JP2570597Y2 - ジョイント端子 - Google Patents
ジョイント端子Info
- Publication number
- JP2570597Y2 JP2570597Y2 JP1991106917U JP10691791U JP2570597Y2 JP 2570597 Y2 JP2570597 Y2 JP 2570597Y2 JP 1991106917 U JP1991106917 U JP 1991106917U JP 10691791 U JP10691791 U JP 10691791U JP 2570597 Y2 JP2570597 Y2 JP 2570597Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core wire
- terminal
- branch
- wire
- crimping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、幹線と枝線の電線から
なる複数の電線を圧着により電気接続するジョイント端
子に関するもので、特に、該ジョイント端子との圧着部
が端末となる枝線の芯線飛び出しを防止するものであ
る。
なる複数の電線を圧着により電気接続するジョイント端
子に関するもので、特に、該ジョイント端子との圧着部
が端末となる枝線の芯線飛び出しを防止するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の幹線と枝線とを電気接続
するジョイント端子は、図３（Ａ）に示すように、導電
性金属板を断面Ｕ形状に湾曲させて構成しており、図４
に示すように、幹線２の中間皮剥ぎを行なって露出させ
た芯線２aと、枝線３の端末皮剥ぎを行なって露出させ
た芯線３aとを、図３（Ａ）のジョイント端子１の内部
１ａに挿入し、挿入後にジョイント端子１を公知の圧着
装置でかしめ変形することにより、図３(Ｂ)に示すよう
に、端子１の両側バレル部１ｂを湾曲させて、芯線２a
と３aに圧着し、芯線を相互に電気接触させると共にジ
ョイント端子１と電気接触させている。
するジョイント端子は、図３（Ａ）に示すように、導電
性金属板を断面Ｕ形状に湾曲させて構成しており、図４
に示すように、幹線２の中間皮剥ぎを行なって露出させ
た芯線２aと、枝線３の端末皮剥ぎを行なって露出させ
た芯線３aとを、図３（Ａ）のジョイント端子１の内部
１ａに挿入し、挿入後にジョイント端子１を公知の圧着
装置でかしめ変形することにより、図３(Ｂ)に示すよう
に、端子１の両側バレル部１ｂを湾曲させて、芯線２a
と３aに圧着し、芯線を相互に電気接触させると共にジ
ョイント端子１と電気接触させている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記したジョイント端
子１により圧着する場合、枝線３の芯線３ａの長さは、
短過ぎると端子１への挿入不良となり、幹線２との接続
不良が発生する。よって、通常、端子１より突出する程
度の長さになている。この端子１より突出した芯線３ａ
の先端は、圧着作業時に押圧力で図４に示すように外側
へ飛び出して逆立つことが多い。
子１により圧着する場合、枝線３の芯線３ａの長さは、
短過ぎると端子１への挿入不良となり、幹線２との接続
不良が発生する。よって、通常、端子１より突出する程
度の長さになている。この端子１より突出した芯線３ａ
の先端は、圧着作業時に押圧力で図４に示すように外側
へ飛び出して逆立つことが多い。
【０００４】上記ジョイント端子１による幹線２と枝線
３との接続部分、およびその前後の芯線２ａ、３ａが露
出した部分は、圧着終了後にテープ(図示せず)を巻いて
絶縁被覆を行っている。 しかしながら、 端子より飛び出
した芯線先端がテープを突き破ってテープを破断させる
ことがあると共に、製品移動中等において外力にあたて
テープがずれたり或いは緩んだりすると、芯線３ａの先
端がテープより外側へ露出しやすい。
３との接続部分、およびその前後の芯線２ａ、３ａが露
出した部分は、圧着終了後にテープ(図示せず)を巻いて
絶縁被覆を行っている。 しかしながら、 端子より飛び出
した芯線先端がテープを突き破ってテープを破断させる
ことがあると共に、製品移動中等において外力にあたて
テープがずれたり或いは緩んだりすると、芯線３ａの先
端がテープより外側へ露出しやすい。
【０００５】上記のように、芯線３ａがテープより外部
に露出すると、近接配置する他の電線あるいは端子と接
触し、短絡しやすい問題がある。
に露出すると、近接配置する他の電線あるいは端子と接
触し、短絡しやすい問題がある。
【０００６】本考案は上記した問題を解消せんとするも
ので、ジョイント端子により電気接続される枝線の芯線
先端がテープを突き破って外部に露出することを防止す
ることを目的としている。
ので、ジョイント端子により電気接続される枝線の芯線
先端がテープを突き破って外部に露出することを防止す
ることを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、幹線の中間部を皮剥ぎして露出させた芯
線を中心として、その両側に２本の枝線の端末を皮剥ぎ
して露出させた芯線とを圧着する中間ジョイント用の端
子であって、断面略Ｕ字形状で、底面部と、その両側か
ら突出したバレル部とを備え、上記幹線側の中間露出芯
線と枝線側の端末芯線とを押圧変形して芯線同士および
これら芯線と両側バレル部および底面部とを圧着して電
気接続する芯線圧着バレル部と、上記バレル部の一方側
の両側壁の先端面および底壁の先端面の三方から前方へ
縮径しながら突出し、各先端部を僅かに外側へ反らせた
矯正壁とを設け、該矯正壁の内部に上記幹線を挟む両側
の枝線側端末芯線の先端部を収容して飛び出しを規制す
る構成としていることを特徴とするジョイント端子を提
供している。
め、本考案は、幹線の中間部を皮剥ぎして露出させた芯
線を中心として、その両側に２本の枝線の端末を皮剥ぎ
して露出させた芯線とを圧着する中間ジョイント用の端
子であって、断面略Ｕ字形状で、底面部と、その両側か
ら突出したバレル部とを備え、上記幹線側の中間露出芯
線と枝線側の端末芯線とを押圧変形して芯線同士および
これら芯線と両側バレル部および底面部とを圧着して電
気接続する芯線圧着バレル部と、上記バレル部の一方側
の両側壁の先端面および底壁の先端面の三方から前方へ
縮径しながら突出し、各先端部を僅かに外側へ反らせた
矯正壁とを設け、該矯正壁の内部に上記幹線を挟む両側
の枝線側端末芯線の先端部を収容して飛び出しを規制す
る構成としていることを特徴とするジョイント端子を提
供している。
【０００８】
【作用】上記したジョイント端子の矯正壁は、枝線の芯
線先端に当接して内側に向くように矯正して、外側への
飛び出しを防止する。よって、外側へ飛び出した芯線に
よるテープ破断およびテープからの飛び出しを確実に防
止することが出来る。
線先端に当接して内側に向くように矯正して、外側への
飛び出しを防止する。よって、外側へ飛び出した芯線に
よるテープ破断およびテープからの飛び出しを確実に防
止することが出来る。
【０００９】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により説明
する。図１および図２は本考案の実施例を示し、ジョイ
ント端子１０は底面部１１の両側より突出した一対のバ
レル部１２を備えている。
する。図１および図２は本考案の実施例を示し、ジョイ
ント端子１０は底面部１１の両側より突出した一対のバ
レル部１２を備えている。
【００１０】上記一対のバレル部１２には、その側壁１
２ａより上壁１２ｂにかけて前方へ縮径しながら中心側
へ突出する鍔状の矯正壁１３を設けている。 これらの矯
正壁１３は先端部を僅かに外側に反らせている。かつ、
同様な形状の矯正壁１３を底面部１１からも突設してい
る。よって、ジョイント端子１０の一端部には三方から
中心側に向けて鍔状の３つの矯正壁１３が突出した構成
となっている。
２ａより上壁１２ｂにかけて前方へ縮径しながら中心側
へ突出する鍔状の矯正壁１３を設けている。 これらの矯
正壁１３は先端部を僅かに外側に反らせている。かつ、
同様な形状の矯正壁１３を底面部１１からも突設してい
る。よって、ジョイント端子１０の一端部には三方から
中心側に向けて鍔状の３つの矯正壁１３が突出した構成
となっている。
【００１１】上記したジョイント端子１０は、図１に示
すように、幹線２の芯線２ａと両側の枝線３の芯線３ａ
とを圧着する際に、底面部側の矯正壁１３が底面側で、
両側の矯正壁１３が枝線芯線３ａの先端部に位置するよ
うに配置される。よって、枝線の芯線３ａが矯正壁１３
に当接して、内側に向くように矯正され、外側への飛び
出しが強制的に規制される。
すように、幹線２の芯線２ａと両側の枝線３の芯線３ａ
とを圧着する際に、底面部側の矯正壁１３が底面側で、
両側の矯正壁１３が枝線芯線３ａの先端部に位置するよ
うに配置される。よって、枝線の芯線３ａが矯正壁１３
に当接して、内側に向くように矯正され、外側への飛び
出しが強制的に規制される。
【００１２】上記矯正壁１３は先端部を反らせているた
め、矯正壁１３の先端で芯線に損傷を与えることなく、
枝線の芯線先端を内側の中心に向けて矯正することが出
来、よって、外側への飛び出しを防止することが出来
る。
め、矯正壁１３の先端で芯線に損傷を与えることなく、
枝線の芯線先端を内側の中心に向けて矯正することが出
来、よって、外側への飛び出しを防止することが出来
る。
【００１３】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
のジョイント端子には、バレルの左右両側部および底面
部の先端面の三方より縮径するように突出する矯正壁を
形成しているため、枝線の芯線先端が上記矯正壁に当接
して内側に向くように矯正される。よって、芯線先端の
外側への飛び出しを防止でき、飛び出した芯線によるテ
ープの切断を防止することが出来る。また、テープが緩
んだ場合等において芯線がテープ外面に突出、露出する
ことを防止することができる。
のジョイント端子には、バレルの左右両側部および底面
部の先端面の三方より縮径するように突出する矯正壁を
形成しているため、枝線の芯線先端が上記矯正壁に当接
して内側に向くように矯正される。よって、芯線先端の
外側への飛び出しを防止でき、飛び出した芯線によるテ
ープの切断を防止することが出来る。また、テープが緩
んだ場合等において芯線がテープ外面に突出、露出する
ことを防止することができる。
【００１４】上記のように、芯線のテープ外への露出を
防止できるため、露出した芯線が近接した電線あるいは
端子と短絡する問題を無くすことが出来る。
防止できるため、露出した芯線が近接した電線あるいは
端子と短絡する問題を無くすことが出来る。
【図１】 本考案の実施例のジョイント端子による幹線
と枝線の圧着状態を示す斜視図である。
と枝線の圧着状態を示す斜視図である。
【図２】 図１のジョイント端子の斜視図である。
【図３】 (Ａ)(Ｂ)は従来のジョイント端子と、該ジョ
イント端子による圧着を示す図面である。
イント端子による圧着を示す図面である。
【図４】 従来の問題点を示す斜視図である。
２ 幹線 ２ａ 芯線 ３ 枝線 ３ａ 芯線 １０ ジョイント端子 １２ バレル部 １３ 矯正壁
Claims (1)
- 【請求項１】 幹線の中間部を皮剥ぎして露出させた芯
線を中心として、その両側に２本の枝線の端末を皮剥ぎ
して露出させた芯線とを圧着する中間ジョイント用の端
子であって、 断面略Ｕ字形状で、底面部と、その両側から突出したバ
レル部とを備え、上記幹線側の中間露出芯線と枝線側の
端末芯線とを押圧変形して芯線同士およびこれら芯線と
両側バレル部および底面部とを圧着して電気接続する芯
線圧着バレル部と、 上記バレル部の一方側の両側壁の先端面および底壁の先
端面の三方から前方へ縮径しながら突出し、各先端部を
僅かに外側へ反らせた矯正壁とを設け、該矯正壁の内部
に上記幹線を挟む両側の枝線側端末芯線の先端部を収容
して飛び出しを規制する構成としていることを特徴とす
るジョイント端子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991106917U JP2570597Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | ジョイント端子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991106917U JP2570597Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | ジョイント端子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0553133U JPH0553133U (ja) | 1993-07-13 |
| JP2570597Y2 true JP2570597Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=14445781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991106917U Expired - Lifetime JP2570597Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | ジョイント端子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2570597Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09330748A (ja) * | 1996-06-07 | 1997-12-22 | Yazaki Corp | 電線圧着構造および電線圧着方法 |
| JP5217795B2 (ja) * | 2008-08-29 | 2013-06-19 | 住友電装株式会社 | 端子金具および端子金具付き電線 |
| JP5322846B2 (ja) * | 2009-08-20 | 2013-10-23 | 第一電子工業株式会社 | コンタクト及び該コンタクトを用いたコネクタ |
| JP2018116899A (ja) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 住友電装株式会社 | 中継コネクタ |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55105270U (ja) * | 1979-01-19 | 1980-07-23 | ||
| JPS5714371U (ja) * | 1980-06-26 | 1982-01-25 | ||
| JPS5969482U (ja) * | 1982-11-02 | 1984-05-11 | 日本電気株式会社 | 突合せ型接続子 |
| JP2541072Y2 (ja) * | 1991-11-26 | 1997-07-09 | 住友電装株式会社 | 中間ジョイント用圧着端子 |
| JP3002556U (ja) * | 1994-03-29 | 1994-09-27 | 春夫 梶浦 | 犬の汚物処理器 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP1991106917U patent/JP2570597Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0553133U (ja) | 1993-07-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980113 |