JP2569072Y2 - パワーウィンド用のスイッチフィニッシャ構造 - Google Patents

パワーウィンド用のスイッチフィニッシャ構造

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JP2569072Y2
JP2569072Y2 JP1991108117U JP10811791U JP2569072Y2 JP 2569072 Y2 JP2569072 Y2 JP 2569072Y2 JP 1991108117 U JP1991108117 U JP 1991108117U JP 10811791 U JP10811791 U JP 10811791U JP 2569072 Y2 JP2569072 Y2 JP 2569072Y2
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JP
Japan
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switch
pull handle
fixing
switch finisher
power window
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JP1991108117U
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JPH0547258U (ja
Inventor
泰樹 石田
Original Assignee
河西工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パワーウィンド用のス
イッチフィニッシャ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のパワーウィンド用のスイッ
チフィニッシャ構造について説明する。図6はアームレ
スト2を備えたドアトリム1の斜視図であり、アームレ
スト2にはパワーウィンド用のスイッチフィニッシャ構
造10が取付けられている。
【0003】従来のパワーウィンド用のスイッチフィニ
ッシャ構造10は図7及び図8に示すように、スイッチ
フィニッシャ本体4の一端に開口する取付孔4aに挿入
されたスイッチユニット3が,スイッチフィニッシャ本
体4の下面に突設されたボス6にビス7によって固定さ
れている。
【0004】またスイッチフィニッシャ本体4の他端に
は、プルハンドル5がスイッチフィニッシャ本体4と
一体に形成されており、スイッチユニット3とプルハン
ドル5とが連設されて、スイッチフィニッシャ構造10
に一体感を出している。
【0005】そしてスイッチフィニッシャ本体4はアー
ムレスト2の上面の形状に合わせて、スイッチユニット
3の固定部が上方に傾斜しており、アームレスト2の上
面にビスなどの固定手段によって取付けられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、スイッチフィニッシャ本体4の射出成形
の型抜き方向Dは、スイッチユニット3の固定部の基準
面X−Xで決まってしまうため、スイッチユニット3の
固定部の傾斜角度が大きくなると、プルハンドル5に
生じるアンダーカット部5aも大きくなり、このアンダ
ーカット部5aを避けるためには、プルハンドル5が
狭くなるなどの問題点を有していた。
【0007】一方プルハンドル5を広く保つために
は、スイッチユニット3の固定部の傾斜角度に合わせて
プルハンドル5の傾斜角度を大きくする必要があり、
この場合はスイッチフィニッシャ本体4をアームレスト
2に取付け難くなるなどの問題点を有していた。
【0008】また、金型にアンダーカット部5aのスラ
イド型を追設すると、スイッチユニット3の基準面X−
Xの型抜き方向Dとは異なる角度でスライド型を抜くこ
とができて、アンダーカット部5aを避けることができ
るが、この場合、金型とスライド型との合わせ面にパー
ティングラインが入り、ここにバリ9が発生して、仕上
げのための工数が必要になるなどの問題点を有してい
た。
【0009】本考案は、上記の問題点を解決するもの
で、スイッチユニットの固定部の傾斜角度が大きくて
も、スイッチフィニッシャ本体をアームレストに容易に
取付けることができ、またスライド型を必要とせず、従
ってバリなどが発生せずに、仕上げのための工数を要さ
ないパワーウィンド用のスイッチフィニッシャ構造を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、アームレストの上面に取付けられるスイ
ッチフィニッシャ本体の一端にスイッチユニット固定部
を形成し、他端にプルハンドルを固定する固定部を配置
して、前記スイッチユニット固定部の上面と前記プルハ
ンドル部を固定する固定部の上面とが互いに傾斜するよ
うに配置されているパワーウィンド用のスイッチフィニ
ッシャ構造において、前記プルハンドル部を固定する固
部に、スイッチフィニッシャ本体とは別部材で形成し
プルハンドルを固定た構成にしてある。
【0011】
【作用】この構成によって、プルハンドルがスイッチ
フィニッシャ本体とは別部材で形成されているので、ス
イッチユニットの固定部の傾斜角度が大きくても、これ
とは異なる角度でプルハンドルを設定できて、プルハ
ンドルが狭くならずに、且つスイッチフィニッシャ本
体をアームレストに容易に取付けることができ、またス
ライド型を必要とせず、従ってバリなどが発生せずに、
仕上げのための工数を必要としない。
【0012】
【実施例】以下本考案の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本考案に係るパワーウィンド用
のスイッチフィニッシャ構造の分解斜視図、図2は図1
のA−A線に沿う断面図である。尚、従来例で示した部
品と同じ部品には同符号が付してある。
【0013】図面中2はアームレスト、3はパワーウィ
ンド用スイッチユニット、4はスイッチフィニッシャ、
5はプルハンドルである。
【0014】スイッチユニット3は内部にスイッチ類を
収納して、外形は箱形をなし、この上面には長方形のフ
ランジ3aを備えている。フランジ3aの両端にはビス
7を挿通するための孔3bが穿孔されている。
【0015】スイッチフィニッシャ4は板状で、その一
端はアームレスト2の形状に合わせて傾斜面をなし、こ
の傾斜面には前記スイッチユニット3を取付けるための
取付孔4aが設けられ、この取付孔4aの両端の下面に
はボス6が突設されて、スイッチユニット3の固定用ビ
ス7が螺合されてスイッチユニット3が固定されてお
り、これら取付孔4a、ボス6などが固定部8を形成し
ている。またスイッチフィニッシャ4の他端には、プル
ハンドル5を固定する固定部10が形成されており、
この固定部10の周縁には段差9が形成されている。
【0016】プルハンドル5は外形は箱形をなし、上
面は開放されていて底面には図示しないドアパネルに固
定するためのビス孔5bが穿孔されている。そして図3
に示すように、プルハンドル5の上縁のフランジ5c
の根元部分には、一端側に爪5dが延設されており、他
端側に突起5eが突設されていて、上縁のフランジ5c
とこれら爪5d、突起5eとでスイッチフィニッシャ4
の段差9部分を挟持している。
【0017】以上のように構成されたパワーウィンド用
のスイッチフィニッシャ構造は、プルハンドル5がス
イッチフィニッシャ本体4とは別体で形成されているの
で、スイッチフィニッシャ本体4の傾斜角度に関係なく
別の金型で成形することができ、ばりなどを生じること
もない。またプルハンドル5はビスによってドアパネ
ルに固定されるので、スイッチフィニッシャ本体4への
組み込みは仮組程度でよく、工数もかからない。
【0018】一方スイッチフィニッシャ本体4は、スイ
ッチユニット3の固定部を基準面X−Xとして射出成形
の型抜き方向が決められるが、プルハンドル5の部分
がないので、アンダーカットを生じることがなく、傾斜
角度が大きくても簡単な金型で成形することができ、且
つアームレスト2に容易に取付けることができる。
【0019】以上のように本実施例によれば、アームレ
スト2の上面に取付けられて、一端にスイッチユニット
固定部8を形成し、他端にプルハンドル5を設けて成
るパワーウィンド用のスイッチフィニッシャ構造におい
て、プルハンドル5をスイッチフィニッシャ本体4と
は別部材で形成し、スイッチフィニッシャ本体4に、こ
のプルハンドル5を固定する固定部10を形成するこ
とにより、プルハンドル5がスイッチフィニッシャ本
体4とは別部材で形成されているので、スイッチユニッ
ト3の固定部8の傾斜角度が大きくても、これとは異な
る角度でプルハンドル5を設定できて、プルハンドル
5が狭くならずに、且つスイッチフィニッシャ本体4
をアームレスト2に容易に取付けることができ、またス
ライド型を必要とせず、従ってバリなどが発生せずに、
仕上げのための工数を必要としない。
【0020】また図4及び図5に示すように、スイッチ
フィニッシャ本体4の段差9部分の内面に複数のボス1
1を突設し、プルハンドル5の上縁のフランジ5cの
根元部分にリブ12を設けて、ボス11とリブ12とを
ビス13で固定するようにすると、プルハンドル5が
スイッチフィニッシャ本体4からはずれることがない。
さらにリブ12の上面にボス11位置決め用の凹部12
aを設けておけば、プルハンドル5の固定が容易であ
る。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、アームレ
ストの上面に取付けられるスイッチフィニッシャ本体の
一端にスイッチユニット固定部を形成し、他端にプルハ
ンドルを固定する固定部を配置して、前記スイッチユニ
ット固定部の上面と前記プルハンドル部を固定する固定
部の上面とが互いに傾斜するように配置されているパワ
ーウィンド用のスイッチフィニッシャ構造において、前
記プルハンドル部を固定する固定部に、スイッチフィニ
ッシャ本体とは別部材で形成しプルハンドルを固定
した構成にしているので、スイッチユニットの固定部の
傾斜角度が大きくても、これとは異なる角度でプルハン
ドルを設定できて、プルハンドルが狭くならずに、
且つスイッチフィニッシャ本体をアームレストに容易に
取付けることができ、またスライド型を必要とせず、従
ってバリなどが発生せずに、仕上げのための工数を必要
としない優れたパワーウィンド用のスイッチフィニッシ
ャ構造を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るパワーウィンド用のス
イッチフィニッシャ構造の分解斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図2の変形例の断面図である。
【図5】同部分拡大図である。
【図6】従来のパワーウィンド用のスイッチフィニッシ
ャ構造を備えたのドアトリムの斜視図である。
【図7】従来のパワーウィンド用スイッチフィニッシャ
の構造の斜視図である。
【図8】図7のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム 2 アームレスト 3 スイッチユニット 4 スイッチフィニッシャ 5 プルハンドル 8 スイッチユニット固定部 10 固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 平1−130912号(実開 平3− 69519号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭63−147172号(実開 平2− 68063号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームレストの上面に取付けられるスイ
    ッチフィニッシャ本体の一端にスイッチユニット固定部
    を形成し、他端にプルハンドルを固定する固定部を配置
    して、前記スイッチユニット固定部の上面と前記プルハ
    ンドル部を固定する固定部の上面とが互いに傾斜するよ
    うに配置されているパワーウィンド用のスイッチフィニ
    ッシャ構造において、前記プルハンドル部を固定する固
    部に、スイッチフィニッシャ本体とは別部材で形成し
    プルハンドルを固定たことを特徴とするパワーウ
    ィンド用のスイッチフィニッシャ構造。
JP1991108117U 1991-12-04 1991-12-04 パワーウィンド用のスイッチフィニッシャ構造 Expired - Lifetime JP2569072Y2 (ja)

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JPH0547258U JPH0547258U (ja) 1993-06-22
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JP5927649B2 (ja) * 2012-04-11 2016-06-01 株式会社タチエス シートの切換えレバーのためのガーニッシュ取付け構造
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP3069519U (ja) * 1999-12-08 2000-06-23 興亜硝子株式会社 中栓付瓶

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