JP2570051B2 - 産業車両のタンク構造 - Google Patents

産業車両のタンク構造

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JP2570051B2
JP2570051B2 JP5620092A JP5620092A JP2570051B2 JP 2570051 B2 JP2570051 B2 JP 2570051B2 JP 5620092 A JP5620092 A JP 5620092A JP 5620092 A JP5620092 A JP 5620092A JP 2570051 B2 JP2570051 B2 JP 2570051B2
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tank
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tank structure
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武 斉藤
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Toyota Industries Corp
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトのよう
な産業車両に係り、詳しくは作動油や燃料を貯溜するタ
ンク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般のフォークリフトでは、車体両
側部の前後フェンダー間に燃料タンクと作動油タンクと
を備えた構造となっている。図3及び図4は従来のフォ
ークリフトの大型車に見受けられるフレーム一体型のタ
ンク構造を示したものである。図示の如く、タンク21
は前後方向に延在するメインフレーム22と、該メイン
フレーム22の外側に配置される断面略コ字形のサイド
フレーム23と、前後のフェンダー24,25とによっ
て、前後に長い密閉された長方形の箱形に構成されてい
る。そして、運転室26(キャビン)への乗降のため
に、タンク21の側面において、サイドフレーム23と
前後のフェンダー24,25間にはそれぞれ第1ステッ
プ27、第2ステップ28が溶接付けされた構造となっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記第1ス
テップ27及び第2ステップ28を形成するに当たって
は、その乗降性及び安全性等を考慮したとき、所定のフ
ットスペース(幅及び奥行)が必要となる。このような
フットスペースの確保は、結果的にはタンク21の横幅
を縮小することになるため、タンク容量の確保が困難化
する。このことは、燃料タンクの場合であれば、燃料補
給までの車両の稼働時間が短く、作動油タンクの場合で
あれば作動油温の冷却効果が悪化するという問題が生ず
る。他方、無理にタンク容量を上げようとすれば、前後
方向及び上下方向には制約を受ける関係で、車幅方向に
広げざるを得ず、その結果としてステップに関して所定
のフットスペースが確保できなくなる。このようなこと
から、従来のタンク構造ではタンク容量とフットスペー
スとのいずれか一方を犠牲にせざるを得ないのが実状で
ある。また、第2ステップ28については図示の如くサ
イドフレーム23と前後のフェンダー24,25とのコ
ーナ部に略三角形の形状で溶接されているため、見栄え
が悪い上に強度的にも問題がある。なお、図3に示すよ
うな運転室26がヘッドガード29によって防護される
タイプの車両では、該ヘッドガード29の前後ピラー3
0間のタンク上面が第2ステップとして使用できるだけ
のフットスペースを有しているが、キャビン仕様の車両
であれば、このフットスペースを確保することができな
い。そのため、実際には両仕様に共用できるようにする
ために第2ステップ28を溶接付けするのが普通となっ
ている。
【0004】ところで、上述のような従来のタンク構造
において、例えば第1ステップ27及び第2ステップ2
8をそれぞれ前部フェンダー24寄りに設定し、タンク
21を側面部の平面形状が鍵形となるように形成するこ
とによりタンク後部の横幅を拡張してタンク容量を上げ
ることも考えられる。しかし、このような構造を採用し
たときは、見栄えが悪化するのみならず、サイドフレー
ム23自体に余分な曲げ加工や溶接を必要とする結果、
生産性が悪化することになる。
【0005】そこで本発明は、上述の事情に鑑み、フッ
トスペースを損なうことなく、タンク容量を上げること
の可能な産業車両のタンク構造を提供することを、解決
すべき技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、車体両側部の前後フェンダー間にタンクが配設さ
れ、このタンクの側面には乗降用の第1ステップが設け
られた産業車両のタンク構造であって、前記タンクを、
その後端部の横幅が前記後部フェンダーの横幅と略同一
で、かつ前端部の横幅が前記第1ステップに必要な奥行
きを残した幅の、平面形状が前後に長い略台形状に形成
し、また車幅の範囲内において前記タンク側面と前記前
側フェンダーとの間に形成される空間下部には略台形状
の第1ステップを設定するとともに、タンク上面を第2
ステップとして兼用する構成としたことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】上述のように構成された本発明に係るタンク構
造においては、タンクを平面形状が前後に長い略台形状
の箱形に形成することにより、タンク幅を外側に広げる
形態でその容量を上げることが可能となるのであり、し
かもタンクの前側の横幅については、従来と同一幅に設
定されるため、ここに設置される第1ステップについて
は、所定のフットスペースを確保することが可能とな
る。また、サイドフレームの上面はタンク幅が実質的に
広がることで増大されるため、その上面にはキャビン仕
様車の場合であっても第2ステップとして必要なフット
スペースを確保することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は本実施例に係るフレーム一体型の
タンク構造を示し、図2はその断面を示している。な
お、図では一方(左側)のタンク構造についてのみ示す
が反対側についても同様に構成されているものとする。
図示のように、車体の左右両側部に設置されるタンク1
は、前後方向に延在される縦向きのメインフレーム2
と、該メインフレーム2の外側に配置されて前後方向に
延在する断面略コ字形のサイドフレーム3と、該サイド
フレーム3の前後に配置されるフェンダー4,5とから
構成され、それら各部材は接合面が溶接により相互に結
合されている。
【0009】しかして、前記サイドフレーム3は平面形
状が略台形状をなすような前後に長い密閉された矩形の
箱形に形成されている。すなわち、サイドフレーム3は
その前端部の横幅を前側フェンダー4の略半分程度、つ
まり従来と同一又はそれよりもやや狭い幅とし、かつ、
その後端部の横幅が後部フェンダー5の幅一杯とする略
台形状に形成されている。従って、タンク1の外側壁を
構成するサイドフレーム3の側板部3aは前後に傾斜状
に延在している。
【0010】一方、運転席8への乗降用として設置され
る第1ステップ6は、車幅の範囲内において、前部フェ
ンダー4とサイドフレーム3との間に形成される空間の
平面スペースを利用して設定されている。第1ステップ
6は前部フェンダー4の後面下部と、サイドフレーム3
の側面下部とに溶接付けされており、後方長さについて
は適当な位置、例えば前後フェンダー4,5間の中間付
近に設定される。従って、第1ステップ6は平面形状が
略台形状に形成される。また、第2ステップ7は前記サ
イドフレーム3の上面に設定されている。すなわち、第
2ステップ7はタンク1の上壁を構成するサイドフレー
ム3の上面により兼用する構成となっている。
【0011】上述の如く構成された本実施例のタンク1
は、図1において、それぞれ前端部の横幅をA、後端部
の横幅をB、前後長さをC、高さをHとすれば、前後と
も横幅がAで、前後長さがC、高さがHの従来のタンク
21に比べた場合、タンク容量は{(B−A)×C×
H}÷2で表される三角箱形分だけ増加する。一方、第
1ステップ6は、前側に関しては(B−A)の奥行きが
確保され、そして後側にかけてやや狭くなる程度である
ため、ステップに必要なフットスペースの確保は比較的
容易に達成される。また、第2ステップ7を兼用するサ
イドフレーム3の上面は、台形状による外側への張出し
によって拡大されていることから、キャビン仕様の場合
であっても従来の第2ステップ28に見合うフットスペ
ースを確保することが可能となる。このように、本実施
例のタンク構造によれば、第1及び第2ステップ6,7
にステップとして必要なフットスペースを確保した上で
タンク容量の増大が達成されることとなる。
【0012】なお、上記の説明では、タンク1の前端部
の横幅を従来と同一としたが、仮に本実施例のタンク1
の方をやや狭く設定した場合であってもタンク容量を増
加することは可能であり、そしてそのときは第1ステッ
プ6の奥行きを大きく取ることができる。しかして、上
記の如くタンク1を平面形状が略台形状をなすように形
成したときは、例えば平面鍵形に形成する場合に比べて
デザイン的にスッキリ感が得られて見栄えが良好なもの
となり、またサイドフレーム3に対して余分な曲げ加工
や溶接が不要であるため、生産性が良くコスト的にも有
利となる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
乗降用のステップとして必要なフットスペースを確保し
た上でタンク容量を上げることができる。従って、乗降
性、安全性を損なうことなく、燃料タンクの場合であれ
ば、車両の稼働時間を延ばすことができ、作動油タンク
の場合であれば、作動油温の冷却効果を高めることがで
きる。また、デザイン面での見栄えを向上できるととも
に、タンクの断面積が増加してフレーム全体としての剛
性アップに役立つという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るタンク構造を示す斜視図
である。
【図2】同じく断面図である。
【図3】従来の大型フォークリフトの斜視図である。
【図4】従来のフレーム一体型タンク構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1…タンク 2…フレーム 3…サイドフレーム 4,5…フェンダ
ー 6…第1ステップ 7…第2ステップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体両側部の前後フェンダー間にタンク
    が配設され、このタンクの側面には乗降用の第1ステッ
    プが設けられた産業車両のタンク構造であって、前記タ
    ンクを、その後端部の横幅が前記後部フェンダーの横幅
    と略同一で、かつ前端部の横幅が前記第1ステップに必
    要な奥行きを残した幅の、平面形状が前後に長い略台形
    状に形成し、また車幅の範囲内において前記タンク側面
    と前記前側フェンダーとの間に形成される空間下部には
    略台形状の第1ステップを設定するとともに、タンク上
    面を第2ステップとして兼用する構成とした産業車両の
    タンク構造。
JP5620092A 1992-02-06 1992-02-06 産業車両のタンク構造 Expired - Lifetime JP2570051B2 (ja)

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JPH05213076A JPH05213076A (ja) 1993-08-24
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