JP2568518Y2 - アンローダ - Google Patents
アンローダInfo
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- JP2568518Y2 JP2568518Y2 JP1992052723U JP5272392U JP2568518Y2 JP 2568518 Y2 JP2568518 Y2 JP 2568518Y2 JP 1992052723 U JP1992052723 U JP 1992052723U JP 5272392 U JP5272392 U JP 5272392U JP 2568518 Y2 JP2568518 Y2 JP 2568518Y2
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- JP
- Japan
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- piston
- pump
- fluid
- discharge
- hole
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、洗浄機等に装備され
るアンローダに係り、詳しくは構造を簡単化されるアン
ローダに関するものである。
るアンローダに係り、詳しくは構造を簡単化されるアン
ローダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗浄機では、ガンノズルがポンプの吐出
側へ接続され、作業者は、ガンノズルを開閉して、ガン
ノズルからの洗浄液の噴射及び中止を制御できるように
なっている。また、作業者がガンノズルを閉止している
ときは、ポンプの回転動力が無駄となるので、ポンプの
吐出側にアンローダを設け、ポンプがほぼ無負荷となる
ようにしている。
側へ接続され、作業者は、ガンノズルを開閉して、ガン
ノズルからの洗浄液の噴射及び中止を制御できるように
なっている。また、作業者がガンノズルを閉止している
ときは、ポンプの回転動力が無駄となるので、ポンプの
吐出側にアンローダを設け、ポンプがほぼ無負荷となる
ようにしている。
【0003】従来のアンローダ(例:実開昭63−35
75号公報)は、ガンノズルからポンプへの逆流を阻止
する逆止弁と、ポンプの吐出側を開放する開放用弁体と
を設けるとともに、逆止弁よりガンノズル側の圧力をピ
ストン等の操作部材へ導いて、ガンノズルが閉止され
て、ガンノズル側の圧力が増大すると、操作部材を変位
させて、開放用弁体を閉から開へ切り替えるようになっ
ている。
75号公報)は、ガンノズルからポンプへの逆流を阻止
する逆止弁と、ポンプの吐出側を開放する開放用弁体と
を設けるとともに、逆止弁よりガンノズル側の圧力をピ
ストン等の操作部材へ導いて、ガンノズルが閉止され
て、ガンノズル側の圧力が増大すると、操作部材を変位
させて、開放用弁体を閉から開へ切り替えるようになっ
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のアンローダで
は、開放用弁体が操作部材とは別個に必要となり、ま
た、操作部材の変位を開放用弁体へ伝える部材も必要と
なり、構造が複雑し、かつ大型化している。
は、開放用弁体が操作部材とは別個に必要となり、ま
た、操作部材の変位を開放用弁体へ伝える部材も必要と
なり、構造が複雑し、かつ大型化している。
【0005】この考案の目的は、構造を簡単化されかつ
小型化されたアンローダを提供することである。
小型化されたアンローダを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。この考案のアン
ローダ(86)は次の(a)〜(f)の構成要素を有してい
る。 (a)ポンプ(10)の吐出側へ接続されている吐出管路(5
0)内を流体の流れ方向へ移動自在に配設されるピストン
(62) (b)ピストン(62)の移動範囲を制限するストッパ(64,
66) (c)ピストン(62)を上流側へ付勢する付勢手段(78) (d)ピストン(62)に形成されてポンプ(10)からの吐出
流体をピストン(62)において通過させる流体通路(68) (e)ピストン(62)に組み付けられて流体が流体通路(6
8)を逆流するのを阻止する逆止弁(70) (f)ピストン(62)が上流側の位置にあるときに流体通
路(68)より上流側の流体通路(68)の部位へ連通するよう
に吐出管路(50)に形成され流体通路(68)の流体を放出す
る放出口(54)
応する図面の符号を使用して説明する。この考案のアン
ローダ(86)は次の(a)〜(f)の構成要素を有してい
る。 (a)ポンプ(10)の吐出側へ接続されている吐出管路(5
0)内を流体の流れ方向へ移動自在に配設されるピストン
(62) (b)ピストン(62)の移動範囲を制限するストッパ(64,
66) (c)ピストン(62)を上流側へ付勢する付勢手段(78) (d)ピストン(62)に形成されてポンプ(10)からの吐出
流体をピストン(62)において通過させる流体通路(68) (e)ピストン(62)に組み付けられて流体が流体通路(6
8)を逆流するのを阻止する逆止弁(70) (f)ピストン(62)が上流側の位置にあるときに流体通
路(68)より上流側の流体通路(68)の部位へ連通するよう
に吐出管路(50)に形成され流体通路(68)の流体を放出す
る放出口(54)
【0007】
【作用】ガンノズル(60)等のピストン(62)の下流側の素
子が開かれているとき、ピストン(62)の下流側の圧力は
小さい。これにより、ピストン(62)は、ポンプ(10)から
吐出されて来る流体を受けて、ストッパ(66)により制限
されるまで、付勢手段(78)の付勢力に抗して下流側へ吐
出管路(50)内を摺動し、下流側の位置に保持される。し
たがって、吐出管路(50)の放出口(54)は、ピストン(62)
の流体通路(68)への連通を断たれ、ポンプ(10)の吐出側
は高圧を保持している。一方、逆止弁(70)も、下流側の
流体が小さいために、開となり、これにより、ポンプ(1
0)から吐出された流体は、ピストン(62)の流体通路(68)
及び逆止弁(70)を経てガンノズル(60)等へ導かれて、消
費される。
子が開かれているとき、ピストン(62)の下流側の圧力は
小さい。これにより、ピストン(62)は、ポンプ(10)から
吐出されて来る流体を受けて、ストッパ(66)により制限
されるまで、付勢手段(78)の付勢力に抗して下流側へ吐
出管路(50)内を摺動し、下流側の位置に保持される。し
たがって、吐出管路(50)の放出口(54)は、ピストン(62)
の流体通路(68)への連通を断たれ、ポンプ(10)の吐出側
は高圧を保持している。一方、逆止弁(70)も、下流側の
流体が小さいために、開となり、これにより、ポンプ(1
0)から吐出された流体は、ピストン(62)の流体通路(68)
及び逆止弁(70)を経てガンノズル(60)等へ導かれて、消
費される。
【0008】ガンノズル(60)等のピストン(62)の下流側
の素子が閉じられると、ピストン(62)の下流側は、封鎖
状態になって、圧力が増大する。これにより、逆止弁(7
0)は閉となるとともに、ピストン(62)は、ストッパ(64)
により制限されるまで、付勢手段(78)の付勢力により上
流側へ吐出管路(50)内を摺動し、上流側の位置に保持さ
れる。したがって、吐出管路(50)の放出口(54)は、ピス
トン(62)の流体通路(68)へ連通状態となり、ポンプ(1
0)から吐出される流体は放出口(54)から放出され、ポン
プ(10)の吐出圧はほぼ零に低下して、ポンプ(10)はほぼ
無負荷運転となる。
の素子が閉じられると、ピストン(62)の下流側は、封鎖
状態になって、圧力が増大する。これにより、逆止弁(7
0)は閉となるとともに、ピストン(62)は、ストッパ(64)
により制限されるまで、付勢手段(78)の付勢力により上
流側へ吐出管路(50)内を摺動し、上流側の位置に保持さ
れる。したがって、吐出管路(50)の放出口(54)は、ピス
トン(62)の流体通路(68)へ連通状態となり、ポンプ(1
0)から吐出される流体は放出口(54)から放出され、ポン
プ(10)の吐出圧はほぼ零に低下して、ポンプ(10)はほぼ
無負荷運転となる。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図1及び図2はアンローダ86がユニフロー式ピス
トンポンプ10の負荷を保持している状態及び解放してい
る状態で示すユニフロー式ピストンポンプ10及びアンロ
ーダ86の構造図である。実施例のユニフロー式ピストン
ポンプ10は洗浄機に装備される。クランクケース12は下
部において台に固定されており、吸入側ケーシング14、
シリンダパイプ16及び吐出側ケーシング18は、クランク
ケース12側から順番に配設されて、締付けボルト(図示
せず)によりクランクケース12の方へ締付けられて、接
合状態になっている。吸入管20は、吸入側ケーシング14
の下部へ接続され、ほぼ直角に屈曲して、下部に水平方
向へ向けられた吸入口22を有している。
する。図1及び図2はアンローダ86がユニフロー式ピス
トンポンプ10の負荷を保持している状態及び解放してい
る状態で示すユニフロー式ピストンポンプ10及びアンロ
ーダ86の構造図である。実施例のユニフロー式ピストン
ポンプ10は洗浄機に装備される。クランクケース12は下
部において台に固定されており、吸入側ケーシング14、
シリンダパイプ16及び吐出側ケーシング18は、クランク
ケース12側から順番に配設されて、締付けボルト(図示
せず)によりクランクケース12の方へ締付けられて、接
合状態になっている。吸入管20は、吸入側ケーシング14
の下部へ接続され、ほぼ直角に屈曲して、下部に水平方
向へ向けられた吸入口22を有している。
【0010】ピストンロッド24は、クランクケース12の
案内部において軸方向へ案内されるクロスヘッド26へ基
端側において結合し、クランクケース12内のクランク軸
(図示せず)の回転に伴って往復動する。オイルシール
28及び低圧シール30は、それぞれクランクケース12にお
けるクロスヘッド26の案内部の端部及びクランクケース
12と吸入側ケーシング14との接合部に配設され、内周側
においてピストンロッド24が摺接し、クランクケース12
内の潤滑油及び吸入側ケーシング14内の洗浄液に対して
シールを行う。弁体32及び通孔付きストッパ34は、通孔
付きストッパ34が弁体32より先端側となるように、ピス
トンロッド24の軸方向へ所定距離離されて、ピストンロ
ッド24の先端部に嵌装され、ピストンロッド24の先端側
からのナット36の螺着によりピストンロッド24に固定さ
れている。弁座38は弁体32と通孔付きストッパ34との間
においてピストンロッド24に遊嵌され、ピストンパッキ
ン40は、弁座38の外周側に嵌着されて、シリンダパイプ
16を摺接する。ポンプ室42はピストンロッド24より先方
においてシリンダパイプ16内に形成され、吸入弁44は、
弁体32及び弁座38により構成され、洗浄液を吸入側ケー
シング14からポンプ室42へ一方向に導く。吐出弁46は、
シリンダパイプ16と吐出側ケーシング18との境界部に配
設され、洗浄液をポンプ室42から吐出側ケーシング18へ
一方向に導く。
案内部において軸方向へ案内されるクロスヘッド26へ基
端側において結合し、クランクケース12内のクランク軸
(図示せず)の回転に伴って往復動する。オイルシール
28及び低圧シール30は、それぞれクランクケース12にお
けるクロスヘッド26の案内部の端部及びクランクケース
12と吸入側ケーシング14との接合部に配設され、内周側
においてピストンロッド24が摺接し、クランクケース12
内の潤滑油及び吸入側ケーシング14内の洗浄液に対して
シールを行う。弁体32及び通孔付きストッパ34は、通孔
付きストッパ34が弁体32より先端側となるように、ピス
トンロッド24の軸方向へ所定距離離されて、ピストンロ
ッド24の先端部に嵌装され、ピストンロッド24の先端側
からのナット36の螺着によりピストンロッド24に固定さ
れている。弁座38は弁体32と通孔付きストッパ34との間
においてピストンロッド24に遊嵌され、ピストンパッキ
ン40は、弁座38の外周側に嵌着されて、シリンダパイプ
16を摺接する。ポンプ室42はピストンロッド24より先方
においてシリンダパイプ16内に形成され、吸入弁44は、
弁体32及び弁座38により構成され、洗浄液を吸入側ケー
シング14からポンプ室42へ一方向に導く。吐出弁46は、
シリンダパイプ16と吐出側ケーシング18との境界部に配
設され、洗浄液をポンプ室42から吐出側ケーシング18へ
一方向に導く。
【0011】吸入側ケーシング14及び吐出側ケーシング
18は、水平方向へ相互に対峙する上方突出部48,50をそ
れぞれ備え、通孔52,54は、上方突出部48,50の対峙側
の側面に形成されて、戻し管56により相互に連通されて
いる。接続金具58は、上方突出部50の上端部に螺着さ
れ、上端側はホース(図示せず)を介してガンノズル60
へ接続されている。
18は、水平方向へ相互に対峙する上方突出部48,50をそ
れぞれ備え、通孔52,54は、上方突出部48,50の対峙側
の側面に形成されて、戻し管56により相互に連通されて
いる。接続金具58は、上方突出部50の上端部に螺着さ
れ、上端側はホース(図示せず)を介してガンノズル60
へ接続されている。
【0012】ピストン62は、上方突出部50の中心線方向
へ上方突出部50内を移動自在に上方突出部50内に嵌挿さ
れ、下側位置及び上側位置をそれぞれ上方突出部50内の
段部64及び接続金具58の下端66により制限される。中心
孔68はピストン62の中心線に沿って中心孔68の上流側端
面から逆止弁70まで貫通している。逆止弁70は、ピスト
ン62の下流側端部の内孔内に組込まれ、ガンノズル60側
から中心孔68側への洗浄液の逆流を阻止する。逆止弁70
は、ピストン62の下流側端部の内孔の周壁に嵌着された
スナップリング72と、スナップリング72より上流側に位
置し中心孔68の下流端の開口縁部に就座自在の弁体74
と、スナップリング72と弁体74との間に縮設されて弁体
74を中心孔68の方へ付勢する圧縮コイルばね76とを有し
ている。圧縮コイルばね78は、接続金具58の上流側の縮
径部に一端側を嵌装されて、接続金具58の外周側の段部
とピストン62の下流側端面との間に縮設され、ピストン
62を上流側へ付勢している。3個のピストンリング80
は、ピストン62の外周側に嵌着されて、上方突出部50の
内周を摺接し、ピストン62の外周側における環状溝82及
び通孔54のシールを行う。環状溝82は、ピストン62が上
流側の位置にあるとき(図2)、すなわちピストン62が
段部64に当接しているときに、通孔54に一致するよう
に、ピストン62の外周部に形成される。複数個の傾斜通
路84は、中心孔68と環状溝82とを連通し、中心孔68から
環状溝82への洗浄液の流れに沿うように、傾斜して延び
ている。ピストン62、逆止弁70及び通孔54等は、ガンノ
ズル60の閉止時にユニフロー式ピストンポンプ10をほぼ
無負荷状態にしてユニフロー式ピストンポンプ10の動力
損失を抑制するアンローダ86を構成する。
へ上方突出部50内を移動自在に上方突出部50内に嵌挿さ
れ、下側位置及び上側位置をそれぞれ上方突出部50内の
段部64及び接続金具58の下端66により制限される。中心
孔68はピストン62の中心線に沿って中心孔68の上流側端
面から逆止弁70まで貫通している。逆止弁70は、ピスト
ン62の下流側端部の内孔内に組込まれ、ガンノズル60側
から中心孔68側への洗浄液の逆流を阻止する。逆止弁70
は、ピストン62の下流側端部の内孔の周壁に嵌着された
スナップリング72と、スナップリング72より上流側に位
置し中心孔68の下流端の開口縁部に就座自在の弁体74
と、スナップリング72と弁体74との間に縮設されて弁体
74を中心孔68の方へ付勢する圧縮コイルばね76とを有し
ている。圧縮コイルばね78は、接続金具58の上流側の縮
径部に一端側を嵌装されて、接続金具58の外周側の段部
とピストン62の下流側端面との間に縮設され、ピストン
62を上流側へ付勢している。3個のピストンリング80
は、ピストン62の外周側に嵌着されて、上方突出部50の
内周を摺接し、ピストン62の外周側における環状溝82及
び通孔54のシールを行う。環状溝82は、ピストン62が上
流側の位置にあるとき(図2)、すなわちピストン62が
段部64に当接しているときに、通孔54に一致するよう
に、ピストン62の外周部に形成される。複数個の傾斜通
路84は、中心孔68と環状溝82とを連通し、中心孔68から
環状溝82への洗浄液の流れに沿うように、傾斜して延び
ている。ピストン62、逆止弁70及び通孔54等は、ガンノ
ズル60の閉止時にユニフロー式ピストンポンプ10をほぼ
無負荷状態にしてユニフロー式ピストンポンプ10の動力
損失を抑制するアンローダ86を構成する。
【0013】実施例の作用について説明する。ピストン
ロッド24がクランクケース12の方へ移動する吸入行程で
は、ポンプ室42の容積が増大し、弁座38は通孔付きスト
ッパ34に当接した位置となって、吸入弁44は開となり、
吐出弁46は閉となる。これにより、洗浄液が吸入側ケー
シング14内から吸入弁44を介してポンプ室42内へ吸入さ
れる。
ロッド24がクランクケース12の方へ移動する吸入行程で
は、ポンプ室42の容積が増大し、弁座38は通孔付きスト
ッパ34に当接した位置となって、吸入弁44は開となり、
吐出弁46は閉となる。これにより、洗浄液が吸入側ケー
シング14内から吸入弁44を介してポンプ室42内へ吸入さ
れる。
【0014】ピストンロッド24がポンプ室42の方へ移動
する吐出行程では、ポンプ室42の容積が減少し、弁座38
は弁体32に当接した位置となって、吸入弁44は閉とな
り、吐出弁46は開となる。これにより、洗浄液はポンプ
室42から吐出側ケーシング18へ吐出される。
する吐出行程では、ポンプ室42の容積が減少し、弁座38
は弁体32に当接した位置となって、吸入弁44は閉とな
り、吐出弁46は開となる。これにより、洗浄液はポンプ
室42から吐出側ケーシング18へ吐出される。
【0015】作業者が、ガンノズル60を開にすると、接
続金具58における液圧が低下する。これにより、ピスト
ン62は、吐出弁46から吐出されて来る洗浄液を受けて、
接続金具58の下端66に当接するまで、圧縮コイルばね78
の付勢力に抗して下流側へ上方突出部50内を摺動し、下
流側の位置に保持される(図1)。したがって、通孔54
は環状溝82への連通を断たれて、中心孔68内の洗浄液が
通孔54を介して放出されることはなく、中心孔68内の液
圧は大きい。一方、逆止弁70ではガンノズル60側の液圧
が小さいために、弁体74が、圧縮コイルばね76に抗して
中心孔68の下流端から離れて、中心孔68を開き、これに
より、ユニフロー式ピストンポンプ10から吐出された洗
浄液は、ピストン62の中心孔68及び逆止弁70を経てガン
ノズル60へ圧送されて(図1矢印A)、ガンノズル60か
ら噴射される。
続金具58における液圧が低下する。これにより、ピスト
ン62は、吐出弁46から吐出されて来る洗浄液を受けて、
接続金具58の下端66に当接するまで、圧縮コイルばね78
の付勢力に抗して下流側へ上方突出部50内を摺動し、下
流側の位置に保持される(図1)。したがって、通孔54
は環状溝82への連通を断たれて、中心孔68内の洗浄液が
通孔54を介して放出されることはなく、中心孔68内の液
圧は大きい。一方、逆止弁70ではガンノズル60側の液圧
が小さいために、弁体74が、圧縮コイルばね76に抗して
中心孔68の下流端から離れて、中心孔68を開き、これに
より、ユニフロー式ピストンポンプ10から吐出された洗
浄液は、ピストン62の中心孔68及び逆止弁70を経てガン
ノズル60へ圧送されて(図1矢印A)、ガンノズル60か
ら噴射される。
【0016】作業者が、ガンノズル60を閉にすると、接
続金具58よりガンノズル60側の液圧が上昇する。これに
より、弁体74が、圧縮コイルばね76の付勢力に従って変
位して、中心孔68の下流端の開口縁部に就座して、逆止
弁70は中心孔68を閉じるとともに、ピストン62は、圧縮
コイルばね78の付勢力により上流側へ上方突出部50内を
摺動して、段部64に当接した位置に保持される(図
2)。この結果、ピストン62の環状溝82は通孔54に一致
し、中心孔68内の洗浄液は、傾斜通路84及び環状溝82を
介して通孔54へ送られる。これにより、洗浄液は、ポン
プ室42、吐出弁46、中心孔68、傾斜通路84、環状溝82、
通孔54、戻し管56、通孔52、吸入側ケーシング14、及び
吸入弁44を循環する(図2矢印B)とともに、ユニフロ
ー式ピストンポンプ10の吐出側の液圧としての中心孔68
の液圧はほぼ零となり、ユニフロー式ピストンポンプ10
は、ほぼ無負荷状態になって、動力損失を抑制される。
続金具58よりガンノズル60側の液圧が上昇する。これに
より、弁体74が、圧縮コイルばね76の付勢力に従って変
位して、中心孔68の下流端の開口縁部に就座して、逆止
弁70は中心孔68を閉じるとともに、ピストン62は、圧縮
コイルばね78の付勢力により上流側へ上方突出部50内を
摺動して、段部64に当接した位置に保持される(図
2)。この結果、ピストン62の環状溝82は通孔54に一致
し、中心孔68内の洗浄液は、傾斜通路84及び環状溝82を
介して通孔54へ送られる。これにより、洗浄液は、ポン
プ室42、吐出弁46、中心孔68、傾斜通路84、環状溝82、
通孔54、戻し管56、通孔52、吸入側ケーシング14、及び
吸入弁44を循環する(図2矢印B)とともに、ユニフロ
ー式ピストンポンプ10の吐出側の液圧としての中心孔68
の液圧はほぼ零となり、ユニフロー式ピストンポンプ10
は、ほぼ無負荷状態になって、動力損失を抑制される。
【0017】図示の実施例では、通孔54は、戻し管56を
介して吸入側ケーシング14へ接続されているが、通孔54
を、ホースを介して洗浄液タンクへ接続し、通孔54から
の洗浄液を洗浄液タンクへ戻すことにより、ユニフロー
式ピストンポンプ10をほぼ無負荷運転状態にすることも
可能である。図示の実施例では、ユニフロー式ピストン
ポンプ10が使用されているが、この考案はユニフロー式
ピストンポンプ10以外の他のポンプにも適用可能であ
る。
介して吸入側ケーシング14へ接続されているが、通孔54
を、ホースを介して洗浄液タンクへ接続し、通孔54から
の洗浄液を洗浄液タンクへ戻すことにより、ユニフロー
式ピストンポンプ10をほぼ無負荷運転状態にすることも
可能である。図示の実施例では、ユニフロー式ピストン
ポンプ10が使用されているが、この考案はユニフロー式
ピストンポンプ10以外の他のポンプにも適用可能であ
る。
【0018】
【考案の効果】この考案によれば、流体の使用及び非使
用の切替に伴う圧力変化を検出して変位するピストン
が、ポンプ吐出圧をほぼ零にするための放出口を直接開
閉するので、放出口を開閉するための弁体等をピストン
とは別途用意する必要がなくなり、アンローダは、構造
が簡単化し、かつ小型となる。
用の切替に伴う圧力変化を検出して変位するピストン
が、ポンプ吐出圧をほぼ零にするための放出口を直接開
閉するので、放出口を開閉するための弁体等をピストン
とは別途用意する必要がなくなり、アンローダは、構造
が簡単化し、かつ小型となる。
【図1】アンローダがユニフロー式ピストンポンプの負
荷を保持している状態で示すユニフロー式ピストンポン
プ及びアンローダの構造図である。
荷を保持している状態で示すユニフロー式ピストンポン
プ及びアンローダの構造図である。
【図2】アンローダがユニフロー式ピストンポンプの負
荷を解放している状態で示すユニフロー式ピストンポン
プ及びアンローダの構造図である。
荷を解放している状態で示すユニフロー式ピストンポン
プ及びアンローダの構造図である。
10 ユニフロー式ピストンポンプ(ポンプ) 50 上方突出部(吐出管路) 54 通孔(放出口) 62 ピストン 64 段部(ストッパ) 66 下端(ストッパ) 68 中心孔(流体通路) 70 逆止弁 78 圧縮コイルばね(付勢手段) 86 アンローダ
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプ(10)の吐出側へ接続されている吐
出管路(50)内を流体の流れ方向へ移動自在に配設される
ピストン(62)と、このピストン(62)の移動範囲を制限す
るストッパ(64,66)と、前記ピストン(62)を上流側へ付
勢する付勢手段(78)と、前記ピストン(62)に形成されて
前記ポンプ(10)からの吐出流体を前記ピストン(62)にお
いて通過させる流体通路(68)と、前記ピストン(62)に組
み付けられて流体が前記流体通路(68)を逆流するのを阻
止する逆止弁(70)と、前記ピストン(62)が上流側の位置
にあるときに前記流体通路(68)より上流側の前記流体通
路(68)の部位へ連通するように前記吐出管路(50)に形成
され前記流体通路(68)の流体を放出する放出口(54)とを
有していることを特徴とするアンローダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052723U JP2568518Y2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | アンローダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052723U JP2568518Y2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | アンローダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068876U JPH068876U (ja) | 1994-02-04 |
JP2568518Y2 true JP2568518Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=12922843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992052723U Expired - Fee Related JP2568518Y2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | アンローダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568518Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5720924Y2 (ja) * | 1977-05-27 | 1982-05-06 |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP1992052723U patent/JP2568518Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH068876U (ja) | 1994-02-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |