JP2567822B2 - 埋設する塩化ビニール管の曲がり矯正装置 - Google Patents

埋設する塩化ビニール管の曲がり矯正装置

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JP2567822B2 JP6264626A JP26462694A JP2567822B2 JP 2567822 B2 JP2567822 B2 JP 2567822B2 JP 6264626 A JP6264626 A JP 6264626A JP 26462694 A JP26462694 A JP 26462694A JP 2567822 B2 JP2567822 B2 JP 2567822B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水管工事における埋
設する塩化ビニール管の曲がり矯正装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】排水源から下水本管に到る間の下水管路
として塩化ビニール管が一般に広く用いられるが、塩化
ビニール管は普通定尺4mであり、この定尺4mの間が
大なり小なり湾曲している場合が多いものであるが、湾
曲している塩ビ管をそのまま埋設すると正確な流れ勾配
が得られず、垂れ下がった部分に汚泥が溜まって下水の
流れを阻害するといった状態を招くおそれがあるため、
曲がりを矯正して埋設する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この塩化ビニール管の
曲がりの矯正は、施工者が周囲の溝壁との間に現場合わ
せで物を挟み込ませる等種々工夫して矯正していたもの
であり、そのために多大の時間と労力が必要となって、
工期の長期化と工事費の増大を招くといった問題があっ
た。
【0004】本発明は、前記した従来の問題点を解消し
て、簡単に塩化ビニール管の曲がりを矯正して、埋め固
めた後に容易に除去することのできる、埋設する塩化ビ
ニール管の曲がり矯正装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達するため
のこの発明は、湾曲している塩化ビニール管に沿わせて
管の曲がりを矯正するものであって、平行する2本の板
状本体と直交してこの板状本体のほぼ全長にわたる間の
下辺部の複数箇所から垂下する複数の管当て板を設け
て、この各管当て板の下端に、上記塩化ビニール管を跨
いでその外周と複数点で当接する管当て凹部を形成して
いる。
【0006】さらに上記板状本体の上辺部の上記管当て
板同士の間にあって、上記2本の板状本体を直交する方
向に連結した複数本のボルト受け部材を設け、この各ボ
ルト受け部材の上記両板状本体間の中心部に、下端に上
記塩化ビニール管を挿通した環状ワイヤを掛けるための
フックを形成したフック付ボルトを上下移動可能に挿通
し、このフック付ボルトの上記ボルト受け部材の上側
に、複数本の放射状ハンドルを持つハンドル付ナットを
螺合してなる、埋設する塩化ビニール管の曲がり矯正装
置である。
【0007】前記管当て凹部の形状を、例えば奥端を山
形とし両側辺を垂直として塩化ビニール管との当接点を
左右の2辺と山形の2辺との合計4箇所とする場合や、
ほぼ長方形として前記塩化ビニール管との当接点を左右
の2辺と上辺との合計3箇所とする場合や、台形として
前記塩化ビニール管との当接点を左右の傾斜した2辺の
2箇所とする場合がある。
【0008】
【作用】本発明塩化ビニール管の曲がり矯正装置のフッ
ク付ボルトの数だけの環状ワイヤ(環の直径が塩化ビニ
ール管の直径よりかなり大きい)に、埋設しようとする
湾曲した塩化ビニール管を挿通しておいて、本発明の曲
がり矯正装置を塩化ビニール管に沿わせて管当て凹部を
塩化ビニール管の外周に当て、予め下降させてあるフッ
ク付ボルトのフックにそれぞれ環状ワイヤを引っ掛けた
後ハンドル付ナットを回してフック付ボルトを引き上げ
ることにより、塩化ビニール管が環状ワイヤにより引き
寄せられて管当て凹部に当接し、塩化ビニール管の曲が
りが矯正される。
【0009】こうして塩化ビニール管が本発明装置に沿
って一体化した状態で、塩化ビニール管を下向きにして
埋設位置に置き、勾配を設定した後本発明装置の一部が
埋まる状態に塩化ビニール管の周囲を強固に埋め固め
る。
【0010】次にフックに引っ掛けられている環状ワイ
ヤをフックの近くでクリッパ等を使って切断し、本発明
装置を引き上げて塩化ビニール管から外すと、切断され
た環状ワイヤが土中に残ったまま塩化ビニール管は周囲
が強固に固められていることから、曲がりが復元するこ
となく正確な勾配を持つ真っ直ぐな下水管路が得られ
る。
【0011】
【実施例】以下この発明を例示図面を参照して詳細説明
すると、図1は本発明塩化ビニール管の曲がり矯正装置
をセットした塩化ビニール管を埋設して周囲を固めた状
態を示す側面図であり、図2は同じく平面図、図3は図
2のA−A線における拡大断面を示す図であ。
【0012】図において(VP)は下水用の塩化ビニー
ル管を示し、(1)は板状本体で、所定長さの2枚の板
を平行に対面配置したしたもので、この2枚の板状本体
と直交してほぼ全長にわたる間の下辺部の複数箇所(図
では5箇所)から垂下する管当て板(2)が固着されて
いて、この管当て板(2)の下端中央に管当て凹部
(3)が形成してある。
【0013】管当て凹部(3)は、塩化ビニール管(V
P)に跨がってその外周と複数点で当接するものであっ
て、例えば図3に示す奥部を山形とし両側部を平行とし
て塩化ビニール管(VP)の外周と(a),(b),
(c),(d)の4点で当接する場合や、図4に示す如
くほぼ長方形に凹入して(e),(f),(g)の3点
で当接する場合や、図5に示す如く台形に凹入して
(h),(i)の2点で当接する場合がある。
【0014】(4)はボルト受け部材であって、2枚の
板状本体(1),(1)の上辺部を相隣れる管当て板
(2),(2)同士の間の4箇所で直交する方向に連結
したものであって、このボルト受け部材(4)の板状本
体(1),(1)間の中心部に、ボルト通し孔(5)を
持つブッシング(6)が固着してある。
【0015】(7)はフック付ボルトで、下端にフック
(7a)を持ち、4箇所のボルト通し孔(5)にそれぞ
れ挿通されて、ボルト受け部材(4)の上側でハンドル
付ナット(8)と螺合している。このハンドル付ナット
(8)には4本の棒状ハンドル(8a)が斜め上向きの
放射状に植設してある。
【0016】(9)は環状ワイヤで、鉄線を塩化ビニー
ル管(VP)の直径よりかなり大きい直径の環にしたも
ので、フック付ボルト(7)と同数の4本が塩化ビニー
ル管(VP)を挿通してフック付ボルト(7)の直下に
おいてそのフック(7a)に引っ掛けられ、ハンドル付
ナット(8)を回してフック付ボルト(7)を引き上げ
ることにより、図3に示す如く湾曲している塩化ビニー
ル管(VP)が引上げられて管当て凹部(3)に当接す
ることにより曲がりが矯正されて、図1に示す如く真っ
直ぐになる。
【0017】こうして本発明装置に沿って塩化ビニール
管(VP)が真っ直ぐに矯正された状態で本発明装置を
上にして埋設状態に置き、従来から知られている勾配設
定具(例えば旭精密株式会社製の下水道工事用パイプ埋
設レーザー)を使用して正確に勾配を設定した後塩化ビ
ニール管(VP)の周囲を充分に埋め固め(SO)す
る。
【0018】このときの埋め固めは本発明装置の管当て
板(2)がほぼ埋まる程度までとしこの状態で環状ワイ
ヤ(9)をフック(7a)の近くでワイヤクリップ等を
使用して切断し、本発明装置を引き上げる。この本発明
装置の引き上げは、土中に埋まっているのが管当て板
(2)部分のみであり、単なる板であるから簡単に抜き
取ることができ、切断された環状ワイヤ(9)はそのま
ま埋め込まれる。
【0019】こうして本発明装置を取り除くと、塩化ビ
ニール管(VP)は曲がりが矯正されて正確な勾配を保
ったまま埋設され、さらに後から所定の地表まで埋め戻
される。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、簡単な作
業により塩化ビニール管の曲がりを矯正することがで
き、矯正された状態のまま勾配を設定して埋め固めた後
本発明装置を取り除くことがてきるため塩化ビニール管
の曲がりが復元することもなく、正確な勾配を持つ下水
管路が簡単に埋設できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塩化ビニール管の曲がり矯正装置を使
用状態で示した側面図である。
【図2】本発明装置の使用状態を示す平面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】管当て板に形成される管当て凹部の別の形状を
示す図である。
【図5】管当て板に形成される管当て凹部のさらに別の
形状を示す図である。
【符号の説明】
1 板状本体 2 管当て板 3 管当て凹部 4 ボルト受け部材 5 ボルト通し孔 6 ブッシング 7 フック付ボルト 7a フック 8 ハンドル付ナット 9 環状ワイヤ VP 塩化ビニール管 SO 埋め固め

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲している塩化ビニール管に沿わせて
    該塩化ビニール管の曲がりを矯正するためのものであっ
    て、平行して対面する2本の板状本体と直交して該板状
    本体のほぼ全長にわたる間の下辺部の複数箇所から垂下
    する複数の管当て板を設け、該各管当て板の下端に、上
    記塩化ビニール管を跨いでその外周と複数点で当接する
    管当て凹部を形成し、さらに上記板状本体の上辺部の上
    記管当て板同士の間にあって、上記2本の板状本体を直
    交する方向に連結した複数のボルト受け部材を設け、該
    それぞれのボルト受け部材の上記両板状本体間の中心部
    に、下端に上記塩化ビニール管を挿通した環状ワイヤを
    掛けるためのフックを形成したフック付ボルトを上下移
    動可能に挿通し、該フック付ボルトの上記ボルト受け部
    材の上側に、ハンドル付ナットを螺合したことを特徴と
    する、埋設する塩化ビニール管の曲がり矯正装置。
  2. 【請求項2】 前記管当て凹部の形状を、奥端を山形と
    し両側辺を垂直として前記塩化ビニール管との当接点を
    左右の2辺と山形の2辺との合計4箇所とした、請求項
    1記載の埋設する塩化ビニール管の曲がり矯正装置。
  3. 【請求項3】 前記管当て凹部の形状をほぼ長方形とし
    て、前記塩化ビニール管との当接点を左右の2辺と上辺
    との合計3箇所とした、請求項1記載の埋設する塩化ビ
    ニール管の曲がり矯正装置。
  4. 【請求項4】 前記管当て凹部の形状を台形として、前
    記塩化ビニール管との当接点を左右の傾斜した2辺の2
    箇所とした、請求項1記載の埋設する塩化ビニール管の
    曲がり矯正装置。
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