JP2565208Y2 - 輻射式火災感知器 - Google Patents

輻射式火災感知器

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JP2565208Y2
JP2565208Y2 JP1991062885U JP6288591U JP2565208Y2 JP 2565208 Y2 JP2565208 Y2 JP 2565208Y2 JP 1991062885 U JP1991062885 U JP 1991062885U JP 6288591 U JP6288591 U JP 6288591U JP 2565208 Y2 JP2565208 Y2 JP 2565208Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、火災の炎を検出して火
災の発生を感知する輻射式火災感知器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】輻射式火災感知器は、受光素子として例
えば焦電形の赤外線検出素子(以下焦電素子という)を
使用し、火災の炎から発する赤外線を検出して火災の発
生を検知するものである。
【0003】このような火災感知器の受光素子は筐体内
に収容され、その受光面を透光窓に対向させて配設され
るが、外部から容易に手等が触れる構造であってはなら
ず、また受光素子は温度、湿度などの環境変化に弱く、
さらに受光面が塵埃や油煙等によって汚染されると特性
が変化するため、透光窓には外部から受光素子を保護す
るための保護板を設ける必要がある。この保護板は火災
特有の波長の赤外線を透過させるために素材が限られた
ものになり、一般にサファイヤが用いられている。
【0004】従来、輻射式火災感知器は、金属材料から
なる鋳物や引き物で筐体を製作し、その透光窓にパッキ
ンを介してサファイヤ板を当接して金属材料からなる押
え金具によりねじ止めしていたが、大形で重量も大きく
なりその上高価になるなど、種々問題があった。そこで
最近では小形軽量化及びコストの低減化のために筐体を
合成樹脂で成型したものが一般に使用されている。
【0005】図5は合成樹脂製の筐体を使用した従来の
輻射式火災感知器の一例を示す断面図である。図におい
て、60は筐体で、底板62を有する円筒状の本体61
と、係止爪64によって本体61に結合されたカバー6
3とからなり、カバー63は本体61に結合される円筒
部と傾斜部とによりほぼ富士山状に形成され、上面に設
けた凹部65には透光窓66が設けられている。67は
凹部65内に嵌入され、接着剤68によりカバー63に
接着固定されたサファイヤからなる保護板である。
【0006】69は増幅回路、火災判別回路、スイッチ
ング回路等(図示せず)を構成する電気部品が搭載され
たプリント基板で、筐体60内に収容され、ねじ70に
より底板62に固定されている。71は炎の赤外線を受
光検出する受光素子で、円筒状のマウント73を介して
プリント基板69上に搭載され、そのリード線72がプ
リント基板69にはんだ付けされている。なお、このと
き、受光素子71は保護板67に対向し、かつ近接した
位置に配設される。
【0007】上記のような輻射式火災感知器は、透光窓
66にサファイヤ板からなる保護板67が取付けられて
いるので、外部から受光素子71に触れることがなく、
また塵埃や油煙等によって汚染されたり環境の変化によ
って特性が変化することもない。なお、保護板67は、
接着剤68で接着する代りに合成樹脂製の止め部材をね
じ止めして固定したものもある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の輻
射式火災感知器において、保護板67を接着剤で透光窓
に接着する場合は、接着部分が狭小なためきわて面倒で
あり、その上接着剤が透光窓66側に垂れてその除去に
多くの工数を要し、また、保護板67をねじ止めする場
合は筐体にねじ穴を加工するのが面倒であるばかりでな
く、ねじ止めに多くの工数を要するなど、いずれの場合
も作業性が悪くコストアップは避けられなかった。
【0009】本考案は、上記の課題を解決すべくさなれ
たもので、容易かつ短時間に保護板を装着でき、かつ外
部から取外しができないようにした輻射式火災感知器を
得ることを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案に係る輻射式火災
感知器は、カバーの透光窓の周囲に形成された凹部と、
この凹部の外周側に設けられた複数の係合用の貫通穴
と、保護板の外径より小さい内径の透光穴を有しカバー
の係合用の貫通穴に対応して下方に突設された複数の係
止片を有する押え手段とを備え、カバーの凹部に保護板
を載置し、押え手段の係止片を係合用の貫通穴に挿入し
てその係止部に係止させ、保護板をカバーに固定したも
のである。
【0011】また、本考案に係る輻射式火災感知器は、
カバーの透光窓の周囲に形成された凹部の外周側に設け
た複数の係合手段と、保護板の外径より小さい内径の透
光穴を有し、カバーの係合手段に対応して突設された複
数の係止片を有する押え手段とを備え、カバーに設けた
複数の係合手段を凹部の外周より外側で筐体の内側にほ
ぼ箱状に突設して構成し、凹部に保護板を載置して押え
手段の係止片を係合手段に設けた係止部に係止させ、係
合手段内に充填材を充填したものである。
【0012】
【作用】プリント基板が固定された本体にカバーを結合
し、カバーの上部に設けた透光窓の周囲に形成された凹
部に保護板を載置する。ついで凹部の外周に設けた係合
用の貫通穴に押え手段の係止片を係止させ、保護板を凹
部と押え手段により固定する。この場合、あらかじめ押
え手段により保護板が固定されたカバーを、プリント基
板が固定された本体に結合してもよい。
【0013】また、押え手段の係止片が係止されたほぼ
箱状の係合手段内に例えばシリコンゴムの如き充填剤を
充填し、すき間から塵埃等が侵入するのを防止すると共
に、係止片を強固に固定する。
【0014】
【実施例】図1は本考案実施例の断面図、図2はその平
面図、図3はカバーの分解斜視図、図4は要部の断面図
及び下面図である。図において、10は筐体で、底板1
2を有する円筒状の本体11と、係止爪によって本体1
1に結合されたカバー13とからなり、カバー13は本
体11に結合される結合部と、この結合部から上方に向
って縮径された傾斜部及び傾斜部の上方に形成された結
合部より小径の円筒部とによって構成され、円筒部の上
面には円形の凹部14が形成され、凹部14には同心的
に透光窓15が設けられている。16a,16b,16
cは凹部14の外側で筐体10の内側において下方に向
って箱状に突設され、下方に開口する複数個の係合手段
である係合用の貫通穴で、図4に示すように外側の一部
は開口され、残部により係止部17が形成されている。
【0015】19はパッキン、20は例えばサファイヤ
からなる保護板である。21は合成樹脂を成型してなる
押え手段である押えリングで、中心部には保護板20の
外径より小さい内径の窓穴22が設けられており、下側
にはケース13の貫通穴16a,16b,16cに対向
して係止爪24を備え弾性を有する係止片23a,23
b,23cが突設されている。なお、25はカバー13
の傾斜部に設けられたLEDの表示窓、26はカバー1
3の円筒部の側壁から傾斜部にかけてほぼ等間隔に形成
された複数個のフインである。
【0016】30は筐体10内に収容された電気回路部
で、31は上面に受光素子32が搭載され、下面にプリ
アンプ部(図示せず)が設けられた第1のプリント基
板、33はプリアンプ部等を覆うシールドケースであ
る。
【0017】34はメインアンプ部、火災判別回路部等
が設けられた第1のプリント基板31より大形の第2の
プリント基板で、両プリント基板31,34は導電性の
接続ピンの如きスペーサ35により電気的かつ機械的に
結合されている。
【0018】36は本体31の下面に取付けられ、天井
等に設けられたベースの端子に結合して固定され、かつ
電気的に接続される刃金具で、第2のプリント基板34
は導電性のねじ37により本体11に固定されると共
に、刃金具36に接続されている。なお、第1のプリン
ト基板31と第2のプリント基板34とを絶縁材からな
るスペーサで上下に結合し、両プリント基板31,34
のプリント配線間をリード線等で接続してもよい。
【0019】上記のような輻射式火災感知器を組立てる
には、例えば、受光素子32が搭載された第1のプリン
ト基板31の下にスペーサ35により第2のプリント基
板34が結合された電気回路部30を本体11内に収容
し、ねじ37により第2のプリント基板34を本体11
に固定する。ついで本体11にカバー13を被せ、両者
を一体的に結合する。このとき、受光素子32は所定の
位置、即ち、透光窓15と対向しかつこれに近接した位
置に配設される。
【0020】次に、カバー13の凹部14内にパッキン
19を入れてその上に保護板20を載置する。ついで、
係止片23a,23b,23cをカバー13の貫通穴1
6a,16b,16cとそれぞれ整合させて押えリング
21をカバー13上に載置し、圧下する。これにより係
止片23a,23b,23cはそれぞれ貫通穴16a,
16b,16c内に嵌入され、各係止爪24がその弾性
によって貫通穴16a,16b,16cの係止部17に
それぞれ係止する。この結果、保護板20はパッキン1
9を介してカバー13の凹部14と押えリング21との
間に確実に保持固定される。なお、あらかじめ押えリン
グ21により保護板20を装着したカバー13を、プリ
ント基板31,34が取付けられた本体11に結合して
もよい。
【0021】これにより保護板20は透光窓15に装着
されるが、貫通穴16a〜16cと押えリング21の係
止片23a〜23cとの間に僅かなすき間が生じるの
で、このすき間から水や塵埃等が侵入するのを防止し、
かつ係止片23a〜23cを強固に固定するため、貫通
穴16a〜16c内にシリコンゴムの如き充填材18を
充填して係止片23a〜23cを固定すると共に、保護
板20を密封する。
【0022】上記の実施例では、図1,図2に示すよう
な構造の輻射式火災感知器に本考案を実施した場合を示
したが、図5に示すような火災感知器あるいは本体とカ
バーがほぼ同径の円筒状の筐体からなる火災感知器にも
本考案を実施することができる。
【0023】また、上記の実施例では2枚のプリント基
板により電気回路部を構成した場合を示したが、1枚又
は3枚以上のプリント基板により電気回路部を構成した
輻射式火災感知器にも本考案を実施することができる。
【0024】さらに、箱状の貫通穴16a〜16cを設
けた場合を示したが、円筒状あるいは楕円筒状などの貫
通穴を設けてもよい。
【0025】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
は保護板が取付けられる透光窓の外周に複数個の係合手
段を設け、この係合手段に押え手段の係止片を係止さ
せ、その弾性を利用して保護板をワンタッチで固定する
ようにしたので、取付操作がきわめて容易になり、作業
性を大幅に向上させることができる。また、保護板を押
え手段により固定することにより、外部から取外すこと
ができないので、受光素子を確実に保護することができ
る。
【0026】また、係合手段をほぼ箱状に構成し、押え
手段の係止片を係止させたのちこの係合手段に充填物を
充填するようにしたので、筐体内の受光素子等を密封で
きると共に、係止片を強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の縦断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1のカバーの分解斜視図。
【図4】(a) 図1の要部拡大断面図。 (b) (a)図の下面図。
【図5】従来の輻射式火災感知器の一例の縦断面図。
【符号の説明】
10 筐体 11 本体 12 底板 13 カバー 14 凹部 15 透光窓 16a,16b,16c 貫通穴 17 係止部 18 充填材 19 パッキン 20 保護板 21 押えリング 23a,23b,23c 係止片 24 係止爪 30 電気回路部 31 第1のプリント基板 32 受光素子 34 第2のプリント基板 35 スペーサ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒状の本体及び上面に透光窓を有
    し前記本体に結合されたカバーと、炎から出る光線を透
    過させる素材からなり前記カバーの透光窓に装着される
    保護板と、受光素子が搭載され電気回路部が設けられて
    前記筐体内に収容されたプリント基板とを備えてなる輻
    射式火災感知器において、 前記カバーの透光窓の周囲に形成された凹部と、 該凹部の外周側に設けられた複数の係合用の貫通穴と、 前記保護板の外径より小さい内径の透光穴を有し、前記
    カバーの係合用の貫通穴に対応して下方に突設された複
    数の係止片を有する押え手段とを備え、 前記カバーの凹部に前記保護板を載置し前記押え手段
    の係止片を前記係合用の貫通穴に挿入してその係止部
    係止させ、前記保護板をカバーに固定することを特徴と
    する輻射式火災感知器。
  2. 【請求項2】 有底円筒状の本体及び上面に透光窓を有
    し前記本体に結合されたカバーと、炎から出る光線を透
    過させる素材からなり前記カバーの透光窓に装着される
    保護板と、受光素子が搭載され電気回路部が設けられて
    前記筐体内に収容されたプリント基板とを備えてなる輻
    射式火災感知器において、 前記カバーの透光窓の周囲に形成された凹部の外周側に
    設けた複数の係合手段と、 前記保護板の外径より小さい内径の透光穴を有し、前記
    カバーの係合手段に対応して突設された複数の係止片を
    有する押え手段とを備え、 前記 カバーに設けた複数の係合手段を凹部の外周より外
    側で筐体の内側にほぼ箱状に突設して構成し、前記凹部
    に前記保護板を載置して前記押え手段の係止片を前記係
    合手段に設けた係止部に係止させ、該係合手段内に充填
    材を充填したことを特徴とする輻射式火災感知器。
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