JP2570455Y2 - 転写箔 - Google Patents
転写箔Info
- Publication number
- JP2570455Y2 JP2570455Y2 JP1991060170U JP6017091U JP2570455Y2 JP 2570455 Y2 JP2570455 Y2 JP 2570455Y2 JP 1991060170 U JP1991060170 U JP 1991060170U JP 6017091 U JP6017091 U JP 6017091U JP 2570455 Y2 JP2570455 Y2 JP 2570455Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- pattern
- transfer
- transfer foil
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Duplication Or Marking (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、熱転写印刷に使用され
る転写箔に関するものである。
る転写箔に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、プラスチック、ガラス、金属、陶
磁器など、直接印刷しにくい被印刷体上に絵柄を印刷す
る方法の一つとして熱転写印刷が広く行われている。す
なわち、ポリエステルフィルム等の基材層の片面に剥離
層を介して絵柄層を設け、その上からヒートシール層を
設けてなる転写箔を使用し、この転写箔を被印刷体に貼
り付け、熱圧力をかけて絵柄を被印刷体上に形成後、基
材層を剥離するものである。そして、通常はホットスタ
ンピングマシンにより、巻取状の転写箔を間欠的に繰り
出し被印刷体との位置決めを行って連続的に転写を行う
ようにしている。この場合、転写箔に絵柄とは別に光電
管マーク等の位置決め用パターンを印刷しておき、これ
により位置決めを行うようになっている。
磁器など、直接印刷しにくい被印刷体上に絵柄を印刷す
る方法の一つとして熱転写印刷が広く行われている。す
なわち、ポリエステルフィルム等の基材層の片面に剥離
層を介して絵柄層を設け、その上からヒートシール層を
設けてなる転写箔を使用し、この転写箔を被印刷体に貼
り付け、熱圧力をかけて絵柄を被印刷体上に形成後、基
材層を剥離するものである。そして、通常はホットスタ
ンピングマシンにより、巻取状の転写箔を間欠的に繰り
出し被印刷体との位置決めを行って連続的に転写を行う
ようにしている。この場合、転写箔に絵柄とは別に光電
管マーク等の位置決め用パターンを印刷しておき、これ
により位置決めを行うようになっている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
転写箔においては、光電管マーク等の位置決め用パター
ンと絵柄の印刷が同時に行われており、光電管マーク等
の転写不要の位置決め用パターンも絵柄層と同様に剥離
層上に設けられていることから、転写時の熱により基材
層に皺等が発生するとこの位置決め用パターンが落ちや
すくなり、転写加工後、基材層を巻き上げる時に基材層
より脱落して汚れやゴミの原因になるという問題点があ
った。
転写箔においては、光電管マーク等の位置決め用パター
ンと絵柄の印刷が同時に行われており、光電管マーク等
の転写不要の位置決め用パターンも絵柄層と同様に剥離
層上に設けられていることから、転写時の熱により基材
層に皺等が発生するとこの位置決め用パターンが落ちや
すくなり、転写加工後、基材層を巻き上げる時に基材層
より脱落して汚れやゴミの原因になるという問題点があ
った。
【０００４】そこで、位置決め用パターンの印刷部分を
抜く形で剥離層をパートコートし、位置決め用パターン
を基材層に直接印刷することも考えられるが、剥離層は
ほぼ無色透明であり、位置決め用パターンとの見当を合
わせるのが困難であるという事情がある。
抜く形で剥離層をパートコートし、位置決め用パターン
を基材層に直接印刷することも考えられるが、剥離層は
ほぼ無色透明であり、位置決め用パターンとの見当を合
わせるのが困難であるという事情がある。
【０００５】本考案は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、転写加工
後に光電管マーク等の位置決め用パターンが脱落しない
転写箔を提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、転写加工
後に光電管マーク等の位置決め用パターンが脱落しない
転写箔を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の転写箔は、基材層の一面側に剥離層、絵柄
層、ヒートシール層を設け、基材層の他面側における前
記絵柄層と重ならない位置に前記絵柄層転写時の位置決
め用パターンを基材層と接着性を有するインキで印刷し
てなるものである。
に、本考案の転写箔は、基材層の一面側に剥離層、絵柄
層、ヒートシール層を設け、基材層の他面側における前
記絵柄層と重ならない位置に前記絵柄層転写時の位置決
め用パターンを基材層と接着性を有するインキで印刷し
てなるものである。
【０００７】
【作用】上記構成からなる転写箔では、光電管マーク等
の転写不要の位置決め用パターンが基材層に直接しっか
りと接着した状態となる。したがって、位置決め用パタ
ーンは転写時の熱により基材層に皺等が発生しても容易
には剥がれず、転写加工後の基材層の巻き上げ時に脱落
することがない。
の転写不要の位置決め用パターンが基材層に直接しっか
りと接着した状態となる。したがって、位置決め用パタ
ーンは転写時の熱により基材層に皺等が発生しても容易
には剥がれず、転写加工後の基材層の巻き上げ時に脱落
することがない。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【０００９】図１は本考案の一実施例である転写箔の構
成断面図を示している。同図において１は基材層として
のポリエステルフィルムであり、その一面側には剥離層
２が設けられ、その剥離層２の上に絵柄層３が印刷さ
れ、さらに絵柄層３を覆うようにしてヒートシール層４
が設けられている。そして、基材層１の他面側には、絵
柄層３と重ならない位置に光電管マーク等の位置決め用
パターン５が印刷されている。
成断面図を示している。同図において１は基材層として
のポリエステルフィルムであり、その一面側には剥離層
２が設けられ、その剥離層２の上に絵柄層３が印刷さ
れ、さらに絵柄層３を覆うようにしてヒートシール層４
が設けられている。そして、基材層１の他面側には、絵
柄層３と重ならない位置に光電管マーク等の位置決め用
パターン５が印刷されている。
【００１０】上記の位置決め用パターン５の印刷は、グ
ラビア印刷方式のターンバーで印刷原反（基材層）を反
転させる方法で行うことにより、反対面の剥離層２、絵
柄層３、ヒートシール層４と同時にインラインで印刷を
行う。この場合、印刷に使用するインキとしては、基材
層１と接着性を有するインキが使用される。
ラビア印刷方式のターンバーで印刷原反（基材層）を反
転させる方法で行うことにより、反対面の剥離層２、絵
柄層３、ヒートシール層４と同時にインラインで印刷を
行う。この場合、印刷に使用するインキとしては、基材
層１と接着性を有するインキが使用される。
【００１１】上記転写箔は巻取状態で製造され、製品へ
の転写に際して公知のホットスタンピングマシンにかけ
られる。ホットスタンピングマシンでは、転写箔が巻取
から間欠的に繰り出され、位置決め用パターン５により
位置決めされて転写が行われる。そして、転写の終わっ
た基材層１はロール状に巻き上げられる。ここで、位置
決め用パターン５のインキは基材層１としっかり接着し
ているので、転写加工を経ても剥がれることがない。
の転写に際して公知のホットスタンピングマシンにかけ
られる。ホットスタンピングマシンでは、転写箔が巻取
から間欠的に繰り出され、位置決め用パターン５により
位置決めされて転写が行われる。そして、転写の終わっ
た基材層１はロール状に巻き上げられる。ここで、位置
決め用パターン５のインキは基材層１としっかり接着し
ているので、転写加工を経ても剥がれることがない。
【００１２】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の転写箔
は、光電管マーク等の転写不要の位置決め用パターンを
基材層における転写側と反対側の面に該基材層と接着性
を有するインキで印刷して設けたので、位置決め用パタ
ーンを剥離層上に設けた従来の転写箔のように、転写加
工後の基材層の巻き上げ時に転写不要の位置決め用パタ
ーンのインキ層が脱落することがないことから、汚れや
ゴミとなる箔カスの発生を防止することができる。
は、光電管マーク等の転写不要の位置決め用パターンを
基材層における転写側と反対側の面に該基材層と接着性
を有するインキで印刷して設けたので、位置決め用パタ
ーンを剥離層上に設けた従来の転写箔のように、転写加
工後の基材層の巻き上げ時に転写不要の位置決め用パタ
ーンのインキ層が脱落することがないことから、汚れや
ゴミとなる箔カスの発生を防止することができる。
【図１】本考案に係る転写箔の一実施例を示す構成断面
図である。
図である。
１ 基材層 ２ 剥離層 ３ 絵柄層 ４ ヒートシール層 ５ 位置決め用パターン
Claims (1)
- 【請求項１】 基材層の一面側に剥離層、絵柄層、ヒー
トシール層を設け、基材層の他面側における前記絵柄層
と重ならない位置に前記絵柄層転写時の位置決め用パタ
ーンを基材層と接着性を有するインキで印刷したことを
特徴とする転写箔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991060170U JP2570455Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 転写箔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991060170U JP2570455Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 転写箔 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055480U JPH055480U (ja) | 1993-01-26 |
| JP2570455Y2 true JP2570455Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=13134426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991060170U Expired - Lifetime JP2570455Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 転写箔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2570455Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01241415A (ja) * | 1988-03-24 | 1989-09-26 | Nissha Printing Co Ltd | インモールド成型用転写材 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP1991060170U patent/JP2570455Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH055480U (ja) | 1993-01-26 |
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