JP2569979Y2 - 低ＮＯｘバーナ - Google Patents
低ＮＯｘバーナInfo
- Publication number
- JP2569979Y2 JP2569979Y2 JP2160893U JP2160893U JP2569979Y2 JP 2569979 Y2 JP2569979 Y2 JP 2569979Y2 JP 2160893 U JP2160893 U JP 2160893U JP 2160893 U JP2160893 U JP 2160893U JP 2569979 Y2 JP2569979 Y2 JP 2569979Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- combustion
- combustion cylinder
- air
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、燃焼筒内筒内で空気と
燃料を旋回燃焼させるバーナに関するものである。
燃料を旋回燃焼させるバーナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のバーナは、燃料の流れに対して一
次空気ならびに二次空気を平行あるいは斜め方向から噴
射し、混合させて燃焼させていたため、良好な燃焼を得
ようとすると空気量を増加させる必要があり、ＮＯｘの
発生量が多くなるという問題があった。そのため、ノズ
ル側の面に燃料噴霧用小孔を有し、その反対側の面を開
放とし、４側面には片方の角の辺に近接する位置で、燃
焼筒中心軸と平行な列状に小孔をそれぞれの面の同位置
に設けた直方体状の燃焼筒内筒を設け、燃焼筒先端に、
四角形に抜かれたリングを設け、内筒内で燃料と空気を
旋回混合して燃焼し、内筒から出た火炎と二次空気を混
合することで効率の良い燃焼を行う（公開特許平２−２
６７４０７）ということが行われていた。
次空気ならびに二次空気を平行あるいは斜め方向から噴
射し、混合させて燃焼させていたため、良好な燃焼を得
ようとすると空気量を増加させる必要があり、ＮＯｘの
発生量が多くなるという問題があった。そのため、ノズ
ル側の面に燃料噴霧用小孔を有し、その反対側の面を開
放とし、４側面には片方の角の辺に近接する位置で、燃
焼筒中心軸と平行な列状に小孔をそれぞれの面の同位置
に設けた直方体状の燃焼筒内筒を設け、燃焼筒先端に、
四角形に抜かれたリングを設け、内筒内で燃料と空気を
旋回混合して燃焼し、内筒から出た火炎と二次空気を混
合することで効率の良い燃焼を行う（公開特許平２−２
６７４０７）ということが行われていた。
【０００３】燃焼用空気は直方体状の燃焼筒内筒に達す
ると、内筒の周辺に沿って流れ、側壁の空気穴より内筒
内に空気を送りながら燃焼筒外筒先端にあるリングに達
し、空気穴から内筒に入らなかった空気は二次空気とし
て燃焼筒先端リングに沿って火炎に向かって流れ込むよ
うにしていたが、内筒の四側壁それぞれの面に対して同
じ片方の角の近辺に列状に空気穴を開けており、空気穴
より内筒内へ空気が送り込まれているために側壁を流れ
る空気に圧力差が生まれ、直進性が失われてしまい、燃
焼筒先端リングに達した二次空気は火炎中心に向かって
直進せず、火炎の周辺方向に流れていた。二次空気が火
炎中の高温部まで達しないため、火炎温度の低下が困難
であり、火炎と二次空気の混合性を悪かった。
ると、内筒の周辺に沿って流れ、側壁の空気穴より内筒
内に空気を送りながら燃焼筒外筒先端にあるリングに達
し、空気穴から内筒に入らなかった空気は二次空気とし
て燃焼筒先端リングに沿って火炎に向かって流れ込むよ
うにしていたが、内筒の四側壁それぞれの面に対して同
じ片方の角の近辺に列状に空気穴を開けており、空気穴
より内筒内へ空気が送り込まれているために側壁を流れ
る空気に圧力差が生まれ、直進性が失われてしまい、燃
焼筒先端リングに達した二次空気は火炎中心に向かって
直進せず、火炎の周辺方向に流れていた。二次空気が火
炎中の高温部まで達しないため、火炎温度の低下が困難
であり、火炎と二次空気の混合性を悪かった。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】燃焼用二次空気が火炎
中心に向かって流れ、火炎と直角に交わり、火炎内の局
地的な高温域を分散させて低ＮＯｘ化を図る。
中心に向かって流れ、火炎と直角に交わり、火炎内の局
地的な高温域を分散させて低ＮＯｘ化を図る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】燃焼筒外筒内面、燃焼筒
内筒側面、燃焼筒外筒先端リングの３面に垂直に接する
様に整流板を設ける。
内筒側面、燃焼筒外筒先端リングの３面に垂直に接する
様に整流板を設ける。
【０００６】
【作用】燃焼筒内筒側面を流れる燃焼用空気は、整流板
によって燃焼筒先端リングに垂直に達し、そのまま直角
に曲がり火炎中心方向に向かって流れる。二次空気が火
炎の中心部付近まで達し、火炎に乱流を発生させること
により、火炎中の局部高温化を防ぎ、ＮＯｘ生成を抑制
する。さらに、整流板によって内側の空気穴の有る側と
無い側に分けられるため、空気穴の無い側に入った空気
は全て二次空気となるのに対し、空気穴の有る側に入っ
た空気の一部は空気穴によって内筒内に入るため二次空
気となる量が減少し、場所によって酸素の濃淡が発生
し、濃淡燃焼の効果も得られる。
によって燃焼筒先端リングに垂直に達し、そのまま直角
に曲がり火炎中心方向に向かって流れる。二次空気が火
炎の中心部付近まで達し、火炎に乱流を発生させること
により、火炎中の局部高温化を防ぎ、ＮＯｘ生成を抑制
する。さらに、整流板によって内側の空気穴の有る側と
無い側に分けられるため、空気穴の無い側に入った空気
は全て二次空気となるのに対し、空気穴の有る側に入っ
た空気の一部は空気穴によって内筒内に入るため二次空
気となる量が減少し、場所によって酸素の濃淡が発生
し、濃淡燃焼の効果も得られる。
【０００７】
【実施例】本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
円筒状の燃焼筒外筒（１）の一端に四角形に抜かれた燃
焼筒先端リング（９）が接続され、他の一端は送風機
（図示せず）に接続されている。燃焼筒先端側の噴霧ノ
ズル（７）と点火装置（３）の先には、直方体状の燃焼
筒内筒（２）を設ける。噴霧ノズル（７）は送油管
（８）によりオイルポンプ（図示せず）と接続され、オ
イルポンプで加圧された燃料は噴霧ノズルで噴霧され、
燃焼筒内筒の噴霧穴（４）を通り燃焼筒内筒内（６）へ
入る。燃焼筒外筒、燃焼筒内筒、燃焼筒外筒先端リング
の３面に垂直に接する様に整流板（１０）が設けられて
おり、送風機から送られた燃焼用空気は整流板に沿って
流れる。空気穴（５）から流入する燃焼用一次空気は他
の面の空気穴からの燃焼用空気と交わりながら内筒内で
旋回流を形成し、噴霧油適の流れと直角に交わり、内筒
内で急速な混合燃焼が行われる。空気穴へ入らなかった
二次空気は整流板によって燃焼筒先端リングに垂直に達
し、直角方向に曲がって内筒から出てきた火炎の中心方
向に向かって流れる。
円筒状の燃焼筒外筒（１）の一端に四角形に抜かれた燃
焼筒先端リング（９）が接続され、他の一端は送風機
（図示せず）に接続されている。燃焼筒先端側の噴霧ノ
ズル（７）と点火装置（３）の先には、直方体状の燃焼
筒内筒（２）を設ける。噴霧ノズル（７）は送油管
（８）によりオイルポンプ（図示せず）と接続され、オ
イルポンプで加圧された燃料は噴霧ノズルで噴霧され、
燃焼筒内筒の噴霧穴（４）を通り燃焼筒内筒内（６）へ
入る。燃焼筒外筒、燃焼筒内筒、燃焼筒外筒先端リング
の３面に垂直に接する様に整流板（１０）が設けられて
おり、送風機から送られた燃焼用空気は整流板に沿って
流れる。空気穴（５）から流入する燃焼用一次空気は他
の面の空気穴からの燃焼用空気と交わりながら内筒内で
旋回流を形成し、噴霧油適の流れと直角に交わり、内筒
内で急速な混合燃焼が行われる。空気穴へ入らなかった
二次空気は整流板によって燃焼筒先端リングに垂直に達
し、直角方向に曲がって内筒から出てきた火炎の中心方
向に向かって流れる。
【０００８】
【考案の効果】整流板を設け、二次空気の流れによって
火炎に乱流を発生させることで、局地的な高温域の発生
が防止でき、高温で発生するＮＯｘの生成を減らす事が
できる。さらに濃淡燃焼の効果もあり、低コストでＮＯ
ｘ生成量の少ない優れたバーナとなる。
火炎に乱流を発生させることで、局地的な高温域の発生
が防止でき、高温で発生するＮＯｘの生成を減らす事が
できる。さらに濃淡燃焼の効果もあり、低コストでＮＯ
ｘ生成量の少ない優れたバーナとなる。
【０００９】
【図１】 本考案の一実施例の縦断面図
【図２】 本考案の一実施例の横断面図
１ 燃焼筒外筒 ２ 燃焼筒内筒 ４ 噴霧穴 ５ 空気穴 ６ 燃焼筒内筒内 ８ 送油管 ９ 燃焼筒先端リング １０ 整流板
Claims (1)
- 【請求項１】 燃焼筒外筒内のノズルの先端に直方体状
の燃焼筒内筒を設け、ノズル側の面に燃料噴霧用穴を有
し、その反対側の面を開放し、燃焼筒の中心軸と平行な
残りの四側面のそれぞれの面に、燃焼筒中心軸と平行に
複数の小孔を側面の片方の角の辺に近接させて列状に配
置し、燃焼筒外筒先端に内側を燃焼筒内筒の先端の各辺
と平行になるように開孔された燃焼筒外筒先端リングを
設置したバーナにおいて、燃焼筒外筒、燃焼筒内筒、燃
焼筒外筒先端リングの３面に垂直に接する様に整流板を
設けたことを特徴とする低ＮＯｘバーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2160893U JP2569979Y2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 低ＮＯｘバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2160893U JP2569979Y2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 低ＮＯｘバーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0674811U JPH0674811U (ja) | 1994-10-21 |
| JP2569979Y2 true JP2569979Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12059757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2160893U Expired - Lifetime JP2569979Y2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 低ＮＯｘバーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569979Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010133652A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Miura Co Ltd | バーナ |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP2160893U patent/JP2569979Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010133652A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Miura Co Ltd | バーナ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0674811U (ja) | 1994-10-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |