JP2564820Y2 - 汚泥掻寄機 - Google Patents

汚泥掻寄機

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JP2564820Y2
JP2564820Y2 JP1992075493U JP7549392U JP2564820Y2 JP 2564820 Y2 JP2564820 Y2 JP 2564820Y2 JP 1992075493 U JP1992075493 U JP 1992075493U JP 7549392 U JP7549392 U JP 7549392U JP 2564820 Y2 JP2564820 Y2 JP 2564820Y2
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JP
Japan
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bush
shaft
sleeve
sprocket wheel
oil
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Application number
JP1992075493U
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JPH0631803U (ja
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政一 田口
真一 鈴木
嘉亮 松村
一男 宮内
哲夫 長谷川
邦昭 橋元
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Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、下水処理装置等に用
いる汚泥掻寄機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の沈殿池などで使用され
るフライト式汚泥掻寄機は図2に示すように、無端に結
合した2条のチェン10に、一定間隔に木製あるいは合
成樹脂製のフライト11を取付け、このフライト11を
沈殿池12の底部に敷設したガイドレール13上を摺動
させて、水中軸14,テークアップ軸15,駆動軸16
を介して駆動装置17により駆動し、沈積した汚泥を静
かに移動させて、沈殿池12の一方端に掻き寄せるよう
になっている。ここで両側のチェンを同期して回動させ
る必要があるため、駆動軸16には一対の駆動スプロケ
ットホイル18を固定して取付け、駆動軸16と駆動ス
プロケットホイル18を同時に回転させる。また水中軸
14やテークアップ軸15のスプロケットホイル19,
20は同期回転の必要はないから、水中軸14やテーク
アップ軸15を固定し、これに各々のスプロケットホイ
ル19,20を回転自在に装着している。図3は水中軸
14及びテークアップ軸15における、スプロケットホ
イル19,20との組合せ部の断面を示すものである。
図3中、19,20はスプロケットホイルで、ステンレ
ス鋼あるいはダクタイル鋳鉄で製造する。そのボス部に
形成された孔にCu−Al合金で形成した円筒状のブッ
シュ21嵌装し、スプロケットホイル19,20とブッ
シユ21とを固定するために、止めネジ22を挿入す
る。スプロケットホイル19,20の、ブッシユ21の
外周側には、油溝23を全周にわたって形成し、その油
溝23と連通するように給油口24を設ける。更にブッ
シユ21には前記油溝23と連通するように油孔25を
設ける。14,15は軸で、機械構造用炭素鋼で製造
し、スプロケットホイル19,20が装着される部分に
熱処理した機械構造用炭素鋼の円筒状のスリーブ26を
嵌着する。またブッシュ21の両外側にはオイルシール
27を装着する。28はカラーでスプロケットホイル1
9,20が軸14,15の軸方向に移動するのを防止す
るものである。
【0003】
【考案が解決しょうとする課題】しかし、上記したCu
−Al合金のブッシュは油による潤滑を必要とし、しか
も注入した油(グリース)が流れ出ることを防止するた
めに、ブッシュの両側にオイルシールを装着する必要が
あって、構造が複雑になる欠点を有していた。本考案は
上記欠点を改善して、給油に要する人手が少なくてす
み、しかも構造の簡易な汚泥掻寄機を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、所定方向に回
動する無端チェンを駆動スプロケットホイル及び従動ス
プロケットホイルに懸架し、無端チェンには複数のフラ
イトを取着した汚泥掻寄機において、従動スプロケット
ホイルの内周面に固定されたブッシュと、軸の外周面に
固定されたスリーブとからなる回転摺動部材の少なくと
も一方の部材をセラミックスで形成すると共に、無給油
でブッシュとスリーブとが回転摺動するようにしたこと
を特徴とするものである。回転摺動部材をセラミックス
で成形したことにより、油による潤滑が不要となり、給
油の人手が省け、又オイルシールが必要なく、構造が簡
易化できる。
【0005】
【実施例】本考案の実施例を図面によって説明する。図
1は本考案の実施例の断面図である。図中1はスプロケ
ットホイルで、従来と同じくステンレス鋼あるいはダク
タイル鋳鉄で製造する。そのボス部に形成された孔にサ
イアロンセラミックス(Si−Al−O−N系セラミッ
クス)で形成した円筒状のブッシュ2を嵌装し、スプロ
ケットホイル1とブッシュ2とを固定するために両者間
にノックピン3を打ち込む。4は軸で、従来と同様に機
械構造用炭素鋼で製造し、スプロケッホイル1が装着さ
れる部分にサイアロンセラミックスで形成した円筒状の
スリーブ5を嵌装し、軸4とスリーブ5とを固定するた
めに、両者間にノックピン6を打ち込む。7はカラー
で、従来と同じようにスプロケットホイル1が軸4の軸
方向に移動するのを防止するものである。
【0006】上記構成においては、スプロケットホイル
1が回転すると、ブッシュ2とスリーブ5との間で回転
摺動が起こるが、ブッシュ2とスリーブ5とが、いずれ
もサイアロンセラミックスであるため、油潤滑を行なう
必要がない。サイアロンセラミックスはそれ自体が耐摩
耗性に優れ、しかもその結晶粒径が2ミクロン程度であ
って平滑度が高いため、油潤滑を行なわなくても十分に
摩耗に耐えられる。又、油潤滑を行なわないから、従来
のようにオイルシールを必要としない。又、サイアロン
セラミックスは電気抵抗が大きいため、スプロケットホ
イル1と軸4との間を電気的に絶縁することになり、電
気的腐食を防止することもできる。本実施例ではブッシ
ユ2とスリーブ5をいずれもサイアロンセラミックスと
したが、ブッシュ2のみ、あるいはスリーブ5のみをサ
イアロンセラミックスとすることもできる。又、駆動軸
の軸受の回転摺動部材も、前記したものと同じ構成にす
ることができることは勿論である。
【0007】
【考案の効果】本考案は上記構成としたから、給油によ
る人手が省け、また構造が簡易化できる汚泥掻寄機を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の断面図である。
【図2】汚泥掻寄機の全体を示す概略断面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 スプロケットホイル 2 ブッシユ 4 軸 5 スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 真一 横浜市戸塚区東俣野231−202 (72)考案者 松村 嘉亮 東京都千代田区丸の内二丁目1番2号 日立金属株式会社内 (72)考案者 宮内 一男 横浜市西区北幸二丁目6番26号 日立金 属株式会社横浜支店内 (72)考案者 長谷川 哲夫 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地 日立金属 株式会社熊谷工場内 (72)考案者 橋元 邦昭 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地 日立金属 工事株式会社 熊谷工場内 (56)参考文献 特開 昭62−186909(JP,A) 実開 昭53−1973(JP,U) 実開 昭53−36868(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に回動する無端チェンを駆動ス
    プロケットホイル及び従動スプロケットホイルに懸架
    し、無端チェンには複数のフライトを取着した汚泥掻寄
    機において、 従動スプロケットホイルの内周面に固定されたブッシュ
    と、軸の外周面に固定されたスリーブとからなる回転摺
    動部材の少なくとも一方の部材をセラミックスで形成す
    ると共に、無給油でブッシュとスリーブとが回転摺動す
    るようにした ことを特徴とする汚泥掻寄機。
JP1992075493U 1992-10-05 1992-10-05 汚泥掻寄機 Expired - Lifetime JP2564820Y2 (ja)

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JP1992075493U JP2564820Y2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 汚泥掻寄機

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JP1992075493U JP2564820Y2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 汚泥掻寄機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0631803U JPH0631803U (ja) 1994-04-26
JP2564820Y2 true JP2564820Y2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=13577862

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630771Y2 (ja) * 1976-06-24 1981-07-22
JPS5630772Y2 (ja) * 1976-09-06 1981-07-22
JPS62186909A (ja) * 1986-02-13 1987-08-15 Asahi Malleable Iron Co Ltd 水処理機用シユ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0631803U (ja) 1994-04-26

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