位相で、連続的パルス列が発生され
る。バースト・モードでは、トリガ・イベントに応答
し、パラメータ及びパルス数が操作者により指定された
一群のパルスが発生される。自動バースト・モードで
は、複数のパルス群が複数の非動作期間を介在させて、
連続的に発生される。外部信号は、適切な位相ロック基
準信号であるために、安定且つ連続的である必要があ
る。位相ロック・パルス列出力は、基準入力信号の2*
N(*NはN乗を表す)倍数又は約数であってもよい。
【0022】図1は、本発明のデジタル・パルス発生装
置のモジュール・レベルのブロック図である。マイクロ
プロセッサ・ユニットMPU12は、MPUバス18を
介して、時間軸カード14及びパルス・カード16と通
信する。この発生装置の一例では、MPUバス18は、
VXI互換性バスである。MPU12は、別個のヒュー
マン・インタフェース・バス20を介して、ヒューマン
・インタフェース10とも通信する。これらインタフェ
ース10及びMPU12が、パルスの前方エッジ及び後
方エッジの両方のエッジ位置を含む所望パルス特性を特
定する特定手段となる。GPIB22及びRS232
24のポートを介して遠隔操作者又は他の装置と通信す
るための構成要素も設けられる。高速バス26によりパ
ルス・カード16及び時間軸カード14間で高速通信が
可能である。遮蔽され、より合わされた複数の導線対2
8は、時間軸カード14から各パルス・カード16へ高
速クロック信号(/TVCOクロック)を伝送する。
【0023】時間軸カード14は、前面パネル上に5つ
のコネクタ、即ちトリガ入力端子、トリガ出力端子、位
相ロック入力端子、フレーム同期入力端子及びスキュー
校正端子を有する。トリガ入力端子は、バースト・モー
ドで、バースト即ち指定数のパルス群の開始時を知らせ
るために使用される。トリガ出力端子は、オシロスコー
プの様な他の装置に、パルス群の発生時を知らせる。こ
のトリガ出力端子の更に進んだ使用については、後述す
る。位相ロック入力端子には、外部周波数基準信号を供
給する。フレーム同期入力端子は、外部時間軸バースト
位相ロック・モードにおいて、次のパルス群の発生をア
ーミング(準備状態に)するために使用する。パルス群
の正確なタイミングは、位相ロック入力信号で決まる
が、フレーム同期入力信号の発生後の次のクロック・エ
ッジで起きる。スキュー校正入力信号は、後述する様
に、自動校正技術の一部として使用される。
【0024】各パルス・カード16は、2つのパルス発
生チャンネルを含む。各チャンネルは、関連する3つの
コネクタ、出力端子、反転出力端子及びトランスデュー
サ入力端子を有する。操作者は、トランスデューサ入力
端子によりパルス発生器の内部回路を側路し、パルス発
生器の出力増幅器のみを使用して、すでに発生された信
号から高及び低電圧レベルを調整可能な高品質矩形パル
スを生成する。
【0025】後述する様に、時間軸カード14及びパル
ス・カード16は、実際のパルス発生に先立って、MP
Uバス18を介したMPU12からの特定の命令に従っ
て構成される。時間軸カード14及びパルス・カード1
6は一度構成されると、独立したステートマシンとして
動作し、予め受け取った命令に従って複数のパルス又は
複数のパルス群を生成し、必要に応じて高速バス26を
介して互いに通信する。装置カード間の簡単なハンドシ
ェーク手順により、MPU12の手助けなく、再びアー
ミングし、更にパルス群の発生を継続できる。
【0026】パルス・カード16の動作中、各パルス・
カードは、共有の開放コレクタ信号ラインである高速バ
ス26の/ランニング(実行)ラインを低レベルにす
る。個々のカードが、それらのパルス群の発生を終了す
るとき、各カードは/ランニング・ラインの抑制を解
き、全てのカードがパルス群の発生を終了すると、/ラ
ンニング信号が高レベルになる。これにより、全てのパ
ルス・カードが動作を終了したことが時間軸カード14
に伝えられる。更に、パルス群を発生するのであれば、
時間軸カード14は、/イニティング(初期化)信号を
低レベルにしてアクティブ状態にし、個々の初期ルー
チンを開始するように、次のステート・クロック信片
で、各パルス・カードは、/イニティング信号をアクテ
ィブ状態にする。パルス・カードが初期化処理を終了す
ろ際に、各パルス・カードが/イニティング信号を非ア
クティブ状態にし、それら全てが/イニティング・ライ
ンを開放し、ラインのレベル状態が高レベルに戻り、全
てのパルス・カードが次のパルス群を発生開始するため
の準備ができたことを知らせる。
【0027】図2及び図3は、本発明によるデジタル・
パルス発生装置の時間軸カードを示すブロック図であ
る。325MHz〜650MHzの1オクターブの範囲
を有するトリガ可能電圧制御発振器(トリガ可能VC
O)30は、1つ又は2つの信号源から得られるVCO
制御電圧により周波数が制御される。これらの信号源の
一方は、MPU12により制御されるデジタル・アナロ
グ変換器(DAC)34である。デジタル・パルス発生
装置が、外部時間軸に同期する複数のモードの1つの状
態にあるとき、スイッチ33は、バースト制御ステート
マシン50からのループ開放(オープン)信号が非アク
ティブ状態になることにより閉じ、他の信号源からのト
リガ可能VCOの制御電圧は、加算回路32によりDA
C34からの電圧に加算される。位相周波数比較回路3
6は、M値除算回路38で値Mで除算された位相ロック
入力信号と、N値除算回路40でトリガ可能VCO30
の出力周波数を分周した信号との関係を検出する。
【0028】位相周波数比較回路36は、5〜10MH
zの範囲で動作し、トリガ可能VCO30の出力信号は
325MHzから650MHzであるので、実際上、N
は値64に一定に保持される。値MはMPU12により
変えられ、周波数6〜600MHzである位相ロック入
力信号の異なる2*N個の乗数及び約数が得られる。操
作者が、内部時間軸及び位相ロック入力信号間の所望の
関係を指定すると、MPU12は、M値除算器38を適
切に設定して、この関係を実現する。
【0029】周波数カウンタ回路44からのカウンタ読
み出し信号及びマルチプレクサ42への適切な選択信号
を使用して、MPU12は、トリガ可能VCO30の周
波数出力及び位相ロック入力信号を測定する。周波数カ
ウンタ回路44は、4.5桁、自動レンジ調整、水晶制
御周波数カウンタ回路である。
【0030】位相ロック・モード動作では、MPU12
は、周波数カウンタ回路44からの読み出し値を使用し
て、到来位相ロック入力信号の周波数を測定する。次
に、DAC34の出力電圧をその周波数に相当する値に
設定する。位相周波数比較回路36は、値Nで除算した
VCO30の出力及び値Mで除算した位相ロック入力信
号間の位相誤差を表す補正電圧を生成し、VCO30の
クロック出力信号が位相ロック入力信号と同期するよう
にする。
【0031】トリガ可能VCO30は、ヒューレット・
パッカード・ジャーナル1978年8月号のチュー、ア
レン及びフォスターによる「Universal Counter Resolv
es Picoseconds in Time Interval Measurement」と題
する論文に記載されている。電源投入時に、MPU12
はDAC34を使用して、トリガ可能VCO30に一系
列の複数の電圧を供給する。各電圧を供給する間、MP
U12は周波数カウンタ回路44を使用してトリガ可能
VCO30の出力信号の周波数を調べ、その結果を表と
して記憶する。MPU12は、この表から適切な電圧を
選択することにより、トリガ可能VCO30の動作範囲
内で所望の周波数を発生させることができる。
【0032】トリガ可能VCO30は、オア・ゲート回
路46からのオン信号により動作可能になる。オン信号
として、トリガ条件回路48からのトリガ信号又はバー
スト制御ステートマシン50からの自動トリガ信号のい
ずれかが使用される。トリガ条件回路48は、時間軸カ
ード14の前面パネルからの実際のトリガ入力信号の他
に、バースト制御ステートマシン50からのトリガ・イ
ネーブル信号、MPU12からのトリガ極性信号及びト
リガ・レベル信号を受け取る。
【0033】図4及び図5は、本発明によるデジタル・
パルス発生装置のパルス・カードを示すブロック図であ
る。MPU12は、3ビットの情報を制御レジスタ72
(図5)の拡張部分である複数の局部レジスタにロード
して、バースト制御ステートマシン50にそれが動作す
るモードを知らせる。この3ビットの1番目はモードが
自動モードであるかどうかを示し、2番目はモードがバ
ースト・モードであるかどうかを示し、3番目はモード
が外部時間軸位相ロック・モードであるかどうかを示
す。複数のパルス・カード上のスレーブ・バースト制御
ステートマシン60(図4)は、パルス・カードがバー
スト・モードであるかどうかを示す情報のみを受け取
る。バースト制御ステートマシン50及びスレーブ・バ
ースト制御ステートマシン60は、上述した高速バス・
ラインである/ホルト、/ホルトナウ、/ステート・ク
ロック、/ランニング及び/イニティングを介して互い
に通信する。
【0034】バースト制御ステートマシン50及びスレ
ーブ・バースト制御ステートマシン60は、電源投入時
に、各モードでそれが、どのように動作するかを伝える
プログラミング情報を各ボード上のROMチップから受
け取る。ステートマシンは、カリフォルニア州、サンホ
セのXilinx社から販売されているXilinxT
M XC3030PC84−70チップ内に使用され、
ROMから受け取るプログラミング情報に基づき異なる
論理構成を組み込むことができる。
【0035】位相周波数比較回路36は、入力信号の変
化に即座に応答しないので、位相ロック・ループが安定
するまでの動作時間として、多くのマイクロ秒を必要と
する。そのため、外部時間軸位相ロック・モード動作の
全てにおいて、トリガ可能VCO30は連続動作状態の
ままにされ、TVCOクロック信号は、バースト制御ス
テートマシン50からのクロック制御信号によりアンド
・ゲート回路52の通過が制御される。
【0036】バースト制御ステートマシン50は、時間
軸カード14の前面パネルからフレーム同期信号及び位
相ロック入力信号、トリガ可能VCO30の出力端から
TVCOクロック信号を受け取る。外部時間軸位相ロッ
ク自動バースト・モードでフレーム同期入力信号が供給
されると、アンド・ゲート52へのクロック制御信号は
高レベルになり、TVCOクロックはアンド・ゲート5
2を通過して、複数の反転バッファ増幅器54に送られ
る。反転バッファ増幅器54は、これらのクロック信号
を/TVCOクロック信号としてパルス・カードに送
る。アンド・ゲート回路52が開くタイミングは、正確
な位相で最初のクロックの供給を開始するには不安定で
あるので、バースト制御ステートマシン50は、始めに
位相ロック入力信号を使用し、次にTVCOクロック信
号を使用して、フレーム同期信号に同期させ、フレーム
同期信号が正確なタイミングを持ったクロック制御信号
となるようにする。
【0037】これに対し、内部時間軸自動バースト・モ
ードでは、クロック制御信号は高レベルに維持されるの
で、アンド・ゲート52は常に開いており、トリガ可能
VCO30は、オア・ゲート回路46への自動トリガ信
号により、追加のパルス群を発生するように動作状態と
なる。
【0038】トリガ出力マシン56もアンド・ゲート回
路52から/TVCOクロック信号を受け取り、このク
ロック信号に応答して、MPUにより予めプログラムさ
れた情報に従って適切な相対タイミングでトリガ出力信
号を発生する。好適な実施例では、トリガ出力マシン5
6は、図4を参照して後述する様に、複数チャンネルの
パルス・カード16の1つに略同一であるが、パターン
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)62を有さず、
1つの追加のパルス群を受け、アクティブ状態のとき
に、1つのパルス群当たり1つのトリガ信号を生成し、
非アクティブ状態のときに、パルス毎に1つのトリガを
生成することが異なる。トリガ出力マシン56は、定義
のためのパターンを必要とするパルスではなく、TVC
Oクロック信号の周期を有する単一パルスを生成するの
みであるので、パターンRAMを必要としない。
【0039】スキュー校正サンプラ53は、トリガ可能
VCO30からTVCOクロック信号を受け取り、前面
パネルからスキュー校正入力信号を受け取る。スキュー
校正サンプラ53は、128個のTVCOクロック信号
を計数し、次にスキュー校正入力信号をサンプルして、
即座にそのステートをアクティブ状態にする。バースト
制御ステートマシン50が発生したロード信号及びリセ
ット信号の一方であるリセット終了信号による初期化中
に、スキュー校正サンプラ53はリセットされる。後述
する様に、サンプリング処理の結果は、校正中にMPU
12により読み出される。
【0040】図4及び5は、パルス・カード16のブロ
ック図である。MPU12は、MPUバス18を介して
パターン情報をパターンRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)62に送る。図6を参照すると、パターンRA
M62は、4k×8ビットである。パターンRAM62
に記憶されたパターンは、最初にエントリ点がアドレス
される。エントリ点及びループバック点間のパターンR
AM62の内容は、後述の例外を除いては、全て0であ
り、最初のパルスが発生する前の遅延として働く。後述
する様に、パターンRAM62の内容は、マスタ・クロ
ック信号の周波数の1/8のタイミングで8ビットが読
み出され、この8ビットは完全なマスタ・クロック周波
数で直列ビット列に変換される。このビット列は、図4
及び図5に示す残りの回路による1つ又は複数のパルス
の生成を順次制御する。
【0041】特定のアドレスの最下位ビットではないエ
ントリ点でパターンRAM62に入るためには、シフト
レジスタ76は予備クロック動作する必要があり、この
予備クロック動作は、スレーブ・バースト制御ステート
マシン60から供給され、アンド・ゲート回路63によ
り/TVCOクロック信号と組み合わされる/ローカル
・クロック信号により行われる。時間軸カード14が/
TVCOクロック信号を供給しない間は、/TVCOは
高レベルに保持され、/ローカル・クロック信号がアン
ドゲート63を通過する。これに対し、スレーブ・バー
スト制御ステートマシン60が初期化を終了したとき、
ステートマシン60は、/ローカル・クロック信号を高
レベルに保つので、/TVCOクロック信号がアンドゲ
ート63を通過する。この様に、マスタ・クロック信号
は、/ローカル・クロック信号及び/TVCOクロック
信号をオア機能で加算して得られるので、スレーブ・バ
ースト制御ステートマシン60は、初期化の間シフトレ
ジスタ76を予備クロック動作させ、初期化及びトリガ
の後に、トリガ可能VCO30がその機能を実行するこ
とができる。複数のループ・バック点は、常にアドレス
の最下位ビットにあるので、ループバック動作の間は予
備クロック動作は必要ない。全体のパターンが8ビット
より短かければ、ループ・バック点を最下位ビットにな
るようにして、パターンを繰り返し8ビットを満たす。
これについては、全てのパターンは2の整数乗でなけれ
ばならないという制約があるので、問題はない。
【0042】通常の場合、ループバック点及びメモリの
終点間の領域は、パルスの幅により2つの領域に分割さ
れる。これらの領域の1番目のデータは、パルスが高レ
ベルである時間即ちパルス幅を表し、値1で満たされて
いる。2番目の領域のデータは、パルスが低レベルであ
る時間を表し、この領域は全て値0で満たされている。
これら2つの領域は全体でパルスの周期を表し、第1部
分はパルス幅(正方向)を定め、残りの部分は残りの期
間(負方向)を定める。位相遅延、即ち、基準時点に対
しパルス幅の始点が遅延する期間は、エントリ点及びル
ープバック点間の遅延に含まれる。ジッタを最小限に
し、ルーピング・バック遅延を無くすためには、パター
ンRAM62には、周期が2の偶数乗であるパターンの
みをロードする。これにより、パターンRAM62内の
パターンは、結果的にマスタ・クロック周波数を分周す
る。
【0043】同一パルス列を連続して発生するために
は、ループバック点に繰り返し入る。図4を参照する
と、この繰り返し入る回数は、カウンタ回路74の出力
の上位16ビットの内容即ちループ計数値により決ま
り、この回数は、周期が8ビットよりも長いパルスに関
しては、パルス群内のパルス数に相当する。1、2又は
4ビットの長さの短いパルスに関しては、ループを巡回
する毎に倍数のパルスが発生する。操作者が指定したパ
ルス群の長さを満足するために必要な余りのパルスは、
遅延領域内のループバック点の直前に置かれ、全て0が
満たされている。指定した全てのパルスが発生されたと
きは、後述する様に、カウンタ回路はパーキング・アド
レスを発生する。
【0044】図4及び5を参照すると、MPU12(図
1)は、MPUバス18を使用してリード・バーニアD
AC64、トレイル・バーニアDAC66、高レベルD
AC68、低レベルDAC70及び制御レジスタ72に
適切な設定を与える。次に、制御レジスタ72は、広範
囲情報を含み、この情報は、リード・スリバ情報及びト
レイル・スリバ情報の各々5ビットと、モードが自動で
あるか否かを表す1ビットと、最高オクターブが使用さ
れているか(イネーブルであるか)否かを表す1ビット
と、リード又はトレイル信号(出力パルスの前方エッジ
又は後方エッジを示す信号)が遅延されるかを表す2ビ
ットと、トランスデューサを使用する場合に、トランス
デューサをイネーブルするための1ビットと、パルス出
力及びその相補出力をイネーブルするための2ビットと
を含む。
【0045】MPU12は、MPUバス18を使用し
て、ループ・アドレス及びループ計数値情報をスレーブ
・バースト制御ステートマシン60に供給する。スレー
ブ・バースト制御ステートマシン60は、パルス群間
で、システム内の他の装置カードと、信号ラインである
/ランニング、/イニティング、ステート・クロック、
/ホルトナウ及び/ホルトを含む高速バス26を介して
通信する。ステート・クロックは、バースト制御ステー
トマシン50及びスレーブ制御ステートマシン60が互
いに初期化及び通信を行うように、これらのステートマ
シンの動作を同期させる3MHzのクロック信号であ
る。
【0046】/ホルト及び/ホルトナウ・ラインは、バ
ースト制御ステートマシン50を介してMPU12によ
り制御される。バースト制御ステートマシン50は、M
PU12からのMPUバス18上のメッセージにより、
/ホルト・ラインをアクティブ状態にする。バースト制
御ステートマシン50は、/ホルト・ラインを低レベル
にすることによりアクティブ状態にし、複数のパルス・
カード16上のスレーブ・バースト制御ステートマシン
60に、次のパルス群の発生後に順番に停止することを
伝える。
【0047】しかし、装置が2つの自動モード、即ち内
部時間軸自動モード又は外部時間軸位相ロック自動モー
ドのうちの一方の状態にあると、パルス群の終点に至ら
ず、順序だって停止するための機会がない。この場合、
MPU12は、始めに、時間軸カード14上のバースト
制御ステートマシン50を介して/ホルト・ラインをア
クティブ状態にし、次に/ホルトナウ・ラインにパルス
を送り、一時的にアクティブ状態にする。時間軸カード
14及びパルス・カード16は、これに応答して、即座
にその動きを中断させる。いずれの手段で停止するとき
も、パルス・カードは、/ランニング・ラインを高レベ
ルにして、非アクティブ状態にする。MPU12がMP
Uバス18を介して種々のカードをプログラムしている
間、/ホルト・ラインは、バースト制御ステートマシン
50によりアクティブ状態にされたままである。
【0048】上述では、図4及び図5を参照して、RA
M62がどのように動作するかを非常に簡単に概念的に
説明した。この説明は概念を正確に伝えているが、その
概念的動作のために必要な高速動作及びあるパルスから
次のパルスへの瞬時の回復を実現することは、実際には
もっと複雑である。
【0049】図4、図5及び図7(図4のカウンタ74
の詳細なブロック図)を参照すると、スレーブ.バース
ト制御ステートマシン60は、カウンタ回路74への複
数のアドレス・ラインを制御し、更に、カウンタ回路7
4へ送られる5つの他の信号、/ロード・ロー、/ロー
ド・ハイ、セット終了、リセット終了及びカウンタ・リ
セット信号を制御する。/ロード・ロー信号は、カウン
タ122の並列ロード・イネーブル制御入力端(/P
E)に送られ、/ロード・ハイ信号は、カウンタ12
4、126及び128の並列ロード制御入力端(/P
E)及びカウンタ122のTCLD制御入力端に送られ
る。モトローラ社のECLinPSデバイス・ブック
(Q1/89)に記載されるように、これらのE01
6.8ビット同期式2進カウンタ回路へのTCLD入力
信号が高レベルのとき、内部/TC帰還信号は、アクテ
ィブ状態である/TC信号の終わりの立ち上がりエッジ
で、自動的にカウンタ回路が再ロードされるようにす
る。この様に、/ロード・ハイ信号が、高レベルで非ア
クティブのとき、カウンタ122は最終計数モードで、
再ロード状態にある。
【0050】カウンタ・リセット信号は、カウンタ回路
128のMR制御入力端に送られる。自動モードで、カ
ウンタ・リセット信号は、自動モードでパルスが無期限
に継続するために、カウンタ128が最終計数信号を発
生しないようにする。セット終了信号は、フリップ・フ
ロップ回路136即ち終了フリップ・フロップ回路をセ
ットする。このセット終了信号は、カウンタ回路74が
自動モードで動作しているときに、カウンタ回路74を
停止させるために使用される。リセット終了信号は、フ
リップ・フロップ回路136をリセットする。リセット
終了信号は、各初期化手順の始めにフリップ・フロップ
回路136をリセットするために使用される。終了フリ
ップ・フロップ回路136がセットされるとき、この回
路136は、/CE制御入力端を介してカウンタ124
をディスエーブル(動作不能に)する。更に、フリップ
・フロップ回路136は、MR(マスタ・リセット)制
御入力端を介してカウンタ回路122をリセットする。
他のカウンタ回路124、126及び128が、カウン
タ回路122の終了計数信号/TCの終点の立ち上がり
エッジにより全てクロックされるので、カウンタ122
をリセット状態に維持することにより、全てのカウンタ
回路が動作しないようにされる。終了信号は、スレーブ
・バースト制御ステートマシン60により監視され、終
了信号は、カウンタ回路の動作が終了したときを伝え
る。
【0051】最下位バイト・カウンタ回路122の最上
位ビットは、常に1がロードされ、出力信号が無視さ
れ、それにより、カウンタ回路122を7ビットのカウ
ンタ回路に変換し、カウンタ回路74全体は31ビット
のカウンタ回路になる。ロードされた全てのデータは、
所望計数値の2の補数であり、そのため、所望の計数値
には、最終計数値(FF+1=0)の後の最初のクロッ
ク信号で到達する。
【0052】
【表1】
【0053】スレーブ・バースト制御マシン60に関す
る表1を参照すると、MPUバス18を介してMPU1
2から予め計算されたデータを受け取ったスレーブ・バ
ースト制御ステートマシン60は、ステート0で停止状
態にあり、高速バス26上の/ホルト信号が高レベルに
なるのを待っている。/ホルトが高レベルになるとき、
ステートマシンはステート1になり、/ロード・ロー信
号及び/ロード・ハイ信号を低レベルにしてアクティブ
状態にし、リセット終了を高レベルにしてアクティブ状
態にし、カウンタ回路74の入力端に全て1を置数す
る。
【0054】ステート2では、アンドゲート63を通過
してマスタ・クロック信号となり、カウンタ回路122
を全1状態にロードするための/ローカル・クロック信
号を発生する。初期化処理の間、時間軸カード14が/
TVCOクロック・ラインを高レベルに保つので、/ロ
ーカル・クロック信号はアンドゲート回路63を通過す
る。カウンタ回路124、126及び128の上位3バ
イトは、マスタ・クロック信号ではなくカウンタ回路1
22からの最終計数信号/TCの終わりの立ち上がりエ
ッジによってのみクロック動作するので、これらはロー
ドされないことに留意されたい。
【0055】下位バイトのカウンタ122が全1状態で
あると、このカウンタからの最終計数信号/TCは、低
レベルのアクティブ状態になる。ステート3では、/ロ
ード・ロー信号は非アクティブ状態にされ、初期アドレ
スがカウンタの入力端に置かれる。この初期アドレス
は、図6のエントリ点−(マイナス)8ビットである。
ステート4では、次の/ローカル・クロック信号を発生
して、カウンタ回路122を全0状態に折り返し、非ア
クティブの/TC信号を送り、それにより、上位3バイ
トのカウンタ回路124、126及び128に初期アド
レスをクロック入力する。
【0056】次に、ステート5で、/ロード・ハイ信号
は非アクティブ状態になり、/ロード・ロー信号はアク
ティブ状態になる。ステート6で、発生された次の/ロ
ーカル・クロック信号は、カウンタ回路122に初期ア
ドレスの下位バイトをクロック入力する。これで、初期
アドレスが、カウンタ回路74の全てのバイトにロード
される。
【0057】ステート7では、スレーブ・バースト制御
ステートマシン60は、/ロード・ロー信号を非アクテ
ィブ状態にし、ループバック・アドレスをカウンタ回路
74に送り始める。次の16個のステートでは、シフト
レジスタ76の次の出力となるエントリ点を進めるため
に8つの/ローカル・クロック信号を発生する。これら
の位置のデータは全て0であり、この処理中にシフトレ
ジスタから流れ出る。この一連のクロックの終わりで、
スレーブ・バースト制御ステートマシン60は、/ロー
カル・クロック信号を高レベルのままにし、TVCOク
ロックの通過のためにアンド・ゲート63をイネーブル
する。アクティブ状態のリセット終了信号が、終了フリ
ップ・フロップ136をリセット状態に維持している以
外は、カウンタ回路74及びシフトレジスタ76は、現
在、完全に準備完了状態である。
【0058】スレーブ・バースト制御ステートマシン6
0がステート0に折り返し、リセット終了信号が低レベ
ルになって非アクティブ状態になり、カウンタ回路74
をイネーブルするステート31の終点まで、何も起こら
ない。高速バス28上の/イニティング信号も、低レベ
ルに保たれた状態から開放することにより、非アクティ
ブ状態になる。
【0059】初期化期間が終了し、トリガ又はフレーム
同期信号が生じた後、トリガ可能VCOはアクティブ状
態になり、/TVCOクロック信号から得たマスタ・ク
ロック信号列が、下位バイト・カウンタ122のクロッ
ク入力端に供給される。RAM62の次のバイト境界で
は、カウンタ122の出力の下位ビットを表す3ライン
は、再び全て高レベルになり、アンド・ゲート130が
1クロック周期の間高レベルになって、RAMから読み
出した次のバイトをシフトレジスタ76にロードする。
【0060】128個のクロックから、エントリ点のビ
ットをシフトレジスタ76の出力端にシフトさせるため
に行った予備計数値を減算した値以内に、下位バイト・
カウンタ122は、その最終計数値に達する。ロード動
作は終了しているため、/ロード・ハイ信号が非アクテ
ィブ状態になっているので、カウンタ122へのTCL
D入力信号は高レベルである。
【0061】最終計数信号により、カウンタ122が再
ロードされるとき、入力端子の値は、ループ・バック点
のアドレスの下位7ビットである。アクティブな低レベ
ルから非アクティブな高レベルに戻る/TC信号の後方
エッジは、カウンタ124、126及び128と、フリ
ップ・フロップ136とをクロック動作させる。後述に
より明かになる様に、この時点では、カウンタ124だ
けが、その/CE入力端上の低レベルによりイネーブル
される。これは、フリップ・フロップ136が、初期化
処理の間にリセットされたからである。
【0062】低レベル・アクティブ論理に関してアンド
・ゲートとして働くオア・ゲート132及び134を満
足させる条件がまだ揃っていないので、カウンタ122
のクロック作用によっては、カウンタ126、128の
いずれもカウンタ動作せず、又はフリップ・フロップ1
36はセットされない。オア・ゲート132は、カウン
タ124及び126の最終計数出力/TC信号が共にア
クティブな低レベルになった後、/CE端子を介して計
数動作をイネーブルにするための低レベル出力のみを発
生する。同様に、全カウンタ124、126及び128
の最終計数出力が低レベルのとき、オア・ゲート134
は、その相補出力端に高レベル出力を発生し、フリップ
・フロップ136のD入力端を高レベルにする。フリッ
プ・フロ136へのクロック信号は、フリップ・フロッ
プ136の出力信号を低レベルに保ち、カウンタ124
は、その/CE入力端の低レベル信号により、イネーブ
ル状態に保たれ、カウンタ122は、そのMR(マスタ
・リセット)入力端の高レベル信号により、リセットさ
れない。
【0063】カウンタ122には、ループ・バック・ア
ドレスの下位ビットが再ロードされたので、カウンタ1
22は全0値状態ではない(バイト境界の上の)ある値
から計数を開始している。全0値は、カウンタが単に折
り返されて、0から計数が開始されている場合に、カウ
ンタが有する値である。この動作の結果、RAM62内
のあるアドレス空間は飛び越される。カウンタ回路74
全体は、「飛び越しカウンタ」として動作し、1〜16
の数バイトN分RAM62を移動し、次に数バイトM分
(M=16−N)を飛び越す。カウンタ122の下位3
ビットは、カウンタ122の残りのビット及びカウンタ
124の全ビットによりアドレス指定されるバイト内の
ビット位置を計数する。計数バイトであるカウンタ12
2の4つの上位ビットは、N及びMを決める値である。
【0064】カウンタ122がその最終計数値に達する
度に繰り返し発生する低レベルの/TC信号は、結果的
にカウンタ124がその最終計数値に達するようにし、
このとき、パターン・メモリの終点に達するようにす
る。この時、アンド・ゲート130は、RAM62の最
後のバイトの内容をシフトレジスタ76にロードするた
めの最後の高レベル出力を発生する。
【0065】カウンタ124の最終計数信号である低レ
ベル状態のアクティブな/TC信号は、カウンタ126
をイネーブルし、カウンタ122の次の最終計数信号の
終点の立ち上がりエッジにより、カウンタ126はクロ
ック動作する。カウンタ122のその同一の最終計数信
号は、カウンタ124の値を増加させて、最終計数信号
を取り除き、カウンタ124の最終計数値がループ・バ
ック・アドレスのその部分にロードされ、ループ・バッ
ク・アドレスから即座に計数を開始するようにする。カ
ウンタ126及び128からの最終計数信号がない場合
は、オア・ゲート134の出力は高レベルであるから、
カウンタ124のTCLD入力は、依然高レベルであ
り、折り返しではなくロード動作を行わせる。
【0066】ループの十分な巡回が行われて、カウンタ
126がその最終計数値になるとき、カウンタ124か
らの最終計数信号は依然存在しているので、オアゲート
132の両方の入力信号は低レベルになる。オアゲート
132の両方の入力信号が低レベルであるとき、その出
力は低レベルで、カウンタ128はイネーブルされ、そ
のため、カウンタ122の次の最終計数値により、カウ
ンタ128の計数値は増加する。この最終計数値の終わ
りの立ち上がりエッジは、カウンタ124及び126の
値も増加させ、それらの値は最終計数値ではなくなる。
カウンタ128は、カウンタ124及び126の両方が
同時に最終計数信号を再び生成するまで、再びイネーブ
ルされない。カウンタ128が再びイネーブルされたと
きは、カウンタ122の次の最終計数信号の終わりの立
ち上がりエッジは、カウンタ128の値を再び増加させ
る。
【0067】カウンタ128がその最終計数信号を生成
するとき、カウンタ124及び126は、その最終計数
信号を生成しており、オア・ゲート134(低レベル論
理アンド・ゲートとして働いている)の全ての入力信号
は低レベルになり、オア・ゲート134からは、低レベ
ル出力信号及びその相補出力端からの高レベル出力信号
が生じる。カウンタ124のTCLD入力端の低レベル
信号は、その最終計数信号の終わりの立ち上がりエッジ
の重要度を内部的に変化させ、それにより、次の立ち上
がりクロック入力信号で、カウンタ122の最終計数信
号の終わりから折り返す。TCLD入力端は、プルダウ
ン抵抗により内部で低レベルにされているので、カウン
タ122の同一の最終計数信号により、カウンタ126
及び128を折り返す。フリップ・フロップ136のD
入力端が入力信号が高レベルであるために、カウンタ1
22からの同一の最終計数信号がフリップ・フロップ1
36をセットし、次に、カウンタ122のマスタ・リセ
ットを行う。この様に、全てのカウンタは現在0であ
り、RAM62へのアドレスは000である。そして、
カウンタ122のフリップ・フロップ136からの高レ
ベル信号によりリセットに維持され、他の全てのカウン
タ124、126及び128は、カウンタ122からの
最終計数信号によりクロック動作するので、次の初期化
処理がリセット終了信号を高レベルにしてアクティブ状
態にするまで、カウンタ回路74は効果的にロックされ
る。
【0068】スレーブ・バースト制御ステートマシン6
0は、カウンタ回路74からの終了信号を監視し、終了
信号がアクティブ状態になると、スレーブ・バースト制
御ステートマシン60は、高速バス26を介して/ラン
ニング信号を非アクティブ状態にし、時間軸カード14
上のバースト制御ステートマシン50に知らせる。
【0069】「飛び越しカウンタ」の使用により、RA
M62の利用度を低下するが、幾つかの非常に有益な利
点が得られる。特に、このカウンタの使用により、全て
の部分のセットアップ時間及びホールド時間が極めて高
速の動作を満足するようになり、初期エントリ点のアド
レスのロードに基づくRAM62内の最初からの遅延の
無い変化、及びループ・バック点アドレスのロードに基
づく連続する時点からの遅延の無い変化を可能にする。
この全ては、カウンタ回路の下位2バイトに相当するカ
ウンタ122及び124の動作を制御するための論理回
路を除去することにより可能になる。
【0070】飛び越しカウンタは、RAM62内のある
空間を飛び越すので、エントリ点(図6)として使用す
る位置を、適切に調整する必要がある。ハードウエアの
プログラムを行うソフトウェアは、カウンタ122にル
ープ・バック・アドレスとしてロードされる値が分かっ
ている。Nがカウンタ122の4つの上位ビットの所望
の計数値であると、それらのビットにロードされる値は
M(M=16−N)である。プログラムは、実現しよう
とするある遅延値を有し、この値は、スキュー校正定数
及びチャンネル遅延校正定数により変更される操作者に
より選択される遅延に相当する。
【0071】所望の遅延は、時間軸周期により分割さ
れ、エントリ点であるべきアクティブ・データの始めか
ら戻る0が幾つあるかを判断する。ここで使用する用語
「アクティブ・データ」は、ループ・バック点又は、単
一バイト・ループに関連する奇数のパルスの場合には、
パルスに対応するデータの始点を意味する。アクティブ
・データ点からN位置分を数えて戻り、Mだけ飛び越
し、Nだけ数えて戻り、再びMだけ飛び越す等により、
プログラムは、遅延量の残量が初期エントリ点アドレス
・ローディング内に入る前に、どれだけ飛び越し計数を
するべきかを求めることができる。
【0072】時間的に前方に進んでいると考えると、プ
ログラムはエントリ点のアドレスを次のようにロードす
る。即ち、最下位バイト・カウンタ122が、その最終
計数値に達したとき、メモリの終点に達していなけれ
ば、ループ・バック・アドレスの下位ビットをカウンタ
にロードし、メモリの終点までの残りの部分を進み、こ
の終点に達するために、ループ・バック・アドレスが繰
り返し再ロードされる必要があれば、そこに到達するた
め必要に応じて飛び越す。
【0073】単一バイト・ループに関連する奇数パルス
の場合、N=1且つM=15である。即ち、「飛び越
し」部分の長さは、15バイトであり、使用されるメモ
リの部分の長さは、1バイトのみである。したがって、
奇数のパルスを表すデータは、メモリの最後のバイトの
前の16バイトに置かれ、奇数パルス・データがメモリ
から読み出された後で、15バイトを飛び越すことは、
最後のバイトが次のバイトであることを意味する。これ
らの環境下では、4kメモリの有効な長さは、256バ
イトのみであり、これらのバイトのうちの2バイトは、
パルス・データに使用され、254バイトのみが遅延デ
ータのために残されている。周期がわずかに1.54n
sである最高周波数650MHzでは、使用可能な最大
の正味の遅延は、約3.13μs(1.54ns×
ット/バイト×254バイト)であり、そのうちの2.
0μsは操作者が使用でき、残りは内部校正補償のため
に残してある。
【0074】+/−サイクル調整回路78は、通常、シ
フトレジスタ76からの直列データ(時間信号)を、
「リード」としての遅延無く通過させ、それを反転させ
た形式でデータ「トレイル」を生成する。遅延リード信
号又は遅延トレイル信号がアクティブ状態のときは、い
ずれかの形式の信号を、マスタ・クロック・サイクルに
より遅延できる。この様な遅延は、更に後述する環境の
下で必要である。なお、時間軸カード14、カウンタ7
4、RAM62及びシフトレジスタ76が、時間信号を
発生する時間軸手段となり、+/−サイクル調整回路7
8が、時間信号に応じて前方エッジ(リード)信号及び
後方エッジ(トレイル)信号を発生するエッジ信号生成
手段となる。
【0075】最高オクターブ・イネーブル信号が低レベ
ルで非アクティブ状態であるとすると、アンド・ゲート
84及び85の出力は、一定の低レベルであり、オア・
ゲート82及びノアゲート80は、+/−サイクル調整
回路78からのリード信号及びトレイル信号のみに応答
する。ノア・ゲート80は、リード信号を反転し、アナ
ログ遅延素子86に供給する。オア・ゲート82は、ト
レイル信号をアナログ遅延素子88に供給する。アナロ
グ遅延素子86及び88は、夫々その遅延量がリード・
バーニアDAC64及びトレイル・バーニアDAC66
の出力信号により制御される。アナログ遅延素子86及
び88の出力信号は、夫々デジタル遅延素子90及び9
2に供給される。なお、これら遅延素子86、88、9
0、92が、可変調整手段となる。
【0076】図8は、本発明に用いる遅延素子86〜9
2等に従いパルス・エッジがどのように、遅延されるか
を示す説明図である。パターンRAMからの入力は、最
も粗いタイミング調整が行われており、即ち、入力信号
は、幾つか分の「基準量」だけ遅らされており、そのパ
ルス幅及び周期は数基準量分の長さである。+/−サイ
クル調整回路78で必要であれば、いずれのエッジも更
に1基準量だけ遅延される。この基準量の長さは、最高
動作周波数650MHzでの1.54ns及びトリガ可
能VCO30の最低動作周波数350MHzでの3.0
8ns間で変化する。
【0077】長さ約200psのデジタル「スリバ」
は、エッジの中間レベルの制御を行うために使用され
る。全部で23個のスリバが使用可能であるが、16個
のスリバで、最高期間3.09nsの1基準量を十分に
覆うことができる。最終的には、アナログ遅延素子によ
るバーニア制御で、ピコ秒より小さい量だけエッジを移
動させることができる。バーニアDAC64及び66か
らは、256個の設定が可能である。要約すると、1ス
リバにわたり時間を調整するために十分な数のバーニア
設定があり、1基準量にわたり時間を調整するために十
分な数のスリバがある。したがって、1ピコ秒以内の分
解能で操作者が所望するエッジの位置設定をするために
適した基準量、スリバ及びバーニア設定の幾つかの組み
合わせがある。図11は、所望のエッジ位置の設定をす
るために、スリバ及びバーニアがどのように加えられる
かを概念的に示している。
【0078】図9を参照すると、デジタル遅延素子9
0、92による複数のスリバは、時間が調整されるべき
エッジを一連のバッファ増幅器110に通し、マルチプ
レックサ112を介してこれらのバッファ増幅器の1つ
の出力を選択することにより得られる。この機能を実行
するためのデバイスは、特に、ソニー株式会社よりCX
B1139Qプログラマブル・ディレイ・ライン/デュ
ーティ・サイクル・コントローラとして販売されてい
る。
【0079】図10Aを参照すると、アナログ遅延素子
86、88に関連したバーニア制御は、異なるバーニア
DAC電圧を回路網に供給することにより適切に行われ
る。増幅器114の出力は、抵抗器118の頂部に供給
されるバーニアDAC電圧で決まる直流成分だけオフセ
ットされる。図10Bでは、このオフセット・レベルを
変化させると、信号が次の増幅器120のスレッシホー
ルドと交差する時点が変化し、その結果として、その点
からの信号のタイミングが正確に変化する。
【0080】図5に戻ると、フリップ・フロップ(パル
ス生成手段)98は、D入力端に定数1を有し、デジタ
ル遅延素子90からのリード信号によりクロック動作し
ている。デジタル遅延素子90の出力端での反転は、ノ
ア・ゲート80を通過するときに起きた反転と相殺す
る。リード信号の立ち上がりエッジにより、フリップ・
フロップ98の出力信号は高レベルになる。フリップ・
フロップ98が、トレイル信号の立ち下がりエッジを表
すノア・ゲート96からの信号によりリセットされるま
で、フリップ・フロップ98の出力は高レベルのままで
ある。
【0081】デジタル遅延素子92からのトレイル信号
は、ノア・ゲート96の一方の入力端に供給され、この
トレイル信号を反転し、わずかに遅延した信号は、ノア
・ゲート96の他方の入力端に供給される。その結果、
トレイル信号が低レベルになるとき、300psの遅延
素子94から到来する遅延された信号は、300psの
間、低レベルに保たれる。これにより、ノア・ゲート9
6は、300psのリセット・パルスを、トレイル信号
の後方エッジの発生時にフリップ・フロップ98に供給
する。操作者が出力パルスの低レベル期間を極めて短く
指定したときに、次の前方エッジが失われるのを防ぐた
めに、リセット・パルスは短くする必要がある。フリッ
プ・フロップ98を確実にリセットするための最小リセ
ット時間の製造仕様を満足するためには、リセット・パ
ルスは少なくとも300psの長さでなければならな
い。フリップ・フロップ98には、リセット・ラインの
開放時及び次のクロック信号に対し準備状態となる時の
間の最小時間に関し他の仕様があるので、本発明のパル
ス発生装置の最小回復時間の性能は、800psであ
る。
【0082】リレー100を使用して、操作者は、出力
信号自体ではなくその相補信号を選択できる。リレー1
08は、出力ピン駆動回路102、即ち上述のトランス
デューサ・モードに関してのみ、装置が使用可能である
ようにできる。リレー104及び106は、出力ピン駆
動回路102の出力信号又はその相補信号のいずれかが
ディスエーブルされるようにする。
【0083】図12では、複数のパルスが1基準量より
短いが、周期が1基準量よりも長い複数のパルスを発生
するために、+/−サイクル調整回路78への遅延リー
ド入力は、遅れたリード信号を生成するように設定され
る。これにより、トレイル上の立ち下がりエッジと時間
的に一致した立ち上がりエッジがリード上に発生する。
スリバ及びバーニアは、所望のパルス幅だけ後方エッジ
を遅延するために使用される。
【0084】図13を参照すると、基準量よりも短い低
レベル期間を有するパルスを生成するには、+/−サイ
クル調整回路78への遅延トレイル信号入力がセットさ
れ、遅れたトレイル信号が生成される。遅延トレイルが
セットされた状態で、遅れた後方エッジは、正常な前エ
ッジが立ち上がると同時に立ち下がる。複数のスリバ及
びバーニアを使用して、前方エッジを遅らせることによ
り、この追加された遅延と低レベル期間と同じ長さであ
るパルスが生成される。もちろん、この低レベル期間
は、上述した800psの最小回復時間仕様よりも短く
することはできない。
【0085】上述の説明では、装置はその性能の最高オ
クターブで動作せず、信号トップ・オクターブ・イネー
ブル信号は、低レベルで非アクティブであると仮定し
た。操作者が325MHzを超える周波数を選択した場
合、最高オクターブ・イネーブル信号は高レベルであ
り、この回路の動作は幾分異なり、「ストレート・スル
ー・モード」と呼ばれる。最高オクターブ・イネーブル
信号が高レベルの状態で、マスタ・クロック信号は、ア
ンド・ゲート84を通過し、リード信号によりアンドゲ
ート85の通過を制御される。即ち、パターンRAM6
2の内容を使用して、複数のマスタ・クロック信号群が
リード・パスを通過するのを制御する。図14を参照さ
れたい。オア・ゲート82に関してマスタ・クロック
は、通過を制御されないが、トレイル・パスの余分のリ
セットが発生するときに、フリップ・フロップ98がす
でにリセットされるので、余分のリセットは影響しな
い。
【0086】エッジの位置設定を所望の精度で行うに
は、上述の回路を校正する必要がある。各タップ位置に
関連する正確な遅延時間を測定する。各入力電圧値毎
に、アナログ遅延部分がどれだけの遅延を生じるかを調
べるために、それらを評価する。システム内の各チャン
ネルを通じた絶対遅延も、決定され、記憶される。
【0087】デジタル的にタップされた遅延ライン(ス
リバ・マシン)の各タップ位置及び複数のアナログ遅延
素子(バーニア)に関する遅延を測定するために、これ
らの素子は、始めに、その最小遅延設定値に設定され
る。4つの高レベル1及び4つの低レベル0から成る1
つのパターンが、パターンRAM62内に置かれる。次
に、基板上の低速A/D変換器107を使用して、高レ
ベル及び低レベルの平均に近似する平均出力電圧を測定
する。次に、パターンRAM62内のパターンは、5つ
の高レベル及び3つの低レベルに変えられ、平均出力電
圧測定が繰り返される。次にパターンは、3つの低レベ
ル及び5つの高レベルに変えられ、測定が繰り返され
る。トリガ可能VCO30の精度に従ったこれら3つの
測定値、即ち、デューティ比3/8を表す測定値、デュ
ーティ比4/8を表す測定値及びデューティ5/8を表
す測定値より、パルス幅変化(Δ時間)及び平均出力電
圧変化(Δ電圧)間の関係が測定できる。
【0088】パターンRAM内のパターンは、4つの高
レベル及び4つの低レベルに戻され、複数のタップを使
用して、1番目のあるエッジを移動し、次に、他のエッ
ジへと、一度に1タップずつ移動する。各設定に関して
平均電圧を測定し、上述で求めたΔ時間対Δ電圧を使用
して、各タップ設定の正確な遅延が測定され、記憶され
る。同じ手順を使用して、各バーニア設定、又は他の要
素が介在する可能性がある少なくとも代表的なセットの
遅延を測定できる。MPUはこれらの測定を行う度に、
これらの全ての結果を表に記憶し、適切な値を選択し
て、今後の操作者の効果的なコマンドとすることができ
る。
【0089】パルス幅、即ち前方エッジー後方エッジ・
スキューの正確な校正は、整数個の基本量のみを使用し
て、パルスがデューティ50%を有するように設定する
ことにより行うことができる。即ち、全てのスリバ及び
バーニア調整は、0に設定される。次に、平均電圧出力
が、測定される。次に、相補リレイ105を使用してパ
ルスが反転され、平均電圧出力が再び測定される。両方
の測定結果が同じであれば、デューティ比は50%であ
り、前方エッジ−後方エッジ・スキューは0である。測
定結果が同じでなければ、前方エッジ−後方エッジ・ス
キューは、上述で求めたΔ電圧−Δ時間の関係を使用し
て計算し、計算された定数は、そのチャンネルの校正定
数として記憶される。
【0090】装置の異なるパルス発生チャンネルの絶対
遅延を一致させるには、異なる手順を使用する。時間軸
カード14の校正入力信号は、スキュー校正サンプラ5
3の入力端子に供給される。スキュー校正サンプラ53
は、初期化処理の間にリセット終了信号によりリセット
され、次に、後で128個のTVCOクロックをサンプ
ルする。この時間が調整可能ではない間は、このこの時
間は一定であり、各チャンネルの決定及び調整可能性に
より、全ての出力を互いに時間的に正確に一致させ、結
果を記憶することができる。
【0091】一致させるべき各チャンネルの遅延は、基
準エッジが確実に校正入力サンプリング時点よりも先に
起こるように、ある低い値に設定される。サンプリング
点の後の最も小さい遅延値が見つかるまで、遅延は増加
される。この遅延は、このチャンネルの校正定数として
記憶される。
【0092】上述の新規なデジタル構成は、本質的に、
特にチャンネル対チャンネルの公差に関し、正確な公差
を有するパルスを生成することができる。これは、全て
のパルス・カード16上の全てのチャンネルが、時間軸
カード14上のトリガ可能VCO30により発生される
同一のデジタル時間軸に同期しているからである。した
がって、ある時間ジッタが起きても、チャンネル対チャ
ンネルの公差は、そのジッタに影響されない。更には、
自動校正システムは、複数のチャンネル間及び他のシス
テム変量間の変化を補償する。
【0093】この新規なデジタル構成(RAM62を除
く)が、トリガ出力マシン56内で使用されているの
で、いずれのパルスに対しても時間的に前方又は後方に
トリガ出力信号を正確に位置決めすることができる。こ
の構成では、更に、必要であれば、操作者は、遅延及び
パルス幅による間接的方法ではなく、直接に後エッジの
タイミングを決めることができる。
【0094】適切なソフトウェアで制御したとき、この
新しいデジタル構成によれば、操作者は、周期全体の百
分率としてパルス幅及び位相の両方を指定することがで
き、パルス発生ソフトウェアにより、操作者が異なる周
波数を選択する度に、自動的にパルス幅及び位相の比例
関係を維持することができる。これは、パルス周期のの
百分率としてパルス幅情報を記憶し、パルスの高レベル
部分(幅)が開始する前のパルス周期内の時間をパルス
幅の百分率として記憶することにより行われる。次に、
周波数を変えるための入力命令があるときは、MPU1
2は自動的に応答して、新しいパルス周期に対して記憶
した百分率を使用して、新しいパルス幅を計算し、新し
いパルス周期の相当する記憶された百分率である新しい
パルス幅が開始する前に、新しいパルス周期内の新しい
時間を計算する。これらの新しい値は、必要に応じて基
準量、スリバ及びバーニアを使用して実現される。
【0095】フレーム同期入力信号は、バースト制御ス
テートマシン50を介して位相ロック・トリガ可能VC
O30をアーミングすることと、アンド・ゲート52へ
のクロック制御信号を制御することにより、外部周波数
源に同期したパルス群の発生開始時を制御する。上述の
様に、フレーム同期入力信号は、最初は位相ロック入力
信号に同期し、次はTVCOクロック信号に同期して、
クロック制御信号になり、それにより、アンド・ゲート
52は、TVCOクロック信号の正確な位相で開く。
【0096】異なるチャンネルのRAM62に異なるパ
ターンを記憶することにより、数チャンネルを、他のチ
ャンネルよりも遅い周波数ではあるが、それらと同期し
て動作させることができる。低い周波数は、RAM62
に適したパターンとして説明したように、最高周波数に
対し2の整数乗の関係にある。
【0097】操作者は、あるチャンネルをディスエーブ
ルさせるが、そのチャンネルが選択可能な直流電圧出力
レベルを維持するようにすることができる。この要求
は、ディスエーブルさせるパルス・チャンネルのRAM
62に全て0又は全て1を満たすことにより、所望の電
圧レベルに応じて、対応する高レベルDAC68又は低
レベルDAC70を所望の電圧に設定することにより実
現される。なお、図4及び図5に示す如く、これらDA
C68及び70の夫々からのV−ハイ(高)レベル及び
V−ロー(低)レベルは、ピン・ドライバ102に供給
されて、その出力信号の高レベル及び低レベルを正確に
制御する。
【0098】更に、装置全体は、上述の様に、自己校正
することができ、操作者は、校正を行うための数本のケ
ーブルを使用して、出力を校正入力に供給するだけでよ
い。
【0099】
【効果】本発明のデジタル・パルス発生装置によれば、
時間軸手段が発生した時間信号に応じて、エッジ信号生
成手段は、前方エッジ信号及び後方エッジ信号を独立に
発生する。可変調整手段は、これら前方エッジ信号及び
後方エッジ信号のタイミングを可変調整して、パルス生
成手段が、調整した前方エッジ信号及び調整した後方エ
ッジ信号に応じて出力パルスを発生する。特に、可変調
整手段は、時間軸手段の分解能よりも高い分解能で、前
方エッジ信号及び後方エッジ信号のタイミングを可変調
整するので、出力パルスの分解能を、時間軸手段の分解
能よりも高い精度で調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデジタル・パルス発生装置の基本構
成を示すブロック図。
【図2】 本発明の装置の時間軸カードの一部を示すブ
ロック図。
【図3】 本発明の装置の時間軸カードの残りの部分を
示すブロック図。
【図4】 本発明の装置のパルス・カードの一部を示す
ブロック図。
【図5】 本発明の装置のパルス・カードの残りの部分
を示すブロック図。
【図6】 パルス・カードが含むパターンRAMを示す
説明図。
【図7】 パルス・カードが含むカウンタ回路を示すブ
ロック図。
【図8】 本発明に従いどのように正確な遅延時間を生
じさせるかを示す説明図。
【図9】 本発明の装置で使用するデジタル遅延素子を
示すブロック図。
【図10】 本発明の装置で使用するアナログ遅延素子
及びその動作を示す図。
【図11】 所望のエッジ位置設定をするために、どの
ようにスリバ及びバーニアを追加するかをしめす説明
図。
【図12】 所望のエッジ位置設定をするために、どの
ようにスリバ及びバーニアを追加するかをしめす説明
図。
【図13】 所望のエッジ位置設定をするために、どの
ようにスリバ及びバーニアを追加するかをしめす説明
図。
【図14】所望のエッジ位置設定をするために、どのよ
うにスリバ及びバーニアを追加するかをしめす説明図。
【符号の説明】10、12 特定手段 14、62、74、76 時間軸手段、 78 エッジ信号生成手段 86、88、90、92 可変調整手段 98 パルス生成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ヘンジベルド アメリカ合衆国オレゴン州97006 アロ ハサウスウェスト ディライン・ストリ ート 18410 (72)発明者 ブラッド・ニードハム アメリカ合衆国オレゴン州97123 ヒル ズボロ サウスイースト セブンティ ー・フォース・アベニュー 2239 (72)発明者 バート・プライス アメリカ合衆国オレゴン州97225 ポー トランド サウスウェスト オールド・ オーチャード・レーン 10175 (72)発明者 ジム・シュリーゲル アメリカ合衆国オレゴン州97005 ビー バートン サウスウェスト トラッパ ー・テラス 10324 (72)発明者 メーラブ・セデー アメリカ合衆国オレゴン州97005 ビー バートン サウスウェスト ギンガム 12455 アパートメント・シー (56)参考文献 特開 昭57−043573(JP,A) 特開 昭62−296775(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルスを合成するデジタル・パルス発生
    装置であって、 上記パルスの前方エッジ及び後方エッジの両方のエッジ
    位置を含む所望パルス特性を特定する特定手段と、 該特定手段により決まる時間信号を発生する制御可能な
    時間軸手段と、 上記時間信号に応じて前方エッジ信号及び後方エッジ信
    号を独立に発生するエッジ信号生成手段と、 上記前方エッジ信号及び上記後方エッジ信号のタイミン
    グを上記時間軸手段の分解能よりも高い分解能で可変調
    整する可変調整手段と、 上記調整した前方エッジ信号及び上記調整した後方エッ
    ジ信号に応じて出力パルスを発生するパルス生成手段と
    を具え、 上記出力パルスの分解能が上記時間軸手段の分解能より
    も高いことを 特徴とするデジタル・パルス発生装置。
JP3311602A 1990-10-31 1991-10-30 デジタル・パルス発生装置 Expired - Lifetime JP2574194B2 (ja)

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