JP2569870Y2 - エアーダンパー用受圧ベース板 - Google Patents
エアーダンパー用受圧ベース板Info
- Publication number
- JP2569870Y2 JP2569870Y2 JP1991018206U JP1820691U JP2569870Y2 JP 2569870 Y2 JP2569870 Y2 JP 2569870Y2 JP 1991018206 U JP1991018206 U JP 1991018206U JP 1820691 U JP1820691 U JP 1820691U JP 2569870 Y2 JP2569870 Y2 JP 2569870Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure receiving
- base plate
- damper
- air
- air damper
- Prior art date
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、音響機器、影像装置、
情報機器、各種精密機器等の振動を減衰するための減衰
ダンパーの減衰力を高めるためのベース板に関するもの
である。
情報機器、各種精密機器等の振動を減衰するための減衰
ダンパーの減衰力を高めるためのベース板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】エアーダンパーは、図4に示すように、
ゴム等の弾性体からなる中空体11の上部にオリフィス12
を有するフタ13がなされており、圧縮されると中空体内
の空気がオリフィスより排出され、かつ吸収され、この
空気のオリフィスへの出入により空気抵抗を得て振動減
衰を行なっている。
ゴム等の弾性体からなる中空体11の上部にオリフィス12
を有するフタ13がなされており、圧縮されると中空体内
の空気がオリフィスより排出され、かつ吸収され、この
空気のオリフィスへの出入により空気抵抗を得て振動減
衰を行なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のエアーダンパー
にあっては、圧力を受けると底部の受圧面14が小さいた
め図4で点線にて示すように胴膨れしてしまう。この現
象は受圧面が極端に小さい時に顕著となり、図5で示す
ように凸部15で受けた場合、この受圧面がエアーダンパ
ー内に陥没し、点線で示すように胴膨れが大きくなり、
ダンパー内の空気がオリフィス12を通りづらくなって、
充分な空気抵抗が得られず、そしてダンパー自体が弾ん
でしまい振動の減衰効果が低下し、共振時の振幅が大き
くなる。
にあっては、圧力を受けると底部の受圧面14が小さいた
め図4で点線にて示すように胴膨れしてしまう。この現
象は受圧面が極端に小さい時に顕著となり、図5で示す
ように凸部15で受けた場合、この受圧面がエアーダンパ
ー内に陥没し、点線で示すように胴膨れが大きくなり、
ダンパー内の空気がオリフィス12を通りづらくなって、
充分な空気抵抗が得られず、そしてダンパー自体が弾ん
でしまい振動の減衰効果が低下し、共振時の振幅が大き
くなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、エアー
ダンパーの受圧面積を大きくするために、エアーダンパ
ーの底部形状に沿って周囲がやや立上げられた形状の受
圧ベース板を提供するもので、この受圧ベース板をエア
ーダンパーの底部に当てて使用することで、エアーダン
パーの受圧面積を増大させ、オリフィスよりの空気の出
入を良好とし、空気抵抗を増加させ振動の減衰効果を高
め、共振時の振幅を減少させるようにした。
ダンパーの受圧面積を大きくするために、エアーダンパ
ーの底部形状に沿って周囲がやや立上げられた形状の受
圧ベース板を提供するもので、この受圧ベース板をエア
ーダンパーの底部に当てて使用することで、エアーダン
パーの受圧面積を増大させ、オリフィスよりの空気の出
入を良好とし、空気抵抗を増加させ振動の減衰効果を高
め、共振時の振幅を減少させるようにした。
【0005】
【実施例】次に図面に示す実施例に従って本考案を説明
する。
する。
【0006】図1に示すように、受圧ベース板1 は、中
央が平坦部2 となっており、周囲が上方へやや傾斜した
立上げ部3 となっている。
央が平坦部2 となっており、周囲が上方へやや傾斜した
立上げ部3 となっている。
【0007】そしてこの実施例では、さらに中央平坦部
2 の周囲に、受けるエアーダンパー4 (一点鎖線で示
す)との接触面5 を残し、その内側を凹部6 としてあ
り、さらにこの凹部6 の中央に空気抜き用の孔7 を穿け
てある。
2 の周囲に、受けるエアーダンパー4 (一点鎖線で示
す)との接触面5 を残し、その内側を凹部6 としてあ
り、さらにこの凹部6 の中央に空気抜き用の孔7 を穿け
てある。
【0008】使用する時は、図2で示すようにエアーダ
ンパー4 の底部に本考案受圧ベース板1 を当てて使用す
る。
ンパー4 の底部に本考案受圧ベース板1 を当てて使用す
る。
【0009】受圧ベース板1 の周囲の立上げ部3 は、エ
アーダンパー4 の底部に沿ってやや立上がっている。し
たがってエアーダンパーに圧力が加わり、その胴部8 が
点線で示すように側方へ膨出した時、この膨出部の底部
9 が受圧ベース板の立上げ部3 に接触し、エアーダンパ
ーの受圧面積が、受圧ベース板1 の中央平坦部2 の面積
だけであったところから受圧ベース板の立上げ部3まで
含む全面積に増大するので、エアーダンパー4 の空気の
出入が良くなり空気減衰効果が高まり、かつ共振時の振
幅を減少させることができる。
アーダンパー4 の底部に沿ってやや立上がっている。し
たがってエアーダンパーに圧力が加わり、その胴部8 が
点線で示すように側方へ膨出した時、この膨出部の底部
9 が受圧ベース板の立上げ部3 に接触し、エアーダンパ
ーの受圧面積が、受圧ベース板1 の中央平坦部2 の面積
だけであったところから受圧ベース板の立上げ部3まで
含む全面積に増大するので、エアーダンパー4 の空気の
出入が良くなり空気減衰効果が高まり、かつ共振時の振
幅を減少させることができる。
【0010】さらに受圧ベース板1 の中央平坦部2 に凹
部6 および空気孔7 を設けておくことにより、エアーダ
ンパー4 に圧力が加わった場合、エアーダンパー4 の底
面がこの凹部6 内に膨らんで逃げるため、エアーダンパ
ー4 が安定する。
部6 および空気孔7 を設けておくことにより、エアーダ
ンパー4 に圧力が加わった場合、エアーダンパー4 の底
面がこの凹部6 内に膨らんで逃げるため、エアーダンパ
ー4 が安定する。
【0011】
【考案の効果】本考案の受圧ベース板を使用することに
より、エアーダンパーの受圧面積が増大し、オリフィス
よりの空気の出入が良くなるため空気抵抗が増加し、空
気減衰効果が高まり共振時の振幅を減少できる。
より、エアーダンパーの受圧面積が増大し、オリフィス
よりの空気の出入が良くなるため空気抵抗が増加し、空
気減衰効果が高まり共振時の振幅を減少できる。
【0012】図3に本考案の受圧ベース板を使用したも
のの振動伝達特性曲線を実線で示し、受圧ベース板を使
用しない場合の振動伝達特性曲線を点線で示した。
のの振動伝達特性曲線を実線で示し、受圧ベース板を使
用しない場合の振動伝達特性曲線を点線で示した。
【0013】受圧ベース板を使用したものにあっては、
共振倍率Qが1.51倍であったのに対し、使用しないもの
にあっては1.89倍であり、本考案の受圧ベース板を使用
したもののダンパー効果が良好であった。
共振倍率Qが1.51倍であったのに対し、使用しないもの
にあっては1.89倍であり、本考案の受圧ベース板を使用
したもののダンパー効果が良好であった。
【図1】本考案実施例断面図
【図2】本考案使用状態を示す断面図
【図3】振動伝達特性図
【図4】エアーダンパーの断面図
【図5】受圧面が凸部の場合のエアーダンパーの断面図
1 受圧ベース板 2 平坦部 3 立上げ部 4 エアーダンパー 6 凹部 8 胴部
Claims (1)
- 【請求項1】 弾性体からなる中空の上部にオリフィス
を有するフタが設けられているダンパー用の受板におい
て、ダンパーの底周縁と接触する受け部を残し、中央部
を凹部としてあり、さらに凹部内には空気抜き用の孔を
有する中央平坦部と、この中央平坦部の周囲がダンパー
の底部形状に沿って立上げられて傾斜した立上げ部とな
っているダンパーの底部に当てて使用されるエアーダン
パー用受圧ベース板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018206U JP2569870Y2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | エアーダンパー用受圧ベース板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018206U JP2569870Y2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | エアーダンパー用受圧ベース板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522884U JPH0522884U (ja) | 1993-03-26 |
JP2569870Y2 true JP2569870Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=11965174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991018206U Expired - Fee Related JP2569870Y2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | エアーダンパー用受圧ベース板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569870Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5975948U (ja) * | 1982-11-15 | 1984-05-23 | 日産自動車株式会社 | マウンテイング装置 |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP1991018206U patent/JP2569870Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0522884U (ja) | 1993-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |