JP2567858Y2 - 把持装置 - Google Patents

把持装置

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JP2567858Y2
JP2567858Y2 JP2783693U JP2783693U JP2567858Y2 JP 2567858 Y2 JP2567858 Y2 JP 2567858Y2 JP 2783693 U JP2783693 U JP 2783693U JP 2783693 U JP2783693 U JP 2783693U JP 2567858 Y2 JP2567858 Y2 JP 2567858Y2
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JP
Japan
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work
gripping
claws
gripping device
uppermost
Prior art date
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JP2783693U
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JPH0680584U (ja
Inventor
康之 林
明良 駒崎
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、対向する把持爪の開閉
によりワークの把持を行う把持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークマガジンに重合配置された
ワークを1個ごと取り出す装置として図5に示すような
把持装置が知られている。以下詳述すると、ロボットの
最終アームには上下動可能なツール軸101が取り付け
られている。そして、そのツール軸101の下端には周
知の吸着パット102が取り付けられている。
【0003】次に作用について説明する。先ず、ロボッ
トのアームを作動させ吸着パット102をワークマガジ
ン103の上方に位置決めする。次いで、ツール軸10
1を下降させ吸着パット102をワークに当接させる。
その当接動作と同時に吸引を開始し最上部のワーク10
4を吸着する。次いで、ツール軸101を上昇させ所定
の位置にワーク104を搬送する。以上で1工程が完了
する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら上記従来技
術にあっては、図5に示すようにワークに曲がりがあっ
たり、変形していたりすると吸着力が弱まり、搬送中に
ちょっとした振動などで落下させてしまう場合があっ
た。また、曲がりや変形のない正常なワークであって
も、ワークとワークの間に油などの水分が付着していた
り、真空状態が形成されてしまうと、最上部のワークの
みを吸着しても次のワークさらには3個目のワークをも
同時に搬送してしまう場合があった。
【0005】なお、図6に示すように対向する2つの把
持爪の開閉により、ワークを1個ごと取り出すことも考
えられたが、前者の問題点は解決されたが後者の問題点
は解決されないばかりでなく新たな問題点が発生してし
まった。つまり、変形したワークを両側より把持爪で挾
み込むように把持したため、より変形してしまい所定の
位置に搬送した際、位置決めがされなくなってしまった
という問題点が生じてしまった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決することを目的とし、対向する把持爪の開閉により重
合した山形状のワークの把持を行う把持装置にあって、
前記対向する把持爪の略中央部に把持するワークの位置
決めを行うガイド部材を配置し、また、前記把持爪の中
間部にワークが係合する係合段部を設け、さらに、その
係合段部の下方に最上部のワーク端部と次のワーク端部
との隙間に嵌入し、次のワークに当接する当接部を形成
すると共に、把持爪を上下動可能にフローティングさせ
たことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】ロボットなどの最終アーム(図示せず)に
は、ツール軸1が上下動自在に配置されている。そのツ
ール軸1の下端には基台2が固定されており、その基台
2にはツール軸1を中心とし、両側に各々にスライドベ
アリングが内装されているブッシュ3,4を介して摺動
棒5,6が配置されている。その摺動棒5,6の下端に
は把持プレート7が固定されており、その把持プレート
7とブッシュ3,4との間に張設された弾撥部材8,9
により前記把持プレート7が下方に付勢されている。な
お、本実施例においては弾撥部材8,9をコイルスプリ
ングとしたが、板ばねとしても良く、また空圧式の弾撥
部材などを利用しても良い。要は、外力が作用した際、
後述する空圧チャック12(並びに把持プレート7な
ど)が上方に逃げられるようになっていれば良い。よっ
て、本実施例のように(把持装置を縦方向に)使用する
場合には、精度上確実性には欠けるが必ずしも必要はな
いものである。
【0008】前記把持プレート7の下面には開閉自在な
対向した2つの把持爪10,11を有する空圧チャック
12が固定されている。また、この空圧チャック12の
側面にはワーク13の位置決めを行うガイド部材14,
15が固定されている。なお、16は複数のワーク13
を蓄えておくためのワークマガジンであり、縦方向に約
20〜30枚程度のワークが重合載置されている。
【0009】次に把持爪10,11について図4を基に
詳述する。把持爪10の中間部には重合した山形状の最
上端のワーク13の角部に嵌合係止し得る係合段部17
が形成されている。また、その係合段部17の下方には
最上部のワーク端部と次のワーク端部との隙間20に嵌
入し、最上部のワークを把持する直前に次のワークに当
接する当接部18,19が形成されている。本考案にお
いて当接部18,19は湾曲させて形成してあるが、ワ
ーク表面への疵などを防ぐためになされた工夫であり、
その形状は種々のものが適用できる。
【0010】次に作用について説明する。ツール軸1
(把持装置)がワークマガジン16の上方に位置決めさ
れると、ツール軸1が下降しガイド部材14,15がワ
ーク13の最上部に当接する。この当接動作により多少
曲がっていたり変形していたりしているワークはガイド
部材14,15によって矯正される。次いで、空圧チャ
ック12を作動させ把持爪10,11を閉じるが、この
把持爪10,11の閉鎖動作過程で把持爪10,11の
当接部18,19が最上部のワークと次のワーク端部と
の隙間に嵌入し、次の2番目のワーク13′に当接し把
持装置全体が弾撥部材8,9の弾撥力に抗して多少上昇
すると同時に、最上部のワーク13が把持爪10,11
の係合段部17に係合される。つまり、この動作で把持
装置が2番目のワーク13′への当接動作により上昇す
ることによって、最上部のワーク13をも上昇させるこ
とになり、結果として最上部のワーク13と2番目のワ
ーク13′との間に隙間が生じる。以上の動作終了後、
ツール軸1を上昇させ、ワーク13を所定の位置に搬送
する。
【0011】
【考案の効果】本考案は、対向する把持爪の開閉により
重合した山形状のワークの把持を行う把持装置にあっ
て、前記対向する把持爪の略中央部に把持するワークの
位置決めを行うガイド部材を配置し、また、前記把持爪
の中間部にワークが係合する係合段部を設け、さらに、
その係合段部の下方に最上部のワーク端部と次のワーク
端部との隙間に嵌入し、次のワークに当接する当接部を
形成すると共に、把持爪を上下動可能にフローティング
させたので、最上部のワークを確実に分離する事がで
き、且つ正常な形態を保持した状態で搬送することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】本考案に用いるワークの斜視図である。
【図4】図2のワーク把持部の拡大図である。
【図5】従来の第1比較例正面図である。
【図6】従来の第2比較例正面図である。
【符号の説明】
1 ツール軸 2 基台 3,4 ブッシュ 5,6 摺動棒 7 把持プレート 8,9 弾撥部材 10,11 把持爪 12 空圧チャック 13 ワーク 14,15 ガイド部材 16 ワークマガジン 17 係合段部 18,19 当接部 20 隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する把持爪の開閉により重合した山
    形状のワークの把持を行う把持装置にあって、前記対向
    する把持爪の略中央部に把持するワークの位置決めを行
    うガイド部材を配置し、また、前記把持爪の中間部にワ
    ークが係合する係合段部を設け、さらに、その係合段部
    の下方に最上部のワーク端部と次のワーク端部との隙間
    に嵌入し、次のワークに当接する当接部を形成すると共
    に、把持爪を上下動可能にフローティングさせたことを
    特徴とする把持装置。
JP2783693U 1993-04-29 1993-04-29 把持装置 Expired - Lifetime JP2567858Y2 (ja)

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JP2783693U JP2567858Y2 (ja) 1993-04-29 1993-04-29 把持装置

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JP2783693U JP2567858Y2 (ja) 1993-04-29 1993-04-29 把持装置

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JPH0680584U JPH0680584U (ja) 1994-11-15
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