JP2569029Y2 - タレットパンチプレスの製品搬出装置 - Google Patents

タレットパンチプレスの製品搬出装置

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JP2569029Y2
JP2569029Y2 JP1991078249U JP7824991U JP2569029Y2 JP 2569029 Y2 JP2569029 Y2 JP 2569029Y2 JP 1991078249 U JP1991078249 U JP 1991078249U JP 7824991 U JP7824991 U JP 7824991U JP 2569029 Y2 JP2569029 Y2 JP 2569029Y2
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JP
Japan
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product
work
punch press
unloading device
turret punch
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JP1991078249U
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JPH0524128U (ja
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聡 松浦
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はタレットパンチプレス
で打抜き加工された製品を搬出するための製品搬出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来板状のワークを打抜き加工するタレ
ットパンチプレスでは、打抜かれた製品をプレス本体外
へ搬出する必要があるが、その搬出方法として次のよう
なものが提案されている。 (1)打抜かれた製品を打抜き位置の近傍に設けたテー
ブルの傾斜を利用して自然落下させることにより搬出す
る(特公昭56−14892号公報)。 (2)打抜き加工後製品切離し専用金型を使用して製品
を切離し、その後傾斜するテーブル上を自然落下させた
後コンベヤにより搬出する(特開昭63−52949号
公報)。 (3)上記(2)のようにして切離された製品をテーブ
ルに設けたコロを使用して搬出する(実願昭64−68
122号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記(1)及び
(2)に示す搬出方法では、製品が長尺な場合製品に合
せた大きな穴をテーブルに開口することは困難なことか
ら、テーブルの下方に幅の大きなコンベヤを設置しなけ
ればならず、設備費が嵩む等の不具合がある。また上記
(3)で示す搬出方法では、ワークの製品以外の部分を
切落してから搬出するため生産性が低下すると共に、製
品が小さい場合は搬出が困難であるなどの不具合があっ
た。この考案は上記不具合を改善する目的でなされたも
ので、長尺な製品から小さい製品まで容易に搬送できる
ようにしたタレットパンチプレスの製品搬出装置を提供
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために、X軸キャリッジに設けられたワーククラ
ンプに把持されたワークを上下タレットに設けられたパ
ンチ及びダイにより打抜き加工するようにしたタレット
パンチプレスにおいて、上記上下タレットの前方に設け
られたテーブルの一部に昇降自在な昇降テーブルを設け
て、ワークより切離された製品をこの昇降テーブルによ
りテーブルの上面より下方へ下降させると共に、下降さ
れた上記製品をX軸キャリッジに設けられた吸着手段よ
り吸着して昇降テーブル上より搬出するようにしたもの
である。
【0005】
【作 用】上記構成により、打抜きが完了してワークよ
り切離された製品は、昇降テーブル上に載置されてテー
ブル上面より下方へ下降されるため、X軸キャリッジに
設けられた吸着手段を製品の上方まで移動する際、X軸
キャリッジとともにテーブル上を移動するワークと、昇
降テーブル上の製品が干渉することもなく、吸着手段の
移動が行える。 また吸着手段が吸着した製品は、X軸キ
ャリッジの移動を利用してプレス本体外へと搬出するた
め、別に吸着手段を移動させるための移動機構を設ける
必要もない。
【0006】
【実 施 例】この考案の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1はタレットパンチの平面図を示すもので、
プレス本体1に回転自在な上下タレット2が設けられて
おり、これら上下タレット2に設けられたパンチ及びダ
イ(何れも図示せず)により、上下タレット2のパンチ
ング位置3でワーク4を打抜き加工するようになってい
る。
【0007】5はY軸方向へ移動自在なX軸フレーム
で、このX軸フレーム5にX軸方向に移動自在なX軸キ
ャリッジ6が設けられていて、このX軸キャリッジ6に
ワーク4を把持するワーククランプ7が取付けられてい
る。また上記上下タレット2の前側にはテーブル8が設
けられている。上記テーブル8は固定テーブル8aと左
右方向に長尺な昇降テーブル8bとよりなり、それぞれ
上面にワーク4の移動を容易とする複数のフリーベアリ
ング9が設置されている。
【0008】上記昇降テーブル8bは図3に示すように
底面が複数組の4節平行リンク10により支持されてい
て、リフトシリンダ11により図3の実線で示す固定テ
ーブル8a上面と同一平面位置から、仮想線に示す下降
位置の間で上下動されるようになっていると共に、上記
昇降テーブル8bの一部には揺動テーブル8cが設けら
れている。上記揺動テーブル8cは一端側がヒンジ8d
により昇降テーブル8bに蝶着されていて、揺動シリン
ダ12により昇降テーブル8bの上面と同一平面位置か
ら、図2の仮想線に示す位置まで揺動自在となってお
り、この揺動テーブル8cの下方には小さな製品4aを
搬出するためのベルトコンベヤ14が設置されている。
【0009】一方図中16は打抜かれたワーク4より製
品4aを切断する切断用金型で、図4に示すように上下
動自在に支承された昇降杆17の上端に取付けられてい
る。上記昇降杆17の下端は中間部が軸支された作動杆
18の一端に枢着されていると共に、作動杆18の他端
側はテーブル8を支持する架台8dの側面に取付けられ
た切断シリンダ19のピストン杆19a先端に枢着され
ていて、この切断シリンダ19により作動杆18を介し
て切断用金型16を上下動することにより、該金型16
の刃部16aでワーク4と製品4aの接続部を切断でき
るようになっている。なお図中20は切断により生じた
抜きカスを排出するための排出孔を示す。
【0010】また図中21は製品搬出機構で、X軸キャ
リッジ6の一端側に吸着手段22が取付けられている。
上記吸着手段22は例えば2個のバキュームカップより
構成されていて、リフトシリンダ23により上下動自在
になっており、ワーク4より切離された製品4aを上方
より吸着してX軸キャリッジ6の移動とともに製品保管
場所24へ搬出するようになっている。
【0011】次に作用を説明すると、移動テーブル25
上に載置されたワーク4はX軸キャリッジ6に設けられ
たワーククランプ7に把持されてテーブル8上へ移動さ
れ、予め入力されたデータを基に打抜き位置がパンチン
グ位置3に位置決めされて製品4が打抜き加工される。
このときワーク4と製品4aは一部で接続されていて、
打抜き加工後製品4aが昇降テーブル8b上に達するま
でワーク4が移動され、切断用金型16によりワーク4
と製品4aの接続部が切断される。切断された製品4a
が昇降テーブル8b上に載置されるとリフトシリンダ1
1により昇降テーブル8bが下降され、製品4aは固定
テーブル8aの上面より低い位置まで下降される。
【0012】その後X軸キャリッジ6に取付けられた吸
着手段22を製品4aの上方へ移動するため、X軸キャ
リッジ6を移動するが、このときX軸キャリッジ6に設
けられたワーククランプ7に把持されたワーク4もX軸
キャリッジ6とともにテーブル8上を製品4a方向へ移
動する。 しかし製品4aは昇降テーブル8aによりテー
ブル8の上面より低い位置に下降されているので、ワー
ク4と製品4aが干渉することなく、吸着手段22を製
品4aの上方へ移動させることができる。 そしてリフト
シリンダ23により吸着手段22が下降されて製品4a
を吸着すると、X軸キャリッジ6は製品保管場所24方
向へ移動し、製品4aが製品保管場所24に達したら製
品4aを解放して製品保管場所24へ保管する。その後
昇降テーブル8bを上昇させて固定テーブル8aと同一
平面になったら、再び上記動作を繰返すことにより、ワ
ーク4の打抜き加工が行えるようになる。
【0013】以上は長尺な製品4aを搬出する場合であ
るが、小さな製品4aの場合は、切断用金型16でワー
ク4より切断して揺動テーブル8c上に落下したら、揺
動シリンダ12により揺動テーブル8cを下方へ回動さ
せて、小さな製品4aを下方に待機するベルトコンベヤ
14上に落下させ、ベルトコンベヤ14により搬出すれ
ばよい。なお上記搬出装置によれば、搬出できる製品4
aの長さはテーブル8の幅一杯まで可能である。それ以
上長尺な製品4aを搬出する場合は移動テーブル25と
の干渉を避けるため、移動テーブル25を上下動させる
ことにより搬出が可能である。
【0014】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、タレッ
トパンチプレスにより打抜き加工された製品を昇降テー
ブル上に載置して、テーブル上面より下降させ、この状
態でX軸キャリッジを移動させて、X軸キャリッジに取
付けられた吸着手段で製品の上方へ移動させるようにし
たことから、X軸キャリッジとともにテーブルの上面を
ワークが移動しても、ワークと製品が干渉することな
く、吸着手段を製品の上方へ移動させることができる。
また吸着手段が吸着した製品を、X軸キャリッジの移動
を利用してプレス本体外へ搬出するようにしたことか
ら、吸着手段を移動させるための移動機構を別に設ける
必要がなく、これによって製品搬出装置が簡単かつ安価
に提供できると共に、長尺な製品から小さな製品まで、
コンベヤなどの搬出装置を使用せずに搬出できるため、
設備費の低減や、省スペース化が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるタレットパンチの製
品搬出装置を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】昇降テーブル付近の詳細図である。
【図4】切断用金型付近の詳細図である。
【図5】図1B方向からの矢視図である。
【符号の説明】
2 上下タレット、4 ワーク、4a 製品、6 X軸
キャリッジ、7 ワーククランプ、8 テーブル、8b
昇降テーブル、8c 揺動テーブル、22吸着手段。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸キャリッジ6に設けられたワークク
    ランプ7に把持されたワーク4を上下タレット2に設け
    られたパンチ及びダイにより打抜き加工するようにした
    タレットパンチプレスにおいて、上記上下タレット2の
    前方に設けられたテーブル8の一部に昇降自在な昇降テ
    ーブル8bを設けて、ワーク4より切離された製品4a
    をこの昇降テーブル8bによりテーブルの上面より下方
    へ下降させると共に、下降された上記製品4aをX軸キ
    ャリッジ6に設けられた吸着手段22より吸着して昇降
    テーブル8b上より搬出するようにしてなるタレットパ
    ンチプレスの製品搬出装置。
  2. 【請求項2】 昇降テーブル8bの一部に下方へ揺動す
    る揺動テーブル8cを設けて、小さな製品4aはこの揺
    動テーブル8cを下方へ揺動させることにより搬出する
    ようにしてなる請求項1記載の製品搬出装置。
JP1991078249U 1991-09-03 1991-09-03 タレットパンチプレスの製品搬出装置 Expired - Lifetime JP2569029Y2 (ja)

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JP1991078249U JP2569029Y2 (ja) 1991-09-03 1991-09-03 タレットパンチプレスの製品搬出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0524128U JPH0524128U (ja) 1993-03-30
JP2569029Y2 true JP2569029Y2 (ja) 1998-04-22

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JP1991078249U Expired - Lifetime JP2569029Y2 (ja) 1991-09-03 1991-09-03 タレットパンチプレスの製品搬出装置

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JPS61172631U (ja) * 1985-04-12 1986-10-27

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JPH0524128U (ja) 1993-03-30

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