JP2564900B2 - 産業車両用集塵装置 - Google Patents

産業車両用集塵装置

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JP2564900B2
JP2564900B2 JP63184236A JP18423688A JP2564900B2 JP 2564900 B2 JP2564900 B2 JP 2564900B2 JP 63184236 A JP63184236 A JP 63184236A JP 18423688 A JP18423688 A JP 18423688A JP 2564900 B2 JP2564900 B2 JP 2564900B2
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dust
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engine room
cylinder
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隆司 加藤
智明 寺田
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,産業車両のエンジンルームに配設し,エン
ジンルーム内に塵埃等が堆積することがないようにした
集塵装置に関する。
〔従来技術〕
フォークリフトトラック等の産業車両は,第4図及び
第5図に示すごとく,一般にそのエンジンルーム1を車
体フレーム5上に設けたエンジンフード10により被冠し
ている。そのため,エンジン2はその冷却用空気を専ら
エンジンルーム1の下方E方向より吸入している。しか
して,車体が前方C方向に走行している間,エンジンル
ーム内には路面側より塵埃等を巻き上げた塵埃混入空気
が下方E方向より吸い込まれる。そして,該塵埃等はエ
ンジンルーム1内のエンジン2,エアクリーナ8,バッテリ
ー9等の諸機械の上に堆積する。
かかる問題点に鑑みて,第4図に示すごとく,エンジ
ンルーム1内において,燃料タンク52及びオイルタンク
51上に配設したエアクリーナ8及びバッテリー9の上方
にダスト受け皿7を配設し,堆積する塵埃等を集めて廃
棄することが提案されている。
なお,同図において,符号12は座席(シート),符号
6はラジエータ,符号21はファン,符号11はシール材で
ある。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記従来技術においては,次の問題点
がある。
即ち,上記塵埃等はダスト受け皿7に堆積し満杯にな
ると,直ちに廃棄せざるを得ない。また,塵埃等は上記
ダスト受け皿7上でエンジンオイル等のミストが混入す
ると,容易に除去はできない。そして,ダスト受け皿7
内に満杯になった塵埃等を放置しておくと,フォークリ
フトトラックの走行中等の車体の振動により該塵埃等が
ダスト受け皿7よりこぼれ落ちることがある。
本発明は,かかる従来技術の問題点に鑑みてなされた
もので,エンジンルーム内に塵埃等が堆積せず,また除
塵が簡便な産業車両の集塵装置を提供しようとするもの
である。
〔課題の解決手段〕
本発明は,フォークリフトトラック等の産業車両のエ
ンジンルームに配設する集塵装置であって,該集塵装置
はエンジンルーム下方に設けた塵埃混入空気を吸入する
ための空気吸入筒と,該空気吸入筒に連結した吸入管及
びフィルターを有する集塵機とよりなり,上記空気吸入
筒はエンジンルーム下方において,車体進行方向に対し
略直交するよう横設してなり,また該空気吸入筒はその
下部の開口部内に風当てプレートを揺動可能に垂設した
ことを特徴とする産業車両の集塵装置にある。
本発明において,空気吸入筒とはフォークリフトトラ
ック等の産業車両の走行中において,エンジンルームの
下方より塵埃等の混入した空気を吸入するための筒状体
装置をいう(第1図参照)。
また,上記筒状体の形状としては,円筒,多角筒,四
角柱筒等の各種形状のものがある。また,上記空気吸入
筒はエンジンルーム下方において,車体進行方向に対し
て略直交するよう横設する。
また,該空気吸入筒はその下部の開口部に風当てプレ
ートを揺動可能に垂設する。また,上記風当てプレート
は,空気吸入筒内に配設した回転軸に垂設する。これに
より,風当てプレートに風が当ると,回転軸を中心に該
風当てプレートが揺動する。
また,上記集塵機は吸入管及びフィルターを有する。
〔作用及び効果〕
本発明にかかる集塵装置においては,空気吸入筒より
塵埃等を混入した空気を吸入し,吸入された空気は吸入
管を経てフィルターを通過する。そして,このフィルタ
ーにより塵埃が集められる。これらの吸入は吸引式の集
塵機により行う。
しかして,上記空気吸入筒はエンジンルームの下方に
おいて,車体進行方向に対し略直交するよう横設してな
り,またその下部の開口部内に風当てプレートを揺動可
能に垂設してある。そのため,産業車両の走行中におい
ては,該風当てプレートに風が当り,該風当てプレート
が揺動して,走行前方の開口部を大きくする。そのた
め,走行前方に生じた塵埃等を混入した空気を空気吸入
筒内へ容易に吸入することができる。
また,上記フィルターは塵埃等を濾過する。そのた
め,集塵機によりエンジンルーム内に清浄な空気を送り
込むことができる。それ故,塵埃等を濾過したフィルタ
ーを定期的に清掃することにより,簡便に除塵すること
ができる。
したがって,本発明によれば,エンジンルーム内に塵
埃等が堆積することなく,除塵が簡便な産業車両用の集
塵装置を提供することができる。
〔実施例〕
本発明をフォークリフトトラックに適用した例につ
き,第1図〜第3図を用いて説明する。
即ち,本例の集塵装置は,フォークリフトトラックの
エンジンルーム1の下方に設けた空気吸入筒3と,該空
気吸入筒3に連結した吸入管41及びフィルター42を有す
る集塵機4とよりなる。
上記空気吸入筒3は,第1図に示すごとく,本体30の
下部の開口部32内に風当てプレート31を揺動可能に垂設
する。該風当てプレート31は上記本体30内に配設した回
転軸33に垂設する。上記回転軸33は,本体30に枠34によ
り支持された軸受35に軸支されている。
また,該風当てプレート31はアルミニウム板からな
る。また,上記回転軸33は,上記風当てプレート31と一
体をなし,アルミニウム製棒状体からなる。
また,上記本体30はその下部において,円周の略3分
の1の開口部32を有する。該開口部32は,下方,即ち路
面側に対向させる。
しかして,上記空気吸入筒3は車体進行方向Cに対し
略直交するようエンジンルーム1の下方に横設する。そ
して,上記本体30の一端に吸入管41を連結開口させる。
該吸入管41は,上記空気吸入筒の本体30と同様に強化プ
ラスチックよりなる。
また,吸入管41は第2図及び第3図に示すごとく,そ
の他端を上記フィルター42と連結する。また,該フィル
ター42はその他端を上記集塵機4と連結する。また,該
集塵機4はエンジン2とベルト22を介して回動可能に連
結されている。なお,該ベルト22は,該集塵機4のプー
リー44と,エンジン2のプーリー23との間で張設され
る。
また,上記集塵機4はその一端に空気吐出管43を有す
る。該空気吐出管43は,その先端にエンジンルーム1内
の略中央に向けた空気吐出口430を有する。
本例の集塵装置は,上記のように構成されているの
で,次の作用効果を有する。
即ち,まずエンジン2がフォークリフトトラック走行
のために作動すると,これによりそのプーリー23が回転
する。そして,ベルト22を介して集塵機4のプーリー44
が回転する。そのため,集塵機4が作動し,該集塵機4
の本体に内蔵されているファン45が回動する。また,上
記吸入管41内には負圧が発生する。そして,該負圧は,
上記空気吸入筒3の開口部32より,塵埃等を混入した空
気を吸い上げる。
そして,フォークリフトトラックの走行中において
は,上記開口部32に垂設した風当てプレート31に走行方
向C側より走行風が当たる。そのため,該風当てプレー
ト31は後方であるB方向に揺動傾斜する。そのため,開
口部32は車両進行側において大きい開口を呈する。そし
て,風当てプレート3により,塵埃等を混入した空気は
A方向より空気吸入筒3内に吸い込まれる。
そして,この空気は上記吸入管41の入口411,吸入管4
1,フィルター42を介して集塵機4に送り込まれる。その
ため,吸入空気中の塵埃等はフィルター42により濾取さ
れる。それ故,塵埃等の集塵及び除去廃棄は容易とな
る。
また,フィルター42により清浄化された空気は上記集
塵機4の空気吐出口430よりエンジンルーム1内に送り
出される。また,この清浄化空気はラジエーター6(第
5図参照)にも吹き付けられる。そのため,ラジエータ
ー6の冷却効率も向上する。
したがって,本例によれば,エンジンルーム1内に塵
埃等が堆積しない,かつ除塵が簡便な集塵装置を提供す
ることができる。
なお,本例においては,上記風当てプレート31及び回
転軸33はアルミニウムで構成されているので,比較的軽
量で錆が発生しない。また,上記空気吸入筒3の本達及
び吸入管41は強化プラスチックで構成されているので,
比較的軽量で錆が発生しない。また,塵埃中の小石等が
衝突しても音の発生が少なく,また破損も少ない。
なお,風当てプレート31はアルミニウムに限らず,ゴ
ム製とすることも可能であり,ゴム製にすれば路面上の
障害物と接触した場合の損傷防止効果が大となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の実施例にかかる集塵装置を示
し,第1図は空気吸入筒の斜視図,第2図は集塵装置の
側面図,第3図はその正面図,第4図及び第5図は従来
例の集塵装置を示し,第4図はその正面図,第5図はそ
の側面図である。 1……エンジンルーム, 10……エンジンフード, 2……エンジン, 3……空気吸入筒, 30……本体, 31……風当てプレート, 32……開口部, 33……回転軸, 4……集塵機, 41……吸入管, 42……フィルター,

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォークリフトトラック等の産業車両のエ
    ンジンルームに配設する集塵装置であって,該集塵装置
    はエンジンルーム下方に設けた塵埃混入空気を吸入する
    ための空気吸入筒と,該空気吸入筒に連結した吸入管及
    びフィルターを有する集塵機とよりなり, 上記空気吸入筒はエンジンルーム下方において,車体進
    行方向に対し略直交するよう横設してなり,また該空気
    吸入筒はその下部の開口部内に風当てプレートを揺動可
    能に垂設したことを特徴とする産業車両の集塵装置。
JP63184236A 1988-07-22 1988-07-22 産業車両用集塵装置 Expired - Lifetime JP2564900B2 (ja)

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JP5867485B2 (ja) 2013-11-20 2016-02-24 コベルコ建機株式会社 建設機械
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