JP2567392Y2 - 液体紙容器 - Google Patents

液体紙容器

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JP2567392Y2
JP2567392Y2 JP1992048211U JP4821192U JP2567392Y2 JP 2567392 Y2 JP2567392 Y2 JP 2567392Y2 JP 1992048211 U JP1992048211 U JP 1992048211U JP 4821192 U JP4821192 U JP 4821192U JP 2567392 Y2 JP2567392 Y2 JP 2567392Y2
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JP
Japan
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plate
paper container
folding
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ear plate
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憲一 遠藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液体を収納し得る切妻
型の紙容器に係り、特に紙容器の切妻部の強度を向上さ
せると共に、紙容器の変形を防止可能とした液体紙容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の一般的な紙容器は、例え
ば図4に示す如く、前板1,後板2,両側板3,該前板
1及び後板2の上下端に連設された蓋板4及び底板5,
2本の斜折罫線6を有する折込耳板7及び貼着片8等を
夫々順に連設したブランク板9より構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然るに、前述の図4に
示すブランク板9を折り曲げて図5に示すような切妻型
の紙容器を構成した場合には、2本の直線状の斜折罫線
6を介して三角形状に折り畳まれかつ切妻部に折り込ま
れた折込耳板7と、屋根状に両側に傾斜して形成された
蓋板4とは夫々相互に遊離してしまっていた。従って、
多数の紙容器を積層して保管或いは搬送する場合には、
紙容器の切妻部が上方からの外圧に弱く、強い圧力がか
かった場合にはこの切妻部が押しつぶされ易い等の問題
があった。
【0004】最近になって、例えば実公昭63−485
08号公報に示す如き技術も開発されている。この公知
技術は、切妻型紙容器の胴部と頂部との境界に下方に凸
状円孤の罫線を設けることにより、充填した液体によっ
て紙容器が変形することを防止可能とした容器である。
しかし、前述の後者の技術の場合にも、切妻部に折り込
まれた折込耳板と蓋板とが相互に遊離してしまうので、
上方からの強い圧力がかかった場合には、紙容器の上部
が押しつぶされ、変形してしまう問題があった。
【0005】本考案に係る液体紙容器は前述の従来の問
題点に鑑み開発された全く新規な技術であって、特に切
妻部に三角形状に折り畳まれて折り込まれる上方折込耳
板に特定の形状を持った斜折罫線を設けることによっ
て、切妻部に折り込まれる上方折込耳板が下方から蓋板
を押し上げて両者を相互に密着させ、これによって切妻
部の強度を増加せしめるようにした全く新規な技術であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る液体紙容器
は、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であっ
て、その要旨は後板,両側板,前板,貼着片,該前板と
後板との上下端に夫々連設された蓋板及び底板,両側板
の上下端に夫々連設された2本の斜折罫線を有する上下
方の折込耳板,貼着片等を夫々順に連設したブランク板
より組み立てられる切妻型液体紙容器に於いて、前記上
方折込耳板の2本の斜折罫線は夫々外方に円孤状に突出
した斜円孤折罫線で形成されていることを特徴とした液
体紙容器である。
【0007】
【作用】本考案に係る液体紙容器は、上述の如く、切妻
型液体紙容器に於いて、上方折込耳板の2本の斜折罫線
を夫々外方に円孤上に突出した斜円孤折罫線で形成した
ので、この上方折込耳板を三角形状に折り畳んだ際に、
上方折込耳板の両側の稜線を外方に円孤上に突出させる
ことが出来る。
【0008】従って、このように稜線が外方に円孤状に
突出された上方折込耳板を切妻部内に折り込むことによ
って、この上方折込耳板の円孤状稜線で切妻部の両側の
蓋板を下方から押し上げ、これ等の蓋板を前述上方折込
耳板の稜線と同一の形状に弯曲させると共に、上方折込
耳板の稜線と蓋板とを相互に密着させてこの部分の紙厚
を2倍にすることが出来る。
【0009】
【実施例】図により、本考案に係る液体紙容器の一実施
例を具体的に説明すると、図1は本考案に係る液体紙容
器の斜視図、図2は図1の紙容器のブランク板の展開
図、図3は図1に示す紙容器の側面図である。
【0010】図2に於いて、10は本考案に係る液体紙
容器のブランク板であって、折罫線を介して、前板1
1,両側板12,後板13,蓋板14,底板15,2本
の外方に円弧状に突出した斜円孤折罫線16と水平円孤
折罫線17とを有する上方折込耳板18aと、2本の直
線状の斜折罫線19を有する下方折込耳板18bと、貼
着片20とより形成されている。
【0011】上記ブランク板10は、2本の外方に円弧
状に突出した斜円孤折罫線16と水平円孤折罫線17と
を有する上方折込耳板18aが、両側板12の上端に連
設されている以外は、前述の図4に示す従来の紙容器の
ブランク板9と全く同一であるので、その他の詳細につ
いては説明を省略する。上述の構造を有するブランク板
10は、図1及び図3に示す如く、折り畳み組み立てる
ことによって紙容器を構成することが出来る。
【0012】特に、本考案のブランク板10では、上方
折込耳板18aに2本の外方に円孤状に突出した斜円孤
折罫線16が設けられているので、上方折込耳板18a
を三角形状に折り畳むと、上方折込板18aの両側の稜
線を自動的に外方に円孤状に突出した稜線に形成するこ
とが出来る。
【0013】従って、上方折込耳板18aを切妻部内に
折り込むと、上方折込耳板18aの円孤状稜線で切妻部
の両側の蓋板14を下方から押し上げ、これ等の蓋板1
4を前記上方折込耳板18aの稜線と同一の形状に弯曲
させると共に、上方折込耳板18aの稜線部と蓋板4と
を相互に密着させてこの部分の紙厚を2倍にすることが
出来る。
【0014】従って、多数の液体紙容器を積層して、各
容器の切妻部に上方から強い外圧がかかった場合にも、
この切妻部は、妻板4と上方折込耳板18aの稜線部と
で紙厚が二重になるで強度的に強く、この部分が変形し
たり、或いは押しつぶされることを防止することが出来
る。本考案では、更に上方折込耳板18aの下縁が水平
円孤折罫線17で円孤状に形成されているので、この水
平円孤折罫線17の作用で紙容器の中段部が変形するこ
とを防止出来る。
【0015】
【考案の効果】本考案に係る液体紙容器は、上述の如き
構造と作用とを有するので、切妻部に折り込まれる上方
折込耳板によって両側の蓋板を外方に弯曲させると共
に、上方折込耳板の稜線部と蓋板とを相互に密着させる
ことが出来る。従って、上方折込耳板と蓋板との密着部
分の紙厚を2倍にし、この部分の強度を著しく向上せし
め、これによって液体紙容器が上方からの外圧によって
変形したり、或いは押しつぶされることを防止出来る。
【0016】また、本考案に係る液体紙容器は全体の構
造が簡単であり、従来のこの種の容器と同様に折り畳み
組み立てることによって、切妻部の蓋板を自動的に弯曲
させることが出来ると共に、この部分を著しく強化せし
めることが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る液体紙容器の斜視図である。
【図2】図1の紙容器のブランク板の展開図である。
【図3】図1に示す紙容器の側面図である。
【図4】従来の液体紙容器のブランク板の展開平面図で
ある。
【図5】図4のブランク板の組立側面図である。
【符号の説明】
1 前板 2 後板 3 両側板 4 蓋板 5 底板 6 斜折罫線 7 折込耳板 8 貼着片 9 ブランク板 10 ブランク板 11 前板 12 両側板 13 後板 14 蓋板 15 底板 16 斜円孤折罫線 17 水平円孤折罫線 18a 上方折込耳板 18b 下方折込耳板 19 斜折罫線 20 貼着片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前板11、両側板12、後板13、蓋板1
    4、底板15、上方折込耳板18a、2本の直線状の斜
    折罫線19を有する下方折込耳板18b、貼着片20等
    を夫々折曲線を介して順に連設したブランク板10より
    組み立てられる切妻型液体紙容器に於いて、前記上方折
    込耳板18aの下端両隅から上縁中央に夫々外方に円弧
    状に突出した斜円弧折罫線16を設けて構成したことを
    特徴とした液体紙容器。
JP1992048211U 1992-06-18 1992-06-18 液体紙容器 Expired - Fee Related JP2567392Y2 (ja)

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JPH061219U JPH061219U (ja) 1994-01-11
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JPH061219U (ja) 1994-01-11

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