JP2508522Y2 - 車両の下部車体構造 - Google Patents

車両の下部車体構造

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JP2508522Y2
JP2508522Y2 JP4293690U JP4293690U JP2508522Y2 JP 2508522 Y2 JP2508522 Y2 JP 2508522Y2 JP 4293690 U JP4293690 U JP 4293690U JP 4293690 U JP4293690 U JP 4293690U JP 2508522 Y2 JP2508522 Y2 JP 2508522Y2
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JP
Japan
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vehicle
floor panel
connecting member
side frame
fuel tank
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JP4293690U
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JPH042785U (ja
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義雄 藤井
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Mazda Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両の下部車体構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば実開昭63−162682号公報に示されるよう
なキャブオーバ型の車両等において、車体前部のフロア
パネルをエンジンおよびその側方に配設された燃料タン
クの上方に配設し、その上に前部席を設けたものが知ら
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように車体前部のフロアパネルをエンジンの上
方に配設した場合には、上記フロアパネルがサイドフレ
ームから離間することとなるため、このサイドフレーム
によるフロアパネルの補強効果が十分に得られなくな
る。また、上記フロアパネルと、車体の側辺部に配設さ
れたサイドシルとの間に離間しているので、この部分に
乗降用のステップ部を形成する必要があり、その剛性を
十分に確保するためには、ステップ部の板厚を大きくし
なければならず、車体重量が増大するという問題があ
る。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたもの
であり、車体重量をそれ程増大させることなく、下部車
体の剛性を十分に確保することができ、車両の側面衝突
時に作用する衝撃荷重等から車体の側方部に配設された
燃料タンクを効果的に保護することができる車両の下部
車体構造を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、フロアパネルの下方において車体の前後方
向に伸びるサイドフレームと、このサイドフレームの外
側方に配設されたサイドシルとの間に、燃料タンクが配
置されるとともに、乗降用のステップ部が設けられた車
両の下部車体構造であって、上記燃料タンクの前方に上
記サイドフレームとサイドシルとを連結する連結部材を
配設し、この連結部材の上端部をフロアパネルの下面に
接合するとともに、側端部を上記ステップ部に接合した
ものである。
〔作用〕
上記構成の本考案によれば、燃料タンクの配置部の前
方においてサイドフレームとサイドシルとを連結する連
結部材によってフロアパネルが補強され、車両の側面衝
突時に作用する衝撃荷重等から上記燃料タンクの設置部
が効果的に保護される。また、上記連結部材の側端部が
乗降用のステップ部に接合されることにより、このステ
ップ部が補強されることになる。
〔実施例〕
第1図および第2図は、本考案の第1実施例に係る下
部車体構造を備えたキャブオーバ型車両を示している。
このキャブオーバ型車両は、フロアパネル1の下方にお
いて車体の前後方向に伸びるサイドフレーム2と、この
サイドフレーム2の外側方に配設されたサイドシル3と
を有している。上記フロアパネル1は、フロントシート
4が配置された前部1aと、リアシート5が配置された後
部1bとに区画され、フロアパネル前部1aが後部1bに比べ
て高い位置に配設されている。そして上記フロアパネル
前部1aの左側方には、燃料タンク6がサイドフレーム2
とサイドシル3との間に設置され、かつ上記フロアパネ
ル前部1aの左側方には、バッテリー7がサイドフレーム
2とサイドシル3との間に配置されている。また、上記
フロアパネル前部1aの側端部とサイドシル3との間に
は、第3図および第4図に示すように、乗降用のステッ
プ部8が設けられている。
車両の左側辺部に配置された上記燃料タンク6の前方
には連結部材9が配設され、この連結部材9によって上
記サイドフレーム2と、サイドシル3と、ステップ部8
と、フロアパネル前部1aとが連結されている。すなわ
ち、上記連結部材9は、車幅方向に伸びる底板10と、こ
の底板10の前後両端部に突設された起立壁11,12とを備
えたいわゆるトルクボックス等からなり、上記底板10お
よび起立壁11,12が車内側の端部に形成された第1フラ
ンジ部13がサイドフレーム2のアウタパネル14に溶接さ
れるとともに、底板10および起立壁11,12の車外側の端
部に形成された第2フランジ部15がサイドシル3のイン
ナパネル16と、上記ステップ部8の側壁部17および底壁
部18とに溶接され、かつ上記起立壁11,12の上端部に形
成された第3フランジ部19がフロアパネル前部1aの下面
に溶接されることにより、上記サイドフレーム2と、サ
イドシル3と、ステップ部8と、フロアパネル前部1aと
が連結されている。
また、車両の右側辺部に設置されたバッテリー7の前
方にも、連結部材9が配設され、この連結部材9によっ
てサイドフレーム2と、サイドシル3と、ステップ部8
と、フロアパネル前部1aとが連結されている。
このように、フロアパネル前部1aの設置位置を後部1b
に比べて高くしてその下方に燃料タンク6等を設置する
ためのスペースが形成された車両の下部車体構造におい
て、上記燃料タンク6の設置部の前方に連結部材9を配
設してこの部分を補強するように構成したため、フロア
パネル前部1aとサイドフレーム2の本体、つまりインナ
パネル20とが離れている場合でも、上記フロアパネル前
部1aの剛性を十分に維持することができる。また、上記
連結部材9によってサイドフレーム2とサイドシル3と
を連結したため、車両の側面衝突時にサイドシル3が変
形するのを効果的に抑制して上記燃料タンク6等が損傷
するのを防止することができる。
さらに、上記連結部材9の第2フランジ部15をステッ
プ部8の側壁部17および底壁部18とに接合することによ
り、上記連結部材9を介してステップ部8を補強するよ
うに構成したため、ステップ部8を構成するパネル材の
板厚を大きくすることなく、上記ステップ部8の剛性を
十分に確保することができる。
また上記実施例では、連結部材9の起立壁11,12によ
って燃料タンク6の前面を覆うように構成したため、路
面から跳ね上げられた小石等によって上記燃料タンク6
等が傷付けられるのを防止することができるという利点
がある。
第5図および第6図は、連結部材9の設置部に位置す
るステップ部8の側壁部18にジャッキ挿入孔21を形成
し、このジャッキ挿入孔21から連結部材9内にジャッキ
22を挿入して収納するように構成してなる本考案の第2
実施例を示している。このように上記連結部材9内にジ
ャッキ22を収納するように構成した場合には、連結部材
9の設置スペースを有効に利用することができる。また
上記実施例では、サイドフレーム2のインナパネル14に
支持孔23を形成し、この支持孔23にジャッキ22の側端部
を挿入して支持させるとともに、連結部材9の起立壁1
1,12にジャッキ22の荷受け部24およびベッド部25をそれ
ぞれ当接させた状態でジャッキ22を収納するように構成
している。この構成では、上記ジャッキ22によって連結
部材9を補強することができるため、この連結部材9に
よって上記燃料タンク6の設置部等の剛性をより効果的
に向上させることができるという利点がある。
また、第7図および第8図に示すように、フロアパネ
ル前部1aと、サイドフレーム2のアウタパネル14とをサ
イドフレーネ2のアッパパネル26によって連結してなる
下部車体構造において、上記サイドフレーム2のアウタ
パネル14と、アッパパネル26の側壁部27とを連結する前
後一対の起立壁28,29を備えたレインフォースメント30
を、連結部材9′の設置部に対向する位置に配設すると
ともに、上記レインフォースメント30の設置位置に対向
させてクロスメンバ31を配設してなる本考案の第3実施
例を示している。上記ように車体の前後方向に伸びるサ
イドフレーム2のアッパパネル26をフロアパネル前部1a
の下面に配設した場合には、車両の正面衝突時に車体の
前後方向ち作用する衝撃荷重等から下部車体を効果的に
保護することができる。そして、サイドフレーム2のア
ウタパネル14と、アッパパネル26の側壁部27との間に上
記レインフォースメント30を配設し、連結部材9′の側
端部と、クロスメンバ31の側端部とを上記レインフォー
スメント30によって連結することにより、車両の側面衝
突時に作用する衝撃荷重等から下部車体を効果的に保護
することができるという利点がある。
なお、上記レインフォースメント30の形状は上記第3
実施例に限定されることなく種々の変形が可能であり、
例えば連結部材9と同様に底板とその前後両端部に突設
された起立壁とを備えた断面U字状の部材によって形成
し、その左右両端部に形成されたフランジ部をサイドフ
レーム2のアウタパネル14およびアッパパネル26の側壁
部27にそれぞれ接合するように構成してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、フロアパネルの下方に
おいて、サイドフレームとサイドシルとの間に設置され
た燃料タンクの前方に連結部材を配設し、この連結部材
によって上記サイドフレームと、サイドシルと、乗降用
のステップ部と、フロアパネルとを連結したため、上記
フロアパネルとサイドフレームの本体部とが離れている
場合においても、上記フロアパネルの剛性を十分に維持
し、車両の側面衝突時に作用する衝撃荷重等から上記燃
料タンクの設置部を効果的に保護することができるとと
もに、上記ステップ部の板厚を大きくすることなくその
剛性を十分に確保することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る下部車体構造を備え
た車両の概略側面図、第2図は上記車両の概略平面図、
第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は上記下部
車体構造の要部を示す分解斜視図、第5図は本考案の第
2実施例を示す第3図相当図、第6図は第5図のVI−VI
線断面図、第7図は本考案の第3実施例を示す第3図相
当図、第8図は第7図のVIII−VIII線断面図である。 1……フロアパネル、2……サイドフレーム、3……サ
イドシル、6……燃料タンク、8……ステップ部、9…
…連結部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアパネルの下方において車体の前後方
    向に伸びるサイドフレームと、このサイドフレームの外
    側方に配設されたサイドシルとの間に、燃料タンクが設
    置されるとともに、乗降用のステップ部が設けられた車
    両の下部車体構造であって、上記燃料タンクの前方に上
    記サイドフレームとサイドシルとを連結する連結部材を
    配設し、この連結部材の上端部をフロアパネルの下面に
    接合するとともに、側端部を上記ステップ部に接合した
    ことを特徴とする車両の下部車体構造。
JP4293690U 1990-04-20 1990-04-20 車両の下部車体構造 Expired - Lifetime JP2508522Y2 (ja)

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JPH042785U JPH042785U (ja) 1992-01-10
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