JP2573413B2 - 土留壁工法 - Google Patents

土留壁工法

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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、地下連続壁からなる土留壁本体の内面側
に控壁(バットレス)をT字型に一体化して土留壁本体
を安定に自立させる方式の土留壁工法の改良に関する。
《従来の技術》 例えば特開平1−219213号公報に開示されているよう
に、控壁を付設する第9図のような自立式の土留壁工法
が知られている。第9図において、1は地下連続壁から
なる土留壁本体、2は土留壁本体1の内面側でT字型に
一体化した控壁である。この自立式土留壁では、土留壁
本体1の背面に加わる主動土圧P1によるQ点回りの転倒
モーメントに対して前面の従動土圧P2および壁体の自重
Wによるモーメントが対抗し、これによって土留壁本体
1を安定に自立させている。
《発明が解決しようとする課題》 第9図の土留壁工法の施工手順は次の通りである。ま
ずT字型の溝を掘削し、その溝内にT字型の鉄筋籠をセ
ットしてコンクリートを打設する。
この従来工法では、施工単位がT字型のため、土留壁
本体相互の接続部が控壁と控壁との中間の位置になるた
め、土留壁本体の強度に問題がある。また、鉄筋籠をT
字型にするため、鉄筋籠の製作、取扱、運搬が困難であ
り、特に控壁が長いと顕著であった。
この発明は前述した従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、土留壁本体に控壁を充分強固に接合し
て一体化でき、かつ、鉄筋籠の製作、取扱、運搬を容易
にした土留壁工法を提供するにことある。
《課題を解決するための手段》 そこでこの発明では、まず土留壁本体用の溝を掘削
し、前記控壁との接合部分をジョイントボックスと仕切
り板で覆った土留壁本体用の鉄筋籠を前記溝にセット
し、前記ジョイントボックスと仕切り板で覆った部分を
除く前記溝内にコンクリートを打設して土留壁本体の大
部分を構築し、次に控壁用の溝を掘削し、前記仕切り板
を取り外した後、その溝内に控壁用の鉄筋籠をセット
し、前記ジョイントボックスと仕切り板で覆われていた
部分と控壁用溝にコンクリートを打設して土留壁本体と
一体化した控壁を構築するようにした。
《作 用》 土留壁本体の最初のコンクリート打設時には、控壁と
の接合部分の鉄筋にはコンクリートが打設されておら
ず、その裸で露出した状態の土留壁本体用の鉄筋と次に
セットする控壁用の鉄筋とを連結させた状態で2回目の
コンクリートを打設する。したがって土留壁本体と控壁
とは内部の鉄筋をも含んで一体化される。
その結果、土留壁はT字型というより、むしろコの字
型となり、控壁と控壁との中間位置に土留壁のジョイン
トを生じないから、土留壁自体が強固になる。さらに、
鉄筋籠は、概ね平板状であるので重ね置きが可能で、製
作、取扱、運搬が容易である。
《実施例》 第1図〜第6図に本発明の一実施例による土留壁工法
の施工手順を示している。
まず第1図に示すように、土留壁本体用の溝3,3を掘
削し、第2図に示すように溝3内にそれぞれ土留壁本体
用の鉄筋籠4をセットする。
土留壁本体用の鉄筋籠4の詳細を第7図に示してい
る。この鉄筋籠4の両側端部分にはジョイントボックス
5と仕切り板6からなる中空の四角筒が取り付けられて
いる。ジョイントボックス5は断面コ字型の構造で、こ
れに仕切り板6を組み合わせることで中空の四角筒が形
成される。ジョイントボックス5は鉄筋籠4の側端部に
固着され、仕切り板6はジョイントボックス5に対して
上下方向にスライドして着脱自在に取り付けられてい
る。ジョイントボックス5と仕切り板6からなる中空の
四角筒の中に鉄筋籠4の側端部が収納された状態になっ
ている。
また第2図に示すように、2個の鉄筋籠4、4は、両
者の仕切り板6、6の間に所定の間隔を保つように溝3,
3内にセットする。
次に第3図に示すように、土留壁本体用の溝3にセッ
トされた鉄筋籠4における両側端のジョイントボックス
5と5の間隔部分にコンクリート7を打設する。つまり
ジョイントボックス5と仕切り板6で覆われた部分には
コンクリートを打設しないとともに、2個の鉄筋籠4の
両仕切り板6,6の間隔部分にもコンクリートを打設しな
い。この工程で打設したコンクリート7が土留壁本体の
大部分をなす。
次に第4図に示すように、土留壁本体用の溝3に対し
てT字型に直交するように控壁用の溝8を掘削する。こ
の溝8は前述の2個のジョイントボックス5、5の間隔
部分の溝3と連続した形になる。
次に第5図に示すように、鉄筋籠9の両側に位置する
2個の仕切り板6を上方に抜き取って、控壁用の溝8と
これに連続した溝3の一部に控壁用の鉄筋籠9をセット
し、ジョイントボックス5、5内の土留壁本体用の鉄筋
籠4の側端部に控壁用鉄筋籠9のジョイント用鉄筋9aを
ラップさせる。なお第8図は控壁用の鉄筋籠9の詳細を
示している。
次に第6図に示すように、控壁用の鉄筋籠9をセット
した溝8と溝3の一部およびジョイントボックス5内の
空間にコンクリート10を打設する。このコンクリート10
でもって控壁が構築されるとともに分割されていたコン
クリート7による土留壁本体が連続し、内部の鉄筋籠を
も含んで土留壁本体と控壁とが一体化される。
《発明の効果》 以上詳細に説明したように、この発明の土留壁工法に
よれば、土留壁本体と控壁とが内部の鉄筋をも含んだ一
体構造となるので、両者の接合強度が著しく高くなり、
T字型の鉄筋籠を使用した従来の控壁に比べて土留壁本
体中間部にジョイントが生ぜず、その安定性を高める機
能は大幅に向上し、単なる土留壁としてではなく自立山
留壁として利用でき、また、建物の地下躯体としても充
分な強度の対震架構ともなる。また、鉄筋籠は、概ね平
板状になるので、その製作・取扱・運搬が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の一実施例による土留壁工法の
施工手順を示す図、第7図は同上実施例における土留壁
本体用鉄筋籠の斜視図、第8図は同上実施例における控
壁用鉄筋籠の斜視図、第9図はT字型控壁を伴った土留
壁の一般的な説明図である。 1……土留壁本体 2……控壁 3……土留壁本体用の溝 4……土留壁本体用の鉄筋籠 5……ジョイントボックス 6……仕切り板 7……コンクリート 8……控壁用の溝 9……控壁用の鉄筋籠 10……コンクリート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】土留壁本体の内面側に控壁を一体化して土
    留壁本体を安定に自立させる工法において、まず土留壁
    本体用の溝を掘削し、前記控壁との接合部分をジョイン
    トボックスと仕切り板で覆った土留壁本体用の鉄筋籠を
    前記溝にセットし、前記ジョイントボックスと仕切り板
    で覆った部分を除く前記溝内にコンクリートを打設して
    土留壁本体の大部分を構築し、次に控壁用の溝を掘削
    し、前記仕切り板を取り外した後、その溝内に控壁用の
    鉄筋籠をセットし、前記ジョイントボックスと仕切り板
    で覆われていた部分と控壁用溝にコンクリートを打設し
    て土留壁本体と一体化した控壁を構築することを特徴と
    する土留壁工法。
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