JP2571978Y2 - 封止用プラグ - Google Patents
封止用プラグInfo
- Publication number
- JP2571978Y2 JP2571978Y2 JP1992064892U JP6489292U JP2571978Y2 JP 2571978 Y2 JP2571978 Y2 JP 2571978Y2 JP 1992064892 U JP1992064892 U JP 1992064892U JP 6489292 U JP6489292 U JP 6489292U JP 2571978 Y2 JP2571978 Y2 JP 2571978Y2
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- JP
- Japan
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- hole
- water
- pipe
- plug
- cement
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、推進工法用管に形成さ
れた滑剤注入口などを封止するための封止用プラグに関
する。
れた滑剤注入口などを封止するための封止用プラグに関
する。
【０００２】
【従来の技術】地中を推進して敷設される推進工法用管
を地中で推進させる際に、外部土砂との間の摩擦を軽減
するために、管内から管外に向けて滑剤を注入すること
が行われている。このため推進工法用管には、管壁を貫
通して滑剤注入口が形成され、通常はこれに封止用プラ
グが取り付けられている。このプラグを注入口に取り付
けたままでの推進工事中に、取り付け部分で漏水が生じ
た場合の補修方法としては、漏水部分に樹脂やセメント
などを塗布するのが一般的である。
を地中で推進させる際に、外部土砂との間の摩擦を軽減
するために、管内から管外に向けて滑剤を注入すること
が行われている。このため推進工法用管には、管壁を貫
通して滑剤注入口が形成され、通常はこれに封止用プラ
グが取り付けられている。このプラグを注入口に取り付
けたままでの推進工事中に、取り付け部分で漏水が生じ
た場合の補修方法としては、漏水部分に樹脂やセメント
などを塗布するのが一般的である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】このような状態におい
て、土被りが深く、地中水圧のかかる場合は、塗布した
樹脂やセメントなどが硬化する前に水が通る経路が形成
されてしまい、止水できないことが多いという問題が起
こる。
て、土被りが深く、地中水圧のかかる場合は、塗布した
樹脂やセメントなどが硬化する前に水が通る経路が形成
されてしまい、止水できないことが多いという問題が起
こる。
【０００４】本考案は、かかる問題を解決するもので、
漏水部分に塗布した樹脂やセメントなどにかかる水圧が
低くなるようにし、塗布した樹脂やセメントなどが硬化
する前に、水の通る経路が形成されてしまうことを阻止
できる封止用プラグを提供することを目的とする。
漏水部分に塗布した樹脂やセメントなどにかかる水圧が
低くなるようにし、塗布した樹脂やセメントなどが硬化
する前に、水の通る経路が形成されてしまうことを阻止
できる封止用プラグを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、推進工法用管の管壁に形成された開口を
封止するプラグにおいて、プラグ本体の中央に管内外に
通じる貫通孔を設け、この貫通孔の周方向内面にＯリン
グを設け、さらに前記貫通孔に挿入されて基端部に形成
されたねじ部を介して前記貫通孔に管内側から螺着され
る止水栓を設けるとともに、この止水栓が前記Ｏリング
に圧着することにより貫通孔をシールするように構成し
たものである。
に、本考案は、推進工法用管の管壁に形成された開口を
封止するプラグにおいて、プラグ本体の中央に管内外に
通じる貫通孔を設け、この貫通孔の周方向内面にＯリン
グを設け、さらに前記貫通孔に挿入されて基端部に形成
されたねじ部を介して前記貫通孔に管内側から螺着され
る止水栓を設けるとともに、この止水栓が前記Ｏリング
に圧着することにより貫通孔をシールするように構成し
たものである。
【０００６】
【作用】上記構成により、推進工事中に、推進工法管の
滑剤などの注入口とこの注入口を封止する封止用プラグ
との間から漏水が生じた場合、この漏水部分に樹脂やセ
メントなどを塗布するとともに、プラグ本体の貫通孔に
螺着された止水栓を取り外すと、地下水はプラグ本体の
貫通孔に流れ込み、樹脂やセメントなどを塗布した漏水
部分にかかる水圧は低くなり、塗布した樹脂やセメント
などが硬化する前に、水が通る経路ができてしまって止
水できなくなるようなことはなくなる。この止水された
状態で硬化が完了すると、止水栓を貫通孔に装着して全
体を止水する。
滑剤などの注入口とこの注入口を封止する封止用プラグ
との間から漏水が生じた場合、この漏水部分に樹脂やセ
メントなどを塗布するとともに、プラグ本体の貫通孔に
螺着された止水栓を取り外すと、地下水はプラグ本体の
貫通孔に流れ込み、樹脂やセメントなどを塗布した漏水
部分にかかる水圧は低くなり、塗布した樹脂やセメント
などが硬化する前に、水が通る経路ができてしまって止
水できなくなるようなことはなくなる。この止水された
状態で硬化が完了すると、止水栓を貫通孔に装着して全
体を止水する。
【０００７】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図１において、１は推進工法管の鉄管、２は鉄管
１に外装されたモルタルで、鉄管１の管壁に形成された
孔部に対応してモルタル２に形成された開口に、管内か
ら管外への滑剤を供給するための供給管のニップルなど
が装着されるねじ部３を内周面に有するソケット４が取
り付けられ、ソケット４の内側に滑剤注入口５が形成さ
れる。
する。図１において、１は推進工法管の鉄管、２は鉄管
１に外装されたモルタルで、鉄管１の管壁に形成された
孔部に対応してモルタル２に形成された開口に、管内か
ら管外への滑剤を供給するための供給管のニップルなど
が装着されるねじ部３を内周面に有するソケット４が取
り付けられ、ソケット４の内側に滑剤注入口５が形成さ
れる。
【０００８】６はソケット４に装着されて滑剤注入口５
を封止する封止用プラグで、先端部がソケット４の内径
よりやや小径で、基部がソケット４の内径よりやや大径
の截頭円錐形のプラグ本体７からなり、その外周面に
は、スケット４のねじ部３に螺合するねじ部８が形成さ
れている。このプラグ本体７をその先端部からソケット
４のねじ部３にねじ込んだときに、スケット４のねじ部
３の内径と一致した径を有する部分でプラグ本体７はソ
ケット４に整合し、滑剤注入口５が確実に封止される。
封止用プラグ６はプラグ本体７の中央に貫通孔９を有
し、この貫通孔９の周方向内周にはＯリング10が設けら
れている。
を封止する封止用プラグで、先端部がソケット４の内径
よりやや小径で、基部がソケット４の内径よりやや大径
の截頭円錐形のプラグ本体７からなり、その外周面に
は、スケット４のねじ部３に螺合するねじ部８が形成さ
れている。このプラグ本体７をその先端部からソケット
４のねじ部３にねじ込んだときに、スケット４のねじ部
３の内径と一致した径を有する部分でプラグ本体７はソ
ケット４に整合し、滑剤注入口５が確実に封止される。
封止用プラグ６はプラグ本体７の中央に貫通孔９を有
し、この貫通孔９の周方向内周にはＯリング10が設けら
れている。
【０００９】11は貫通孔９に管内側より挿入される止水
栓で、その基端部に、プラグ本体７の貫通孔９の基部に
形成されたねじ部12に螺合するねじ部13が形成されてい
る。この止水栓11を貫通孔９に挿入し、そのねじ部13を
貫通孔９のねじ部12に螺合させて固定したときに、止水
栓11は貫通孔９のＯリング10に圧着し、この状態で貫通
孔９はシールされる。
栓で、その基端部に、プラグ本体７の貫通孔９の基部に
形成されたねじ部12に螺合するねじ部13が形成されてい
る。この止水栓11を貫通孔９に挿入し、そのねじ部13を
貫通孔９のねじ部12に螺合させて固定したときに、止水
栓11は貫通孔９のＯリング10に圧着し、この状態で貫通
孔９はシールされる。
【００１０】図１に示すように、封止用ブラグ６をソケ
ット４に取り付けた状態での推進工事中に、プラグ本体
７のねじ部８とソケット４のねじ部３の間から漏水が生
じた場合、図２に示すように、この漏水部分に樹脂やセ
メントなどの止水材14を塗布し、さらに止水栓11を貫通
孔９から取り外す。すると、地下水は矢印で示すよう
に、プラグ本体７の貫通孔９に流れ込み、ねじ部３、８
にかかる水圧が低くなる。この状態でねじ部３、８から
の漏水は樹脂やセメントなどの止水材14により止水され
る。止水材14の硬化後、貫通孔９に止水栓11を装着し、
全体を止水する。したがって、塗布した樹脂やセメント
などが硬化する前に、漏水部分に水が通る経路が形成さ
れてしまうようなことはなくなり、確実に漏水部分の補
修が行われる。
ット４に取り付けた状態での推進工事中に、プラグ本体
７のねじ部８とソケット４のねじ部３の間から漏水が生
じた場合、図２に示すように、この漏水部分に樹脂やセ
メントなどの止水材14を塗布し、さらに止水栓11を貫通
孔９から取り外す。すると、地下水は矢印で示すよう
に、プラグ本体７の貫通孔９に流れ込み、ねじ部３、８
にかかる水圧が低くなる。この状態でねじ部３、８から
の漏水は樹脂やセメントなどの止水材14により止水され
る。止水材14の硬化後、貫通孔９に止水栓11を装着し、
全体を止水する。したがって、塗布した樹脂やセメント
などが硬化する前に、漏水部分に水が通る経路が形成さ
れてしまうようなことはなくなり、確実に漏水部分の補
修が行われる。
【００１１】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、封止用プ
ラグはプラグ本体に貫通孔を設けた構造にしているの
で、推進工事中にプラグ本体の周部から漏水が生じた場
合、この漏水部分に樹脂やセメントなどを塗布するとと
もに、貫通孔に装着されている止水栓を取り外すことに
より、地下水はプラグ本体の貫通孔に流れ込み、プラグ
本体の周部の漏水部分にかかる水圧が低くなり、塗布し
た樹脂やセメントなどが硬化する前に、この部分に水が
通る経路が形成されてしまうようなことはなくなる。こ
の状態で硬化が完了するので、樹脂やセメントなどによ
る止水は確保される。その後止水栓を貫通孔に装着する
ことにより全体の止水がなし遂げられる。
ラグはプラグ本体に貫通孔を設けた構造にしているの
で、推進工事中にプラグ本体の周部から漏水が生じた場
合、この漏水部分に樹脂やセメントなどを塗布するとと
もに、貫通孔に装着されている止水栓を取り外すことに
より、地下水はプラグ本体の貫通孔に流れ込み、プラグ
本体の周部の漏水部分にかかる水圧が低くなり、塗布し
た樹脂やセメントなどが硬化する前に、この部分に水が
通る経路が形成されてしまうようなことはなくなる。こ
の状態で硬化が完了するので、樹脂やセメントなどによ
る止水は確保される。その後止水栓を貫通孔に装着する
ことにより全体の止水がなし遂げられる。
【図１】本考案の一実施例を示す封止用プラグの断面図
である。
である。
【図２】同封止用プラグによるプラグ補修状態を説明す
る断面図である。
る断面図である。
１ 鉄管 ２ モルタル ４ ソケット ５ 滑剤注入口 ６ 封止用プラグ ７ プラグ本体 ９ 貫通孔 10 Ｏリング 11 止水栓 14 樹脂やセメントなどの止水材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16L 55/00 F16L 55/10 - 55/11 E21D 9/06 301 E21D 9/06 311
Claims (1)
- 【請求項１】 推進工法用管の管壁に形成された開口を
封止するためのプラグであって、プラグ本体の中央に管
内外に通じる貫通孔を設け、この貫通孔の周方向内面に
Ｏリングを設け、さらに、前記貫通孔に挿入されて基端
部に形成されたねじ部を介して前記貫通孔に管内側から
螺着されるとともに、前記Ｏリングに圧着して前記貫通
孔をシールする止水栓を設けたことを特徴とする封止用
プラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992064892U JP2571978Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 封止用プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992064892U JP2571978Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 封止用プラグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0628490U JPH0628490U (ja) | 1994-04-15 |
| JP2571978Y2 true JP2571978Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=13271195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992064892U Expired - Fee Related JP2571978Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 封止用プラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2571978Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6713296B2 (ja) * | 2016-02-12 | 2020-06-24 | 株式会社クボタケミックス | 閉塞具および管路更生方法 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP1992064892U patent/JP2571978Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0628490U (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |