JP2565607B2 - 外 壁 - Google Patents

外 壁

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JP2565607B2
JP2565607B2 JP3315042A JP31504291A JP2565607B2 JP 2565607 B2 JP2565607 B2 JP 2565607B2 JP 3315042 A JP3315042 A JP 3315042A JP 31504291 A JP31504291 A JP 31504291A JP 2565607 B2 JP2565607 B2 JP 2565607B2
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Japan
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vertical frame
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JP3315042A
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JPH05148920A (ja
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祐司 玉川
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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  • Building Environments (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレハブ住宅等の、外
壁パネルにより形成される外壁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりプレハブ住宅等の工業化住宅に
おいては、その躯体や外装および内装関係の部材等を規
格化し、予め工場において各部材を製造することによっ
て、現場での施工作業の省力化や簡略化が図られてい
る。
【0003】図3はこのような工業化住宅における外壁
の一例を示す図であり、この図において符号1は外壁で
ある。この外壁1は、複数の外壁パネル2が接着および
釘打ちによって面方向に連接され、さらに室内側に石膏
ボード3、クロス(図示略)が貼設され、屋外側に防水
シート4、サイディング材5等の外装材が貼設されて形
成されたものである。ここで外壁パネル2は、工場で予
め、縦框材6と横框材7とを矩形枠状に配し、その内部
に補強芯材8を縦横に配して枠体とし、さらに枠体内に
遮音材,断熱材としてのロックウール等(図示略)を充
填した状態で枠体の表裏面に面材9を貼設したものであ
る。
【0004】ところで、このような外壁パネル2からな
る外壁1にあっては、外装仕上げとして、前記外壁パネ
ル2,2間に少なくとも外側よりコーキング材を充填す
るコーキング処理を施し、外壁パネル2,2間の止水処
理を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなコーキング処理がなされた外壁にあっても、コーキ
ング材が長年風雨にさらされることによってその水密性
が低下することが予想されるため、より耐久性の高い止
水処理が望まれている。
【0006】また、前記外壁では、外壁パネル内の湿気
が外気温により露点温度以下に冷却されてしまうことに
起因し、外壁パネルの内部において結露が生じてしまう
恐れがあり、その場合に外壁パネルの耐久性が損なわれ
る結果となってしまう。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、水密性あるいは結露防止の機能を有する外壁を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、縦框材と横框
材とが矩形枠状に組まれた枠体と、この枠体の表裏両面
に貼設された面材とからなる外壁パネルが、その面方向
に複数連接され、その外側の面に防水シート、サイディ
ング材等の外装材が貼着され、室内側の面に石膏ボード
が貼着されて形成された外壁において、前記外壁パネル
が、互いに接合される縦框材の接合面に前記面材の面方
向に段差をもってなる段差部を有し、かつ該段差部が、
外壁パネルどうしが連接された際段差部間に縦框材の長
さ方向に沿った空隙を形成するよう構成され、前記外壁
パネルの縦框材に、前記空隙と枠体内とを連通せしめる
貫通孔が設けられたことを解決手段とした。
【0009】
【作用】本発明における外壁によれば、外壁パネル同士
を連接する際、縦框材間の空隙に予め防水材を充填して
おくことにより、その水密性が高まる。また、縦框材間
の空隙とこれに連通する貫通孔により外壁パネル内への
外気の流通が可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の外壁を実施例によって詳しく
説明する。図1は本発明の外壁の一実施例を示す図であ
り、この図において符号30は外壁である。この外壁3
0は、複数の外壁パネル31を連接し、さらにその外側
の面に防水シート13、サイディング材14等の外装材
を貼着し、室内側の面に石膏ボード12、クロス(図示
略)を貼着したものである。
【0011】外壁パネル31は、縦框材36と横框材3
7とを矩形枠状に配し、その内部に縦横に補強芯材38
…を設け枠体とし、この枠体の両面にそれぞれ面材39
を貼着したものであり、縦框材36,36の接合面に段
差部40が設けられ、この段差部40,40間に空隙4
3を形成するよう構成されたものである。そして、縦框
材36には、この空隙43と枠体内とを連通せしめる貫
通孔44が、補強芯材38…によって区画されている枠
体内の各中空部A,…につき、一つ形成されており、該
貫通孔44および空隙43は通気路として機能するもの
となっている。そして、補強芯材38…のそれぞれに
は、この補強芯材によって区画されている枠体内の各中
空部A,…につき少なくとも一つの、溝状の切欠45が
設けられており、この切欠45も通気路として機能する
ものとなっている。なお、この切欠45に代えて、補強
芯材38の厚み方向に貫通する貫通孔を形成し、これを
通気路としてもよい。各外壁パネル31は、枠体内に遮
音剤,断熱材としてロックウール等(図示略)を充填し
た状態で、枠体の両面にそれぞれ面材39が貼着されて
いる。
【0012】ここで、縦框材36には、外壁パネル31
の両端接合面に、図2に示すように面方向に段差を有し
てなる段差部40が縦框材36の長さ方向に沿って形成
されている。段差部40は、互いに接合される縦框材3
6,36間においてそれぞれ低部41と高部42とが接
合するよう形成されたもので、かつそれぞれその高部4
2の接合面の幅が低部41の面の幅より狭く形成された
ものであり、これによって縦框材36,36が接合され
た際、段差部40,40間に空隙43を形成するよう構
成されたものである。なお、段差部40が縦框材36の
長さ方向に沿って形成されていることから、空隙43も
当然縦框材36の長さ方向に沿って外壁パネル31の上
下に貫通するよう形成されたものとなっている。
【0013】この空隙43内には、予め防水材が充填さ
れていてもよい。防水材としては、例えばエチレン-プ
ロピレン共重合ゴムからなる略円柱状のスポンジと、こ
のスポンジの全周を覆って設けられたブチルゴムからな
るものや、通常用いられるコーキング材が用いられる。
ここで、防水材は、外壁パネル31…を連接するに先立
ち、工場等において、段差部40に接着されあるいは塗
布されて使用されるもので、これによって外壁パネル3
1,31が接合された際、空隙43内に充填されたもの
となるのである。
【0014】このような構成の外壁30にあっては、仕
上げとして外壁パネル31、31間の目地部にコーキン
グ処理がなされた後、長年を経てコーキング材の水密性
が低下しても、縦框材36,36間に防水材が配されて
いることから、外壁30の内側に雨水等が入り込むこと
なく、確実な止水性が確保される。
【0015】また、前記の空隙43内に防水材を充填せ
ずに用いることもできる。このような構成の外壁30を
形成するには、予め工場にて、あるいは施工現場にて、
外壁パネル31…を連接し、その後従来と同様にして床
上に立てて固定する。また、この場合、縦框材36,3
6間の空隙43を例えば天井裏に連通させておき、外気
を空隙43内に導入し得るようにしておく。
【0016】このような外壁30にあっては、縦框材3
6,36間の空隙43に天井裏等からの外気が導入され
ることから、図1中矢印で示すように外気がパネル内部
に流通するようになり、したがって外壁パネル31内の
湿気を通気路を介して外部に放出し、外壁パネル31内
部での結露を防止し得るものとなる。また、夏季におけ
る外壁パネル31自体の温度上昇が抑制されることによ
り、快適な住環境を提供し得るものとなる。
【0017】なお、本発明の外壁は、前記実施例に限ら
れるものではなく、各部材の材質等の具体的構成要件
は、実施にあたり適宜変更可能とされる。また、通気路
の数やその断面形状、寸法、位置等は図示例に限定され
るものではなく、適宜変更して良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の外壁は、
互いに接合される縦框材の接合面に面材の面方向に段差
をもってなる段差部を有し、かつ該段差部が、外壁パネ
ルどうしが連接された際段差部間に縦框材の長さ方向に
沿った空隙を形成し、縦框材に、前記空隙と枠体内とを
連通せしめる貫通孔が設けられたものであるので、外壁
パネル同士を連接する際、縦框材間の空隙に予め防水材
を充填しておくことにより、その水密性が高まり、外壁
の耐久性が向上し、また、防水材を充填しない場合に
は、その空隙と貫通孔を外気が流通し枠体内の空気が流
れ、この外壁を用いるのみで外壁パネル内部での結露を
防止でき、外壁の耐久性が向上する。また、夏季におけ
る外壁パネル31自体の温度上昇が抑制されることによ
り、快適な住環境を提供し得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における外壁の概略構成を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示した外壁の段差部を説明するための断
面図である。
【図3】従来の外壁の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 石膏ボード 13,14 外装材 30 外壁 31 外壁パネル 36 縦框材 37 横框材 38 補強芯材 39 面材 40 段差部 41 低部 42 高部 43 空隙 44 貫通孔 45 切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 611 E04B 2/56 621L 621 644B 644 644D 644H 644K 645A 645 1/68 L

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦框材と横框材とが矩形枠状に組まれた
    枠体と、この枠体の表裏両面に貼設された面材とからな
    る外壁パネルが、その面方向に複数連接され、その外側
    の面に防水シート、サイディング材等の外装材が貼着さ
    れ、室内側の面に石膏ボードが貼着されて形成された外
    壁において、 前記外壁パネルが、互いに接合される縦框材の接合面に
    前記面材の面方向に段差をもってなる段差部を有し、か
    つ該段差部が、外壁パネルどうしが連接された際段差部
    間に縦框材の長さ方向に沿った空隙を形成するよう構成
    され 前記 外壁パネルの縦框材に、前記空隙と枠体内とを連通
    せしめる貫通孔が設けられたことを特徴とする外壁。
JP3315042A 1991-11-28 1991-11-28 外 壁 Expired - Lifetime JP2565607B2 (ja)

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JPH05148920A JPH05148920A (ja) 1993-06-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54131310A (en) * 1978-04-03 1979-10-12 Sekisui House Kk Frame for constructing wall and wall inside ventilating method
JPS6078040A (ja) * 1983-10-03 1985-05-02 積水ハウス株式会社 建物用外壁パネル
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JPH0423145Y2 (ja) * 1985-07-26 1992-05-28

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