JP2572146Y2 - 防音カーペット - Google Patents

防音カーペット

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JP2572146Y2
JP2572146Y2 JP1990099829U JP9982990U JP2572146Y2 JP 2572146 Y2 JP2572146 Y2 JP 2572146Y2 JP 1990099829 U JP1990099829 U JP 1990099829U JP 9982990 U JP9982990 U JP 9982990U JP 2572146 Y2 JP2572146 Y2 JP 2572146Y2
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健二 高橋
和彦 大崎
博美 和田
敏 近藤
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はマンション、アパート、オフィス等のコン
クリート床または木製床に敷かれる防音カーペットに関
する。
(従来技術) 従来、マンション等の床には、装飾、保温、防音等の
ため、第4図に示すようなカーペット10が敷かれてい
る。そのカーペット10は、毛織物からなる表面層12と、
アスファルトもしくはプラスチックシートからなるバッ
キング層14との二重構造、あるいはそのバッキング層14
の裏面にさらに不織布からなる保護層(図示せず)が積
層された三層構造からなる。
また、実開昭63−201720号には、上記三層構造のもの
において、圧縮回復性や寸法安定性の改良を目的に、複
数ケの貫通孔を有する発泡倍率が5〜40倍の独立気泡型
半硬質樹脂発泡体に、樹脂、ゴムおよびアスファルト等
の塗膜層を設けてなる緩衝シートが提案されている。
ところが、前記カーペット10は防音性が劣るため、人
の歩行音、飛び跳ね音等のいわゆる床衝撃音、ステレオ
の音、あるいはドアの開閉音等が階下の部屋に伝わり易
く、また歩行者に与えるクッション感も良好とは言いが
たいため、改良が求められていた。
(考案が解決しようとする課題) そこでこの考案は、前記の点に鑑み、人の歩行音、飛
び跳ね音等のいわゆる床衝撃音等の騒音を階下の部屋に
伝わり難くするという防音効果に優れるとともに、適度
なクッション性を有する防音カーペットを提供しようと
するものである。
(課題を解決するための手段) 前記問題を解決するこの考案の要旨は、毛織物等のフ
ァブリックからなる表面層と、その裏面に積層されたア
スファルトもしくはプラスチックシートからなるバッキ
ング層と、そのバッキング層裏面に緩衝層が積層された
防音カーペットであって、上記緩衝層がバッキング層裏
面の全面に渡って積層され、その厚みが1〜5mm、発泡
倍率が80〜120倍の独立気泡構造の発泡体からなること
を特徴とする防音カーペットにある。
(作用) 表面層は、装飾および保温作用の他に歩行音等の床衝
撃音を和らげる作用がある。バッキング層は、カーペッ
トに適度な形状保持性を与えて、カーペット収納時ある
いはカーペット運搬時等にカーペットの取扱を容易にす
る作用、および騒音を遮音する作用がある。一方緩衝層
は、表面層およびバッキング層を通過してきた振動をそ
の独立気泡構造によって緩和・吸収し、さらに、全面に
渡ってその緩衝層が積層されているので、バッキング層
がコンクリート等の下部面と直接接することを防止し、
衝撃音により発生した微振動の伝播を緩和・吸収するだ
けでなく、さらに有効に遮断することができるという作
用および歩行者に与えるクッション性の向上作用があ
る。特にそのクッション性は、緩衝層を構成する発泡体
が、独立気泡構造からなり、連通気泡構造のものと比べ
ると耐荷重性に優れ、歩行時等の重みで潰れにくく薄く
なりにくいため、きわめて良好なものである。
(実施例) 以下この考案の実施例について説明する。
第1図はこの考案の一実施例にかかる防音カーペット
の断面図である。
その防音カーペット16は、毛織物のファブリックから
なる表面層18と、アスファルトもしくはプラスチックシ
ートからなるバッキング層20と、独立気泡構造の発泡体
からなる緩衝層22の三層構造からなる。
表面層18を構成するファブリックとしては、織物、編
物いずれでもよく、この防音カーペット16が敷かれる場
所(廊下または部屋等)の雰囲気等に応じて最適なもの
が選択される。
バッキング層20を構成するアスファルトもしくはプラ
スチックシートは、通常2〜6mm程度の厚みのものが用
いられる。またアスファルトとプラスチックシートのい
ずれを用いるかは、この防音カーペット16を製造する際
の設備等によって適宜選択される。例えば、アスファル
トをバッキング層20として用いる場合の防音カーペット
16の製造は、表面層18裏面に加熱軟化させたアスファル
トを層状に設け、さらにその軟化状態にあるアスファル
ト表面に緩衝層22載置して、その軟化状態にあるアスフ
ァルトの接着性によりアスファルト両側に表面層および
緩衝層を接着させて行う。アスファルトの加熱軟化(溶
解)は、通常150〜180℃でなされ、またアスファルトに
は適宜フィラーが充填される。他方プラスチックシート
をバッキング層20として用いる場合の防音カーペット16
の製造は、そのプラスチックシート両面に接着剤を塗布
して、表面層18、バッキング層20および緩衝層22の接着
一体化を図ることにより、あるいは表面層18裏面に配置
した塩化ビニル樹脂を150℃程度で焼き付けることによ
り行なうことができる。なおバッキング層20を構成する
プラスチックシートとしては、種々のものを使用できる
が、特には密度が高めの塩化ビニル樹脂シートが遮音性
に優れ、好ましい。
緩衝層22を構成する独立気泡構造の発泡体としては、
ポリエチレンフォームあるいはポリプロピレンフォーム
等を使用することができるが、それらのなかでも発泡倍
率が80〜120倍、特には100倍からなる独立気泡構造のポ
リプロピレンフォームが、防振性のみならず、クッショ
ン性を加味した耐荷重性にも優れ、好ましい。この緩衝
層22の厚みは、その緩衝層22を構成する発泡体の材質、
あるいはこの防音カーペット16が敷かれる床面の材質、
例えばコンクリートか木製か等によっても異なるが、通
常1〜5mm程度の範囲で選択される。
なお、腰の強い防音カーペットが求められる場合に
は、緩衝層22を前記独立気泡構造の発泡体に不織布(例
えば寒冷紗)が積層されたものとしてもよい。
このような構成からなる防音カーペット16は、そのま
ま、あるいは緩衝層22の裏面に両面接着テープ等の粘着
層(図示せず)を設け、その粘着層を介してコンクリー
ト等の床面に敷かれる。
次にこの考案品の防音性能について示す。
第2図は、表面層18を毛織物、バッキング層20を厚み
3mm、密度1.3g/m3のアスファルトにして、緩衝層22を発
泡倍率100倍の独立気泡構造からなるポリプロピレンフ
ォームの3mm厚と1mm厚にした場合のこの考案品と、その
考案品と表面層およびバッキング層を同じにした前記第
4図の従来品とについてJIS A 1418−1978に従い騒音レ
ベルを測定した結果である。また第3図は、バッキング
層20を厚み3mm、密度1.3g/m3の塩化ビニル樹脂シートに
し、他を前記と同様にした場合のこの考案品と従来品と
について騒音レベルを測定した結果である。その第2
図、第3図から明らかなように、この考案品はわずか1m
mという非常に薄いものでさえ従来品よりも格別に防音
性が向上しているのがわかる。
なお、緩衝層22を構成する独立気泡構造の発泡体を、
他の材質例えばポリエチレンフォームにした場合のこの
考案品についても、前記と同様にして音圧レベルを測定
したところ、従来品と比べて防音性の改善が見られた。
(効果) この考案の防音カーペットは、前記の構成からなるた
め、人の歩行音、飛び跳ね音等の床衝撃音等の騒音に対
して非常に防音性に優れ、マンション等における階下へ
の騒音防止に最適であるとともに、歩行者に与えるクッ
ション性にも優れ、快適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる防音カーペットの
断面図、第2図及び第3図はこの考案の実施品と従来品
についての防音性能を示す図、第4図は従来のカーペッ
トの断面図である。 16……防音カーペット、18……表面層 20……バッキング層、22……緩衝層
フロントページの続き (72)考案者 和田 博美 愛知県安城市今池町3丁目1番36号 株 式会社イノアックコーポレーション安城 事業所内 (72)考案者 近藤 敏 愛知県安城市今池町3丁目1番36号 株 式会社イノアックコーポレーション安城 事業所内 (72)考案者 西村 浩之 愛知県安城市今池町3丁目1番36号 株 式会社イノアックコーポレーション安城 事業所内 (56)参考文献 特表 昭62−502745(JP,A) 実開 昭62−162135(JP,U) 実公 昭36−26185(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】毛織物等のファブリックからなる表面層
    と、その裏面に積層されたアスファルトもしくはプラス
    チックシートからなるバッキング層と、そのバッキング
    層裏面に緩衝層が積層された防音カーペットであって、
    上記緩衝層がバッキング層裏面の全面に渡って積層さ
    れ、その厚みが1〜5mm、発泡倍率が80〜120倍の独立気
    泡構造の発泡体からなることを特徴とする防音カーペッ
    ト。
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