JP2567498Y2 - センサ付ハブユニット - Google Patents

センサ付ハブユニット

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JP2567498Y2
JP2567498Y2 JP1991071381U JP7138191U JP2567498Y2 JP 2567498 Y2 JP2567498 Y2 JP 2567498Y2 JP 1991071381 U JP1991071381 U JP 1991071381U JP 7138191 U JP7138191 U JP 7138191U JP 2567498 Y2 JP2567498 Y2 JP 2567498Y2
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sensor
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友保 伊田
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車輪の回転数を検出
するセンサを有するセンサ付ハブユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のセンサ付ハブユニットと
しては図3に示すものがある。このセンサ付ハブユニッ
トは、車体に固定する車体側部材としての外輪1と、車
輪に固体する車輪側部材としての内輪2と、上記外輪1
と内輪2との間に配置した複列の転動体としての玉3,
4を保持器9,9で夫々環状に、周方向に互いに一定間
隔をあけて配置している。上記内輪2のフランジ部2a
にブレーキディスク6を取り付けている。
【0003】また、上記外輪1の内周面に対向する内輪
2の外周面に、パルサリング7を取り付けている。この
パルサリング7は、強磁性体で作られており、周方向に
等間隔に設けた四角形の開口部7aを有する。センサ1
0は、ブレーキディスク6とパルサリング7との間に位
置するように、外輪1に取り付けられている。上記セン
サ10は、検出部10aと信号処理回路部10bとからな
る。上記検出部10aはパルサリング7に対向するよう
に外輪1に設けた貫通穴1aに嵌合している。上記検出
部10aは磁電変換素子としての磁気抵抗素子を有す
る。また、信号処理回路部10bはトランジスタ,ダイオ
ード,集積回路(IC)から構成された増巾回路と方形波
処理回路と電流出力変換回路を有する。また、このセン
サ10には、信号伝達用のケーブル20を接続してい
る。
【0004】そして、上記車輪が回転すると、内輪2と
共にパルサリング7が回転する。すると、パルサリング
7の回転による磁束変化に応じて、検出部10aの磁気
抵抗素子の抵抗値が変化する。そして、信号処理回路部
10bは、上記車輪の回転数に応じた上記抵抗値の変化
に対応する電気信号を生成し、増巾し、方形波処理し、
電流出力変換してからセンサ10に接続した信号伝達用
のケーブル20を介して図示しないABS(アンチロッ
ク・ブレーキ・システム)等の制御装置に出力する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記ブレー
キディスク6は、ブレーキング時のブレーキパッドとの
摩擦によって最大1000℃程度まで温度上昇する。こ
のため、上記センサ10の上面にブレーキディスク6か
らの輻射熱が直接に加わり、この輻射熱が、センサ10
の信号処理回路部10bが含む熱に弱い回路素子である
トランジスタ,ダイオード,IC等の温度を上昇させ、上
記回路素子の信頼性を低下させ、信号処理回路部10b
の誤動作を招くという問題がある。
【0006】また、上記センサ10に接続した信号伝達
用のケーブル20がブレーキディスク6からの輻射熱を
受けて劣化するという問題もある。
【0007】そこで、この考案の目的はブレーキディス
クの輻射熱がセンサおよびセンサに接続した信号伝達用
のケーブルに加わることを防ぐことができるセンサ付ハ
ブユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案のセンサ付ハブユニットは、車体に固定す
る車体側部材と、車輪に固定する車輪側部材と、上記車
体側部材と車輪側部材との間に配置した複列の転動体
と、上記車輪側部材に固定したブレーキディスクと、上
記車輪側部材に上記転動体の列と列との間に位置するよ
うに取り付けられた磁性体のパルサリングと、上記車体
側部材に固定され、上記パルサリングの回転数を検出す
る検出部とその検出部からの信号を増巾する増幅器を少
なくとも含む信号処理回路部とを有するセンサと、上記
センサに接続した信号伝達用のケーブルとを備えたセン
サ付ハブユニットにおいて、上記ブレーキディスクとセ
ンサとの間に位置して、上記センサとケーブルに接触す
ることなく上記センサとケーブルの少なくとも一部を覆
うと共に、上記車体側部材に固定された遮蔽カバーを備
えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記ブレーキディスクからの輻射熱が、上記セ
ンサとケーブルを覆う遮蔽板で遮られ、上記輻射熱が上
記遮蔽カバーで反射される。したがって、上記ブレーキ
ディスクからの輻射熱が上記センサおよびセンサに接続
した信号伝達用のケーブルに熱伝導で直接に加わること
が防がれる。したがって、上記センサとケーブルの熱劣
化が防がれ、センサとケーブルの信頼性が向上する。遮
蔽カバーとセンサ,ケーブルが非接触であるから、セン
サをより効果的に断熱できる。
【0010】
【実施例】以下、この考案を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0011】この考案のセンサ付ハブユニットの実施例
を図1に示す。この実施例は、図3に示す従来例のセン
サ10に、遮蔽板部30aと取り付け部30bとからなる
遮蔽カバー30を取り付けた点のみが上記従来例と異な
る。したがって、図3に示す従来例と同一部分には同一
番号を付して説明を省略し、従来例と異なる部分を重点
的に説明する。
【0012】上記遮蔽カバー30の遮蔽板部30aは、
ブレーキディスク6からの輻射熱を遮ぎるだけの十分な
厚さを有する金属板からなる。上記遮蔽板部30aは、
図1に示すように、ブレーキディスク6とセンサ10と
の間に位置すると共に、ブレーキディスク6とセンサ1
0とケーブル20とに接触せずに、センサ10とケーブ
ル20を覆う。また、上記遮蔽カバー30の取り付け部
30bは、上記遮蔽板部30aから延びており、図2に示
すように上記センサ10にネジ40,40で固定されて
いる。図2(A)はセンサ10とセンサ10に取り付けた
遮蔽カバー30の平面図、図2(B)は上記センサ10と
遮蔽カバー30の側面図、図2(C)は上記センサ10と
遮蔽カバー30の正面図である。
【0013】この実施例は、上記ブレーキディスク6か
らの輻射熱が、上記センサ10とケーブル20を覆う遮
蔽板部30aで遮られ、上記輻射熱が反射され、あるい
は上記遮蔽板部30aに吸収される。また、上記遮蔽板
30aは上記センサ10およびケーブル20と接触して
いないので、上記遮蔽板30aが吸収した輻射熱が熱伝
導で上記センサ10およびケーブル20に伝わることが
防がれる。したがって、上記ブレーキディスク6からの
輻射熱が上記センサ10およびセンサ10に接続した信
号伝達用のケーブル20に加わることを防ぐことができ
る。したがって、センサ10の信号処理回路部10bが
含む熱に弱い回路素子であるトランジスタ,ダイオード,
集積回路(IC)等の温度上昇を防止でき、信号処理回路
部10bの誤動作をふせぐことができて、センサ10の
信頼性を向上できる。さらに、上記センサ10に接続し
た信号伝達用のケーブル20の熱劣化を防止できる。
【0014】また、上記遮蔽板部30aから延びて、上
記センサ10に取り付けられる取り付け部30bを備え
るので、上記遮蔽カバー30を、上記センサ10と一緒
に外輪1に対して取り付けおよび取り外し可能になり、
遮蔽カバー30の取り付けと取り外しを容易にできる。
【0015】尚、この実施例では、磁電変換素子として
磁気抵抗素子を用いたが、磁気抵抗素子に替えて、ホー
ル素子を用いてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
のセンサ付ハブユニットは、ブレーキディスクとセンサ
との間に位置して、上記センサとケーブルに接触するこ
となく上記センサとケーブルの少なくとも一部を覆う遮
蔽カバーを備えるので、上記ブレーキディスクからの輻
射熱が、上記センサとケーブルを覆う遮蔽板で遮られ、
輻射熱が上記センサおよびケーブルに熱伝導で直接に伝
わることが防止される。したがって、上記センサとケー
ブルの熱劣化を防止でき、上記センサとケーブルの信頼
性を向上できる。遮蔽カバーとセンサ,ケーブルが非接
触であるから、センサをより効果的に断熱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案のセンサ付ハブユニットの実施例の
断面図である。
【図2】 上記実施例の遮蔽カバーのセンサ本体への取
り付け状態を示す図である。
【図3】 従来のセンサ付ハブユニットの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 外輪 2 内輪 3,4 玉 6 ブレーキ
ディスク 7 パルサリング 9 保持器 10 センサ 10a 検出
部 10b 信号処理回路部 20 ケーブ
ル 30 遮蔽カバー 30a 遮蔽
板部 30b 取り付け部 40 ネジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定する車体側部材と、車輪に固
    定する車輪側部材と、上記車体側部材と車輪側部材との
    間に配置した複列の転動体と、上記車輪側部材に固定し
    たブレーキディスクと、上記車輪側部材に上記転動体の
    列と列との間に位置するように取り付けられた磁性体の
    パルサリングと、上記車体側部材に固定され、上記パル
    サリングの回転数を検出する検出部とその検出部からの
    信号を増巾する増幅器を少なくとも含む信号処理回路部
    とを有するセンサと、上記センサに接続した信号伝達用
    のケーブルとを備えたセンサ付ハブユニットにおいて、
    上記ブレーキディスクとセンサとの間に位置して、上記
    センサとケーブルに接触することなく上記センサとケー
    ブルの少なくとも一部を覆うと共に、上記車体側部材に
    固定された遮蔽カバーを備えたことを特徴とするセンサ
    付ハブユニット。
JP1991071381U 1991-09-05 1991-09-05 センサ付ハブユニット Expired - Lifetime JP2567498Y2 (ja)

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JPH0522236U JPH0522236U (ja) 1993-03-23
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Families Citing this family (2)

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DE102017113604A1 (de) * 2017-06-20 2018-12-20 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Anordnung eines Drehimpulsgebers und einer Klemmhülse zur Erfassung einer Drehzahl eines Rotors
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JPH0522236U (ja) 1993-03-23

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