JP2567610B2 - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置

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JP2567610B2 JP62131438A JP13143887A JP2567610B2 JP 2567610 B2 JP2567610 B2 JP 2567610B2 JP 62131438 A JP62131438 A JP 62131438A JP 13143887 A JP13143887 A JP 13143887A JP 2567610 B2 JP2567610 B2 JP 2567610B2
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はワイヤ放電加工中、ワイヤに過大な張力が
作用して断線してしまうことを防止できるワイヤ放電加
工装置に関する。
従来技術 ワイヤ放電加工装置において、ワイヤは通常、第2図
に簡略に示すように、送り出しボビンSからブレーキロ
ーラBを経てワークWに至り、ついでプーリPから巻上
げローラRに至る。ワイヤは送出しボビンSから送りロ
ーラRによって引きだされ、途中のブレーキローラBの
制動力によってB−P−R間のワイヤに張力が付与され
る。そして、ブレーキローラBに接続された電磁ブレー
キへの供給電を制御するなどして該ローラBがワイヤに
与える制動力を調整し、ワイヤの張力をワイヤの種類、
設定した加工速度などに応じて適切に調節できるように
なっている、この間、巻上げローラRはDCモータなどで
常時一定の速度で回転されている。
しかし、放電加工中のワイヤは放電個所において瞬間
的にではあるがワークと溶着することを繰返しており、
一方、前記のように巻上げローラは定速回転であるか
ら、ワイヤがワークに溶着したとき、ワークWから巻上
げローラRに至る間のワイヤ張力が過大になって断線す
ることがある。また、ワークとワイヤの溶着は加工速度
を上げようと供給電力を多くすると強まる傾向がある
が、従来の放電加工装置ではこのような断線につながる
事態を除去することができなかった。
発明が解決しようとする問題点 この発明は放電加工中の前記した溶着により、ワーク
Wから巻上げローラRに至る間のワイヤに、瞬間的ある
いは突発的に設定値以上の張力が発生する状況となって
もこれを自動的に回避することができるワイヤ放電加工
装置の提供を課題とする。
問題を解決するための手段 ワイヤ放電加工装置において、ワイヤの移動方向に沿
ってワークの上流側に送りローラを、ワークの下流側に
巻上げローラを配し、送りローラを定速回転させると共
に巻上げローラを定トルク回転させる。
作 用 定速回転の送りローラに対し、定トルク回転の巻上げ
ローラは両ローラ間のワイヤに設定した張力を付与す
る。
定トルク回転される巻上げローラはワークと巻上げロ
ーラ間のワイヤに設定値以上の張力を付与しない。
実施例 第1図はワイヤ放電加工装置のコラム1とワーク2部
分を概略的に示したものでワイヤ3は、送り出しボビン
4からピンチローラ5と送りローラ6の間、プーリ7お
よび巻上げローラ8と押えローラ9の間を経て巻取りボ
ビン10に至る。ワーク2は送りローラ6とプーリ7間に
配置され、その近辺にワイヤガイド11,11、給電装置12
および加工水はねかけノズル13が配される。符号14はワ
イヤ断線検出装置を示す。
送りローラ6の軸には定速回転モータ15が接続され、
巻上げローラ8の軸にはブレーキ16を備えたブレーキモ
ータ17が接続されている。定速回転モータ15は送りロー
ラ6を定速回転させるもので、DCモータが適し、ブレー
キモータ17はブレーキ16に滑りを生じつつ、したがっ
て、設定された一定トルクで巻上げローラ8を駆動する
もので、ブレーキ16に滑りがない状態とすれば巻上げロ
ーラ8における周速度が送りローラ6によるワイヤ送り
量より若干多くなるように回転されるものである。ブレ
ーキモータはAC,DCいずれのタイプのモータでも良い。
ブレーキ16は、前記のように伝達する回転トルクが一
定以上になると滑りを生じてそれ以上のトルク伝達が遮
断されるものであるが、滑りを生じるトルク値を調節で
きるものが便利である。
ワーク2に対する放電加工中、ワイヤ3は送りローラ
6によって送られ、巻上げローラ8によって張力が付与
される。巻上げローラ8はブレーキモータ17からブレー
キ16の滑りを介してトルクが伝達されるので、定トルク
で回転される。この場合、ワイヤの送り量と設定張力
は、巻上げローラ8のワイヤの種類や加工速度などによ
っても異なるが送り速度はほぼ、0〜15m/min、張力は
ほぼ100〜2000gである。
そして、今加工中にワーク2とワイヤ3が溶着する
と、送りローラ6からのワイヤ送り込みが途絶えて、ワ
ーク2と巻上げローラ8間のワイヤは巻上げローラ8に
より、引張られることになる。しかし、ブレーキ16は滑
りが生じて一定以上のトルクを伝達できないから、前記
のワーク2と巻上げローラ8間におけるワイヤ3の張力
が設定値以上となることはない。この場合、ブレーキ16
が滑りを生じるトルク値はワイヤ3の設定張力に合わせ
てある。
なお、このとき送りローラ6とワーク2間のワイヤ3
は巻上げローラ8による引込みが途絶えて前記の場合と
は逆に弛みを生じることになる。しかも、この弛みは、
前記の溶着が消失したとき回転に際しての抵抗が設定ト
ルク以下にあるため高速に回転する巻上げローラ8によ
り一挙に解消されるので、送りローラ6と前記したブレ
ーキ16に滑りがない状態での巻上げローラ8によるワイ
ヤ送り量の差が大きすぎるとこのような弛み解消時のシ
ョックでワイヤが切断される恐れがある。このため前記
の送り量の差は約30%程度が適当である。
一例として、このようなワイヤ送り量の差を定速回転
モータ5とブレーキモータ17の回転数の差で出すには、
送りローラ6と巻上げローラ8の直径と各モータからの
減速比を等しくした上で定速回転モータ15とブレーキモ
ータ17を第3図に示すような回路で駆動し、定速回転モ
ータ15の回転数に対するブレーキモータ17の回転数を常
に約30%程度高く駆動することによって達成することが
できる。第3図の回路では作動増幅器AMP1、AMP2に対す
る基準電圧に約30%の回転数差をもたらすVdの電圧差が
あり、また、それぞれに各モータ(定速回転モータ15,
ブレーキモータ17)からの検出速度電圧がフィードバッ
クされているので、定速回転モータ15、ブレーキモータ
17は常時所定の回転数差をもって定速回転する。
発明の効果 ワイヤが断線する一因を除去し安定したワイヤ放電加
工を持続することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部を概略的に示す斜視図、第2図は従来のワ
イヤ送り機構を簡略に示した図、第3図は簡略に示しモ
ータ定速回転回路図である。 1……コラム、2……ワーク、3……ワイヤ、4……送
出しボビン、5……ピンチローラ、6……送りローラ、
7……プーリ、8……巻上げローラ、9……押えロー
ラ、10……巻きとりボビン、11……ワイヤガイド、12…
…給電装置、13……加工水はねかけノズル、14……ワイ
ヤ断線検出装置、15……定速回転モータ、16……ブレー
キ、17……ブレーキげモータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤの移動方向に沿って、ワークの上流
    側に送りローラを、ワークの下流側に巻上げローラを配
    し、送りローラを定速回転させると共に巻上げローラを
    定トルク回転させ、これにより送りローラと巻上げロー
    ラ間のワイヤに張力を付与してあることを特徴としたワ
    イヤ放電加工装置。
JP62131438A 1987-05-29 1987-05-29 ワイヤ放電加工装置 Expired - Fee Related JP2567610B2 (ja)

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