JP2565323Y2 - 簡易構築物の屋根 - Google Patents

簡易構築物の屋根

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JP2565323Y2
JP2565323Y2 JP1725092U JP1725092U JP2565323Y2 JP 2565323 Y2 JP2565323 Y2 JP 2565323Y2 JP 1725092 U JP1725092 U JP 1725092U JP 1725092 U JP1725092 U JP 1725092U JP 2565323 Y2 JP2565323 Y2 JP 2565323Y2
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panel
roof
roof panel
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JP1725092U
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利幸 高城
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新日軽株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テラスやカーポート等
に利用される簡易構築物の屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】テラスやカーポート等の簡易構築物の屋
根は、屋根枠体を中骨にて区画し、該区画された各々の
区画部にアクリル等で形成した単位屋根パネルを張設し
てなる。かかる簡易構築物の屋根の従来の構造は、図7
に示すように、中骨2を構成する垂木50及び垂木50
上面に取付ける押え材51で単位屋根パネル3を挟持
し、押え材51を垂木50にビス止めすることによって
固定するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の簡易構築物の屋根は、垂木の上に単位パネルを乗せ、
さらにその上から押え材をビス止めにして固定するとい
う手順で組立てていたため、以下のような欠点があっ
た。
【0004】第一に、簡易構築物の設置位置の上方に建
物の突出部があって上記簡易構築物の屋根と上記突出部
の下面との隙間が狭い場合、押え材のビス止めが困難で
あった。第二に、バルコニー等のように高所において設
置作業を行なう場合、上記バルコニー等の外側に乗り出
して単位屋根パネルの固定作業を行なわなければならず
危険であった。本考案は、簡易構築物の内側から単位屋
根パネルの固定作業ができるようにし、上述した欠点を
解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の簡易構築物の屋根は、方形状に枠組みされ
た屋根枠体を中骨にて区画し、該区画された複数の区画
部に単位屋根パネルを張設してなり、下記要件を備えた
ことを特徴とする。 (イ)上記各区画部の内周縁に形成したパネル受部の下
側に上記単位屋根パネルを上記内周縁の適宜位置に取付
けた複数のパネル仮止ブロックによって仮止めしてな
る。 (ロ)上記単位屋根パネルを、屋根枠体の妻材及び中骨
に取付ける押え縁材によって下側から固定してなる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。なお、本実施例では本考案をテラス屋根に
おいて実施した例について説明する。図1は本考案の一
実施例であるテラスを示す斜視図、図2は図1のA−A
方向の部分断面図、図3はB−B方向の部分断面図であ
る。本実施例によるテラス屋根は、図示のように方形状
に枠組みされた屋根枠体1と、屋根枠体1を平行かつ等
間隔に区画する中骨2と、この中骨2によって区画され
た複数の区画部20に張設した単位屋根パネル3とから
なる。
【0007】上記屋根枠体1は、建築物の壁等に取付け
られる上部枠材11と、適宜支柱4に支持される桁材1
2と、上部枠材11及び桁材12の両端に各々連接する
妻材13とからなる。妻材13は、桁材12側の端部付
近を下方に曲げて中骨2と略同形状に形成してあり、中
骨2を流用してもよい。
【0008】上記中骨2は、屋根枠体1の妻材13に平
行に等間隔で複数並設してあり、屋根枠体1の内側を複
数の区画部20に区画している。また中骨2の桁材12
側の端部付近は妻材13と同様に下方に曲げてある。し
たがって、上部枠材11と桁材12と中骨2とによって
(両端の区画部20においては、さらに妻材13とによ
って)囲まれて形成された区画部20は、全体として縦
長の略方形であり、また図1に示すように桁材12付近
で下方に湾曲した形状となっている。
【0009】中骨2には、図3に示すように、側辺から
水平突出する、単位屋根パネル3を下方より当接するパ
ネル受部21を、一体に形成してある。なお、上部枠材
11及び妻材13の内側側辺には同様のパネル受部が、
桁材12の上辺には単位屋根パネル3の前端を載置する
載置部14が設けてある。これらのパネル受部21等及
び載置部14によって単位屋根パネル3が屋根枠体1内
の区画された領域で位置決めされることとなる。なお、
上述したように、妻材13は一方の側辺(内側側辺)に
のみパネル受部を有すること以外は中骨2と全く同一の
構成であるため、以下両者を区別することなく中骨2と
して説明する。
【0010】中骨2の側辺には、パネル受部21から単
位屋根パネル3の厚みと同程度の距離だけ離れた位置
に、適当な間隔で複数のパネル仮止ブロック22を装着
してある。パネル仮止ブロック22は、図示のように中
骨2の側辺に設けられた貫通孔に挿入して装着してあ
る。また、パネル仮止ブロック22は、後述する押え縁
材23の取付けに際して邪魔とならないよう所定以下の
厚みとする必要がある。
【0011】また中骨2の側辺には、その長手方向略全
域に亙る断面L字形状の押え縁材23を取付けてある。
そして、図3及び図5に示すように、パネル受部21と
押え縁材23とによって単位屋根パネル3を上下から挟
持してある。ここで、パネル受部21と押え縁材23と
は、図示のようにタイト材を介して単位屋根パネル3を
挟持するため、単位屋根パネル3を傷つけることなく固
定することができる。なお本実施例では、押え縁材23
はねじ止めにより中骨2に取付けられているが、他の方
法によって取付けてもよい。
【0012】以上のように構成することによって、後述
するように単位屋根パネル3を張設する際、単位屋根パ
ネル3を下側から当接しパネル仮止ブロック22によっ
て仮止めした状態で、容易に押え縁材23の固定作業を
行なうことができるなお、上述した構成のうち、屋根枠
体1の構成及び中骨2の配置については本実施例のもの
に限ることなく種々の構成とすることができる。
【0013】次に、本実施例の組立て手順について図
4、図6を参照して説明する。まず、屋根枠体1を組立
てて、その枠内に複数の中骨2を配設し区画部20を形
成する。次に、中骨2によって区画された複数の区画部
20に、単位屋根パネル3を屋根枠体1の下側、すなわ
ち簡易構築物の内側より当接し、パネル仮止ブロック2
2で保持する。ここで、単位屋根パネル3をパネル仮止
ブロック22で保持する手順としては、主として以下の
3種類が考えられる。
【0014】(第1の手順) まず、単位屋根パネル3を屋根枠体1の下側より押しあ
げて単位屋根パネル3の外周縁を中骨2のパネル受部2
1に当接させる。そして、単位屋根パネル3をパネル受
部21に押し付けた状態のままで中骨2にパネル仮止ブ
ロック22を装着する。
【0015】(第2の手順) まず、区画部20を形成する中骨2にパネル仮止ブロッ
ク22を装着する。次に、単位屋根パネル3の一方の側
辺を中骨2のパネル受部21とパネル仮止ブロック22
との間に挿入する。そして、単位屋根パネル3が、中骨
2に当接するまで深く挿入した上で、別の中骨2のパネ
ル受部21とパネル仮止ブロック22との間に単位屋根
パネル3の他方の側辺の位置を合わせる。最後に、単位
屋根パネル3を滑らせて他方の側辺もパネル受部21と
パネル仮止ブロック22との間に挿入する。
【0016】(第3の手順) まず、区画部20を形成する中骨2の一方のみにパネル
仮止ブロック22を装着する。次に、単位屋根パネル3
の一方の側辺を中骨2のパネル受部21とパネル仮止ブ
ロック22との間に挿入する。そして、単位屋根パネル
3の他方の側辺を押しあげて中骨2のパネル受部21に
当接させる。最後に、単位屋根パネル3をパネル受部2
1に押し付けた状態のままで中骨2にパネル仮止ブロッ
ク22を装着する。
【0017】次に、パネル仮止ブロック22によって単
位屋根パネル3を仮止めしたまま押え縁材23を中骨2
にねじ止めし、パネル受部21と押え縁材23とで単位
屋根パネル3を挟持し固定する。なお、押え縁材23を
中骨2に取付けた状態で、パネル仮止ブロック22は単
位屋根パネル3から離れるように構成してもよい。この
ように若干のあそびを設けることにより、単位屋根パネ
ル3を仮止めする作業が容易になる。もちろん、このよ
うなあそびを設けることなく、常にパネル仮止ブロック
22が単位屋根パネル3に当接しているようにしても差
支えない。以上の手順で中骨2に区画された各区画部2
0の全てに各々単位屋根パネルを張設する。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案による簡易構
築物の屋根は、各区画部の内周縁に形成したパネル受部
の下側に単位屋根パネルを上記内周縁の適宜位置に取り
付けた複数のパネル仮止ブロックによって仮止めしてな
り、さらに妻材及び中骨に取付ける押え縁材によって単
位屋根パネルを固定してなる構成としたため、簡易構築
物の内側から単位屋根パネルの張設作業ができ、簡易構
築物の設置位置の上方に建物の突出部がある場合にも設
置作業が困難となることがないという効果がある。
【0019】また、高所における設置作業でも簡易構築
物の外側に乗り出すことなく容易かつ安全に作業を行な
うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の簡易構築物の屋根の一実施例が利用さ
れる簡易構築物を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】単位屋根パネルの取付け手順を説明する分解図
である。
【図5】単位屋根パネルの固定構造を示す断面図であ
る。
【図6】単位屋根パネルの取付け手順を示す分解図であ
る。
【図7】従来の簡易構築物の屋根の固定構造を示す分解
図である。
【符号の説明】
1 屋根枠体 2 中骨 3 単位屋根パネル 20 区画部 21 パネル受部 22 パネル仮止ブロック 23 押え縁材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状に枠組みされた屋根枠体を中骨に
    て区画し、該区画された複数の区画部に単位屋根パネル
    を張設してなる下記要件を備えたことを特徴とする簡易
    構築物の屋根。 (イ)上記各区画部の内周縁に形成したパネル受部の下
    側に上記単位屋根パネルを上記内周縁の適宜位置に取付
    けた複数のパネル仮止ブロックによって仮止めしてな
    る。 (ロ)上記単位屋根パネルを、屋根枠体の妻材及び中骨
    に取付ける押え縁材によって下側から固定してなる。
JP1725092U 1992-02-24 1992-02-24 簡易構築物の屋根 Expired - Lifetime JP2565323Y2 (ja)

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JPH0569201U JPH0569201U (ja) 1993-09-21
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