JP2572997B2 - 5相ステッピングモータの駆動回路 - Google Patents

5相ステッピングモータの駆動回路

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JP2572997B2
JP2572997B2 JP62261315A JP26131587A JP2572997B2 JP 2572997 B2 JP2572997 B2 JP 2572997B2 JP 62261315 A JP62261315 A JP 62261315A JP 26131587 A JP26131587 A JP 26131587A JP 2572997 B2 JP2572997 B2 JP 2572997B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
    • H02P8/22Control of step size; Intermediate stepping, e.g. microstepping
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、5相ステッピングモータの駆動回路に関す
るもので、特にはハーフステップ駆動が可能な5相ステ
ッピングモータの駆動回路に関する。
b.従来の技術 5相ステッピングモータの駆動方法としてはスタンダ
ードドライブ方式,ペンタゴンドライブ方式,スタード
ライブ方式などが提案されており、その中で、ハーフス
テップ駆動を行なう方法としては、スタンダードドライ
ブ方式による4−5層励磁方式が一般によく行なわれて
いる。
その回路構成を第19図と示すと、φ1…φ5は5相ス
テッピングモータの5個の相巻線、T1…T10は各相巻線
の始端または終端を電源の正極側に接続するためのスイ
ッチング素子、T11…T20は電源の負極側に接続するため
のスイッチング素子であり、ハーフステップ駆動を行な
わせるような場合には、パルス入力毎に4個の相巻線に
通電する状態と5個の相巻線に通電する状態とを交互に
繰り返すようにスイッチング素子T1…T20を制御する必
要がある。
上記の駆動方式によれば、出力段のスイッチング素子
としてT1…T20の20個が必要となり、回路構成の複雑化
あるいはコスト高の原因となっていた。また、電源の電
流容量も巻線の定格電流の4〜5倍以上を必要とし、更
に、モーターと駆動回路との結線数が10本必要なため、
これに伴う接続作業が煩雑化するなど、実用上種々の問
題点があった。そこで、昭和59年特許願第271317号のス
テッピングモータの駆動回路ではひとつの目的として駆
動回路を構成する所要スイッチング素子数を可及的に低
減して回路構成の簡易可及び結線作業の軽減化を図り、
他の目的として上記駆動回路の電源容量の巻線定格電流
の2倍程度で十分な実用性に富む5相ステッピングモー
タの駆動回路を提供することにあった。この駆動回路の
構成および駆動方式を第20図ないし第25図に示す。
第20図においてφ1…φ5は各々接続点1…5で相互
に結線された5相の各相巻線を示し、これらの巻線は、
循環電流が流れた場合に電気角で72゜ずつずれたベクト
ルA,B,C,D,Eを形成できるように各相巻線の始端と終端
を順次接続して環状に構成してある。T1…T5及びT6…T1
0は、各相巻線の5個の接続点1…5を介してこれら巻
線を各別に駆動電源の正極側及び負極側に接続するため
のスイッチング素子を示す。図のように、これらの素子
は、T1とT6、T2とT7、T3とT8、T4と9そしてT5とT10が
各々直列接続され、各接続点が上記巻線の対応する接続
点に接続されている。
第21図および第22図は、上記構成からなる駆動回路の
動作を示すタイムチャートであって、先ず、ステップ1
の場合には、スイッチング素子T1,T8及びT9が導通して
巻線φ1及び巻線φ5の接続点1が駆動電源の正極側に
接続されると共に、巻線φ2と巻線φ3の接続点3並び
に巻線φ3と巻線φ4の接続点4は電源の負極側に各々
接続される結果、所謂4相励磁状態を構成する。次に、
ステップ2に移行すると、スイッチング素子T1及びT9が
導通するので、接続点1は電源の正極側に接続され、ま
た、接続点4はその負極側に各々接続される為、ここで
は所謂5相励磁の状態を構成することとなる。更に、ス
テップ3の場合には、スイッチング素子T1,T2及びT9が
導通するので、接続点1及び2が電源の正極側に、そし
て接続点4は負極側に各々接続されて再度4相励磁状態
に戻り、以下、同様にステップ4ないし20に於いても順
次4−5相励磁状態を繰り返すこととなる。
第23図は、各相巻線φ1…φ5の結線態様を上記と異
なり、電流が接続点に流れ込んだ際に電気角で72゜ずつ
ずれたトルクベクトルA,B,C,D及びEを発生するように
各巻線の一端を一点で接続するように構成したものであ
って、各巻線の他端は、上記と同様にスイッチング素子
の各直列接続点に接続するように構成してある。
そして、第24図及び第25図のタイムチャートから明ら
かなように、斯かる構成の駆動回路の場合でも、先ず、
ステップ1では、スイッチング素子T1,T2,T9及びT10が
導通し、これにより巻線φ1及びφ2は電源の正極側
に、そして巻線φ4及びφ5は逆に負極側にそれぞれ接
続される結果、4相励磁状態を構成し、次に、ステップ
2の際には、スイッチング素子T1,T2,T3,T9及びT10が導
通し、巻線φ1,φ2及びφ3が電源の正極側に、また、
巻線φ4及びφ5は負極側に各々接続されて5相励磁状
態に移行する。更に、ステップ3では、スイッチング素
子T2,T3、T9及びT10が導通し、従って、巻線φ2とφ3
は電源の正極側に、また、巻線φ4とφ5は負極側にそ
れぞれ接続される結果、4相励磁状態に戻ることとな
る。このようにして、以降のステップに於いても順次、
4−5相励磁状態を繰り返すものであることが分かる。
c.発明が解決しようとする課題 第20図ないし第22図に示す駆動方式の場合、電源のプ
ラス側から駆動回路に流れ込むトータル電流を一定値に
制御するいわゆるコモン定電流駆動時には5相励磁時の
発生トルクと4相励磁時の発生トルクの比は1.05で差は
5%と非常に小さいが、定電圧駆動時には4相励磁時の
発生トルクと5相励磁時の発生トルクの比は1.14となり
14%の差が発生する。
また、第23図ないし第25図に示す駆動方式の場合、定
電圧駆動時には5相励磁時の発生トルクと4相励磁時の
発生トルクの比は1.05で差は5%と非常に小さいが、コ
モン定電流駆動時には4相励磁時の発生トルクと5層励
磁時の発生トルクの比は1.14となり14%の差が発生す
る。そして、常時、スイッチング素子が導通状態となる
ので、定格容量の大きなスイッチング素子を使用しなけ
ればならない。
本発明は、上記問題点を解決し、スイッチング素子の
定格容量を小さくすることができる5相ステッピングモ
ータの駆動回路を提供することを目的とする。
d.課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため以下のような構成を
備えている。
第1の発明は5相ステッピングモータの各相巻線の始
端および終端を順次結合して環状に構成し、各相の結合
点を、互いに直列接続した各一対のスイッチング素子の
接続点に接続し、これら各一対のスイッチング素子の一
方を駆動電源の正極に、スイッチング素子の他方を駆動
電源の負極に接続すると共に上記スイッチング素子をオ
ン・オフして上記結合点を駆動電源の正極または負極に
接続するか、あるいはそのいずれにも接続しないように
構成したステッピングモータの駆動回路において、駆動
時に上記駆動電源の正極または負極に接続される結合点
の合計数が4、あるいは入力パルスを受けるごとに3ま
たは4を交互に繰り返すように制御する構成としたこと
にある。
第2の発明は5相ステッピングモータの各相巻線の始
端および終端を順次結合して環状に構成し、各相の結合
点を、互いに直列接続した各一対のスイッチング素子の
接続点に接続し、これら各一対のスイッチング素子の一
方を駆動電源の正極に、スイッチング素子の他方を駆動
電源の負極に接続すると共に上記スイッチング素子をオ
ン・オフして上記結合点を駆動電源の正極または負極に
接続するか、あるいはそのいずれにも接続しないように
構成したステッピングモータの駆動回路において、駆動
時に、上記結合点の2つを駆動電源の正極に、結合点の
2つを駆動電源の負極に接続し、残りの結合点を電源の
両極に対して開放状態とすると共に、この開放状態の結
合点に一端を接続される2つの相巻線の他端を駆動電源
の正極あるいは負極の同極性に接続される状態を交互に
繰り返すように制御する構成としたことにある。
第3の発明は5相ステッピングモータの各相巻線の始
端および終端を順次結合して環状に構成し、各相の結合
点を、互いに直列接続した各一対のスイッチグ素子の接
続点に接続し、これらの各一対のスイッチング素子の一
方を駆動電源の正極に、スイッチング素子の他方を駆動
電源の負極に接続すると共に上記スイッチング素子をオ
ン・オフして上記結合点を駆動電源の正極または負極に
接続するか、あるいはそのいずれにも接続しないように
構成されたステッピングモータの駆動回路において、駆
動時に、上記結合点の2つを駆動電源の正極に、結合点
の2つを駆動電源の負極に接続し、残りの結合点を電源
の両極に対して開放状態とすると共に、この開放状態の
結合点に一端を接続される2つの相巻線の他端の一方を
駆動電源の正極に他方を負極の異極性に接続されるよう
に制御する構成としたことにある。
第4の発明は5相ステッピングモータの各相巻線の始
端および終端を順次結合して環状に構成し、各相の結合
点を、互いに直列接続した各一対のスイッチング素子の
接続点に接続し、これら各一対のスイッチング素子の一
方を駆動電源の正極に、スイッチング素子の他方を駆動
電源の負極に接続すると共に上記スイッチング素子をオ
ン・オフして上記結合点を駆動電源の正極または負極に
接続するか、あるいはそのいずれにも接続しないように
構成したステッピングモータの駆動回路において、駆動
時に、上記結合点の2つを駆動電源の正極に、結合点の
2つを駆動電源の負極に接続し、残りの結合点を電源の
両極に対して開放状態とすると共に、この開放状態の結
合点に一端を接続される2つの相巻線の他端を駆動電源
の正極あるいは負極の同極性に接続される状態と異極性
に接続される状態を交互に繰り返すように制御する構成
としたことにある。
第5の発明は5相ステッピングモータの各相巻線の始
端または終端を共通接続し、5個の他端を各別にスイッ
チング素子に接続し、かつ該スイッチング素子により上
記各接続点を駆動電源の正極または負極に接続するか、
あるいはそのいずれの極にも接続しないように構成した
ステッピングモータの駆動回路において、駆動時に、上
記駆動電源の正極と負極に接続される端子数の合計が3
あるいは入力パルスを受けるごとに3または4を交互に
繰り返すように制御する構成としたことにある。
第6の発明は5相ステッピングモータの各相巻線の始
端または終端を共通接続し、5個の他端を各別にスイッ
チング素子に接続し、かつ該スイッチング素子により上
記各接続点を駆動電源の正極または負極に接続するか、
あるいはそのいずれの極にも接続しないように構成した
ステッピングモータの駆動回路において、駆動時に、上
記駆動電源の正極と負極に接続される端子数の合計が2
あるいは入力パルスを受けるごとに2または3を交互に
繰り返すように制御する構成としたことにある。
e.実施例 以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を詳しく
説明する。
第1図は第1から第4の発明にかかるペンタゴン結線
の5相ステッピングモータの駆動回路の実施例を示す。
第1図において、φ1…φ5は各々接続点1…5で相互
に結線された5相ステッピングモータの各相巻線であ
る。これらの巻線φ1…φ5は循環電流が流れた場合
に、電気角で72゜ずつずれたトルクベクトルA,B,C,D,E
を形成できるように、各相巻線φ1…φ5の始端A…E
と終端…を順次接続して環状に形成してある。T1…
T5及びT6…T10は、各相巻線φ1…φ5の5個の接続点
1…5を各別に駆動電源の正極側及び負極側に接続する
ためのスイッチング素子である。これらの素子T1とT6、
T2とT7、T3とT8、T4とT9そしてT5とT10は各々直列接続
され、その各接続点t1…t5が上記相巻線の対応する接続
点1…5に接続されている。これらスイッチング素子T1
0…T10は制御回路からの点孤信号によって順次導通する
ように制御される。
第2図及び第3図は第1の発明の動作を示すタイムチ
ャートである。
同図において、先ずステップ1の場合には、スイッチ
ング素子T1,T5,T8及びT9が制御回路からの点孤信号によ
って導通して巻線φ1と巻線φ2の接続点1および巻線
φ4と巻線φ5の接続点5が電源Eの正極側に接続され
ると共に、巻線φ2と巻線φ3の接続点3および巻線φ
3と巻線φ4の接続点4が電源の負極側に各々接続され
る。その結果いわゆる3相励磁状態を構成する。次にス
テップ2に移行すると、スイッチング素子T1,T8およびT
9が導通するので、接続点1は電源の正極側に接続さ
れ、また接続点3および接続点4はその負極側に各々接
続されるため、ここではいわゆる4相励磁状態を構成す
ることとなる。更にステップ3の場合には、スイッチン
グ素子T1,T2,T8およびT9が導通するので、接続点1及び
2が電源の正極側に、そして接続点3及び4は負極側に
各々接続されて再度3相励磁状態に戻る。以下、同様に
ステップ4ないしステップ20においても順次3−4相励
磁状態を繰り返すことになる。したがって、駆動電源の
正極側と負極側に接続される接続点の合計数は4→3→
4→3……のように交互に繰り返す。
第4図は励磁の状態をステップごとに示した図であ
り、ステップ1からステップ4までの状態を図示してい
る。図中の白丸は電源の正極側に接続された接続点、黒
丸は負極側に接続された接続点を表わし、矢印はそれぞ
れの状態での電流の方向を示している。
かかる構成の駆動回路にて定電圧駆動を行なった時の
発生トルクのベクトル図は第5図の如くである。同図か
ら分かるように各ステップ毎に合成トルクのベクトルに
電気角で18゜ずつ回転していわゆるハーフステップ駆動
が達成されている。また発生トルクの比は1.18であり、
4−5相励磁時とほぼ同等の性能が得られることが分か
る。
第6図及び第7図は第2ないし第4の発明の動作を示
すタイムチャートである。同図において先ずステップ1
の場合には、スイッチング素子T1,T5,T7及びT9が導通し
て接続点1および5が電源の正極側に接続されると共に
接続点2および4が電源の負極側にそれぞれ接続される
ため、いわゆる2相励磁状態を構成する。この2相励磁
状態を繰り返すステップを選択して順次移行すると請求
項2に記載の発明となる。次にステップ2に移行すると
スイッチング素子T1,T5,T8およびT9が導通して接続点1
と5が電源の正極側に、そして接続点3と4が電源の負
極側に接続する結果、いわゆる3相励磁状態を構成す
る。この3相励磁状態を繰り返すとステップを選択して
順次移行する請求項3に記載の発明となる。
更にステップ3の場合には、スイッチング素子T2,T5,
T8及びT9が導通して接続点2と5が電源の正極側に、そ
して接続点3と4が電源の負極側に接続されて再度2相
励磁状態に戻る。以下同様にステップ4ないしステップ
20においても、順次2−3相励磁状態を繰り返すことに
なる(請求項4に記載の発明)。第8図からも明らかな
ように、電源の正極側に接続される接続点は2個であ
り、かつ負極側に接続される接続点も2個である。そし
て、ステップ1の場合には電源に対して開放状態にある
接続点3を共有する2つの巻線を他端である接続点2と
4は負極の同極性に接続されている(請求項2に記載の
発明)。ステップ2の場合には、開放状態にある接続点
2を共有する2つの巻線の他端は、接続点1が正極に接
続され、接続点3が負極側に接続されており、異極性に
接続されている(請求項3に記載の発明)。ステップ3
の場合には接続点1を共有する2つの巻線の他端である
接続点2と5は正の同極性に接続されており、ステップ
4の場合には、接続点5を共有する2つの巻線の他端
は、接続点1が正極に接続され、接続点4が負極と接続
されている。こうして、入力パルスを受ける毎に、開放
状態にある接続点を共有する2つの巻線の他端は、電源
の同極性に接続される状態と異極性に接続される状態と
を交互に繰り返す(請求項4に記載の発明)。かかる構
成の駆動回路にて定電圧駆動を行なった時の発生トルク
のベクトル図は第9図の如くである。同図から分かるよ
うに各ステップ毎に合成トルクのベクトルは電気角で18
゜ずつ回転していわゆるハーフステップ駆動が達成され
ており、また発生トルクの比は1.05である。
第10図は第5および第6の発明にかかる5相ステッピ
ングモータの駆動回路の実施例を示す。各相巻線φ1…
φ5は電流が接続点に向って流れ込んだ際に電気角で72
゜ずつずれたトルクベクトルA,B,C,D及びEを発生する
ように各相巻線の一端を一点で接続し、星形状に形成し
てある。各相巻線の5個の他端A,B,C,D,Eは、第1図の
環状接続点1〜5に対応する形で、スイッチング素子T1
…T10の各直列接続点に接続されている。
第11図及び第12図は第5の発明の動作を示すタイムチ
ャートである。同図において、先ずステップ1の場合に
は、スイッチング素子T1,T2及びT9が導通して巻線端子
AとBが電源の正極側に接続され、巻線端子Dが電源の
負極側に接続される結果、いわゆる3相励磁状態を構成
する。次にステップ2に移行すると、スイッチング素子
T1,T2,T9及びT10が導通して巻線端子AとBが電源の正
極側に、DとEが負極側にそれぞれ接続されていわゆる
4相励磁状態を構成することになる。更にステップ3の
場合には、スイッチング素子T2,T9及びT10が導通して巻
線端子Bが電源の正極側に、DとEが負極側にそれぞれ
接続されて再度3相励磁状態に戻る。以下同様にステッ
プ4…ステップ20においても、順次3−4相励磁状態を
繰り返すことになる。
第13図は励磁状態をステップごとに示した図であり、
ステップ1からステップ4までを図示している。同図か
ら、電源の正極と負極に接続される端子数の合計は、ス
テップ1の時が3個、ステップ2の時が4個、ステップ
3の時が3個、ステップ4の時が4個となり、入力パル
スを受ける毎に3又は4を交互に繰り返していることが
分かる。端子数の合計が3個を繰り返すときは、端子数
の合計が3個になるステップを選択して順次、移行すれ
ばよい。また、端子数の合計が4個を繰り返すときは、
端子数の合計が4個になるステップを選択して順次移行
すればよい。かかる構成の駆動回路にてコモン定電流駆
動を行なった時の発生トルクのベクトル図は第14図の如
くである。同図から分かるように各ステップ毎に合成ト
ルクのベクトルは電気角で18゜ずつ回転していわゆるハ
ーフステップ駆動が達成されており、また、発生トルク
の比は1.18であり、4−5相励磁時の比1.14とほぼ同等
の性能が得られることが分かる。
第15図及び第16図は第6の発明の動作を示すタイムチ
ャートである。同図において先ずステップ1の場合に
は、スイッチング素子T1及びT9が導通して巻線端子Aが
電源の正極に、Dが負極に接続されるため、いわゆる2
相励磁状態を構成する。次にステップ2に移行すると、
スイッチング素子T1,T2及びT9が導通して巻線端子Aと
Bが電源の正極側に、Dが負極側に接続されて3相励磁
状態を構成する。更にステップ3の場合には、スイッチ
ング素子T2及びT9が導通して巻線端子Bが電源の正極側
に、Dが負極側に接続されて再度2相励磁状態に戻る。
以下同様にステップ4ないしステップ20においても順次
2−3励磁状態を繰り返すことになる。第17図は励磁の
状態をステップごとに示したものであり、ステップ1か
らステップ4までを図示している。同図から、電源の正
極と負極に接続される端子数の合計はステップ1の時が
2個、ステップ2の時が3個、ステップ3の時が2個と
なり、入力パルスを受ける毎に2又は3を交互に繰り返
していることが分かる。端子数の合計が2個を繰り返す
ときは、端子数の合計が2個になるステップを選択して
順次移行するように制御すればよい。端子数の合計が3
個の場合も同様に端子数が3個になるステプを選択して
順次移行すればよい。かかる構成の駆動回路にて、コモ
ン定電流駆動を行なった時の発生トルクのベクトル図は
第18図の如くである。同図から分かるように各ステップ
毎に合成トルクのベクトルは電気角で18゜ずつ回転し
て、いわゆるハーフステップ駆動が達成されており、ま
た発生トルクの比は1.05であり、4−5相励磁時の比で
ある1.14よりも小さくおさえることができる。
f.発明の効果 以上説明したように本発明による5相ステッピングモ
ータの駆動回路によれば、5相ステッピングモータの各
相巻線の駆動用スイッチング素子を一相当り2個で構成
しながら、いわゆるハーフステップ駆動を確実に達成す
ることが可能となり、これにより回路構成を大幅に簡易
化できるという実用上の利点がある。また、かかる回路
構成の簡易化により、モータのリード線数を最小数にし
て駆動回路との接続結線作業の軽減化を図れる。さらに
5相ステッピングモータの各相巻線は第4図,第8図,
第13図,第17図のように駆動用電源に対して直並列に挿
入されるため、駆動電源容量は巻線定格電流の略2倍程
度に抑制できる。
また、第10図の構成の駆動回路にてハーフステップ駆
動を行なう場合、昭和59年特許願第271317号の方式によ
れば、スイッチング素子を総て導通させる必要がある
が、本発明では、一部のスイッチング素子を導通させれ
ばよいので定格容量の小さいスイッチング素子を用いる
ことができる。
さらには、ハーフステップ駆動時のステップ精度の向
上を図ることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って構成された5相ステッピング
モータの駆動回路を示す結線図、第2図は、第1図の回
路構成による第1の発明における各ステップ毎のスイッ
チング素子の導通タイムチャート、第3図は、第2図に
対応させた各相巻線の励磁状態を示すタイムチャート、
第4図(a)ないし(d)は第2図のタイムチャートに
従った各相巻線の励磁状態を示す図、第5図は、第1の
発明におけるコモン定電流駆動時の合成トルクベクトル
図、第6図は、第1図の回路構成による第4の発明にお
ける各ステップ毎のスイッチング素子の導通タイムチャ
ート、第7図は第6図に対応させた各相巻線の励磁状態
を示すタイムチャート、第8図(a)ないし(d)は第
6図のタイムチャートに従った各相巻線の励磁状態を示
す図、第9図は第4の発明における定電圧駆動時の合成
トルクベクトル図、第10図は、本発明の他の方式に従っ
て構成された5相ステッピングモータの駆動回路を示す
結線図、第11図は、第5の発明における各スイッチング
素子の導通タイムチャート、第12図は、同じくその各相
巻線の励磁状態を示すタイムチャート、第13図(a)な
いし(d)は、第11図のタイムチャートに従った各相巻
線の励磁状態を示す図、第14図は、第5の発明における
コモン定電流駆動時の合成トルクベクトル図、第15図
は、第6の発明による各ステップ毎のスイッチング素子
の導通タイムチャート、第16図は第15図に対応させた各
相巻線の励磁状態を示すタイムチャート、第17図(a)
ないし(d)は第15図のタイムチャートに従った各相巻
線の励磁状態を示す図、第18図は第6の発明におけるコ
モン定電流駆動時の合成トルクベクトル図、第19図は、
従来手段に従ってハーフステップ駆動を行わせるように
構成された5相ステッピングモータの駆動回路図、第20
図は、ペンタゴン結線による5相ステッピングモータの
駆動回路を示す結線図、第21図は、第20図の回路構成に
よる従来の各ステップ毎のスイッチング素子の導通タイ
ムチャート、第22図は、第21図に対応させた各相巻線の
励磁状態を示すタイムチャート、第23図は、星形結線に
よる5相ステッピングモータの駆動回路を示す結線図、
第24図は、そのスイッチング素子の導通タイムチャー
ト、第25図は、同じくその各相巻線の励磁状態を示すタ
イムチャートである。 T1…T20……スイッチング素子、 φ1…φ5……各相巻線、 1…5……各相巻線の接続点、 A…E……合成トルクベクトル。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】5相ステッピングモータの各相巻線の始端
    および終端を順次結合して環状に構成し、各相の結合点
    を、互いに直列接続した各一対のスイッチング素子の接
    続点に接続し、これら各一対のスイッチング素子の一方
    を駆動電源の正極に、スイッチング素子の他方を駆動電
    源の負極に接続すると共に上記スイッチング素子をオン
    ・オフして上記結合点を駆動電源の正極または負極に接
    続するか、あるいはそのいずれにも接続しないように構
    成したステッピングモータの駆動回路において、駆動時
    に上記駆動電源の正極と負極に接続される結合点の合計
    数が4、あるいは入力パルスを受けるごとに3または4
    を交互に繰り返すように制御する構成としたことを特徴
    とする5相ステッピングモータの駆動回路。
  2. 【請求項2】5相ステッピングモータの各相巻線の始端
    および終端を順次結合して環状に構成し、各相の結合点
    を、互いに直列接続した各一対のスイッチング素子の接
    続点に接続し、これら各一対のスイッチング素子の一方
    を駆動電源の正極に、スイッチグ素子の他方を駆動電源
    の負極に接続すると共に上記スイッチング素子をオン・
    オフして上記結合点を駆動電源の正極または負極に接続
    するか、あるいはそのいずれにも接続しないように構成
    したステッピングモータの駆動回路において、駆動時
    に、上記結合点の2つを駆動電源の正極に、結合点の2
    つを駆動電源の負極に接続し、残りの結合点を電源の両
    極に対して開放状態とすると共に、この開放状態の結合
    点に一端を接続される2つの相巻線の他端を駆動電源の
    正極あるいは負極の同極性に接続される状態を交互に繰
    り返すように制御する構成としたことを特徴とする5相
    ステッピングモータの駆動回路。
  3. 【請求項3】5相ステッピングモータの各相巻線の始端
    および終端を順次結合して環状に構成し、各相の結合点
    を、互いに直列接続した各一対のスイッチグ素子の接続
    点に接続し、これら各一対のスイッチング素子の一方を
    駆動電源の正極に、スイッチング素子の他方を駆動電源
    の負極に接続すると共に上記スイッチング素子をオン・
    オフして上記結合点を駆動電源の正極または負極に接続
    するか、あるいはそのいずれにも接続しないように構成
    されたステッピングモータの駆動回路において、駆動時
    に、上記結合点の2つを駆動電源の正極に、結合点の2
    つを駆動電源の負極に接続し、残りの結合点を電源の両
    極に対して開放状態とすると共に、この開放状態の結合
    点に一端を接続される2つの相巻線の他端の一方を駆動
    電源の正極に他方を負極の異極性に接続されるように制
    御する構成としたことを特徴とする5相ステッピングモ
    ータの駆動回路。
  4. 【請求項4】5相ステッピングモータの各相巻線の始端
    および終端を順次結合して環状に構成し、各相の結合点
    を、互いに直列接続した各一対のスイッチング素子の接
    続点に接続し、これら各一対のスイッチング素子の一方
    を駆動電源の正極に、スイッチング素子の他方を駆動電
    源の負極に接続すると共に上記スイッチング素子をオン
    ・オフして上記結合点を駆動電源の正極または負極に接
    続するか、あるいはそのいずれにも接続しないように構
    成したステッピングモータの駆動回路において、駆動時
    に、上記結合点の2つを駆動電源の正極に、結合点の2
    つを駆動電源の負極に接続し、残りの結合点を電源の両
    極に対して開放状態とすると共に、この開放状態の結合
    点に一端を接続される2つの相巻線の他端を駆動電源の
    正極あるいは負極の同極性に接続される状態と異極性に
    接続される状態を交互に繰り返すように制御する構成と
    したことを特徴とする5相ステッピングモータの駆動回
    路。
  5. 【請求項5】5相ステッピングモータの各相巻線の始端
    または終端を共通接続し、5個の他端を各別にスイッチ
    ング素子に接続し、かつ該スイッチング素子により上記
    各接続点を駆動電源の正極または負極に接続するか、あ
    るいはそのいずれの極にも接続しないように構成したス
    テッピングモータの駆動回路において、駆動時に、上記
    駆動電源の正極と負極に接続される端子数の合計が3あ
    るいは入力パルスを受けるごとに3または4を交互に繰
    り返すように制御する構成としたことを特徴とする5相
    ステッピングモータの駆動回路。
  6. 【請求項6】5相ステッピングモータの各相巻線の始端
    または終端を共通接続し、5個の他端を各別にスイッチ
    ング素子に接続し、かつ該スイッチング素子により上記
    各接続点を駆動電源の正極または負極に接続するか、あ
    るいはそのいずれの極にも接続しないように構成したス
    テッピングモータの駆動回路において、駆動時に、上記
    駆動電源の正極と負極に接続される端子数の合計が2あ
    るいは入力パルスを受けるごとに2または3を交互に繰
    り返すように制御する構成としたことを特徴とする5相
    ステッピングモータの駆動回路。
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