JP2573250Y2 - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

Info

Publication number
JP2573250Y2
JP2573250Y2 JP1991042168U JP4216891U JP2573250Y2 JP 2573250 Y2 JP2573250 Y2 JP 2573250Y2 JP 1991042168 U JP1991042168 U JP 1991042168U JP 4216891 U JP4216891 U JP 4216891U JP 2573250 Y2 JP2573250 Y2 JP 2573250Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
vehicle
brake
signal
inter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991042168U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0519042U (ja
Inventor
勝也 三宅
Original Assignee
株式会社曙ブレーキ中央技術研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社曙ブレーキ中央技術研究所 filed Critical 株式会社曙ブレーキ中央技術研究所
Priority to JP1991042168U priority Critical patent/JP2573250Y2/ja
Publication of JPH0519042U publication Critical patent/JPH0519042U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2573250Y2 publication Critical patent/JP2573250Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の制御装置に係
り、特に自動的に車両の制動を行うブレーキ制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の自動ブレーキ装置は、特開
昭62ー71727号公報に示されるように、前方を走
行する車両との車間距離を測定する距離測定手段と、自
己の速度を測定する速度測定手段と、この距離測定手段
と速度測定手段からの出力信号を演算する演算装置とか
ら構成され、演算装置で演算された値が、予め定めた安
全範囲を越える場合には、演算装置から出力される出力
信号が制動装置を作動させ、自動的に車両を制動させる
自動ブレーキ装置があった。
【0003】一方、通常ブレーキ時に車輪のロックを防
止する機構としてアンチロックブレーキ制御装置が知ら
れている。前述の自動ブレーキ装置とアンチロック制御
装置とを組み合わせたブレーキ制御装置が考えられ、前
方を走行する車両との車間距離が安全範囲を越えると自
動的に車両を制動させ、さらに車輪のロック可能性を算
出するとアンチロック制御装置が作動し、自動ブレーキ
装置による制動と共に車輪のロックを防止するよう機能
する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、自動ブレー
キ装置は衝突回避に必要な平面減速度を予め設定してあ
るため、もし路面がその設定してある車両減速度を出せ
ないような低い摩擦係数の場合、前方車に衝突する危険
性があった。
【0005】また、アンチロック制御は、砂利道や深雪
等の特殊な路面を除き、その路面μを最大限利用する装
置であるため、アンチロック制御が行われているという
ことは、換言すればそれ以上の車両減速度は出ないとい
うことを意味している。
【0006】本考案は前記事項に鑑みなされたものであ
り、自動ブレーキ装置を備えた車両において、自動ブレ
ーキ装置作動時の安全性の向上を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、車輪の速度を
検知する速度検知手段12と、この速度検知手段12か
らの信号を入力してブレーキ時における車輪のロック可
能性を算出する第1の制御部11と、第1の制御部11
からの指示信号によりホイルシリンダ2内の圧力を制御
するモジュレータ13とからなるアンチロック部10
と、前方を走行する車両と自車との車間距離を検出する
車間距離検出手段22と、この車間距離検出手段22か
らの信号と前記速度検知手段12または前記第1の制御
部11からの信号を入力してブレーキ指示信号を発生す
る第2の制御部21と、この第2の制御部21からの指
示で作動されるブレーキ加圧装置23とからなる自動ブ
レーキ部20と、前記第1の制御部11および第2の制
御部21からの出力信号を入力する論理積回路6と、前
記論理積回路6の出力信号で作動される警報装置5とか
らなるブレーキ制御装置とした。
【0008】
【作用】本考案のブレーキ制御装置は、前方を走行する
車両との車間距離により強制的にブレーキを作動させる
自動ブレーキ部20とともに、ブレーキ時の車輪のロッ
クを防止するアンチロック部10を備えている。
【0009】そして、アンチロック部10の速度検知手
段12からの出力信号を第1の制御部11への入力とと
もに、自動ブレーキ部20の第2の制御部21にも入力
させるか、または、第1の制御部11からの出力信号を
第2の制御部21に入力させている。
【0010】そして、自動ブレーキ作動中にアンチロッ
ク装置が作動した場合には、第1の制御部11及び第2
の制御部21の双方から論理積回路6に信号が入力さ
れ、論理積回路6からの指令信号により警報装置5が作
動し、運転者に警報を発する。
【0011】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示すブレーキ制御
装置のブロック構成図である。
【0012】本実施例のブレーキ制御装置は、ブレーキ
時の各車輪のロックを防止するアンチロック部10と、
前方を走行する車両との車間距離により強制的にブレー
キを作動させる自動ブレーキ部20とを組み合わせて備
えてある。
【0013】アンチロック部10は、車両速度検知手段
としての速度センサ12と、この速度センサ12からの
信号を入力してブレーキ時における各車輪のロック可能
性を算出する第1の制御部11と、この第1の制御部1
1からの指示信号により作動するモジュレータ13とを
有している。
【0014】このアンチロック部10はブレーキ時にお
いて、各車輪のロックの可能性を検知すると、図示しな
いバルブ装置をモジュレータ13を通じて制御し、ホイ
ルシリンダ2内の液圧を保持,封じ込め,減圧する機能
を有している。
【0015】自動ブレーキ部20は、自車と前方を走行
する車両との車間距離検出手段としての車間距離センサ
22と、この車間距離センサ22からの信号を入力して
ブレーキ指示信号を生成する第2の制御部21と、この
第2の制御部21からの指示により作動されるブレーキ
加圧装置23とが備えてある。
【0016】車間距離センサ22は、たとえば超音波セ
ンサ、赤外線センサ等で構成されており、図2に示すよ
うに、反射波または反射光により自車32と前方車両3
1との距離xを測定する機構を備えている。
【0017】前記第2の制御部21は、前記速度センサ
12からの信号を入力し、速度情報及び減速度情報を演
算する。この速度情報及び減速度情報は、第1の制御部
11で演算されたものを第2の制御部21に入力して得
てもよい。そして、第2の制御部21は、これらの速度
情報及び減速度情報と、前記車間距離センサ22からの
車間距離情報とをもとに、所定の演算処理を行い、車間
距離がしきい値以下となった場合にブレーキ加圧装置2
3を作動させるようになっている。
【0018】ブレーキ加圧装置23は、マスタシリンダ
1からモジュレータ13に至る液圧路3に介入して、ホ
イルシリンダ2内へのブレーキ液の供給を強制的に制御
するようになっている。このとき、図示していないが、
アクセルペダルからの指示による動力部への燃料供給は
自動的に停止させる機構を備えている。
【0019】速度センサ12は単位時間あたりの車輪の
回転量を検出して速度に換算している。
【0020】そして、このブレーキ制御装置には、前記
第1の制御部11及び第2の制御部21からの信号を入
力する論理積回路6を備えるとともに、この論理積回路
6からの信号により作動する警報装置5を備えてある。
前記警報装置5は、音声による警報機器、または音声と
ともに視覚表示される警報機器を備えている。
【0021】第1の制御部11及び第2の制御部21
は、それぞれたとえばメモリを備えたマイクロコンピュ
ーターで構成されている。
【0022】次に、図3に基づいて本実施例の第2の制
御部21における処理フローを説明する。
【0023】先ず、第2の制御部21で速度センサ12
から入力された情報により車両速度v及び車両減速度g
が演算されるとともに(301)、車間距離センサ22
で検出された車間距離xが演算される(302)。前記
車両速度v及び車両減速度gは、第1の制御部11で演
算された車両速度v及び車両減速度g を、第2の制御部
21に入力して得てもよい。
【0024】そして、第2の制御部21のメモリより定
数Kを読みだし、この定数Kにv2を乗じ、距離しきい
値aを算出する(303)。
【0025】ここで定数Kは気象条件、車両の大きさ、
乗車人数等により変更可能である。次に、実際の車間距
離xが前記距離しきい値aよりも小さいか否かを判断す
る(304)。車間距離xがしきい値aよりも大きい場
合は、衝突の危険がないため自動ブレーキシステムの解
除を行い(313)、車間距離xがしきい値a以下の場
合は、第2の制御部21のメモリより車両減速度定数k
を読みだし、実際の車両減速度g が減速度定数k 以下で
あるか否かを判断する(305)。そして、減速度g が
減速度定数k 以下の場合はブレーキ加圧装置23に対し
て加圧命令を出力し(306)、ブレーキ加圧装置23
はこの加圧命令信号により、モジュレータ13を作動さ
せてホイールシリンダ2へのブレーキ液の供給を行い、
強制的に車両の制動を行う。また、減速度g が減速度定
数k よりも大きい場合には、ブレーキをさらに加圧しな
くても衝突の危険がないため、ブレーキをそのままの状
態に保持する(307)。
【0026】前記処理フロー中におけるブレーキ加圧装
置23への指令の段階(306,307)で、第2の制
御部21から出力された信号が論理積回路6にも入力さ
れる。このとき、第1の制御部11からモジュレータ1
3へのアンチロック制御の指令信号が論理積回路6に入
力されると、論理積回路6は警報装置5に指令信号を出
力し、警報装置5が作動する(308,309,31
0,311)。
【0027】すなわち、論理積回路6は第1の制御部1
1及び第2の制御部21の両者から重複して信号を入力
した場合のみ警報装置5への指令信号を出力する。
【0028】そして、車両が停止した段階で自動ブレー
キシステムの解除を行う(312,313)。
【0029】このように本実施例では、自動ブレーキ作
動中にアンチロック制御も作動すると、警報装置5が作
動し運転者に警報を発する。この警報により、運転者は
アンチロック制御作動により車両の減速度がそれ以上と
ならないことを認識でき、操舵やヘッドライトのパッシ
ング、警笛を鳴らす等、前方車両との衝突回避操作を行
える。
【0030】アンチロック部10と自動ブレーキ部20
のそれぞれの制御部11,21は、別体にせずに単一の
中央制御部として機能させ、中央制御部からの信号によ
り警報装置5を作動させてもよい。
【0031】
【考案の効果】本考案によれば、自動ブレーキ装置を作
動中にアンチロック装置が作動した場合、警報装置によ
り運転車に警報を発することができ、自動ブレーキ装置
作動中の安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるブレーキ制御装置の構
成を示すブロック図。
【図2】実施例の車間距離センサ(車間距離検知手段)
の機能を示す説明図。
【図3】実施例の制御部における処理手順を示すフロー
図。
【符号の説明】
1・・マスタシリンダ 2・・ホイルシリンダ 3・・液圧路 5・・警報器 6・・論理積回路 10・・アンチロック部 11・・第1の制御部 12・・車両速度検知手段(速度センサ) 13・・モジュレータ 20・・自動ブレーキ部 21・・第2の制御部 22・・車間距離検知手段(車間距離センサ) 23・・ブレーキ加圧装置 31・・前方車両 32・・自車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪の速度を検知する速度検知手段(1
    2)と、この速度検知手段(12)からの信号を入力し
    てブレーキ時における車輪のロック可能性を算出する第
    1の制御部(11)と、第1の制御部(11)からの指
    示信号によりホイルシリンダ(2)内の圧力を制御する
    モジュレータ(13)とからなるアンチロック部(1
    0)と、 前方を走行する車両と自車との車間距離を検出する車間
    距離検出手段(22)と、この車間距離検出手段(2
    2)からの信号と前記速度検知手段(12)または前記
    第1の制御部(11)からの信号を入力してブレーキ指
    示信号を発生する第2の制御部(21)と、この第2の
    制御部(21)からの指示で作動されるブレーキ加圧装
    置(23)とからなる自動ブレーキ部(20)と、 前記第1の制御部(11)および第2の制御部(21)
    からの出力信号を入力する論理積回路(6)と、前記論
    理積回路(6)の出力信号で作動される警報装置(5)
    とからなるブレーキ制御装置。
JP1991042168U 1991-06-05 1991-06-05 ブレーキ制御装置 Expired - Fee Related JP2573250Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991042168U JP2573250Y2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 ブレーキ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991042168U JP2573250Y2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 ブレーキ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0519042U JPH0519042U (ja) 1993-03-09
JP2573250Y2 true JP2573250Y2 (ja) 1998-05-28

Family

ID=12628444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991042168U Expired - Fee Related JP2573250Y2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 ブレーキ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2573250Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130229A (en) * 1974-09-09 1976-03-15 Shin Nippon Rika Kk Shinkinaganryoirowakareboshizai
JPS61102335A (ja) * 1984-10-25 1986-05-21 Mazda Motor Corp 車両の制動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0519042U (ja) 1993-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5574644A (en) Automatic brake control system
US7344205B2 (en) Parking assist control apparatus and storage medium for parking assist control program
EP1310400B1 (en) An Autonomous Emergency Braking Apparatus
CN103079916B (zh) 用于利用自动的停车制动器来对车辆进行保护的方法
JP3025261B2 (ja) 自動車ストップランプの操作信号の発生方法および装置
JP2007516127A (ja) 事故による損傷を低減する方法及び装置
US6254202B1 (en) Vehicle braking apparatus
US6517172B1 (en) Driver augmented autonomous braking system
US6655749B2 (en) Accelerator actuated emergency braking system
JPH0425182B2 (ja)
US6659572B2 (en) System for exerting an amplified braking force
JPH0127972Y2 (ja)
JP2573248Y2 (ja) 車両の自動制動装置
JP2573250Y2 (ja) ブレーキ制御装置
JP2006248393A (ja) 車両用走行支援装置
JPH0542862A (ja) 車間距離制御装置
JP2002037041A (ja) パニック・ブレーキングの検出方法および装置
JP3320752B2 (ja) 車両の自動制動装置
JPS5918251A (ja) アンチロック装置を備えた自動車の駆動力制御装置
JP2568115Y2 (ja) ブレーキ制御装置
JP2573249Y2 (ja) ブレーキ制御装置
JPH07315187A (ja) 自動ブレーキ装置の制御方法
JPH05270372A (ja) 車両の制御装置
JP2573252Y2 (ja) ブレーキ制御装置
JP3195805B2 (ja) 車両の接触防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees